JP4500475B2 - 受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクドライブ(HDD)などの情報蓄積装置を内蔵したデジタル放送受信装置に関し、詳しくは、デジタル放送のコンテンツをHDDに記録する場合に用いて無駄のない、効率よい蓄積が可能なデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のデジタル技術及び、LSI化技術の進歩により、映像・音声・データなどのあらゆる情報がデジタル化されると共に、パーソナルコンピュータ(PC)の普及によるハードディスクドライブ(HDD)の低価格化、大容量化などにより、HDDなどに代表される記録蓄積装置にデジタル化された情報を蓄積して様々な形でその情報を利用することができるようになった。例えば、デジタル放送受信装置にHDD及び、MPEG2デコーダなどを内蔵することにより、デジタルTV放送番組をHDDに蓄積できるようになった。これにより、デジタルTV放送番組を見たいときにいつでも視聴できるいわゆるタイムシフト再生機能など、便利な機能を備えたHDDを内蔵した端末が実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のHDDを内蔵した端末において以下の課題がある。
つまり、HDDを内蔵した端末においてデジタル放送を固定受信しているとき、特にBS/CSデジタル放送を受信しているときには降雨などの影響により受信ストリームにエラーが発生することがある。また、地上デジタル放送においてもOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式且つ周波数及び、時間インターリーブ技術が用いられているものの、移動或いは携帯受信しているとき、弱電界エリアでの受信において、やはり受信ストリームにエラーが発生することがある。
【0004】
従来のHDDを内蔵した端末において受信ストリームをHDDに記録する場合には、エラーなしの受信ストリームのみではなく、エラーありの受信ストリームも記録されることになる。
【0005】
一般的に、エラーがあるストリームをデコードした場合、例えばMPEG2圧縮された映像においては、ブロック歪(或いはエラーがあるTSPだけデコードしないようにすれば画ぬけ)が発生する。また、MPEG圧縮された音声においては、「ブチ」音などのノイズが発生し、エラーの頻度にもよるが視聴に耐えがたいものである。さらに多くのエラーが発生すると、デコード処理さえできなくなる。
【0006】
このような視聴に耐えがたい或いはデコード処理さえ不可能なストリームは、HDDに記録すること自体が無駄であり、容量が限られているHDDなどの蓄積装置には記録しないようにする方が望ましい。また、もしエラーが発生した場合においても、利用者にとって視聴に耐えがたいものとそうでないものを選択して記録できる方が望ましい。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、データを効率良く記録することが可能な受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、特許請求の範囲に開示されている技術的思想を用いればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。図1において、1はチューナ部、2は伝送路復調化処理部、3は多重化分離処理部、4は蓄積装置制御部、5は蓄積装置部、6は情報復号処理部、7はユーザインタフェース部、8はCPU部、9はシステムバス部、10はエラー検出処理部である。同図において、チューナ部1、伝送路復調化処理部2、多重化分離処理部3、蓄積装置制御部4、蓄積装置部5、情報復号処理部6、ユーザインタフェース部7、CPU部8、エラー検出処理部10はそれぞれシステムバス部9で接続されている。
【0010】
本実施の形態におけるデジタル放送受信装置は、図1に示すように、衛星・地上・ケーブルなどの放送伝送網からの受信信号がチューナ1に入力される。チューナ1は選局、検波処理を施し、処理後の出力は、伝送路復調化処理部2に供給される。伝送路復調化処理部2は、デジタル復調及び、誤り訂正処理を施し処理後の出力は、多重化分離処理部3及び、蓄積装置制御部4に供給される。一方、デジタル復調及び、誤り訂正処理の過程におけるストリームのビットエラーレート及び、エラー・インジケータ情報がエラー検出処理部10に供給される。デジタル放送では、情報の伝達にMPEGシステムで規格化されているトランスポート・ストリーム(TS)が用いられているが、TSは188バイト固定長のトランスポート・パケット(TSP)で構成されている。TSPは最初の1バイトは同期バイトであり、次の1ビットが誤り表示(エラー・インジケータ)を示している。これは、パケット中のビット・エラーの有無を示すものであり、上記のように受信ストリームにエラーが発生すると伝送路復調化処理部2においてエラー・インジケータが”1”に設定される(エラーがない場合は”0”)。エラー・インジケータ情報とは、上記エラー・インジケータの情報のことである。
【0011】
エラー検出処理部10は、伝送路復調化処理部2からのビットエラーレート及び、エラー・インジケータ情報をもとに蓄積装置部5を制御するための情報を蓄積装置制御部4に供給する。
【0012】
多重分離化処理部3は、選局された映像/音声データ情報及び、番組ガイド情報などの番組関連情報の分離処理を施し、情報復号処理部6に供給する。番組関連情報は、CPU部8に設置されているメモリの専用領域に取り込まれ、映像/音声データ情報は、情報復号処理部6に供給される。情報復号処理部6は、多重化分離処理部3からの情報を復調し、復調された映像・音声、CPU部8に取り込まれた番組関連情報はユーザインタフェース部7の出力装置である表示装置及びスピーカ装置にて再生される。
【0013】
ユーザインタフェース部7は、例えば、入力装置として図示しないキーボードやマウス或いはリモコンなどを有し、出力装置として映像または文字情報等を表示する図示しないCRTや液晶やPDP等を利用した表示装置及び、音声を出力するスピーカ装置等を有しており、利用者が所定のキー操作を行うことにより、蓄積装置制御部4を介して蓄積装置部5の動作を制御したり、CPU部8を介してチューナ部1に選局動作などの要求情報を出すことができるようになされている。
【0014】
蓄積装置制御部4は、蓄積装置部5に記録する場合には蓄積装置部5を記録モードに設定し、伝送路復調化処理部2からのTSを蓄積装置部5に記録するのに適した形式への変換処理を施して蓄積装置部5に供給する。一方、蓄積装置制御部4は、蓄積装置部5に記録されている情報を再生する場合には蓄積装置部5を再生モードに設定し、蓄積装置部5からTSを抽出し、多重化分離処理部3に供給する。また、蓄積装置制御部4は、蓄積装置部5からの映像・音声・データなどの情報を再生する場合に特殊再生を行ったり、或いはタイムシフト再生を行う場合にもそれぞれの再生が可能なように、蓄積装置部5の動作を制御する。
【0015】
尚、蓄積装置部5は、読書きのアクセス速度の高速化及び蓄積情報を効率的に管理が図れるハードディスクドライブ(HDD)、読書き可能な光ディスク、読書き可能な光磁気ディスク及び、読書き可能な磁気ディスクなどのディスクを利用した蓄積メディアや、半導体を利用した蓄積メディアなどが使用されることが好ましいが、磁気テープなどのテープ媒体を利用した蓄積メディアを使用してもかまわない。
【0016】
CPU8は、上記システムバス9を介して、チューナ部1、伝送路復調化処理部2、多重化分離処理部3、蓄積装置制御部4、蓄積装置部5、情報復号処理部6、ユーザインタフェース部7、エラー検出処理部10における上記で説明した動作を実現するための制御を行う。
【0017】
以下、図2乃至図4を用いて本実発明の具体的な動作例を説明する。図2乃至図4は、本発明のデジタル放送受信装置の動作例を示すフローチャートである。一般的に、BS/CSデジタル放送を受信しているとき、降雨などの影響により受信ストリームにエラーが発生する。また、地上デジタル放送においてもOFDM方式且つ様々なインターリーブ技術が用いられているが、やはり移動或いは携帯受信しているときに弱電界領域での受信において受信ストリームにエラーが発生する。このようなエラーがあるストリームをデコードした場合、例えばMPEG2圧縮された映像では、ブロック歪(或いはエラーがあるTSPだけデコードしないようにすれば画ぬけ)が発生し、また、MPEG圧縮された音声では「ブチ」音などのノイズが発生し、エラーの頻度にもよるが視聴に耐えがたい。
【0018】
蓄積装置部5にデジタル放送の番組を記録する場合、上記視聴に耐えがたいエラーが起こった番組を記録することは無駄であり、容量が限られている蓄積装置では記録しないようにする方が望ましく、そのほうが効率よく記録ができる。
【0019】
視聴に耐えがたいというレベルには個人差があり、ある利用者は一度でもブロック歪或いは画ぬけが発生するとストレスを感じる人もいれば、多少の頻度で生じるブロック歪或いは画ぬけならストレスを感じないという人もいるのが現状であり、それぞれのレベルに合わせて蓄積装置への記録の可否を決めることが望ましい。
【0020】
本動作例は、利用者がエラーの発生状態に応じて蓄積装置への記録可否の制御方法を選択することができるようにするものである。
初めに、ステップ1(S1)において、受信ストリームにエラーがあった場合の蓄積装置部5への蓄積方法について▲1▼「全部記録する」、▲2▼「エラーがあったTSPは記録しない」、▲3▼「エラーがあった場合放送番組全てを削除する」の中から選択する。この選択は、ユーザインタフェース部7の出力装置である表示装置に選択項目を表示し、入力装置であるリモコンなどを用いて項目から選択するようにする。
【0021】
ステップ1(S1)において、▲1▼「全部記録する」が選択された場合にステップ2(S2)に進む。
ステップ2(S2)において、蓄積装置制御部4は全てのストリームを記録するように蓄積装置部5を制御する。その後、処理を終了する。
【0022】
また、ステップ1(S1)において、▲2▼「エラーがあったTSPは記録しない」が選択された場合にステップ3(S3)に進む。
ステップ3(S3)において、どのようなエラーが発生した場合にTSPを記録しないようにするかを▲1▼「全てのエラー」、▲2▼「ビットエラーレートが大きい時」の中から選択する。この選択は、ユーザインタフェース部7の出力装置である表示装置に選択項目を表示し、入力装置であるリモコンなどを用いて項目から選択するようにする。
【0023】
ステップ3(S3)において、(1)「全てのエラー」が選択された場合にステップ4(S4)に進む。
ステップ4(S4)において、エラー検出処理部10は伝送路復調化処理部2から蓄積装置制御部4に供給されるTSPのエラー・インジケータ情報を監視し、エラー・インジケータ情報が“0”(エラーなし)の場合にはステップ5(S5)に進み、エラー・インジケータ情報が“1”(エラーあり)の場合にはステップ6(S6)に進む。
【0024】
ステップ5(S5)において、蓄積装置制御部4にそのエラー・インジケータ情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録するように蓄積装置部5を制御する。ステップ6(S6)において、蓄積装置制御部4にそのエラー・インジケータ情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録しないように蓄積装置部5を制御する。その後、処理を終了する。
【0025】
また、ステップ3(S3)において、(2)「ビットエラーレートが大きい時」が選択された場合にステップ7(S7)に進む。ステップ7(S7)において、予めビットエラーレートの閾値が決められており、エラー検出処理部10は伝送路復調化処理部2から供給されるビットエラーレートが閾値より小さい場合にはステップ8(S8)に進み、閾値より大きい場合にはステップ9(S9)に進む。
【0026】
ステップ8(S8)において、蓄積装置制御部4にそのビットエラーレート情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録するように蓄積装置部5を制御する。ステップ9(S9)において、蓄積装置制御部4にそのビットエラーレート情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録しないように蓄積装置部5を制御する。その後、処理を終了する。
【0027】
さらに、ステップ1(S1)において、▲3▼「エラーがあった場合放送番組全てを削除する」が選択された場合にステップ10(S10)に進む。
ステップ10(S10)において、どのようなエラーが発生した場合に放送番組を削除するようにするかを▲1▼「全てのエラー」、▲2▼「ビットエラーレートが大きい時」の中から選択する。この選択は、ユーザインタフェース部7の出力装置である表示装置に選択項目を表示し、入力装置であるリモコンなどを用いて項目から選択するようにする。
【0028】
ステップ10(S10)において、(1)「全てのエラー」が選択された場合にステップ11(S11)に進む。
ステップ11(S11)において、エラー検出処理部10は伝送路復調化処理部2から蓄積装置制御部4に供給されるTSPのエラー・インジケータ情報を監視し、エラー・インジケータ情報が“0”(エラーなし)の場合にはステップ12(S12)に進み、エラー・インジケータ情報が“1”(エラーあり)の場合にはステップ13(S13)に進む。
【0029】
ステップ12(S12)において、蓄積装置制御部4にそのエラー・インジケータ情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録するように蓄積装置部5を制御する。ステップ13(S13)において、蓄積装置制御部4にそのエラー・インジケータ情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からの記録していたTSPの番組コンテンツ全てを削除するように蓄積装置部5を制御する。その後、処理を終了する。
【0030】
また、ステップ10(S10)において、(2)「ビットエラーレートが大きい時」が選択された場合にステップ14(S14)に進む。ステップ14(S14)において、予めビットエラーレートの閾値が決められており、エラー検出処理部10は伝送路復調化処理部2から供給されるビットエラーレートが閾値より小さい場合にはステップ15(S15)に進み、閾値より大きい場合にはステップ16(S16)に進む。
【0031】
ステップ15(S15)において、蓄積装置制御部4にそのビットエラーレート情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録するように蓄積装置部5を制御する。ステップ16(S16)において、蓄積装置制御部4にそのビットエラーレート情報を送信し、蓄積装置制御部4は伝送路復調化処理部2からのTSPを記録していたTSPの番組コンテンツ全てを削除するように蓄積装置部5を制御する。その後、処理を終了する。
【0032】
以上において設定された設定項目は、CPU部8のメモリ領域に保存され、必要に応じて参照される。以上のようにすることで、利用者にとって視聴に耐えがたいエラーが起こった番組を記録しないようにすることで、容量が限られている蓄積装置に効率よく記録ができるようになる。
【0033】
以下、図5を用いて本発明の別の具体的な動作例を説明する。図5は、本発明のデジタル放送受信装置の別の動作例を示すフローチャートである。
図2乃至図4における動作例では、エラーの発生状態に応じて蓄積装置部5への記録可否を制御するものであったが、図5における動作例は、図2乃至図4における動作例に更に番組のコンテンツのジャンル情報を関連付けて蓄積装置部5への記録可否を制御するものである。
【0034】
これは、例えば、リアルタイムに視聴することが望まれるニュース或いは、スポーツの生中継などの番組コンテンツのジャンルを蓄積装置部5に記録する際にエラーが発生した場合に、デコード映像においてブロック歪(或いはエラーがあるTSPだけデコードしないようにすれば画ぬけ)や、デコード音声において「ブチ」音などのノイズが発生しても記録したい、しかし、それ以外のドラマや映画などの番組コンテンツのジャンルは記録したくないという利用者のニーズに対応するものである。
【0035】
始めに、ステップ16(S16)において、番組コンテンツのジャンルについて▲1▼「ニュース」、▲2▼「スポーツ」、▲3▼「ドラマ」、▲4▼「映画」、▲5▼「娯楽」などのジャンルの中から選択してステップ17(S17)に進む。この選択は、ユーザインタフェース部7の出力装置である表示装置に選択項目を表示し、入力装置であるリモコンなどを用いて項目から選択するようにする。
ステップ17(S17)において、図2において説明したフローチャートに進み、その選択結果及び、ステップ16(S16)において選択されたジャンル情報の双方を関連付けてCPU部8のメモリ領域に保存する。この保存情報は必要に応じて参照される。その後、処理を終了する。
【0036】
この場合のデジタル放送受信装置の動作は、受信ストリームの番組コンテンツのジャンルを監視しつつ、それぞれのジャンルにあったエラー発生時の蓄積装置部5の記録制御を行うことになる。
【0037】
このようにすることで、番組のコンテンツのジャンルに関連付けした、エラーが発生した場合の蓄積装置部5への記録可否を制御することができるようになり、使用者に対する更なる使い勝手が良くなると共に、容量が限られている蓄積装置に効率よく記録ができるようになる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、データを効率良く記録することが可能な受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図。
【図2】 本発明に係る実施の形態におけるデジタル放送受信装置の第1の動作例を説明するためのフローチャート。
【図3】 本発明に係る実施の形態におけるデジタル放送受信装置の第1の動作例を説明するためのフローチャート。
【図4】 本発明に係る実施の形態におけるデジタル放送受信装置の第1の動作例を説明するためのフローチャート。
【図5】 本発明に係る実施の形態におけるデジタル放送受信装置の第2の動作例を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…チューナ部
2…伝送路復号化処理部
3…多重化分離処理部
4…蓄積装置制御部
5…蓄積装置部
6…情報復調処理部
7…ユーザインタフェース部
8…CPU部
9…システムバス部
10…エラー検出処理部
Claims (6)
- デジタル放送を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された放送を復調する復調手段と、
前記復調手段により復調された放送の信号の伝送の誤りを訂正してトランスポートストリームを出力する誤り訂正手段と、
前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのトランスポートパケットを記録する蓄積手段と、
前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのエラーを検出するエラー検出手段と、
前記エラー検出手段における検出結果を用いて前記蓄積手段を制御する蓄積制御手段とを備え、
前記蓄積制御手段は前記エラー検出手段によりエラーが検出されたトランスポートパケットは記録しないように前記蓄積手段を制御することを特徴とする受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置において、
前記エラー検出手段は前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのトランスポートパケットに含まれるビット・エラーの有無を示すエラー・インジケータを用いてエラーを検出し、
前記エラー・インジケータは前記復調された信号が前記誤り訂正手段により誤り訂正される過程で設定されることを特徴とする受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置において、
前記エラー検出手段は前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのビットエラーレートが予め決められたビットエラーレートの閾値より大きい場合はエラーを検出し、
前記誤り訂正手段から出力されたトランスポートストリームのビットエラーレートは前記復調された信号が前記誤り訂正手段により誤り訂正される過程で設定されることを特徴とする受信装置。 - デジタル放送を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された放送を復調する復調手段と、
前記復調手段により復調された放送の信号の伝送の誤りを訂正してトランスポートストリームを出力する誤り訂正手段と、
前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのトランスポートパケットを記録する蓄積手段と、
前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリーム及び前記蓄積手段に記録されたトランスポートパケットから映像データ及び音声データを分離する分離手段と、
前記分離手段により分離された映像データ及び音声データを復号する復号手段と、
前記復号手段により復号された映像データ及び音声データを出力する出力手段と、
前記誤り訂正手段により出力されたトランスポートストリームのエラーを検出するエラー検出処理部と、
前記エラー検出処理部における検出結果を用いて前記蓄積装置部を制御する蓄積装置制御部とを備え、
前記蓄積制御手段は前記エラー検出手段によりエラーが検出されたトランスポートパケットは記録しないように前記蓄積手段を制御することを特徴とする受信装置。 - 請求項4に記載の受信装置において、
前記出力手段は前記復号手段が復号した映像データを表示することを特徴とする受信装置。 - 番組の映像データ、番組の音声データ及び番組に関する情報である番組関連情報を含むデジタル放送を受信し、選局し、検波処理を施すチューナと、
前記チューナにより受信したデジタル放送をデジタル復調及び誤り訂正処理を行ってトランスポートストリームを出力する伝送路復調化処理部と、
前記伝送路復調化処理部により出力されたトランスポートストリームのトランスポートパケットを記録する蓄積装置部と、
前記伝送路復調化処理部により出力されたトランスポートストリーム及び前記蓄積装置部に記録されたトランスポートパケットに分離処理を施す多重分離化処理部と、
前記多重分離化処理部により分離された前記番組関連情報を取り込むメモリを有するCPU部と、
前記多重分離化処理部により分離された前記番組の映像データ、番組の音声データの復号を行う情報復号処理部と、
前記情報復号処理部により復号された番組の映像データ、番組の音声データ、及び前記CPU部に取り込まれた番組関連情報を出力するユーザインターフェイス部と、
前記伝送路復調化処理部におけるデジタル復調及び誤り訂正処理の過程におけるトランスポートストリームのエラーを検出するエラー検出処理部と、
前記エラー検出処理部において検出されたエラーを基に前記蓄積装置部を制御する蓄積装置制御部とを備え、
前記蓄積制御手段は前記エラー検出手段によりエラーが検出されたトランスポートパケットは記録しないように前記蓄積手段を制御することを特徴とする受信装置。
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