JP4500249B2 - 半導体集積回路の設計の方法および設計装置 - Google Patents

半導体集積回路の設計の方法および設計装置 Download PDF

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Description

本発明は半導体集積回路の設計において、スキャンチェーンのリオーダーを行う前と行った後の2つのネットリストについて論理等価性の検証を行う工程を備えた設計の方法および設計装置に関するものである。
半導体集積回路の設計装置は、目的とする設計仕様を実現するための論理回路を設計し、ネットリストを作成する論理合成手段と、そのネットリストを元に論理回路を検証するテスト回路を生成しレイアウトを行うテスト合成手段と、さらにテスト回路のレイアウトをリオーダーするレイアウトリオーダー手段を有している。さらに、リオーダーされたネットリストに対して検証を行う検証手段を有している。本発明は該設計装置に含まれる該検証手段に関わるものである。
図7を用いて半導体集積回路の設計工程の手順を説明する。先ず、ステップS1において、論理合成手段に目的とする設計仕様が入力されて論理合成を行い、ネットリストNET1を生成し記憶装置に保持する。
次にステップS2において、テスト合成手段はネットリストNET1が入力されることでテスト回路とテストプログラムを作成し、さらにレイアウトを行って論理回路の配置と配線情報を含むネットリストNET2を生成する。このときスキャンテストのためのスキャンチェーンが生成される。
スキャンテストは、大規模化する半導体集積回路におけるテスト方法の一つとして一般的に用いられている。すなわち、テストモードに設定すると、論理回路内に配置された複数のフリップフロップ回路(以下FF回路と表記する)を用いてスキャン機能を備えたスキャンFF回路が構成され、このスキャンFF回路を接続配線でチェーン状につなぎスキャンチェーンを形成する。そして、スキャンイン端子からスキャンチェーンを経由して指定された組み合わせ論理回路の入力端子にテストのための入力値を与え、その組み合わせ論理回路が処理して得られた出力値を再びスキャンチェーンを経由してスキャンアウト端子から出力する。出力された値とその組み合わせ論理回路の期待値とを比較することで組み合わせ論理回路の一つ一つを独立に検証することができる。
図8にテスト合成後に生成されたスキャンチェーンを示す
スキャンチェーンはスキャンFF回路10で構成され、それぞれの入力端子SIと出力端子SOが直列にチェーン状に接続されて形成されている。
モード設定回路20は、テスト制御信号TRST、TDI、TMS、TCK等が入力されて、システムモード信号SMを出力しスキャンFF回路を制御する。システムモード信号SMは、システムモード時には“0”が出力され、テストモード時には“1”が出力される。
図9は、スキャンFF回路10の回路構成の例を示している。スキャンFF回路10は、DFF回路11とセレクタ12とNANDゲート13で構成されている。セレクタ12は、システムモード信号SMの信号によって入力端子Dまたはスキャンイン信号SIのいずれか一方を選択してDFF回路11の入力端子Iに接続する。DFF回路12の出力Oは、NANDゲート13に入力され、システムモード信号SMが“1”の時には、スキャンアウト端子SOから出力される。クロック入力端子CKLはシステムクロックが供給される。
システムモードではシステムモード信号SMは“0”に設定されているので、入力端子Dに与えられる入力信号はDFF11の入力端子Iに与えられて、出力端子Oの信号が出力端子Qより出力される。このようにしてスキャンFF回路10は集積回路が目的とするシステムの動作を行うことができる。
スキャンモード時にはシステムモード信号SMは“1”に設定され、スキャンイン端子SIに与えられた信号がセレクタ12で選択され、DFFの入力端子Iに加えられる。DFF11の出力信号OはNAND回路13を経由してスキャンアウト端子SOから出力される。
テスト合成においては、スキャンFF回路は論理的なつながりを参照して選択されるため、レイアウト後のスキャンFF回路の配置は必ずしも対象とする論理回路と近い位置にあるとは限らない。離れた位置にあると、接続のための配線が長くなって配線領域の面積増加し、配線による遅延時間が長くなるなど不都合が生じる。そのため、テスト回路合成後に形成されたスキャンチェーンのスキャンFF回路の置き換えと再配線を行うリオーダーが行われる。
図7のステップS3においてリオーダー手段によって、スキャンFF回路の置き換えが行われ、それに伴って再配置と再配線が行われ、ネットリストNET3が生成される。
図10はリオーダーによってスキャンFF回路置き換えが実行された様子を示している。この例では、SFF−A−B−C−Dの順序で並んでいたスキャンFF回路10が、リオーダーの結果SFF−B−C−A−Dに変わっている。しかしこの変更はテストモード時に使用するスキャンチェーンを構成するFF回路の交換が行われただけであって、システムモード時すなわちシステムモード信号SMが“0”の時にはFF回路はリオーダーされる前のままに接続されていなければならない。
このように、リオーダー工程ではスキャンFF回路10の置き換えが行われ、置き換えに伴う配線の変更が行われるため、変更後にもシステムが正しく動作するかどうかの検証を行わなければならない。さらに、テストモードにおいてテスト回路が正しく動作することも検証しておかなければならない。
リオーダー後のネットリストの論理検証は論理シュミュレータを用いて行うことが可能であるが、設計規模の増大に伴って検証に要する時間が増大し、設計工程の長期化とコストの増大を招いている。そこで、近年開発されてきた論理等価性検証の手法を利用するようになってきた。論理等価性検証は論理回路を式で表現し、2つの論理回路の式同士を比較して一致しているとき等価であると検証する方法で、非常に高速に検証を行うことが可能なところに特徴がある。
図7のステップS4は論理等価性検証を行うための設定を行う手順を示している。ステップS5で、この設定に基づいてリオーダーされる前のネットリストNET2とリオーダー後のネットリストNET3の論理等価性の検証を行う。
次に論理等価性検証について説明する。論理等価性検証を行うために、先ず半導体集積回路を構成する論理回路を式で表現する。そのために、集積回路を構成する論理回路の入力点あるいは出力点を起点にしてその起点の値を決定する回路群を論理コーンとして集積回路を分割し、この各論理コーンを式で表現する。
図11を用いて論理等価性検証による検証方法について説明を行う。図11(a)はテスト合成後のネットリストNET2の中のスキャンFF回路を含む論理回路を取り出したものである。スキャンFF回路10の回路には、信号入力Ainとシステムモード信号SM、および、論理回路B、Cの出力信号が入力され、出力Qを出力する。このように、図11(a)に示す回路は出力端子をQとする論理コーンを形成している。ここで、論理回路17はスキャンFF回路Cであるとする。
図11(a)の回路で構成される論理コーンの出力Qaを式で表現すると、
Qa=X(Ain,B,C,CLK,SM) (1)
と表すことができる。論理等価性検証を行うときは、全ての論理コーンについてこのように式で表現し、検証しようとする2つの回路の全ての式について比較を行う。リオーダーによって集積回路の論理に変更が生じなければ両者は完全に一致する。もし、誤った配置あるいは配線が行われた場合その箇所の式は不一致となりエラーを表示して知らせることができる。このように、式の比較を行うことで2つのネットリストの論理の等価性を検証することができるため、高速な検証を行うことができる。
ところで、図11(b)はリオーダーを行った後のネットリストNET3における上記(a)の部分を示しているが、リオーダーによって論理回路17ではスキャンFF回路CがDに置き換わっている。スキャンFF回路CとDの動作が同じであれば、スキャンチェーンの動作の観点ではどちらの接続であっても同等に動作する。しかし、図11(b)の回路の出力信号Qbは、
Qb=X(Ain,B,D,CLK,SM) (2)
で表される。
論理等価性検証では、QaとQbの論理の等価性が比較される。システムモード時にはシステムモード信号SMが“0”であって、このときはFF回路CおよびDは論理的には接続されていないため一致と判定される。
しかし、テストモード時にはシステムモード信号SMが“1”となり、スキャンFF回路CとDが論理的に接続されるため式(1)と式(2)とは異なるものとなり不一致と判定される。このようにリオーダーによってスキャンFF回路の置き換えが行われたとき、論理等価性検証では全てエラー表示されてしまう。そのため得られたネットリストをそのままで論理等価性検証を行うと大量のエラーが表示されてしまい、本来検出すべき誤配置、誤配線の箇所が埋もれてしまって、エラー原因の場所を確定することが困難になってしまう。
そこで従来は、このような大量のエラー表示の発生を避けるために、論理等価性検証を行うときはシステムモードの動作での検証のみを行うように設定し、テストモードでの検証を省略していた。従って、テスト回路が正常に動作するかどうかは実際に半導体集積回路を作成してテストを実行してみるまで確認することができなかった。
特開2004−78759号公報 特開平11−73448号公報
そこで、テストモード時においても検証を行うための方法が考案されている。テストモードの論理等価性検証を行う場合に、スキャンFF回路が検証対象にならないように設定すれば、余分のエラー表示を防ぐことができる。
第1の方法は、テストモードにおいてスキャンFF回路に入力されるシステムモード信号SM入力端子に直接システムモードの値“0”を設定する方法である。このようにすると、テストモードで論理等価性検証を行ったときも、スキャンFF回路はシステムモードに設定されているためシステムモードに対応する接続が行われる。そのため、リオーダー前後のFF回路の置き換えは式に反映されることがないので、エラー表示の発生を避けることができる。しかし、この方法ではモード設定回路20のSM出力からスキャンFF回路10のSM入力までの論理等価性を検証することができない。
第2の方法は、テストモード時にモード設定回路20の入力にスキャンFF回路のシステムモード信号SM端子に直接システムモードの値“0”を設定する方法である。この方法によっても、第1の方法と同様の効果が得られる。この場合は第1の方法に加えて、モード設定回路20の出力端子からスキャンFF回路10までの配線経路の検証を行うことも可能になる。
さらに第3の方法として、モード設定回路20の入力信号TRST、TDI、TSM、TCK端子等に対して、システムモード信号SMの出力が“0”になる条件に設定を行って論理等価性検証の検証を行う方法がある。この方法によっても方法1と同様の効果が得られる。さらに加えてモード設定回路20の検証も行うことが可能になる。
しかし、第3の方法においてはシステムモード信号SMが“0”固定されると同時にモード設定回路20が出力する他の試験項目に関わる出力値も、特定の値に固定されてしまうため、接続される回路の試験を行うことができない。
このように、第1、第2、第3のいずれの方法においても、スキャンチェーンの論理等価性検証のほかに、システムモード、テストモード設定に付随する回路のリオーダー後の検証を充分に行うことができない。
さらに、上記の方法ではリオーダー工程でスキャンFF回路の置き換えが禁止されている場所の検証を行うことが困難である。RAM周辺のFF回路はスキャンテストを行うときの順序が厳密に設定されている。そのため、リオーダーによってスキャンFF回路の置き換えが行われると正しくテストが実行されなくなる可能性があり、リオーダーを行うことが禁止されている。従って、リオーダー処理を行った後に、リオーダーが禁止されているスキャンFF回路が正しく規則を守っているかどうかを検証することが必要である。しかし、上記第1、第2のいずれの方法でも、スキャンFF回路を検証の対象から外されてしまうため、確認することができない。
さらに、スキャンチェーンのリオーダー工程において、タイミングの調整などの目的でスキャンFF回路の間にラッチ回路が挿入される場合がある。このようにラッチ回路が挿入されたときも、論理等価性検証においては不一致と判定されエラー表示されてしまう。
以上のように、論理等価性検証において本発明が解決すべき課題は下記である。
(1)テストモードにおけるスキャンチェーンを除く周辺の回路に対して、リオーダー工程の前後の論理等価性検証を簡便に行うこと。
(2)リオーダー工程において、置き換えられてならない箇所が変更されていないかどうかを検証する。
(3)論理に関わらないラッチ回路などが不一致判定とされることを避ける。
本発明は、上記課題を解決する手段を備えた半導体集積回路の設計方法および設計装置を提供するものである。
第1の発明によれば、設計装置のテスト合成手段が、第1のスキャンチェーンを含む第1のネットリストを生成する工程と、設計装置のリオーダー手段が、該第1のネットリストをリオーダーして第2のスキャンチェーンを含む第2のネットリストと、スキャン情報を生成する工程と、設計装置の検証手段が、前記第1ネットリストと前記第2のネットリストの論理等価性検証行う工程を含み、前記論理等価性検証を行うときに、前記スキャン情報に基づいて前記第2のスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の接続点に論理等価性検証における切断点を設け、該切断点での論理等価性は論理等価性検証の対象から外すことを特徴としている。
このように、スキャンFF回路の接続点に予め論理等価性検証における切断点を設定し、この切断点での論理等価性は検証の対象から除外することで、仮に切断点に接続されたスキャンFF回路がリオーダーによって置き換えられたとしても検証の対象とはならないため不一致の判定が避けられる。従って、論理等価性検証に対して不要な大量のエラー表示が発生することがなく、エラー表示されたものはリオーダーにおいて何らかのミス、あるいは誤動作の原因があるものとして対策を取ることができる。このようにして、スキャンチェーンを除く周辺の回路に対して検証を行うことが可能になる。切断点の設定はスキャン情報を利用することで容易に自動的に行うことができる。論理等価性検証は、この切断点での論理等価性を検証対象から外す指示が加わるだけである。従って検証作業を簡便に行うことができる。
さらに、第2の発明によれば、前記切断点を設けるとき、前記スキャン情報に基づいてリオーダーが禁止されたフリップフロップ回路間の接続点に該切断点を設けないことを特徴としている。
このようにすることで、リオーダーにおいて誤って変更されるようなことがなかったことを検証することが必要なフリップフロップ回路に対しては、切断点が設けられていないため論理等価性検証が行われる。従って、この場合はスキャンフリップフロップ回路であっても検証を行うことが可能になる。検証が可能な範囲が広くなることで誤配置、誤配線を見つける確率をより高めることが可能になる。
さらに、第3の発明によれば、前記リオーダーの工程において、相互に隣接する前記第2のスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の間に挿入されたラッチ回路をバッファ回路に置き換える工程を含むことを特徴としている。
ラッチ回路が挿入されると論理等価性検証においてはリオーダー前と異なる論理と判定する。しかし、バッファ回路は、論理的には作用を及ぼすことがないため、論理等価性検証においては何もないことと同じである。従って、リオーダーで挿入されたラッチ回路をバッファ回路に置き換わるように設定すれば、論理等価性検証においてエラー表示されることを避けることがきる。
図1は、本発明を用いた半導体集積回路の設計の手順を示している。基本的な手順は図7を用いて先に説明した従来の手順と同じである。ここでは、設計仕様ファイル30は、半導体集積回路が要求される仕様を格納したファイルである。またネットリストファイル31はそれぞれの設計ツールによって作成されたネットリストを格納したファイルである。スキャン情報ファイル32はスキャンチェーンを構成するFF回路に関する情報を格納したファイルである。ラッチ回路情報ファイル33はスキャンチェーンを構成するスキャンFF回路の間に挿入されたラッチ回路に関する情報を格納したファイルである。
ステップS1では設計仕様30に従って論理合成を行い、ネットリストNET1を生成する。次いで、ステップS2ではネットリストNET1を参照してテスト合成とレイアウトを行ってスキャンチェーンを含むテスト回路とテストプログラムを生成し、レイアウトを行って、ネットリストNET2(第1のネットリスト)を生成する。このとき、スキャンチェーンの構成や接続情報等を含むスキャン情報を作成しスキャン情報ファイルSCF1に格納する。
ステップS3では、ネットリストNET2を用いてスキャンFF回路の再配置と再配線を伴うリオーダーが行われ、ネットリストNET3(第2のネットリスト)が生成される。リオーダーによって置き換えが行われたスキャンFF回路に関する情報はネットリストNET3に格納されている。さらにリオーダーに関連して、隣接するスキャンFF回路の間に挿入されたラッチ回路に関する情報をラッチ情報ファイルRCF1に格納する。
ステップS4ではネットリストNET2とNET3の論理等価性を検証するため、検証に先立ち検証装置に対して後述する設定を行う。設定情報はスキャン情報ファイルSCF2と、ラッチ情報ファイルRCF2に格納するようにしておいても良い。
そして、ステップS5では、検証装置を用いてネットリストNET2とNET3の論理等価性を検証する。このときステップS4で設定しておいた設定条件を用いて検証を行う。あるいは、スキャン情報ファイルSCF2とラッチ情報ファイルRCF2を設定条件として参照して検証するように構成しても良い。この検証結果が基準を満たしていたとき設計が終了する。
次に、ステップS4で行う設定と、ステップS5で行う論理等価性検証の具体的な実行手順について、図2を用いて説明する。
ステップS11では、ネットリストNET3で作成されたスキャン情報を参照してスキャンテストで使用するスキャンFF回路を抽出し、スキャンイン端子SIを特定のポイントと定義して、ここに切断点を設ける。論理等価性検証を行うとき、この切断点を検証の対象から外すように条件を設定する。こうすることでリオーダーによってスキャンFF回路の置き換えがあった場合も不一致によるエラー表示がなされることを避けることが可能になる。
ステップS12では、リオーダーが禁止されているスキャンFF回路の抽出を行う。リオーダーが禁止されているスキャンFF回路の中で先頭のものには切断点を設定を行い、2番目以降のスキャンFF回路には切断点を設けない。そのため、ステップS12では抽出されたスキャンFF回路の中から2番目以降についてはステップS11で設定された切断点を除去する。このように設定することでリオーダーが禁止されているスキャンFF回路が変更されるようなことがなかったかどうかを検証することができる。
ステップS13では、リオーダーに伴って設定されたラッチ回路の抽出を行い、抽出されたラッチ回路をバッファ回路に置き換えを行う。
上記設定を行った後に、ステップS14でネットリストNET2とNET3の論理等価性検証を行う。ステップS11よりS13までの設定を行うことで、スキャンFF回路のリオーダーに伴って発生する論理等価性検証で不一致によるエラー表示を避けることが可能になる。
なお、図2に示された手順では、最初に全てのスキャンFF回路に切断点を設け、次にリオーダーが禁止されたスキャンFF回路の切断点を除去しているが、この順序を変更してリオーダー禁止のスキャンFF回路には先頭のFF回路だけに切断点を設け、残りのスキャンFF回路には切断点を設けない処理を行ってから、他のスキャンFF回路に切断点を設定するように変更してもかまわない。
また、ラッチ回路の場合も同様に、バッファ回路に置き換えるステップS13をステップS11、あるいはS12の設定を行う前に実行しておいても、論理等価性検証を行ったとき同様の効果が得られる。
次に上記設定を行う手順について順番に説明を行う。図3はリオーダー後のスキャンチェーンを示している。この図は、先の図10と基本的に同じで、同じ対象には同じ名前を与えてある。この中で、スキャンFF回路10のSFF−AからSFF−Cはリオーダーの対象であるが、SFF−DからSFF−Fはリオーダー禁止とされている。従って、スキャンFF回路SFF−DからSFF−Fはリオーダー前から変更を加えられていない。
さらに図3には、スキャンFF回路10のSFF−FとSFF−Gの間にタイミングを調整するための新たにラッチ回路21(RC)が挿入されている。図3に表されたスキャンチェーンに対して図1のステップS4における設定を行った結果を図4に示す。図4では、リオーダー対象となるスキャンFF回路10の入力SIに切断点CPが設定された状況を示している。
さらに、リオーダーが禁止されているスキャンFF回路10の先頭であるSFF−Dに切断点が設定されている。しかし、続くスキャンFF回路10には切断点が設定されていない。また、ラッチ回路21は、バッファ回路22に置き換えられている。以下に順を追って説明する。
[実施例1]
先ず、切断点の設定について図5を用いて説明する。図5(a)はスキャンチェーンの一部としてスキャンFF回路SFF−AとSFF−Bを切り取ったものである。スキャンFF回路SFF−Bのスキャンイン端子SIはSFF−Aのスキャンアウト端子SOに接続されている。そこで、スキャンFF回路SFF−Bのスキャンイン端子SIを論理コーンLC−1の起点として表すと、図5(b)のように表現すことができる。
この場合、スキャンイン端子SIにはスキャンFF回路SFF−Aのスキャンアウト端子SOが接続されている。従って、この論理コーンは式
SI=A,SO (3)
で表すことができる。
ここで、リオーダーでスキャンFF回路SFF−AがSFF−Cに置き換わったとき、先の論理コーンの式が
SI=C,SO (4)
で表される。このように回路動作は同じであっても、式の上では異なるものに変化したと判断されて、不一致箇所として検出されエラー表示がなされるは前述のとおりである。そのため、本発明では、スキャンFF回路の接続点を特定のポイントと定義し、ここに切断点CPを新たに設けることとする。この切断点は、図5(c)に示すように新たな論理コーンLC−2が挿入されたと表現することができる。図5(c)においてはスキャンFF回路の接続関係を示す論理コーンは式
SI=CP (5)
CP=A,SO (6)
と表すことができる。そして、スキャンFF回路SFF−AがSFF−Cに置き換わったときは、
SI=CP (7)
CP=C,SO (8)
と表すことができる。
従って、式(5)式(6)と式(7)式(8)を比較したとき、異なるのは新たに導入した切断点CPであって、スキャンFF回路SFF−Bに属する論理コーンの式(5)から式(7)の間に変更がないことがわかる。従って、論理等価性検証を行うときに切断点CPを論理等価性検証の対象から外すように条件設定しておけば、切断点CPに対して検証が行われないために不一致の判定が出ず、エラー表示されることを避けることができる。切断点CPの設定は、スキャン情報ファイルSCF1を参照することによって自動的に生成することができる。このようにして生成された切断点を含む設定条件はスキャン情報ファイルSCF2に格納しておくことができる。
このようにして設定をしておけば、論理等価性検証を行うとき、スキャン情報ファイルSCF2を参照して、切断点を検証の対象から外すように条件設定を行えば、テストモードに対して論理等価性検証を行っても余計なエラー表示を引き起こすことがない。従って、論理等価性検証で表示されるエラーは、リオーダー工程で生じたエラーと考えることができるので、原因を調査して誤りを訂正する処理が容易になる。
以上説明したように、本発明による論理等価性検証を行えば、テストモードに対しても検証を実行できるので、従来検証が行えなかったテストモードを設定するための回路や、テストモードが正しく設定されるか等のテスト回路関係に対する検証を行うことができるようになった。
[実施例2]
次に、リオーダーを禁止されたスキャンFF回路の設定方法について説明する。メモリ回路などでスキャン試験を行う場合、メモリ回路全体を対象にしてテストパターンを入力する。ディスターブ試験のような記憶内容が入力信号のタイミングや周辺回路の動作の影響を大きく受ける回路の場合、スキャンFF回路がリオーダーで置き換得ることが許されない。従って、図2のステップS12における設定は、リオーダーでスキャンFF回路が置き換えられていないことと、テストパターンの発生回路はじめ、メモリテスト回路がリオーダーで変わってないことを検証することを目的としている。
図3ではスキャンFF回路10のSFF−DからSFF−Fの置き換えが禁止されている。このときは、置き換え禁止対象のスキャンFF回路に対し、先頭のスキャンFF回路のみに切断点CPを設け、2番目以降のSFF回路には切断点を設けないという条件を設定する。図4ではこの設定によって、スキャンFF回路SFF−Dのスキャンイン端子SIにのみ切断点CPが設定されている。2番目以降のスキャンFF回路SFF−FとSFF−Gでは、ステップS11で設定された切断点が削除されている。
先頭のスキャンFF回路のみに切断点を設定する理由について述べる。先頭のスキャンFF回路10に当たるSFF―Dのスキャンイン端子SIに接続されるスキャンFF回路は、異なる論理回路に属するスキャンFF回路であるため、リオーダーによって置き換えが許されている。従って、先頭のスキャンFF回路の入力に対しては論理等価性検証の対象から外しておく必要がある。リオーダーが禁止されたスキャンFF回路SFF−Dを先頭として続くスキャンFF回路SFF−E、SFF−Fの順序はリオーダー後も変わってはならない。従ってスキャンFF回路SFF−E、SFF−Fのスキャンイン端子SIに切断点CPを設けないように設定しておけば論理等価性検証の検証対象となる。そのため、誤って変更が加えられたときはエラー表示することができる。このようにして設定された結果はスキャン情報ファイルSCF2に格納される。
このように設定しておいて切断点CPを検証の対象から外す論理等価性検証を行えば、リオーダーが禁止されたスキャンFF回路に対しては検証が行われる。そのため、もし誤ってSFF回路が置き換えられたり結線ミスが生じたような場合は不一致が検出されてエラー表示がなされる。
このように、本実施例に示す設定を行うことによって、従来行っていた論理等価性検証方法では検出することができなかったメモリ周り等のスキャン回路の検証を行うことが可能になる。
[実施例3]
次に、ラッチ回路の取り扱いについて説明する。図3にはリオーダーによってスキャンFF回路10の間にRSと表記されたラッチ回路21が挿入された例が示されている。本発明による設定が示された図4では、図3でスキャンFF回路SFF−FとSFF−Gの間に挿入されていたラッチ回路21がBFと表記されるバッファ回路22に置き換えられている。ラッチ回路21はリオーダーを行った際に、スキャンチェーンに変更が加えられることによってタイミング調整が必要になったときなどに自動的に挿入されたり、必要と判断された箇所に手動で挿入される。このラッチ回路の情報はラッチ情報ファイルRCF1に格納されている。
ラッチ回路2は論理値を保持するという機能を持つため論理等価性検証の対象となる。そのためラッチ回路がスキャンFF回路の間に挿入されたときは、スキャンFF回路に切断点CPを設定しただけではエラーとして検出される。
ラッチ回路を挿入したとき、論理コーンを表す式は、
SI=CP (9)
CP=RT (10)
RT=A,SO (11)
で表すことができる。スキャンチェーンの動作ではラッチ回路は論理の値を変更せずに伝えるため信号の処理においては結果に差は出ない。ところが、論理コーンを式で表す場合には式(10)と式(11)で表現される。論理等価性検証は式の上で等価性を比較するため、切断点CPを表す式(10)のみを検証対象から除いても、式(11)がリオーダー前と異なるためエラー表示がなされる。
そこで本発明では、論理等価性検証を行う前に、スキャンチェーン間に接続されたラッチ回路を検出してこれをバッファ回路に置き換える処理を行う。バッファ回路は論理的にはなんら処理を行わない回路なので、式で表すときにはバッファ回路は何もないものとして処理さる。
従って、バッファ回路に置き換えた後に論理コーンを表す式は、
SI=CP (12)
CP=A,SO (13)
となる。式(10)と式(13)は異なるが、切断点CPは検証対象から外すように設定されて論理等価性検証が行われることによって不一致として検出されることがなく、ラッチ回路が原因でエラーが表示されることを防ぐことができる。
スキャンチェーンのリオーダーによってスキャンFF回路の間に挿入したラッチ回路の情報はスキャン情報ファイルSCF1を参照してネットリストNET3の中に格納されている。あるいは、リオーダーで挿入されたラッチ回路の情報を抜き出してラッチ情報ファイルRCF1に格納するようにしても良い。
このようにスキャンチェーンに挿入されたラッチ回路に対する設定を行った後に、実施例1、または実施例2で説明した条件で論理等価性検証を実行すれば、ラッチ回路はバッファに置き換えられているのでスキャンチェーンの検証の際にエラー表示がなされることを避けることができる。
[実施例4]
上記実施例1乃至3では、論理等価性検証を実行する前に予め切断点の設定と、ラッチ回路をバッファ回路への置き換えの設定作業を行っていた。しかし、このような設定を行う代わりに、論理等価性検証の実行中に判断を行いながら検証することによっても同様の効果を得ることができる。この場合は、スキャンFF回路の入力を論理コーンとするように式で表しておき、論理等価性検証の途中でスキャンFF回路に使用されているFF回路かどうかを判定し、検証対象から外すように手順を組むことで実現することができる。
図6に、論理等価性検証の実行中に判断を行う手順を示す。ステップS21ではシステムモード設定信号の設定条件の判断を行う。システムモードに設定されている場合、そのままステップS25で従来どおりの論理等価性検証を行う。次いで、ステップS26で検証対象が最終のものかどうかを判断し、最終でない場合はステップS21にもどり、再び次の検証対象について検証を行う。
テストモードに設定されている場合であれば、ステップS22で検証対象がスキャンFF回路かどうかを判断する。スキャンFF回路の場合はステップS23でリオーダーが禁止されているスキャンFF回路かどうかの判断を行う。リオーダーが禁止されていない場合は論理等価性検証の対象から外す必要があるので、ステップS25は省略し、ステップS26で検証対象が最終かどうかの判断を行う。
ステップS23でリオーダー禁止のスキャンFF回路であった場合はステップS24でそのスキャンFF回路がリオーダー禁止とされるスキャンFF回路の中での順番が先頭かどうかを判断する。先頭であった場合は、その前のスキャンFF回路がリオーダーによって、置き換えられている可能性があるので、ステップS25は省略してステップS26に移る。
ステップS24で、もし検証対象のリオーダーで置き換え禁止のスキャンFF回路の順番が禁止対象のFF回路の2番目以降であった場合は、リオーダーにおいて誤って置き換えが行われていないかどうかを検証する必要がある。そこで、ステップ25に移り論理等価性検証を実施する。
このように、スキャンFF回路について検証を実行する段階で検証対象かどうかを判断し、検証の実行を省略する手順を取ることによって、不必要なエラーの発生を防ぐことができる。
ステップS22で検証対象がスキャンFF回路でない場合、ステップS27でスキャンチェーン内に挿入されたラッチ回路かどうかの判断を行う。スキャンチェーン内にある場合は、ステップS28で検証実行時にはラッチ回路の式をバッファ回路を表す式に置き換えて、ステップS25で論理等価性検証を実行する。
このように、論理等価性検証を実行する各段階で判断を行いながら検証を行っても本発明を実施することができる。この場合には論理等価性検証を行う前に予め設定を用意する必要がない。その代わりに検証を実行する際に判断のためのステップが余計に必要となる。論理等価性検証を実行する処理装置に充分な能力があって、判断するステップに要する時間が負担とならない場合は、予め設定する手順が省略できる分有利になる。どちらの選択を行っても、本発明の実施という意味での差異はない。
本発明を利用することで、リオーダー後のネットリストの論理検証を、テスト合成時に論理検証がすでに行われているリオーダー前のネットリストを基準として論理等価性検証を行うことで高速に、簡便に行うことが可能になる。従って、半導体集積回路の論理設計に要する工数と時間を短くすることが可能になる。
本発明を利用することで、従来充分に検証を行うことが困難であったテストモードでの論理等価性検証が可能となり、テスト回路周辺の大部分の回路の検証を行うことが可能となる。従って、検証で見つからなかったエラーが原因で半導体集積回路が製作された後で不動作原因が見つかるという不都合を回避できるようになる。
本発明を利用することで、スキャンチェーンの中で、リオーダーによる置き換えを禁止されているフリップフロップ回路がリオーダーによって誤って変更された場合を検出することができるようになり、特にメモリ回路のテストがリオーダーミスが原因で実施できないような不都合を避けることが可能になる。
さらに、本発明を利用することで、スキャンチェーンのフリップフロップ回路の間に挿入されたラッチ回路を容易に検証対象から外すことが可能で、論理等価性検証の障害となることを避けることができる。
このようにして、本発明によって安価で、信頼性が高い半導体集積回路を製造することが可能になる。
本発明の半導体集積回路の設計の手順を示す図である。 本発明による論理等価性検証の手順を示す図である。 本発明を実施するリオーダー後のスキャンチェーンを示すである。 本発明の設定を実施したスキャンチェーンを示す図である 本発明による切断点の設定を説明する図である。 本発明の第4の実施例による論理等価性検証の手順を示す図である。 従来技術による半導体集積回路の設計の手順を示す図である。 従来技術によるテスト合成後のスキャンチェーンを示す図ある。 スキャンフリップフロップの構成を示す図である。 従来技術によるリオーダー後のスキャンチェーンを示す図である。 論理等価性検証手順を説明する図である。
符号の説明
10 スキャンFF回路
11 DFF回路
12 セレクタ回路
13 NABDゲート
15、16、17 論理回路
20 モード設定回路
21 ラッチ回路
22 バッファ回路
30 設計仕様ファイル
31 ネットリストファイル
32 スキャン情報ファイル
33 ラッチ情報ファイル

Claims (5)

  1. 半導体集積回路の設計装置を用いた論理設計において、
    設計装置のテスト合成手段が、第1のスキャンチェーンを含む第1のネットリストを生成する工程と、
    設計装置のリオーダー手段が、該第1のネットリストをリオーダーして第2のスキャンチェーンを含む第2のネットリストと、スキャン情報を生成する工程と、
    設計装置の検証手段が、前記第1ネットリストと前記第2のネットリストの論理等価性検証行う工程を含み、
    前記論理等価性検証を行うとき、前記スキャン情報に基づいて前記第2のスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の接続点に論理等価性検証における切断点を設け、該切断点での論理等価性は論理等価性検証の対象から外すことを特徴とする半導体集積回路の論理設計の方法。
  2. 前記切断点を設けるとき、前記スキャン情報に基づいてリオーダーが禁止されたフリップフロップ回路間の接続点に該切断点を設けないことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の論理設計の方法。
  3. 前記リオーダーを行う工程において、前記第2のスキャンチェーンを構成し、相互に隣接するフリップフロップ回路の間に挿入されたラッチ回路を、前記論理等価性検証を行うときはバッファ回路に置き換える設定を含むことを特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路の論理設計の方法。
  4. 設計装置のテスト合成手段が、第1のスキャンチェーンを含む第1のネットリストを生成する工程と、
    設計装置のリオーダー手段が、該第1のネットリストをリオーダーして第2のスキャンチェーンを含む第2のネットリストとスキャン情報を生成する工程と、
    設計装置の検証手段が、前記第1のネットリストと、前記第2のネットリストの論理等価性検証を行う工程を含み、
    前記論理等価性検証を行うとき、前記スキャン情報に基づいて前記第2のスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の接続点に論理等価性検証における切断点を設け、該切断点での論理等価性は論理等価性検証の対象から外すことを特徴とする論理回路の検証方法。
  5. 第1のスキャンチェーンを含む第1のネットリストを生成するテスト合成手段と、
    該第1のネットリストをリオーダーし第2のスキャンチェーンを含む第2のネットリストと、スキャン情報を生成するリオーダー手段と、
    前記第1のネットリストと、前記第2のネットリストの論理等価性検証を行う論理等価性検証手段を備え、
    前記論理等価性検証手段は、前記スキャン情報に基づいて前記第2のスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の接続点に論理等価性検証における切断点を設け、該切断点での論理等価性を検証の対象から外して論理等価性検証を行うことを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
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