JP4499510B2 - ディジタル同報通信システムの通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば市町村ごとに防災行政用として設置されるディジタル同報通信システムに係わり、特に当該システムで子局として使用される通信装置に関する。
防災行政用のディジタル同報通信システムは一般に、親局と複数の子局、或いはそれに中継局を加えることにより構成される。親局は、例えば市町村庁舎に設置され、子局に向け通報信号を送信する。中継局は山上等の見通しの良好な場所に設置され、上記親局から送信された中継波を同報波に周波数変換して子局に向け送信する。各子局は、上記親局から送信された通報信号を受信し、受信された通報内容をスピーカから拡声出力することにより住民に知らせる。子局には屋外型と戸別型とがあり、屋外型は親局との間で双方向通信が可能である。これに対し戸別型は受信のみ可能である(例えば、非特許文献1を参照)。
ところでこの種のシステムは、子局の選択呼出を可能にするために各子局に識別番号(子局ID)を割り当てている。そして、特定の子局又は子局グループを呼び出す場合に親局は、呼出信号に呼出対象の子局のIDを含めて送信する。これに対し子局は、呼出信号を受信するとこの呼出信号に含まれる子局IDを自己が保持する子局IDと照合し、両子局IDが一致した場合に、続いて親局から送信される通報信号を受信して通報内容を出力する。このように構成することで、例えば地域ごとに子局群を呼び出してその地域特有の通報を行ったり、戸別型の子局を選択的に呼び出すことで特定の役職に就いている住民や消防団に所属する住民を選択的に呼び出すことが可能となる。
「市町村デジタル同報通信システム推奨規格(案)」社団法人電波産業界 平成15年3月。
ところが、子局に割り当てられたIDは子局内に設けられた記憶部に固定的に記憶される。このため、例えば住民の役職変更や消防団等への入退団に伴い子局のIDを変更する必要が生じた場合に、従来では変更対象の各子局の設置場所へシステム管理者が出向き、子局にパーソナル・コンピュータを接続して記憶部内の子局IDを書き換える必要がある。このため、システム管理者の作業負担が大きく、また該当するすべての子局についてIDの変更を終了するまでに多くの時間がかかるという問題点があった。
特に、近年活発に実施または検討されている市町村合併に伴うシステム変更に際しては、一度に多くの子局のID変更が必要となる場合がある。このような場合、ID変更作業に多くの人手と手間を要し、また変更終了までに多くの時間がかかるため、その間システムの信頼性の低下を招き非常に好ましくない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、子局に割り当てられる識別情報を管理担当者が子局設置場所へ出向くことなく簡単かつ確実に変更できるようにし、これにより変更作業の効率を大幅に高め得るディジタル同報通信システムの通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は、識別情報候補の送信機能を備える親局と、各々が呼出のための識別情報を保持する複数の子局とを備え、親局から子局に対し上記識別情報を含む呼出信号及び放送信号を送信し、子局は自己の識別情報を含む呼出信号を受信した場合に引き続き放送信号を受信するディジタル同報通信システムで上記子局として使用される通信装置にあって、操作可能な複数のスイッチと、異なる複数の識別情報候補を記憶する記憶部とを備える。そして、自局の動作モードが識別情報変更モードに設定された状態で、上記スイッチにより識別情報を設定するための操作が行われた場合には、当該複数のスイッチの組み合わせ操作により入力された認証コードを予め記憶されている基本認証コードと照合し、両コードが一致すると上記複数のスイッチの選択操作により指定された識別情報候補を自局の識別情報として設定する。これに対し、親局から識別情報候補の変更要求が送信された場合には、当該親局から送信される識別情報候補を受信して上記記憶部に記憶されている識別情報候補を上記受信された識別情報候補に書き換えるようにしたものである。
したがってこの発明によれば、ある子局において識別情報の変更が必要となった場合に、例えば当該子局において所有者または管理者が新たに設定すべき識別情報候補に対応するスイッチを操作するだけで、識別情報の更新がなされる。このため、システム管理者が逐一子局設置場所へ出向く必要はなくなり、これによりシステム管理者の作業負担は大幅に軽減され、かつ変更に要する時間も短縮される。また、スイッチを操作するだけで変更を行えるので、通信装置の取り扱いに不慣れな子局所有者或いは管理者であっても操作を誤ることなく簡単かつ確実に変更することができる。
近年、全国で市町村合併が活発に実施または検討されている。市町村合併が行われると、それに伴いディジタル同報通信システムについてもシステム統合や変更が行われ、一度に多数の子局のID変更が必要となる。しかしながらこの発明によれば、システム管理者から該当する子局の所有者または管理者に対し変更を指示し、この指示に従い子局の所有者または管理者がスイッチを操作するだけで識別情報が新たな情報に変更される。このため、大掛かりなシステム変更を簡単かつ短時間に完了することが可能となり、これによりシステム管理者側の負担軽減は勿論のこと、変更作業期間の短縮によりシステムの信頼性を高く保持することができる。
またこの発明によれば、親局から送信された識別情報候補を受信して、記憶部に記憶されている識別情報候補を当該受信された識別情報候補に書き換えるようにしているので、子局に記憶された識別情報候補それ自体を変更する必要が生じた場合でも、システム管理者が子局の設置場所に出向くことなく遠隔操作により識別情報候補の変更設定が可能となり、これにより変更作業の効率を高めることができる。
さらにこの発明では、スイッチにより識別情報を設定するための操作が行われた場合に、入力された認証コードを基本認証コードと照合して、両コードが一致した場合にのみ上記複数のスイッチの選択操作により指定された識別情報候補を自局の識別情報として設定するようにしている。したがって、子局の所有者又はその同居人が誤ってスイッチを操作してしまった場合や、他人が故意にスイッチを操作した場合でも、子局の識別情報が変更されないようにすることができる。しかも、認証コードをスイッチの組み合わせ操作により入力するようにしているので、認証コードの入力手段を他に設ける必要がなく、子局の大型化及びコストアップを抑えることができる。
要するにこの発明によれば、操作可能な複数のスイッチの各々に対応付けて異なる複数の識別情報候補を記憶部に記憶しておき、上記スイッチの選択操作に応じて当該選択操作されたスイッチに対応する識別情報候補を自己の識別情報として設定するようにしたことによって、子局に割り当てられる識別情報を管理担当者が子局設置場所へ出向くことなく簡単かつ確実に変更することができるようになり、これにより変更作業の効率を大幅に高め得るディジタル同報通信システムの通信装置を提供することができる。
以下、この発明に係わる通信装置の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係わるディジタル同報通信システムの一実施形態を示す概略構成図である。この実施形態のシステムは、親局BSと、中継局RSと、複数の子局とを備え、親局BSと各子局との間で直接或いは中継局RSを介して双方向又は単方向の無線通信を行う。無線通信方式としては、TDMA−TDD(Time Division Multiple Access−Time Division Duplex)方式が使用される。
親局BSは、例えば市町村役場等に設置されるもので、操作卓1と無線装置2とを備える。操作卓1は、オペレータが所望の子局に対し通報を行う際の呼出指示及び通報音声の入力を受け付ける入力インタフェース機能と、子局から到来する通話信号をシステムオペレータに対し通話レベルで出力する出力インタフェース機能とを備える。無線装置2は、上記操作卓1から出力された呼出信号及び通報信号により変調された下り無線信号を生成し、この生成された下り無線信号を送信する。また、子局から到来した上り無線信号を受信して復調し、この復調により再生された通話信号を操作卓1へ転送して通話レベルで出力させる。なお、上記下り無線信号を子局に対し直接送信する場合には同報波を、また中継局RSを介して送信する場合には同報波とは周波数が異なる中継波を使用する。
中継局RSは、山上等の見通しの良好な場所に設置されるもので、第1及び第2の中継無線装置3,4を備える。第1の中継無線装置3は、上記親局BSの無線装置2から中継波により送信された下り無線信号を受信し、受信された下り無線信号を第2の中継無線装置4に渡す。第2の中継無線装置4は、上記第1の中継無線装置3から渡された下り無線信号を同報波の周波数に周波数変換し、この周波数変換された下り無線信号を子局へ送信する。
子局には、屋外型の通信装置FS1〜FSmと、屋内型の通信装置GS1〜GSnとがある。屋外型の通信装置FS1〜FSmは例えば学校の校庭等に設置されるもので、双方向無線装置5と拡声装置6とを備えている。双方向無線装置5は、親局BSから到来した下り無線信号を復調し、この復調により再生された通報信号を拡声装置6に供給する。拡声装置6は、上記供給された通報信号を近隣の住民に向け拡声出力する。また双方向無線装置5は、図示しない送話部により入力された通話信号を変調して上り無線信号を生成し、この生成された上り無線信号を親局BSに向け送信する機能も備える。
一方、屋内型の通信装置GS1〜GSnは受信機能のみを備えたもので、住民の各住居に設置される。以後この屋内型の通信装置を戸別受信機と呼称する。図2は、この戸別受信機GS1〜GSnの機能構成を示すブロック図である。
戸別受信機GS1〜GSnは、アンテナ11を備えた受信回路(Rx)12と、制御部13と、記憶部14と、スピーカ駆動回路15と、スピーカ16とを備えている。受信回路12は、親局BSまたは中継局RSから同報波により到来する下り無線信号を受信復調し、この復調により再生される呼出信号及び通報信号のディジタルデータを制御部13に与える。スピーカ駆動回路15は、通報信号を増幅してスピーカ16から出力する。
ところで、この実施形態の戸別受信機GS1〜GSnは、ID設定スイッチユニット17と、モード設定スイッチ18とをさらに備えている。ID設定スイッチユニット17は複数のスイッチSW1〜SWkを有する。これらのスイッチSW1〜SWkは、住民が戸別受信機GS1〜GSnの子局識別情報(子局ID)を変更設定する際に操作するもので、例えば押しボタンスイッチまたはディップスイッチにより構成される。モード設定スイッチ18は、戸別受信機GS1〜GSnの制御モードを、一時的に通常制御モードからID変更制御モードに切り替える際に使用するものである。
記憶部14には、ID設定テーブル14aが設けられている。このID設定テーブル14aには、上記ID設定スイッチユニット17を構成する各スイッチSW1〜SWkに対応付けて、異なる複数の子局ID候補と、当該子局ID候補が有効であるか無効であるかを表すフラグが記憶される。このフラグが「有効」に設定された子局ID候補がこの戸別受信機の子局IDとして使用される。図3は、このID設定テーブル14aの記憶データの一例を示すものである。
制御部13は、例えばマイクロコンピュータを備えたもので、この発明に係わる制御機能として、呼出判定機能13aと、通報受信出力制御機能13bと、第1のID変更制御機能13cと、第2のID変更制御機能13dと、認証機能13eとを備える。なお、これらの制御機能はいずれも、図示しないプログラムメモリに格納されたアプリケーション・プログラムをCPU(Central Processing Unit)に実行させることにより実現される。
呼出判定機能13aは、通常制御モードにおいて親局BSから到来した呼出信号からIDを抽出し、抽出されたIDを上記ID設定テーブル14aに記憶設定されている自局の子局IDと照合する。そして、両子局IDが一致した場合に受信機を通報信号の受信モードに設定する。
通報受信出力制御機能13bは、上記呼出判定機能13aにより通報信号受信モードが設定された場合に、親局BSから到来する通報信号を受信し再生する。再生処理では、例えば誤り訂正復号処理及び音声復号処理が行われる。そして、上記再生されたアナログの通報信号をスピーカ駆動回路15に供給し、これによりスピーカ16から通話レベルで出力させる。
第1のID変更制御機能13cは、モード設定スイッチ18によりID変更モードが設定された状態で、上記ID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkの操作を監視する。そして、スイッチSW1〜SWkのいずれかが操作された場合に、当該操作されたスイッチに対応する子局ID候補のフラグを「有効」(ON)とし、それまで「有効」(ON)に設定されていたフラグを「無効」(OFF)とする。
第2のID変更制御機能13dは、モード設定スイッチ18によりID変更モードが設定された状態で、親局BSから子局ID候補の変更要求が到来した場合に、当該変更要求に続いて親局BSから到来する変更データを受信する。そして、受信された変更データに従い、上記ID設定テーブル14aに記憶されている子局ID候補を書き換える。
認証機能13eは、上記モード設定スイッチ18によりID変更モードが設定されたとき、上記第1のID変更制御機能13cの実行に先立ち、認証モードを設定する。そして、上記ID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkの組み合わせ操作パターン(入力認証コード)を予め設定されている基本操作パターン(基本認証コード)と照合し、両操作パターンが一致した場合に上記第1のID変更制御機能13cの制御に移行する。
次に、以上のように構成された戸別受信機GS1〜GSnの動作を説明する。図4は制御部13の制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
制御部13は、ステップ4aにおいてID変更モードの設定の有無を監視する。そしてID変更モードが設定されなければ、上記呼出判定機能13a及び通報受信出力制御機能13bによる通常の制御動作を実行する。
これに対し子局IDを変更するために、戸別受信機GS1〜GSnの所有者がモード設定スイッチ18を操作したとする。そうすると制御部13はステップ4bに移行し、ここでID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkが操作されたか、或いは親局BSから子局ID候補の変更要求が到来したかを判定する。
この判定の結果、親局BSから子局ID候補の変更要求が到来したとすると、制御部13はステップ4cに移行してここで変更データを受信する。この変更データは、変更対象の子局ID候補のデータをスイッチSW1〜SWkの番号に対応付けて記述したデータからなる。そして、制御部13はステップ4dにより、上記受信された変更データに従い、上記ID設定テーブル14aに記憶されている子局ID候補を書き換える。かくして、ID設定テーブル14aに記憶されている子局ID候補のリモート変更がなされる。なお、このリモート変更では、すべての子局ID候補を一括変更することも、また一部の子局ID候補を変更することも可能である。
一方、上記ID変更モードが設定されると制御部13は認証モードを設定する。この状態で、所有者がID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkを所定の組み合わせで操作して認証コードを入力すると、制御部13はステップ4eでこの入力された認証コードを認識し、ステップ4fにより上記認識された認証コードを予め登録してある基本認証コードと照合する。そして両コードが一致すると、上記変更入力操作は正当であると判断してステップ4gからステップ4hに移行し、ここでスイッチSW1〜SWkの操作を検出する。
この状態で、所有者がスイッチSW1〜SWkのうち、事前に電話連絡等によりシステム管理者から通知されたスイッチを操作したとする。そうすると、当該操作されたスイッチをステップ4iにより認識してステップ4jに移行し、ここでID設定テーブル14aに記憶されている対応する子局ID候補のフラグを「有効」(ON)とし、かつそれまで「有効」(ON)に設定されていたフラグを「無効」(OFF)とする。例えば、いま仮に所有者がスイッチSW2を押下したとすると、図3に示すように、このスイッチSW2に対応する子局ID候補ID2に対応するフラグを「有効」(ON)とし、これに対しそれまで「有効」(ON)に設定されていた子局ID候補ID1に対応するフラグを「無効」(OFF)にする。
そして、ステップ4kにより変更結果を表すメッセージを生成し、この生成されたメッセージの合成音声をスピーカ16から通話レベルで出力する。一方、上記認証の結果、変更入力操作の正当性が確認されなかった場合には、制御部13はステップ4mにより不可メッセージを生成して、このメッセージの合成音声をスピーカ16から通話レベルで出力する。なお、戸別受信機にLCDまたはLEDを使用した表示部が設けられている場合には、上記変更結果を表すメッセージ及び不可メッセージの表示データを生成し、この表示データを上記表示部に表示させるようにしてもよい。
かくして、戸別受信機GS1〜GSnの所有者自身による子局IDの変更がなされる。
以上述べたようにこの実施形態では、戸別受信機GS1〜GSnに複数のスイッチSW1〜SWkを有するID設定スイッチユニット17を設けると共に、上記スイッチSW1〜SWkの各々に対応付けて異なる子局ID候補ID1〜IDkを記憶したID設定テーブル14aを設ける。そして、ID変更モードにおいて上記スイッチSW1〜SWkのいずれかが操作された場合に、この操作されたスイッチに対応する子局ID候補のフラグを「有効」(ON)とし、それまで「有効」(ON)に設定されていたフラグを「無効」(OFF)にするようにしている。
したがって、ある戸別受信機において子局IDの変更が必要となった場合に、当該戸別受信機においてその所有者が新たに設定すべき子局ID候補に対応するスイッチを操作するだけで、子局IDの更新がなされる。このため、システム管理者が逐一、戸別受信機が設置されている住民宅へ出向く必要はなくなり、これによりシステム管理者の作業負担は大幅に軽減され、かつ変更に要する時間も短縮される。また、スイッチSW1〜SWkを操作するだけで変更を行えるので、戸別受信機の取り扱いに不慣れな所有者であっても操作を誤ることなく簡単かつ確実に変更することができる。
またこの実施形態では、ID変更モードが設定された状態で、親局BSから子局ID候補の変更要求が到来した場合に、当該変更要求に続いて親局BSから到来する変更データを受信する。そして、受信された変更データに従い、ID設定テーブル14aに記憶されている子局ID候補を書き換えるようにしている。このため、ID設定テーブル14aに記憶されている子局ID候補それ自体を変更する必要が生じた場合でも、システム管理者が戸別受信機が設置されている住民宅へ出向くことなく、親局BSからの遠隔制御により子局ID候補の変更が可能となる。この結果、変更作業の効率を高めることができる。
さらにこの実施形態の戸別受信機は認証機能を備えている。すなわち、所有者がID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkを所定の組み合わせで操作して認証コードを入力した場合に、制御部13がこの入力された認証コードを予め登録してある基本認証コードと照合し、両コードが一致した場合に以降の子局IDの変更操作を受け付けるようにしている。
したがって、戸別受信機GS1〜GSnの所有者またはその同居人が誤ってID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkを操作してしまった場合や、他人が故意にスイッチSW1〜SWkを操作した場合でも、子局IDが変更されないようにすることができる。しかも、認証コードをID設定スイッチユニット17の各スイッチSW1〜SWkの組み合わせ操作により入力するようにしているので、認証コードの入力手段を他に設ける必要がなく、戸別受信機GS1〜GSnの大型化及びコストアップを抑えることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態ではこの発明を戸別受信機GS1〜GSnに適用した場合を例にとって説明したが、屋外型の子局FS1〜FSmにも同様に適用可能である。屋外型の子局FS1〜FSmに適用した場合、当該子局FS1〜FSmの無線装置5は双方向通信機能を備えているので、子局IDの変更後に変更設定された子局IDを上りチャネルを使用して親局BSに通知するとよい。このようにするとシステム管理者は、親局BSにおいて屋外型の子局FS1〜FSmにおける子局IDの変更結果を確認することができる。
また、前記実施形態では認証機能を持たせることにより子局IDの誤変更等を防止するようにした。しかし、それに限定されるものではなく、親局BSから子局IDの変更対象となる戸別受信機GS1〜GSnに対し子局IDの変更期間を規定する制御データを送り、戸別受信機GS1〜GSnは上記規定された子局ID変更期間に限りスイッチSW1〜SWkの操作を受け付けるようにしてもよい。
さらに、戸別受信機GS1〜GSnに、通信ネットワークに接続可能なパーソナル・コンピュータ或いは携帯端末を接続し、戸別受信機GS1〜GSnにおいて子局IDの変更が行われた場合にその変更結果を表す報告データを、上記パーソナル・コンピュータ或いは携帯端末から通信ネットワークを介して親局BSへ送信するようにしてもよい。このようにすると、送信機能を持たない戸別受信機GS1〜GSnであっても、システム管理者は親局BSにおいて子局IDの変更結果を確認することが可能となる。
また、前記実施形態では、呼出判定機能13a、通報受信出力制御機能13b、第1のID変更制御機能13c、第2のID変更制御機能13d及び認証機能13eをいずれも、アプリケーション・プログラムの実行により実現する場合を例にとって説明したが、これらの機能のすべて或いは一部をハードウエアにより実現するように構成してもよい。
その他、ディジタル同報通信システム及びその子局の構成、スイッチの種類やその数、子局IDの変更制御手順と制御内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わるディジタル同報通信システムの一実施形態を示す概略構成図。 図1に示したシステムで使用される戸別受信機の機能構成を示すブロック図。 図2に示した戸別受信機に設けられるID設定テーブルの構成の一例を示す図。 図2に示した戸別受信機による子局ID変更制御の手順と内容を示すフローチャート。
符号の説明
BS…親局、RS…中継局、FS1〜FSm…屋外型通信装置、GS1〜GSn…戸別型通信装置(戸別受信機)、1…操作卓、2…親局無線装置、3,4…中継無線装置、5…屋外無線装置、6…屋外拡声装置、11…アンテナ、12…受信回路(RX)、13…制御部、13a…呼出判定機能、13b…通報受信出力制御機能、13c…第1のID変更制御機能、13d…第2のID変更制御機能、13e…認証機能、14…記憶部、14a…ID設定テーブル、15…スピーカ駆動回路、16…スピーカ、17…ID設定スイッチユニット、18…モード設定スイッチ。

Claims (2)

  1. 識別情報候補の送信機能を備える親局と、各々が呼出のための識別情報を保持する複数の子局とを備え、親局から子局に対し前記識別情報を含む呼出信号及び放送信号を送信し、子局は自己の識別情報を含む呼出信号を受信した場合に引き続き放送信号を受信するディジタル同報通信システムで前記子局として使用される通信装置であって、
    操作可能な複数のスイッチと、
    なる複数の識別情報候補を記憶する記憶部と、
    自局の動作モードを、前記自局の識別情報を変更するためのモードに設定するモード変更手段と、
    前記自局の識別情報を変更するためのモードが設定された状態で、前記親局から識別情報候補の変更要求が送信されたか、又は前記スイッチにより識別情報を設定するための操作が行われたかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記スイッチにより識別情報を設定するための操作が行われたと判定されると、当該複数のスイッチの組み合わせ操作により入力された認証コードを、予め記憶されている基本認証コードと照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合の結果前記両コードが一致すると、前記複数のスイッチの選択操作を検出し、前記記憶部に記憶された複数の識別情報候補のうち前記選択操作により指定された識別情報候補を自局の識別情報として設定する変更制御手段と、
    前記判定手段により、前記親局から識別情報候補の変更要求が送信されたと判定されると、当該親局から送信される識別情報候補を受信して、前記記憶部に記憶させている識別情報候補を当該受信された識別情報候補に書き換える手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記変更制御手段により識別情報の設定が行われた場合にはその結果を表すメッセージを生成し、かつ前記照合手段による照合の結果前記両コードが一致しなかった場合には不可メッセージを生成する生成手段を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
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