JP4498947B2 - 磁気共鳴スペクトルの定量方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴装置で用いられる磁気共鳴スペクトルの定量方法に関する。
一般に、フーリエ変換核磁気共鳴(FT−NMR)法やフーリエ変換電子スピン共鳴(FT−ESR)法などのフーリエ変換磁気共鳴法においては、観測したスペクトルに実数部と虚数部が混合していて、スペクトル観測後に位相補正を行なって、実数部だけのスペクトルと虚数部だけのスペクトルに分離する作業が必要とされる。
これまで、このような磁気共鳴スペクトルを定量する際には、手動またはその他の自動位相補正法を用いて、スペクトルに対して適切な位相補正を行なった後に、スペクトルの実数部の所定の部分を切り出して、その範囲の積分値を求める方法が用いられてきた。
このような場合、積分前に、必ず位相補正を行なう必要があるが、大小複数のピークが含まれるスペクトルに対する自動位相補正は、非常に困難であり、手動での位相補正が必ず必要であった。
特開昭56−14146号公報。
特開昭59−136642号公報。
特開昭63−142249号公報。
特開2004−325407号公報。
従来法では、定量解析手続き中に、手動での位相補正が必ず介在してくるために、解析処理の他の部分を自動化したとしても、完全な自動化はできないという問題があった。
本発明の目的は、上述した点に鑑み、磁気共鳴スペクトルの実数部と虚数部の理論的な関係に基づいて、各ピークの位相補正を行なうことなく、すべてのピークに対して定量が行なえるような、磁気共鳴スペクトルの定量方法を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法は、
磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
(1)直角検波によって実数部スペクトルと虚数部スペクトルを求め、
(2)得られた実数部スペクトル及び虚数部スペクトルについて、積分対象領域に渡る積分値a、bをそれぞれ求め、
(3)前記積分値強度を±sqrt(a2+b2)として求めることを特徴としている。(ここで「sqrt」は平方根「square root」の略である。以下同様。)
また、前記請求項1記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法により得られた磁気共鳴ピーク(磁化)の積分値強度を用いて、磁気共鳴スペクトル測定時の最適パルス幅の自動決定を行なうことを特徴としている。
また、磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
(1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
(2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
(5)ピーク強度がゼロとなる場合の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度とする工程、
から成ることを特徴としている。
また、磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
(1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
(2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
(5)ピーク強度がゼロとなる場合の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度の絶対値とする工程、
(6)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x0)/(x1−x0)の符号(signi)を求め、この符号をスペクトルピーク(磁化)の符号とする工程、
(7)(5)の工程で得られた絶対値と(6)の工程で得られた符号とに基づいて、(signi×sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度とする工程、
から成ることを特徴としている。
また、前記請求項4記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法により得られたスペクトルピーク(磁化)の積分値強度を用いて、磁気共鳴スペクトル測定時の最適パルス幅の自動決定を行なうことを特徴としている。
また、磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
(1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
(2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
(5)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x1)の符号(signi)を求め、この符号をスペクトルピーク(磁化)の符号とする工程、
(6)(5)の工程で得られた符号(signi)に基づいて、(signi×sqrt((xi−x)2+(yi−y1)2)の値を求め、その値をパルス幅計算用最小自乗フィッティング・プログラムに渡す工程、
(7)パルス幅計算用最小自乗フィッティング・プログラムに基づいて、スペクトルピーク(磁化)の大きさのパルス幅依存性を、所定のモデル関数にカーブ・フィッティングさせ、フィッティングされたモデル関数の諸パラメータから、スペクトルの観測に最適なパルス幅を決定する工程、
から成ることを特徴としている。
また、前記磁気共鳴スペクトルは、NMRスペクトルであることを特徴としている。
また、前記磁気共鳴スペクトルは、ESRスペクトルであることを特徴としている。
本発明の磁気共鳴スペクトルの定量方法によれば、磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
(1)直角検波によって実数部スペクトルと虚数部スペクトルを求め、
(2)得られた実数部スペクトル及び虚数部スペクトルについて、積分対象領域に渡る積分値a、bをそれぞれ求め、
(3)前記積分値強度を±sqrt(a2+b2)として求めるようにしたので、
磁気共鳴スペクトルの実数部と虚数部の理論的な関係に基づいて、各ピークの位相補正を行なうことなく、すべてのピークに対して定量が行なえるようになった。
一般に、分光法では、エネルギーに比例した量を横軸とし、それに対する吸収や共鳴の強度を縦軸として、スペクトルを得ることが多い。FT−NMR法やFT−ESR法などのフーリエ変換磁気共鳴分光法の場合は、ある周波数に対する共鳴の強度をスペクトルとして得るが、このとき、横軸の共鳴周波数は、共鳴エネルギーに比例する量であることが知られている。したがって、共鳴エネルギーの分布は、そのまま共鳴周波数の分布になるため、その実数部の分布は、一般に偶関数で表わされる分布を取る。
ここで、偶関数の例として、ローレンツ型分布(コーシー分布)関数の場合を例に取ると、共鳴ピークの実数部の形状f(x)は、次のような式で表わされる。
Figure 0004498947
ここで、πは円周率、T2は緩和時間に関する定数、x0は共鳴ピークの中心周波数である。このとき、互いに90゜位相の異なる、実数部のスペクトル(f(x))と虚数部のスペクトル(g(x))は、ヒルベルト変換の関係にあるので、共鳴ピークの虚数部の形状g(x)は、次のような式で表わされる。
Figure 0004498947
したがって、虚数部スペクトルと実数部スペクトルとは、積分と微分の関係にあり、実数部スペクトルが偶関数のとき、虚数部スペクトルは奇関数になる。
この関係は、スペクトルのピーク形状がローレンツ型分布でないときにも、一般に得られたピークを偶関数の重ね合わせとして表わすことが可能なので、実数部と虚数部が、偶関数と奇関数である、という関係は、すべてのスペクトルに対して成り立つ関係である。
更に、このスペクトルを積分した値は、
Figure 0004498947
Figure 0004498947
となる。つまり、観測されたスペクトルの位相が、適切に補正されている場合には、虚数部スペクトルの積分値は、ゼロになる。また、実数部スペクトルの積分値は、実際には規格化されていないので、ピーク強度に比例した値を持つことになる。
次に、実際に直角検波により観測された、互いに90゜位相の異なるスペクトル(f'(x),g'(x))の位相が、それぞれp0だけずれていた場合を考えると、
Figure 0004498947
となる。このとき、直角検波により観測された、互いに90゜位相の異なるスペクトル(f'(x),g'(x))の積分値は、
Figure 0004498947
Figure 0004498947
となる。
このとき、上式中の積分項は、観測対象の磁化に比例する量であるから、観測対象の磁化が同一種のときは、強度の異なる同一種の磁化に対する実数部と虚数部を積分した値を、複素平面上にプロットすれば、磁化の大きさを定量することができる。また、このとき、プロットされた点は、複素平面上では、同一直線上に配列するが、その直線の傾きは、位相p0の正弦・余弦成分を表わしているので、0次の位相補正値も同時に決定することができる。
つまり、図1で示すように、実数部の積分値aを横軸、虚数部の積分値bを縦軸としてプロットしたときに、座標(a,b)で表わされる点の原点からの距離sqrt(a2+b2)が、対象としているピークの磁化の強度に比例する量であり、この値は、従来の方法で、手動による位相補正を行なって、実数部の積分値を取った場合の値と、同じ値を取ることになる。すなわち、図1の中の複素平面上に引かれた直線上の0%、25%、50%、75%、100%に当たる点が、それぞれ観測している磁化の0%、25%、50%、75%、100%の大きさを表わしており、角度p0は、その磁化の位相のずれを表わしている。
この解析方法において、手動で行なう必要があるのは、定量対象となるピークが含まれる領域を指定するだけであり、後はすべて自動で行なわれるため、フーリエ変換磁気共鳴法でのパルス幅変調実験や滴定実験などのピーク強度の変調を伴う実験結果の自動解析にとって、きわめて有効である。
ここで、実際に観測されるスペクトルにおいては、装置的にオフセットのないスペクトルを観測することが困難な場合がある。その場合、図1のような、信号が検出されない条件の下で測定されたスペクトル(ピーク強度が0%の場合のスペクトル)を実際に取得した上で、データを解析する必要がある。具体的な実施例を3つ示す。
まず、最初は、すでに分かっている成分の含有量をルーチン測定で定量する場合、すなわち、試料管を交換しながら同一物質を定量したり、液体クロマトグラフ装置からの溶離液をフローさせながら同一物質を定量したりする場合である。この場合、観測対象は既知物質であるから、NMR装置のパルス幅を固定した測定になり、ピークの絶対値のみを観測することになる。スペクトルピークは、常に正の側にのみ表われる。図2は、そのような場合に本発明を適用したときのアルゴリズムを示したものである。測定の工程を以下に示す。
(1)濃度がゼロの場合を含む濃度の異なる複数の試料に対して、直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元NMRスペクトルを観測し収集する。(S−11)
(2)得られたn個の一次元NMRスペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める。(S−12)
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)。(S−13)
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする。(S−14)
(5)濃度がゼロの場合の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をNMRピーク(磁化)の積分値強度とする。(S−15)
次に、同一試料に対して、NMR側の測定条件を変えながら測定する場合、すなわち、パルス幅を変化させて、観測されるピーク強度の変化を観測するような場合である。この場合、変化する対象はパルス幅であるから、ピーク値は、正側に出る場合と負側に出る場合とがあり得る。したがって、この場合は、ピークの絶対値とピーク値の符号との両方の決定が必要な場合である。図3は、そのような場合に本発明を適用したときのアルゴリズムを示したものである。測定の工程を以下に示す。
(1)試料に対して、パルス幅を変えながら、直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元NMRスペクトルを観測し収集する。(S−21)
(2)得られたn個の一次元NMRスペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める。(S−22)
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)。(S−23)
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする。(S−24)
(5)NMR信号が検出されないようなパルス幅のパルスを試料に対して与えた場合(たとえば、パルス幅をゼロに設定した場合や、同じ幅のパルスを正負連続して与えた場合など)の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をNMRピーク(磁化)の積分値強度の絶対値とする。(S−25)
(6)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x0)/(x1−x0)の符号(signi)を求め、この符号をNMRピーク(磁化)の符号とする。(S−26)
(7)(5)の工程で得られた絶対値と(6)の工程で得られた符号とに基づいて、(signi×sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をNMRピーク(磁化)の積分値強度とする。(S−27)
図2のアルゴリズムと図3のアルゴリズムとの違いは、投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までの距離を求めた後に、その距離の符号(正負)に関する情報を付加するか否かという点のみに過ぎない。したがって、図2のアルゴリズムと図3のアルゴリズムは、「ピークはすべて正のピークから成るか?」という判断工程を加えることで、図4のような1つのアルゴリズムで表わすこともできる。
カーブ・フィッティングを行なうことで、ピーク強度がゼロとなる点の実数部と虚数部の積分値(x0,y0)を解析的に決定できる(オフセットの補正機能がある)プログラムを用いる場合(例えば、特許文献4に記載のプログラムを用いる場合)には、図5に示すアルゴリズムが適用され、ピーク強度がゼロとなる点での実数部の積分値x0と虚数部の積分値y0を実測で取得する必要はない。実際に、この手法をパルス幅較正の際のニューテーション実験に適用する際には、以下のような工程を行なう。
(1)試料に対して、パルス幅を変えながら、直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元NMRスペクトルを観測し収集する。(S−31)
(2)得られたn個の一次元NMRスペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める。(S−32)
(3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)。(S−33)
(4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする。(S−34)
(5)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x1)の符号(signi)を求め、この符号をNMRピーク(磁化)の符号とする。(S−35)
(6)(5)の工程で得られた符号(signi)に基づいて、(signi×sqrt((xi−x)2+(yi−y1)2)の値を求め、その値を最適パルス幅の自動決定技術(特許文献4)に記載のパルス幅計算用最小自乗フィッティング・プログラムに渡す。(S−36)
(7)特許文献4に記載の手法に基づいて、磁化の大きさのパルス幅依存性を、所定のモデル関数にカーブ・フィッティングさせ、フィッティングされたモデル関数の諸パラメータから、磁化のオフセット値(x0,y0)を割り出すとともに、スペクトルの観測に最適なパルス幅(たとえば90°パルスの幅)を自動的に決定する。(S−37)
実際に、パルス幅較正のためのニューテーション実験のデータに適用した例を示す。図6は、シングルパルスによる11本のスペクトルを並べた図で、図6(a)が実数部のスペクトル、図6(b)が虚数部のスペクトルである。このデータに対して、前記最適パルス幅の自動決定技術(特許文献4)に記載の手法で最適なパルス幅を決定するには、実数部スペクトルの積分値を観測時の励起パルス幅に対してプロットし、その値を、所定のモデル関数に、最小自乗法でカーブ・フィッティングさせることが必要である。スペクトルの観測に最適なパルス幅は、フィッティングされたときのモデル関数の諸パラメータから、自動的に決定することができる。
このような前記最適パルス幅の自動決定技術(特許文献4)に記載の手法で、このデータの最適パルス幅を決定した場合、図7(a)に示すように、90゜パルス幅は、6.51235μsと決定することができる。
しかし、実際に実験で得られる磁気共鳴スペクトルの位相は、測定条件により異なるため、位相補正を行なわない自動処理の場合は、図6(b)のような90゜位相のずれたスペクトルに対して、処理を行なってしまう場合がある。実際に、図6(a)のスペクトルに対して行なった処理と同じ処理を、図6(b)のスペクトルに対して行なうと、フィッティングした結果は、図7(b)のようになり、用いたモデル関数にそぐわない、明らかに望まれないものとなってしまう。
ここで、このときの実数部と虚数部の積分値を、複素平面上にプロットしてみると、図8(a)のようになる。この図から、それぞれの積分値を表わした点は、ほぼ一直線上に並んでいることが分かる。したがって、このようなスペクトルに対しては、図8(b)に示すように、すべてのデータ点が最も良くフィットするような所定の直線への回帰を行なわせ、更に、図8(c)に示すように、回帰した直線上へのデータ点の投影(データ点の変換)を行なわせることにより、位相が適切に補正されている場合の実数部の積分値に対応する値を得ることができる。
なお、ここで、データの直線への投影を行なうとは、回帰した直線と、その直線に対してデータ点から引かれた垂線との交点の座標に、データ点の座標を変換することを言う。例えば、回帰した直線がy=ax+bで表わされる直線のとき、i番目のデータ点(xi,yi)は、
y=ax+b
と、その垂線、
y=−1/a(x−xi)+yi
との交点の座標((ayi+xi−ab)/(a2+1),(a2i+xi+b)/(a2+1))に変換される。
このようにして得られた値に対して、前記最適パルス幅の自動決定技術(特許文献4)に記載の手法により、図6(a)と図6(b)に対して行なった処理と同じ処理を行なったところ、図9に示すように、最適な90゜パルス幅の値は、6.50734μs〜6.57443μsという結果が得られた。この値は、あらかじめ、手動でスペクトルの位相補正を行なうことによって得た値と、ほぼ一致する値である。したがって、本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法によって定量された磁化の大きさを、特許文献4に記載のスペクトルの観測に最適なパルス幅の決定方法に当てはめれば、位相ずれの極端に大きな実数部スペクトルを用いても、スペクトルの観測に最適なパルス幅を、正確に決定することができるようになる。
尚、この方法は、パルスNMRによる測定だけでなく、パルスESRによる測定にも適用することができる。
フーリエ変換磁気共鳴装置に、広く利用できる。
直角検波で得られたNMRスペクトルの実数部と虚数部の積分値を複素平面上にプロットした図である。 本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法の一実施例を示す図である。 本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法の別の実施例を示す図である。 本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法の別の実施例を示す図である。 本発明にかかる磁気共鳴スペクトルの定量方法の別の実施例を示す図である。 NMRスペクトルの実数部と虚数部を示す図である。 図6のNMRスペクトルの実数部と虚数部を公知技術の手法でモデル関数にカーブ・フィッティングさせた図である。 図6のNMRスペクトルの実数部と虚数部の積分値を複素平面上にプロットした図である。 図6のNMRスペクトルの実数部と虚数部を本発明の手法でモデル関数にカーブ・フィッティングさせた図である。

Claims (8)

  1. 磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
    (1)直角検波によって実数部スペクトルと虚数部スペクトルを求め、
    (2)得られた実数部スペクトル及び虚数部スペクトルについて、積分対象領域に渡る積分値a、bをそれぞれ求め、
    (3)前記積分値強度を±sqrt(a2+b2)として求めることを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。(ここで「sqrt」は平方根「square root」の略である。以下同様。)
  2. 前記請求項1記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法により得られた磁気共鳴ピーク(磁化)の積分値強度を用いて、磁気共鳴スペクトル測定時の最適パルス幅の自動決定を行なうことを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  3. 磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
    (1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
    (2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
    (3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
    (4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
    (5)ピーク強度がゼロとなる場合の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度とする工程、
    から成ることを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  4. 磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
    (1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
    (2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
    (3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
    (4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
    (5)ピーク強度がゼロとなる場合の投影データ点(x0,y0)から各投影データ点(xi,yi)までのデータ点間距離(sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度の絶対値とする工程、
    (6)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x0)/(x1−x0)の符号(signi)を求め、この符号をスペクトルピーク(磁化)の符号とする工程、
    (7)(5)の工程で得られた絶対値と(6)の工程で得られた符号とに基づいて、(signi×sqrt((xi−x0)2+(yi−y0)2)の値を求め、この値をスペクトルピーク(磁化)の積分値強度とする工程、
    から成ることを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  5. 前記請求項4記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法により得られたスペクトルピーク(磁化)の積分値強度を用いて、磁気共鳴スペクトル測定時の最適パルス幅の自動決定を行なうことを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  6. 磁気共鳴スペクトルにおけるスペクトルピークの積分値強度を求める方法であって、
    (1)直角検波によって実数部と虚数部とから成る一次元磁気共鳴スペクトルを観測し収集する工程、
    (2)得られたn個の一次元磁気共鳴スペクトルに対して、各スペクトルの所定の周波数範囲の実数部と虚数部のそれぞれの積分値を求める工程、
    (3)(2)の工程で得られた実数部の積分値xiと虚数部の積分値yi(ただし、i=1,2,……,n)を複素平面上で直線y=ax+bに一次回帰させてフィッティングさせる(ただし、bはオフセット値)工程、
    (4)実測データ点(xi,yi)をフィッティング直線y=ax+bへ投影し、投影した点を新規の(xi,yi)とする工程、
    (5)基準データを1点目の座標値(x1,y1)とし、i番目のデータ(xi,yi)に対して、(xi−x1)の符号(signi)を求め、この符号をスペクトルピーク(磁化)の符号とする工程、
    (6)(5)の工程で得られた符号(signi)に基づいて、(signi×sqrt((xi−x)2+(yi−y1)2)の値を求め、その値をパルス幅計算用最小自乗フィッティング・プログラムに渡す工程、
    (7)パルス幅計算用最小自乗フィッティング・プログラムに基づいて、スペクトルピーク(磁化)の大きさのパルス幅依存性を、所定のモデル関数にカーブ・フィッティングさせ、フィッティングされたモデル関数の諸パラメータから、スペクトルの観測に最適なパルス幅を決定する工程、
    から成ることを特徴とする磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  7. 前記磁気共鳴スペクトルは、NMRスペクトルであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法。
  8. 前記磁気共鳴スペクトルは、ESRスペクトルであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の磁気共鳴スペクトルの定量方法。
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