JP4498897B2 - 溶接部耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

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本発明は、自動車排気系部材、廃棄物焼却炉部材、熱交換器や調理用電気部品など、高温塩化物環境に曝され、加熱と冷却が繰り返される部材に対し好適な、溶接部耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼に関する。特に最高温度が600℃以下と比較的低温域で使用される部材に好適である。
自動車排気系部材、廃棄物焼却炉部材、熱交換器や調理用電気部品などに使用される材料には、高温疲労特性、溶接性、耐酸化性、加工性といった一般的な特性に加えて、塩化物に対する耐食性が要求される。これらの用途では、運転と停止に伴い加熱と冷却が繰り返されるため、常温から最高温度までの耐食性が必要となる。なかでも使用条件によって、温度条件、湿潤と乾燥のサイクルも異なるため、乾燥した環境での高温腐食(以下、高温乾式腐食)と、湿潤環境で100℃以下といった低温側での耐食性(以下、湿食)両面での耐食性が求められる。
本発明で対象とする最高温度600℃以下の場合には、前記高温乾式腐食による寄与は小さく、低温側の耐食性が重視される。この場合、加熱時に、母材よりも鋭敏化しやすい溶接部の耐食性が全体の耐久性に大きく影響する。また、運転時の加熱によりスケールが生じることで、スケール下にはCr欠乏層が生じ、耐食性が劣化しやすい。
特許文献1に、初晶γが晶出する溶接凝固組織とすることにより溶接部の耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼が開示されている。しかし、本発明で対象としている自動車運転加熱時における溶接部あるいは母材の鋭敏化による耐食性の劣化、またスケール下でのCr欠乏層生成に伴う耐食性の劣化については考慮されていない。
同様に、溶接部の耐食性向上を目的として、特許文献2には、溶接管または溶接部材を不活性ガスまたは還元雰囲気中で焼鈍、冷却する方法が開示されている。この場合、部品での熱処理となり、その形状によっては熱処理が困難な場合があると共に精度に対して厳重な管理が必要となる。また、コストアップ要因ともなる。
特開2003−64453号公報 特公平7−108472号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、低温側の湿食、特に溶接部の耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼を提供することにある。
本発明は、下記の溶接部耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼を要旨とする。
C:0.012〜0.03%、Si:0.64〜2.0%未満、Mn:0.05〜2.0%、P:0.03%以下、Ni:10〜16%、Cr:17〜21%、Mo:1.0〜4.0%、N:0.02〜0.2%以下で、かつ下記の(1)〜(3)式を満足する範囲で含み、残部がFe及び不可避不純物からなることを特徴とする溶接部耐食性に優れた最高温度600℃以下で、かつ加熱と冷却が繰り返される塩化物環境に用いられるオーステナイト系ステンレス鋼。
Si+Cr+3Mo≧23 ・・・(1)
(1.5Si+Cr+1.37Mo)/(22C+0.31Mn+Ni+14.2N)≦1.65 ・・・(2)
2.9(Cr+0.3Si+Mo)−2.6(Ni+0.3Mn+35C+25N)≧17.0 ・・・(3)
本発明の溶接部耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼は、Feの一部にかえて、Cu:0.2〜1.5%、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.01〜0.2%、Al:0.1%以下、Ca、0.01%以下、REM:0.01%以下の1種または2種以上を含有するのが望ましい。
なお、Cuを含む場合には、(2)、(3)式は
(1.5Si+Cr+1.37Mo)/(22C+0.31Mn+Ni+14.2N+Cu) ≦1.65 ・・・(2)
2.9(Cr+0.3Si+Mo)−2.6(Ni+0.3Mn+0.25Cu+35C+25N)≧17.0 ・・・(3)
また、Nb、Tiを含む場合には、(2)式は
(1.5Si+Cr+1.37Mo+0.5Nb+2Ti)/(22C+0.31Mn+Ni+Cu+14.2N) ≦1.65 ・・・(2)
となる。
本発明によれば、最高温度600℃以下の塩化物環境で、かつ加熱と冷却が繰り返される環境に好適な溶接部耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼が得られる。特に、自動車排気系部材のなかでもフレキシブルチューブや、廃棄物焼却炉の炉部材に好適である。
加熱と冷却が繰り返される塩化物環境での耐食性においては、加熱時の鋭敏化による粒界腐食と加熱スケール下での腐食を考慮する必要がある。いずれも母材部、溶接部共通の課題であるが、特に溶接部は鋭敏化しやすいので重要である。
そこで、溶接部の腐食挙動を詳細に検討した。溶接部にδフェライトを含む場合に、加熱によりδ相とγ相の境界にCr炭化物が生成し、δ相が選択的に腐食されていた。加熱後にδ相に含まれるCr量を調査したところ、γ相に含まれるCr量より低い値を示していた。これより、Cr炭化物へのCrの供給をδ相が担った結果、δ相内のCr量が低下し、選択的な腐食に至ったと考えられた。
そこで、本発明者らは、上記腐食形態について耐食性に及ぼす合金元素の効果について詳細に検討し、下記の組み合わせとすることが必要という知見を得た。
1) まず、母材、溶接部双方の耐食性を確保するために、Cの上限を0.03%とする。
2) 加熱スケール下での耐食性向上には、Cr、Moに加えてSiが有効であり、各元素の効果は、SiとCrが等価であり、MoはSi、Crの3倍あること。Si+Cr+3Moで23%以上とすることで耐食性が確保される。これから(1)式が導かれる。
3) 溶接部の耐食性向上には凝固モードの影響があり、CreqとNieqの比を1.65以下とする必要がある。ここで、Creqは1.5Si+Cr+1.37Mo+0.5Nb+2Ti、Nieqは22C+0.31Mn+Ni+Cu+ 14.2Nで表される。これから(2)式が導かれる。
ここで、CreqとNieqの比で1.65以下というのは、γ初晶で凝固が開始し、共晶反応によってセル境界にδ相が晶出して凝固が完了するAFモードと、δ初晶で凝固が開始し、包共晶反応によってγ相が生成し凝固が完了するFAモードの一部を含む。溶接部の耐食性からみた凝固モードとしては、δ量が少ないAFモードの方が望ましいが、CreqとNieqの比で1.65以下とし、Si+Cr+3Moで23%以上を同時に満足させることで、FAモードを含む範囲で良好な溶接部の耐食性を得ることができる。
図1は、Cが0.03%以下で、CreqとNieqの比で1.65以下にある材料を用いて、湿食環境を模擬した試験における総侵食量とSi、Cr、Moの関係を示した図である。幅中央部にTIG溶接部をもつ試験片を用い、図2に示す条件にて試験を実施した。図2中、35℃、5%NaCl噴霧、2h→60℃乾燥、4h→50℃湿潤、2hで示すサイクルは、JASO M609−91に定める1サイクルに該当する。侵食量は、板厚減少量と内部侵食量の総和を総侵食量とし、母材と溶接部双方について求め、双方の内最大の侵食量にて評価したところ、図1に示すように、Si+Cr+3Moにて23以上とすると、加熱スケール下ならびに溶接部の耐食性が確保され、総侵食量が顕著に低下することが判明した。
図3は、Cが0.03%以下で、Si+Cr+3Moにて23以上ある材料のTIG溶接試験片を用いて、図2の条件にて試験を行い、総侵食量とCreq/Nieqの関係を示した図である。図3に示すように、CreqとNieqの比で1.65以下とすることで、総侵食量が明らかに低下しており、良好な耐食性が得られることが判明した。
溶接部には、耐食性以外に溶接高温割れ対策も、本発明が対象とする用途に対しては重要である。溶接高温割れ性の改善には、2.9(Cr+0.3Si+Mo)−2.6(Ni+0.3Mn+0.25Cu+35C+25N)にて17以上確保することが必要となる。これにより、溶接高温割れ防止に有効なδフェライトを溶接凝固組織中に含有させることができる。これから(3)式が導かれる。
図4に、溶接高温割れ感受性を評価できるトランスバレストレイン試験における最大割れ長さと(3)式の関係を示す。(3)式の値が17以上のとき、最大割れ長さが1mm以下と小さく高温割れ感受性が低いことがわかる。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。以下に本発明で規定される化学組成についてさらに詳しく説明する。
C:Cは、鋭敏化を促進し、耐粒界腐食性を劣化させるために、その含有量を低く抑える必要がある。そのため上限は0.03%とした。しかし、過剰に低く抑えることは製鋼コストの上昇につながる。また、オーステナイト安定化元素であると共に、高温強度を向上させる効果を有するため、0.012〜0.03%とした。
Si:Siは、耐食性の向上に有効な元素であり、少なくとも0.4%以上含有させることが必要である。しかし、過剰の添加は鋼を硬質にすると共に、溶接性を劣化させるので、上限を2.0%とした。また、下限を0.64%とした。望ましくは0.64〜1.5%である。
Mn:Mnは、オーステナイト安定化元素であると共に脱酸元素として有効な元素である。Mnの含有量を0.05〜2.0%とした。
P:Pは製造上、不可避に混入する不純物の一つであるが、Pは溶接性に悪影響をあたえるため、その含有量はできるだけ低める必要がある。そのため、0.03%以下とした。
Cr:Crは、耐食性を維持させるための基本元素である。そのため、少なくとも17%以上含有させる必要がある。過剰の添加は、オーステナイト相安定化のために必要なNi量が増加し、コストの上昇をまねく。したがって、Crの含有量を17〜21%とした。
Ni:Niはオ−ステナイト安定化元素であり、本発明では少なくとも10%以上必要である。過剰に含有させるとコストアップになるため、10〜16%とした。
Mo:Moは耐食性の向上に有効であり、本発明において重要な元素である。また、高温強度を向上させる効果もある。そのため、これらの効果を得るためには、少なくとも1.0%含有させる必要がある。しかし、過剰の添加は、溶接性を劣化させ、コストアップとなるので上限を4.0%とした。好ましくは1.0〜3.0%、より好ましくは1.5〜2.5%である。
N:NはCと同様、オーステナイト安定化元素であると共に、高温強度を向上させる効果を有する。また、耐食性を向上させる効果もあることから、これらの効果を発現させるには0.02%以上含有させることが必要である。しかし、過剰の添加は鋼を硬質にして、加工性を低下させるので、上限を0.2%とした。望ましくは0.03〜0.15%、より望ましくは0.04〜0.1%である。
Cu:Cuは耐食性向上のために、必要に応じて含有させることができる。しかしながら、過剰の添加は、耐高温塩害性に悪影響を及ぼすので、その含有量は0.2〜1.5%とするのが望ましい。より望ましくは、0.2〜1.0%である。
Nb、Ti:Nb、TiにはCを固定化する作用があり、鋭敏化による耐粒界腐食性改善に有効であるため、必要に応じて含有させることができる。このうちNbには高温強度を向上させる効果があり、高温疲労強度の向上に有効である。しかしながら、過剰の添加は溶接性を劣化させるので、0.01〜0.2%とした。
Al、Ca、REM:Al、Ca、REMは耐酸化性を向上させる上で有用な元素であり、必要に応じて含有させることができる。このうちAlは、脱酸剤としても有用である。Ca,REMは熱間加工性の改善に有効である。これらの観点から、Al、Ca、REMの1種もしくは2種以上をAl:0.1%以下、Ca:0.01%以下、REM:0.01%以下の範囲で含有させることが望ましい。
S:Sは製造上、不可避に混入する不純物の一つであるが、MnSを形成し耐食性に悪影響をあたえるため、その含有量はできるだけ少ないことが望ましく、0.002%以下とするのが望ましい。
表1に示す化学組成を有する鋼を溶製し、熱間圧延により厚さ5mmの熱延鋼板を製造した。これを熱延板焼鈍、冷間圧延、仕上焼鈍を経て、厚さ0.8mmの冷延鋼板とした。熱延鋼板にて溶接高温割れ、冷延鋼板にて耐食性を評価した。
(耐食性)
まず、冷延鋼板を硝酸とふっ酸の混合溶液により酸洗し、仕上焼鈍時のスケールを除去した。その後、溶接電流50A、溶接電圧10V、溶接速度50cm/minにてTIG溶接を施した。この鋼板より、溶接ビードが幅中央部に位置するように、幅50mm、長さ30mmの試験片を採取し、エメリー紙にて#600まで湿式研磨を施した。試験条件は、図2に示す条件とした。侵食量は、板厚減少量と内部侵食量の総和を総侵食量とし、母材と溶接部双方について求め、双方の内最大の侵食量にて評価した。試験後に表面の腐食生成物を除去した後、板厚を測定し、試験前の板厚との差から板厚減少量を求めた。内部侵食量は、試験片断面を顕微鏡観察することにより求めた。
(溶接高温割れ)
厚さ5mmの熱延鋼板より、厚さ4mm(表裏面を切削)、幅100mm、長さ100mmの試験片を採取した。これに、溶接電流100A、溶接電圧14V、溶接速度15cm/minのTIG溶接を行い、負荷ひずみ1.84%の条件でトランスバレストレイン試験を行った。最大割れ長さが1mm未満の場合を良好「○」、1mm以上の場合を不良「×」とした。また、溶接部のδ量はフェライトスコープにより測定した。
これらの試験結果を表2に示す。
本発明範囲内にあるNo.〜No.9の鋼は、総侵食量が100μm以下と良好な耐食性を示すと共に溶接高温割れ感受性が低く溶接性が良好である。特に、Nbを含むNo.7、Tiを含むNo.8は、総侵食量が小さく耐食性に優れる。
Mo範囲と(1)式の値が本発明範囲から外れるNo.10、(2)式の範囲が本発明範囲から外れるNo.11は、総侵食量が100μmを超えており耐食性に劣る。また、C、SiおよびMo範囲が外れるSUSXM15J1相当鋼であるNo.12も耐食性に劣る。さらに、(3)式の値が本発明範囲から外れるNo.13は、最大割れ長さが1mm以上となり耐溶接高温割れ性に劣る。
Figure 0004498897
Figure 0004498897
自動車排気系部材のなかでもフレキシブルチューブや、廃棄物焼却炉の炉部材など、高温塩化物環境に曝され、加熱と冷却が繰り返される部材として好適で、特に最高温度が600℃以下と比較的低温域で使用される部材に好適である。
総侵食量とSi、Cr、Moの関係を示した図である。 試験条件を示すフロー図である。 総侵食量とCreq/Nieqの関係を示した図である。 最大割れ長さと(3)式の関係を示した図である。

Claims (4)

  1. 質量%で、
    C:0.012〜0.03%、Si:0.64〜2.0%未満、Mn:0.05〜2.0%、P:0.03%以下、Ni:10〜16%、Cr:17〜20%、Mo:1.0〜4.0%、N:0.02〜0.2%で、かつ下記の(1)〜(3)式を満足する範囲で含み、残部がFe及び不可避不純物からなることを特徴とする溶接部耐食性に優れた最高温度600℃以下で、かつ加熱と冷却が繰り返される塩化物環境に用いられるオーステナイト系ステンレス鋼。
    Si+Cr+3Mo≧23 ・・・(1)
    (1.5Si+Cr+1.37Mo)/(22C+0.31Mn+Ni+14.2N)≦1.65 ・・・(2)
    2.9(Cr+0.3Si+Mo)−2.6(Ni+0.3Mn+35C+25N)≧17.0 ・・・(3)
  2. 質量%にて、Cu:0.2〜1.5%を含有する請求項1に記載の溶接部耐食性に優れた最高温度600℃以下で、かつ加熱と冷却が繰り返される塩化物環境に用いられるオーステナイト系ステンレス鋼。
    なお、請求項1に記載の(2),(3)式は以下の通りとする。
    (1.5Si+Cr+1.37Mo)/(22C+0.31Mn+Ni+14.2N+Cu) ≦1.65 ・・・(2)
    2.9(Cr+0.3Si+Mo)−2.6(Ni+0.3Mn+0.25Cu+35C+25N)≧17.0 ・・・(3)
  3. 質量%にて、Ti、Nbのいずれか1種または2種を0.01〜0.2%含み、請求項1又は2に記載の溶接部耐食性に優れた最高温度600℃以下で、かつ加熱と冷却が繰り返される塩化物環境に用いられるオーステナイト系ステンレス鋼。
    なお、請求項1に記載の(2)式は以下の通りとする。
    (1.5Si+Cr+1.37Mo+0.5Nb+2Ti)/(22C+0.31Mn+Ni+Cu+14.2N) ≦1.65 ・・・(2)
  4. 質量%にて、Al:0.1%以下、Ca、0.01%以下、REM:0.01%以下の1種または2種以上を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の溶接部耐食性に優れた最高温度600℃以下で、かつ加熱と冷却が繰り返される塩化物環境に用いられるオーステナイト系ステンレス鋼。
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