JP4497989B2 - 液体吐出カートリッジ - Google Patents

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    • B41J2/17566Ink level or ink residue control

Description

本発明は、液体吐出用素子とスイッチ回路とを有した構成で、DNAチップ、有機トランジスタ、カラーフィルタなどの作製に用いられる装置などに適用できる液体吐出ヘッドとこれに供給する液体を収容する液体容器とを含む液体吐出カートリッジに関するものである。その液体吐出ヘッドは、液体吐出用素子にエネルギーを注入して液体を吐出させ、液滴を媒体上に付着させるものであり、特に、液体としてインクを用いたインクジェット記録ヘッドに関する。
液体吐出装置としてインクジェット記録装置を例にあげて説明する。従来のインクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)においてインクタンク内のインク残量を検出する構成の1つとして、インク残量に応じて変化する静電容量の変化をCR回路に備えた発振回路で出力信号(パルス信号)に変換して出力し、その出力信号をプリンタを制御するホストコンピュータの中央処理装置(以下、「CPU」という。)に入力し、そのCPUにおいてパルス信号の周波数の変化を検出してインク残量を検出する構成が知られている。
この従来の構成では、発振回路から出力された出力信号がホストコンピュータCPUに直接入力されるので、ホストコンピュータのCPUの処理負担が大きくなるという問題がある。そこでこの問題を解決するために、特許文献1に係る構成が提案されている。
図10は、特許文献1に示されているインク残量検出装置の回路図である。
インクタンク1057のインクの残量に応じて発振周波数が変動する静電検出回路1051から出力される信号Aと、基準信号発生回路1039から出力される信号BとをNAND回路1040において論理演算し、NAND回路1040の出力信号Cと信号BとをCPUで比較する。これにより、発振回路から出力された出力信号がホストコンピュータのCPUに直接入力される構成に比べてCPUの負担が軽減され、全体として処理速度を向上させることが可能になる。
また、プリンタによっては、インクの吐出回数をCPUでカウントしてインクの残量を推測するように構成されているものもある。特許文献2には、インク吐出の回数を示す駆動パルスの数および、吸引回復処理の回数が書き込まれるメモリ素子を備えたインクジェットユニットが開示されている。図11は、特許文献2に示された従来のインクジェットユニットの構成を模式的に示す図である。
図11に示すインクジェットユニットは、ヘッド2010とインクタンク2014とを一体に形成したものであり、このユニットは、記録装置のキャリッジ(不図示)に対し着脱自在に装着される。図において、符号2011はメモリ素子を示し、例えば不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)によって構成されている。符号2012はメモリ素子2011が取付けられたPCB基板、符号2013は複数の発熱抵抗体(不図示)がインク吐出口の数に対応して配設されたシリコン基板を示しており、シリコン基板2013とPCB基板2012はワイヤーボンディングによって電気的に接続されている。符号2015はPCB基板2012の端部に設けられヘッド2010と装置本体側との電気的接続を行うための端子であり、インクジェットユニットがキャリッジに装着されると、キャリッジ上に設けられたコネクタに接続される。以上の各要素によってヘッド2010が構成されている。一方、インクタンク2014は、ヘッド2010に供給するインクを貯留するものである。
この構成によれば、ヘッド2010内のメモリ素子2011にはインク吐出の回数を示す駆動パルスの数と吸引回復処理の回数とが書き込まれる。すなわち、ヘッド2010で消費されるインク量に関する駆動パルス数等の累積値が記憶される。そのため、記録装置に設けられたリード・ライト手段でメモリ素子2011からデータを取り込み、記録装置のCPU等によって、インクタンク2014の当初のインク量から、データに記録された駆動パルスの数と吸引回復処理の回数に相当するインク消費量を減算することで、インクタンク2014のインク残量を知ることができる。なお、メモリ素子2011がEEPROM等の不揮発性メモリである場合には、インクジェットユニットを記録装置から取り外してもメモリ素子2011に記憶された情報は消去されない。
特開平10−100447号公報 特開平09−314861号公報
しかしながら、図10に示した従来のインク残量検出装置では、ホストコンピュータのCPUを用いなければインク残量を検出することができない。そのため、ホストコンピュータのCPUに処理負担が生じ、また、インク残量を検出するにはホストコンピュータと記録装置とを共に起動させなくてはならないためにユーザにとって利便性に欠ける。しかしながら、インク残量を検出するためにCPUで行っている処理機能を記録装置に別途に搭載させると、記録装置のコストが増大してしまう。
また、図11に示したような、インクの吐出回数を記録装置のCPUでカウントしてインクの残量を推測する構成では、やはり記録装置のCPUに処理負担が生じてしまう。
そこで本発明は、液体吐出カートリッジを液体吐出装置から取り外しても液体吐出カートリッジのメモリに記憶された液体残量の有無に関する情報が消去されず、かつ、ホストコンピュータや液体吐出装置のCPUに処理負担を生じさせない構成の液体吐出カートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出カートリッジは、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、該液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器とを有する液体吐出カートリッジにおいて、前記液体容器には前記液体容器内の液体の残量を検出するためのセンサが設けられており、前記液体吐出ヘッドには、前記センサを用いて前記液体容器内の液体の残量を検出する検出手段と、該検出手段からの出力に基づいて前記液体容器内の液体の残量の有無を判定し、前記液体容器内の液体の残量が無いと判定した場合には液体残量空情報を出力する判定手段と、該判定手段から前記液体残量空情報が出力された場合に前記液体残量空情報を記憶する不揮発性記憶手段とを含むことを特徴とする。
上記本発明の液体吐出カートリッジでは、検出手段は、液体容器に設けられているセンサによって液体容器内の液体残量を検出し、その液体残量に相関のある信号を判定手段に出力する。判定手段は、検出手段からの出力に基づいて前記液体容器内の液体の残量の有無を判定し、液体残量が空であると判定した場合には液体残量が空であることに相関のある情報(液体残量空情報)を不揮発性記憶手段に出力する。不揮発性記憶手段は、判定手段から液体残量空情報が入力された場合にはこれを記憶する。このように、液体容器内の液体残量が空であることが検出されると、不揮発性記憶手段に液体残量空情報が記憶される。
本発明の構成によれば、液体吐出カートリッジに構成されたセンサ、検出手段、判定手段、および不揮発性記憶手段によって、液体容器内の液体残量の検出を行うことができる。そのため、これらを液体吐出装置に個別に設ける場合に比べて製造コストを低減することができる。また、本発明の構成によれば、ホストコンピュータのCPUを用いなくても液体残量を検出することができるので、液体吐出装置だけを起動すれば液体残量を検出することができるため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
さらに、本発明の構成では液体吐出カートリッジ自体に不揮発性記憶手段が備えられているので、液体容器内の液体が空になって不揮発性記憶手段に液体残量空情報が記憶されている液体吐出カートリッジを一度液体吐出装置から取り外して再び液体吐出装置に装着したときであっても、不揮発性記憶手段には液体残量空情報が記憶されたままとなる。そのため、液体吐出カートリッジが液体吐出装置に新たに装着された後に液体残量検出のためのシーケンスを行わなくても直ちに液体残量を検出することができるので、液体残量が無い旨をユーザに迅速に知らせることができ、また、シーケンス動作に要していた時間の分だけ液体吐出装置の動作時間を短縮させることができる。
以上説明したように、本発明の液体吐出カートリッジによれば、液体吐出カートリッジを液体吐出装置から取り外しても、液体吐出カートリッジのメモリに記憶された液体残量の有無に関する情報が消去されず、かつ、ホストコンピュータや液体吐出装置のCPUに処理負担を生じさせない構成の液体吐出カートリッジを提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、液体吐出装置としてインクジェット記録装置を例にあげて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出カートリッジを示す概略構成図である。
液体吐出カートリッジとしての本実施形態のヘッドカートリッジ1は、それぞれ個別に形成されたプリントヘッド3とインクタンク2とが一体化された構造を有している。インクタンク2内には、インクタンク2内のインクの残量を検出するセンサ4が設けられており、センサ4から出力された信号は、プリントヘッド3に設けられた検出回路5に入力される。検出回路5からの出力は、同じくプリントヘッド3に設けられた判定回路6に入力され、判定回路6からの出力は同じくプリントヘッド3に設けられた不揮発性メモリ7に入力される。
プリントヘッド3は、例えば、電気熱変換体である発熱抵抗体とインク吐出口とを有するノズルを含むインク吐出機構(不図示)と、このインク吐出機構へのエネルギーの注入と遮断との制御を行うトランジスタを用いたスイッチ回路(不図示)とを備えている。このようなプリントヘッド3は一般にシリコン基板上に半導体製造工程を用いて構成されているので、上述した検出回路5と判定回路6と不揮発性メモリ7をそのシリコン基板上に構成することが可能である。これらの検出回路5、判定回路6、および不揮発性メモリ7は、発熱抵抗体が形成されたヒータボードを成す同一のシリコン基板上にモノリシックに形成することも可能であり、これにより、個々の回路を別体に構成する場合に比べて簡易な回路構成を実現することができる。なお、ヘッドカートリッジが用いられる記録装置には、電気熱変換体である発熱抵抗体に駆動制御信号を供給する制御部(CPU)が備えられている
次に、本実施形態のヘッドカートリッジによるインク残量検出動作について説明する。
プリントヘッド3の検出回路5は、インクタンク2内に配置されたセンサ4によってインクタンク2内のインク残量の有無を検出し、そのインク残量の有無に相関のある信号を判定回路6に出力する。判定回路6は、検出回路5から出力された信号からインク残量が空であるかどうかを判定し、インク残量が空であると判定した場合には、インク残量が空であることに相関のある情報(インク空情報)を不揮発性メモリ7に記録する。判定回路6は、インク残量が空になっていないと判定した場合には、不揮発性メモリ7には何の情報も記録しない。不揮発性メモリ7に記憶されたインク空情報は、プリンタ本体の例えばリード・ライト部(不図示)によって読み出すことが可能である。なお、「インク残量が空である」とは、インクタンク2内のインク残量が完全に無くなった場合のみならず、インクタンク2内のインク残量が所定量を下回った場合も含む。
上述したセンサ4と検出回路5とによるインクタンク2内のインク残量の検出を行うタイミングは、プリンタの記録動作中でも待機中でも構わない。プリンタ本体は、不揮発性メモリ7からインク空情報が読み出された場合には、インクタンク2内のインクが空になった旨のメッセージを含む情報信号を出力し、これをプリンタのユーザに知らせる。このメッセージは、プリンタ本体の表示部(不図示)に表示してユーザに知らせても良いし、プリンタを制御するホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ)に接続されているディスプレイに表示してユーザに知らせても良い。
本実施形態の構成によれば、ヘッドカートリッジ1内で閉じた回路を構成するセンサ4、検出回路5、判定回路6、および不揮発性メモリ7によって、インクタンク2内のインク残量の有無の検出を行うことができる。上述したように、これらの検出回路5、判定回路6、および不揮発性メモリ7はプリントヘッド3のシリコン基板上に半導体製造工程を用いて構成されるので、それらをプリンタ本体の回路基板に個別に構成する場合に比べて製造コストを低減することができる。また、本実施形態の構成によれば、ホストコンピュータのCPUを用いなくてもインク残量を検出することができるので、プリンタ本体だけを起動すればインク残量を検出することができるため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態ではヘッドカートリッジ1自体が不揮発性メモリ7を備えているので、インクタンク2内のインクが空になって不揮発性メモリ7にインク空情報が記憶されているヘッドカートリッジ1を一度プリンタ本体から取り外して再びプリンタ本体に装着したときであっても、不揮発性メモリ7にはインク空情報が記憶されたままとなる。そのため、ヘッドカートリッジ1が装着されたプリンタ本体のリード・ライト部で、ヘッドカートリッジ1の不揮発性メモリ7にインク空情報が記憶されているか否かを読み取ることにより、プリンタ本体に新たに装着されたヘッドカートリッジ1のインクタンク2が空か否かを検出することができる。従来のプリンタでは、ヘッドカートリッジがプリンタ本体に新たに装着されると、そのヘッドカートリッジのインクタンク内のインク残量を検出するシーケンスが行われていたが、本実施形態によればそのようなシーケンスを行わなくてもインク残量を検出することができる。これにより、インク残量が無い旨をユーザに迅速に知らせることができ、また、シーケンス動作に要していた時間の分だけプリンタの記録動作時間を短縮させることができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドカートリッジを示す概略構成図である。
本実施形態のヘッドカートリッジ11も第1の実施形態と同様、それぞれ個別に構成れたプリントヘッド13とインクタンク12とが一体化された構造を有している。インクタンク12には、インクタンク12内のインクの残量の有無を検出するセンサとして機能する3つの平板状の電極14a,14b,14cが設けられている。プリントヘッド13には、第1の電極14aに所定の周波数のパルス信号を入力したときに得られる信号S1を出力する発振回路15と、発振回路15からの出力信号S1およびプリンタ本体の制御部(不図示)からの制御信号S0が入力される判定回路16と、判定回路16からの出力が入力されるワンタイムROM17とを有している。これら発振回路15、判定回路16、およびワンタイムROM17は、プリントヘッド13のシリコン基板上に半導体製造工程を用いて構成されている。なお、ワンタイムROMとは、情報を1回だけ書き込むことができるROM(Read Only Memory)である。
インクタンク12の電極14a,14b,14cについて説明すると、3つの電極のうちの第1の電極14aと第2の電極14bがインクタンク12の壁内に互いに間隔をおいた状態で埋め込まれている。第1の電極14aには発振回路15が接続され、第2の電極14bはGND電位に接続されている。第3の電極14cは、インクタンク12の壁部材と同じ素材(プラスチックなど)で構成されている電極支持部12a内に設けられている。電極支持部12aは、インクタンク12の壁部内に設けられた2つの電極14a,14bを覆うように、かつインクタンク12の壁部との間に隙間dをおいて、インクタンク12の底部から延びている。
隙間dは、インクタンク12の壁部と電極支持部12aとの間、換言すればインクタンク12の壁部に設けられた電極14a,14bと電極支持部12aに設けられた電極14cとの間にインクが自由に流入するような間隔が確保されていることが必要である。なお、インクタンク12内における電極14a,14b,14cの配置場所は、電極14a,14bと電極14cとの間にインクが流入可能で、インクタンク12内のインク残量が空になったとき、あるいはインクタンク12内のインク残量が所定量を下回ったときに、電極14a,14bと電極14cとの間の隙間d内にインクが存在しなくなる位置であればよい。また、電極14a,14b,14cは垂直方向に向けて配置しても、あるいは水平方向に向けて配置してもよい。さらに、第2の電極14bに発振回路15が接続され、第1の電極14bがGND電位に接続されている構成としてもよい。
図2に示すように配置された電極14a,14b,14cは、発振回路15に対して直列に接続された、電極14aと電極14cとで構成される容量C1と電極14bと電極14cとで構成される容量C2とを構成している。発振回路15が出力する出力信号S1の発振周波数は、上述した容量C1と容量C2との直列容量Cxによって決まる。
図3は、図2に示した発振回路の一構成例を示すブロック図である。
発振回路15は、奇数段(図3では3段)のインバータ15a,15b,15cを直列に接続して構成されたリングオシレータからなる。リングオシレータの最終段のインバータ15cに接続されたインバータ15dは次段の判定回路16への信号S1を伝送するためのバッファであり、リングオシレータを構成するインバータ自身の駆動能力が大きければ、必ずしもこれを設ける必要はない。
図4は、図2に示した判定回路の一構成例を示すブロック図である。
発振回路15からの信号S1は、nビットカウンタ16aのクロック端子に入力され、その出力(B0〜Bn−1)は、nビット比較器16bに入力される。nビット比較器16bは、nビットカウンタ16aからの出力の他に、判定基準となるnビットの信号(A0〜An−1)が入力されており、信号(A0〜An−1)と信号(B0〜Bn−1)のそれぞれのビットが等しい場合にハイレベルを出力する。nビット比較器16bからの出力は、Dフリップフロップ(DFF)16cのクロック端子に入力される。DFF16cのD端子は、ロジックのハイレベルとなる第1の電源Vddに接続されている。プリンタ本体の制御部(不図示)からの制御信号S0は、nビットカウンタ16aのリセット端子とDFF16cのリセット端子とに入力される。
図5は、図2に示したワンタイムROMの一構成例を示すブロック図である。
本実施形態で用いているワンタイムROM17は、ツェナーダイオードZDを用いたツェナーザップ方式のメモリである。ツェナーダイオードZDのアノードはGND電位に接続されており、ツェナーダイオードZDのカソードには第1の抵抗R1と第1のn型トランジスタT1のソースと第1のインバータINV1の入力端とが接続されている。第1の抵抗R1の他端はロジックのハイレベルとなる第1の電源Vddに接続されている。第1のトランジスタT1のドレインは情報を書き込むときに必要な第2の電源VHに接続されている。第2の電源VHの電圧は第1の電源Vddの電圧よりも高く、かつ、ツェナーダイオードZDの逆耐圧電圧よりも高い。第1のトランジスタT1のゲートには、第2の抵抗R2と第2のトランジスタT2のドレインとが接続されている。第2の抵抗R2の他端は電源VHに接続され、第2のトランジスタT2のソースはGND電位に接続されている。第2のトランジスタT2のゲートには第2のインバータINV2の出力が入力される。
このように構成されたワンタイムROM17は、判定回路16の出力が第2のインバータINV2に入力されると、ワンタイムROM17にインク空情報が記憶されているか否かによって異なる出力信号をプリンタ本体へ出力する。その動作の詳細については後述する。
インクタンク内のインク残量の有無を記憶するための不揮発性メモリして、例えば、フラッシュメモリやEEROMを用いることが考えられるが、本実施形態の構成においては記憶する容量(ビット数)が最低1ビットあればいいので、フラッシュメモリやEEROMを用いた場合には必要以上に回路規模が大きくなり、さらにはその製造のために特殊な製造プロセスが必要になるので、プリントヘッド13のコストの増大につながるおそれがある。この点で、上述のワンタイムROM17を用いたメモリ構成は好適である。
また、ワンタイムROM17は、上記のようなツェナーダイオードを備えたツェナーザップ方式の構成のメモリに代えて、ポリシリコンからなるヒューズメモリで構成することも可能である。そのようなヒューズメモリもプリントヘッド13のシリコン基板上に半導体製造工程を用いて構成することができるので、プリントヘッド13、ひいてはヘッドカートリッジ11のコストを増大させることにはつながりにくい。
次に、上述した本実施形態のヘッドカートリッジ11の動作を図2〜図6を参照して説明する。図6は図4に示した判定回路の動作タイミングチャートである。
インクタンク12内のインク残量の有無を検出するには、まず、プリンタ本体の制御部から出力するリセット信号S0をローレベルにし、判定回路16のnビットカウンタ16aとDFF16cを動作可能な状態にする。そして、発振回路15から判定回路16に信号S1を出力すると、nビットカウンタ16aはカウントを開始する。信号S0がローレベルである所定の期間中に、nビットカウンタ16aのカウンタ値が所定のカウンタ値(A0〜An−1が示す値)に達しない場合(図6(A)参照)には、nビット比較器16bの出力はローレベルのまま変化せず、したがってその次段のDFF16cの出力もローレベルのまま変化しない。一方、nビットカウンタ16aのカウンタ値が所定のカウンタ値(A0〜An−1が示す値)に達したときには(図6(B)参照)、nビット比較器16bはハイレベルを出力するので、その次段のDFF16cの出力はハイレベルになる。
各電極14a,14bと電極14cとの間の誘電率は、電極14a,14bと電極14cとの間の隙間d内にインクが存在するか否かによって異なる。すなわち、隙間d内にインクが有るときの直列容量Cxに比べて、隙間d内にインクが無いときの直列容量Cxの方が小さくなる。そのため、隙間d内にインクが有るときには、発振回路15から比較的低い周波数の信号S1が出力され、このときにはnビットカウンタ16aのカウンタ値は信号S0がローレベルである所定の期間中に所定のカウンタ値を超えない。そのため、DFF16cの出力もローレベルのまま変化しない。
逆に、隙間d内にインクがインクが無いときは、発振回路15から比較的高い周波数の信号S1が出力され、このときにはnビットカウンタ16aのカウンタ値は信号S0がローレベルである所定の期間中に所定のカウンタ値を超える。そのため、DFF16cの出力はハイレベルになる。判定回路16の出力であるDFF16cの出力がハイレベルになると、ワンタイムROM17にインクタンク12内のインク残量が空である旨の情報(インク空情報)が記録される。
ここで、主に図5を参照して、ワンタイムROM17にインク空情報を記録する動作について説明する。
インクタンク12内のインク残量があり、電極14a,14bと電極14cとの間の隙間d内にインクが存在している場合、上述したように判定回路16から出力される信号はローレベルになるので、トランジスタT2のゲートへの入力はハイレベルになり、トランジスタT1はオフ状態になる。したがって、ツェナーダイオードZDのアノード端の電位は電源Vddと同じ電位となり、ワンタイムROM17の出力信号はローレベルになる。
これに対し、インクタンク12内のインク残量が無くなり、電極14a,14bと電極14cとの間の隙間d内のインクが無くなっている場合、上述したように判定回路16から出力される信号はハイレベルになるので、トランジスタT2のゲートへの入力はローレベルになり、トランジスタT1はオン状態になる。トランジスタT1がオン状態になるとツェナーダイオードZDのアノード端の電位は電源VHの電位まで引き上げられる。電源VHの電位はツェナーダイオードZDの逆耐圧よりも高く設定されているので、ツェナーダイオードZDのアノード端の電位は電源VHの電位まで引き上げられるとツェナーダイオードZDの逆耐圧を超え、ツェナーダイオードZDのPN接合部に大電流が流れる。すると、このときの電圧と電流との積によるエネルギーがジュール熱となり、その熱によってそのPN接合部のアルミニウムが溶解され、PN接合部が導通状態になる。その結果、判定回路16からの出力信号の状態にかかわらず、ワンタイムROM17のインバータINV1への入力信号は常にローレベルになり、ワンタイムROM17の出力信号は常にハイレベルになる。
つまり、インクタンク12内のインク残量が無くなると、ワンタイムROM17からは常にハイレベルの出力信号が出力されるようになる。ワンタイムROM17には、このようにしてインク空情報が記録される。そのため、プリンタ本体の制御部において、ワンタイムROM17からの出力信号がハイレベルであるか否かを判断するだけで、プリンタ本体の制御部はインクタンク12内のインク残量が空になったことを検出することができる。
本実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様、ヘッドカートリッジ11内で閉じた回路を構成するセンサとしての電極14a,14b,14c、発振回路15、判定回路16、およびワンタイムROM17によって、インクタンク12内のインク残量の検出を行うことができる。上述したように、これらの発振回路15、判定回路16、およびワンタイムROM17はプリントヘッド13のシリコン基板上に半導体製造工程を用いて構成できるので、それらをプリンタ本体の回路基板に個別に構成する場合に比べて製造コストを低減することができる。また、本実施形態の構成によれば、ホストコンピュータやプリンタ本体のCPUを用いた処理を行わなくてもインク残量を検出することができるので、プリンタ本体だけを起動すればインク残量を検出することができるため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態ではヘッドカートリッジ11自体が不揮発性メモリとしてのワンタイムROM17を備えているので、インクタンク12内のインクが空になってワンタイムROM17にインク空情報が記憶されているヘッドカートリッジ11を一度プリンタ本体から取り外して再びプリンタ本体に装着したときであっても、ワンタイムROM17にはインク空情報が記憶されたままとなる。そのため、ヘッドカートリッジ11が装着されたプリンタ本体の制御部で、ヘッドカートリッジ11のワンタイムROM17にインク空情報が記憶されているか否かを読み取ることにより(具体的には、ワンタイムROM17からの出力がハイレベルであるか否かを判断することにより)、プリンタ本体に新たに装着されたヘッドユニット11のインクタンク12が空か否かを検出することができる。そのため、本実施形態によればヘッドカートリッジがプリンタ本体に新たに装着された後にインク残量検出のためのシーケンスを行わなくても直ちにインク残量を検出することができるので、インク残量が無い旨をユーザに迅速に知らせることができ、また、シーケンス動作に要していた時間の分だけプリンタの記録動作時間を短縮させることができる。
また、図1に示した第1の実施形態の構成では、インクタンク2内に設けたセンサ4とインクタンク2外の検出回路5とを接続する配線を通すためにインクタンク2の壁部に貫通穴を形成する必要がある。この場合、その貫通穴からインクが漏れることを防止するには、その貫通穴に配線を通した後に貫通穴を適切に塞ぐ処置を施す必要がある。これに対し、本実施形態の構成では、インクタンク12の壁部内に埋め込んだ電極14a,14bに接続される配線はインクタンク12の壁部を貫通しないので、配線を通す穴を塞がなくてもインクタンク12内のインクが漏れ出す心配がないことから、その穴を塞ぐ処置を施す必要がない。そのため、穴を塞ぐ処置を施す手間の分だけインクタンク12の製造工数を削減することができ、更に、インクタンク12の製造コストの低減化を図ることが可能になる。
(その他の実施形態)
液体吐出ヘッドの液体吐出ヘッド(プリントヘッド)は、上述した各実施形態のプリントヘッドの半導体基板の絶縁層上に形成された発熱抵抗層で発熱抵抗体を形成し、吐出口やそれに連通する液路を形成するために、成形樹脂やフィルムなどからなる天板などの吐出口形成部材を組合わせれば作製できる。そして、そのような液体吐出ヘッドに液体容器(インクタンク)を接続してヘッドカートリッジを構成してこれをプリンタ本体に搭載させ、プリンタ本体の電源回路からは電源電位を、プリンタ本体の画像処理回路からは画像データをその液体吐出ヘッドに供給すれば、プリンタ本体およびそれに搭載されたヘッドカートリッジはインクジェットプリンタとして動作することになる。
図7は、本発明の液体吐出カートリッジの一実施形態における吐出ユニットを説明するための図であり、その一部分を破断した状態で示している。
上記の各実施形態の説明において示した回路が作製された半導体基板である素子基体152上には、電流が流れる電気信号を受けることで熱を発生し、その熱によって発生する気泡によって吐出口153からインクを吐出するための電気熱変換素子141が複数列状に配されている。この電気熱変換素子141のそれぞれには、各電気熱変換素子141を駆動するための電気信号を供給する配線電極154が設けられている。
電気熱変換体141に対向する位置に設けられた吐出口153へインクを供給するための流路155が、それぞれの吐出口153に対応して設けられている。これらの吐出口153および流路155を構成する壁が溝付き部材156に設けられており、これらの溝付き部材156を前述の素子基体152に接続することで、流路155と、複数の流路155にインクを供給するための共通液室157が設けられている。
図8は、図7に示した吐出ユニットを組み込んだ液体吐出ヘッドの構造を示す斜視図である。
図8に示すように、吐出ユニット150は枠体158に組み込まれている。吐出ユニット150は、上述したように、素子基体152上に吐出口153や流路155を構成する部材156が取り付けられて構成されている。吐出ユニット150には、プリンタ本体側からの電気信号を受け取るためのコンタクトパッド159が設けられたフレキシブルプリント配線基板160が接続されており、各種駆動信号となる電気信号がプリンタ本体の制御部からフレキシブルプリント配線基板160を介して吐出ユニット150に供給される。
図9は、本発明に係る液体吐出カートリッジが適用される液体吐出装置の一実施形態であるインクジェット記録装置IJRAの概略構成を示す斜視図である。
駆動モータ9011の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に係合するピン(不図示)を有するキャリッジHCは、リードスクリュー5005の正逆方向の回転に伴ってガイドシャフト5003に沿って矢印a,b方向に往復移動させられる。キャリッジHCには、記録ヘッドIJCとこれにインクを供給するインクタンクITとを含むヘッドカートリッジが搭載される。
紙押え板5002は、キャリッジHCの移動範囲にわたって記録紙Pを記録媒体搬送手段であるプラテン(不図示)に対して押圧する。ホームポジション検知手段としてのフォトカプラ5007,5008は、キャリッジHCのレバー5006のこの域での存在を確認して、駆動モータ9011の回転方向の切換等を行うための信号を発する。記録ヘッドIJCのインク吐出口形成面をキャップするキャップ部材5022が、支持部材5013によって支持されている。吸引回復の吸引を開始する際には、キャリッジHCと係合するカム5020の移動に伴ってレバー5012が移動し、駆動モータ9011からの駆動力がクラッチ切換等の公知の伝達手段によって切換えられて、キャップ部材5022が記録ヘッドIJCのインク吐出口形成面に接するように移動制御される。この状態で吸引手段(不図示)によってキャップ部材5022の吸引を行うことで、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドIJCの吸引回復が行われる。
本体支持板5018には、クリーニングブレード5017を記録ヘッドIJCに近づけたり離したりする方向に移動させることを可能にする移動部材5019とが支持されており、その移動部材5019にはクリーニングブレード5017が設けられている。なお、クリーニングブレード5017には、図示した形態のみならず、他の周知の形態のものを本例に適用できることはいうまでもない。
インクジェット記録装置IJRAは、キャリッジHCがホームポジション側領域に移動してきたときにリードスクリュー5005に所定の回転動作をさせることで、各々の対応位置でキャッピング動作、クリーニング動作、および吸引回復動作のうちの所望の動作を行うように構成されている。これらの動作を行うタイミングは周知であり、そのような周知のタイミングは本例も適用可能である。上述した各構成は単独でも複合的に見ても優れた構成であり、本発明における液体吐出ヘッドが適用されるのに好ましい構成例を示している。
また、本装置IJRAは、電源電圧や画像信号や駆動制御信号などを吐出ユニット150(図7等参照)に供給するための電気回路を有している。
なお、本発明は上述した各種実施形態に限定されるものではなく、上述した課題を解決できるものであれば、本発明の各構成要件を代替物や均等物に置換できることは明らかである。
本発明の第1の実施形態に係る液体吐出カートリッジを示す概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る液体吐出カートリッジを示す概略構成図である。 図2に示した発振回路の一構成例を示すブロック図である。 図2に示した判定回路の一構成例を示すブロック図である。 図2に示したワンタイムROMの一構成例を示すブロック図である。 図4に示した判定回路の動作タイミングチャートである。 本発明の液体吐出カートリッジの一実施形態における吐出ユニットを説明するための図である。 図7に示した吐出ユニットを組み込んだ液体吐出ヘッドの構造を示す斜視図である。 本発明に係る液体吐出カートリッジが適用される液体吐出装置の一実施形態であるインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 従来技術によるインク残量検出装置の回路図である。 従来のインクジェットユニットの構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1,11 ヘッドカートリッジ
2,12 インクタンク
3,13 プリントヘッド
4 センサ
5 検出回路
6,16 判定回路
7 不揮発性メモリ
14a,14b,14c 電極
15 発振回路
15a,15b,15c,15d インバータ
16a nビットカウンタ
16b nビット比較器
16c Dフリップフロップ(DFF)
17 ワンタイムROM
141 電気熱変換素子
150 吐出ユニット
152 素子基体
153 吐出口
154 配線電極
155 流路
156 溝付き部材
157 共通液室
158 枠体
159 コンタクトパッド
160 フレキシブルプリント配線基板
5002 紙押え板
5003 ガイドシャフト
5004 螺旋溝
5005 リードスクリュー
5006,5012 レバー
5007,5008 フォトカプラ
5009,5011 駆動力伝達ギア
5013 支持部材
5017 クリーニングブレード
5018 本体支持板
5019 移動部材
5020 カム
5022 キャップ部材
5023 キャップ内開口
9011 駆動モータ

Claims (7)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、該液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器とを有する液体吐出カートリッジにおいて、
    前記液体容器には、該液体容器内の液体の残量を検出するためのセンサであって、前記液体容器を構成する部材内に埋め込まれた複数の電極を含んで構成されるセンサが設けられており、
    前記液体吐出ヘッドは、前記センサを用いて前記液体容器内の液体の残量の有無を検出する検出手段と、該検出手段からの出力に基づいて前記液体容器内の液体の残量の有無を判定し、前記液体容器内の液体の残量が無いと判定した場合には液体残量空情報を出力する判定手段と、該判定手段から前記液体残量空情報が出力された場合に前記液体残量空情報を記憶するワンタイムROMとを含み、
    前記液体吐出ヘッド、前記検出手段、前記判定手段、及び前記ワンタイムROMは同一半導体基板上に形成されており、
    前記検出手段は、前記電極間の液体の有無による静電容量値の変化に応じて発振周波数が変化する発振回路で構成されていることを特徴とする液体吐出カートリッジ。
  2. 前記センサは互いに対向する少なくとも2つの電極を含み、
    前記発振回路は、前記電極間に生じる静電容量が負荷として接続され、前記電極間の液体の有無による前記静電容量の変化に応じて発振周波数が変化するパルス信号を発振する、請求項1に記載の液体吐出カートリッジ。
  3. 前記センサは、互いに隣接する第1および第2の平板電極と、該第1および第2の平板電極との間に前記液体容器内の液体が流入し得る隙間をおいて前記第1および第2の平板電極に対向配置された第3の平板電極との3枚の平板電極を含み、
    前記第1および第2の平板電極の一方に前記発振回路が接続され、他方はグラウンド電位に接続されている、請求項またはに記載の液体吐出カートリッジ。
  4. 前記判定手段は、所定の液体残量検出時間内に前記発振回路から出力されるパルス信号のパルス数をカウントするカウンタと、該カウンタのカウント値が所定のカウント値を超えたか否かを判定する比較器とを有し、該比較器は前記カウンタのカウント値が所定のカウント値を超えたと判定した場合に出力信号を出力する、請求項からのいずれか1項に記載の液体吐出カートリッジ。
  5. 前記ワンタイムROMは、ツェナーダイオードのザッピングを用いるツェナーメモリ、あるいはヒューズメモリである、請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出カートリッジ。
  6. 前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、該吐出口に連通する液路と、該液路中の液体を加熱して気泡を発生させる電気熱変換体とを有している、請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出カートリッジ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出カートリッジが用いられる液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドを駆動するための駆動制御信号を供給する制御手段を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
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