JP4497626B2 - 変圧器の誘導試験装置および移動台車 - Google Patents
変圧器の誘導試験装置および移動台車 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変圧器の品質確認に用いられる誘導試験装置およびこの誘導試験装置を搭載した移動台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
変圧器の製造後の品質確認のための電気試験の1つである誘導試験は、被試験変圧器の一方の巻線を開放し、他方の巻線に定格電圧の2倍の電圧を定格で定められた試験時間印加して、これに耐えられるかを確認するものである。この誘導試験に用いられる電源は、商用周波数(50Hzまたは60Hz)で実施すると、変圧器の鉄心に飽和が生じて実施が困難なため、通常は高周波(180Hzから300Hz)の電源を用いて実施するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、変圧器の誘導試験を行なう高周波電源として交流電動機により回転駆動される高周波発電機を用いるようにしているので、次のような不具合があった。
(1)交流電動機と高周波発電機の組合わせは、大きな設置スペースを必要とし、また、高価である。
(2)回転電機の組合わせであるので、騒音を発生し、また、消費電力も大きい。
(3)高周波発電機の起動から試験を開始できる安定した電圧になるまでの起動時間が長い。
(4)交流電動機と高周波発電機の組合わせは重量物であるので、移動させることは困難である。
【0004】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、設置スペースが小さくてすみ、安価であり、騒音の発生もなく、消費電力も少なくてすみ、また、起動時間も短くなる変圧器の誘導試験装置を提供するにあり、更に、第2の目的は、上記誘導試験装置を容易に移動することができる移動台車を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の変圧器の誘導試験装置は、被試験変圧器に対する誘導試験用高周波電源を作成するためのインバータと、このインバータに交流電源を供給する電源供給路を構成する主回路スイッチと、前記インバータに対する電源供給路に設けられた高周波成分低減用のブロッキングコイルと、前記インバータの出力電圧を調整する電圧調整器と、この電圧調整器の出力電圧を昇圧して前記被試験変圧器に供給するための複数の昇圧変圧器と、これらの複数の昇圧変圧器の1つに選択的に電圧調整器の出力電圧を供給する選択手段と、前記主回路スイッチおよびインバータを制御する制御装置とを具備するところに特徴を有する。
このような構成によれば、インバータは従来の交流電動機および周波数発電機の組合わせ構成に比し小形であるので、設置スペースが小さくてすみ、安価であり、インバータは静止形であるので、騒音の発生もなく、消費電力も少なくすみ、起動時間即ち試験準備時間も短くなる。
【0006】
また、電圧調整器により被試験変圧器に供給される電圧を試験電圧まで徐々に上昇させることができるので、被試験変圧器に急激に試験電圧が印加されることを防止することができる。
【0007】
更に、複数の昇圧変圧器により昇圧率を選択することができるので、低電圧用の被試験変圧器から高電圧用の被試験変圧器まで広く対処することができる。
そして、インバータの入力電源たる商用交流電源に高周波成分が重畳していたとしても、これをブロッキングコイルで低減し得て、誘導試験に悪影響を及ぼすことはない。
【0008】
請求項2記載の変圧器の誘導試験装置は、電圧調整器が零位置以外のときには主回路スイッチをオンしない機能を有することを特徴とする。
このような構成によれば、電圧調整器が零位置以外のときにはインバータに電源が投入されないので、被試験変圧器に急激に試験電圧が印加されることを自動的に防止することができる。
【0009】
請求項3記載の変圧器の誘導試験装置は、制御装置は、インバータの周波数設定機能を有することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の変圧器の誘導試験装置は、予め試験に必要な機種データがインプットされたパーソナルコンピュータを備え、このパーソナルコンピュータを、被試験変圧器に供給される電圧および電流のデータを得て、試験結果を自動的に判定するように構成するところに特徴を有する。
このような構成によれば、パーソナルコンピュータにより自動的に誘導試験および試験結果の判定が行なわれるので、試験者の負担を軽減することができ、また、試験結果の判定ミスを生じることもない。
【0011】
請求項5記載の移動台車は、請求項1ないし4のいずれかに記載の変圧器の誘導試験装置が搭載されていることを特徴とする。
このような構成によれば、誘導試験装置の移動が容易になり、その使用範囲の拡大を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例について、図1ないし図6を参照しながら説明する。
まず、図1には、誘導試験装置1全体の電気的構成図(単線結線図)が示されている。この図1において、主回路スイッチ2は、配線用遮断器或いはノーヒューズブレーカからなるもので、外部信号による遮断(オフ)機能および投入(オン)機能を有する。この主回路スイッチ2において、その電源側端子は、三相の商用交流電源3に接続され、負荷側端子は、高周波成分低減用のブロッキングコイル4を介してインバータ5の入力端子に接続され、以て、インバータ5に電源を供給する電源供給路たる主回路6が構成されている。インバータ5は、図示はしないが、交流を直流に変換して出力する整流回路と、この潮流回路からの直流出力を正弦波の高周波電源(周波数180Hzから300Hz)に変換して出力するインバータ主回路と、このインバータ主回路のスイッチング素子を制御する制御回路と、などから構成されている。
【0013】
インバータ5の出力端子は、電圧調整器7の入力端子に接続されており、この電圧調整器7の出力端子は、選択手段たる切換スイッチからなる選択スイッチ8に接続されている。ここで、電圧調整器7は、操作ダイアル7a(図3参照)が回動操作されることにより、インバータ5からの高周波電源電圧を零電圧から最高電圧まで調整できるようになっている。また、選択スイッチ8は、接点8a、8bを有していて、選択信号が与えられる毎に接点8a、8bを交互にオンさせるようになっている。
【0014】
複数の昇圧変圧器たる高圧用昇圧変圧器9および低圧用昇圧変圧器10は、それぞれ一次巻線9Pおよび10Pと二次巻線9Sおよび10Sとを有するもので、一次巻線9Pおよび10Pは、選択スイッチ8の接点8aおよび8bにそれぞれ接続されている。そして、例えば、高圧用昇圧変圧器9の二次巻線9Sは、被試験変圧器11の一方の巻線たる二次巻線11Sに接続されている。尚、被試験変圧器11は降圧用変圧器で、その一次巻線11Pは開放されている。
【0015】
コントロールパネル12には、デジタル式の電圧計13、デジタル式の電流計14およびデジタル式の周波数計15が設けられているとともに、スタートスイッチ16、選択指令スイッチ17、タイマ18、警報ランプ19および電源スイッチ20が設けられている。
【0016】
コントロールパネル12は、マイクロコンピュータとその周辺回路とから構成された制御装置21を備えており、以下これについて図2を参照して述べる。制御装置21の各入力端子には、電圧検出手段たる電圧センサ22、電流検出手段たる電流センサ23、位置検出手段たる位置センサ24が接続されている。この場合、電圧センサ22は、電圧調整器7の出力電圧を検出するようになっており、電流センサ23は、電圧調整器7からの電流を検出するようになっており、そして、位置センサ24は、電圧調整器7の操作ダイアル7aが零位置(電圧調整器7の出力が零電圧)にあることを検出して位置検出信号を出力するようになっている。尚、制御装置21の各入力端子には、前述したスタートスイッチ16および選択指令スイッチ17も接続されている。
【0017】
制御装置21の各出力端子には、前述した主回路スイッチ2、選択スイッチ8、電圧計13、電流計14、周波数計15および警報ランプ19が接続されている。そして、制御装置21の入出力端子には、インバータ5が接続されており、制御装置21は、インバータ5に周波数指令を与え、インバータ5は、出力電圧の実際の周波数のデータを制御装置21に与えるようになっている。
【0018】
さて、図3および図4には、誘導試験装置1を搭載した移動台車25が示されている。即ち、本体ボックス26において、底板には4個のキャスタ27が設けられており、側板上部にはハンドル28が設けられている。本体ボックス26の上板には、コントロールパネル12が配設されており、このコントロールパネル12には、前述した電圧計13、電流計14、周波数計15、スタートスイッチ16、選択指令スイッチ17、タイマ18、警報ランプ19および電源スイッチ20が配設されていることは勿論である。この場合、タイマ18は、操作釦18aを有していて、この操作釦18aが押圧操作されると、リセットされた後、設定された試験時間の計時動作を開始し、その計時時間をデジタル表示するようにになっている。
【0019】
また、本体ボックス26の上面には、主回路スイッチ2が配設されており、更に、本体ボックス26内の上部には、電圧調整器7(図1参照)が配設されていて、その操作ダイアル7aは上板の上方に位置するようになっている。尚、図3および図4には図示してはいないが、本体ボックス26内には、ブロッキングコイル4、インバータ5、選択スイッチ8、高圧用昇圧変圧器9および低圧用昇圧変圧器10(いずれも図1参照)が配設されている。
【0020】
次に、本実施例の作用につき、図5および図6をも参照して説明する。
今、高圧用昇圧変圧器9の二次巻線9Sに被試験変圧器11の二次巻線11Sが接続されているものとし、試験者が電源スイッチ20をオンさせると、制御装置21が動作を開始(スタート)する。制御装置21は、先ず、「昇圧変圧器選択」の処理ステップS1になり、試験者が選択指令スイッチ17をオンさせる毎に選択信号を選択スイッチ8に与えて接点8a、8bを交互にオンさせる。このときには、選択スイッチ8の接点8aをオンさせて高圧用昇圧変圧器9を選択するものとする。
【0021】
制御装置21は、次に「スタートスイッチオン?」の判断ステップS2に移行し、ここでは、スタートスイッチ16がオンされたか否かを判断し、「NO」のときには処理ステップS1を経て判断ステップS2に戻る。試験者がスタートスイッチ16をオンさせると、制御装置21は、判断ステップS2で「YES」を判断して「零位置?」の判断ステップS3に移行する。制御装置21は、この判断ステップS3では、位置センサ24からの位置検出信号の有無により電圧調整器7の操作ダイアル7aが零位置にあるか否かを判断するもので、「NO」(零位置にない)と判断したときには「警報ランプ点灯」の処理ステップS4に移行して、警報ランプ19を点灯させ、判断ステップS3に戻る。以下、判断ステップS3および処理ステップS4を繰り返すことにより警報ランプ19が点灯し続ける。
【0022】
警報ランプ19の点灯により試験者が電圧調整器7が零位置にないことを知って、操作ダイアル7aを操作して零位置に戻すと、制御装置21は、判断ステップS3で「YES」と判断して「主回路スイッチオン」の処理ステップS5に移行し、主回路スイッチ2をオンさせる。即ち、制御装置21は、電圧調整器7が零位置以外のときには、判断ステップS3および処理ステップS4を繰返すことにより処理ステップS5には移行しないのであり、従って、電圧調整器7が零位置以外のときには主回路スイッチ2をオンしない(インバータ5に対する電源の投入を禁止する)インターロック機能を有するのである。
【0023】
制御装置21は、次に「周波数指令出力」の処理ステップS6に移行し、インバータ5に運転周波数を指令する。これにより、インバータ5は、3相交流電源3からの交流電源電圧が主回路スイッチ2およびブロッキングコイル4を介して与えられて、その交流電源電圧を整流した直流電源電圧より運転周波数指令に基づく高周波の交流電圧を作成し、作成した高周波交流電圧を電圧調整器7に与える。
【0024】
制御装置21は、その後、「電圧.電流,周波数 表示」の処理ステップ(サブルーチン)S7に移行する。そこで、試験者は、操作ダイアル7aを操作することによって、電圧調整器7の出力電圧を零電圧から被試験変圧器11の二次巻線11Sの定格電圧の2倍の電圧に相当する試験電圧まで徐々に上昇させる。これにより、高圧用昇圧変圧器9の二次巻線9Sには、選択スイッチ8の接点8aを介して零電圧から被試験変圧器11の二次巻線11Sの定格電圧の2倍の電圧たる試験電圧まで徐々に印加されるようになる。この場合、インバータ5の入力電源たる商用交流電源3に、図5(a)に示すように、高周波成分が重畳していたとしても、これを、ブロッキングコイル4が図5(b)のように低減し得て、誘導試験に悪影響を及ぼすことはない。なお、図5においては電源電圧の1相分のみを示している。
【0025】
而して、制御装置21は、処理ステップ(サブルーチン)S7において電圧センサ22および電流センサ23により高圧用昇圧変圧器9の一次巻線9Pに対する電圧および電流を検出して電圧計13および電流計14にデジタル表示させるとともに、インバータ5からの周波数信号によりインバータ5の実際の運転周波数を周波数計15にデジタル表示させる。
【0026】
試験者は、電圧計13を視認しながら被試験変圧器11の二次巻線11Sの試験電圧まで電圧調整器7の出力電圧を上昇させ、そして、電圧調整器7の出力電圧が試験電圧まで達したときに電圧調整器7の操作を停止し、タイマ18の操作釦18aを押下操作してタイマ18をリセットし、タイマ18に設定された試験時間の計時動作を開始させる。試験者は、電圧計13と電流計14を視認して、電圧および電流の関係が適正範囲内にあるか否か、即ち、正常か否かを判定する。そして、試験者は、タイマ18の試験時間の計時動作の終了時おいても正常と判断した場合には、電圧調整器7の操作ダイアル7aを零位置に戻し、スタートスイッチ16を再度押圧することにより主回路スイッチ2をオフさせて試験を終了する。
【0027】
さて、試験者は、電圧計13を視認しながら被試験変圧器11の二次巻線11Sの試験電圧まで電圧調整器7の出力電圧を上昇させているとき、若しくは、タイマ18が設定された試験時間の計時動作を行なっているときにおいて、電圧計13と電流計14を視認して、電圧および電流の関係が適正範囲内にない、即ち、異常であると判定した場合には、直ちに、電圧調整器7の操作ダイアル7aを零位置に戻すか、或いは、スタートスイッチ16を再度押圧することにより主回路スイッチ2をオフさせることによって、試験を中止する。
【0028】
このように本実施例によれば、被試験変圧器11に対する誘導試験用高周波電源をインバータ5を用いて作成するようにしたものであり、インバータ5は従来の交流電動機および周波数発電機の組合わせ構成に比し小形であるので、設置スペースが小さくてすみ、安価であり、しかも、インバータ5は静止形であるので、騒音の発生もなく、消費電力も少なくすみ、起動時間即ち試験準備時間も短くなる。
【0029】
また、本実施例によれば、インバータ5の出力電圧を調整する電圧調整器7およびこの電圧調整器7の出力電圧を昇圧する昇圧変圧器9、10を設けるようにしたので、電圧調整器7により被試験変圧器11に供給される電圧を試験電圧まで徐々に上昇させることができ、被試験変圧器11に急激に試験電圧が印加されることを防止することができる。
【0030】
更に、本実施例によれば、複数たる2つの昇圧変圧器9、10を設け、これらの2つの昇圧変圧器9、10の1つに選択的に電圧調整器7の出力電圧を供給する選択スイッチ8を設けるようにしたので、低電圧用の被試験変圧器から高電圧用の被試験変圧器まで広く対処することができる。
【0031】
更にまた、本実施例によれば、制御装置21は、電圧調整器7が零位置以外のときにはインバータ5に対する電源の投入を禁止するインタロック機能を有するので、電圧調整器7が零位置以外のときにはインバータ5に電源が投入されることはなく、被試験変圧器11に急激に試験電圧が印加されることを自動的に防止することができる。
【0032】
そして、本実施例によれば、インバータ5に対する電源供給路たる主回路6に高周波成分低減用のブロッキングコイル4を設けるようにしたので、インバータ5の入力電源たる商用交流電源3に高周波成分が重畳していたとしても、これを低減し得て、誘導試験に悪影響を及ぼすことはない。
しかも、誘導試験装置1を移動台車25に搭載するようにしたので、誘導試験装置1の移動が容易になり、その使用範囲の拡大を図ることができる。
【0033】
図7ないし図9は本発明の第2の実施例であり、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分について説明する。
図7において、制御装置21の入力端子にはデータ転送スイッチ29が接続され、制御装置21の出力端子は駆動部30に接続されている。この場合、駆動部30は、電圧調整器7の操作ダイアル7a(図3参照)を回動駆動するように設けられたもので、正転駆動信号が与えられると、高電圧方向に回動させ、逆転駆動信号が与えられると、零電圧方向に回動させるようになっている。
【0034】
パーソナルコンピュータ31は、移動台車25(図3および図4参照)とは別に設置されたもので、その入出力端子が制御装置21の入出力端子に接続され、入力端子がキーボード32に接続され、出力端子がCRT33に接続されていて、後述するように動作するようになっている。この場合、パソナルコンピュータ31には、キーボード32により被試験変圧器11(図1参照)の機種データたる設定電圧(試験電圧)、設定時間(試験時間)および限界電流などが予めインプットされている。
【0035】
次に、この第2の実施例の作用について、図8および図9を参照しながら説明する。
先ず、制御装置21の動作について、図8に示すフローチャートに従って述べる。
制御装置21は動作を開始(スタート)すると、処理ステップS1を経て「データ転送スイッチオン?」の判断ステップS8に移行し、ここでは、データ転送スイッチ29がオンされたか否かを判断するもので、「NO」のときには処理ステップS1を経て判断ステップS8に戻る。そこで、試験者がデータ転送スイッチ29をオンさせると、制御装置21は、判断ステップS8で「YES」と判断して「データ転送信号出力」の処理ステップS9に移行し、パーソナルコンピュータ31にデータ転送信号を出力し、次の「機種データあり」の判断ステップS10となり、「NO」であればこの判断ステップS10を繰返す。
【0036】
パーソナルコンピュータ31が後述するように機種データたる設定電圧データを出力すると、制御装置21は、判断ステップS10で「YES」と判断して 「機種データ読込み」の処理ステップS11に移行し、パーソナルコンピュータ31からの設定電圧データを読込んでメモリに記憶させる。制御装置21は、次に判断ステップS2に移行し、「NO」のときにはこの判断ステップS2を繰返すが、「YES」のときには判断ステップS3に移行する。
【0037】
制御装置21は、この判断ステップS3では、前述したように、電圧調整器7の操作ダイアル7a(図3参照)が零位置にあるか否かを判断するものであり、「NO」(零位置にない)のときには「駆動部動作」の処理ステップS12に移行し、駆動部30に逆転駆動信号を与えて操作ダイアル7aを零位置(零電圧)方向に回動駆動させ、再び判断ステップS3に戻る。制御装置21は、操作ダイアル7aが零位置になるまで判断ステップS3および処理ステップS12を繰返し、操作ダイアル7aが零位置になって判断ステップS3で「YES」と判断すると、処理ステップS5に移行して主回路スイッチ2をオンさせる。
【0038】
制御装置21は、その後、処理ステップS6を経て「駆動部動作」の処理ステップS13に移行し、駆動部30に正転駆動信号を与えて操作ダイアル7aを高電圧方向に駆動回動させ、電圧調整器7の出力電圧を零電圧から上昇させる。制御装置21は、次に「電圧,電流,周波数の表示 電圧および電流データの出力」の処理ステップ(サブルーチン)S14に移行し、電圧センサ22および電流センサ23からの検出電圧および検出電流を電圧計13および電流計14に表示させ、インバータ5からの周波数信号を周波数計15に表示させるとともに、電圧センサ22および電流センサ23が検出する電圧データおよび電流データをパーソナルコンピュータ31に出力する。その後、制御装置21は、後述する「異常信号あり?」の判断ステップS15で「NO」と判断して「設定電圧?」の判断ステップS16に移行する。
【0039】
制御装置21は、この判断ステップS16では、電圧センサ13が検出する電圧が機種データたる設定電圧になったか否かを判断するもので、「NO」のときには処理ステップS13の戻り、以下、処理ステップS14、判断ステップS15およびS16を繰返す。従って、電圧調整器7の出力電圧は零電圧から高電圧方向に徐々に上昇する。そして、電圧センサ22が検出する電圧が設定電圧になると、制御装置21は、判断ステップS16で「YES」と判断して処理ステップS14と同様の処理ステップS17を経て「異常信号あり?」の判断ステップS18に移行し、ここで、パーソナルコンピュータ31から異常信号が与えられたか否かを判断する。
【0040】
制御装置21は、パーソナルコンピュータ31からの異常信号がないときには、判断ステップS18で「NO」と判断して「正常信号あり?」の判断ステップS19に移行し、ここで、パーソナルコンピュータ31から正常信号が与えられたか否かを判断する。そして、制御装置21は、パーソナルコンピュータ31からの正常信号がないときには、判断ステップS19で「NO」と判断して処理ステップS17に戻り、以下、処理ステップS17、判断ステップS18および19を繰返す。
【0041】
制御装置21は、以上のような状態で、パーソナルコンピュータ31から正常信号が与えられたときには、判断ステップS19で「YES」と判断して「駆動部動作(零位置まで)」の処理ステップS20に移行し、駆動部30に逆転駆動信号を与えて、電圧調整器7の操作ダイアル7aを零位置まで戻した上で、主回路スイッチ2をオフさせて試験を終了する(エンド)。また、制御装置21は、以上のような状態で、パーソナルコンピュータ31から異常信号があたえられたときには、判断ステップS18で「YES」と判断して「主回路スイッチオフ」の処理ステップS21に移行し、主回路スイッチ2をオフさせて試験を中止させる。
【0042】
なお、制御装置21は、処理ステップS13、14、判断ステップS15およびS16を繰返して電圧調整器7の出力電圧を設定電圧まで上昇させている場合において、パーソナルコンピュータ31から異常信号が与えられたときには、判断ステップS15で「YES」と判断して「主回路スイッチオフ」の処理ステップS21に移行する。
【0043】
次に、パーソナルコンピュータ31の動作について、図9に示すフローチャートに従って述べる。
パーソナルコンピュータ31は、電源が投入されると動作を開始(スタート)し、先ず「データ転送信号あり?」の判断ステップP1となり、ここでは、制御装置21からデータ転送信号が与えられたか否かを判断し、「NO」のときにはこの判断ステップP1を繰返すが、前述したように、制御装置21からデータ転送信号が与えられたときには(図8の処理ステップS9に対応)、「YES」と判断して「機種データ出力」の処理ステップP2に移行する。パーソナルコンピュータ31は、この処理ステップP2では、被試験変圧器11の機種データとして設定電圧(試験電圧)データを制御装置21に出力する(図8の判断ステップS9に対応)。
【0044】
パーソナルコンピュータ31は、「電圧,電流データの読込み」の処理ステップP3に移行し、ここで、制御装置21から与えられる電流および電圧データを読込み(図8の処理ステップS14に対応)、判断ステップP4に移行する。パーソナルコンピュータ31は、判断ステップP4では、処理ステップP3で読込んだ電圧および電流データから電圧および電流の関係が適正範囲内にあるか否か、即ち、正常か否かをを自動的に判断する。そして、パーソナルコンピュータ31は、判断ステップP4で「YES」(適正範囲内)と判断したときには、「設定電圧?」の判断ステップP5に移行し、ここで、処理ステップP3で読込んだ電圧データから電圧調整器7の出力電圧が設定電圧になったか否かを判断し、 「NO」のときには処理ステップP3に戻り、以下、判断ステップP4、P5および処理ステップP3を繰返す。
【0045】
パーソナルコンピュータ31は、判断ステップP5で「YES」(設定電圧)と判断したときには、「タイマスタート」の処理ステップP6となり、タイマに設定時間(試験時間)の計時動作を開始させ、その後、処理ステップP3と同様の処理ステップP7を経て「正常か?」の判断ステップP8に移行する。パーソナルコンピュータ31は、この判断ステップP8では、処理ステップP7で読込んだ電圧および電流データから電圧および電流の関係が適正範囲内にあるか否か、即ち、正常か否かをを自動的に判断する。そして、パーソナルコンピュータ31は、判断ステップP8で「YES」(適正範囲内)と判断したときには、「設定時間?」の判断ステップP9に移行し、ここで、タイマが設定時間の計時動作を終了したか否かを判断し、「NO」のときには、処理ステップP7に戻る。
【0046】
パーソナルコンピュータ31は、タイマが設定時間の計時動作を終了していないときには、処理ステップP7、判断ステップP8およびP9を繰返すようになるが、タイマが設定時間の計時動作を終了すると、判断ステップP9で「YES」と判断して「正常信号出力」の処理ステップP10に移行し、制御装置21に正常信号を出力する(図8の判断ステップS19に対応)。その後、パーソナルコンピュータ31は、「正常表示」の処理ステップP11に移行し、ここで、CRT33に正常である旨の表示をさせ、動作を終了(エンド)する。
【0047】
また、パーソナルコンピュータ31は、処理ステップP7、判断ステップP8およびP9を繰返している場合において、判断ステップP8で「NO」(異常)と判断したときには、「異常信号出力」の処理ステップP12に移行し、制御装置21に異常信号を出力する(図8の判断ステップS18に対応)。その後、パーソナルコンピュータ31は、「異常表示」の処理ステップP13に移行し、ここで、CRT33に異常である旨の表示をさせ、動作を終了する。
【0048】
なお、パーソナルコンピュータ31は、処理ステップP3、判断ステップP4およびP5を繰返している場合において、判断ステップP4で「NO」(異常)と判断したときには、「異常信号出力」の処理ステップP12に移行し、制御装置21に異常信号を出力する(図8の判断ステップS15に対応)。
【0049】
このように第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られるとともに、特に、制御装置21にパーソナルコンピュータ31を接続し、パソナルコンピュータ31にインプットされた機種データに基づき制御装置21が電圧調整器7を零電圧から設定電圧(試験電圧)まで上昇させ、その設定電圧に設定時間(試験時間)だけ保つようにし、そして、パソナルコンピュータ31が制御装置21から電圧および電流データを得て被試験変圧器11の正常、異常の試験結果を自動的に判定するようにしたので、試験者の負担を軽減することができ、試験結果の判定ミスを生じることもない。
【0050】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形、拡張が可能である。
実施例では、ブロッキングフィルタ4を設けるようにしたが、これは必要に応じて設ければよい。
パーソナルコンピュータ31を移動台車25に搭載してもよい。
誘導試験装置1は、移動台車25に搭載しなくても、1つのセットとして構成するようにしてもよい。
【発明の効果】
以上の記述で明らかなように、本発明の変圧器の誘導試験装置よれば、被試験変圧器に対する誘導試験用高周波電源をインバータを用いて作成するようにしたので、設置スペースが小さくてすみ、安価であり、騒音の発生もなく、消費電力も少なくてすみ、また、起動時間即ち試験準備時間も短くなる。また、インバータの出力電圧を調整する電圧調整器およびこの電圧調整器の出力電圧を昇圧する昇圧変圧器が設けられているので、電圧調整器により被試験変圧器に供給される電圧を試験電圧まで徐々に上昇させることができ、被試験変圧器に急激に試験電圧が印加されることを防止することができる。更に、昇圧変圧器は複数設けられ、これらの複数の昇圧変圧器の1つに選択的に電圧調整器の出力電圧を供給する選択手段が設けられているので、複数の昇圧変圧器により昇圧率を選択することができ、低電圧用の被試験変圧器から高電圧用の被試験変圧器まで広く対処することができる。そして、インバータに対する電源供給路に高周波成分低減用のブロッキングコイルが設けられているので、インバータの入力電源たる商用交流電源に高周波成分が重畳していたとしても、これを低減し得て、誘導試験に悪影響を及ぼすことはない。
また、本発明の移動台車によれば、上記した誘導試験装置を搭載するようにしたので、誘導試験装置を容易に移動することができ、使用範囲の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】コントロールパネルの電気的構成を示すブロック線図
【図3】移動台車の平面図
【図4】同正面図
【図5】作用説明用の電圧波形図
【図6】制御内容を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図8】図6相当図
【図9】パーソナルコンピュータの制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
図面中、1は誘導試験装置、2は主回路スイッチ、4はブロッキングコイル、5はインバータ、6は主回路(電源供給路)、7は電圧調整器、8は選択スイッチ(選択手段)、9は高圧用昇圧変圧器、10は低圧用昇圧変圧器、11は被試験変圧器、13は電圧計、14は電流計、16はスタートスイッチ、17は選択指令スイッチ、18はタイマ、19は警報ランプ、21制御装置、22は電圧センサ(電圧検出手段)、23は電流センサ(電流検出手段)、24は位置センサ(位置検出手段)、25は移動台車、29はデータ転送スイッチ、30は駆動部、31はパーソナルコンピュータ示す。
Claims (5)
- 被試験変圧器に対する誘導試験用高周波電源を作成するためのインバータと、
このインバータに交流電源を供給する電源供給路を構成する主回路スイッチと、
前記インバータに対する電源供給路に設けられた高周波成分低減用のブロッキングコイルと、
前記インバータの出力電圧を調整する電圧調整器と、
この電圧調整器の出力電圧を昇圧して前記被試験変圧器に供給するための複数の昇圧変圧器と、
これらの複数の昇圧変圧器の1つに選択的に電圧調整器の出力電圧を供給する選択手段と、
前記主回路スイッチおよびインバータを制御する制御装置とを具備することを特徴とする変圧器の誘導試験装置。 - 制御装置は、電圧調整器が零位置以外のときには主回路スイッチをオンしない機能を有することを特徴とする請求項1記載の変圧器の誘導試験装置。
- 制御装置は、インバータの周波数設定機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の変圧器の誘導試験装置。
- 予め試験に必要な機種データがインプットされたパーソナルコンピュータを備え、
このパーソナルコンピュータは、被試験変圧器に供給される電圧および電流のデータを得て、試験結果を自動的に判定するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の変圧器の誘導試験装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の変圧器の誘導試験装置が搭載されていることを特徴とする移動台車。
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