JP4496552B2 - 時計ムーブメント製作用の部品キット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の人が高度な時計の要素設計を行い、更に高度な工作機械装置等を使用するなどのことなく、簡単な道具及び工具のみにて、用意された一組の部品キットより、複数の方式の輪列やその配置、さらには複数の時刻の表示形態パターンから任意のひとつを選択して、輪列を見せるスケルトン的なものも含めて、オリジナルな個性あるムーブメントの掛け時計や置き時計などを、比較的容易に製作できる時計ムーブメント製作用の部品キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の人がオリジナルな壁掛けや置き時計を製作する場合、クオーツ式のムーブメントの完成品と時針、分針、秒針などのキットを購入し、文字板やフレーム等は市販の材料と一般的な入手しやすい道具や工具類を使用して製作することにより、文字板がオリジナルな掛け時計や、置き時計の完成品を造れるものは提供されている。
【0003】
また、木製などを中心にムーブメントの子部品も含む部品キットも提供されているが、これは1キット1種類の既に決まったデザインの輪列配置や外観のものであり、提供された部品を組み立てて塗装などの表面処理をする程度の、オリジナルな加工を追加して完成する時計部品キットである。
【特許文献1】
特開平6−43263
【特許文献2】
特開2001−215286
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、文字板等の外装部だけのオリジナルな製作、または決まった輪列形状デザインでのムーブメント組み立てのみの製作には満足せず、時刻などの表示も多様で装飾的なムーブメントも含めて製作するとか、あるいは好みの輪列などの機構の美しさを装飾の一部とするスケルトン的な表現のオリジナルな時計を造れる部品キットは提供されているのを見ない。そこで一般の人が作りる場合は、まず専門的な知識を必要とする歯車列の設計等を行う必要がある。
【0005】
更に、地板や受け板に高い位置精度が要求されるほぞ受け用の穴を明ける場合や、歯車製作や真とする軸部品などを造る段階では、高度な工作機械装置を使用する必要があるので、専門の機械加工業者に図面を提出して、道具や工具の部類では製作できない部分や部品の加工を行ってもらうことが必須となる。
【0006】
したがって、一般の人が好みの輪列のものを選択してムーブメントを作ることは、時計に関する専門知識と多大な労力や費用を要し、困難な状況にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高度な工作機械装置などが必要な加工部分は既に行った部品や部材とする。あるいはその部分を分割し、それを加工済みの部品として供給する。
【0008】
さらに、輪列の方式や、輪列およびその他の機構の配置を複数種から選択できるように、その構成に必要となる穴などを地板や受け板に共用化も図った上で複数組設け、より多様な輪列の形の表現を可能にする。また、地板や受け板用の板部材や板状歯車は単品の平板として供給し、装飾的でオリジナルな加工を一般的な道具や工具などで容易に行なえるようにする。
【0009】
本願において言う輪列方式とは、たとえば時針と分針と秒針の回転軸を同心にする方式とか、秒針の回転軸心のみ別配置にする方式とか、特殊な表示指針とそれに伴う車の増減などがあるほか、全く同じ表示機能、同じ表示位置の輪列でも車の数や車の噛合い順番が異なるなどの区分を言い、単に同一の輪列方式の中で各車の平面的な相対位置を変えた場合は、輪列配置の相違として記述する。
【0010】
【実施例】
本案の一実施例の部品キットの各部品、部材、ブロック品を図1から図6に示す。これらの図からは市販されていて入手が容易なJIS規格部品、たとえば小ねじ、ナット、金属ワッシャなどは省いてあり、特別製のものだけを図示してある。また、同一部品を複数使用するものもあるが、個数分の図示はせず、一連のサブ記号(英小文字)を付記して以降の図と記述の中で示す。
【0011】
図1から図3に示す地板用の下板(1)と輪列受け用の中板(2)と輪列受け用の上板(3)のこれらの3枚の板は、曲げや段差のない平板とし、且つ、(19)をねじ取り付けする丸穴(a)と、(27)を軽圧入で保持したり(25)をかしめ取り付けしたり更には(10)(11)(12)をねじ取り付けするなどの直径が同一の丸穴(b1からb139)と、(70)の支持軸を取り付ける丸穴(c1からc8)と、ステッピングモータのロータ用の逃げ穴(d1、d2)と、(46)用の逃げ穴と位置決め兼用の穴(e)と、(45)の取り付け用のねじ穴(f1からf4)を設けている。
【0012】
(f1)と(f3)は(45)の2通りの取り付けで共通使用され、(f1)と(f3)を結ぶ線に対して(f2)と(f4)は対称に配置される。
【0013】
これらの穴はムーブメント製作上必須か、位置精度あるいは形状の寸法精度を高く要求されるものに限っている。また大きさや位置などの精度をあまり必要としない加工は、ムーブメント製作者の後加工に委ねる。
【0014】
図4に示した部品を以下説明する。板歯車1(4)は時針と一体の回転をする時針車の歯車用であるが、これ以外に24時間で一回転する日回し車の歯車にも使用できるようにしてあるので複数用意する。さらに、これには曜日表示の駆動に使用する場合での(65)を駆動するための(64)を取り付ける穴(g)が設けられている。
【0015】
板歯車2(5)は日の裏車の歯車用であり、板歯車3(6)は分針と一体の回転をする分針車の歯車用であり、さらに板歯車4(7)は分針車と秒針車の仲介をする中間車の歯車用である。
【0016】
板歯車5(8)は秒針と一体の回転をする秒針車の歯車用であり、(29)の位置決めと回転止めを兼ねる軸対象の小穴(h1,h2)を設けている。
【0017】
板歯車6(9)はステッピングモータの回転を秒針車に減速伝達する仲介用である駆動車の歯車用である。
【0018】
支柱1(10)は(1)と(3)とを、支柱2(11)は(2)と(3)とを、支柱3(12)は(1)と(2)とをそれぞれ平行な間隔を保ち相互に固定するためのものである。これらの支柱はそれぞれの固定を十分に行えるようにそれぞれ複数用意する。
【0019】
図5に示した部品を以下説明する。歯車1(13)は日の裏車のかな用であり、(26)に接着し、さらに(26)を介して(5)を結合するようにしてある。また本品は24時表示の日回し車などへの伝達仲介をする日回し中間車の歯車としても使用するので複数用意する。
【0020】
歯車2(14)は分針車のかな用であり分針車用スリーブ(21)と共に(6)を接着結合するようにしている。
【0021】
歯車3(15)は中間車のかな用であると共に時刻合わせの機構にも使用するので2個用意する。
【0022】
歯車4(16)は秒針車のかな用であり(8)をかしめ結合するように、また軸穴に(37)あるいは(39)を接着結合するようにしている。
【0023】
歯車5(17)は駆動車のかな用であり、(9)をかしめ結合するように、また軸穴に(38)を接着結合するようにしてある。
【0024】
歯車6(18)はステッピングモータのロータ用であり、(28)および(37)を接着結合するようにしてある。
【0025】
センタースリーブ(19)はナット1(48)を使用して地板の中央の穴(a)に取り付け、軸穴で時針車の回転支持をする。
【0026】
時針車用スリーブ(20)は(4)とかしめ結合出来るように成されていて、かつ軸穴で分針車の回転支持をする。
【0027】
分針車用スリーブ(21)は(6)とかしめ結合出来るように成されていて、かつ軸穴で秒針車の回転支持もする構造に成されている。
【0028】
中間車用スリーブ(22)は(7)をかしめ結合するように成していて、かつ(15)とスラスト受けリング(23)とスプリング受けリング(24)などを挿入する径部を有する。更に軸穴は(37)を接着するように成している。
【0029】
軸受け1(25)は秒針車、あるいは日回し車等の回転支持用に共通使用するので複数用意する。また(2)の穴(b)にかしめ取り付けするように成していて(37)(38)および(39)を回転支持する穴を設けている。
【0030】
歯車1用ボス(26)は(13)を接着結合するように成している。また(37)を接着結合する中心穴を有し、さらに(5)をかしめるように成し、(5)と(13)との結合中継部材としている。
【0031】
軸受け2(27)は(37)(38)(39)などの端部(各車などの回転体のほぞに当たる部分)を受けるピポット受けの役をするプラスチック製軸受けである。各車のほぞ受けとして共通的に使用するように成していて多数用意する。また(1)(2)(3)の丸穴(b)に軽圧入で取り付けるようにしている。
【0032】
ロータ用リング磁石(28)は円周方向に2極着磁している。また(18)を接着結合する軸穴を有している。
【0033】
秒針車スラスト板ばね(29)は薄板製ばねで(8)の小穴(h1)(h2)に挿入される位置決めと回転止めの役目をする曲げ突起部(j1)(j2)を有している。
【0034】
圧縮ばね1(30)は中間車のかなと歯車間に所定以上の回転力が加わった時にスリップさせるための摩擦回転トルクを得るためのものである。
【0035】
図6に示す部品を以下説明する。時針用板(31)は任意の装飾的形状加工が施せるように矩形の平板単品として、また時針用スリーブ(32)をかしめ結合する穴を有している。
【0036】
分針用板(33)分針用スリーブ(34)と秒針用板(35)秒針用スリーブ(36)はそれぞれ(31)(32)の場合と同じ関係を成すように構成している。また、(35)については24時表示と曜日表示の針にも使用するので複数用意する。
【0037】
ストレートピン1(37)とストレートピン2(38)は両端部が球面であり円筒研削加工したステンレスピンである。(37)は各車の真(回転軸)用に共通使用し複数用意する。(38)は駆動車の真用である。秒針車用ピン(39)は秒針の回転中心を時針および分針のそれと同軸で構成する場合に使用するピンで、一端部は球面研磨されていて、他端部は(36)と勘合するべく一段細く成されている円筒研削加工したステンレスピンである。
【0038】
指示針用スリーブ(40)は(35)にかしめ結合するように成していて、秒針の回転中心を時針および分針のそれとは別配置にする輪列方式にする場合に(36)の代わりに使用し、(37)と秒針を勘合するようにしている。この他に24時表示や曜日表示にも使用するので複数用意する。
【0039】
時刻合わせ用軸1(41)は時刻合わせ用軸2(42)と軸と穴の関係で勘合するように、また時刻合わせノブ(43)圧縮ばね2(44)などと組み合わせで時刻合わせ機構を形成するようにしている。
【0040】
ステータ板(45)は磁性材製であり、ステッピングモータのステータ役である。その3個の取り付け穴(t1からt3)はロータの回転軸心位置となる線W−Wを含む面に対して対称に設けられている。また(46)をコの字形の両方の腕部分どちらにも挿入できるようにしてある。
【0041】
コイルブロック(46)は駆動回路ブロック(47)からのパルス電流を受け、(45)に磁気回路を発生させる巻き線のコイルブロックである。
【0042】
時計ムーブメント製作用の部品キットの必要最小限の部品、部材としては図1から図6に図示したもののほかに、市販されていて入手が容易なJIS規格部品などや、後述のムーブメント構成説明の中で述べる部品などがある。更に図16に示す特殊工具、また図示は無いが、特殊接着剤、潤滑油、指導書も含む。
【0043】
以下、前述の時計ムーブメント製作用の一組の部品キットにより製作可能な時計ムーブメントの複数の輪列方式や複数の輪列配置について、またその動作について説明する。
【0044】
図7に時針、分針、秒針の回転軸が同心の輪列方式の複数の輪列配置を示す。輪列の各歯車やかなの歯先円等を模式的に図示し、その配置や種類数を示している。時針車の位置は(M)、分針車の位置は(N)、秒針車の位置は(K1)で示し、これらは同心である。日の裏車の位置は(H1)、中間車の位置は(J1)、駆動車の位置は(L1)、ロータの位置は(P1)で示し、これらは(M)(N)(K1)らの周囲に回転軸を置く構成である。
【0045】
日の裏車の配置は実線で示す(H1)の位置の他に、二点差線で示す(H2)から(H5)の配置構成が出来る。中間車を実線で示す(J1)の位置にしたときは(H1)(H2)(H3)の配置が、また中間車の配置を二点差線で示す(J2)の位置に移した時には(H1)(H2)(H4)(H5)の配置が可能で、計7種類の輪列配置が出来る。このとき時刻合わせ機構は(S1)(S2)(S3)のいずれかの位置で近傍の他の車などと干渉しない位置を選び配置する。
【0046】
更に(1)(2)(3)をそれぞれ同時に同一平面位置で表裏反転して使用することで反転した輪列配置が可能である。このときステッピングモータの回転をCWに保つためにステータは表裏反転せず、コイルブロックをステータの反対の腕に挿入して取り付ける。このようにすることにより合計14種の配置を採ることが出来、これらから好みの配置を選択することが可能である。
【0047】
さらには駆動源であり脱進調速機構であるステッピングモータは姿勢に関係なく安定に動作するので、ムーブメントは時計全体の姿勢に対して針の回転軸で回転した任意の姿勢を採れる。したがって時計の姿勢を基準とした場合には、更に多くの輪列配置が可能で、これら多くの種類から選択し時計の製作が可能である。
【0048】
図8は秒針回転軸位置を時針および分針の回転軸の位置とは別の配置とした輪列方式での複数の輪列配置を示している。時針車の位置(M)、分針車の位置(N)は同一の回転中心で、日の裏車の位置(H1)中間車の位置(J3)はその周囲に配置し、秒針車の位置(K2)駆動車の位置(L2)ロータの位置(P2)は更にその外周に配置する。
【0049】
日の裏車の配置は(H1)の位置のほかに二点差線で示す(H3)(H4)(H5)(H6)の配置が可能で、計5種類の輪列配置から選択可能である。この場合、時刻合わせ機構は回転軸を(S1)(S2)のいずれか他の車などと干渉しない位置を選び配置する。
【0050】
本図の場合も図7で説明した場合と同じく(1)(2)(3)を同時にそれぞれ表裏反転して使用することにより、また針回転軸に対して回転して、任意の位置にて時計とムーブメントの相対位置を採ることが出来るので、更に多くの輪列配置の種類から選択して時計を作ることが出来る。
【0051】
ここで(1)(2)(3)に多数設けている丸穴(b)の使用区分の内容を説明する。(b1)から(b9)と(b90)から(b98)は日の裏車と日回し中間車のほぞを受ける(27)を軽圧入で保持する。
【0052】
(b50)から(b58)は日の裏車と日回し中間車のを通す逃げ穴であり、(b10)から(b12)は中間車の下部(断面図の表示では上側)のほぞを受ける(27)を軽圧入で保持する。
【0053】
(b59)から(b61)は中間車の逃げ穴の中心を示す役目と、時刻合わせ機構の軸支持をする穴である。逃げ穴として使用する場合に大きさが不十分な時は大きくして使用する必要があるが、逃げ穴であるため精度は低くてよく、穴径の拡大は製作者の後加工に委ねる。
【0054】
(b99)から(b101)は中間車の上部のほぞを受ける(27)を軽圧入で保持するか、時刻合わせ機構の軸を受ける。
【0055】
(b13)(b14)(b104)(b105)はロータの上下のほぞを受ける(27)を軽圧入で保持する。
【0056】
(b15)から(b24)、(b64)から(b73)、(b106)から(b115)は秒針車の上下のほぞ受けや、24時表示、曜日表示、日付表示の機構や輪列などの構成時に主に軸受け穴として利用する。
【0057】
(b62)(b63)(b102)(b103)は駆動車の上下のほぞを受ける(27)を軽圧入で保持する。
【0058】
その他の(b)穴は(1)(2)(3)の相互の保持固定に(10)(11)(12)を使用してねじ止めすることに使用する。あるいは文字板の固定やムーブメント自体の時計外装体への固定などにも使用する。
【0059】
「その他の(b)穴」と説明している穴以外の前記述の穴(b)でも、使用せずに空きであれば他の輪列などと干渉しない部分は(1)(2)(3)相互の固定その他に使用できることは言うまでもない。(b)穴の大半のものは輪列方式やその配置などの選択により使用しない場合もあり、必要なものだけを利用する。
【0060】
図9から図12は具体的な輪列の構造を示したものである。図9は図7における線A−Aに相当する部分の断面図、図10は同じく線B−Bに相当する部分の断面図である。図11は時刻合わせ機構の断面図、図12は図8における線C−Cに相当する部分の断面図である。
【0061】
ムーブメント製作時には、各針(31)(33)(35)を意匠的な形状加工を施して使用するであろう。また地板や受け板も(1)(2)(3)に装飾的な彫刻や、穴あけなどの加工を施して使用するであろうが、ここではそのまま使用した形で図示している。
【0062】
また時計の輪列構造として一般的である部分については説明を要しないであろうから、ここでは特殊な部分や特徴的な構造などについて以下に説明する。
【0063】
図9および図12に示している中間車の構造について説明する。(22)に(7)をかしめると共に(37b)を所要位置に接着し一体とする。次に(30)(24)プラスチックワッシャ2(55)(15a)プラスチックワッシャ1(49)(23)を必要な潤滑処理もして順次重ねるように挿入し、これらを(30)のスプリング力に逆らって押し込みながらEリング(54)で抜け止めを行う。
【0064】
(55)(49)はプラスチック製等の摩擦係数が低く安定な材料を使用し(23)と(49)間、(24)と(55)間で安定な所要トルク以上でスリップする構造とする。
【0065】
この構造は時刻合わせ時に分針車に掛かる回転力が伝達されてくるが、デリケートな秒針車以降に過大な回転力が加わり、これらが破壊しないようにするための安全機構としている。
【0066】
図11に示している時刻合わせ機構について説明する。この機構は中間車のかな用歯車(15a)と同一歯車仕様の(15b)を(6)との噛み合わせ用の歯車として使用しているために、中間車を配置できる部分に軸の配置が可能で、他の車の配置で干渉しない場所を選び配置する。本例では(2)の穴(b59)(b60)(b61)の位置に、(3)の穴で言うと(b99)(b100)(b101)の位置に軸を配置可能である。
【0067】
先ず(42)に(41)を挿入し、(42)の側面の長穴を通して(41)の穴に(51)を押し込み取り付ける。次に(3)の所定の穴に(42)を挿入し、(44)を挿入した上から(2)を所定の穴を通して重ねた上で、(15b)(75)を(41)に挿入して(50)で締め付け(41)と固定する。(52)は(42)の側面に押し付けて(76)で取り付ける。その後(43)を(53)にて(42)に固定する。
【0068】
(41)と(42)が軸方向にある範囲移動する勘合をしている状態で、この移動を一方向に(44)が付勢している目的は、時刻合わせでノブ(43)を引っ張る操作をしたときに、歯のかみ合いが合わずに(6)に直接その力が加わり変形しないようにすることである。
【0069】
その動作を説明する。時刻あわせをしようとして(43)を矢印(T)の方向に引き(15b)と(6)の歯のかみ合いが合わないときに、(44)の軽い力で(6)にあたり、回転操作でかみ合い位置になったとき矢印(U)の移動を完結する。これで(6)が過大な外力を受けて変形することなく、(6)と(15b)がかみ合う動きになる。
【0070】
(52)は(42)の円周上のV溝に作用して、本機構を非作動位置にクリック的に止めておく働きをして、通常時に振動などの付加により(15b)が移動して(6)とかみ合って余分な負荷になり、正常な運針動作に支障が出ることのないようにする。
【0071】
次に24時間で一回転する日回し車と時針車から回転を仲介する日回し中間車を追加した輪列方式の複数の輪列配置について説明する。図13は秒針回転軸位置を時針と分針の回転軸から外側に外した輪列配置を示す。日回し車の位置は(R1)(R2)(R3)の三通りが可能で、日回し中間車の位置は日回し車の位置と対応して(Q1)(Q2)(Q3)となる。輪列配置として3種類である。
【0072】
日回し中間車は日の裏車のほぞ受け用の穴を共通使用し、日回し車は秒針車のほぞ受け用の穴を共通使用できるようにしている。これは、時針車の回転軸と24時間で一回転する日回し車の回転軸との直線の軸間距離と、分針車の回転軸と、これとは同心とはしない配置の場合の秒針車の回転軸との直線の軸間距離とが等しくなるように、関係する歯車部材やかな部材の歯車仕様と、仲介する中間車の穴位置と日の裏車の穴位置を設定していることにより可能になっている。
【0073】
図14は、秒針回転軸中心位置を時針と分針の回転軸中心位置と同一位置とした輪列方式の場合の輪列配置を示している。この場合の日回し車の配置位置は(R2)(R3)(R4)(R5)の4種類が可能である。穴の利用とその理由は図13の配列の場合と同様である。
【0074】
図15は図13の線D−Dと図14の線E−Eに相当する部分の具体的な輪列構造を示す断面図である。配置位置は異なるが全く同じ構造であるので同一図面で示した。この図で示す歯車7(57)日回し車ボス(58)の部品を新な部品として、また(4)(13)(25)(27)(35)(37)(40)の共通部品の数量追加をすることにより、本輪列は追加構成ができる。
【0075】
(1)(2)(3)の相互の支持と固定については図示してはいないが、輪列構成などで使用していない丸穴(b)が各所に多数残るので、これを適宜複数使用して行う。(1)(3)間は(10)、(2)(3)間は(11)、(1)(2)間は(12)を仲介の支柱としてねじでもって固定する。
【0076】
上述してきた輪列のムーブメントを前述の部品と部材より製作するためには、一般市場で入手が容易な工具の他に、図16に示した簡単な工具が必要である。これらは構造も形状も簡素で、安価に製作できるレベルのものである。
【0077】
かしめ用ポンチ1(59)とかしめ用ポンチ2(60)は丸棒鋼材に穴を明けもので、真鍮材やアルミ材などの軟質材料に比べて十分な硬度を有するものであれば十分に用を成す。本ポンチは(16)(17)(20)(22)(25)(26)(32)(34)(36)(40)(58)のリング状かしめに使用する。
【0078】
かしめ受け板(61)は上述のかしめを行うときのワークの受け台として使用するもので、板状鋼材に丸穴を明けた程度のもので役を成す。
【0079】
スペーサ1(62)スペーサ2(63)は厚さ精度5%程度の金属板に(37)が余裕を持って挿入できる穴を設け、その厚みは(37)(38)(39)を各所要部材に接着する場合の部材からの必要突き出し寸法に合わせる。本例の場合は2種類の突き出し寸法が必要なので、その寸法の厚みのものを設定している。
【0080】
この他に一般工具としては、金槌、糸鋸、部材保持用の小さな万力、やすり、ドライバー、サンドペーパ程度があれば製作できる。さらに合った彫金などの特別の装飾を施したい場合には、それに合った市販の道具や工具を用いればよい。
【0081】
更に、上述してきた輪列方式と輪列配置での時刻表示や24時表示のほかに、日付の表示、曜日の表示を追加したムーブメントを製作したい需要には、同じ部品キットにいくつかの部品を置き換えではなく追加することでそれに応えられる。
【0082】
図17は曜日表示をする場合を示している。また、図18、図19は日付表示をする場合を示している。必要な部品は図示中(1)(2)(3)(4a)を除いて、番号を付している部品すべてを新規または共通部品の数量追加で用意する必要がある。しかし、(1)(2)(3)に用意している穴を使用して空きスペースに追加構成ができる。機構方式は大略公知のものであるので説明は省略する。
【0083】
以上説明してきた実施例は、金属製の部品が主体でのものであるが、(1)から(9)や(31)(33)(35)の板状部品は木製の板を材料とすることも可能であり、後加工を更に容易にし、全体に木製のイメージのムーブメントにも適用できる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本案は、一組の部品キットを使用するにもかかわらず幾種類もの輪列方式と輪列配置の中から好みのものを選択でき、オリジナルな時計ムーブメントを作成できるようにしたのみならず、地板用部材の輪列支持用穴の共用化や、地板用部材の反転使用を可能にし、輪列配置の選択数の増大に伴う輪列支持用の穴数の増加を抑えることができる。
【0085】
また、板状歯車や地板と受け用の部材は平板の単品で供給するので、糸鋸での切り込みや、たがねなどによる彫刻が容易で、装飾的なものとすることが容易に出来る。また木製として更に加工性を向上することも、趣を変えることも出来る。
【0086】
しかも上記のような部品や部材構成にすることにより、高度な時計機能部分の設計をせず、かつ、高度な工作機械装置なども使用することなく、一般の人がムーブメントも含めて、より個性的な時計を造りたいという場合の需要を満足させることができる。
【0087】
図20と図21に本特許を使用した時計ムーブメント製作用の部品キットで製作できる時計の例の正面外観図を示す。図20はごく標準的な時刻表示の製作一例の外観図である。また図21は秒表示を別軸にし、さらに24時表示、曜日表示、日付表示も追加した時計の製作一例の外観図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】地板用の下板の平面図である。
【図2】輪列受け用の中板の平面図である。
【図3】輪列受け用の上板の平面図である。
【図4】板状歯車の平面図と柱部材の半断面図である。
【図5】かな用歯車、および輪列構成用のその他の部品の半断面図とばね部材の平面図である。
【図6】針製作用部品と軸およびステッピングモータ用部品を示す平面図である。
【図7】輪列配置例1を示す概略図である。
【図8】輪列配置例2を示す概略図である。
【図9】図7の線A−Aに相当する輪列部分の断面図である。
【図10】図7の線B−Bに相当する輪列部分の断面図である。
【図11】時刻合わせ用の機構部の断面図である。
【図12】図8の線C−Cに相当する輪列部分の断面図である。
【図13】 24時表示追加の輪列配置例3を示す概略図である。
【図14】 24時表示追加の輪列配置例4を示す概略図である。
【図15】図13の線D−D,および図14の線E−Eに相当する輪列部分の断面図と追加で必要な部品の半断面図である。
【図16】組み立てに必要な特殊工具を示す図である。
【図17】曜日表示機構の平面図と側面図である。
【図18】日付表示機構の平面図と線F−Fの断面図である。
【図19】日合わせ機構の平面図と線G−Gの断面図である。
【図20】本特許の時計ムーブメント製作用の部品キットを使用して製作可能な一例の正面の外観図である。
【図21】本特許の時計ムーブメント製作用の部品キットと追加部品を使して製作可能な24時、日付と曜日の表示を追加した一例の正面の外観図である。
【符号の説明】
1 地板用の下板
2 輪列受け用の中板
3 輪列受け用の上板
4 板歯車1
5 板歯車2
6 板歯車3
7 板歯車4
8 板歯車5
9 板歯車6
10 支柱1
11 支柱2
12 支柱3
13 歯車1
14 歯車2
15 歯車3
16 歯車4
17 歯車5
18 歯車6
19 センタースリーブ
20 時針車用スリーブ
21 分針車用スリーブ
22 中間車用スリーブ
23 スラスト受けリング
24 スプリング受けリング
25 軸受け1
26 歯車1用ボス
27 軸受け2
28 ロータ磁石
29 秒針車スラスト板ばね
30 圧縮ばね1
31 時針用板
32 時針用スリーブ
33 分針用板
34 分針用スリーブ
35 秒針用板
36 秒針用スリーブ
37 ストレートピン1
38 ストレートピン2
39 秒針車用ピン
40 指示針用スリーブ
41 時刻合わせ軸1
42 時刻合わせ軸2
43 時刻合わせノブ
44 圧縮ばね2
45 ステータ板
46 コイルブロック
47 駆動回路ブロック
48 ナット1
49 プラスチックワッシャ1
50 ナット2
51 回り止めピン
52 節度ばね
53 止めねじ1
54 Eリング
55 プラスチックワッシャ2
56 プラスチックワッシャ3
57 歯車7
58 日回し車ボス1
59 かしめ用ポンチ1
60 かしめ用ポンチ2
61 かしめ用受け台
62 スペーサ1
63 スペーサ2
64 曜車駆動ピン
65 曜車ゼネバ板
66 曜車ばね
67 曜修正ノブ
68 日車
69 日回しレバー
70 日車受けリング
71 日車ばね
72 日修正レバー
73 日修正ばね
74 日修正ノブ
75 ワッシャ
76 ねじ
77 日修正節度カム
78 日修正軸
79日回し車ボス2

Claims (7)

  1. 時針車と分針車の回転軸が同一心である時計ムーブメントの部材において、当該時計ムーブメントの輪列を構成する各車のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該時針車の回転軸位置にある中心穴を中心に複数配置した当該輪列を回転支持する地板や受け用の板部材であって、当該時計ムーブメントの輪列を構成する車で時針車の回転を受け24時間で1回転する日回し車を減速駆動する日回し中間車の回転軸と当該時針車の回転軸との軸間距離と、当該輪列を構成する別の車であ当該日回し中間車と比べ車が有する少なくとも一つの歯車の歯数が異なり分針車の回転を受け当該時針車を減速駆動する日の裏車と当該時針車との軸間距離とを同一に成し、また、当該日の裏車と当該日回し中間車の回転軸支持用のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該中心穴を中心にした当該軸間距離を半径とする同一円周上に配置することにより、当該時計ムーブメントを製作する一組の部品キットで構成可能な輪列方式あるいは輪列配置において当該日回し中間車及び当該日の裏車が配置できる位置を互いに共用し、同一輪列方式内で当該日回し中間車あるいは当該日の裏車の配置変えで複数の輪列配置を構成でき、双方で当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を共用することを可能とした時計ムーブメントを製作できる当該地板や受け用の板部材、当該日回し中間車および当該日の裏車の構成部材、当該日回し中間車および当該日の裏車と機械的に連なる輪列の各車の構成部材を部品に含む時計ムーブメント製作用の部品キット。
  2. 時針車と分針車の回転軸が同一心である時計ムーブメントの部材において、当該時計ムーブメントの輪列を構成する各車のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該時針車の回転軸位置にある中心穴を中心に複数配置した当該輪列を回転支持する地板や受け用の板部材であって、当該時計ムーブメントの輪列を構成する車で秒針車の回転を受け分針車を減速駆動する中間車の回転軸と当該分針車の回転軸との軸間距離と、当該輪列を構成する別の車であ当該中間車と比べ当該秒針車と噛み合う歯車を持たない時刻あわせ機構を有する車と当該分針車との軸間距離とを同一に成し、また、当該中間車と当該時刻合わせ機構を有する車の回転軸支持用のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該中心穴を中心にした当該軸間距離を半径とする同一円周上に配置することにより、当該時計ムーブメントを製作する一組の部品キットで構成できる輪列方式あるいは輪列配置において当該中間車と当該時刻合わせ機構の車が配置できる位置を、同一輪列方式内における複数の輪列配置において、互いに配置可能な位置として共用し、当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を共用することを可能とした時計ムーブメントを製作できる当該地板や受け用の板部材、当該中間車および当該時刻合わせ機構の構成部材、当該中間車および当該時刻合わせ機構と機械的に連なる輪列の各車の構成部材を部品に含む時計ムーブメント製作用の部品キット。
  3. 時針車と分針車の回転軸が同一心である時計ムーブメントの部材において、当該時計ムーブメントの輪列を構成する各車のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該時針車の回転軸位置にある中心穴を中心に複数配置した当該輪列を回転支持する地板や受け用の板部材であって、当該時計ムーブメントの輪列を構成する車で当該時針車の回転を日回し中間車により減速伝達されて24時間で1回転する日回し車と当該時針車の回転軸との直線の軸間距離と、当該輪列を構成する別の車であ当該日回し車と比べ車が有する歯車の歯数が異なる当該時針車の回転軸心に位置しない車であり中間車を経由して当該分針車を減速駆動する秒針車と当該分針車との直線の軸間距離とを同一に成し、また、当該時針車と当該日回し車の回転軸支持用のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、当該中心穴を中心にした当該直線の軸間距離を半径とする同一円周上に配置することにより、当該時計ムーブメントを製作する一組の部品キットで構成できる輪列方式あるいは輪列配置において当該日回し車が配置できる位置を、同一の輪列方式内において当該日回し車の配置換えで構成できる複数の輪列配置において、当該秒針車も配置位置として使用し、当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を共用することを可能とした時計ムーブメントを製作できる当該地板や受け用の板部材、当該日回し車および当該秒針車の構成部材、当該日回し車および当該秒針車と機械的に連なる輪列の当該時針車と当該分針車を含む各車の構成部材を部品に含む時計ムーブメント製作用の部品キット。
  4. 時針車と分針車の回転軸が同一心の時計ムーブメントの部材において当該時計ムーブメントの輪列を構成する各車のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、複数の輪列方式や輪列配置が構成できるように当該時針車の回転軸位置にある中心穴を中心に複数配置した当該輪列を回転支持する地板や受け用の板部材であって、当該分針車の駆動を受け、当該時針車を変速駆動する日の裏車が使用できる複数位置に配置したほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴と、秒針車の駆動を受け当該分針車を変速駆動し且つ当該日の裏車とは保有する少なくとも一つの歯車の歯数が異なる中間車が使用できる複数位置に配置のほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴とを同一寸法の穴とし、且つ当該時針車の回転軸位置にある中心穴を中心とする略同一円周上に配置することを特徴とする当該地板や受け用の板部材を部品として有する時計ムーブメント製作用の部品キット。
  5. 時針車と分針車の回転軸が同一心である時計ムーブメントの部材において、輪列を構成する同一の車を使用し複数の輪列方式あるいは輪列配置を構成できるように各車の回転軸を支持するほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を有した当該輪列を支持する地板や受け用の板部材を、曲げや段差のない複数の平板とし、当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を全て貫通の丸穴とすると同時に、当該時針車が位置する軸位置にある穴以外の当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を当該時針車が位置する軸位置を中心とした円周上に複数設けるとともに同一円周上のものは同一寸法に成し、当該曲げや段差のない複数の平板のそれぞれに同一位置配置で設けることにより、当該曲げや段差のない複数の平板を同一配置位置にて同時に表裏反転して使用しても当該輪列を支持し構成することができ、輪列方式あるいは輪列配置の数を増した構成を可能とした地板や受け用の板部材を部品に含む時計ムーブメント製作用の部品キット。
  6. 前記ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴を、時針車及び分針車の回転中心を中心とする同一円周上に略90度角間隔で4箇所、残りの丸穴の一部を当該同一円周上の当該略90度角間隔の部分を除く略30度角間隔位置で中心穴に対して向き合う位置の少なくとも片方に配置し、且つ同一寸法の丸穴とすると共に、前記地板や受け用の板部材を相互に固定する複数の支柱を当該ほぞを受ける穴あるいはほぞ受け部材取付用の穴にねじ取り付けできるように成した当該地板や受け用の板部材と当該支柱を部品に含む請求項1から5のいずれかに記載の時計ムーブメント製作用の部品キット。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の時計ムーブメント製作用の部品キットを使用して製作した時計ムーブメント。
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