JP4494029B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4494029B2
JP4494029B2 JP2004024706A JP2004024706A JP4494029B2 JP 4494029 B2 JP4494029 B2 JP 4494029B2 JP 2004024706 A JP2004024706 A JP 2004024706A JP 2004024706 A JP2004024706 A JP 2004024706A JP 4494029 B2 JP4494029 B2 JP 4494029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust
value
drift amount
converter
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004024706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005214365A (ja
Inventor
東馬 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2004024706A priority Critical patent/JP4494029B2/ja
Publication of JP2005214365A publication Critical patent/JP2005214365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4494029B2 publication Critical patent/JP4494029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、移動体の制動に用いられるブレーキ装置に関するものである。
従来、車両に用いられるブレーキ装置では、制動指示信号により制御回路がアクチュエータによって推力機構を駆動してブレーキパッドを移動させて、ブレーキパッドをロータに押し付けて制動力を発生させている。
この制動力を精度よく制御を行うために、推力機構の発生推力を検出してフィードバック制御を行い、制動指示信号の目標推力値に対する推力フィードバック値の偏差により、アクチュエータへの駆動量(供給電流)を決定する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、上述の推力フィードバックを行うにあたって、推力センサの温度ドリフトを考慮し、この温度ドリフトの影響を排除するために、推力センサのゼロ点を補正する技術が提案されている。
特開2003−194115号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、推力センサに温度ドリフトが生じた際のドリフト量の検出は可能であるが、推力フィードバックを行う際には、制御の精度を上げる等のためA−D変換器を用いている。このため、推力センサの出力がA−D変換器の変換範囲を上回った場合には、出力が一定値となってしまう。このような場合には、実際に発生している発生推力が目標推力に達している場合でも、検出される出力は一定値になってしまうため、制御回路はさらに大きな推力を発生させるように制御をしてしまい、アクチュエータに負担をかけてしまうことになる。その結果、アクチュエータの寿命が短くなり、ブレーキ装置全体の寿命が低下してしまうという問題がある。
従って本発明は、アクチュエータへの負担を低減することができ、長寿命化を果たし得るブレーキ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力されるを前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値の偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、前記制御手段は、前記A−D変換器から出力される値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とする。
この発明によれば、A−D変換器から出力される値がA−D変換器の変換範囲の上限値に達したときに、前記制御手段により前記アクチュエータの駆動を制限するので、前記推力検出手段の検出値が前記制動指示信号に応じた制動力よりも低い値になっていたとしても、アクチュエータの駆動量が増大するように制御されることがなくなる。従って、一定の制動力を確保しつつアクチュエータへの負担を低減することができ、ブレーキ装置全体の長寿命化を果たすことが可能になる
請求項2に係る発明は、アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力されるを前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値の偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、前記制御手段は前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とする。
この発明によれば、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときに、前記アクチュエータの駆動量を制限するので、前記推力検出手段の検出値が前記制動指示信号に応じた制動力よりも低い値になっていたとしても、アクチュエータの駆動量が増大するように制御されることがなくなる。従って、一定の制動力を確保しつつアクチュエータへの負担を低減することができ、ブレーキ装置全体の長寿命化を果たすことが可能になる。
請求項3に係る発明は、アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、A−D変換器から出力される出力値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とする。
発明によれば、一定の制動力を確保しつつアクチュエータへの負担を低減することができ、ブレーキ装置全体の長寿命化を果たすことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態におけるブレーキ装置について図面を用いて詳細に説明する。
本発明の一実施形態のブレーキ装置を図面を参照しつつ以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態のブレーキ装置は電動キャリパ1を有する電動ディスクブレーキ装置である。このブレーキ装置は、電動キャリパ1と、車両の車輪(図示せず)とともに回転するディスクロータ11と、ディスクロータ11の軸線方向における両側に配置されるとともにディスクロータ11に接触する一対のブレーキパッド12、12と、車両の非回転の取付部13に固定されるとともに一対のブレーキパッド12、12をディスクロータ11の軸線方向に移動可能に支持し、これら一対のブレーキパッド12、12を介して入力される制動トルクを受けるキャリア14とを有している。電動キャリパ1は、キャリア14にディスクロータ11の軸線方向に移動可能に支持されるとともに、内蔵された電動モータ(アクチュエータ)15を駆動することによりブレーキパッド12、12を両側から挟持してディスクロータ11に接触させて車両に制動力を発生するようになっている。
また、本実施の形態のブレーキ装置は、ブレーキペダル19の操作量を検出するペダル操作量検出センサ20と、このペダル操作量検出センサ20の検出結果等に基づいて電動キャリパ16の電動モータ15を制御するコントローラ22とを有している。
ディスクロータ11は、中央に有底円筒状の取付部25を有し、この取付部25の底部に対し、反対側から半径方向外側にフランジ状に延出するディスク部26を有するいわゆるハット型のもので、取付部25において車輪に固定され、ディスク部26においてブレーキパッド12に接触する。
ブレーキパッド12は、ディスクロータ11に接触するライニング28と、このライニング28を一側に保持するとともに逆側が電動キャリパ1で押圧される裏金29とを有している。ブレーキパッド12は、ライニング28をディスクロータ11に対向させた状態で裏金29においてキャリア14に支持される。
電動キャリパ1は、ディスクロータ11の一側に配置されるキャリパ本体31と、このキャリパ本体31に一体的に固定されるとともにディスクロータ11を跨いで延ばされたスライドピン(図示せず)によってディスクロータ11の軸方向に沿って摺動可能に案内される。ここで、ディスクロータ11とキャリパ本体31との間およびディスクロータ11と爪部32との先端部との間に、それぞれブレーキパッド12が設けられる。
キャリパ本体31には、電動モータ15と、電動モータ15の回転位置を検出する位置検出器35と、電動モータ15の回転を直線運動に変換する直線運動変換機構36と、この直線運動変換機構36に連結され電動モータ15の回転でディスクロータ11の軸線方向に直線的に往復運動するピストン37とが設けられている。ここで、直線運動変換機構36として、具体的にはボールアンドランプ機構、ボールねじ機構、ローラねじ機構等を適宜選択する。また、上記ピストン37の内部には、ピストン37の推力を検出する推力センサ38が内蔵されている。
この電動キャリパ1は、電動モータ15の正回転でピストン37をディスクロータ11に近接する方向に前進させることにより、ピストン37と爪部32とで両ブレーキパッド12を両側から挟持しディスクロータ11のディスク部26に接触させて制動力を発生させる。このときの制動力をピストン37の推力として推力センサ37により検出するようになっている。一方、電動モータ15の逆回転でピストン37をディスクロータ11から離間する方向に後退させることで、両ブレーキパッド12の挟持を解除しディスクロータ11への接触を解除させる。
コントローラ22には、ペダル操作量検出センサ20に加えて、電動モータ15、位置検出器35、及び推力センサ38が接続されている。コントローラ22はペダル操作量検出センサ20の検出結果等に基づいて必要な制動力を得るための電動ブレーキのピストン37の目標推力値を割り出す一方、この目標推力値と推力センサ38の検出値との偏差によって電動モータ15を制御する制動力発生制御を行う。
図6は図1のブレーキ装置における電動キャリパ1及びコントローラ22のハードブロック図である。同図には、キャリパ1が備えるモータ15に電流を供給する回路でコントローラ22内に設けられるドライバ80と、該ドライバ80に接続されたキャリパ1側の回路とを示している。
そして、図6において、符号70は目標推力に対するマップを、符号71は積分処理を行う積分器を、符号72は予め設定された積分係数Kfiによって処理を行う増幅器を、符号73は予め設定された係数Kfpによって処理を行う増幅器をそれぞれ示している。また、符号86は位置フィードバックを行うためのマップを、符号87はフィードバック制御の対象として推力フィードバックを用いるか位置フィードバックを用いるかを切り換える切換スイッチをそれぞれ示している。
そして、目標推力に対し、予め設定されたマップ70からこの目標推力に対する目標モータ回転位置データを割り出す。このデータに対し、位置検出器35で検出された現在のモータ回転位置データまたは推力センサ38で検出された値に基づいた推力データを、位置フィードバックまたは推力フィードバックとして減算する。このデータに、一方でこのデータを積分器71において積分処理を行いさらに増幅器72において積分係数Kpiを乗算処理したデータを求めて、これを加算し、この加算後のデータにさらに増幅器73において係数Kfpを乗算処理する。そして、この値をモータ15に出力して、この値に基づいた推力をモータ15により発生させる。
このときのモータ15の回転位置および発生推力が、位置検出器35や推力センサ38により測定される。位置検出器35での位置検出値は、マップ86を介して位置フィードバックされる。また、推力センサ38で検出された推力値はA−D変換器84によりA/D変換される。一方、位置検出器35や推力センサ38で検出されたそれぞれの検出値はセンサドリフト量検出回路85に入力され、それぞれの値が図3のグラフ図によりドリフト量を検出するように補正され、この補正値(ドリフト量)を上述のA/D変換した値から減算して、推力フィードバックが行われる。
そして、位置フィードバックされた値と推力フィードバックされた値とは、それぞれ切換回路87に入力される。切換回路87は、推力フィードバックの値が0か否かを判定して、0の場合には位置フィードバックの値を、0以外の場合には推力フィードバックの値を選択する。
そして、本実施の形態において、コントローラ22は、上記した制動力発生制御に加えて、推力センサ38のドリフト量の検出と、そのドリフト検出量に応じて発生推力に制限処理を行う。制動力発生制御と並行して行われるこの発生推力制限処理について、図2のフローチャートに従って説明する。
図2は図1のブレーキ装置におけるストローク制限の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS1で、推力センサ38のドリフト量の検出を行う(後述する図3の説明参照)。そして、ステップS2で、ドリフト量が所定の上限値以上かどうかを判定し、判定結果がYESの場合にはステップS3に進み、判定結果がNOの場合には本フローチャートの処理を一旦終了する。ステップS3では、ドリフト量に基づいて発生推力の制限を行う(後述する図4の説明参照)。
以下、より詳細に説明する。
[推力センサの出力]
推力センサ38は図4に示すように、ピストン37がブレーキパッド12を介してディスクロータ11を押圧したときに発生するピストン37の推力に応じて推力値を出力する。
温度ドリフトが発生していない通常状態では、推力センサ38はラインAのように出力を検出する。しかしながら、推力センサ38に温度ドリフトが発生すると、その出力ラインは変動する。すなわち、温度ドリフトが上側に発生した場合には、出力ラインはラインB、ラインC…のように変動する。温度ドリフトが下側に発生した場合には、出力ラインはラインD、ラインE…のように変動する。このとき、推力センサ38の出力値はA−D変換器84に入力され、A−D変換器84からはVmax以上の出力値は出力されないようになっている。推力センサ38からVmax以上の出力値が出力された場合には、後述するドリフト量による推力制限を行う。
[推力センサのドリフト量検出]
推力センサ38のドリフト量の検出について図3を用いて説明する。図3はピストン位置と推力との関係を示すグラフ図である。同図に示すように、ピストン14を移動させても推力が変化しなくなる点P0時の推力が基準Pcからのドリフト量と検出することができる。
[ドリフト量に応じた推力制限]
ドリフト量に応じた推力制限について図3及び図4を用いて説明する。図4に示すように、コントローラ22に取り込める推力センサ38の出力の範囲はVminからVmaxのとき、推力センサ38のドリフト量が上限値と下限値の範囲内であるならば、コントローラ22は正しい推力を検出することができる。
そして、同図に示すように、推力センサ出力の上限値Vmaxは、推力センサ38において許容できる温度ドリフトの範囲(ラインB〜ラインC)での測定可能な推力(この場合はFmax)に対応して設定されている。しかしながら、推力センサ38のドリフト量がこの範囲を超えてしまう場合(例えば、ラインC)が起こりうる。この場合には、図5に示すように、推力センサ38の出力が上限値Fmax以下の範囲に出力範囲を限定することで、上限値Fmaxに対応する推力(この場合はF1)までは正常な場合と同様に検出することができ、それ以降については、マップ70が変更されて、Fmax以下の推力(この場合はF1)を目標推力として推制限が行われる。
なお、上述の実施の形態では、ドリフト量に応じて推力制限を行う場合について説明したが、これに限らず、推力センサ38の上限値に達したとき推力制限を行うようにしてもよい。
また、上述したステップS3の制限された発生推力に目標推力を制限すると、ピストン37のアクチュエータへの負担を確実に低減できる点で好ましい。また、さらに好ましくは、一の車輪に設けられたアクチュエータへの推力制限を行ったときに、温度ドリフトの発生していない他の車輪のアクチュエータに対する目標推力を増大させるようにしてもよい。この場合には、車両全体に対する制動力を確保することができる。また、ドリフト量に応じて推力制限を設けずに、推力センサ38が正常に検出できない領域(Vmax以上)は位置フィードバックを用いて制御してもよい。
本発明の実施の形態における電動式のブレーキ装置を示す断面図である。 図1のブレーキ装置におけるストローク制限の動作を示すフローチャートである。 ピストンの位置と推力との関係を示すグラフ図である。 実際の推力と推力センサで検出される出力との関係を示すグラフ図である。 ドリフト量と推力制限との関係を示すグラフ図である。 図1のブレーキ装置における電動キャリパ1及びコントローラ22のハードブロック図である。
符号の説明
1…電動キャリパ
11…ディスクロータ
12…ブレーキパッド
14…ピストン
15…モータ
19…ペダル
20…ペダルセンサ
22…コントローラ
36…回転−直動変換機構
37…ピストン
38…推力センサ

Claims (4)

  1. アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
    該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
    該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力されるを前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値の偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
    前記制御手段は、前記A−D変換器から出力される値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とするブレーキ装置。
  2. アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
    該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
    該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力されるを前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値の偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
    前記制御手段は前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とするブレーキ装置。
  3. アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
    該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
    該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
    前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、A−D変換器から出力される出力値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とするブレーキ装置。
  4. アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
    該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
    該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
    前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とするブレーキ装置。
JP2004024706A 2004-01-30 2004-01-30 ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP4494029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024706A JP4494029B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024706A JP4494029B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 ブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005214365A JP2005214365A (ja) 2005-08-11
JP4494029B2 true JP4494029B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=34907311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004024706A Expired - Lifetime JP4494029B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4494029B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608148A (ja) * 1983-05-12 1985-01-17 ウエステイングハウス・ブレイク・アンド・シグナル・カムパニ−・リミテツド 電気式作動装置
JP2000018294A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両用ブレーキ装置
JP2000213575A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Toyota Motor Corp 制動装置
JP2001080496A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Nissan Motor Co Ltd 電動ブレーキ装置
JP2003194115A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Tokico Ltd 電動ディスクブレーキおよびその制御プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608148A (ja) * 1983-05-12 1985-01-17 ウエステイングハウス・ブレイク・アンド・シグナル・カムパニ−・リミテツド 電気式作動装置
JP2000018294A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両用ブレーキ装置
JP2000213575A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Toyota Motor Corp 制動装置
JP2001080496A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Nissan Motor Co Ltd 電動ブレーキ装置
JP2003194115A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Tokico Ltd 電動ディスクブレーキおよびその制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005214365A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101851016B1 (ko) 전동 브레이크 장치
JP4741525B2 (ja) 電動ブレーキ装置
JP2007002904A (ja) 電動ブレーキ装置
US10246064B2 (en) Electric brake device
US10100891B2 (en) Electric brake device
KR20140147104A (ko) 차량 내 주차 브레이크의 조정 방법
KR101725652B1 (ko) 브레이크 장치
KR101501533B1 (ko) 전기기계 브레이크의 마모 보상을 위한 모터 제어 시스템 및 그 제어 방법
JP3936210B2 (ja) 電動ディスクブレーキおよびその制御プログラム
JP4000675B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2006321478A (ja) 車両のブレーキ装置およびその操作方法
JP2000213575A (ja) 制動装置
JP2000055094A (ja) 電動ブレーキ装置
JP4494029B2 (ja) ブレーキ装置
JP4316213B2 (ja) ブレーキ装置
KR20220036480A (ko) 전동식 브레이크 장치 및 제어방법
JPH09137841A (ja) ブレーキ装置
JP2010203562A (ja) 電動ブレーキ
JPWO2020066735A1 (ja) 電動ブレーキおよび制御装置
JP4215856B2 (ja) 電動ブレーキ装置
KR102537870B1 (ko) 브레이크 제어 장치 및 브레이크 시스템
WO2020195921A1 (ja) 電動ブレーキ装置
JP2005106153A (ja) ブレーキ装置
JP4060076B2 (ja) 電動ディスクブレーキおよびその制御プログラム
JP4137547B2 (ja) 電動ディスクブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090901

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4494029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4