JP4493461B2 - バックアップ機器,バックアップ方法および放送システム - Google Patents
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Description
本願第2発明は、前記第1発明において、前記交換機は、前記インターフェイスとは異なる別のインターフェイスをさらに備え、前記制御部は、前記揮発性メモリに格納される動作ログを、前記別のインターフェイスを介して、前記管理装置へ送信する。
本発明は、ネットワークを介して行われる通信の履歴等の動作ログを保存する動作履歴バックアップシステムに適用される交換機を提供する。本発明に係る交換機は、通信装置が接続されており、ネットワークを介して行われる他の通信装置との通信等に関する動作履歴を、動作ログとして揮発性メモリにおいて随時蓄積させている。そして、システムにおいて何らかの不具合が生じた場合に、この動作ログを、揮発性メモリから不揮発性メモリに退避させることができる。このため、交換機は、動作ログをより確実に保持することができる。よって、本発明に係る交換機によると、ネットワークに不具合が生じた場合であっても、動作ログを確実に保持することで、システムに生じた不具合の原因解析等を行うことができ、システムのメンテナンスが容易になる。また、動作ログを、電源の供給が途絶えるとデータを保持できなくなる揮発性メモリから、電源の供給が途絶えてもデータを保持しておける不揮発性メモリに退避させることができる。このため、システムに不具合が生じた場合等において、交換機をリセットし、再起動させることにより不具合の解消を試みる場合において、先に動作ログを不揮発性メモリに退避させることで、リセットによって再起動させた場合であっても、不具合の解消を図りつつ、動作ログを確実に保持させることができる。
次に、本発明の受信装置を用いた動作履歴バックアップシステム10および本システムに適用される交換機40について、実施形態例を挙げて詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の動作履歴バックアップシステムの概略構成図である。本動作履歴バックアップシステム10は、ネットワーク通信用の複数の通信装置グループA、B1、B2、C・・・Xが、交換機40a、40b、40xを通じ、インターネットまたはLAN91等のネットワークNWに接続されることにより構成されている。各通信装置グループA、B1、B2・・・Xは、インターカム等の複数の通話装置20(21a、22a・・・23x)や、拡声放送(ページング)を行う拡声装置30(31b、32b・・・33x)等によって構成されている。また、このネットワークNWには、管理装置70が接続されている。管理装置70は、通話装置20(21a、22a・・・23x)や拡声装置30(31b、32b・・・33x)等の通信装置の通信に関する動作ログを、ネットワークNWを介して受信し、動作履歴バックアップシステム10のメンテナンス等の管理を行う。
また、通話装置20及び拡声装置30は、2種類の拡声放送、すなわち、共通の交換機に接続されている通話装置から拡声装置への拡声放送(例えば、通話装置23xから拡声装置33xへの拡声放送)と、ネットワークNWを経由して、異なる交換機に接続されている通話装置から拡声装置への拡声放送(例えば、通話装置21aから拡声装置31bへの拡声放送)とが可能である。
図3は、第1実施形態の動作履歴バックアップシステム10の概略ブロック構成図である。ここでは、代表して、交換機40a(交換機番号Ex1)の構成を例に挙げて説明する。
図3に示されるように、動作履歴バックアップシステム10は、通話装置20と、交換機40a等と、外部電源50と、ネットワークNWと、管理装置70とを備えている。
通話装置20は、交換機40aの通話装置インターフェイス48(後述する)に対して接続されており、インターカム等の複数の通話装置21a、22aによって構成されている。通信装置20は、ネットワークNWを交換機40aを通じて、ネットワークNWを介して、他の交換機40b、40xに接続されている通話装置との間で通話したり、拡声装置によって音声を拡声放送させることができる。また、通話装置では、各種信号の入力が可能な1〜9および*等のプッシュボタンを備えており、ここでは「*999」とボタンをプッシュすることにより、制御部41のCPU42に対して、書き換えコマンドを送信することができる。
本実施形態について、その動作を図に基づいて説明する。図5は、基本動作を示す制御フローチャートである。
ステップS11では、CPU42が、通話装置20から、通話装置インターフェイス48を介して、他の通信装置との通信を開始する旨の信号を受信する。
ステップS12では、CPU42は、ネットワークインターフェイス49を介して、通話装置20と他の通信装置との通信の確立を試みる。
ステップS14では、CPU42は、動作ログ取得部45が把握した動作ログおよびその発生時刻を、RAM43に一時的に格納させる。
ステップS15では、CPU42は、通話装置20からの、上記通話装置インターフェイス48を介した書き換えコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、書き換えコマンドを受信した場合には、ステップS16に移行する。
なお、交換機40aの復旧等の目的で、リセットボタン47が押され、交換機40aが再起動された場合には、再び上記ステップS11からの動作を繰り返す。
[効果]
本動作履歴バックアップシステム10の交換機40a、40b・・・40xによると、ネットワークNWに不具合が生じて管理装置70において動作ログを取得できない場合であっても、動作ログを確実に保持することがでる。このため、システムに生じた不具合の原因解析等を容易に行うことができるようになり、システムのメンテナンスが容易になる。
<その他の実施形態例>
(A)前述の実施形態例では、音声通信システムについて説明したが、本発明に係る受信装置は、音声通信だけでなく、動画像通信にも好ましく用いられる。また、静止画像、テキストデータなどの受信装置としても好適である。さらに、TCP/IP以外の通信プロトコル、例えばUDP/IPを用いた通信システムにも適用可能である。さらに、イーサネット(登録商標)以外の通信媒体(プロトコル)である無線LANやxDSL、ケーブルTVネットワークを用いた通信システムにも適用可能である。
(C)前述の実施形態例では、CPU42は、通話装置20から通話装置インターフェイス48を介した書き換えコマンドを受けることにより、RAM43に一時的に格納されている動作ログをフラッシュメモリ44に書き換えている。しかし、本動作履歴バックアップシステム10は、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、通信状況監視部60をさらに備えたシステムであってもよい。通信状況監視部60は、ネットワークNWの通信状況を監視し、ネットワークNWの状況が所定の条件を満たさなくなることを検出すると、その旨をCPU42に対して通知する。この場合には、ネットワークNWの通信状況に応じて、CPU42は、RAM43に格納されている動作ログを自動的にフラッシュメモリ44に書き換えることができる。これにより、動作ログをより確実に保持することができる。また、フラッシュメモリ44に対する書き換え頻度を必要限度に抑えて、書き換え回数が有限である不揮発性メモリの寿命を向上させることが可能になる。
(D)上記交換機40とほぼ同様の構成において、CPU42がRAM43に格納されている動作ログをフラッシュメモリ44に自動的に格納させた場合において、交換機40のリセットが自動的に行われる構成にしてもよい。この場合には、自動的に復旧動作を試みることが可能になる。
31b、32b・・・33x 拡声装置
40a、40b・・・40x 交換機
42・・・CPU
43・・・RAM
44・・・フラッシュメモリ
46・・・電源部
48・・・通話装置インターフェイス
49・・・ネットワークインターフェイス
Claims (6)
- 外部の通信装置に関する動作ログを取得し、取得した前記動作ログを通信網を介して、管理装置に送信する交換機通話装置を含む通信装置に関する動作ログを、通信網を介して、管理装置に送信する交換機であって、
前記動作ログを格納する揮発性メモリと、
不揮発性メモリと、
通話装置からのコマンドを受け付けるインターフェイスと、
前記コマンドの受け付けにより、前記揮発性メモリに格納されている前記動作ログを前記不揮発性メモリに格納させる制御部と、
を備えた交換機。 - 前記交換機は、前記インターフェイスとは異なる別のインターフェイスをさらに備え、
前記制御部は、
前記揮発性メモリに格納される動作ログを、前記別のインターフェイスを介して、前記管理装置へ送信する、請求項1に記載の交換機。 - 電源を供給するための電源手段と、
前記通信装置からのコマンドに基づいて前記動作ログが前記不揮発性メモリに格納されたときに、前記電源手段からの電源供給を一時的に遮断して交換機を再起動させるリセット手段と、をさらに備える、請求項1又は2に記載の交換機。 - 前記通信網の通信状況を監視する通信状況監視部をさらに備え、
前記制御部は、
前記通信状態監視部における監視の結果、所定の条件を満たさない場合には、前記揮発性メモリの動作ログを前記不揮発性メモリに書き換える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の交換機。 - 外部の通信装置に関する動作ログを取得し、取得した前記動作ログを通信網を介して、管理装置に送信する交換機における動作ログのバックアップ方法であって、
前記動作ログを揮発性メモリに格納するステップと、
通信装置からのコマンドを受け付けるステップと、
前記コマンドの受け付けにより、前記揮発性メモリに格納されている前記動作ログを前記不揮発性メモリに格納させるステップと、
を備えたバックアップ方法。 - 通信装置と交換機とを備えた放送システムであって、
前記交換機は、通信装置に関する動作ログを取得し、取得した前記動作ログを通信網を介して、管理装置に送信し、
前記動作ログを格納するための揮発性メモリと、
不揮発性メモリと、
通信装置からのコマンドを受け付けるインターフェイスと、
前記コマンドの受け付けにより、前記揮発性メモリに格納されている前記動作ログを前記不揮発性メモリに格納させる制御部と、
を備えた放送システム。
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