JP4627288B2

JP4627288B2 - ネットワークスイッチ装置及びそのアドレス管理方法

Info

Publication number: JP4627288B2
Application number: JP2006261789A
Authority: JP
Inventors: 忍能松
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2006-09-27
Filing date: 2006-09-27
Publication date: 2011-02-09
Anticipated expiration: 2026-09-27
Also published as: JP2008085532A

Description

本発明は、ネットワークスイッチ装置及びそのアドレス管理方法に係る発明である。

近年、イーサネット（登録商標）を用いたネットワークが幅広く利用されている。このネットワークにおいて、宛先を判断して特定の相手にしか通信を取り次がないように設計されているネットワークスイッチ装置が用いられている。

一般的なイーサネット（登録商標）のネットワークスイッチ装置（以下、単にスイッチ装置という）について、フレーム転送の動作を説明する。まず、スイッチ装置のポート毎に、受信するフレームの送信元アドレスをＭＡＣアドレス学習テーブルに記録する。次に、あるポートにおいて受信したフレームに対して、その送信先アドレスがＭＡＣアドレス学習テーブルに存在するかどうかを確認する。さらに、送信先アドレスがＭＡＣアドレス学習テーブルに存在する場合には、テーブル上に記録されているポート番号が転送先になり、フレームが当該ポートに転送される。

そして、このような従来のスイッチ装置では、あるポートのケーブルが抜去された場合、以下のいずれかの動作が行われる。まず、ポートにおいてケーブルが抜去された場合、該当ポートに対するＭＡＣアドレスをＭＡＣアドレス学習テーブルに保持したまま消去しない動作がある。他に、ポートにおいてケーブルが抜去された場合、該当ポートに対するＭＡＣアドレスをＭＡＣアドレス学習テーブルから消去する動作がある。

また、従来のスイッチ装置の運用面から見た場合、抜けてしまったケーブルを再接続する際に、誤って他のポートに接続してしまう恐れがある。この場合、ＭＡＣアドレス学習テーブルを更新することで正常動作に戻すことができるが、操作ミスに気づかないで運用が継続されるため、後々の保守時に再度誤った操作を引き起こす恐れがあった。例えば、ある２ポートのケーブルを抜去して、再接続の際に誤って入れ替わってしまった場合、ＭＡＣアドレス学習テーブルが更新されるので正常な運用を開始できる。しかし、ケーブルが入れ替わっていることを保守者が認識できないので、後に一方のケーブルを抜去する必要が生じた場合、抜去してはいけない側のケーブルを抜いてしまう場合が考えられる。

特許文献１では、この解決する手段として、他ポートのＭＡＣアドレスを比較することにより誤検出を可能にしている。具体的には、あるポートで受信したフレームの送信先が不明の場合、他ポートのＭＡＣアドレスを検索し、ヒットした場合には当該ポートを送信先としてエントリに追加するというものである。

特開２００４−１９３８２１号公報

従来のスイッチ装置において、ケーブルが抜去されたポートのＭＡＣアドレスをＭＡＣアドレス学習テーブルに保持する場合、再度ケーブルを接続すると、新たにＭＡＣアドレスがＭＡＣアドレス学習テーブルに記憶される。仮に、ケーブルの再接続により、接続されるネットワークの構成が変更となった場合、ケーブル抜去前に記録されたＭＡＣアドレスはもはや必要ない。それにもかかわらず、エージングタイマー満了まで、ケーブル抜去前に記録されたＭＡＣアドレスはＭＡＣアドレス学習テーブルに残り続ける。また、新たに接続されたネットワークが極めて多くのＭＡＣアドレス（すなわち端末）を持つ場合、スイッチ装置が持つＭＡＣアドレス学習テーブルのエントリ数を超過して、正しくＭＡＣアドレスを記憶できない恐れがある。

さらに、従来のスイッチ装置において、ケーブルが抜去されたポートのＭＡＣアドレスをＭＡＣアドレス学習テーブルから消去する場合、再度ケーブルを接続すると、新たにＭＡＣアドレスがＭＡＣアドレス学習テーブルに記憶される。仮に、同一のケーブルが単純に抜去、再接続された場合であっても、ＭＡＣアドレスが再記憶されない限り、該当ポートに接続されているＭＡＣアドレスはＭＡＣアドレス学習テーブル上にない。よって、新たにＭＡＣアドレスが記憶されるまで、他のポートにおいて受信した当該ポート宛のフレームは、宛先不明となり、関連するすべてのポートに対しフラッディングすることになる。その結果、本来は特定の宛先に送信するだけでよいフレームが何倍にも増加して送信され、ネットワーク資源を無駄に消費してしまう。

また、抜けてしまったケーブルを再接続する際に、誤って他のポートに接続してしまう問題の解決手段として特許文献１が考えられるが、特許文献１では、転送先を確定することのみが目的である。そのため、特許文献１では、ＭＡＣアドレス学習テーブルにおいて、不要なＭＡＣアドレスの処理やネットワーク接続状態の変更検知については全く考慮されていない。

そこで、本発明は、ポートにケーブルが抜去、再接続される状態を監視し、当該状態に応じてＭＡＣアドレス学習テーブルへのＭＡＣアドレスの記憶、消去を制御するネットワークスイッチ装置及びそのアドレス管理方法を提供することを目的とする。

本発明に係る解決手段は、ネットワーク機器を接続するための複数のポートと、ポート毎の接続状態を監視するポート状態監視部と、ポート毎に設けられ、ポートに接続されたネットワーク機器のアドレスを検出するアドレス検出部と、アドレス検出部で検出されたアドレスをアドレス学習テーブルに記憶するアドレス学習情報管理部と、アドレス学習テーブルに記憶されたアドレスに基づき、ポート間のデータ転送処理を行うスイッチ部とを備えるネットワークスイッチ装置であって、アドレス学習情報管理部は、ポート状態監視部が切断後に再接続するポートの接続状態を検出した場合、当該ポートに設けられたアドレス検出部で新たに検出したアドレスを、アドレス学習テーブルに記憶された当該ポートに対応するアドレスと比較する比較部を備え、比較部の結果により当該ポートの接続前後でネットワーク構成が同じと判断される場合、アドレス学習テーブルに記憶された当該ポートに対応するアドレスを維持し、比較部の結果により当該ポートの接続前後でネットワーク構成が異なると判断される場合、アドレス学習テーブルに記憶された当該ポートに対応するアドレスを消去し、且つ新たに検出したアドレスをアドレス学習テーブルに記憶する。

本発明に記載のネットワークスイッチ装置は、比較部の結果が同じであれば、アドレス学習テーブルに記憶された当該ポートに対応するアドレスを維持し、比較部の結果が異なれば、アドレス学習テーブルに記憶された当該ポートに対応するアドレスを消去し、且つ新たに検出したアドレスをアドレス学習テーブルに記憶するので、ポートにケーブルが抜去、再接続される状態を監視し、当該状態に応じてＭＡＣアドレス学習テーブルへのＭＡＣアドレスの記憶、消去を制御することができる。

（実施の形態１）
本実施の形態では、ネットワークとして一般的なイーサネット（登録商標）に用いるネットワークスイッチ装置（以下、単にスイッチ装置という）について説明するが、本発明はこれに限られず、他のネットワークに用いるスイッチ装置でも良い。

図１に、本実施の形態に係るスイッチ装置のブロック図を示す。図１に示すスイッチ装置は、ネットワーク機器を接続するための複数のポート１（第１から第ｎまで）と、各ポート１にケーブルが接続されているか否かの接続状態を監視するポート状態監視部２とを備えている。さらに、図１に示すスイッチ装置は、各ポート１に設けられ、ポート１毎に接続されたネットワーク機器のＭＡＣアドレス（Media Access Control address）を検出するアドレス検出部３（第１から第ｎまで）を備えている。なお、アドレス検出部３は、各ポート１で受信するネットワーク機器からのフレームより、送信元アドレスをトレースすることでＭＡＣアドレスを検出している。

さらに、図１に示すスイッチ装置は、アドレス検出部３で検出されたＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４に記憶するアドレス学習情報管理部５を備えている。そして、本実施の形態に係るスイッチ装置では、アドレス学習情報管理部５に、アドレス検出部３で検出したＭＡＣアドレスと、アドレス学習テーブル４に記憶するＭＡＣアドレスとを比較する比較部６を備えている。

また、図１に示すスイッチ装置は、アドレス学習テーブル４に記憶されたＭＡＣアドレスに基づき、ポート１間のデータ転送処理を行うスイッチ部７を備えている。

次に、図１に示すスイッチ装置の動作、特にアドレス管理方法について説明する。まず、あるポート１においてケーブルが抜去された場合、その情報はポート状態監視部２に検出され、アドレス学習情報管理部５に通知される。この場合、アドレス学習情報管理部５では、当該ポート１に対応するＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４から消去せずに保持し続ける。

次に、当該ポート１に再度ケーブルが接続された場合、ポート状態監視部２は、リンク復旧し再接続状態を検出する。当該ポート１にケーブルを接続後、アドレス検出部３は、受信したフレームから新たなＭＡＣアドレスを検出する。図２に示すフローチャートでは、ステップＳ１が新たなＭＡＣアドレスを取得する動作に対応する。

次に、新たに検出したＭＡＣアドレスと、アドレス学習テーブル４に保持しているリンク切断（ケーブル抜去）前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスとを比較部６で比較する。この比較処理は、図２に示すフローチャートのステップＳ２に対応する。

そして、比較部６において、新たに検出されたＭＡＣアドレスが、リンク切断前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスと同じであるという結果を得た場合、アドレス学習情報管理部５は、ケーブル抜去前と、ケーブル再接続後とで同一のＭＡＣアドレスを持つネットワーク機器が接続されたと判断する。つまり、ケーブルが抜去された後、同一のケーブルが接続された当該ポートの接続前後において、該当ポートに接続されるネットワークの構成は変化していない。

この場合、該当ポートに接続されるネットワークの構成が変更されていないため、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスは維持して運用する。この処理は、図２に示すフローチャートのステップＳ３に対応する。

次に、比較部６において、新たに検出されたＭＡＣアドレスが、リンク切断前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスと異なるという結果を得た場合、アドレス学習情報管理部５は、ケーブル抜去後、再接続により接続したネットワークの構成が変更されたと判断する。そして、アドレス学習情報管理部５は、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスを消去し、新たに検出されたＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４に記憶する。この処理は、図２に示すフローチャートのステップＳ４に対応する。

但し、スイッチ装置では、ポートに同じケーブルを再接続する場合であっても、ネットワークの構成に端末が新設される等の理由により、アドレス学習テーブル４に存在しないＭＡＣアドレスが検出されることが考えられる。そのため、本実施の形態に係るスイッチ装置では、比較部６において新たに検出されたＭＡＣアドレスが、リンク切断前の当該ポートに対応したアドレス学習テーブル４に存在しなくとも、同一のネットワーク構成であると判断する基準を設けている。つまり、比較部６では、新たに検出されたＭＡＣアドレスが、複数回（例えば３回）連続してアドレス学習テーブルに存在しない場合、ネットワークの構成が変更されたと判断する。従って、本実施の形態において、基本的な構成が同じであるネットワークを同一のネットワーク構成と考え、端末の廃止及び新設等の違いがあっても同一のネットワーク構成と判断する。

アドレス学習情報管理部５は、受信したフレームから新たに検出されたＭＡＣアドレスがＢ１，Ｂ２，Ｂ３と連続した場合、アドレス学習テーブル４に記憶したＭＡＣアドレスＡ１〜Ａｎと異なるので、ネットワーク構成が変更されたと判断する。

再接続したポートのネットワーク構成が変更されたとアドレス学習情報管理部５が判断した場合、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスを消去する。図３では、アドレス学習テーブル４のうち、ポート番号１でＭＡＣアドレスＡ１〜Ａｎまでの接続変更前のアドレスが消去され、新たにポート番号１のＭＡＣアドレスＢ１〜Ｂｎ（図３では、ＭＡＣアドレスＢ３まで図示している）が記憶されている様子が示されている。

スイッチ装置の構成上、アドレス学習テーブル４に登録可能なＭＡＣアドレスは有限個である。そのため、ケーブルの再接続前に大量のＭＡＣアドレスがアドレス学習テーブル４に登録されていると、消去動作を実施しない限り新規のＭＡＣアドレス登録できないケースが発生する。そこで、本実施の形態に係るスイッチ装置では、ケーブル抜去後の不要なＭＡＣアドレスを消去することにより、再接続後に登録可能なＭＡＣアドレスの数をアドレス学習テーブル５に確保することができる。

以上のように、本実施の形態に係るスイッチ装置及びそのアドレス管理方法では、記憶可能なＭＡＣアドレス数が限られたアドレス学習テーブル５において、ケーブル抜去、再接続が発生した場合に、ネットワークの構成が変更されたときには不要なＭＡＣアドレスを消去し、ネットワークの構成に変更がないときには、記憶したＭＡＣアドレスを維持することで、アドレス学習テーブル５の効率的な運用が可能となる。なお、アドレス学習テーブル４に保持されている情報は、ＭＡＣアドレスやポート番号を含むＭＡＣアドレス学習情報である。

（実施の形態２）
実施の形態１では、アドレス学習テーブル４に存在しないＭＡＣアドレスが、アドレス検出部３で複数回連続して検出された場合、ポート１に接続されるネットワークの構成が変更になったと判断する。しかし、ポート１に接続されるネットワーク構成の変更が、意図的に実施される場合だけでなく、操作ミスによって発生する場合も考えられる。その場合であっても、実施の形態１では、新たに検出したＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブルに記憶して動作を継続する構成である。そのため、操作ミスに気づかないで運用が継続され、後々の保守時に再度誤った操作を引き起こす可能性があった。

そこで、本実施の形態に係るスイッチ装置では、図４に示すフローチャートの処理を行う。なお、本実施の形態に係るスイッチ装置の構成は、図１に示すスイッチ装置の構成と同じである。まず、図４に示すステップＳ１では、ケーブル抜去後のポート１に再度ケーブルが接続された場合、アドレス検出部３は、新たなＭＡＣアドレスが検出される。

次に、図４に示すステップＳ２では、新たに検出したＭＡＣアドレスと、アドレス学習テーブル４に保持しているリンク切断（ケーブル抜去）前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスとを比較部６で比較する。そして、比較部６が、新たに検出されたＭＡＣアドレスが、リンク切断前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスとが同じであるという結果を複数回得た場合、アドレス学習情報管理部５は、ケーブル抜去前と、ケーブル再接続後とで同一のＭＡＣアドレスを持つネットワーク機器に接続されたと判断する。

つまり、ケーブルが抜去された後、同一のケーブルが接続され、当該ポートの接続前後において、該当ポートに接続されるネットワークの構成は変化していない。この場合、図４に示すステップＳ３に対応し、該当ポートに接続されるネットワークの構成が変更されていないため、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスは維持して運用する。

次に、図４に示すステップＳ２において、比較部６が、新たに検出されたＭＡＣアドレスと、リンク切断前の当該ポートに対応したＭＡＣアドレスとが異なるという結果を複数回得た場合、ステップＳ５へと進む。ステップＳ５では、さらに新たに検出されたＭＡＣアドレスと他のポートに対応したＭＡＣアドレスとを比較する。この場合、比較部６において、新たに検出されたＭＡＣアドレスが、複数回（例えば３回）連続してアドレス学習テーブルに存在しない場合、アドレス学習情報管理部５は、他のポートのネットワーク構成と異なっていると判断する。

すなわち、ステップＳ５で複数回連続してアドレス学習テーブルに存在しない場合、アドレス学習情報管理部５は、ケーブル抜去後、再接続により接続したネットワークの構成が変更されたと判断する。そして、アドレス学習情報管理部５は、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスを消去し、新たに検出されたＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４に記憶する。この処理は、図４に示すフローチャートのステップＳ４に対応する。

次に、ステップＳ５でアドレス学習テーブルに存在する場合、アドレス学習情報管理部５は、ケーブル抜去後、再接続により接続したネットワークの構成が他のポート１に接続されるべきものである可能性が高いとして、その旨の警報（警告情報）を発出する。この処理は、図４に示すフローチャートのステップＳ６に対応する。

本実施の形態に係るスイッチ装置及びそのアドレス管理方法では、アドレス学習情報管理部５が警報を発出し、操作者へ通知することで、操作ミスによるネットワーク誤接続を防止することができる。

（実施の形態３）
実施の形態２では、あるポート１に他のポート１のネットワーク構成が接続された誤接続の場合に、アドレス学習情報管理部５が警報（警告情報）を発出する構成であった。本実施の形態では、警報後の処理について図５に示すフローチャートを用いて説明する。

まず、図５に示すステップＳ６では、アドレス学習情報管理部５が、ケーブル抜去後、再接続により接続したネットワークの構成が他のポート１に接続されるべきものである可能性が高いとして警報を発出する。

次に、図５に示すステップＳ７では、あるポート１に他のポート１のネットワーク構成を接続した接続変更を承認するか否かの確認を操作者に対して行う。警報が発出されて、操作者が確認し、「問題なし・接続変更」の応答を実施する場合、アドレス学習情報管理部５は、操作者から承認信号を得る。その場合、アドレス学習情報管理部５は、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスを消去し、新たに検出されたＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４に記憶する（ステップＳ８）。

一方、当該警報を操作者が確認し、接続ミスであるため再度接続を元に戻す場合、操作者は「問題あり・接続復旧」と応答するので、アドレス学習情報管理部５は、操作者から承認信号を得られない。この場合、アドレス学習情報管理部５は、アドレス学習テーブル４に保持している当該ポートに対応するＭＡＣアドレスは維持して運用する（ステップＳ９）。

以上のように、本実施の形態に係るスイッチ装置では、警報に対し操作者が承認する場合、アドレス学習テーブル４に記憶されたＭＡＣアドレスを消去し、且つ新たに検出したＭＡＣアドレスをアドレス学習テーブル４に記憶し、警報に対し操作者が承認しない場合、アドレス学習テーブル４に記憶されたＭＡＣアドレスを維持するので、操作ミスによる誤接続が発生した場合においても、操作者に確認を実施した上で、アドレス学習テーブル４を効率的に運用することが可能となる。

なお、上記の実施の形態では、アドレス検出部３が、各ポート１で受信するネットワーク機器からのフレームより、送信元アドレスをトレースすることでＭＡＣアドレスを検出している。しかし、本発明に係るネットワークスイッチ装置はこれに限られず、アドレス検出部３が、ケーブルの再接続後に、ポート１に接続されたネットワーク機器のＭＡＣアドレスを一括して検出する構成であっても良い。

本発明の実施の形態１に係るスイッチ装置のブロック図である。本発明の実施の形態１に係るスイッチ装置の動作を説明するフローチャートである。本発明の実施の形態１に係るアドレス学習テーブル４のブロック図である。本発明の実施の形態２に係るスイッチ装置の動作を説明するフローチャートである。本発明の実施の形態３に係るスイッチ装置の動作を説明するフローチャートである。

符号の説明

１ポート、２ポート状態監視部、３アドレス検出部、４アドレス学習テーブル、５アドレス学習情報管理部、６比較部、７スイッチ部。

Claims

ネットワーク機器を接続するための複数のポートと、
前記ポート毎の接続状態を監視するポート状態監視部と、
前記ポート毎に設けられ、前記ポートに接続された前記ネットワーク機器のアドレスを検出するアドレス検出部と、
前記アドレス検出部で検出された前記アドレスをアドレス学習テーブルに記憶するアドレス学習情報管理部と、
前記アドレス学習テーブルに記憶された前記アドレスに基づき、前記ポート間のデータ転送処理を行うスイッチ部とを備えるネットワークスイッチ装置であって、
前記アドレス学習情報管理部は、
前記ポート状態監視部が切断後に再接続する前記ポートの接続状態を検出した場合、当該前記ポートに設けられた前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスと比較する比較部を備え、
前記比較部の結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が同じと判断される場合、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを維持し、
前記比較部の結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が異なると判断される場合、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを消去し、且つ新たに検出した前記アドレスを前記アドレス学習テーブルに記憶することを特徴とするネットワークスイッチ装置。
ネットワーク機器を接続するための複数のポートと、
前記ポート毎の接続状態を監視するポート状態監視部と、
前記ポート毎に設けられ、前記ポートに接続された前記ネットワーク機器のアドレスを検出するアドレス検出部と、
前記アドレス検出部で検出された前記アドレスをアドレス学習テーブルに記憶するアドレス学習情報管理部と、
前記アドレス学習テーブルに記憶された前記アドレスに基づき、前記ポート間のデータ転送処理を行うスイッチ部とを備えるネットワークスイッチ装置であって、
前記アドレス学習情報管理部は、
前記ポート状態監視部が切断後に再接続する前記ポートの接続状態を検出した場合、当該前記ポートに設けられた前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスと比較する比較部を備え、
前記比較部の結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が同じと判断される場合、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを維持し、
前記比較部により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が異なると判断される場合、さらに前記比較部は前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスと、前記アドレス学習テーブルに記憶された他の前記ポートに対応する前記アドレスとを比較し、
当該結果より他の前記ポートのネットワーク構成と同じであれば外部に警告情報を発信し、
当該結果より他の前記ポートのネットワーク構成と異なれば前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを消去し、且つ前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを前記アドレス学習テーブルに記憶することを特徴とするネットワークスイッチ装置。
請求項２に記載のネットワークスイッチ装置であって、
前記アドレス学習情報管理部が前記警告情報を発信し、前記警告情報に対し承認信号を得た場合、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを消去し、且つ前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを前記アドレス学習テーブルに記憶し、
前記警告情報に対し承認信号が得られない場合、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを維持することを特徴とするネットワークスイッチ装置。
請求項１乃至請求項３のいずれか１つに記載のネットワークスイッチ装置であって、
前記アドレス検出部は、前記ポート毎で受信するフレームの送信元アドレスをトレースすることで前記アドレスを検出することを特徴とするネットワークスイッチ装置。
請求項１乃至請求項４のいずれか１つに記載のネットワークスイッチ装置であって、
検出した前記アドレスが所定の回数連続した場合に、ネットワーク構成が異なると判断することを特徴とするネットワークスイッチ装置。
ネットワーク機器を接続するための複数のポート毎に、ポート状態監視部が接続状態を監視するステップと、
前記ポート毎に設けられ、前記ポート毎に接続された前記ネットワーク機器のアドレスをアドレス検出部が検出するステップと、
前記アドレス検出部で検出された前記アドレスを、アドレス学習情報管理部がアドレス学習テーブルに記憶するステップと、
前記アドレス学習テーブルに記憶された前記アドレスに基づき、スイッチ部が前記ポート間のデータ転送処理を行うステップとを備えるネットワークスイッチ装置のアドレス管理方法であって、
前記ポート状態監視部が切断後に再接続する前記ポートの接続状態を検出した場合、当該前記ポートに設けられた前記アドレス検出部が新たに前記アドレスを検出する検出ステップと、
新たに検出した前記アドレスと、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスとを比較する比較ステップと、
前記比較ステップの結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が同じと判断される場合に、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを維持する維持ステップと、
前記比較ステップの結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が異なると判断される場合に、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを消去し、且つ前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを前記アドレス学習テーブルに記憶する消去記憶ステップとを備えることを特徴とするアドレス管理方法。
ネットワーク機器を接続するための複数のポート毎に、ポート状態監視部が接続状態を監視するステップと、
前記ポート毎に設けられ、前記ポート毎に接続された前記ネットワーク機器のアドレスをアドレス検出部が検出するステップと、
前記アドレス検出部で検出された前記アドレスを、アドレス学習情報管理部がアドレス学習テーブルに記憶するステップと、
前記アドレス学習テーブルに記憶された前記アドレスに基づき、スイッチ部が前記ポート間のデータ転送処理を行うステップとを備えるネットワークスイッチ装置のアドレス管理方法であって、
前記ポート状態監視部が切断後に再接続する前記ポートの接続状態を検出した場合、当該前記ポートに設けられた前記アドレス検出部が新たに前記アドレスを検出する検出ステップと、
新たに検出した前記アドレスと、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスとを比較する第１比較ステップと、
前記第１比較ステップの結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が同じと判断される場合に、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを維持する維持ステップと、
前記第１比較ステップの結果により当該前記ポートの接続前後でネットワーク構成が異なると判断される場合に、前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスと、前記アドレス学習テーブルに記憶された他の前記ポートに対応する前記アドレスとをさらに比較する第２比較ステップと、
前記第２比較ステップの結果により他の前記ポートのネットワーク構成と同じと判断される場合に、外部に警告情報を発信する警報ステップと、
前記第２比較ステップの結果により他の前記ポートのネットワーク構成と異なると判断される場合に、前記アドレス学習テーブルに記憶された当該前記ポートに対応する前記アドレスを消去し、且つ前記アドレス検出部で新たに検出した前記アドレスを前記アドレス学習テーブルに記憶する消去記憶ステップとを備えることを特徴とするアドレス管理方法。