JP4492622B2 - 無線通信方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CSMA方式のアクセス制御によって送信権を取得し、データパケットの送信を開始する無線通信方法及び装置に関する。
従来より、キャリアセンスによって送信権を取得するCSMA方式のアクセス制御を行い、このアクセス制御によって送信権を取得できたときに、データパケットの送信を開始する無線通信方法が知られている。
また、アクセス制御としては、例えば、キャリアセンスにより無線チャンネルの空きを検出すると、確率pで決まる衝突回避時間が経過してからデータパケットの送信を開始するp−persistentCSMA方式のアクセス制御や、キャリアセンスにより無線チャンネルの空きを検出してから規定時間が経過した後にバックオフ制御に入り、ランダムに設定される衝突回避時間の間継続してキャリアセンスを行うIEEE802.11規格のCSMA/CA方式のアクセス制御等、他の通信装置との間で送信パケットが衝突する確率をより低減するためのアクセス制御が知られている。
ところで、こうしたCSMA方式のアクセス制御を行う通信装置は、アクセス制御の開始タイミングや衝突回避時間を他の通信装置とは関係なく自律的に設定することから、同じ無線チャンネルを使用する通信装置が増えれば、各通信装置でのアクセス制御の開始タイミングや衝突回避時間が一致する確率が高くなる。
このため、CSMA方式のアクセス制御では、複数の通信装置間で送信パケットが衝突するのを確実に防止することは不可能であり、データパケットの送信回数を各通信装置間で平均化することができないことがあった。
そこで、こうした問題を防止するために、各通信装置において、データパケットの送信に成功してから、アクセス制御によって次に送信権を取得できるまでの送信待ち時間を測定し、その測定した送信待ち時間に基づき、送信権取得後に送信するデータパケットのパケット数を決定することで、各通信装置間で送信回数を平均化することが提案されている(例えば、特許文献1等、参照)。
特開2005−311885号公報
しかしながら、上記提案の無線通信方法は、データパケットの送信ができなかったときに、次の送信時に送信するデータパケットの数を増加することで、各通信装置が送信するデータ量を平均化する方法であり、各通信装置からの送信パケットが衝突するのを防止する方法ではないことから、各通信装置からのデータパケットの送信間隔を平均化して、各通信装置からの送信周期を一定にすることはできない。
このため、上記提案の無線通信方法は、各通信装置から多数のパケットに分けて大量のデータを送信する必要があるシステムには採用できるが、各通信装置から時々刻々と変化する制御データを応答遅れなく周期的に送信する必要があるシステムに採用することはできなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、CSMA方式のアクセス制御によって送信権を取得し、データパケットの送信を開始する無線通信方法及び装置において、複数の通信装置間で送信パケットが衝突するのを防止して、各通信装置からデータパケットを周期的に安定して送信できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の無線通信方法においては、現在時刻が、周期的に設定されるアクセス制御開始時刻に達するとCSMA方式のアクセス制御を実行し、このアクセス制御によって送信権を取得すると、一定長のデータパケットを送信する。
また、この一連の動作とは別に、一定時間の間、他の通信装置からデータパケットが送信されてくる時間割合(換言すれば無線チャンネルの混雑度合い)を算出する。
そして、その算出された時間割合が予め設定された第2判定値を越えると、データパケットを送信してきた他の通信装置の一つをペア装置として選択し、その後、アクセス制御によって送信権が取得されるまで、ペア装置から送信されたデータパケットの受信時刻に基づき、ペア装置がデータパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定する。
つまり、本発明では、上記時間割合に基づき無線チャンネルが混雑しているか否かを判断して、無線チャンネルが混雑しているときには、アクセス制御開始時刻を、他の通信装置の一つ(つまりペア装置)と略同一時刻に設定することで、ペア装置と送信権を奪い合うようにする。
そして、この奪い合いによりペア装置よりも先に送信権を取得すると、データパケットにペア装置とペア通信を行うことを表すペア情報を付与することで、ペア装置にペア通信の開始を指示する。
そして、その後は、ペア装置からのデータパケットが受信されるのを待ち、ペア装置からのデータパケットが受信されると、そのデータパケットに自身とペア通信を行うことを表すペア情報が含まれているか否かを判定する。
そして、ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていなければ、アクセス制御開始時刻に、自身が前回データパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を設定し、ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていれば、アクセス制御開始時刻に、自身がデータパケットの送信を開始してから一定時間の2倍の時間が経過した時刻に順次設定することにより、ペア装置との間で交互に送信権を取得するペア通信を実行する。
また、本発明では、ペア通信の非実行時に、他の通信装置から受信したデータパケットに自身とペア通信を行うことを表すペア情報が含まれていれば、このデータパケットを送信してきた通信装置をペア装置として識別し、その識別したペア装置から送信されたデータパケットの受信時刻から、ペア装置がデータパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を次回のアクセス制御開始時刻として設定し、その後は、アクセス制御開始時刻を、自身がデータパケットの送信を開始してから一定時間の2倍の時間が経過した時刻に順次設定することにより、ペア通信を実行する。また、ペア通信の非実行時に受信したデータパケットからペア装置を識別した後送信するデータパケットにはペア情報を付与する。
従って、本発明によれば、無線チャンネルのトラフィックが多くなりすぎた場合に、これらからデータパケットの送信を開始しようとする通信装置と、既にデータパケットを送信している通信装置の一つとがペアとなって、通常の2倍の時間間隔で交互にデータパケットを送信することができるようになる。
よって、本発明によれば、無線チャンネルのトラフィックが増大することにより、複数の通信装置からの送信データが衝突して、各通信装置がデータパケットを送信できなくなるのを防止することができる。つまり、本発明においても、複数の通信装置からの送信パケットが衝突する要因をなくして、各通信装置からのデータパケットの送信を各々周期的に実行させることができる。
ここで、請求項1に記載の発明は、通信装置が固定局であっても移動体に搭載された移動局であっても適用できるが、移動体に搭載された複数の通信装置間で情報を相互に送受信するのに使用する際には、請求項2又は請求項3に記載のようにするとよい。
すなわち、請求項2に記載の無線通信方法では、他の通信装置との間で移動体の位置を含む情報を送受信するようにされており、他の通信装置からデータパケットが送信されてくる時間割合が第2判定値を越えた際には、一定時間の間に他の通信装置から取得した位置情報に基づき、当該通信装置に最も近い通信装置をペア装置として選択する。
このため、請求項2に記載の発明によれば、ペア装置との間でデータパケットを高い電力で送受信できることになり、その送受信されるデータパケットのビットエラーを低く抑えて、ペア装置と安定的にペアを組むことができるようになる。
また、ペア装置からのデータパケットの送信タイミングと、そのデータパケットの受信時刻とには、電波の伝搬遅延によって誤差が生じるが、本発明によれば、自身に最も近い他の通信装置をペア装置として選択するので、電波の伝搬遅延によって生じるデータパケットの受信時刻の誤差を最小にすることができる。
よって、ペア装置の次回のアクセス制御開始時刻をより正確に予測して、自らのアクセス制御開始時刻をペア装置と一致させることができ、延いては、ペア装置との交互通信(ペア通信)をより安定して行うことができるようになる。
また、請求項3に記載の無線通信方法では、他の通信装置との間で移動体の速度を含む情報を送受信するようにされており、他の通信装置からデータパケットが送信されてくる時間割合が第2判定値を越えた際には、一定時間の間に他の通信装置から取得した速度情報に基づき、当該通信装置が搭載された移動体と移動速度が最も近い移動体に搭載された通信装置を、ペア装置として選択する。
このため、請求項3に記載の発明によれば、当該通信装置が搭載された移動体が移動しているときに、この移動体との間の距離が略一定に保たれる移動体に搭載された通信装置をペア装置として選択できることになり、ペア通信の実行時に移動体の移動によってペア装置との距離が離れてペア通信を継続できなくなるのを防止できる。
次に、請求項4に記載の無線通信方法においては、ペア通信の実行時にデータパケットにペア情報を付与することで、ペア装置にペア通信の実行を通知すると共に、一定時間の間に他の通信装置からデータパケットが送信されてくる時間割合を算出して、第2判定値よりも小さくなったか否かを判断する。
そして、その算出した時間割合が第2判定値よりも小さくなると、データパケットへペア情報を付与するのを中止して、アクセス制御を通常周期で行う通常通信に復帰する。
また、ペア通信の実行時に、ペア装置から送信されてきたデータパケットにペア情報が付与されていないときにも、データパケットへペア情報を付与するのを中止して、アクセス制御を通常周期で行う通常通信に復帰する。
従って、この請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3の無線通信方法に従い他の通信装置(ペア装置)とペア通信を行っているときに、無線チャンネルのトラフィックが低下すれば、そのペア装置とのペアを解消して、通常通信に自動で復帰することができる。
なお、請求項1〜請求項4に記載の無線通信方法において、ペア通信の非実行時には、次回のアクセス制御開始時刻として、前回のアクセス制御開始時刻に一定時間を加えた時刻を設定するようにしてもよいが、請求項5に記載のように、アクセス制御によって送信権を取得してから一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定するようにしてもよい。
つまり、複数の通信装置から、時々刻々と変化する制御データを周期的に送信して、各通信装置が設けられた複数の制御装置間で最新の制御データを共用させる際には、各通信装置からの制御データの送信間隔を一定時間間隔に設定するのが一般的である。このため、CSMA方式のアクセス制御で、各通信装置からのデータパケットの送信間隔を一定時間間隔に設定するには、アクセス制御の開始時刻を一定時間間隔で設定すればよい。
しかし、このようにすると、複数の通信装置でアクセス制御開始時刻が一致すると、その後、各通信装置では、略同タイミングで繰り返しアクセス制御が開始されることになり、各通信装置からの送信パケットが衝突する確率が高くなる。
またこの場合、アクセス制御開始時刻が一致した通信装置間での衝突回避のために、上述したp−persistentCSMA方式、或いは、IEEE802.11規格のCSMA/CA方式のように、アクセス制御によって無線チャンネルの空きを検出してからランダム時間である衝突回避時間が経過してからデータパケットの送信を開始するようにしても、各通信装置で設定される衝突回避時間が一致して、各通信装置からの送信パケットが衝突してしまうことがある。
しかし、請求項5に記載のように、CSMA方式によるアクセス制御の開始時刻を、一定時間間隔で設定するのではなく、前回送信権を取得してデータパケットの送信を開始してから、一定時間が経過した時刻に設定するようにすれば、各通信装置で実行されるアクセス制御の開始間隔が、前回のアクセス制御で送信権を取得するのに要した時間でばらつくことになる。
また、複数の通信装置でアクセス制御がほぼ同時に開始されても、そのアクセス制御によって複数の通信装置間でデータパケットの送信タイミングがずれれば、次のアクセス制御は、各通信装置で互いに異なるタイミングで開始されることになる。
よって、請求項5に記載の無線通信方法によれば、複数の通信装置からの送信パケットが衝突する確率をより少なくして、各通信装置からデータパケットをより確実に送信させることができる。
また、請求項1〜請求項5に記載の無線通信方法においては、請求項6に記載のように、ペア通信の非実行時には、アクセス制御の実行中に、キャリアセンスによって他の通信装置からのデータパケットの送信回数又は時間をカウントし、この送信回数又は時間が第1判定値を超えると、現在実行中のアクセス制御を中断して、他の通信装置から送信されたデータパケットの受信状態に基づき、データパケットを送信可能な空き時間帯を検出し、その検出した空き時間帯の先頭から一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定するようにしてもよい。
そして、このようにすれば、請求項1に記載の無線通信方法と同様、アクセス制御が他の通信装置と重なり、送信権を取得するのに時間がかかる場合に、アクセス制御を一旦中止して、次回のアクセス制御開始時刻を、送信権を取得しやすい時間帯に設定することができるようになる。
次に、請求項7〜請求項12に記載の無線通信装置によれば、それぞれ、請求項1〜請求項6に記載の無線通信方法を実現できる。このため、請求項7〜請求項12に記載の装置によれば、それぞれ、請求項1〜請求項6に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[参考例]
図1は、本発明に類似した参考例の無線通信装置の構成を表すブロック図である。
本参考例の無線通信装置(以下、単に通信装置という)10は、移動体としての自動車に搭載されてブロードキャスト型の車車間通信を行うためのものである。
すなわち、通信装置10は、走行制御用の電子制御装置(ECU)4から自車両の状態(例えば、位置、速度等を含む各種状態)を取得し、取得した情報を、アンテナ6を介して車両周囲に定期的に送信すると共に、アンテナ6を介して周囲車両からの送信信号を受信し、その受信信号から周囲車両の状態を検知して、ECU4に通知する。
このため、通信装置10には、ECU4との間で自車両の状態を表す情報(送信データ)や周囲車両から取得した情報(受信データ)をやりとりするための外部インタフェース(外部I/F)12、外部I/F12を介してECU4から取得した送信データを記憶し、通信制御用のマイクロコンピュータ(マイコン)30から送信指示信号が入力されると、その記憶した送信データを一定長のデータパケット(送信パケット)として出力する送信パケット記憶装置14、送信パケット記憶装置14から出力された送信パケットを無線送信用の送信信号に変換する変調器16、アンテナ6からの受信信号に基づき他車両から送信されてきた情報(受信データ)を復調し、その受信データを、外部IF12を介してECU4に出力する復調器20、及び、変調器16からの送信信号をアンテナ6に出力すると共に、アンテナ6から入力される受信信号を復調器20に出力するサーキュレータ18、が設けられている。
また、通信装置10は、他車両の通信装置10との間で、共通の無線チャンネルを使って一定長のデータパケットを送受信するようにされており、データパケットの送信は、CSMA方式のアクセス制御によって送信権を取得できたときに開始する。
このため、通信装置10には、サーキュレータ18から復調器20に入力される受信信号の一部を、ログアンプ22を介して取り出し、その受信信号の信号レベルが予め設定された基準電圧を超えたか否かによって、受信信号に他車両からの送信信号(搬送波)が含まれているか否かを判断する比較器24が設けられている。なお、比較器24は、受信信号に他車両からの送信信号が含まれているときに、ハイレベルのキャリアセンス信号(CS信号)を発生する。
そして、このCS信号は、マイコン30に入力され、マイコン30は、計時用のタイマ26にアクセス制御の開始時刻を設定することにより、CS信号に基づき無線チャンネルでの送信権を取得するアクセス制御を定期的に実行し、アクセス制御によって送信権を取得すると、送信パケット記憶装置14に送信指示信号を出力して、送信パケットの送信を開始させる。
以下、このように送信パケットを車両周囲に定期的に送信するためにマイコン30にて実行される制御処理について説明する。
図2は、例えば車両のエンジン運転中に、マイコン30にて繰り返し実行される送信制御処理を表すフローチャートである。
図2に示すように、この送信制御処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、予め設定された一定周期内で任意のランダム時間を算出する。例えば、周期が100msである場合には、0msから100ms内のランダムな値を1ms単位で決定する。
そして、続くS120では、S110にて設定したランダム時間をタイマ26にセットすることで、タイマ26にランダム時間を計時させ、続くS130にて、タイマ26からタイムアウトが通知されたか否かを判断することにより、現在時刻がアクセス制御開始時刻に達したか否かを判断する。
S130にて、現在時刻がアクセス制御開始時刻に達したと判断されると、S140に移行して、CSMAによるアクセス制御処理を実行し、このアクセス制御処理にて送信権が取得されると、S150に移行する。そして、S150では、送信パケット記憶装置14に送信指示信号を出力することで、当該通信装置10からの送信パケットの送信を開始させる。
次に、続くS160では、タイマ26に予め設定された一定時間T2をセットすることで、次回のアクセス制御開始時刻を、今回アクセス制御によって送信権を取得して送信パケットの送信を開始してから、一定時間T2が経過した時刻に設定し、S130に移行する。
そして、その後は、S130〜S160の処理を繰り返すことで S140のアクセス制御処理によって送信権を取得するのに要した時間に一定時間T2を加えた時間間隔で、送信パケットを定期的に送信させる。
次に、図3は、S140にて実行されるアクセス制御処理を表すフローチャートである。
図3に示すように、このアクセス制御処理では、まずS210にて、バックオフスロット数と呼ばれるランダムな値を所定範囲内(本参考例では0〜15)の数値の中から選択する。
次に、S220では、比較器24から入力されるCS信号がローレベル(オフ状態)であるかハイレベル(オン状態)であるかを判断することにより、無線チャンネルが空いているアイドル状態であるか、或いは、他車両に使用されているビジー状態であるかを判断する。
そして、CS信号がオン状態であれば、S220の判定処理を再度実行することにより、無線チャンネルがアイドル状態になるのを待ち、CS信号がオフ状態となって、無線チャンネルがアイドル状態になると、S230に移行して、バックオフスロット数が「0」であるか否かを判断する。
S230にて、バックオフスロット数は「0」であると判断されると、無線チャンネルで送信権を取得できたと判断して、当該アクセス制御処理を終了し、逆に、S230にて、バックオフスロット数は「0」ではないと判断されると、S240に移行して、S220と同様に、CS信号がオフ状態であるか否かを判断する。
そして、S240にて、CS信号がオフ状態でないと判断されると、再度S220に移行して、CS信号がオフ状態(つまり無線チャンネルがアイドル状態)になるのを待ち、S240にて、CS信号がオフ状態(つまり無線チャンネルがアイドル状態)であると判断されると、S250に移行する。
S250では、バックオフスロットの1スロット分として予め設定された時間が経過するのを待つ待機処理を実行し、この待機処理が終了すると、S260にて、バックオフスロット数から「1」を減じることでバックオフスロット数を更新し、S230に移行する。
つまり、本参考例のアクセス制御処理では、CS信号に基づき無線チャンネルがアイドル状態にあるか否かを判断して、無線チャンネルがアイドル状態であれば、そのアイドル状態がバックオフスロット数で決まる待機時間以上継続したか否かを判断して、アイドル状態がその待機時間以上継続したときに、送信権を取得できたと判断して、送信パケットの送信を開始させる。
以上説明したように、本参考例の通信装置10においては、図3に示したアクセス制御処理により送信権を取得し、送信パケットの送信を開始したときに、タイマ26に一定時間T2をセットすることにより、アクセス制御処理により送信権を取得してから一定時間T2が経過した時刻に次回のアクセス制御処理を開始するようにされている。
このため、本参考例によれば、送信パケットを定期的に送信するためにアクセス制御処理を常時一定周期T1で実行するようにした場合に比べて、各車両の通信装置10から送信された送信パケット同士が衝突したり、各車両の通信装置10間で送信権を奪い合うのを抑制することができる。
つまり、図4(a)に示すように、アクセス制御処理を常時一定周期T1で実行するようにした場合には、近接する複数の車両A、B間でアクセス制御の開始タイミングが略同時刻(時点t0)が設定されると、その後、各車両A,Bでは、繰り返し略同時刻(時点t1、…)にアクセス制御が開始されることになるため、各車両A、Bは、アクセス制御の度に送信権を奪い合う「競合」が発生し、場合によっては、バックオフスロット数が一致して、送信パケットを略同時に送信してしまうこともある。
しかし、本参考例では、図4(b)に示すように、複数の車両A、B間でアクセス制御の開始タイミングが略同時刻(時点t0)に設定されても、次回のアクセス制御の開始時刻(時点t1)は、前回のアクセス制御で送信権を取得して送信パケットの送信を開始してから(時点t01、t02)から、一定時間T2が経過した時刻に設定されることから、各車両A、B間で送信権を奪い合う「競合」が発生したり、送信パケットが衝突するのを防止できる。
よって、本参考例の通信装置10を各車両に搭載して、車車間通信を行うようにすれば、その車車間通信を安定して実行させることができるようになる。
なお、本参考例においては、アクセス制御によって送信権を取得するのに要する時間が、一定時間T2よりも長くなると、再度送信パケットが衝突するおそれがあるため、アクセス制御処理の実行時間は、送信パケットを送信する最小時間間隔である一定時間T2よりも短くなるように制限されている。
ここで、本参考例においては、変調器16及び復調器20が、本発明の送受信手段に相当し、比較器24が、本発明のキャリアセンス手段に相当する。また、図2のS150にて実行される送信指示信号の出力処理と、送信指示信号を受けて送信パケットを出力する送信パケット記憶装置14とが、本発明の送信制御手段に相当し、図2のS140にて実行されるアクセス制御処理が、本発明のアクセス制御実行手段に相当し、図2のS160にて一定時間T2をタイマ26にセットする処理が、本発明のアクセス制御開始時刻設定手段に相当する。
実施形態]
図5は、本発明が適用された実施形態の無線通信装置(通信装置10)の構成を表すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態の通信装置10は、上記参考例のものと略同様に構成されており、上記参考例と異なる点は、人工衛星からの送信電波に基づき自車両の位置や速度を検出可能なGPS受信機28を備え、タイマ26が絶対時間を計時可能に構成されている点と、マイコン30が、送信制御処理を実行する際に、GPS受信機28にて検出された自車両の位置及び速度とタイマ26にて計時された絶対時間と復調器20にて復調された受信データを利用する点である。
すなわち、まず、マイコン30は、送信制御処理とは別に、図6に示す受信データ処理を実行する。
この受信データ処理では、S310にて、復調器20から受信データが入力されたか否かを判断することにより、復調器20にて受信データが復調されるのを待ち、復調器20から受信データが入力されると、S320に移行して、受信データから、このデータを送信してきた車両の車両ID、位置、速度等を表す車両情報とペア情報を取得すると共に、復調器20からデータパケットの受信完了時に出力される受信完了信号に基づき、タイマ26からデータパケットの受信終了時刻を取得する。
なお、ペア情報は、今回データパケットを送信してきた車両がペア通信を行う際に、ペア通信の相手となるペア車両を特定するために送信してくる情報であり、ペア通信の相手となるペア車両の車両IDと、ペア通信を実行するか否かを表すビットデータ(ペアビット)とから構成されている。
また、ペア通信とは、2つの車両間(詳しくは通信装置10間)で、アクセス制御を通常の2倍の周期で交互に実行することにより、送信権を交互に取得してデータパケットを送信する通信のことである。
次に、S330では、S320にて取得した車両情報と受信終了時刻をメモリに記憶し、S340に移行する。なお、メモリには、図7に示すように、上記のように取得した車両情報(車両ID、位置、速度)と受信終了時刻に加えて、その車両から自車両とペア通信を行う旨を表すペア情報が送信されてきたか否かを表すペアフラグも記憶できるようになっている。
次に、S340では、S320にて取得したペア情報のペア車両IDは自車両の車両IDであるか否かを判断し、ペア車両IDが自車両の車両IDであれば、S350に移行して、ペアビットはオン状態(値「1」)になっているか否かを判断する。
そして、S350にて、ペアビットはオン状態になっていると判断されると、受信データを送信してきた他車両とのペア通信を開始若しくは継続するために、S360に移行して、上記メモリ内のペアフラグをオンし、再度S310に移行する。
一方、S340にて、ペア情報のペア車両IDは自車両の車両IDではないと判断されるか、或いは、S350にて、ペアビットはオフ状態(値「0」)になっていると判断された場合には、受信データを送信してきた他車両とペア通信を実行する必要はないので、S370にて上記メモリ内のペアフラグをオフし、再度S310に移行する。
従って、この受信データ処理によれば、データ通信可能な周囲車両を特定するための車両情報、その周囲車両から受信した最新の受信データの受信終了時刻、及び、ペア通信の開始又は継続を通知してきた周囲車両を識別するためのペアフラグ、からなる周囲車両情報(図7参照)が生成されることになる。
次に、図8は、本実施形態のマイコン30にて実行される送信制御処理を表すフローチャートである。
図8に示すように、本実施形態の送信制御処理では、まずS410にて、アクセス制御の開始時刻を設定するアクセス制御開始時刻処理を実行し、S420にて、その設定されたアクセス制御開始時刻をタイマ26にセットする。
そして、続くS430では、タイマ26からタイムアウトが通知されたか否かを判断することにより、現在時刻がアクセス制御開始時刻に達するのを待ち、S430にて、現在時刻がアクセス制御開始時刻に達したと判断されると、S440にて、CSMAによるアクセス制御処理を実行し、このアクセス制御処理にて送信権が取得されると、S450に移行して、送信パケット記憶装置14に送信指示信号を出力することで、当該通信装置10からの送信パケットの送信を開始させ、再度S410に移行する。
ここで、本実施形態のアクセス制御処理は、図3に示した参考例のアクセス制御処理に対し、本発明の第1判定手段及び第3判定手段としての機能を追加することで、アクセス制御の実行中に他車両からのデータパケットの送信回数が多くなったときや、他車両からペア通信の開始を要求されたときに、アクセス制御を中断するようにされている。
すなわち、図9に示すように、本実施形態のアクセス制御処理では、S210にてバックオフスロット数を設定すると、続くS215にて、当該アクセス制御処理の実行中に他車両が送信権を取得してデータパケットを送信してきた回数をカウントするための他車両送信カウンタに初期値「0」を設定し、S220に移行する。
また、S240にて、CS信号がオフ状態でないと判断された場合、つまり、他車両からデータパケットが送信されてきている場合には、S270に移行し、図7に示した周囲車両情報において、今回データパケットを送信してきた他車両のペアフラグが、上述した受信データ処理によってオフからオンに更新されたか否かを判断することにより、自車両に対するペア通信の要求があったか否かを判断する。
そして、S270にて自車両に対するペア通信の要求があったと判断されると、当該アクセス制御処理を中断して、S410のアクセス制御開始時刻設定処理に移行し、逆に、S270にて自車両に対するペア通信の要求はないと判断されると、S280に移行する。
S280では、S215で初期化した他車両送信カウンタをインクリメント(+1)することにより、周囲車両から受信したデータパケットの数(換言すれば他車両からの送信回数)をカウントし、続くS290にて、他車両送信カウンタの値が、無線チャンネルの混雑度合いを判定するために予め設定された第1判定値を越えたか否かを判断する。
そして、S290にて、他車両送信カウンタの値が第1判定値を越えたと判断されると、現在、周囲車両のアクセス制御が集中しており、無線チャンネルでの送信権の奪い合いが生じているものと判断して、当該アクセス制御処理を中断し、S410のアクセス制御開始時刻設定処理に移行する。また逆に、S290にて、他車両送信カウンタの値は第1判定値を越えていないと判断されると、S220に移行して、S220以降の処理を再度実行する。
なお、本実施形態のアクセス制御処理は、上記説明した点以外は、上記参考例と全く同じであるため、他の説明は省略する。そして、本実施形態のアクセス制御処理において、S215、S280、S290の処理は、本発明の第1判定手段に相当し、S270の処理は、本発明の第3判定手段に相当する。
次に、図10は、上述したS410にて実行されるアクセス制御開始時刻設定処理を表すフローチャートである。
図10に示すように、本実施形態のアクセス制御開始時刻処理においては、まずS510にて、今回の処理は、通信装置10が起動されてから最初の処理であるか否か(換言すれば、現在データパケットの初回送信時であるか否か)を判断する。
そして、初回送信時であれば、S510に移行し、上記参考例のS110と同様にランダム時間を算出して、現在時刻にランダム時間を加算することにより、アクセス制御開始時刻を決定し、S520に移行する。
S520では、次回のアクセス制御後に送信するデータパケットに付与するペア情報として、ペアビットがオフ状態(値「0」)となる初期ペア情報を設定して、送信パケット記憶装置14のペア情報記憶領域に書き込み、当該処理を一旦終了する。
次に、S500にて初回送信時ではないと判断されると、S530に移行して、今回の処理は、ペア情報のペアビットをオフ状態にしてペア車両にペア解消を指示した後の最初の処理であるか否かを判断する。そして、今回の処理がペア解消指示後最初の処理であれば、後述のS690に移行し、今回の処理がペア解消指示後最初の処理でなければ、S540に移行して、前回のアクセス制御では正常に送信権を取得して、データパケットの送信を正常に実行できたか否かを判断する。
次に、S540にて、前回データパケットを正常送信できなかったと判断されると、後述のS620に移行し、S540にて、前回データパケットを正常送信できたと判断されると、S550に移行して、現在、既にペア通信を実行しているか否かを判断する。なお、このS550の処理は、現在、ペアビットをオン状態にしたペア情報を送信パケットに付与しているか否かを判断することにより行われる。
そして、S550にて、現在ペア通信を実行していると判断されると、S560にて、前回アクセス制御を開始してから所定時間が経過するまでの間、復調器20にて、ペア通信の相手であるペア車両の通信装置(つまりペア装置)10からの送信パケットが復調されるのを待ち、その送信パケットに、自車両をペア車両として通知するペア情報が含まれているか否かを判断する。なお、この判断には、受信データ処理によって更新される周囲車両情報が用いられる。
そして、S560で、ペア車両からの送信パケットに、自車両をペア車両として通知するペア情報が含まれていると判断されると、ペア車両とのペア通信を継続できると判断して、S590に移行し、前回送信権を取得して送信パケットの送信を開始した時刻に、一定時間T2の2倍の時間(2×T2)を加えることで、次回のアクセス制御開始時刻を設定する。
また、S590にて次回のアクセス制御開始時刻が設定されると、S600に移行し、前回アクセス制御を開始してから今回ペア車両からの送信パケットが受信されるまでの間(換言すれば略一定時間T2内)に、CS信号がオン状態となった時間割合(CSオン時間率)を求め、このCSオン時間率が予め設定された第2判定値以上であるか否かを判断することにより、無線チャンネルの混雑状況はペア通信を継続すべき状態であるか否かを判断する。
そして、S600にて、CSオン時間率が第2判定値以上であると判断されると、ペア通信を継続する必要があるので、S610に移行して、ペアビットがオン状態で、ペア車両の車両IDを付与したペア情報を、送信パケット記憶装置14のペア情報記憶領域に書き込み、当該処理を一旦終了する。
なお、CSオン時間率は、比較器24からマイコン30に実際に入力されるCS信号のオン時間を計時することによって算出するようにしてもよいが、各車両から送信されるデータパケットの長さ(つまりパケット送信時間)は一定長であるため、通常通信一周期内に受信データ処理にて更新された周囲車両情報の数をカウントすることによっても、求めることができる。
次に、S550にて、現在ペア通信を実行していないと判断されるか、或いは、S560にて、ペア車両からの送信パケットに自車両をペア車両として通知するペア情報が含まれていないと判断された場合には、通常通信を行うために、S570に移行して、前回送信権を取得して送信パケットの送信を開始した時刻に一定時間T2を加えることで、次回のアクセス制御開始時刻を設定し、S580に移行する。
そして、S580では、送信パケット記憶装置14に記憶されているペア情報のペアビットをオン状態からオフ状態に書き換えることで、送信パケットに付与するペア情報を更新し、当該処理を一旦終了する。なお、このS580の処理は、S600にて、CSオン時間率が第2判定値以上ではないと判断された場合にも実行される。
次に、S620では、前回データパケットを正常送信できなかったのは、他車両からペア通信を要求されてアクセス制御を中断したためであるか否かを判断する。そして、前回、周囲車両からペア通信要求を受けてデータパケットの送信を中断していれば、S630に移行し、そうでなければ、S650に移行する。
S630では、メモリに記憶されている周囲車両情報の中から、ペアフラグがオン状態となっているペア車両の受信終了時刻を読み出し、この受信終了時刻に、一定時間T2からデータパケットを1回送信するのに要する時間△Tを減じた時間(T2−△T)を加えることで、ペア車両がデータパケットの送信を開始してから一定時間T2が経過した時刻を予測し、その時刻を、自車両での次回のアクセス制御開始時刻として設定する。
そして、S640では、ペアビットがオン状態で、ペア通信を要求してきたペア車両の車両IDを付与したペア情報を、送信パケット記憶装置14のペア情報記憶領域に書き込み、当該処理を一旦終了する。
また次に、S650では、S600と略同様に、データパケットの通常の送信周期内(より具体的には最新の一定時間T2内)にCS信号がオン状態となった時間割合(CSオン時間率)を求め、このCSオン時間率が予め設定された第2判定値以上であるか否かを判断することにより、無線チャンネルの混雑状況はペア通信を開始すべき状態であるか否かを判断する。そして、S650にて、CSオン時間率は第2判定値以上ではないと判断されると、S690に移行し、S650にて、CSオン時間率が第2判定値以上であると判断されると、S660に移行する。
S660では、CSオン時間率が第2判定値以上であり、ペア通信を開始する必要があるので、データパケットの通常の送信周期内(具体的には最新の一定時間T2内)に受信データ処理によって更新された周囲車両情報に基づき、自車両に最も近い位置に存在する最近接車両をペア車両として検出する。
そして、続くS670では、その検出した最近接車両(ペア車両)からのデータパケットの受信終了時刻に、一定時間T2からデータパケットを1回送信するのに要する時間△Tを減じた時間(T2−△T)を加えることで、ペア車両側での次回のアクセス制御の開始時刻を予測し、その時刻を、自車両での次回のアクセス制御開始時刻として設定する。
そして、S680では、ペアビットをオン状態とし、S660にてペア車両として検出した周囲車両の車両IDを付与したペア情報を生成して、送信パケット記憶装置14のペア情報記憶領域に書き込み、当該処理を一旦終了する。
次に、S690では、データパケットの通常の送信周期内(具体的には最新の一定時間T2内)に受信データ処理によって更新された周囲車両情報の受信終了時刻から、周囲車両がデータパケットを送信していない空き時間帯を検出し、その検出した空き時間帯の中で最も長い時間帯を、送信可能期間として検出する。
そして、続くS700では、S690にて検出した送信可能期間の先頭時刻に一定時間T2を加えた時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定し、S710にて、送信パケット記憶装置14に記憶されているペア情報のペアビットをオン状態からオフ状態に書き換えることで、送信パケットに付与するペア情報を更新し、当該処理を一旦終了する。
以上説明したように、本実施形態のアクセス制御開始時刻設定処理では、前回のアクセス制御処理が中断されて、データパケットを送信できなかったときには、その中断が周囲車両からペア通信が要求されたためであるか否かを判断して(S620)、ペア通信の要求によるものでなければ、CSオン時間率が第2判定値以上か否かを判断することにより、ペア通信を実行すべきか否かを判断する(S650)。
そして、ペア通信を実行する必要がなければ、前回設定したアクセス制御開始時刻では、多数の車両がアクセス制御を実行していると判断して、他車両と送信権を奪い合うことのない空き時間帯を探し、次回のアクセス制御開始時刻を、その空き時間帯に設定する(S700)。
このため、本実施形態の通信装置10によれば、前回のアクセス制御処理で、無線チャンネルが混んでいると判断して、アクセス制御を中断したとしても、次回のアクセス制御処理は、無線チャンネルが空いている時間帯に開始できることになる。そしてこのように、アクセス制御の開始時刻を、無線チャンネルの空き時間帯に設定できれば、その後のアクセス制御も、継続して、空き時間帯に実行できるので、データパケットを安定して送信できることになる。
また、S650にて、CSオン時間率が第2判定値以上で、ペア通信を実行すべきであると判断した場合には、ペア通信を行うペア車両として、自車両に最も近い最近接車両を選択し、次回のアクセス制御開始時刻を、この最近接車両のアクセス制御開始時刻と略同時刻になるように設定する(S670)。
このため、次回のアクセス制御では、ペア車両と送信権を奪い合うことにあるが、送信権を取得して、データパケットを送信できれば、その送信パケットに付与したペア情報によって、ペア車両にペア通信の開始を要求して、ペア車両とのペア通信を開始できる。そして、このペア通信では、ペア車両との間で、通常時の略2倍の周期で交互に送信権を取得することになるので、無線チャンネルの混雑を解消しつつ、データパケットを安定して送信することができる。
また、S670で設定した時刻に開始したアクセス制御で、データパケットを送信できた際には、次回のアクセス制御開始時刻として、通常時の2倍の時間(2×T2)が経過した時刻が設定される(S590)。これに対し、S620にて、周囲車両からのペア通信要求によってアクセス制御処理が中断されたと判断された際には、次回のアクセス制御開始時刻が、ペア車両が前回アクセス制御を開始してから一定時間T2が経過した時刻に設定される(S630)。
このため、S630で設定された時刻に開始したアクセス制御では、ペア車両と送信権を奪い合うことなく、データパケットを送信することができ、しかもその送信時に送信パケットに付与したペア情報によって、ペア通信を要求してきたペア車両に対して、ペア通信を開始したことを通知できることから、ペア通信開始後は、ペア通信を安定して継続することができる。
また更に、ペア通信の実行中には、CSオン時間率が第2判定値以上か否かを判断することにより、無線チャンネルの混雑状況を監視し(S600)、この監視によって、無線チャンネルの混雑状況は解消されたと判断すると、ペア情報に付与するペアビットをオン状態からオフ状態に書き換えることで、ペア車両にペア通信の終了を指示し(S580)、通常通信に復帰する。
このため、ペア通信は、道路の渋滞などによって自車両周囲に存在する車両が増加し、無線チャンネルのトラフィックが著しく増加したときに限って行い、通常は、一定時間T2で設定される所定周期でデータパケットを送信することが可能となる。
なお、本実施形態において、アクセス制御開始時刻設定処理は、本発明のアクセス制御開始時刻設定手段に相当し、このアクセス制御開始時刻設定処理にて実行されるS600及びS650の判定処理は、本発明の第2判定手段に相当し、同じくS660の処理は、本発明のペア装置選択手段に相当し、同じくS560の処理は、本発明の第4判定手段に相当する。
また、本実施形態においては、図8のS450にて実行される送信指示信号の出力処理と、送信パケット記憶装置14に加えて、この送信パケット記憶装置14にペア情報を書き込むS520、S610、S580、S640、S680、及びS710の処理が、本発明の送信制御手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、図10に示したアクセス制御開始時刻設定処理のS660にてペア車両を設定する際には、周囲車両から取得した車両情報に含まれている位置情報を用いて、自車両に最も近い最近接車両を検出し、これをペア車両として設定するものとしたが、周囲車両から取得した速度情報を用いて、自車両と同じ方向に略同じ速度で走行している車両を検出し、これをペア車両として設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、アクセス制御処理において、CS信号がオフ状態にある時間がバックオフスロット数で決まる時間に達した時点で、送信権を取得できたと判断し、データパケットの送信を開始するものとして説明したが、アクセス制御は、CSMA方式のアクセス制御であればよく、上述したp−persistentCSMA方式のアクセス制御であっても、IEEE802.11規格のCSMA/CA方式のアクセス制御であっても、或いは、non−persistentCSMA方式のアクセス制御であってもよい。
また、上記実施形態において、次回のアクセス制御開始時刻を設定する際には、図4(a)に示したように、前回のアクセス制御開始時刻に一定時間T1(ペア通信の最にはその2倍の時間2×T1)を加えるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、アクセス制御処理にて他車両送信カウンタの値が第1判定値を越えると、アクセス制御を中断し、アクセス制御開始時刻設定処理では、アクセス制御が中断された際に、S690及びS700にて、次回のアクセス制御開始時刻を無線チャンネルの空き時間帯に設定するようにされているが、この処理を実行せずに、周囲車両とのペア通信を行うための処理のみを実行するようにしてもよい。
また更に、上記実施形態では、本発明を、車車間通信を行う車載用の通信装置に適用したものについて説明したが、本発明は、例えば、路車間通信を行う基地局用及び車載用の通信装置に適用することもできるし、携帯用の通信装置に適用することもできる。つまり、所定周期で自律的に一定長のデータパケットを送信する無線通信装置であれば、本発明を適用して、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
参考例の無線通信装置の構成を表すブロック図である。 参考例の送信制御処理を表すフローチャートである。 参考例のアクセス制御処理を表すフローチャートである。 参考例でのアクセス制御の動作を説明するタイムチャートである。 実施形態の無線通信装置の構成を表すブロック図である。 実施形態の受信データ処理を表すフローチャートである。 図6の受信データ処理によって記憶される周囲車両情報を表す説明図である。 実施形態の送信制御処理を表すフローチャートである。 実施形態のアクセス制御処理を表すフローチャートである。 実施形態のアクセス制御開始時刻設定処理を表すフローチャートである。
符号の説明
4…ECU、6…アンテナ、10…通信装置、12…外部インタフェース、14…送信パケット記憶装置、16…変調器、18…サーキュレータ、20…復調器、22…ログアンプ、24…比較器、26…タイマ、28…GPS受信機、30…マイコン。

Claims (12)

  1. 現在時刻がアクセス制御開始時刻に達すると、キャリアセンスによって送信権を取得するCSMA方式のアクセス制御を実行し、
    該アクセス制御によって送信権を取得すると、一定長のデータパケットを送信する無線通信方法であって、
    一定時間の間に他の通信装置からデータパケットが送信されてくる時間割合を算出して、該時間割合が予め設定された第2判定値を越えたか否かを判断し、
    前記時間割合が前記第2判定値を越えると、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置の一つをペア装置として選択して、
    その後、前記アクセス制御によって送信権が取得されるまで、前記ペア装置から送信されたデータパケットの受信時刻に基づき、前記ペア装置が当該データパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定し、
    更に、その設定したアクセス制御開始時刻に開始されたアクセス制御によって送信権が取得されて、前記データパケットを送信する際には、該データパケットに前記ペア装置とペア通信を行うことを表すペア情報を付与することで、前記ペア装置にペア通信の開始を指示し、
    その後は、前記ペア装置からのデータパケットが受信されるのを待ち、前記ペア装置からのデータパケットが受信されると、該データパケットに自身とペア通信を行うことを表すペア情報が含まれているか否かを判定し、
    前記ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていなければ、前記アクセス制御開始時刻に、自身が前回データパケットの送信を開始してから前記一定時間が経過した時刻を設定し、
    前記ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていれば、前記アクセス制御開始時刻に、自身が前回データパケットの送信を開始してから前記一定時間の2倍の時間が経過した時刻を設定することにより、前記ペア装置との間で交互に送信権を取得するペア通信を実行すると共に、
    前記ペア通信の非実行時に、他の通信装置から受信したデータパケットに前記ペア情報が含まれていれば、当該データパケットを送信してきた通信装置をペア装置として識別し、
    その識別したペア装置から送信されたデータパケットの受信時刻から、ペア装置が当該データパケットの送信を開始してから前記一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を次回のアクセス制御開始時刻として設定し、その後は、前記アクセス制御時刻を、自身が前回データパケットの送信を開始してから前記一定時間の2倍の時間が経過した時刻を設定することにより、前記ペア通信を実行し、
    しかも、前記ペア通信の非実行時に前記ペア装置を識別した後送信するデータパケットには前記ペア情報を付与することを特徴とする無線通信方法。
  2. 当該無線通信方法は、移動体に搭載された複数の通信装置間で、移動体の位置を含む情報を相互に送受信するのに利用され、
    前記時間割合が前記第2判定値を越えた際には、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置から取得した位置情報に基づき、当該通信装置に最も近い通信装置を、前記ペア装置として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 当該無線通信方法は、移動体に搭載された複数の通信装置間で、移動体の速度を含む情報を相互に送受信するのに利用され、
    前記時間割合が前記第2判定値を越えた際には、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置から取得した速度情報に基づき、当該通信装置が搭載された移動体と移動速度が最も近い移動体に搭載された通信装置を、前記ペア装置として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  4. 前記ペア通信の実行時には、前記データパケットに前記ペア情報を付与することで、前記ペア装置にペア通信の実行を通知すると共に、前記時間割合を算出して前記第2判定値よりも小さくなったか否かを判断し、
    前記時間割合が前記第2判定値よりも小さくなったと判断すると、前記データパケットへ前記ペア情報を付与するのを中止して、前記アクセス制御を通常周期で行う通常通信に復帰し、
    更に、前記ペア通信の実行時に、前記ペア装置から送信されてきたデータパケットに前記ペア情報が付与されていないときにも、前記データパケットへ前記ペア情報を付与するのを中止して、
    前記アクセス制御を通常周期で行う通常通信に復帰することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の無線通信方法。
  5. 前記ペア通信の非実行時には、前記アクセス制御によって送信権を取得してから一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の無線通信方法。
  6. 前記ペア通信の非実行時には、前記アクセス制御の実行中に、前記キャリアセンスによって他の通信装置からのデータパケットの送信回数又は時間をカウントし、
    該送信回数又は時間が第1判定値を超えると、現在実行中のアクセス制御を中断して、他の通信装置から送信されたデータパケットの受信状態に基づき、前記データパケットを送信可能な空き時間帯を検出し、
    該検出した空き時間帯の先頭から前記一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の無線通信方法。
  7. 所定の無線チャンネルを利用して一定長のデータパケットを送受信する送受信手段と、
    該送受信手段にて他の通信装置からの送信信号が受信されているか否かを検出するキャリアセンス手段と、
    アクセス制御開始時刻を周期的に設定するアクセス制御開始時刻設定手段と、
    現在時刻が前記アクセス制御開始時刻に達すると、前記キャリアセンス手段からの検出信号に基づき送信権を取得するCSMA方式のアクセス制御を実行するアクセス制御実行手段と、
    該アクセス制御実行手段によって送信権が取得されると、前記送受信手段から一定長のデータパケットを送信させる送信制御手段と、
    一定時間の間に前記送受信手段にて他の通信装置からのデータパケットが受信された時間割合を算出して、該時間割合が予め設定された第2判定値を越えたか否かを判断する第2判定手段と、
    該第2判定手段にて前記時間割合が前記第2判定値を越えたと判断されると、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置の一つをペア装置として選択するペア装置選択手段と、
    を備え、
    前記アクセス制御開始時刻設定手段は、前記ペア装置選択手段にてペア装置が選択されると、その後、前記アクセス制御実行手段によって送信権が取得されるまで、前記送受信手段が前記ペア装置から送信されたデータパケットを受信した受信時刻に基づき、前記ペア装置が当該データパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を次回のアクセス制御開始時刻として設定し、その後、前記アクセス制御実行手段により送信権が取得されて、前記送受信手段が前記データパケットを送信すると、その後、前記ペア装置からのデータパケットが受信されるのを待ち、前記ペア装置からのデータパケットが受信されると、該データパケットに自身とペア通信を行うことを表すペア情報が含まれているか否かを判定し、前記ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていなければ、前記アクセス制御開始時刻に、自身が前回データパケットの送信を開始してから前記一定時間が経過した時刻を設定し、前記ペア装置からのデータパケットにペア情報が含まれていれば、前記アクセス制御開始時刻に、自身が前回データパケットの送信を開始してから前記一定時間の2倍の時間が経過した時刻を設定することにより、前記アクセス制御実行手段に対し、前記ペア装置との間で交互に送信権を取得するペア通信を実行させ、
    前記送信制御手段は、前記ペア装置選択手段にてペア装置が選択された後、前記アクセス制御実行手段によって送信権が取得されて、前記送受信手段から前記データパケットを送信させる際には、該データパケットに前記ペア装置とペア通信を行うことを表すペア情報を付与することで、前記ペア装置にペア通信の開始を指示し、
    更に、前記ペア通信の非実行時に、前記送受信手段にて受信された他の通信装置からのデータパケットに当該通信装置に対しペア通信の開始を指示するペア情報が含まれているか否かを判定し、該ペア情報が含まれていれば、該データパケットを送信してきた通信装置をペア装置として識別する第3判定手段を備え、
    前記アクセス制御開始時刻設定手段は、前記第3判定手段がペア装置を識別すると、該ペア装置から送信されたデータパケットの受信時刻に基づき、該ペア装置が当該データパケットの送信を開始してから一定時間が経過した時刻を予測し、その予測時刻を次回のアクセス制御開始時刻として設定し、その後は、前記アクセス制御開始時刻を、前記送受信手段が前記データパケットの送信を開始してから前記一定時間の2倍の時間が経過した時刻に設定することにより、前記アクセス制御実行手段に対し前記ペア通信を実行させ、
    前記送信制御手段は、前記第3判定手段にてペア装置が識別されてから送信するデータパケットにも前記ペア情報を付与することを特徴とする無線通信装置。
  8. 当該無線通信装置は移動体に搭載されて、他の移動体に搭載された通信装置との間で、移動体の位置を含む情報を相互に送受信するのに利用され、
    前記ペア装置選択手段は、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置から取得した位置情報に基づき、当該無線通信装置に最も近い通信装置を、前記ペア装置として選択することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 当該無線通信装置は移動体に搭載されて、他の移動体に搭載された通信装置との間で、移動体の速度を含む情報を相互に送受信するのに利用され、
    前記ペア装置選択手段は、前記一定時間の間にデータパケットを送信してきた他の通信装置から取得した速度情報に基づき、当該無線通信装置が搭載された移動体と移動速度が最も近い移動体に搭載された通信装置を、前記ペア装置として選択することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 前記ペア通信の実行時に、前記送受信手段にて受信された前記ペア装置からのデータパケットに前記ペア情報が含まれているか否かを判定する第4判定手段を備え、
    前記送信制御手段は、前記ペア通信の実行時に、前記データパケットに前記ペア情報を付与することで、前記ペア装置にペア通信の実行を通知し、
    前記アクセス制御開始時刻設定手段は、前記ペア通信の実行時に、前記第4判定手段にて前記ペア装置からのデータパケットに前記ペア情報が含まれていないと判断されるか、前記第2判定手段にて前記時間割合が前記第2判定値よりも小さいと判断されると、前記アクセス制御開始時刻を通常周期で設定して、前記アクセス制御実行手段が通常周期でアクセス制御を行う通常通信に復帰させることを特徴とする請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の無線通信装置。
  11. 前記アクセス制御開始時刻設定手段は、前記ペア通信の非実行時には、前記アクセス制御実行手段によって送信権が取得されてから一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定することを特徴とする請求項7〜請求項10の何れか1項に記載の無線通信装置。
  12. 前記ペア通信の非実行時に、前記アクセス制御実行手段が前記アクセス制御を実行しているときには、前記キャリアセンス手段によって他の通信装置からの送信信号が検出された回数又は時間をカウントし、該回数又は時間が第1判定値を超えると、前記アクセス制御を中断させる第1判定手段を備え、
    前記アクセス制御開始時刻設定手段は、前記第1判定手段が前記アクセス制御を中断させると、他の通信装置から送信されたデータパケットの受信状態に基づき、前記データパケットを送信可能な空き時間帯を検出し、該検出した空き時間帯の先頭から前記一定時間が経過した時刻を、次回のアクセス制御開始時刻として設定することを特徴とする請求項7〜請求項11の何れか1項に記載の無線通信装置。
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