JP4492400B2 - 階段の手すり取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、階段の手すりの取り付け構造に関する。
従来、階段の手すりを取り付けるには、手すり子の下端部を桁の木端面、又は、踏板上面に、ホゾ差し加工、ダボ組み加工、又は取り付けネジ止め加工等によって取り付け固定し、一方、手すり子上端部は、下端部と同様で、手すり子上端部にホゾを加工し、手すり裏面にホゾ穴を加工し、前記ホゾをホゾ穴に差し込み加工する、いわゆる、ホゾ差し加工又は、手すり子上端部にダボを加工し、手すり裏面にダボ穴を加工し、前記ダボをダボ穴に差し込み加工する、いわゆるダボ組み加工、又は、取り付けネジ止め加工等によって取り付け固定していた。さらに、手すりの長手方向の上端部と下端部は、それぞれ、二階床及び一階床に設けられた親柱(図示せず)にホゾ差し加工、ダボ組み加工、取り付けネジ止め加工等によって取り付け固定していた。(例えば、非特許文献1参照)。
建築資料研究者設計構造課編「絵で見る工匠事典・第8巻、実用木工事2」株式会社建築資料研究社、1991年9月10日発行、第164〜165頁「階段」
しかしながら、上記の従来からある手すり取り付け構造においては、手すり裏面と手すり子上端部との接合において、ホゾ差し加工又はダボ組み加工、又は取り付けネジ止め加工等によって取り付け固定していたので、取り付けの作業性に劣るものであった。すなわち、手すりを手すり子に取り付ける際、手すり子上端部にホゾを加工し、手すり裏面にホゾ穴を加工し、前記ホゾをホゾ穴に差し込み加工する、いわゆる、ホゾ差し加工を行っていた。また、別の取り付け方法として、手すり子上端部にダボを取り付け、手すり裏面にダボ穴を加工し、ダボ穴にダボを差し込み取り付けする、いわゆるダボ組み加工で取り付けを行っていた。
これらの取り付け方法においては、ホゾ加工やホゾ穴加工、又はダボ組み加工を行うには熟練した職人の技術が必要で、作業性にも問題があった。しかも、取り付け精度が悪いと、階段の仕上がりにも影響するのみならず、取り付け強度そのものにも影響した。また、取り付けネジで取り付ける方法においても、取り付けネジを手すり子上端部から手すり裏面に向けて下から斜め上方に向けて取り付けネジを取り付けなければならず、取り付け作業性、仕上がり性、取り付け強度にも問題があった。
また、階段自体の傾斜角度は、取り付け現場毎において、さまざまで、手すりの傾斜角度も階段に平行になるように、床面に対して傾斜させなければならず、上記したような、従来の階段手すりにおいては、傾斜角度が自在となるような取り付け構造は設けられていなかった。そのために、熟練した職人が手間をかけて取り付け施工しなければならず、技術的にも優れた熟練者でないと、取り付けの精度、仕上がり、取り付け強度的にも劣るものとなっていた。それゆえ、施工費用も高価につくといった問題点もあった。
また、階段の踏み板、手すり子取り付け後、施工する職人の技術レベルが低いと、踏板の蹴上げ寸法に若干のバラツキが発生し、そのために、手すり子取り付け後の手すり子上端部が階段と平行に一直線状に揃うことが難しく、そのために、手すりを取り付ける際に、手すり裏面と手すり子上端部との間に隙間が生じ、取り付け精度に問題が発生した。
本発明の目的は、階段の手すりを取り付け施工するのに、必ずしも熟練工を必要とせず、極めて簡単に、精度、仕上がり良く、強度的にも優れた手すりの取り付け施工を安価に可能とする階段の手すり取り付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた、本発明の請求項1に記載の階段の手すり取り付け構造は、階段の手すり本体、ブラケット、手すり子本体、踏板、桁からなり、前記ブラケットは手すり子本体の上部に取り付ける基部と該基部に係合し前記手すり本体を保持する受け部とからなり、該受け部は前記基部に対して回動自在に設けられている階段の手すり取り付け構造において、前記ブラケットの受け部が、略平坦な保持片と該保持片の幅方向(階段を正面から見て左右方向)の略中央位置から略垂直下方に延出して設けられた垂下片とからなり、前記ブラケットの基部に垂下片を嵌挿するスリットが設けられ、該垂下片が基部のスリットに回動自在に係合されており、前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜下方向位置に、前記垂下片の回動中心が位置し、前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜上方向位置に、手すり本体を取り付けるための取り付け孔が設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、手すり取り付けのためのブラケットの基部と受け部が回動自在に係合されているので、階段取り付け現場での階高、蹴上げ寸法から割り出された階段取り付け角度が、施工現場毎にさまざまバラツキがあっても、階段と手すりが平行となるように、階段の取り付け傾斜角度と手すりの取り付け傾斜角度を極めて簡単に且つ精度良く合わせることができるので、必ずしも熟練工を必要とせず、極めて簡単に、精度、仕上がり良く、強度的にも優れた手すりの取り付け施工を安価に可能とすることができる。また、手すり取り付けのためのブラケットの受け部が保持片と該保持片から略垂直下方に延出して設けられた垂下片とからなり、該垂下片が基部に設けられたスリットに嵌挿され、垂下片と基部が回動自在に係合されているので、前記した施工作業性、施工精度、施工強度、施工費用にとって、よりいっそう好適である。
また、前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜下方向位置に、前記垂下片の回動中心が位置し、前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜上方向位置に、手すり本体を取り付けるための取り付け孔が設けられているようにしたので、手すり取り付けの際に、前記取り付け孔のある位置において、手すり子と手すりが形成する角度は、直角よりも大きな鈍角を形成することになり、取り付けネジを用いてドライバ−等を使用して取り付ける際、作業空間が広く確保できるので、取り付け作業性にとって、よりいっそう好適である。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の階段の手すり取り付け構造において、前記ブラケットの基部が前記垂下片を係合する係合台と、該係合台の下部に設けられている平板片と、該平板片下部に略垂直下方に設けられている突出片とからなり、前記係合台には前記垂下片の厚みに見合った幅と垂下片の長さに見合った深さを有するスリットが、係合台の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)に、略垂直に設けられ、前記スリットによって、前記係合台が幅方向(階段を正面から見て左右方向)に2個に分割されており、いずれか片方の1個にのみ前記スリットと略直交方向に係合溝が形成されており、該係合溝は断面円形の内周に溝切り加工のない貫通孔であり、前記垂下片には、垂下片をスリットに嵌挿させた際に係合台の係合溝の位置と見合う位置に係合孔が設けられ、該係合孔の内面に雌ネジが設けられており、前記垂下片は前記スリットに嵌挿され、係合孔と係合溝が位置合わせされ、前記係合孔の雌ネジと螺合する雄ネジを有する回転軸が、前記係合台の係合溝を挿通し、垂下片の係合孔に達し、係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジとが螺合し、前記ブラケットの基部と受け部とが回動自在に構成されており、前記回転軸を締め付けることによって前記ブラケットの基部と受け部との相対位置が固定される構造であることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記内面に雌ネジが設けられた係合孔を有する垂下片が、前記雌ネジと螺合する雄ネジを有する回転軸を挿通する係合溝を有する係合台に設けられた所定の大きさのスリットに嵌挿され、前記雌ネジと雄ネジが螺合する構造であるので、回転軸の締め付けを緩めると、ブラケットの受け部が前記回転軸を回転の中心として回動自在となり、手すりを受け部に取り付けた後の手すり傾斜角度が自在に変えることができ、しかも微調整も簡単にできる。また、前記回転軸をしっかりと締め付けると、前記係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジがしっかり螺合し、前記係合孔と螺合した回転軸の先端の部分が係合溝の無い方の係合台のスリットの形成面に当接し、緊結力が発生し、回転軸を締め付けることによって、前記垂下片と係合溝を有する方の係合台のスリットの形成面との間に緊結力が生じ、該緊結力によって摩擦力が作用し、適切な傾斜角度で、手すりをしっかりと固定できる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の階段の手すり取り付け構造において、前記ブラケットの基部の平板片と手すり子本体上端との間に弾性体からなるスペーサーが設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記ブラケットの基部の平板片と手すり子本体上端との間にスペ−サ−が設けられているので、ブラケット受け部の保持片の高さ位置が上下方向に調節可能となり、職人の技術不足で、手すり子上端部が不揃いになって、手すり裏面とブラケットの保持片との間に隙間が発生しても、前記スペ−サ−をブラケットの基部と手すり子本体上端部との間に必要枚数だけ挿入することで、スペ−サ−を利用して、ブラケットの受け部の上下方向の位置の微調整が極めて簡単に可能となり、手すり裏面を受ける保持片を階段の傾斜に平行に略一直線状となるように調節可能となり、前記隙間箇所が解消し、仕上がり精度に優れたものとなる。
請求項1の発明によれば、手すり取り付けのためのブラケットの基部と受け部が回動自在に係合されているので、階段取り付け現場での階高、蹴上げ寸法から割り出された階段取り付け角度が、施工現場毎にさまざまバラツキがあっても、階段と手すりが平行となるように、階段の取り付け傾斜角度と手すりの取り付け傾斜角度を極めて簡単に且つ精度良く合わせることができるので、必ずしも熟練工を必要とせず、極めて簡単に、精度、仕上がり良く、強度的にも優れた手すりの取り付け施工を安価に可能とすることができる。また、手すり取り付けのためのブラケットの受け部が保持片と該保持片から略垂直下方に延出して設けられた垂下片とからなり、該垂下片が基部に設けられたスリットに嵌挿され、受け部の垂下片と基部が回動自在に係合されているので、前記した施工作業性、施工精度、施工後の強度、施工費用にとって、よりいっそう好適である。また、前記垂下片の回動中心が前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜下方向に位置し、前記保持片の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)中央位置よりも手すり傾斜上方向位置に、手すり本体を取り付けるための取り付け孔が設けられているようにしたので、手すり取り付けの際に取り付け孔のある位置において、手すり子と手すりが形成する角度は、直角よりも大きな鈍角を形成することになり、取り付けネジを用いてドライバー等を使用して取り付ける際、作業空間が広く確保できるので、取り付け作業性にとって、よりいっそう好適である。
請求項2の発明によれば、前記ブラケットの基部が前記垂下片を係合する係合台と、該係合台の下部に設けられている平板片と、該平板片下部に略垂直下方に設けられている突出片とからなり、前記係合台には前記垂下片の厚みに見合った幅と垂下片の長さに見合った深さを有するスリットが、係合台の長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)に略垂直に設けられ、前記スリットによって、前記係合台が幅方向(階段の正面から見て左右方向)に2個に分割されており、いずれか片方の1個にのみ前記スリットと略直交方向に係合溝が形成されており、該係合溝は断面円形の内周に溝切り加工のない貫通孔であり、前記垂下片には垂下片をスリットに嵌挿させた際に係合台の係合溝の位置と見合う位置に係合孔が設けられ、該係合孔の内面に雌ネジが設けられており、前記垂下片は前記スリットに嵌挿され、係合孔と係合溝が位置合わせされ、前記係合孔の雌ネジと螺合する雄ネジを有する回転軸が前記係合台の係合溝を挿通し垂下片の係合孔に達し、係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジとが螺合し、前記ブラケットの基部と受け部とが回動自在に構成されており、前記回転軸を締め付けることによって前記ブラケットの基部と受け部との相対位置が固定される構造であるので、回転軸の締め付けを緩めることで、ブラケットの受け部が回転軸を中心として回動自在となり、手すりの傾斜角度が自在に変えることができ、しかも微調整も簡単にできる。また、
前記回転軸をしっかりと締め付けると、前記係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジがしっかりと螺合し、前記係合孔と螺合した回転軸の先端の部分が係合溝の無い方の係合台のスリットの形成面に当接し、緊結力が発生し、回転軸を締め付けることによって、前記垂下片と係合溝を有する方の係合台のスリットの形成面との間に緊結力が生じ、該緊結力によって摩擦力が作用し、前記ブラケットの基部と受け部との相対位置が固定され、適切な傾斜角度で手すりをしっかりと固定できる。
また、前記回転軸をしっかりと締め付けると、係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジがしっかり螺合し、前記係合孔と螺合した前記回転軸の先端の部分が係合溝の無い方の係合台のスリットの形成面に当接し、緊結力が発生し、回転軸を締め付けることによって、前記垂下片と係合溝を有する方の係合台のスリットの形成面との間に緊結力が生じ、該緊結力によって摩擦力が作用し、適切な傾斜角度で、手すりをしっかりと固定できる。
請求項3の発明によれば、ブラケット基部の平板片と手すり子本体上端との間に弾性体からなるスペーサーが設けられるようにしたので、ブラケット受け部の保持片の高さ位置が上下方向に調節可能となり、職人の技術不足で、手すり子上端部が不揃いになって、手すり裏面とブラケットの保持片との間に隙間が発生しても、スペーサーをブラケットの基部の平板片と手すり子本体の上端部との間に必要枚数だけ挿入することで、スペーサーを利用して、ブラケットの受け部の上下方向の位置の微調整が極めて簡単に可能となり、手すり裏面を受ける保持片を階段の傾斜に平行に略一直線状となるように極めて簡単に調節可能となり、しかも前記隙間箇所が解消し、施工性、仕上がり精度に優れたものとなる。
以下、本発明の実施の形態の一例を説明する。図1は本発明の階段の手すり取り付け構造の実施形態の一例を示す斜視図、図2は本発明の手すり取り付け構造の実施形態の一例を示す要部拡大斜視図であり、本発明のブラケットを用いて手すり子に手すりを取り付けた状態を下から見上げたところを示す斜視図である。図3は本発明のブラケットを用いた階段の手すり取り付け構造を示す詳細説明図である。
図1に階段における手すり取り付け構造1を示す。階段の桁5を住宅等建築物の二階の梁(図示せず)や一階床下の大引(図示せず)に取り付け固定し、桁5の所定位置に踏板3が取り付けられている。踏板3は従来から知られた方法で桁5に取り付ける。例えば、桁5及び踏板3の所定位置に互いに嵌合する切欠部(図示せず)を形成し、該切欠部を利用して桁5と踏板3を嵌合させて取り付ける。切欠部としては、例えば、相欠き構造(図示せず)とすることもできる。
このようにして、桁5及び踏板3を施工し、続いて、踏板3に手すり子本体4を取り付ける。取り付け方法は、従来から知られた方法でよく、例えば、踏板3の上面の所定の位置に印を付け、該位置にホゾ穴又はダボ穴加工し、一方、手すり子本体4の下端部にホゾ加工を施すか又はダボを取り付け、前記ホゾ穴又はダボ穴に前記ホゾ又はダボを差し込んで取り付け固定する。こういった方法以外に手すり子本体4の下端部に木ネジ(図示せず)等を斜めにねじ込んで取り付ける方法もある。
このようにして、手すり子本体4の下端部が踏板3の所定箇所に取り付け完了すると、続いて、手すり子本体4の上端部を手すり本体2の裏面に取り付ける。この時、本発明のブラケット6を用いると、施工性、施工精度、仕上がり性、取り付け強度、施工費用等の点において、極めて優れたものとなる。すなわち、手すり子本体4の上端部に本発明のブラケット6を取り付け、該ブラケット6を介して手すり本体2を取り付ける。
図2、図3において、本発明の手すり取り付け構造1の斜視図を示す。図2は、やや斜め下方から見上げた状態を示している。本発明の手すり取り付け構造1におけるブラケット6の構成及びブラケット6と手すり本体2、ブラケット6と手すり子本体4との取り付け構造の詳細を示す。図3は本発明のブラケット6を構成する、基部6a、受け部6bの構造の詳細と、手すり本体2、手すり子本体4との取り付け構造の詳細を示している。
本発明のブラケット6は手すり子本体4の上部に取り付ける基部6aと該基部6aに係合して、前記手すり本体2を保持する受け部6bとから構成されている。また、前記受け部6bは、略平担な保持片Hと該保持片Hから略垂直下方に延出して形成されている垂下片Sとで構成されている。また、前記保持片Hの幅方向(階段を正面から見て左右方向)に対する垂下片Sの取り付け位置は、保持片Hの幅方向(階段を正面から見て左右方向)の略中央位置である。
前記基部6aは、前記垂下片Sを係合する係合台Gと、該係合台Gの下部に設けられている平板片Fと、該平板片Fの下方において、略垂直下方に延出して設けられている左右2つの片からなる突出片Tとで構成されている。また、前記係合台Gには、前記垂下片Sを嵌挿するスリットSLが、係合台Gの長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)に、略垂直に形成されており、前記平板片Fの下部には、手すり子本体4に嵌入される突出片Tが設けられている。
前記突出片Tは前記平板片Fの左右(階段を正面から見て左右方向)において、平板片Fから略垂直下方に延出して設けられている2つの片から構成されている。さらに、前記平板片Fの左右両端部と2つの突出片Tの外側面との間には若干の距離を確保するようにして前記突出片Tが設けられている。また、前記突出片Tの寸法は、手すり取り付け構造1の強度耐久性等を考慮すると、垂直下方に延出する長さとして、約15mm〜30mm程度であり、長さ方向(階段を正面から見て奥行き方向)の寸法は、手すり子本体4の厚み方向(階段を正面から見て奥行き方向)の内法寸法に見合う寸法として、約15mm〜40mm程度であり、突出片Tの厚みで、約3.0mm〜10.0mm程度が好適である。
前記平板片Fの左右両端部と2つの突出片Tの外側面との間の、前記若干の距離とは、例えば、内部中空の筒状体からなる手すり子本体4の厚み方向(階段を正面から見て奥行き方向)の片の肉厚寸法に略等しい寸法がよい。例えば、本例では、約1.0mm〜5.0mm程度が好適である。主としてこの箇所に、必要に応じて高さ調節用スペ−サ−SPが設けられることになる。
前記平板片Fの左右両端部と2つの突出片Tの外側面との間の、前記若干の距離を、前記内部中空の筒状体からなる手すり子本体4の厚み方向(階段を正面から見て奥行き方向)の片の肉厚寸法に略一致させると、手すり子本体4の上端の筒状体の開口部にブラケット6の基部6aの突出片Tを嵌入させる際に、丁度良い嵌入固さが得られる。また、基部6aの左右(階段を正面から見て左右)の端部と手すり子本体4の幅方向(階段を正面から見て左右方向)の端部とが略一致し、その箇所においてズレ等が生じることが防止できる。
前記スリットSLの幅は前記垂下片Sの厚みよりもわずかに大き目に形成されており、前記スリットSLの深さは、前記垂下片Sの長さよりも十分に深く形成されており、垂下片SはスリットSLに嵌挿された状態でスリットSLの長さ方向(手すりの長手方向)に前傾又は後傾することが可能なように構成されている。
すなわち、前記基部6aの係合台Gは前記スリットSLによって、幅方向に2個の部分に分割されており、前記スリットSLと略直交方向に係合溝Mが設けられている。該係合溝Mは、基部6aの係合台Gの、2個の部分のいずれか片方の側面から前記スリットSLに略垂直方向に、スリットSLに達するまで、2個のいずれか片方の部分のみを貫通して設けられている。このように、前記係合溝Mは基部6aの片方の区画にのみ設けられ、他方の区画には設けられていない。該係合溝Mは、一例として断面円形の内周に溝切り加工等のない単なる貫通孔である。
一方、前記垂下片Sには係合孔Kが形成されている。該係合孔Kは垂下片の厚みを貫通しており、その内周面に雌ネジ(図示せず)が加工してある。また、前記係合孔Kに設けられた雌ネジと螺合する雄ネジを有する回転軸Jが設けられている。前記垂下片Sが前記スリットSL内に差し込まれ、係合孔Kの位置と係合溝Mの位置とが一致するように基部6aと受け部6bの相対位置を調整し、維持しながら、前記回転軸Jを係合溝Mから差し込み、スリットSLのところで、垂下片Sの係合孔Kに形成されている雌ネジに、回転軸Jに設けられた雄ネジを螺合させる。この状態で前記回転軸Jを強く締め付けると、回転軸の先端部が係合溝の無い方のスリット形成面に当接し緊結力が働き、前記雄ネジが前記雌ネジを引き寄せる力が作用し、垂下片Sの係合溝M側の面が基部6aのスリットSLの係合溝M側の側面に強く押しつけられ、両方の面の摩擦力によって、基部6aと受け部6bとの相対位置がしっかりと固定される仕組みとなっている。
また、前記回転軸Jをゆるめると、前記緊結力と摩擦力が消滅し、回転軸Jを回転の中心として垂下片SがスリットSLの長手方向(手すり本体2の長手方向)に前傾又は後傾するように自由に回転可能となる。手すり本体2の適切な傾斜角度に見合ったところで、回転軸Jをしっかりと締め付けて手すり本体2を固定する。
また、垂下片Sの係合孔Kに雌ネジを設ける代わりに、垂下片Sのいずれかの片面又は両方の面に係合孔Kと位置合わせしてナット(図示せず)を固着してもよい。溶接又は接着剤等で固着可能である。このように、ナットを固着した場合は係合孔の内周面には雌ネジは不要である。
ブラケット6と手すり子本体4との取り付けは、前述したように、手すり子本体4の上端部の筒状体開口部に、ブラケット6の突出片Tを適度な固さ(緩すぎて手すり使用時にブラケット6が破損しないで、しかも、前記スペ−サ−SPを取り付ける際には、手の力で簡単にブラケット6を抜き取ることが可能な固さ)で嵌入する方法でもよいし、また、以下述べるように、取り付け孔Pと取り付けネジNを用いてしっかりと固定して行うこともできる。
すなわち、手すり子本体4は本例では断面矩形形状で内部が中空構造を有している。前記突出片Tを前記中空構造の内部に嵌入させ、手すり子本体4の上部の厚み方向の側面(階段を正面から見て奥行き方向の側面で、突出片Tがある方の側面)に取り付け孔Pが設けられており、該取り付け孔Pを利用して取り付けネジNをねじ込んで固定する。また、前記取り付け孔Pは手すり子本体4の厚み方向の側面にのみ設けてもよいし、また、手すり子本体4の厚み方向の側面と、それと対応する位置の突出片Tの、両方に設けてもよいものとする。
また、前記平板片Fの下部に設けられている突出片Tは、平板片Fの四周全てに設けてもよいし、本例に示すように対向する二周にのみ設けてもよい。また、別の対向する二周にのみ設けてもよい。また、前記四周のうち、いずれか1カ所であってもよいものとする。
また、手すり本体2とブラケット6との取り付けは、ブラケット6の受け部6bの保持片Hに設けられている取り付け孔Pを利用して行う。また、手すり本体2を取り付ける際に、前記垂下片Sの回動の中心が、前記保持片Hの長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)の中央位置よりも手すり本体2の傾斜下方向位置に位置し、手すり本体2を取り付けるための取り付け孔Pが、前記保持片Hの長手方向(階段を正面から見て奥行き方向)の中央位置よりも、手すり本体2の傾斜上方向位置(階段傾斜方向の昇りきり方向)にあるので、取り付け孔Pのある位置において、手すり子本体4と手すり本体2が形成する角度は、直角よりも大きな鈍角を形成することになり、取り付けネジNを用いてドライバ−等を使用して取り付ける際、作業空間が広く確保できるので、取り付け作業性にとって、よりいっそう好適である。
本例では、手すり子本体4の水平断面形状が矩形形状で、ブラケット6の基部6aの平板片Fの形状を手すり子本体4の形状に合わせ、矩形形状としているが、これらの形状は本例に示す矩形形状に限定されるものではない。円形、楕円形、その他の形状であってもよいものとする。
本例においては、手すり本体2の裏面に裏溝2aが設けられている。手すり本体2を取り付けるためのブラケット6の保持片Hが前記裏溝2aに収納されており、保持片Hの下面が手すり本体2の角部Cと略面一になるように構成されている。しかし、前記裏溝2aは必ずしも必要となるものではなく、裏溝2aを設けた方がブラケット6の保持片Hが手すり本体2の裏面より突出しないので、下から手すり本体2を見上げた際、仕上がり外観にとって好適である。
手すり本体2の裏面とブラケット6の受け部6bの保持片Hとの間に隙間等が発生し、外観上見苦しいようであれば、手すり子本体4の上端とブラケット6の基部6aの平板部Fとの間にスペ−サ−SPを挟み込むことで前記隙間を解消することが可能となる。スペ−サ−SPの材質としては、軟質又は半硬質の、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂からなる成型体、アルミ、ステンレス、亜鉛メッキ鋼板、塗装鋼板等からなる金属製のもの等が好適なものとして例示できる。また、スペ−サ−SPとして、上記のうち、弾性を有する材料、例えば合成樹脂からなる弾性体を使用し、手で手すり本体2を押さえると前記スペ−サ−SPが押しつぶされて厚みが薄くなり、また、手を離して加圧を止めると弾性復元力で元の厚みに戻る材料を用いると、前記隙間よりも厚さが大き目のスペ−サ−SPを用いて隙間を埋め、手すり本体2を手で押さえながら、取り付けネジNを締め付けることで、隙間解消がよりいっそう簡単に、しかも仕上がり外観よくできる。スペ−サ−SPとして図3に例示するように、手すり子本体4の上端部の矩形形状の水平断面形状に合わせ且つその略半分づつとした形状とすれば、スペ−サ−SP取り付け後、ブラケット6の平板片Fと手すり子本体4の上端部との間に隙間等が生じないので、仕上がり外観にとって好適である。前記スペ−サ−SPを取り付ける際は、基部6aを全部引き抜かなくても少しだけ、浮かせてその隙間から、前記スペ−サ−SPを嵌め込むことができる。
しかし、このことに限定されるものではない。手すり子本体4の上端部の水平断面形状に合わせた一枚物のスペ−サ−SPであってもよいものとする。また、前記隙間がかなり、小さ目の隙間である場合は、スペ−サ−SPの形状は手すり子本体4の上端部の水平断面形状に合わせなくてもよく、スペ−サ−SPの小片を手すり子本体4の、要所に必要個数だけ接着剤、両面粘着テ−プ等を用いて点付けしてもよい。いずれの場合も、スペ−サ−SPの取り付けには、接着剤や両面粘着テ−プ等を使用しても、また、しなくてもよいものとする。
また、本発明のブラケット6及び手すり子本体4の材質は、鉄焼き付け塗装仕上げ、アルミ、ステンレス、亜鉛メッキ鋼板、真鍮等の金属製で、鋳物成型、折り曲げ加工、溶接加工等によって製造されたものが例示できる。この他に硬質の塩ビ樹脂、オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂成型体等が好適なものとして例示できる。
また、桁5、踏板3、手すり本体2等は、集成材、LVL、合板、木材無垢等の木質材料の他、上記金属製、合成樹脂成型体等を好適なものとして例示できる。
また、本発明のブラケット6の寸法は、手すり子本体4及び手すり本体2の寸法に見合う寸法とされている。手すり子本体4の寸法は、幅方向(階段を正面から見て左右方向)の寸法で、およそ30mm〜60mmであり、厚み方向(階段を正面から見て奥行き方向)の寸法で、およそ15mm〜40mmである。また、手すり本体2の寸法は、幅方向(階段を正面から見て左右方向)の寸法で、およそ35mm〜70mm、厚み方向(手すりの高さ方向)の寸法で、およそ30mm〜90mm程度、長さ寸法で約2000mm〜5000mm程度が標準的な寸法である。
従って、本発明のブラケット6の寸法は、基部6aの平板片Fの寸法で、幅方向でおよそ30mm〜60mm、奥行き方向でおよそ15mm〜40mmである。また、突出片Tの高さ方向の寸法はおよそ15mm〜30mm程度である。
また、係合台Gの寸法は、前記平板片Fの寸法に見合う寸法である。また、スリットSLの幅寸法は、およそ5mm〜10mm程度で、その深さはおよそ15mm〜30mmである。
また、受け部6bの寸法は、前記基部6aに見合う寸法とされている。受け部6bの保持片Hの寸法は、幅方向で、およそ30mm〜60mmであり、奥行き方向で、およそ30mm〜60mmである。正方形又は長方形が好適である。しかし円形、楕円形等であってもよいものとする。垂下片Sと保持片Hの取り付け位置関係のうち、奥行き方向の位置関係は、保持片Hの奥行き方向の後方に位置して取り付けてもよいし、また、保持片Hの奥行き方向全長に略合わせて取り付けてもよい。また、垂下片Sと保持片Hの取り付け位置関係のうち、幅方向の位置関係は、保持片Hの幅の略中央とするのがよい。従って、垂下片Sの奥行き方向の寸法はおよそ15mm〜60mm程度が好適である。また、垂下片Sの長さ寸法は、およそ10mm〜25mmであり、その厚みはおよそ4.5mm〜9.5mm程度が好適である。
前記スリットSLの幅と垂下片Sの厚みとの関係で、スリットSLと垂下片Sの間のクリアランスは左右約0.2mm〜0.3mmづつ程度が好適である。また、スリットSLの深さと垂下片Sの長さとの関係で、スリットSLの底と垂下片Sの下端との間隙は約5mm前後が好適である。
以上詳述した寸法は、あくまでも標準的な寸法であって、この寸法を標準として、若干寸法調整して設計することは可能である。
次に、本発明の手すり取り付け構造1における施工作業の手順を説明する。
1.階段設置場所の現場寸法を確認し、階段の階高及び掛け幅寸法、蹴上げ寸法、踏み面寸法、昇りきり段数を決定する。
2.所定寸法と本数の桁5と、所定寸法と枚数の踏板3と、所定寸法と本数の手すり子本体4と、所定寸法、本数の手すり本体2を用意する。
3.桁5及び踏板3の所定箇所に、桁5と踏板3とを取り付けるための所定寸法の切込み加工(図示せず)を、所定の数だけ加工する。
4.二階の梁(図示せず)、一階床下の大引(図示せず)等の構造躯体に桁5をしっかりと取り付け固定する。この時、取り付け金具(図示せず)、釘、接着剤等を用いるとよい。
5.桁5に踏板3を釘、接着剤等を用いてしっかりと取り付け固定する。
6.踏板3に手すり子本体4を取り付ける。ダボ組み構造、ホゾ差し構造又は取り付けネジ等を用いて接着剤を併用し取り付ける。踏板1段に手すり子本体4を1〜2本程度取り付けるのが適当である。
7.手すり子本体4の上部の中空部にブラケット6の基部6aの下部にある突出片Tを差し込み、手すり子本体4の上部側面に設けられた取り付け孔Pを利用して取り付けネジNでしっかりと取り付ける。
8.ブラケット6の受け部6bの垂下片Sに設けられている係合孔Kを階段の昇りきり方向へ向かって後方(手すり傾斜の下方)になるように基部6aの係合台GのスリットSLに、受け部6bの垂下片Sを差し込む。
9.ブラケット6の基部6aの係合台Gの側面に設けられている係合溝Mと前記垂下片Sに設けられている係合孔Kとを位置合わせする。
10.ブラケット6の基部6aの前記係合溝Mに回転軸Jを差し込み、前記垂下片Sの係合孔Kの雌ネジと回転軸Jの雄ネジとを軽く螺合させ、やや緩めに仮止めしておく。(手で強く力を加えると受け部6bが動く程度にしておく)
11.階段の傾斜角度に受け部6bの保持片Hの面をあわせる。目視で概略合わせればよい。
12.手すり本体2を前記保持片Hに載置する。
13.手すり本体2の裏面と保持片Hの上面との間に極力隙間等がないように手で受け部6bを押して微調整する。
14.隙間等が生じているようであれば、手すり子本体4の上部側面にある取り付けネジNをゆるめて、ブラケット6の基部6aを若干上へ持ち上げ、スペーサーSPを取り付け、隙間を埋め、前記基部6aを元へ戻し、取り付け孔Pを利用して取り付けネジNで再度しっかりと締め付け、基部6aと手すり子本体4とを固定する。
15.受け部6bの保持片Hに設けられている取り付け孔Pを利用して取り付けネジNを用いて手すり本体2を受け部6bの保持片Hにしっかりと固定する。
16.階段、手すり子本体、手すり本体全体を確認し、施工精度、仕上がり外観等に不具合がないことを確認し、前記回転軸Jをしっかりと締め付け本固定する。これで、階段の施工、手すり子本体4、手すり本体2の取り付け施工が完了する。
本発明の手すり取り付け構造の実施形態の一例を示す斜視図。 本発明の手すり取り付け構造の実施形態の一例を示す要部拡大斜視図。 本発明の手すり取り付け構造の詳細を示す説明図。
符号の説明
1 手すり取り付け構造
2 手すり本体
2a 裏溝
C 角部
3 踏板
4 手すり子本体
5 桁
6 ブラケット
6a 基部
G 係合台
M 係合溝
SL スリット
F 平板片
突出片
6b 受け部
H 保持片
S 垂下片
K 係合孔
J 回転軸
P 取り付け孔
N 取り付けネジ
SP スペーサー

Claims (3)

  1. 階段の手すり本体、ブラケット、手すり子本体、踏板、桁からなり、前記ブラケットは手すり子本体の上部に取り付ける基部と該基部に係合し前記手すり本体を保持する受け部とからなり、該受け部は前記基部に対して回動自在に設けられている階段の手すり取り付け構造において、前記ブラケットの受け部が、略平坦な保持片と該保持片の幅方向の略中央位置から略垂直下方に延出して設けられた垂下片とからなり、前記ブラケットの基部に垂下片を嵌挿するスリットが設けられ、該垂下片が基部のスリットに回動自在に係合されており、前記保持片の長手方向中央位置よりも手すり傾斜下方向位置に、前記垂下片の回動中心が位置し、前記保持片の長手方向中央位置よりも手すり傾斜上方向位置に、手すり本体を取り付けるための取り付け孔が設けられていることを特徴とする階段の手すり取り付け構造。
  2. 前記ブラケットの基部が前記垂下片を係合する係合台と、該係合台の下部に設けられている平板片と、該平板片下部に略垂直下方に設けられている突出片とからなり、前記係合台には前記垂下片の厚みに見合った幅と垂下片の長さに見合った深さを有するスリットが係合台の長手方向に略垂直に設けられ、前記スリットによって、前記係合台が幅方向に2個に分割されており、いずれか片方の1個にのみ前記スリットと略直交方向に係合溝が形成されており、該係合溝は断面円形の内周に溝切り加工のない貫通孔であり、前記垂下片には、垂下片をスリットに嵌挿させた際に係合台の係合溝の位置と見合う位置に係合孔が設けられ、該係合孔の内面に雌ネジが設けられており、前記垂下片は前記スリットに嵌挿され、係合孔と係合溝が位置合わせされ、前記係合孔の雌ネジと螺合する雄ネジを有する回転軸が、前記係合台の係合溝を挿通し、垂下片の係合孔に達し、係合孔の雌ネジと回転軸の雄ネジとが螺合し、前記ブラケットの基部と受け部とが回動自在に構成されており、前記回転軸を締め付けることによって前記ブラケットの基部と受け部との相対位置が固定される構造であることを特徴とする請求項1に記載の階段の手すり取り付け構造。
  3. 前記ブラケットの基部の平板片と手すり子本体上端との間に弾性体からなるスペーサーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の階段の手すり取り付け構造。
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