JP4490540B2 - 画像取込み装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、スキャナ装置等の画像取込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
最近は、複写機やスキャナ装置が普及し、広く使用されている。しかし、これら画像取込み装置は一次元画像センサを画像の画像取込み面に沿って移動させ、スキャン画像を取得することによって画像を取り込んでいるため、次のような問題点がある。
【0003】
第1に、一次元画像センサが画像取込み面に沿って移動するための時間、すなわち、スキャンするための時間がかかるという問題点がある。
【0004】
第2に、一次元画像センサがスキャンする間、画像に取込みたい紙、写真、本などの物体(以下、被写体という)を静止させる必要があるという問題点がある。
【0005】
第3に、被写体が写真等の場合には、それを再現するには階調が少ないという問題点がある。これは、一次元画像センサ自身の問題ではなく、一次元画像センサの場合には取込みが一度しかできないために発生する問題点であり、また、画像の一部分で判断してしまうという問題点があるからである。
【0006】
第4に、被写体が光沢のある原稿(例えば光沢紙、写真)の場合には反射が発生してしまい、その反射を画像として取り込んでしまうという問題点がある。
【0007】
第5に、画像取込み面に被写体を置く構造であるため、厚みのある本が取りにくいという問題点がある。
【0008】
第6に、被写体の位置を正確に合わせないないといけないが、被写体の画像位置合わせは不便であるという問題点がある。
【0009】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、被写体の画像を迅速かつきれいに取り込むことができる画像取込み装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ケースの上面に透明板よりなる画像取込み面を有し、前記ケース内部の底面に、レンズを含む光学装置を有した二次元画像センサを配し、前記ケースの内部に照明装置を配し、画像として取込みたい部分を下にした被写体を前記画像取込み面上に配し、前記被写体へ下方から前記照明装置によって光をあてて、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込み、前記ケースの上方に、前記画像取込み面及び前記被写体を覆う板状のカバーを設け、前記カバーの下面に、前記光学装置のレンズキャリブレーションの補正を行うための発光体を設けたことを特徴とする画像取込み装置である。
【0011】
請求項2の発明は、前記ケース内部に一次元画像センサを前記画像取込み面に沿って移動可能に配し、画像として取込みたい部分を下にした被写体を前記画像取込み面上に配し、前記被写体へ下方から前記照明装置によって光をあてて、前記一次元画像センサを移動させることによって前記被写体のスキャン画像を取込み、また、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取込み、前記スキャン画像と前記瞬時画像を合成して前記被写体の画像を取得することを特徴とする請求項1記載の画像取込み装置である。
【0012】
請求項3の発明は、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込む場合に、前記光学装置の撮影条件、または、前記照明装置の光量等の照明条件を変化させて、前記二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な一枚を選択することによって、ダイナミックレンジの広い瞬時画像を取得することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置である。
【0013】
請求項4の発明は、前記照明装置は、複数のライトが異なる位置に配された構成よりなり、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込む場合に、前記複数のライトの点消灯状態または光量を変化させて、前記二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な一枚を選択することによって、前記ライトからの反射が少ない瞬時画像、または、陰の少ない瞬時画像を取得することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置である。
【0014】
請求項5の発明は、前記二次元画像センサは、前記ケース内部に複数配され、前記複数の二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像をそれぞれ取込み、これら複数の瞬時画像に基づいて画像補正情報を算出し、この算出した画像補正情報に基づいて前記スキャン画像を補正することを特徴とする請求項2記載の画像取込み装置である。
【0015】
請求項6の発明は、前記二次元画像センサは、カラーセンサであり、画像の色データとグレイレベルデータの対応関係データを記録したテーブルを有し、前記二次元画像センサによって前記被写体のカラーの瞬時画像を取込み、前記瞬時画像の色データを前記テーブルに記録された対応関係データに基づいてグレイレベルデータに変換することにより、前記カラーの瞬時画像からグレイレベルの瞬時画像を作成することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置である。
【0017】
請求項7の発明は、前記二次元画像センサにより取得した瞬時画像、または、前記一次元画像センサで取得したスキャン画像を画像表示装置に表示することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像取込み装置である。
【0019】
請求項8の発明は、画像取込み前の瞬時画像、または、スキャン画像と、画像取込み後の瞬時画像、または、スキャン画像との差分処理を行うことにより、前記画像取り込み面、または、前記カバーの汚れを検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像取込み装置である。
【0020】
請求項9の発明は、前記ケースの画像取り込み面を下にして被写体に当て、前記瞬時画像、または、前記スキャン画像を取り込むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像取込み装置である。
【0021】
【作 用】
請求項1の発明であると、二次元画像センサによって被写体の瞬時画像を取り込むため、その取込み時間を短縮することができる。また、二次元画像センサの光学装置のレンズキャリブレーションの補正を、カバーの下面に設けた発光体によって補正して、適切な瞬時画像を得ることができる。
【0022】
請求項2の発明であると、一次元画像センサによって被写体のスキャン画像を取込み、二次元画像センサによって被写体の瞬時画像を取込み、これらを合成して被写体の画像を取得するため、スキャン画像で高解像度の画像を得て、二次元画像センサではダイナミックレンジの広い画像を得ることによって、その合成した画像は高解像度でかつダイナミックレンジの広い画像となる。
【0023】
請求項3の発明であると、光学装置の撮影条件、または、照明装置の光量等の照明条件を変化させて、二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な1枚を選択することによってダイナミックレンジの広い瞬時画像を取得することができる。
【0024】
請求項4の発明であると、複数のライトの点消灯状態または光量を変化させて、二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な1枚を選択することによって、光学装置のライトからの反射が少ない瞬時画像、または、影の少ない瞬時画像を取得することができる。
【0025】
請求項5の発明であると、複数の二次元画像センサによって被写体の瞬時画像をそれぞれ取込み、これら複数の瞬時画像に基づいて画像補正情報を算出し、この算出した画像補正情報に基づいて一次元画像センサによって取り込んだスキャン画像を補正して、最適な被写体の画像を得ることができる。
【0026】
請求項6の発明であると、予め画像の色データとグレイデータの対応関係データを記録したテーブルを用意しておき、二次元画像センサによって取り込んだカラーの瞬時画像を、テーブルに記録された対応関係データに基づいてグレイレベルデータの瞬時画像に変換して、最適なグレイレベルの瞬時画像を得ることができる。
【0028】
請求項7の発明であると、画像を画像表示装置に表示されており、画像取り込み面に被写体がどの位置にあるかが、一目で利用者が判断できる。したがって、誤って歪んだまま画像を取込む心配がない。
【0030】
請求項8の発明であると、画像取込み前の瞬時画像、または、スキャン画像と、画像取込み後の瞬時画像、または、スキャン画像との差分処理を行うことにより、前記画像取り込み面、または、前記カバーの汚れを検出する。そして、その検出した汚れを除去するか、検出したことを報知すればよい。
【0031】
請求項9の発明であると、ケースの上下を逆にして、画像取り込み面を下にして被写体に当て、瞬時画像、または、スキャン画像を取り込むものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0033】
[1.複写機10の構造]
図1は、本実施例の画像取込み装置を適用した複写機10の説明図である。
【0034】
図1に示すように、複写機10の上部は、画像取込み装置12を配し、その下部は、画像取込み装置12で取り込んだ画像を紙面に印刷する印刷装置14である。
【0035】
画像取込み装置12は、四角形の筺体より構成されたケース16より本体が構成され、このケース16の上面は、透明なガラス板より構成された画像取込み面18となっており、この上に被写体40を載置する。
【0036】
この画像取込み面18の上面には、一端部がヒンジでケース16と回動自在に接続された板状のカバー20が配されている。
【0037】
ケース16の底面には、静止画像、または、動画像を撮影できる3つの二次元画像センサであるデジタルカメラ22,24,26が配されている。これらデジタルカメラ22,24,26は画像取込み面18を撮影できるようにするために、シャッタ機構、絞り機構、レンズ機構等よりなる光学装置22a,24a,26aが設けられている。デジタルカメラ22,24,26の撮像素子は、CCD素子より構成され、高い解像度を有している。なお、撮像素子は、CMOSセンサでもよい。また、これら光学装置22a,24a,26aは、ズーム機能を有し、必要があれば移動可能及び回転可能に配し、デジタルカメラのレンズキャリブレーションが調整可能なようにしておく。なお、「レンズキャリブレーション」とは、レンズ特性を考慮して「デジタルカメラの画像座標」と「画像画像取込み面の物理的な座標」との対応関係を求めること及び求めた対応関係をいう。
【0038】
デジタルカメラ22,24,26の間には、画像取込み面18に配された被写体40を照明するための照明装置28,30,32,34が配されている。照明装置28,30,32,34のランプ28a,30a,32a,34aは、蛍光灯式、発熱式、放電式、フラッシュが適用できる。
【0039】
ケース16内部における画像取込み面18の下方には、一次元画像センサ(以下、スキャンセンサという)36が画像取込み面18に沿って移動可能なように配されている。
【0040】
また、ケース16の外部には、液晶表示装置を有するモニター60が設けられている。このモニター60は、デジタルカメラ22〜26で撮影した画像や操作情報を表示する。
【0041】
[2.画像取込み方法]
次に、上記構成の画像取込み装置12によって画像を取り込む幾つかの方法を順番に説明していく。なお、本発明では、上面のみが透明となったケース16内部の密閉された空間で画像を取得するために、他の部分からの入射する光の影響がなく、照明装置28〜34からの光だけで撮影するために、次から説明する画像処理が実現できる。
【0042】
{第1の方法}
照明装置28〜34の点灯している個数を変えて光量を変化させたり、各照明装置28〜34の明るさを変化させて、それぞれの変化した状態でデジタルカメラ22〜26によって画像取込み面18に配された被写体40の画像(以下、瞬時画像という)を取り込む。この場合に、取り込まれた瞬時画像はそれぞれ明るさが異なるため、ダイナミックレンジの広い画像を得ることができる。
【0043】
このように、画像取込み装置12では、各照明装置28〜34の光量を変化させるだけで簡単にダイナミックレンジの広い画像を得ることができる。
【0044】
そして、この方法の場合にはスキャンセンサ36によってスキャン画像を取り込む必要はない。
【0045】
なお、本明細書では、「瞬時画像」とは、二次元画像センサであるデジタルデジタルカメラで撮影した画像をいう。
【0046】
また、このデジタルカメラ22〜26で撮影した瞬時画像は、モニター60に常に表示されており、画像取り込み面15に被写体40がどの位置にあるかが、一目で利用者に判断できる。したがって、誤って歪んだまま画像を取り込む心配がない。なお、このモニター60による表示は、下記の全ての方法においても行われているので、これら方法を確実に利用者は処理できる。
【0047】
{第2の方法}
第2の方法は、複数の照明装置28〜34を順番に点灯することによって、各ランプ28a〜34aの光によって起こる反射の影響を取り除いてデジタルカメラ22〜26によって被写体40の瞬時画像を撮影する。
【0048】
{第3の方法}
第3の方法は、スキャンセンサ36によって高解像度のスキャン画像を取得し、デジタルカメラ22〜26によってダイナミックレンジの広い画像を取得して、これらを合成して最終的な被写体40の画像を得る方法である。なお、「ダイナミックレンジ」とは、グレイレベルの変化の範囲のことを言い、明るさの変化の範囲に相当する。また、「グレイレベル」とは、画像の濃淡値のことであり明るさに相当する。
【0049】
以下、順番にその方法を説明する。
【0050】
(1) スキャンセンサ36によって画像取込み面18に載置された被写体40の画像をスキャンして、スキャンセンサ36によって被写体40の二次元画像(スキャン画像)を取り込む。
【0051】
(2) デジタルカメラ22,24,26によって被写体40の二次元画像(瞬時画像)を瞬時に取り込む。
【0052】
このとき、第1の方法で説明したように、図2に示すように点灯する照明装置28〜34の光量を変化させて画像を取り込む。なお、光量を変化させるだけでなく、光学装置28a〜34aのレンズの絞り、シャッター速度、ゲイン等の照明条件を変化させてもダイナミックレンジの広い瞬時画像を得る。
【0053】
このことは、色の変化に対応することにもなる。つまり、露光量を変化させた画像を取り込んでおき、その後、画像の中で部分的に適切な露光量を決定することも可能である。
【0054】
具体的には、ダイナミックレンジの広い画像を得る方法としては、前記したように光量の条件等を変化させて複数枚の瞬時画像を取得し、最も広いダイナミックレンジの画像を得る方法と、異なる条件で撮影した瞬時画像を1枚の画像に合成する方法がある。
【0055】
この合成する方法としては、第1の瞬時画像のグレイレベルの0〜120を取り、第2の瞬時画像のグレイレベルの121〜240のデータを合成して、1枚のダイナミックレンジの広い瞬時画像を得ることが考えられる。
【0056】
(3) 図3に示すように、瞬時画像とスキャン画像を合成する。
【0057】
この合成する方法は、次の通りである。
【0058】
(a)まず、2枚の画像の位置合わせを行う。
【0059】
デジタルカメラ22〜26のデータは、レンズキャリブレーションの技術、すなわち、図3におけるレンズ特性の補正により、画像座標と画像取込み面の物理座標との対応関係が求められるため、その結果を利用して両方の画像の画像取込み面での物理的な位置合わせを行う。
【0060】
(b) そして、図3に示すように瞬時画像とスキャン画像とを合成する。この場合に、文字、線画等の空間周波数の高い領域はスキャン画像のデータを用い、空間周波数の低い領域(例えば、写真や絵画等のグレイレベルの画像)は瞬時画像のデータを用いる。なお、空間周波数は、画像のエッジ処理やスペクトル解析等により検出することができる。
【0061】
(c−1) 2枚の画像を重ねる第1の方法は、上記のそれぞれの領域を単純に1枚の画像の上に重ねる。この方法は、スキャン画像の得意な領域と瞬時画像の得意な領域をそれぞれつなぎ合わせて1枚の画像を得ることとなる。
【0062】
(c−2) 2枚の画像を重ねる第2の方法は、図4に示すように、取り込んだ画像がグレイレベル画像等の場合には、瞬時画像のデータ上にスキャン画像のデータを重ねて、画像の質を改善する方法である。なお、図4の合成した画像は、瞬時画像の輪郭部分が強調されていることを示している。
【0063】
{第4の方法}
複数の照明装置と1個のデジタルカメラを用いて、被写体40からの反射を防ぐ方法について説明する。例として、2個の照明装置30,32と1個のデジタルカメラ24を用いて、被写体40からの反射を防ぐ方法について説明する。
【0064】
画像を取り込む場合に被写体40に反射が起こる原因は、被写体40の反射特性とデジタルカメラ、ランプの位置関係によるものである。
【0065】
図5において、照明装置30だけで照明した場合、照明装置30が発光した光は、点A付近で反射を起こしやすく、点Bでは反射を起こしにくい。そこで、点Aの部分の画像は、照明装置30でなく、照明装置32だけで照明した場合の瞬時画像を用いる。逆に、点Bの部分の瞬時画像は照明装置30で照明した場合の画像を用いる。
【0066】
具体的には次のように行う。
【0067】
(1) 照明装置30を点灯した場合の瞬時画像と、照明装置32を点灯した場合の瞬時画像の両方をデジタルカメラ24で取り込む。
【0068】
(2) 各画像のヒストグラム(横軸がグレイレベル、縦軸が頻度のグラフ)を求める。このとき、図6(a)のようにヒストグラムが一様に分布している場合には、その照明装置の画像を用いる。しかし、図6(b)のようにヒストグラムがほぼ飽和している、あるいは、偏っている場合には、その部分は他の照明装置で取り込んだ瞬時画像を用いる。
【0069】
(変更例1)
上の方法では、ある範囲のヒストグラムを調べているが、これ以外に、各画素毎のグレイレベルを調べて、その画素が飽和していればその画素に相当する他の照明装置でのグレイレベルで置き換えることもできる。
【0070】
(変更例2)
デジタルカメラと照明装置の位置関係から反射が起こしやすい位置というものが予め知ることができるので、その部分は反射を発生しにくい照明装置での瞬時画像を用いるようにしてもよい。
【0071】
(変更例3)
個々の照明装置の明るさを制御することも考えられる。この明るさの変化の例としては、照明装置30,32の両方を点灯した場合に最も明るく照明される。そして、どちらか一方を半分の光量で点灯した場合は照明の明るさに違いが生じる。したがって、これにより反射の状態を制御してもよい。
【0072】
(変更例4)
被写体40が本であって、画像取込み面18に押さえつける場合には、照明の方向によって影が発生することがある。そのため、点灯する照明装置を変化させて複数枚の瞬時画像を取り込む。そして、取り込んだ瞬時画像の中で、図6に示すようなヒストグラムを描いてそのグレイレベルが均等な瞬時画像を採用する。すなわち、影できる部分には、図6においてグレイレベルの低い部分にピークが出ているので、その部分を他の瞬時画像で置き換えればよい。
【0073】
{第5の方法}
複数のデジタルカメラ22〜26からの撮影範囲が重なる領域では、三次元計測を行うことが可能である。この方法を利用して取得する画像を補正して適切な画像を得る方法について説明する。
【0074】
(三次元計測方法の主な流れ)
この方法においてはデジタルカメラ22〜26では時系列の動画像を取り込むものとする。そして、これら画像間では差分処理やオプティカルフローを求めている。
【0075】
(1) 図7に示すように、画像取込み面18に本50を押しつけ、デジタルカメラ22〜26で画像を読み込ませる。このとき画像処理により特徴点(例えばエッジ)等を求める。次に、これらの特徴点を複数のデジタルカメラ22〜26の間での対応点とする。この対応点としては例えば図7の点Aである。
【0076】
(2) 連続して画像を取り込んでいるため、対応点が図7の点Bのように多少画像取込み面18から外れたとしてもその対応点を追跡してその位置を測ることができる。
【0077】
(3) その後、スキャンセンサ36により高解像度の画像を読み込む。
【0078】
(4) 上記の追跡している対応点の距離を基に、そのスキャン画像の歪み等を補正する。
【0079】
このようにすることで従来、本50をしっかり支えている必要があったが、デジタルカメラ22〜26では瞬間的に瞬時画像を取り込むので、本50をずっと抑えている必要がない。また、本50の文字の画像は、スキャンセンサ36による高解像度のスキャン画像を用いるため、高解像度の画像を得ることができる。
【0080】
(補正方法の簡単な説明)
次に、上記の(4)における追跡した瞬時画像でスキャン画像を補正する方法について、図8〜図11に基づいて説明する。
【0081】
画像取込み面18に本50が押しつけられた状態が図8に示す状態である。このときの文字が図9である場合に、それが図10のように少し浮いた状態の時の文字が図11に示す状態である。
【0082】
文字「PN」に対応点(例えば、図9、図11における○、△、□)を設定し、動画像処理によりそれらの対応点を追跡する。
【0083】
この対応点を用いて文字「PN」の面の変化を調べる。すなわち、図11の文字の面(図11の太線部分)の方程式を求める。
【0084】
スキャンセンサ36により瞬時画像を取り込んだ後、この面の方程式の情報を用いて、スキャン画像の文字を補正する。
【0085】
なお、上記説明では、平面で説明したが、曲面であっても対応点を増やせば、その曲面の補正を行うことができる。
【0086】
(補正方法の詳細な説明)
さらに、補正をする場合の詳細な説明を図17に基づいて説明する。
【0087】
なお、この説明においては簡単化のために二次元で説明する。説明における座標軸は図17に示すものとする。
【0088】
(1) 本50を押しつけた場合には、デジタルカメラ24により、線分abを検出する。この線分abは上記の説明文の対応点等が相当する。
【0089】
(2) 本50が浮いた場合には、本50がX軸(画像取込み面18)から外れることになり線分abが線分a′b′となる。このときデジタルカメラ24の画像の動画像処理やオプティカルフロー処理等により点a及び点bを追随しているため、点a′と点b′の座標は計測できる。
【0090】
(3) その後、スキャンセンサ36での取込みを行う。スキャンセンサ36でのスキャン画像で得られるのは、線分Pa′−Pb′である。この線分Pa′−Pb′は線分a′b′をX軸に投影したものである。
【0091】
(4) そこで補正として、線分Pa′−Pb′をアフィン変換することにより線分abを得ることができる。例えば、図17では線分a′b′と画像取込み面18とのなす角度をθとすると、線分Pa′−Pb′を1/cosθだけ拡大すればよい。なお、アフィン変換とは、次のようなものである。
【0092】
【数1】
ここで、Aは変換行列(拡大縮小、回転、剪断、その他)を示し、上に矢印のついたaは平行移動ベクトルを示している。
【0093】
{第6の方法}
カバー20を開けて画像を取り込む際に問題となるのが原稿を抑えている手や指が写り込むことである。このため、上記の三次元計測の技術を用いて、画像取込み面18から離れた物体(手)の画像を取り込まないようにすることができる。
【0094】
図12に示すように、画像取込み面18に本50を手52で押さえている場合を考える。
【0095】
本50は画像取込み面18に押さえつけられているが、手52は画像取込み面18から少し浮いた状態となっているので、この高さの違いを三次元計測により検出する。
【0096】
デジタルカメラ24の視線(実線)とデジタルカメラ26の視線(実線)は画像取込み面18上にある点Aに対する視線である。すなわち、デジタルカメラ24の瞬時画像は図13に示すようなものであり、デジタルカメラ26の瞬時画像は図14に示すようなものである。
【0097】
ここで、点Bに対する両デジタルカメラ24,26の視線(波線)に対する画像はデジタルカメラ24では点Aと点Bの画像座標が重なっているが、デジタルカメラ26では点Aと点Bの画像座標は一致していない。このことにより、点B(手52に相当)の高さが画像取込み面18とは異なることが判断できる。
【0098】
つまり、画像取込み面18上の各点に対するデジタルカメラ24,26の視線の組(すなわち画像座標の組)というものが事前にわかるため、その組に属さない点を除去することができる。
【0099】
次に、この画像座標の組を除去する方法を図15及び図16に基づいて説明する。
【0100】
図15においてデジタルカメラ24の画像の点P1〜P4とデジタルカメラ26の画像の点P1〜P4のそれぞれの画像領域の相関性が高いか否かで画像座標の組を判断する。このとき、対応点探索を考える場合に探索範囲が狭いというメリットがある。
【0101】
この方法により画像取込み面18にある被写体40のみを取り込むことができる。
【0102】
(変更例)
スキャンセンサ36とデジタルカメラ22〜26のデータからの三次元計測を行うこともできる。すなわち、スキャンセンサ36は垂直方向の視線を持つものと考えられるので、デジタルカメラ22〜26の瞬時画像に高さ方向の違いが出る。
【0103】
さらに、スキャンセンサ36を斜めに取り込む等により、より確実に三次元計測を行うことができる。
【0104】
{第7の方法}
本実施例の画像取込み装置12では被写体40の位置の補正を行うことができる。以下、その方法について説明する。
【0105】
(1) デジタルカメラ22〜26により動画像を取り込む。
【0106】
(2) 動画像間の差分処理を行うことで、画像取込み面18上に置かれた原稿の存在及びその位置を検出する。
【0107】
(3) デジタルカメラ22〜26からのデータを基にして、スキャンセンサ36により画像を取込むときに、原稿(被写体40)の領域だけの画像を取得する。
【0108】
この方法であると被写体40を画像取込み面18の上に置く場合に、被写体40と画像取込み面18上の位置合わせを正確に行う必要がない。また、原稿の領域だけの画像を取得するために、カバー20で画像取込み時に抑える必要もなくなる。
【0109】
(変更例)
照明装置28〜34を発光させると、その光が戻ってくるかどうかにより、その場所に被写体40があるかどうかを判断してもよい。
【0110】
{第8の方法}
現在の黒白色の複写機等では、スキャンセンサで原稿からの光の反射強度の違いを感知し、それから色画像を表現している。
【0111】
そのため、本方法では、デジタルカメラ22〜26で被写体40の色画像(瞬時画像)を取り込む。そして、予め準備した色データとグレイレベルのデータの対応テーブルに基づいて、前記取り込んだ色画像をグレイレベルの画像に置き換えて良好な色表現で画像を再現する。
【0112】
このとき、周囲の色のパターンにより、対応するグレイレベルを変化させる。例えば、赤と青等よく似た色が出た場合にはそれらの判別ができるようにグレイレベルを変化させることができる。
【0113】
{第9の方法}
上記各方法においてデジタルカメラ22〜26の光学装置22a〜26aのレンズのレンズキャリブレーションを補正する方法を説明する。
【0114】
レンズ面に対し物理的な座標がわかってる模様(例えば、円、格子模様、その他)を置き、それをデジタルカメラ22〜26で取り込む。
【0115】
その後、模様の物理的な座標と対応する画像点との関係式を求めておく。
【0116】
最後に、これらに基づいてレンズキャリブレーションを調整すればよい。
【0117】
なお、上記の物理的な座標のわかっている模様として、カバー20の下面に複数のLED、または、EL等の発光体を設けて、それらを順に光らせることでレンズキャリブレーションの補正を行うこともできる。
【0118】
この場合には、カバー20のパターンが通常の画像取込み動作の場合に障害にならず、また、発光体の発光パターンを変化することでレンズキャリブレーションの調整が容易となる。
【0119】
{第10の方法}
画像取り込み面18やカバーの下面20には、使用により汚れが付いて、それが複写されることがある。
【0120】
そこで、複写機10の使用前の瞬時画像、または、スキャン画像と、使用後の瞬時画像、または、スキャン画像とを比較して、差分処理を行うことにより、その汚れを発見することができる。
【0121】
この汚れを発見した場合には、汚れがあったことをブザーやランプで報知するか、その汚れを除く補正をして画像を作成してもよい。
【0122】
{第11の方法}
原稿の画像を取り込む場合に、その原稿の裏面に文字や模様が描かれているときに(すなわち、両面印刷の場合)、照明により裏写りが起こる場合がある。また、複数枚の原稿が重なっているときに次のページの原稿が、照明により裏写りが起こる場合がある。そこで、この裏写りを除去する方法を説明する。
【0123】
デジタルカメラ22から26で瞬時画像を取得する場合に、照明装置28から34の明るさ条件を変化させて複数枚の瞬時画像を取り込む。そして、それらの瞬時画像の明度処理、平均化処理して変化分(差分処理など)を求めることにより、変化のあった部分を裏写り部分として、原稿の裏写りの情報を除去する。
【0124】
{変更例1}
カバー20を透明にすることで、上方から原稿の位置が見え、その位置を容易に確認することができる。
【0125】
また、カバー20を半透明にすることで原稿の位置を確認できるだけでなく、レンズキャリブレーション用の模様等を描くことも可能となる。
【0126】
{変更例2}
上記実施例では、画像取り込み装置12のケース16の上面にある画像取り込み面18に被写体を載置したが、これに代えて、図18に示すように、机の上などに被写体(本50)を置き、その上に携帯型の画像取り込み装置12のケース16の画像取り込み面18を下にして、本50へ押しつけて、画像を取得してもよい。
【0127】
この変更例であると、本50のような分厚い物でも簡単に画像を取得することができる。
【0128】
{変更例3}
上記実施例では、画像取り込み装置12として複写機10を例示したが、これに限らず、スキャナー装置、その他の画像を取り込む装置に適用できる。
【0129】
【発明の効果】
以上により本発明の画像取込み装置であると、二次元画像センサを用いることにより、迅速、かつ、きれいな瞬時画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複写機の説明図である。
【図2】ダイナミックレンジの拡大の状態を示す図面である。
【図3】スキャン画像と瞬時画像のデータの合成状態を示す図面である。
【図4】第2の合成方法のイメージ図である。
【図5】反射を除去する方法における画像取込み装置の説明図である。
【図6】(a)は反射が発生していない場合のヒストグラムであり、(b)は反射が発生している場合のヒストグラムである。
【図7】本の画像を取り込む場合の画像取込み装置の説明図である。
【図8】同じく本を押しつけた状態の画像取込み装置の説明図である。
【図9】本を押しつけた状態のデジタルカメラの画像と文字と対応点の図である。
【図10】本が浮いた状態の画像取込み装置の説明図である。
【図11】本が浮いた状態のデジタルカメラの画像と文字と対応点の図である。
【図12】本を手で押さえた状態の画像取込み装置の説明図である。
【図13】デジタルカメラ24の画像である。
【図14】デジタルカメラ26の画像である。
【図15】画像取込み高さが異なる状態で画像を取り込む場合の画像取込み装置の説明図である。
【図16】各デジタルカメラの画像である。
【図17】三次元計測方法における補正方法を説明する図である。
【図18】変更例2を示す説明図である。
【符号の説明】
10 複写機
12 画像取込み装置
14 印刷装置
16 ケース
18 画像取込み面
20 カバー
22 デジタルカメラ
24 デジタルカメラ
26 デジタルカメラ
28 照明装置
30 照明装置
32 照明装置
34 照明装置
36 スキャンセンサ
Claims (9)
- ケースの上面に透明板よりなる画像取込み面を有し、
前記ケース内部の底面に、レンズを含む光学装置を有した二次元画像センサを配し、
前記ケースの内部に照明装置を配し、
画像として取込みたい部分を下にした被写体を前記画像取込み面上に配し、
前記被写体へ下方から前記照明装置によって光をあてて、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込み、
前記ケースの上方に、前記画像取込み面及び前記被写体を覆う板状のカバーを設け、前記カバーの下面に、前記光学装置のレンズキャリブレーションの補正を行うための発光体を設けたことを特徴とする画像取込み装置。 - 前記ケース内部に一次元画像センサを前記画像取込み面に沿って移動可能に配し、
画像として取込みたい部分を下にした被写体を前記画像取込み面上に配し、前記被写体へ下方から前記照明装置によって光をあてて、前記一次元画像センサを移動させることによって前記被写体のスキャン画像を取込み、
また、前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取込み、前記スキャン画像と前記瞬時画像を合成して前記被写体の画像を取得することを特徴とする請求項1記載の画像取込み装置。 - 前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込む場合に、前記光学装置の撮影条件、または、前記照明装置の光量等の照明条件を変化させて、前記二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な一枚を選択することによって、ダイナミックレンジの広い瞬時画像を取得することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置。
- 前記照明装置は、複数のライトが異なる位置に配された構成よりなり、
前記二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像を取り込む場合に、前記複数のライトの点消灯状態または光量を変化させて、前記二次元画像センサによって複数の瞬時画像を取込み、これら複数の瞬時画像を合成するか、または、最適な一枚を選択することによって、前記ライトからの反射が少ない瞬時画像、または、陰の少ない瞬時画像を取得することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置。 - 前記二次元画像センサは、前記ケース内部に複数配され、
前記複数の二次元画像センサによって前記被写体の瞬時画像をそれぞれ取込み、
これら複数の瞬時画像に基づいて画像補正情報を算出し、
この算出した画像補正情報に基づいて前記スキャン画像を補正することを特徴とする請求項2記載の画像取込み装置。 - 前記二次元画像センサは、カラーセンサであり、
画像の色データとグレイレベルデータの対応関係データを記録したテーブルを有し、
前記二次元画像センサによって前記被写体のカラーの瞬時画像を取込み、
前記瞬時画像の色データを前記テーブルに記録された対応関係データに基づいてグレイレベルデータに変換することにより、前記カラーの瞬時画像からグレイレベルの瞬時画像を作成することを特徴とする請求項1または2記載の画像取込み装置。 - 前記二次元画像センサにより取得した瞬時画像、または、前記一次元画像センサで取得したスキャン画像を画像表示装置に表示する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像取込み装置。 - 画像取込み前の瞬時画像、または、スキャン画像と、画像取込み後の瞬時画像、または、スキャン画像との差分処理を行うことにより、前記画像取り込み面、または、前記カバーの汚れを検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像取込み装置。
- 前記ケースの画像取り込み面を下にして被写体に当て、前記瞬時画像、または、前記スキャン画像を取り込むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像取込み装置。
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