JP4489563B2 - 競技用計時システムおよび、時刻同期方法 - Google Patents

競技用計時システムおよび、時刻同期方法 Download PDF

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Description

この発明は、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することのできる競技用計時システムおよび、時刻同期方法に関する。
近年、マラソン競技や駅伝競技等において、競技者や観戦者にランニングタイム(競技開始からの経過時間)を報知するために、時刻表示装置が用いられている。この時刻表示装置は、例えば、スタート地点、チェックポイント、中継地点等の各計時地点、及び、ゴール地点(スタート地点とゴール地点とが異なる場合)等にそれぞれ設置され、ランニングタイムを計時する。
このような時刻表示装置は、例えば、従来からある電波信号による時刻調整手段を利用することも可能となっている。そして、予め定められた競技の開始時刻(スタート予定時刻)に計時を開始することで、それぞれが同一時刻(同時進行するランニングタイム)を計時するようにしている。
それでも、実際には、種々の要因により競技開始が予定時刻よりも数秒から数分程度遅れる場合も多く、この場合に、計時地点等で表示されるランニングタイムが適切でないことになる。
そのため、各時刻表示装置において同時刻を計時させる種々の工夫がなされてきた。最近では、GPS(Global Positioning System)機器から得られる標準時刻に基づいて各時刻表示装置を調整し、その上で、競技が開始されたスタート時刻を入力することにより、各時刻表示装置に同時刻を計時させる技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−160466号公報 (第3−4頁、第2図)
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、スタート地点の競技役員等が計時地点やゴール地点の競技役員等に、スタート時刻を口頭により伝達し、各時刻表示装置にスタート時刻を入力させるものである。このため、極めて煩雑であるだけでなく、誤ってスタート時刻が伝達されたり、入力を誤る場合も起こり得る。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することのできる競技用計時システムおよび、時刻同期方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る競技用計時システムは、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
前記第1のタイマ機器は、
所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信手段と、
競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得手段と、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定手段と、
前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
前記第2のタイマ機器は、
前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
ことを特徴とする。
この発明によれば、第1のタイマ機器において、標準時刻受信手段は、例えば、GPS受信機器や長波受信機器等からなり、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する。また、予定時刻取得手段は、競技のスタート予定時刻を取得する。供給手段は、第2のタイマ機器との接続時に、標準時刻及びスタート予定時刻を、第2のタイマ機器に供給する。計時手段は、標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。制御手段は、例えば、スタートピストル等から供給されるスタート信号を受信すると、計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定手段は、スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を特定する。そして、時差情報送信手段は、時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、第2のタイマ機器において、取得手段は、第1のタイマ機器との接続時に第1のタイマ機器から供給される標準時刻及び前記スタート予定時刻を取得する。また、計時手段は、取得手段によって取得した標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信手段は、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正手段は、時差情報受信手段によって受信した時差情報に基づいて、自己の計時手段が計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る競技用計時システムは、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
前記第1のタイマ機器は、
競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得するカウント値取得手段と、
前記カウント値取得手段によって取得した前記カウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記計時手段が計時している時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、前記計時手段が計時していた時刻を時差として特定する時差特定手段と、
前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
前記第2のタイマ機器は、
前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記時刻を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
ことを特徴とする。
この発明によれば、第1のタイマ機器において、カウント値取得手段は、競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得する。また、計時手段は、カウント値取得手段によって取得したカウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。供給手段は、第2のタイマ機器との接続時に、計時手段が計時している時刻を、第2のタイマ機器に供給する。制御手段は、例えば、スタートピストル等から供給されるスタート信号を受信すると、計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定手段は、スタート信号を受信したタイミングにおいて、計時手段が計時していた時刻を時差として特定する。そして、時差情報送信手段は、時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、第2のタイマ機器において、取得手段は、第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される時刻を取得する。また、計時手段は、取得手段によって取得した時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信手段は、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正手段は、時差情報受信手段によって受信した時差情報に基づいて、自己の計時手段が計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る競技用計時システムは、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
前記第1のタイマ機器は、
所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信手段と、
競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得手段と、
前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記計時手段が計時している前記カウントダウン時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定手段と、
前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
前記第2のタイマ機器は、
前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記カウントダウン時刻を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記カウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
ことを特徴とする。
この発明によれば、第1のタイマ機器において、標準時刻受信手段は、例えば、GPS受信機器や長波受信機器等からなり、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する。また、予定時刻取得手段は、競技のスタート予定時刻を取得する。計時手段は、標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。供給手段は、第2のタイマ機器との接続時に、計時手段が計時しているカウントダウン時刻を、第2のタイマ機器に供給する。制御手段は、例えば、スタートピストル等から供給されるスタート信号を受信すると、計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定手段は、スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を特定する。そして、時差情報送信手段は、時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、第2のタイマ機器において、取得手段は、第1のタイマ機器との接続時に第1のタイマ機器から供給されるカウントダウン時刻を取得する。また、計時手段は、取得手段によって取得したカウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信手段は、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正手段は、時差情報受信手段によって受信した時差情報に基づいて、自己の計時手段が計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
前記第1のタイマ機器の前記時差情報送信手段は、前記時差情報を所定の無線通信網を介して、前記第2のタイマ機器に向けて送信し、
前記第2のタイマ機器の前記時差情報受信手段は、前記第1のタイマ機器から送られる前記時差情報を所定の無線通信網を介して受信してもよい。
上記競技用計時システムは、前記第1のタイマ機器の近傍から前記第2のタイマ機器の近傍に搬送される搬送機器を更に含み、
前記搬送機器は、
前記第1のタイマ機器の近傍に位置する際に、前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する受信手段と、
受信した前記時差情報を記憶する記憶手段と、
前記第2のタイマ機器の近傍に位置する際に、記憶された前記時差情報を、前記第2のタイマに向けて送信する送信手段と、を備え、
前記第1のタイマ機器の前記時差情報送信手段は、近傍に位置する前記搬送機器に向けて、前記時差情報を送信し、
前記第2のタイマ機器の前記時差情報受信手段は、近傍に位置する前記搬送機器から送られる前記時差情報を受信してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る時刻同期方法は、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
前記第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信ステップと、
競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得ステップと、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定ステップと、
前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにて取得した前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
を備えることを特徴とする。
この発明によれば、標準時刻受信ステップは、第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する。また、予定時刻取得ステップは、競技のスタート予定時刻を取得する。供給ステップは、第2のタイマ機器との接続時に、標準時刻及びスタート予定時刻を、第2のタイマ機器に供給する。第1の計時ステップは、標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。制御ステップは、供給されるスタート信号を受信すると、第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定ステップは、スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を特定する。そして、時差情報送信ステップは、時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、取得ステップは、第2のタイマ機器において、第1のタイマ機器との接続時に、第1のタイマ機器から供給される標準時刻及びスタート予定時刻を取得する。また、第2の計時ステップは、取得ステップにて取得した標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信ステップは、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正ステップは、受信された時差情報に基づいて、第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る時刻同期方法は、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
前記第1のタイマ機器において、競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得するカウント値取得ステップと、
前記カウント値取得ステップにて取得した前記カウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記第1の計時ステップにて計時している時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、前記第1の計時ステップにて計時していた時刻を時差として特定する時差特定ステップと、
前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に、前記第1のタイマ機器から供給される前記時刻を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにて取得した前記時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
を備えることを特徴とする。
この発明によれば、カウント値取得ステップは、第1のタイマ機器において、競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得する。また、第1の計時ステップは、取得したカウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。供給ステップは、第2のタイマ機器との接続時に、第1の計時ステップにて計時している時刻を、第2のタイマ機器に供給する。制御ステップは、供給されるスタート信号を受信すると、第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定ステップは、スタート信号を受信したタイミングにおいて、第1の計時ステップにて計時していた時刻を時差として特定する。そして、時差情報送信ステップは、時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、取得ステップは、第2のタイマ機器において、第1のタイマ機器との接続時に、第1のタイマ機器から供給される前記時刻を取得する。また、第2の計時ステップは、取得ステップにて取得した時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信ステップは、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正ステップは、時差情報受信ステップにて受信した時差情報に基づいて、第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る時刻同期方法は、
第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
前記第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信ステップと、
競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得ステップと、
前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
前記第2のタイマ機器との接続時に、前記第1の計時ステップにて計時されている前記カウントダウン時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定ステップと、
前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記カウントダウン時刻を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにて取得した前記カウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
を備えることを特徴とする。
この発明によれば、標準時刻受信ステップは、第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する。また、予定時刻取得ステップは、競技のスタート予定時刻を取得する。第1の計時ステップは、標準時刻に同期し、スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する。供給ステップは、第2のタイマ機器との接続時に、第1の計時ステップにて計時されているカウントダウン時刻を、第2のタイマ機器に供給する。制御ステップは、供給されるスタート信号を受信すると、第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる。時差特定ステップは、スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を特定する。そして、時差情報送信ステップは、時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、第2のタイマ機器に向けて送信する。
一方、取得ステップは、第2のタイマ機器において、第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給されるカウントダウン時刻を取得する。また、第2の計時ステップは、取得ステップにて取得したカウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する。時差情報受信ステップは、第1のタイマ機器から送信される時差情報を受信する。そして、補正ステップは、時差情報受信ステップにて受信した時差情報に基づいて、第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
本発明によれば、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
本発明の実施の形態にかかる競技用計時システムについて、以下図面を参照して説明する。なお、一例として、競技用計時システムがマラソン競技に適用された場合について説明する。
(実施形態1)
図1は、この発明の第1の実施形態に適用される競技用計時システム1の構成の一例を示す模式図である。なお、以下ではスタート地点とゴール地点とが異なる地点に設定されている場合を一例として説明する。
スタート地点と、複数の計時地点(中継地点等)と、ゴール地点とがそれぞれ遠距離を隔てて設定されており、図示するように、競技用計時システム1は、各地点にそれぞれ配置された、タイマコンソール11と、標準時刻受信機12a,12bと、無線通信端末13と、時刻表示装置14と、を含んで構成される。より詳細に説明すると、スタート地点には、第1のタイマ機器としてのタイマコンソール11、標準時刻受信手段としての標準時刻受信機12a,12b、時差情報送信手段としての無線通信端末13等が配置され、また、各計時地点及びゴール地点には、第2のタイマ機器としてのタイマコンソール11、標準時刻受信手段としての標準時刻受信機12a,12b、時差情報受信手段としての無線通信端末13等が配置されている。
なお、スタート地点のタイマコンソール11には、スタートピストルSPが接続されており、また、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11には、グリップスイッチGSが接続されている。
スタートピストルSPは、スタータの操作に応答して、スタート信号をタイマコンソール11(スタート地点)に供給する。また、グリップスイッチGSは、審判員等の操作に応答して、グリップ信号をタイマコンソール11(各計時地点及びゴール地点)に供給する。
タイマコンソール11は、図示するように、制御手段、時差特定手段、及び、補正手段としての制御部11aと、記憶部11bと、表示器11cと、予定時刻取得手段としてのテンキー11dと、計時手段としてのタイマ11eと、プリンタ11fと、供給手段及び取得手段としてのインタフェース11gと、を含んで構成される。
制御部11aは、CPU(Central Processing Unit)等からなり、タイマコンソール11全体を制御する。
記憶部11bは、RAM(Random Access Memory)等からなり、後述するスタート予定時刻や、差分情報(スタート予定時刻と実際のスタート時刻との時差)等を記憶する。
表示器11cは、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、オペレーションガイダンスや操作内容を表示したり、タイマ11eが計時する時刻(後述するカウントダウン時刻やカウントアップ時刻)等を表示する。
テンキー11dは、作業者等の操作に従って、競技のスタート予定時刻等の情報を入力する。
タイマ11eは、標準時刻受信機12a,12bが受信した標準時刻に同期し、予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、スタート予定時刻からのカウントアップ時刻等を計時する。つまり、標準時刻を基準として、スタート予定時刻までの残り時間を減算カウントする。そして、ゼロまでカウントすると(カウントダウンが終了すると)、今度は、その時点(スタート予定時刻)からの経過時間を加算カウントする。
なお、タイマ11eは、安定水晶発振器を備えており、標準時刻に同期した後に、安定した時刻の計時を維持することが可能となっている。
プリンタ11fは、スタート信号入力時刻(実際のスタート時刻)や、グリップ信号入力時刻(グリップ時刻)等を所定の用紙に印刷する。
インタフェース11gは、他のタイマコンソール11とケーブル接続した場合に、時刻同期信号等を送受信する。
このような構成のタイマコンソール11は、競技開始の所定時間前までに、タイマ11eが標準時刻に同期し、そして、テンキー11dからスタート予定時刻が入力されると、その予定時刻までのカウントダウン時刻の計時を開始する。やがて、カウントダウン時刻が0となり、スタート予定時刻までの計時を終えると、タイマコンソール11は、自動的にその時点からの(0からの)カウントアップ時刻の計時に切り換える。
つまり、図2(a)に示すように、タイマコンソール11は、スタート予定時刻まではダウンカウント(減算カウント)による計時を行い、スタート予定時刻が経過した後は、アップカウント(加算カウント)による計時を行う。
なお、スタート地点のタイマコンソール11は、スタートピストルSPからスタート信号が入力されると、計時している時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を0にクリアし、0からのカウントアップ時刻の計時を開始する。同時に、タイマコンソール11は、クリア直前に計時していた時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との差分(時差)として特定し、この差分を示す差分情報を記憶部11bに記憶する。
一例として、カウントダウン時刻の30秒を計時していた場合、差分をプラス30秒として特定する。また、カウントアップ時刻の20秒を計時していた場合、差分をマイナス20秒として特定する。
例えば、図2(b)に示すように、スタート予定時刻が経過して、アップカウントによる計時を行っている途中で、スタート信号が入力された場合に、タイマコンソール11は、時刻を0にクリアし、この時点からのカウントアップ時刻の計時を行う。そして、タイマコンソール11は、差分α(差分情報)を記憶部11bに記憶する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、このようにして得た差分情報(差分α)を、無線通信端末13から他のタイマコンソール11に向けて送信する。
一方、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点の無線通信端末13から送られた差分情報を無線通信端末13にて受信すると、その差分情報を無線通信端末13から取得して記憶部11bに記憶する。
そして、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、この差分情報に基づいて、自己のタイマ11eが計時している時刻を補正する。
例えば、図2(c)に示すように、スタート予定時刻が経過して、アップカウントによる計時を行っている途中で、差分情報(差分α)を得た場合に、タイマコンソール11は、差分αにより時刻を補正し、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
このような差分情報を用いた補正により、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点のタイマコンソール11と同期したカウントアップ時刻を計時することになる。
また、タイマコンソール11は、このようにしてタイマ11eが計時する時刻からタイム情報を生成し、時刻表示装置14に供給する。なお、タイマコンソール11は、カウントダウン時刻の計時中に、残り時刻が所定の値となった後は、一旦、時刻表示装置14へのタイム情報の供給を停止する。
例えば、スタート地点のタイマコンソール11は、図2(b)に示すように、カウントダウン時刻が残り5分丁度(0:05:00)を計時すると、スタート信号が入力されるまで、時刻表示装置14へのタイム情報の供給を停止する。そして、スタート信号が入力されると、0(0:00:00)から計時するカウントアップ時刻のタイム情報を順次時刻表示装置14に供給する。
一方、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、図2(c)に示すように、カウントダウン時刻が残り5分丁度を計時すると、スタート予定時刻になるまで、時刻表示装置14へのタイム情報の供給を停止する。そして、スタート予定時刻になると、0から計時するカウントアップ時刻のタイム情報を順次時刻表示装置14に供給する。
その後、タイマ11eの時刻が補正された場合は、補正後のカウントアップ時刻のタイム情報が順次時刻表示装置14に供給される。
なお、スタート予定時刻の経過前(カウントダウン時刻の計時中)に、タイマ11eの時刻が補正された場合は、直ちに、補正後のカウントアップ時刻のタイム情報が時刻表示装置14に供給されるようにしてもよい。
また、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、グリップスイッチGPからグリップ信号が入力されると、その時刻をグリップ時刻(時刻情報)として取得すると共に、所定時間だけ時刻表示装置14に供給してグリップ時刻を表示させる。
また、タイマコンソール11は、取得したグリップ時刻を外部機器(データサーバ等)に出力するようにしてもよい。
標準時刻受信機12aは、GPS(Global Positioning System)受信機等からなり、GPS衛星から送信される標準時刻(GPS時刻)を受信する。
また、標準時刻受信機12bは、長波受信機等からなり、長波による標準電波として送信される標準時刻を受信する。
そして、標準時刻受信機12(12a,12b)は、受信した標準時刻をタイマコンソール11に供給する。例えば、何れかの標準時刻受信機12が先に受信した標準時刻をタイマコンソール11に供給する。
なお、標準時刻受信機12は、このようなGPS受信機や長波受信機に限られず、他に、電話回線を利用した時刻供給システムから標準時刻を受信する電話機等を更に含めてもよい。
無線通信端末13は、公衆回線(移動体通信網等)を介して他の無線通信端末13との間でデータ通信が可能な携帯電話等からなる。
そして、スタート地点の無線通信端末13は、タイマコンソール11から供給された差分情報を含む通信データを、各計時地点及びゴール地点の無線通信端末13に送信する。この際、スタート地点の無線通信端末13は、他の無線通信端末13との間で、1対1にて順次差分情報を送信してもよく、また、同報通信等により、1対多にて一斉に差分情報を送信してもよい。
一方、各計時地点及びゴール地点の無線通信端末13は、スタート地点の無線通信端末13から送られた差分情報を受信し、受信した差分情報をタイマコンソール11に供給する。
時刻表示装置14は、電光掲示板等からなり、タイマコンソール11から順次供給されるタイム情報に従って、カウントダウン時刻やカウントアップ時刻を表示する。
例えば、スタート地点の時刻表示装置14は、上述の図2(b)に示すように、カウントダウン時刻が残り5分丁度(0:05:00)になるまで表示し、その後、一旦時刻表示を停止する。そして、タイマコンソール11にスタート信号が入力されると、0(0:00:00)からのカウントアップ時刻を表示する。
一方、各計時地点及びゴール地点の時刻表示装置14は、上述の図2(c)に示すように、カウントダウン時刻が残り5分丁度になるまで表示し、その後、一旦時刻表示を停止する。そして、タイマコンソール11でのカウントダウンが終了し、スタート予定時刻になると、0からのカウントアップ時刻を表示する。そして、タイマ11eの時刻が補正された場合に、補正後のカウントアップ時刻を表示する。
また、各計時地点及びゴール地点の時刻表示装置14は、先頭走者(先頭の競技者)が通過した際に、カウントアップ時刻に代えて、ビハインドリーダ等の時刻情報を表示してもよい。なお、ビハインドリーダは、先頭走者との時刻差を示す情報である。
例えば、時刻表示装置14は、競技者が誰も通過していない状態で、カウントアップ時刻を順次表示し、先頭の競技者が通過すると、カウントアップ時刻からビハインドリーダに切り替え、以降、ビハインドリーダを順次表示するようにしてもよい。
以下、上述した構成の競技用計時システム1の動作について、図3を参照して説明する。図3は、スタート地点のタイマコンソール11が実行する差分情報送信処理と、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11が実行する差分情報受信処理とを説明するためのフローチャートである。なお、これらの処理は、例えば、競技開始の所定時間前に作業者等によるテンキー11dの操作に応答してそれぞれ開始される。
まず、各地点のタイマコンソール11は、標準時刻受信機12を制御して標準時刻を受信する(ステップS11,S21)。つまり、標準時刻受信機12aがGPS衛星から送信される標準時刻を受信したり、標準時刻受信機12bが標準電波として送信される標準時刻を受信すると、受信した標準時刻(例えば、何れか一方の標準時刻)をタイマコンソール11に供給する。
以降、各地点のタイマコンソール11は、タイマ11eに同じ標準時刻がセットされ、それぞれ同期した時刻を計時可能となる。
各地点のタイマコンソール11は、スタート予定時刻を取得し、その予定時刻までのカウントダウン時刻の計時を開始する(ステップS12,S22)。つまり、テンキー11dからスタート予定時刻が入力されると、タイマ11eは、標準時刻を基準として、スタート予定時刻までの残り時間を減算カウントする。
なお、タイマコンソール11は、タイマ11eが計時するカウントダウン時刻からタイム情報を生成し、時刻表示装置14に供給する。それでも、カウントダウン時刻が、例えば、残り5分丁度を計時すると、一旦、時刻表示装置14へのタイム情報の供給を停止する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、スタート信号が入力されたか否かを判別する(ステップS13)。つまり、実際に競技が開始され、スタートピストルSPから供給されるスタート信号を受信したか否かを判別する。
スタート地点のタイマコンソール11は、スタート信号を受信していないと判別している間に、カウントダウンが終了すると、カウントアップ時刻の計時に切り換える(ステップS14)。つまり、タイマ11eでのカウントダウン時刻が0となり、スタート予定時刻までの計時を終えると、タイマコンソール11は、その時点からの(0からの)カウントアップ時刻の計時に切り換える。
一方、スタート信号を受信したと判別すると、スタート地点のタイマコンソール11は、計時時刻を0にクリアし、差分情報を取得する(ステップS15)。つまり、タイマコンソール11は、スタートピストルSPからスタート信号が入力されると、計時している時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を0にクリアし、0からのカウントアップ時刻の計時を開始する。同時に、タイマコンソール11は、クリア直前に計時していた時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との差分(時差)として特定し、この差分を示す差分情報を記憶部11bに記憶する。
その際、タイマコンソール11は、停止していた時刻表示装置14へのタイム情報の供給も再開する。つまり、実際の競技スタートに応答して、0から計時するカウントアップ時刻のタイム情報を順次時刻表示装置14に供給する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、他のタイマコンソール11に向けて差分情報を送信する(ステップS16)。つまり、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を示す差分情報を、無線通信端末13から他のタイマコンソール11に向けて送信する。
これに対して、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、差分情報を受信したか否かを判別する(ステップS23)。つまり、実際に競技が開始され、スタート地点のタイマコンソール11から送られる差分情報を受信したか否かを判別する。
各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、差分情報を受信していないと判別している間に、カウントダウンが終了すると、カウントアップ時刻の計時に切り換える(ステップS24)。つまり、同様にタイマ11eでのカウントダウン時刻が0となると、タイマコンソール11は、その時点からのカウントアップ時刻の計時に切り換える。
なお、タイマコンソール11は、停止していた時刻表示装置14へのタイム情報の供給も再開する。つまり、スタート予定時刻の経過に応答して、0から計時するカウントアップ時刻のタイム情報を順次時刻表示装置14に供給する。
一方、差分情報を受信したと判別すると、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、差分情報を使用して、計時している時刻を補正する(ステップS25)。つまり、タイマコンソール11は、差分情報により時刻を補正し、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
なお、タイマコンソール11は、補正後のカウントアップ時刻のタイム情報を時刻表示装置14に供給し、スタート地点の時刻表示装置14と同じ時刻を表示させる。
このような差分情報送信処理及び差分情報受信処理により、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11では、差分情報を用いた補正が行われ、スタート地点のタイマコンソール11と同期したカウントアップ時刻が計時されることになる。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記の第1の実施の形態では、全てのタイマコンソール11が、それぞれ標準時刻受信機12(12a,12b)と接続され、各地点にて、標準時刻を個々に受信する場合について説明したが、競技開始前に各タイマコンソール11を1箇所に集めて、その場所で標準時刻を受信するようにしてもよい。
例えば、タイマコンソール11が配置された何れかの地点では、GPS衛星から送信される標準時刻や標準電波として送信される標準時刻を受信できない場合もある。このような場合に、各タイマコンソール11を事前に、標準時刻が受信可能な何れかの1地点(若しくは、標準時刻が受信可能な任意の場所)に集めて、全てのタイマコンソール11に標準時刻をセットできるようにしてもよい。
(実施形態2)
図4は、この発明の第2の実施形態に適用される競技用計時システム2の構成の一例を示す模式図である。なお、以下でもスタート地点とゴール地点とが異なる地点に設定されている場合を一例として説明する。
また、少なくともスタート地点では、GPS衛星から送信される標準時刻や標準電波として送信される標準時刻を受信可能な状況となっているものとする。
図示するように、競技用計時システム2は、スタート地点に配置された、タイマコンソール11、標準時刻受信機12a,12b、無線通信端末13、時刻表示装置14と、各計時地点及びゴール地点に配置された、タイマコンソール11、無線通信端末13、時刻表示装置14と、を含んで構成される。
つまり、上述した図1の競技用計時システム1と異なり、各計時地点及びゴール地点に配置されたタイマコンソール11には、標準時刻受信機12a,12bが接続されていない。
なお、競技用計時システム2におけるタイマコンソール11〜時刻表示装置14は、上述した第1の実施形態の構成と同様である。
ところで、図4は、タイマコンソール11が各地点に配置されており、競技における計時の準備が整った状態を示している。競技用計時システム2は、これより前に(競技の開始が予定されている所定時間前に)、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11がスタート地点に集められ、図5(a)に示すように、スタート地点に配置されるタイマコンソール11とケーブル接続される。この際、各コンソール11は、上述したように、インタフェース11gにより、情報の送受信が可能となる。
そして、スタート地点に配置されるタイマコンソール11が、上記の第1の実施形態と同様に、標準時刻受信機12から標準時刻を受信すると、タイマ11eに標準時刻がセットされる。
その後、例えば、スタート地点に配置されるタイマコンソール11のテンキー11dから所定の指示情報が入力されると、各インタフェース11g間にて、時刻同期信号等が送受信され、他のタイマコンソール11(タイマ11e)にも標準時刻がセットされる。
なお、スタート地点に配置されるタイマコンソール11にスタート予定時刻が入力済みの場合(記憶部11bにスタート予定時刻が既に格納されている場合)には、時刻同期信号の送受信により、他のタイマコンソール11の記憶部11bに、同じスタート予定時刻が格納されるようにしてもよい。
こうして、事前に各タイマコンソール11(タイマ11e)が標準時刻と同期した後に、各計時地点及びゴール地点にタイマコンソール11が配置されると、上記の競技用計時システム1と同様に、各タイマコンソール11が動作することになる。
つまり、図5(b)に示すように、各コンソール11は、スタート予定時刻まではダウンカウントによる計時を行い、スタート予定時刻が経過した後は、アップカウントによる計時を行う。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、スタート信号が入力されると、計時している時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を0にクリアし、0からのカウントアップ時刻の計時を開始する。同時に、タイマコンソール11は、クリア直前に計時していた時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との差分(時差)として特定し、この差分を示す差分情報を記憶部11bに記憶する。
例えば、図5(c)に示すように、スタート予定時刻の経過前に、ダウンカウントによる計時を行っている途中で、スタート信号が入力された場合に、タイマコンソール11は、時刻を0にクリアし、この時点からのカウントアップ時刻の計時を行う。そして、タイマコンソール11は、差分β(差分情報)を記憶部11bに記憶する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、このようにして得た差分情報(差分β)を、無線通信端末13から他のタイマコンソール11に向けて送信する。
一方、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点の無線通信端末13から送られた差分情報を無線通信端末13にて受信すると、その差分情報を無線通信端末13から取得して記憶部11bに記憶する。
そして、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、この差分情報に基づいて、自己のタイマ11eが計時している時刻を補正する。
例えば、図5(d)に示すように、スタート予定時刻の経過前に、ダウンカウントによる計時を行っている途中で、差分情報(差分β)を得た場合に、タイマコンソール11は、この差分βにより時刻を補正し、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
このような差分情報を用いた補正により、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点のタイマコンソール11と同期したカウントアップ時刻を計時することになる。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記の第2の実施の形態では、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11がスタート地点に集められ、スタート地点のタイマコンソール11とケーブル接続された際に、スタート地点のタイマコンソール11から他のタイマコンソール11に向けて、標準時刻(若しくは、標準時刻及びスタート予定時刻)が送られる場合について説明した。
しかしながら、スタート地点のタイマコンソール11がカウントダウン時刻の計時を開始している場合には、他のタイマコンソール11にこのカウントダウン時刻を送信するようにしてもよい。
すなわち、スタート地点のタイマコンソール11にスタート予定時刻が入力されると、上述したように、タイマ11eは、カウントダウン時刻の計時を開始する。そして、スタート地点のタイマコンソール11に他のタイマコンソール11が接続された状態で、スタート地点のタイマコンソール11のテンキー11dから所定の指示情報が入力されると、各インタフェース11g間にて、時刻同期信号等が送受信され、他のタイマコンソール11(タイマ11e)にもカウントダウン時刻がセットされる。
これにより、他のタイマコンソール11のタイマ11eにおいても、スタート地点のタイマコンソール11のタイマ11eと同期したカウントダウン時刻の計時が開始される。
その後、各計時地点及びゴール地点にタイマコンソール11が配置されると、各タイマコンソール11は、上述した図5(d)と同様に動作することになる。
この場合も、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記の第1及び、第2の実施の形態では、各タイマコンソール11が標準時刻等に同期して、時刻を計時する場合について説明したが、このような標準時刻を用いずに、1つのタイマコンソール11が計時するカウント値に他のタイマコンソール11を同期させるようにしてもよい。
(実施形態3)
図6は、この発明の第3の実施形態に適用される競技用計時システム3の構成の一例を示す模式図である。なお、以下でもスタート地点とゴール地点とが異なる地点に設定されている場合を一例として説明する。
図示するように、競技用計時システム3は、各地点にそれぞれ配置された、タイマコンソール11と、無線通信端末13と、時刻表示装置14と、を含んで構成される。
つまり、上述した図1の競技用計時システム1と異なり、標準時刻受信機12a,12bが構成に含まれていない。
なお、競技用計時システム3におけるタイマコンソール11、無線通信端末13、時刻表示装置14は、上述した第1の実施形態の構成と同様である。
ところで、図6は、タイマコンソール11が各地点に配置されており、競技における計時の準備が整った状態を示している。競技用計時システム3は、これより前に(競技の開始が予定されている所定時間前に)、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11がスタート地点に集められ、図7(a)に示すように、スタート地点に配置されるタイマコンソール11とケーブル接続される。この際、各コンソール11は、インタフェース11gにより、情報の送受信が可能となる。
そして、スタート地点に配置されるタイマコンソール11のテンキー11dから競技のスタートが予定される残りのカウント値が入力されると、タイマ11eは、このカウント値を起点としてカウントダウン時刻の計時を開始する。
その後、例えば、スタート地点に配置されるタイマコンソール11にグリップスイッチGSが接続され、このグリップスイッチGSが押下されると、各インタフェース11g間にて、時刻同期信号等が送受信される。これにより、他のタイマコンソール11(タイマ11e)にカウント値がセットされ、そして、同一のカウントダウン時刻の計時を開始する。
こうして、事前に各タイマコンソール11(タイマ11e)が、同一のカウントダウン時刻の計時を開始した後に、各計時地点及びゴール地点にタイマコンソール11が配置されると、上記の競技用計時システム1と同様に、各タイマコンソール11が動作することになる。
つまり、図7(b)に示すように、各コンソール11は、カウントダウンが終了するまでは、カウントダウン時刻の計時を行い、カウント値が0となると、その値からの(0からの)カウントアップ時刻の計時を行う。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、スタート信号が入力されると、計時している時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を0にクリアし、0からのカウントアップ時刻の計時を開始する。同時に、タイマコンソール11は、クリア直前に計時していた時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との差分(時差)として特定し、この差分を示す差分情報を記憶部11bに記憶する。
例えば、図7(c)に示すように、カウントアップ時刻を計時している途中で、スタート信号が入力された場合に、タイマコンソール11は、時刻を0にクリアし、この時点からのカウントアップ時刻の計時を行う。そして、タイマコンソール11は、差分γ(差分情報)を記憶部11bに記憶する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、このようにして得た差分情報(差分γ)を、無線通信端末13から他のタイマコンソール11に向けて送信する。
一方、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点の無線通信端末13から送られた差分情報を無線通信端末13にて受信すると、その差分情報を無線通信端末13から取得して記憶部11bに記憶する。
そして、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、この差分情報に基づいて、自己のタイマ11eが計時している時刻を補正する。
例えば、図7(d)に示すように、カウントアップ時刻を計時している途中で、、差分情報(差分γ)を得た場合に、タイマコンソール11は、この差分γにより時刻を補正し、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
このような差分情報を用いた補正により、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11は、スタート地点のタイマコンソール11と同期したカウントアップ時刻を計時することになる。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記の第1〜第3の実施形態では、公衆回線(移動体通信網等)を介した無線通信端末13同士のデータ通信によって、差分情報を送受信する場合について説明したが、公衆回線を使用せずに、搬送可能な電子機器を通じて、差分情報を各計時地点やゴール地点のタイマコンソール11に送信するようにしてもよい。
(実施形態4)
図8は、この発明の第4の実施形態に適用される競技用計時システム4の構成の一例を示す模式図である。なお、以下でもスタート地点とゴール地点とが異なる地点に設定されている場合を一例として説明する。
図示するように、競技用計時システム4は、各地点にそれぞれ配置された、タイマコンソール11と、標準時刻受信機12a,12bと、近距離通信機41と、時刻表示装置14と、スタート地点(近傍)から各計時地点を経由してゴール地点(近傍)まで搬送される電子機器42と、を含んで構成される。
なお、タイマコンソール11、標準時刻受信機12a,12b、及び、時刻表示装置14は、上述した第1の実施形態の構成と同様である。
近距離通信機41は、例えば、特定小電力無線、微弱無線、無線LAN(IEEE802.11x等)、及び、Blue tooth(ブルートゥース)といった比較的近距離の無線通信を行う通信機であり、近傍に位置する電子機器42との間でデータ通信を行う。
具体的に、スタート地点の近距離通信機41は、タイマコンソール11に制御され、近傍に位置する電子機器42に差分情報を含む通信データを送信する。また、各計時地点及びゴール地点の近距離通信機41は、近傍に搬送された電子機器42から送られる差分情報を受信する。
電子機器42は、PDAや小型のノートパソコン等からなり、受信手段及び送信手段としての近距離通信部42aと、記憶手段としての記憶部42bとを含んで構成される。
近距離通信部42aは、近距離通信機41と同様に比較的近距離の無線通信を行う。具体的に、電子機器42がスタート地点の近傍に位置する際に、近距離通信部42aは、スタート地点の近距離通信機41から送信される差分情報を受信する。また、電子機器42が各計時地点やゴール地点の近傍に位置する際に、各計時地点やゴール地点の近距離通信機41に差分情報を送信する。
記憶部42bは、近距離通信部42aがスタート地点の近距離通信機41から受信した差分情報を記憶する。
以下、上述した構成の競技用計時システム4の動作について、図9を参照して説明する。なお、電子機器42は、競技の開始時にスタート地点(近傍)に位置し、競技を開始した競技者と共に搬送され(例えば、先頭グループ等の前方を走行する車両等により搬送され)、各計時地点(近傍)を経由して、ゴール地点(近傍)に搬送されるものとする。
まず、競技開始前には、電子機器42は、スタート地点(近傍)に位置している。そして、各地点のタイマコンソール11は、標準時刻受信機12(12a,12b)が受信した標準時刻をタイマ11eにセットし、テンキー11dからスタート予定時刻が入力されると、標準時刻を基準として、カウントダウン時刻の計時を開始する。その後、各地点のタイマコンソール11は、カウントダウンが終了すると、その時点からの(0からの)カウントアップ時刻の計時に切り換える。
スタート地点のタイマコンソール11は、スタータピストルSPからスタート信号が入力されると、計時時刻を0にクリアし、差分情報を取得する。つまり、タイマコンソール11は、計時している時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を0にクリアし、0からのカウントアップ時刻の計時を開始する。同時に、タイマコンソール11は、クリア直前に計時していた時刻(カウントダウン時刻、若しくは、カウントアップ時刻)を、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との差分(時差)として特定し、この差分を示す差分情報を記憶部11bに記憶する。
そして、スタート地点のタイマコンソール11は、近距離通信機41を制御して近傍に位置する電子機器42に向けて差分情報を送信する。つまり、実際のスタート時刻とスタート予定時刻との時差を示す差分情報を、近傍の電子機器42に向けて送信する。
一方、電子機器42は、送信された差分情報を近距離通信部42aにて受信すると、受信した差分情報を記憶部42bに記憶する。
次に、電子機器42が計時地点に搬送されると、電子機器42は、記憶部42bに記憶している差分情報を、近距離通信部42aから計時地点の近距離通信機41に送信する。
一方、計時地点の近距離通信機41が、電子機器42から送られた差分情報を受信すると、計時地点のタイマコンソール11は、近距離通信機41が受信した差分情報を記憶部11bに記憶する。そして、タイマコンソール11は、この差分情報を使用して、計時している時刻を補正する。つまり、タイマコンソール11は、差分情報によりタイマ11eが計時している時刻を補正する。その後タイマコンソール11は、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
最後に、電子機器42がゴール地点(近傍)に搬送されると、電子機器42は、記憶部42bに記憶している差分情報を、近距離通信部42aからゴール地点の近距離通信機41に送信する。
一方、ゴール地点の近距離通信機41が、電子機器42から送られた差分情報を受信すると、ゴール地点のタイマコンソール11は、近距離通信機41が受信した差分情報を記憶部11bに記憶し、この差分情報を使用してタイマ11eが計時している時刻を補正する。その後タイマコンソール11は、補正後の時刻からのカウントアップ時刻の計時を行う。
この場合も、各計時地点及びゴール地点のタイマコンソール11では、差分情報を用いた補正が行われ、スタート地点のタイマコンソール11と同期したカウントアップ時刻が計時されることになる。
この結果、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
(他の実施形態)
上記の第4の実施の形態では、スタート地点のタイマコンソール11が特定した差分情報を搬送可能な電子機器42を通じて、他のタイマコンソール11に送信する場合について説明したが、スタート信号を受信した後にスタート地点のタイマコンソール11が計時するカウントアップ時刻を電子機器42を通じて、他のタイマコンソール11に送信するようにしてもよい。
この場合、電子機器42は、更に、計時部を備えるようする。そして、スタート地点の近傍に位置する際に、電子機器42は、スタート地点のタイマコンソール11が計時するカウントアップ時刻を受信し、計時部が受信したカウントアップ時刻と同期した時刻を計時する。つまり、計時部は、これ以降、スタート地点のタイマコンソール11と同じカウントアップ時刻を計時することになる。
そして、各計時地点及びゴール地点の近傍に移動すると、計時部が計時している現在のカウントアップ時刻を、その地点の近距離通信機41を通じてタイマコンソール11に配信する。一方のタイマコンソール11は、受信したカウントアップ時刻をタイマ11eにセットし、同様に同期した時刻を計時する。これ以降、スタート地点のタイマコンソール11と同じカウントアップ時刻を計時することになる。
この場合も、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
上記の実施形態では、スタート地点とゴール地点とが異なる地点に配置される場合を一例として説明したが、スタート地点とゴール地点が同じ場合にも、同様に適用可能である。
上記の実施形態では、マラソン競技を一例として説明したが、計時対象の競技は、これに限られず任意である。
例えば、競歩、駅伝、身障者車椅子ロードレース、自転車ロードレース、トライアスロン、及び、ランニングやオリエンテーション等の山岳競技等にも適宜適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、スタート地点から遠距離を隔てた計時地点等においても、同期した時刻を適切に計時することができる。
本発明の第1の実施形態に係る競技用計時システムの構成の一例を示す模式図である。 (a)〜(c)共に、各タイマコンソールにて計時される時刻を説明するための模式図である。 本発明の第1の実の形態に係る差分情報送信処理及び差分情報受信処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る競技用計時システムの構成の一例を示す模式図である。 (a)〜(d)共に、各タイマコンソールにて計時される時刻を説明するための模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る競技用計時システムの構成の一例を示す模式図である。 (a)〜(d)共に、各タイマコンソールにて計時される時刻を説明するための模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る競技用計時システムの構成の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る競技用計時システムの動作を示す模式図である。
符号の説明
1,2,3,4 競技用計時システム
11 タイマコンソール
12a,12b 標準時刻受信機
13 無線通信端末
14 時刻表示装置
41 近距離通信機
42 電子機器

Claims (8)

  1. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
    前記第1のタイマ機器は、
    所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信手段と、
    競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得手段と、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
    前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定手段と、
    前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
    前記第2のタイマ機器は、
    前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
    前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
    ことを特徴とする競技用計時システム。
  2. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
    前記第1のタイマ機器は、
    競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得するカウント値取得手段と、
    前記カウント値取得手段によって取得した前記カウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記計時手段が計時している時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、前記計時手段が計時していた時刻を時差として特定する時差特定手段と、
    前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
    前記第2のタイマ機器は、
    前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記時刻を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した前記時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
    前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
    ことを特徴とする競技用計時システム。
  3. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置される競技用計時システムであって、
    前記第1のタイマ機器は、
    所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信手段と、
    競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得手段と、
    前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記計時手段が計時している前記カウントダウン時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給手段と、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記計時手段が計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御手段と、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定手段と、
    前記時差特定手段により特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信手段と、を備え、
    前記第2のタイマ機器は、
    前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記カウントダウン時刻を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した前記カウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する計時手段と、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信手段と、
    前記時差情報受信手段によって受信した前記時差情報に基づいて、自己の前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、を備える、
    ことを特徴とする競技用計時システム。
  4. 前記第1のタイマ機器の前記時差情報送信手段は、前記時差情報を所定の無線通信網を介して、前記第2のタイマ機器に向けて送信し、
    前記第2のタイマ機器の前記時差情報受信手段は、前記第1のタイマ機器から送られる前記時差情報を所定の無線通信網を介して受信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の競技用計時システム。
  5. 前記第1のタイマ機器の近傍から前記第2のタイマ機器の近傍に搬送される搬送機器を更に含み、
    前記搬送機器は、
    前記第1のタイマ機器の近傍に位置する際に、前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記時差情報を記憶する記憶手段と、
    前記第2のタイマ機器の近傍に位置する際に、前記記憶手段によって記憶された前記時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する送信手段と、を備え、
    前記第1のタイマ機器の前記時差情報送信手段は、近傍に位置する前記搬送機器に向けて、前記時差情報を送信し、
    前記第2のタイマ機器の前記時差情報受信手段は、近傍に位置する前記搬送機器から送られる前記時差情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の競技用計時システム。
  6. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
    前記第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信ステップと、
    競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得ステップと、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
    前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定ステップと、
    前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
    前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記標準時刻及び前記スタート予定時刻を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
    前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
    を備えることを特徴とする時刻同期方法。
  7. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
    前記第1のタイマ機器において、競技のスタートが予定される残りのカウント値を取得するカウント値取得ステップと、
    前記カウント値取得ステップにて取得した前記カウント値を起点とするカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記第1の計時ステップにて計時している時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、前記第1の計時ステップにて計時していた時刻を時差として特定する時差特定ステップと、
    前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
    前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記時刻を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した前記時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
    前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
    を備えることを特徴とする時刻同期方法。
  8. 第1のタイマ機器と、前記第1のタイマ機器と所定のインタフェースにて着脱自在に接続可能な第2のタイマ機器とを含み、使用時において、前記第1のタイマ機器がスタート地点に配置され、前記第2のタイマ機器が前記第1のタイマ機器から遠距離を隔てた地点に設置されるシステムにおける時刻同期方法であって、
    前記第1のタイマ機器において、所定のタイミングで送信される標準時刻を受信する標準時刻受信ステップと、
    競技のスタート予定時刻を取得する予定時刻取得ステップと、
    前記標準時刻に同期し、前記スタート予定時刻までのカウントダウン時刻を計時すると共に、前記スタート予定時刻からのカウントアップ時刻を計時する第1の計時ステップと、
    前記第2のタイマ機器との接続時に、前記第1の計時ステップにて計時されている前記カウントダウン時刻を、前記第2のタイマ機器に供給する供給ステップと、
    供給されるスタート信号を受信すると、前記第1の計時ステップにて計時している時刻をゼロクリアさせ、その時点からカウントアップ時刻の計時を開始させる制御ステップと、
    前記スタート信号を受信したタイミングにおいて、実際のスタート時刻と前記スタート予定時刻との時差を特定する時差特定ステップと、
    前記時差特定ステップにて特定された時差を示す時差情報を、前記第2のタイマ機器に向けて送信する時差情報送信ステップと、
    前記第2のタイマ機器において、前記第1のタイマ機器との接続時に前記第1のタイマ機器から供給される前記カウントダウン時刻を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した前記カウントダウン時刻に同期し、残りのカウントダウン時刻を計時すると共に、カウントダウン終了時にゼロからのカウントアップ時刻を計時する第2の計時ステップと、
    前記第1のタイマ機器から送信される前記時差情報を受信する時差情報受信ステップと、
    前記時差情報受信ステップにて受信した前記時差情報に基づいて、前記第2の計時ステップにて計時している時刻を補正する補正ステップと、
    を備えることを特徴とする時刻同期方法。
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