JP4489390B2 - 通信システム及び通信方法、並びにサーバ装置及び携帯電話端末機 - Google Patents

通信システム及び通信方法、並びにサーバ装置及び携帯電話端末機 Download PDF

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Description

本発明は、インターネット網を介してデータの授受を行う通信システム及び通信方法、並びにこれら通信システム及び通信方法に用いられるサーバ装置及び携帯電話端末機に関する。
近年、モバイルネットワークの技術の急速な発展にともない、インターネット網に接続可能な携帯電話端末機が著しく普及している。このような携帯電話端末機は、所定のブラウザを搭載し、このブラウザを介して単独でインターネット網に接続可能とされ、コンテンツとして提供される各種アプリケーションプログラムをダウンロードして実行したり、電子メールの授受を行ったりすることが可能とされる。
このような携帯電話端末機を用いたシステムにおいては、携帯電話会社が提供する所定のパケット通信網を通過するパケット数に応じて課金されるのが通常である。したがって、この種のシステムにおいては、通信量が増加するのにともないパケット数が増加し、通信費が高騰することになる。そこで、このような携帯電話端末機のユーザの負担を軽減すべく、送受信されるデータを圧縮することによってパケット通信網を通過するパケット数を削減し、通信費を抑制する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−134175号公報
この特許文献1には、送信側携帯端末で圧縮されたデータを移動パケット通信網及びインターネット網を介して受信側携帯端末に対して送信する圧縮メール通信システムが開示されている。特に、この圧縮メール通信システムは、インターネット網上に圧縮データを伸長する中継サーバを備えることにより、受信側携帯端末に伸長機能を設ける必要がなく、当該受信側携帯端末の通信費の低減を図ることができるとしている。
ところで、携帯電話端末機においては、極めて厳しい制約がある資源を用いて各種プログラムを実行する必要があるアプリケーション環境であることから、実装できるプログラム容量に自ずと制限が生じ、高い処理能力を必要とする高機能のアプリケーションを実現することは極めて困難であった。また、携帯電話端末機においては、上述したように、コンテンツとしての各種アプリケーションプログラムをダウンロードすることができるが、パケット通信網を介して一度に送受信することができる容量は例えばウェブサイトのブラウジングのために10kバイト、並びに電子メールの送信のために約0.5kバイト及び電子メールの受信のために約4kバイトといった制限があることから、通信速度の高速化が望めず、また、コンテンツの作成者にとっても制約が生じる事態を招来している。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、極めて厳しい制約のある携帯電話端末機のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションを実現することができる全く新規な仕組みを提案する通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。また、本発明は、これら通信システム及び通信方法に用いられるサーバ装置及び携帯電話端末機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる通信システムは、インターネット網を介してデータの授受を行う通信システムであって、所定のパケット通信網に対して接続された携帯電話端末機と、上記インターネット網に対して接続されたHTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納するコンテンツサーバと、上記携帯電話端末機が上記パケット通信網を介して直接アクセス可能とされ、上記コンテンツサーバからコンテンツを取得し、上記パケット通信網を介して上記携帯電話端末機に対して配信代行を行うプロキシサーバとを備え、上記コンテンツサーバは、ロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納する手段を有し、上記プロキシサーバは、上記携帯電話端末機からの上記HTML文書の閲覧リクエストに応じて当該HTML文書を格納するURLを識別する識別子である圧縮されたURLIDを復号するURL復号手段と、当該HTML文書を格納する上記コンテンツサーバと通信を行い、当該HTML文書を取得するクライアント処理手段と、上記クライアント処理手段によって取得したHTML文書を解析し、当該HTML文書のデータ形式を上記携帯電話端末機によってエラー表示されない正しい形式の状態である正規化状態に修復するとともに、当該HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを上記携帯電話端末機に対して送信するコンテンツ解析手段とを有し、上記携帯電話端末機は、上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得したHTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う木構造組立手段と、上記木構造組立手段によって組み立てられた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行うレイアウト処理手段と、上記レイアウト処理手段によってレイアウト処理された情報を所定の表示画面に表示させる表示処理手段と、上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与された上記ロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する手段と、を有し、上記正規化状態への修復では、上記プロキシサーバがHTML文書の構文解析の結果検知した開始タグをスタックに入れ、この開始タグに対応する閉じタグを検知した場合には当該開始タグをスタックから除去していくことによって未だ閉じていないタグのスタックを形成することにより、開始タグ及び閉じタグのそれぞれについての異常を検知して正規化処理を行い、正常な順序で開始タグ及び閉じタグを出力することにより、正規化修復処理を行い、上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する手段を更に有することを特徴としている。
このような本発明にかかる通信システムは、従来であれば携帯電話端末機によって行っていた負荷の高いコンテンツの解析処理をプロキシサーバによって行うことから、処理の負荷を分散させることができる。さらに、本発明にかかる通信システムにおいては、コンテンツの作成側でアプリケーションプログラムをロジック部分と非ロジック部分とに分割し、携帯電話端末機によってロジック部分のみを先にダウンロードすることにより、非ロジック部分の容量だけより大きな容量のアプリケーションプログラムを作成することが可能となるから、高機能のアプリケーションプログラムを実現することができる。さらに、本発明にかかる通信システムにおいては、携帯電話端末機がブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイルや着信音声用の音声ファイルを、メーラの待ち受け画面や電子メール着信時の音声にも共用することができ、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間で授受される通信量を結果として削減することができることから、通信費の低減に寄与することができる。
ここで、上記コンテンツ解析手段は、上記URLを当該URLを識別する識別子であるURLIDに圧縮して上記携帯電話端末機に対して送信し、上記携帯電話端末機は、上記HTML文書の閲覧リクエストを行う際にURLIDを上記プロキシサーバに対して送信する送信手段を有する。
これにより、本発明にかかる通信システムにおいては、プロキシサーバと携帯電話端末との間で授受される通信量を削減することができ、通信費の低減を図ることができる。
また、上記コンテンツ解析手段は、上記コンテンツサーバから取得したHTML文書を解析した結果、上記パケット通信網を提供する携帯電話会社が公認するウェブサイトに関する管理を行うために必要な当該携帯電話会社が発行したユーザIDを識別する記述がURLに含まれていることを検知した場合には、URLをURLIDに圧縮する際に、検知したユーザIDを付加したURLIDに変換し、上記携帯電話端末機に対して送信する。
このように、本発明にかかる通信システムにおいては、プロキシサーバによってコンテンツサーバから取得したコンテンツを解析して得られたURLをURLIDに圧縮して携帯電話端末機に対して受け渡す際に、ユーザIDを付加したURLIDに変換することにより、ユーザIDをパケット通信網に供給することができ、携帯電話会社が公認するウェブサイトの会員ユーザの管理を何ら支障なく行うことが可能となる。
さらに、上記プロキシサーバは、上記携帯電話端末機からのリクエストに応じて、上記コンテンツサーバを検索して接続し、当該コンテンツサーバからHTML文書をダウンロードした後、当該コンテンツサーバとの接続を切断し、上記コンテンツサーバからダウンロードした上記HTML文書を解析し、参照する画像ファイルのURLを示す一覧リストを取得し、取得した上記画像ファイルのURLに基づいて、当該画像ファイルを格納するコンテンツサーバを検索して接続し、当該コンテンツサーバから画像ファイルをダウンロードした後、当該コンテンツサーバとの接続を切断する処理を、取得すべき画像ファイルの数だけ繰り返し行い、取得したコンテンツと画像ファイルとをアーカイブする手段を有し、上記携帯電話端末機は、上記プロキシサーバからアーカイブされたデータをダウンロードした後、当該プロキシサーバとの接続を切断してアーカイブされたデータを取得し、アーカイブされたデータからコンテンツと画像ファイルとを分離抽出する手段を有する。
これにより、本発明にかかる通信システムにおいては、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間での接続及び切断の回数が1回で済むことから、プロキシサーバを検索して接続し、当該プロキシサーバからデータをダウンロードする、という携帯電話端末機における負荷の高い処理を1回で済ませることができ、処理の高速化を図ることができる。
さらにまた、上記携帯電話端末機及び上記プロキシサーバは、当該携帯電話端末機と当該プロキシサーバとの間でデータの送受信を行う際のライブラリを1つのレイヤとして構築し、上記携帯電話端末機は、上記コンテンツサーバに対して制限以上の容量のデータをアップロードデータとしてアップロードする場合には、当該アップロードデータを送信可能な容量に分割し、分割したデータ毎に、上記プロキシサーバとの間でセッションを確立して当該データを送信し、上記プロキシサーバは、セッション毎にキャッシュを生成して所定のアップロードキャッシュに追記し、上記携帯電話端末機から全てのデータの送信が完了すると、上記アップロードデータを復元し、アップロードすべき上記コンテンツサーバに対して当該アップロードデータを送信する。
一方、上記プロキシサーバは、上記コンテンツサーバに格納されている制限以上の容量のデータをダウンロードデータとして上記携帯電話端末に対してダウンロードする場合には、当該コンテンツサーバから当該ダウンロードデータを取得して所定のダウンロードキャッシュに格納し、上記ダウンロードキャッシュから送信可能な容量のデータを読み出すことによって上記ダウンロードデータを分割し、上記携帯電話端末との間で分割したデータ毎にセッションを確立して当該携帯電話端末機に対して当該データを送信し、上記携帯電話端末機は、上記プロキシサーバから全てのデータの送信が完了すると、上記ダウンロードデータを復元する。
このように、本発明にかかる通信システムにおいては、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間でデータの送受信を行う際のライブラリを1つのレイヤとして構築することにより、アプリケーション側からみて仮想的に制限以上の容量のデータを送受信できるような仕組みを構築することができ、アプリケーションの制限がなくなり、また、プラットフォームを移行もライブラリの変更のみに集約することができることから極めて容易となる。
また、上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行し、上記メーラを介して所定のコンテンツサーバから電子メールのヘッダ情報からなる新着メールの一覧リストを取得し、本文の閲覧を希望したメール本文をページ毎に分割し、必要なページのみを受信するとともに、必要な添付ファイルをダウンロードすることもできる。
これにより、本発明にかかる通信システムにおいては、通信量を最小限に削減することができる極めて効率のよいメーラの機能を携帯電話端末機上で実現することができる。
さらに、上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行し、所定の表示画面に表示されたコンテンツをのうち画面範囲を超過する分について、上下方向にページ単位でスクロールさせるようにしてもよい。
これにより、本発明にかかる通信システムにおいては、携帯電話端末機の機種に依存せずにスクロール動作を効率よく行わせることができる。
さらにまた、上記携帯電話端末は、上記アプリケーションプログラムを実行し、格納しているアドレス帳を上記プロキシサーバにアップロードし、上記パケット通信網及び/又は上記インターネット網に接続される他の機器に対してインポート可能に、当該プロキシサーバに確保された所定の保存領域に格納させることもできる。
これにより、本発明にかかる通信システムにおいては、プロキシサーバを介して複数の携帯電話端末機やパーソナルコンピュータ等との間でアドレス帳を連動させることができることから、最適なアドレス帳のバックアップ手段を提供することができ、携帯電話端末機の紛失や機種変更時の手間を格段に省くことができる。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる通信方法は、インターネット網を介してデータの授受を行う通信方法であって、HTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納するコンテンツサーバが、ロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納する工程と、所定のパケット通信網に対して接続された携帯電話端末機からの上記HTML文書の閲覧リクエストに応じて、上記携帯電話端末機が上記パケット通信網を介して直接アクセス可能とされるプロキシサーバが、当該HTML文書を格納するURLを識別する識別子である圧縮されたURLIDを復号する工程と、当該HTML文書を格納する上記インターネット網に対して接続されたコンテンツサーバと上記プロキシサーバとが通信を行い、当該プロキシサーバが当該HTML文書を取得する工程と、上記プロキシサーバが、取得したHTML文書を解析し、当該HTML文書のデータ形式を上記携帯電話端末機によってエラー表示されない正しい形式の状態である正規化状態に修復するとともに、当該HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを上記携帯電話端末機に対して送信する工程と、上記携帯電話端末機が、上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得したHTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う工程と、上記携帯電話端末機が、組み立てた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行い、レイアウト処理した情報を所定の表示画面に表示させる工程と、上記携帯電話端末機が、上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与された上記ロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する工程と、を有し、上記正規化状態への修復では、上記プロキシサーバがHTML文書の構文解析の結果検知した開始タグをスタックに入れ、この開始タグに対応する閉じタグを検知した場合には当該開始タグをスタックから除去していくことによって未だ閉じていないタグのスタックを形成することにより、開始タグ及び閉じタグのそれぞれについての異常を検知して正規化処理を行い、正常な順序で開始タグ及び閉じタグを出力することにより、正規化修復処理を行い、上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、上記携帯電話端末機が、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する工程を更に有することを特徴としている。
このような本発明にかかる通信方法は、従来であれば携帯電話端末機によって行っていた負荷の高いコンテンツの解析処理をプロキシサーバによって行うことから、処理の負荷を分散させることができる。さらに、本発明にかかる通信方法においては、コンテンツの作成側でアプリケーションプログラムをロジック部分と非ロジック部分とに分割し、携帯電話端末機によってロジック部分のみを先にダウンロードすることにより、非ロジック部分の容量だけより大きな容量のアプリケーションプログラムを作成することが可能となるから、高機能のアプリケーションプログラムを実現することができる。さらに、本発明にかかる通信方法においては、携帯電話端末機がブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイルや着信音声用の音声ファイルを、メーラの待ち受け画面や電子メール着信時の音声にも共用することができ、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間で授受される通信量を結果として削減することができることから、通信費の低減に寄与することができる。
さらにまた、上述した目的を達成する本発明にかかる携帯電話端末機は、所定のパケット通信網に対して接続され、インターネット網に対して接続されHTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納しており、特にロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納するコンテンツサーバに格納されたコンテンツをプロキシサーバを介して取得する携帯電話端末機であって、上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得した上記HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う木構造組立手段と、上記木構造組立手段によって組み立てられた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行うレイアウト処理手段と、上記レイアウト処理手段によってレイアウト処理された情報を所定の表示画面に表示させる表示処理手段と、上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与されたロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する手段と、を備え、上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、上記携帯電話端末機が、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する手段を更に有することを特徴としている。

このような本発明にかかる携帯電話端末機は、従来であれば自己が行っていた負荷の高いコンテンツの解析処理をプロキシサーバによって行わせることにより、システム全体における処理の負荷を分散させることが可能となる。
本発明は、従来であれば携帯電話端末機によって行っていた負荷の高い処理をプロキシサーバによって行わせて処理の負荷を分散させるとともに、各種新たな仕組みを備えたプラットフォームを提供することにより、極めて厳しい制約のある携帯電話端末機のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションを実現を図ることができ、結果として、処理の高速化や通信費の低減をも図ることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、インターネット網に接続可能な携帯電話端末機を用いた通信システムである。この通信システムは、極めて厳しい制約のある携帯電話端末機のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションを実現することができる全く新規な仕組みを提案するものである。
具体的には、通信システムは、図1に示すように、所定のパケット通信網NTに対して接続された複数の携帯電話端末機10,10,10,・・・と、インターネット網NTに対して接続された各種コンテンツを格納するコンテンツサーバとしての複数のWWW(World Wide Web)サーバ20,20,20,・・・と、携帯電話端末機10,10,10,・・・がパケット通信網NTを介して直接アクセス可能とされるプロキシサーバ30とを備えるものである。
このような通信システムにおいては、携帯電話端末機10,10,10,・・・のそれぞれからのリクエストに応じて、プロキシサーバ30がインターネット網NTを介して所望のWWWサーバ20,20,20,・・・にアクセスする。そして、プロキシサーバ30は、アクセスしたWWWサーバから所望のCHTML(Compact Hyper Text Markup Language)文書等のコンテンツを取得し、このコンテンツをパケット通信網NTを介して当該携帯電話端末機10,10,10,・・・のそれぞれに対してダウンロードすることにより、コンテンツの配信代行を行う。これにより、携帯電話端末機10,10,10,・・・は、それぞれ、所定のブラウザを介してウェブサイトの閲覧を行うことができ、また、各種アプリケーションプログラムをダウンロードして実行することが可能となる。
なお、CHTMLとは、いわゆるHTML(Hyper Text Markup Language)のサブセットであり、限られたサイズの表示画面の中で反映可能なタグのみ残して他の部分を切り捨てたものである。例えば株式会社NTTドコモが提供するサービスであるiモード(登録商標)においては、iモード用HTMLを採用しており、これは携帯電話端末機に必要な機能を絞り込み、約30種類のタグが使用され、また、画像についても2段階調節のGIF(Graphics Interchange Format)ファイルが推奨される等の限定条件がある。
WWWサーバ20,20,20,・・・は、それぞれ、このようなCHTMLや、移動体通信用のプロトコルであるWAP(Wireless Application Language)にて使用される記述言語であるHDML(Handheld Device Markup Language)又はWML(Wireless Markup Language)等を用いることにより、表示領域や表示能力に制限がある携帯電話端末機10,10,10,・・・で閲覧することが可能なコンテンツを作成することができる。
さて、以下では、このような通信システムの詳細な説明に先だって、携帯電話端末機10,10,10,・・・の機能を明確化すべく、当該携帯電話端末機10,10,10,・・・について説明する。なお、以下では、これら携帯電話端末機10,10,10,・・・を携帯電話端末機10と総称するとともに、インターネット網NTに接続されるWWWサーバ20,20,20,・・・をWWWサーバ20と総称するものとする。
携帯電話端末機10としては、例えば図2に外観を示すように、中央のヒンジ部51を境界にして表示部52と本体53とに大別されて構成され、さらに、ヒンジ部51を介して折り畳み可能に構成されるものがある。
表示部52には、上端左部に送受信用のアンテナ54が引出し及び収納可能な状態に取り付けられる。携帯電話端末機10は、このアンテナ54を介して基地局との間で電波の送受信を行う。また、表示部52には、所定の角度範囲で回動自在とされるカメラ部55が設けられる。携帯電話端末機10は、このカメラ部55を構成するCCD(Charge Coupled Devices)カメラ56によって所望の被写体を撮影することができる。さらに、表示部52には、その正面にLCD(Liquid Crystal Display)58が設けられる。携帯電話端末機10は、電界強度に応じた電波の受信状態や電池残量等の各種状態、アドレス帳として登録されている相手先名や電話番号及び発信履歴、電子メールの内容、ウェブサイト、カメラ部55におけるCCDカメラ56によって撮影した画像等をLCD58に表示することができる。
一方、本体53には、"0"から"9"までの数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー、電子メールキー、カーソルキー、実行キー、ダウンロードした各種アプリケーションプログラムを活性化するための活性化キー等の複数の操作キー59が設けられる。携帯電話端末機10においては、この操作キー59を介して、各種指示が入力される。特に、携帯電話端末機10は、ユーザによるカーソルキーの押下操作に応じて、LCD58に表示されるアドレス帳や電子メールのスクロール動作、ウェブサイトの握り動作、及び画像の送り動作といった種々の動作を実行することができる。また、本体53には、メモボタン60やマイクロフォン61が設けられる。携帯電話端末機10は、このメモボタン60によって通話中における音声を録音することができ、また、マイクロフォン61によって通話時におけるユーザの音声を集音することができる。なお、本体53には、背面側に着脱可能とされる図示しないバッテリパックが装着される。携帯電話端末機10は、このバッテリパックが本体53に対して装着された状態で、操作キー59における終話及び電源キーがオン状態になると、このバッテリパックから内部の各回路部に対して電力が供給され、動作可能な状態に起動する。さらにまた、本体53には、電気的にデータの書き換えや消去が可能である不揮発性メモリからなる半導体記録媒体62を着脱自在に装着するためのスロット63が設けられる。携帯電話端末機10は、上述したメモボタン60が押下されると半導体記録媒体62に対して通話中の相手の音声を記録したり、又はユーザの操作に応じて電子メール、ウェブサイト、CCDカメラ56によって撮影して得られた画像等を記録したりすることができる。
このような外観を呈する携帯電話端末機10は、内部的には図3に示すように、表示部52及び本体53における各部を統括的に制御する主制御部71に対して、操作入力制御部72、画像エンコーダ73、カメラインターフェース(I/F)部74、表示制御部75、画像デコーダ76、多重分離部77、記録再生部78、変復調回路部79、及び音声コーデック80が、所定のバスを介して互いに接続されて構成される。
携帯電話端末機10は、通話時には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる主制御部201の制御のもとに、マイクロフォン61によって集音したアナログの音声信号を音声コーデック80によってディジタル音声データに変換し、さらに変復調回路部79によって所定の変調処理を施し、得られたデータに対して、送受信回路部81によってディジタル−アナログ変換処理及び周波数変換処理等を施した後、アンテナ54を介して送信する。また、携帯電話端末機10は、アンテナ54によって受信した受信信号を送受信回路部81によって増幅して周波数変換処理及びアナログ−ディジタル変換処理等を施し、得られたデータに対して、変復調回路部79によって所定の復調処理を施し、さらに音声コーデック80によってアナログの音声信号に変換した後、スピーカ57を介して外部に出力する。
また、携帯電話端末機10は、データ通信時において電子メールを送信する場合には、ユーザによる操作キー59の操作に応じて入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部72を介して主制御部71に供給する。そして、携帯電話端末機10は、主制御部71の制御のもとに、テキストデータに対して、変復調回路部79によって所定の変調処理を施し、さらに送受信回路部81によってディジタル−アナログ変換処理及び周波数変換処理等を施した後、アンテナ54を介して外部に送信する。一方、携帯電話端末機10は、電子メールを受信する場合には、アンテナ54を介して受信した受信信号に対して、変復調回路部79によって所定の復調処理を施して元のテキストデータを復元した後、表示制御部77を介してLCD58に電子メールとして表示する。
さらに、携帯電話端末機10は、データ通信モード時においてCCDカメラ56によって撮影されて得られた動画像データを送信する場合には、CCDカメラ56によって撮影されて得られた画像データをカメラインターフェース部74を介して画像エンコーダ73に供給し、この画像エンコーダ73によって画像データを所定の符号化方式に基づいて圧縮符号化し、得られた符号化画像データを多重分離部77に供給する。これと同時に、携帯電話端末機10は、CCDカメラ56による画像データの撮影中にマイクロフォン61によって集音した音声を音声コーデック80を介してディジタル音声データに変換し、これを多重分離部77に供給する。そして、携帯電話端末機10は、画像エンコーダ73から供給された符号化画像データと音声コーデック80から供給されたディジタル音声データとに対して、多重分離部77によって所定の方式で多重化を施し、得られた多重化データを変復調回路部79及び送受信回路部81並びにアンテナ54を介して外部に送信する。
さらにまた、携帯電話端末機10は、データ通信モード時において例えばウェブサイト等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合には、アンテナ54を介して受信した受信信号に対して、変復調回路部79によって所定の変調処理を施し、得られた多重化データを多重分離部77に供給する。続いて、携帯電話端末機10は、多重分離部77によって多重化データを符号化画像データとディジタル音声データとに分離し、符号化画像データを画像デコーダ76に供給するとともに、ディジタル音声データを音声コーデック80に供給する。そして、携帯電話端末機10は、画像デコーダ76によって符号化画像データを所定の符号化方式に対応した復号方式によって伸長復号して再生動画像データを生成し、これを表示制御部75を介してLCD58に供給する。これにより、携帯電話端末機10は、動画像ファイルに含まれる動画像データをLCD58に表示することができる。また、携帯電話端末機10は、これと同時に、音声コーデック80によってディジタル音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ57に供給する。これにより、携帯電話端末機10は、動画像ファイルに含まれる音声データをスピーカ57を介して出力することができる。なお、携帯電話端末機10は、ユーザの操作に応じて、受信した動画像ファイルを記録再生部78を介して半導体記録媒体62に記録することも可能である。
さて、このような携帯電話端末機10は、プログラミング言語として例えばいわゆるJava(登録商標)を用いたサービスを提供するアプリケーションプログラムを、上述したプロキシサーバ30を介して所望のWWWサーバ20からダウンロードすることにより、各種機能を実現することができる。
ここで、携帯電話端末機10は、全メモリの容量が少ない、消費電力に限りがある、途切れやすい無線ネットワークに接続されたり帯域幅が限られている何らかのネットワークに接続されたりする、サービスのために最適化されたユーザインターフェースが必要となる、といったように、種々の厳しい制約を有するデバイスである。このような携帯電話端末機10において動作する各種アプリケーションプログラムとしては、株式会社NTTドコモが提供するサービスであるiモード対応Javaコンテンツ(通称、iアプリ(登録商標))等がある。なお、以下では、説明の便宜上、携帯電話端末機10は、このiモード対応Javaコンテンツを適用するものとし、このiモード対応Javaコンテンツに対応するアプリケーションプログラムをプロキシサーバ30を介してダウンロードするものとする。
携帯電話端末機10におけるアプリケーション環境は、例えば図4に示すように、オペレーティングシステム101の上層に、当該携帯電話端末機10のネィティブアプリケーション102とのインターフェースであるネィティブアプリケーションインターフェース103が構築され、このネィティブアプリケーションインターフェース103の上層に、CLDC(Connected, Limited Device Configuration)クラスライブラリ105、Java拡張ライブラリ106、及びメーカ拡張ライブラリ107からなるバーチャルマシン104が構築され、さらに、ネィティブアプリケーション102とバーチャルマシン104とがJavaアプリケーションマネージャ(以下、JAMという。)108を介して接続されて構成される。また、携帯電話端末機10におけるアプリケーション環境は、これらと独立して、JAR(Java Archive)ストレージ109、及びスクラッチパッド(Scratch Pad)と称されるデータストレージ110が構築されて構成される。
携帯電話端末機10においては、通常の電話やブラウザベースのiモードサービスについては、オペレーティングシステム101及びネィティブアプリケーション102を用いて行われる。
バーチャルマシン104は、携帯電話端末機10のように資源等に制約があるデバイス向けに設計されたコンパクトで移植性の高いJavaバーチャルマシンである。バーチャルマシン104は、3つのアプリケーションプログラムインターフェース(Application Program Interface;以下、APIという。)、すなわち、CLDCクラスライブラリ105、Java拡張ライブラリ106、及びメーカ拡張ライブラリ107から構成される。
CLDCクラスライブラリ105は、いわゆるJ2SE(Java 2 Standard Edition)から継承されたサブセットクラスを含み、上位エディションのJava実行環境に含まれる機能の多くを共有するものの、携帯電話端末機10のような小型デバイスの要件を満足するように、小型デバイスの制約にあわせて最適化されたものである。
Java拡張ライブラリ106は、CLDCクラスライブラリ105が小型組み込みデバイスで共有して使用可能なアプリケーション基盤を提供するのに対して、CLDCクラスライブラリ105を土台として、Java対応iモードサービスに特化したアプリケーション基盤を提供する。このJava拡張ライブラリ106は、ユーザインターフェースを定義するコンポーネントであるユーザインターフェース106、いわゆるHTTP(HyperText Transfer Protocol)やHTTPS(Secure HTTP)によるネットワーク接続を行うネットワーキング/外部入出力106、アプリケーションデータの保存に用いるローカルな記憶装置モデルであるスクラッチパッド106、及びシフトJIS(Japan Industrial Standard)コードへのテキスト変換処理を行うテキスト変換106の4つのAPIに分類される。
メーカ拡張ライブラリ107は、携帯電話端末機10の製造業者が当該携帯電話端末機10の機種に備えられる特殊機能をサポートするために提供する独自の拡張APIである。
JAM108は、JARファイルとしてインストールされて格納されている個々のJavaアプリケーションの管理やバーチャルマシンとの通信を行う。具体的には、JAM108は、格納されているJavaアプリケーションのリスト表示、Javaアプリケーションの起動や強制終了といった実行管理、Javaアプリケーションのインストール又は更新、及びユーザの明示的な指示に基づく既存のJavaアプリケーションの削除を行う。JAM108は、バーチャルマシン104から独立して構築されるコンポーネントであり、アプリケーションから制御することは不可能とされるものである。
JARストレージ109は、JAM108によって割り当てられたJARファイルを保存するメモリ上の記憶領域である。ここで、JARは、アプリケーションプログラムを構成するクラスファイルとリソースファイルとを圧縮形式で格納するための標準のJavaアーカイブ機能である。JARファイルにおいては、当該JARファイルに含まれる内容によって圧縮率は変動するものの、アプリケーションファイルの容量が約40%乃至50%削減される。これにより、携帯電話端末機10においては、必要なアプリケーション保管容量が減るだけでなく、アプリケーションプログラムのダウンロード時間も少なくなる。JARファイルにパッケージングされた個々のファイルは、必要に応じて、JAM108によってアンパックされる。
データストレージ110は、スクラッチパッドとも称され、JAM108によって割り当てられたメモリ上のローカルな記憶領域である。データストレージ110は、アプリケーションプログラムの終了後も保持され続けるデータである永続データを確保する記憶領域である。JAM108によって個々のアプリケーションプログラム用に個別に割り当てられたデータストレージ110の領域は、他のアプリケーションプログラムからはアクセスすることができないものとされる。
このようなアプリケーション環境から構成される携帯電話端末機10は、所望のウェブサイトへのアクセスを希望する場合や、所望のアプリケーションプログラムのダウンロードを希望する場合等、所望のコンテンツを格納するWWWサーバ20に対してアクセスする必要がある場合には、プロキシサーバ30に対してアクセスし、このプロキシサーバ30によるコンテンツの配信代行により、当該コンテンツを享受することになる。
さて、以下では、このような携帯電話端末機10を備える通信システムについて詳細に説明するものとする。
本発明の実施の形態として示す通信システムは、従来であれば携帯電話端末機10によって行っていた負荷の高い処理をプロキシサーバ30によって行わせて処理の負荷を分散させるようなプラットフォームを提供することを基本的な思想とし、これにより、携帯電話端末機10のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションの実現を図るものである。
まず、ブラウジングの際のプロキシサーバ30と携帯電話端末機10との連携処理について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、WWWサーバ20は、コンテンツとしてHTML文書を提供するものとする。
通常、プロキシサーバは、コンテンツの配信代行を行うものであることから、携帯電話端末機からHTML文書の閲覧リクエストがあると、当該HTML文書を格納する外部のWWWサーバから当該HTML文書を取得し、このHTML文書を当該携帯電話端末機に対して送信するものとして構成される。したがって、携帯電話端末機は、図4に示したようなアプリケーション環境を用いて受信したHTML文書を解析するという高度な処理を行う必要があることから、これを行うためのJavaプログラムの容量が大きくなるとともに、通信速度の高速化を妨げる要因となっていた。
そこで、本発明の実施の形態として示す通信システムにおいては、このような高度な処理についてはプロキシサーバ30によって行い、携帯電話端末機10においては最終的にコンテンツを表示するために必要な処理を行うことにより、これらの問題の解決を図る。具体的には、通信システムにおいては、図5に示すように、携帯電話端末機10によって行う処理とプロキシサーバ30によって行う処理とを分担する。
すなわち、プロキシサーバ30は、携帯電話端末機10からのHTML文書DOCの閲覧リクエストに応じて当該HTML文書DOCを格納するURL(Uniform Resource Locator)を復号するURL復号部151と、HTTPプロトコルにしたがって当該HTML文書DOCを格納するWWWサーバ20と通信を行うHTTPクライアントを実行して当該HTML文書DOCを取得するHTTPクライアント処理部152と、このHTTPクライアント処理部152によって取得したHTML文書DOCを解析するHTML解析部153とを備える。なお、HTML解析部153は、HTTPクライアント処理部152によって取得したHTML文書DOCを構成する字句を解析する字句解析部154と、当該HTML文書DOCの構文を解析する構文解析部155とに大別され、構文解析部155は、当該HTML文書DOCのデータ形式をプログラムが想定している正しい形式の状態である正規化状態に修復する正規化修復部156と、URLを圧縮するURL圧縮部157とからなる。
一方、携帯電話端末機10は、Javaプログラムの機能として、HTML文書DOCの木構造の組み立てを行う木構造組立部158と、この木構造組立部158によって組み立てられたHTML木構造ファイルTRに基づいて表示の際のレイアウト処理を行うレイアウト処理部159と、上述した表示画面としてのLCD58に表示させる表示処理部160とを備える。
このような通信システムにおいては、プロキシサーバ30が携帯電話端末機10から送信されたHTML文書DOCの閲覧リクエストを受信すると、URL復号部151によってリクエストに含まれるURLを復号し、アクセスすべきURLを復元する。そして、プロキシサーバ30は、HTTPクライアント処理部152によって復号したURLに該当するWWWサーバ20に対してアクセスして当該HTML文書DOCを取得し、HTML解析部153によって当該HTML文書DOCの字句及び構文の解析を行う。
ここで、WWWサーバから取得したHTML文書は、作成者がタグを付け忘れたり、誤った文字を入力したりすることにより、正規化状態にないことが通常である。そして、従来においては、このような正規化状態にないHTML文書については、そのまま携帯電話端末機によってエラー表示をさせるのではなく、当該携帯電話端末機によって正規化修復処理を行い、可能な限り最善の状態での表示を行うのが通常である。
これに対して、通信システムにおいては、プロキシサーバ30に正規化修復部156を設けることにより、当該プロキシサーバ30によって正規化修復処理を行う。具体的には、プロキシサーバ30は、図6に示すように、HTML文書DOCの構文解析の結果検知した開始タグをスタックに入れ、この開始タグに対応する閉じタグを検知した場合には、当該開始タグをスタックから除去していくことによって未だ閉じていないタグのスタックを形成することにより、開始タグ及び閉じタグのそれぞれについての異常を検知して正規化処理を行い、正常な順序で開始タグ及び閉じタグを出力することにより、正規化修復処理を行う。
ここで、このような正規化修復処理についてより具体的に説明するために、タグの属性として、閉じタグを有しないタグ、すなわち、子要素を有さずに自動的に閉じるタグである閉じタグ必須と、子要素を有しないタグである空要素タグと、不正なタグではないが未対応であるためにスキップすべきタグである未対応タグと、対応するHTMLの仕様で定義されていない不正なタグである未定義タグと、同一タグがネストしないはずのタグであるネストタグと、HTML文書の中で一度しか出現しないはずのタグであるワンスタグとを定義する。
このような定義のもと、プロキシサーバ30は、開始タグについては、以下のような処理を行う。すなわち、プロキシサーバ30は、未定義タグを検知した場合には、当該未定義タグをスキップする。また、プロキシサーバ30は、スタックを形成するタグのうち最上位に位置するタグであるスタックトップタグが空要素タグであるにもかかわらず閉じないで次のタグが検知された場合には、当該スタックトップタグを強制的に閉じて出力する。さらに、プロキシサーバ30は、ネストできないタグがネストしている場合には、具体的なタグに応じて処理を変化させる。具体的には、プロキシサーバ30は、タグ<body>やタグ<a>がネストしている場合には、不正とみなしてネストしている元のタグを強制的に閉じる。また、プロキシサーバ30は、タグ<form>がネストしている場合には、当該タグ<form>をスキップし、タグ<head>やタグ<html>がネストしている場合には、未対応タグであることから無視する。さらにまた、プロキシサーバ30は、ワンスタグが二度以上出現した場合にも、具体的なタグに応じて処理を変化させる。具体的には、プロキシサーバ30は、タグ<title>が二度以上出現した場合には、当該タグ<title>をスキップし、タグ<body>が二度以上出現した場合には、それ以後の出力を停止し、タグ<html>やタグ<head>が二度以上出現した場合には、未対応タグであることから無視する。
一方、プロキシサーバ30は、閉じタグについては、以下のような処理を行う。すなわち、プロキシサーバ30は、未定義タグや閉じタグ必須を検知した場合には、当該未定義タグや当該閉じタグをスキップする。また、プロキシサーバ30は、閉じタグ必須を検知した場合には、当該閉じタグをスキップする。
通信システムにおいては、プロキシサーバ30によってこのような正規化修復処理を行うと、URL圧縮部157によってURLを当該URLを識別する識別子であるURLIDに圧縮し、HTML文書DOCの木構造を組み立てるのに必要な最低限のイベントSTのみを携帯電話端末機10に対して送信する。これに応じて、携帯電話端末機10は、Javaプログラムを実行し、木構造組立部158によってHTML文書DOCの木構造の組み立てを行い、この木構造組立部158によって組み立てられたHTML木構造ファイルTRに基づいて表示の際のレイアウト処理をレイアウト処理部159によって行い、表示処理部160を介してLCD58に表示する。
このように、通信システムにおいては、HTML文書DOCの解析という高度な処理をプロキシサーバ30によって行うことにより、携帯電話端末機10が実行するJavaプログラムの容量の削減及び処理の高速化を図ることができる。また、通信システムにおいては、HTML文書DOCの木構造を組み立てるのに必要な最低限のイベントSTのみをプロキシサーバ30から携帯電話端末機10に対して送信することにより、通信速度の高速化を図ることができるとともに、パケット通信網NTを通過するパケット数の削減による通信費の低減を図ることができる。
つぎに、パケット通信網を提供する携帯電話会社が公認するウェブサイトであるいわゆる公式サイト用のユーザIDの取得について説明する。
通常、公式サイトにおいては、会員ユーザが購読しているか否かを管理するために、携帯電話会社が発行したユーザIDを用いる必要がある。このユーザIDは、携帯電話端末機が公式サイトを形成するHTML文書の閲覧リクエストを行った際に、パケット通信網にて付与される。
ここで、上述したように、プロキシサーバ30によってWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCを解析して得られたURLをURLIDに圧縮して携帯電話端末機10に対して受け渡すような通信システムにおいては、携帯電話端末機10から公式サイトに対してアクセスするためにプロキシサーバ30に対してリクエストを行う際にも、URLIDを用いることになる。したがって、通信システムにおいては、図7に示すように、ユーザIDをUIDと表すものとすると、"<URLID>?UID=NULLGW*****"といったように、パケット通信網NTにてユーザIDがURLIDに付加される必要があり、このユーザIDが付加されたURLIDをプロキシサーバ30によって"<URLID>?UID=<UserID>"といった圧縮された形式でURLを認識することにより、WWWサーバ20から該当するHTML文書DOCを取得することが必要となる。
しかしながら、通信システムにおいては、プロキシサーバ30によってWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCを解析して得られたURLを単純にURLIDに圧縮して携帯電話端末機10に対して受け渡す場合には、URLIDに"UID=NULLGW*****"といったユーザIDを具体的に識別する記述が含まれないことから、このURLIDに基づいて、携帯電話端末機10が公式サイトを形成するHTML文書DOCの閲覧リクエストを行った際に、ユーザIDがURLIDに付加されない事態を招来する。
このような問題を解決するためには、プロキシサーバ30にユーザ毎のユーザIDを格納するデータベースを設けることが考えられるが、処理の負荷が高くなるという別の問題が発生する。
そこで、通信システムにおいては、プロキシサーバ30によってWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCを解析して得られたURLをURLIDに圧縮して携帯電話端末機10に対して受け渡す際に、以下のような工夫を取り入れる。
すなわち、通信システムにおいては、プロキシサーバ30がWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCをHTML解析部153によって解析した結果、URLに"UID=NULLGW*****"といったユーザIDを具体的に識別する記述が含まれていることを検知した場合には、URL圧縮部157によってURLをURLIDに圧縮する際に、"<URLID>?UID=NULLGW*****"といったように、検知したユーザIDを付加したURLIDに変換し、携帯電話端末機10に対して送信するようにする。
これにより、携帯電話端末機10は、公式サイトを形成するHTML文書DOCの閲覧リクエストを行う際に、プロキシサーバ30から送信された"<URLID>?UID=NULLGW*****"をパケット通信網NTに供給することができる。
なお、通信システムにおいては、プロキシサーバ30がWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCをHTML解析部153によって解析した結果、URLに"UID=NULLGW*****"といったユーザIDを具体的に識別する記述が含まれていないことを検知した場合には、当該HTML文書DOCによって形成されるウェブサイトはユーザIDを必要としない公式サイト以外のものであることから、URL圧縮部157によってURLを"<URLID>"といった形式に圧縮し、携帯電話端末機10に対して送信すればよい。
このように、通信システムにおいては、プロキシサーバ30によってWWWサーバ20から取得したHTML文書DOCを解析して得られたURLをURLIDに圧縮して携帯電話端末機10に対して受け渡す際に、ユーザIDを付加したURLIDに変換することにより、ユーザIDをパケット通信網NTに供給することができ、会員ユーザの管理を何ら支障なく行うことが可能となる。
つぎに、HTML文書と当該HTML文書が参照する画像ファイルとをダウンロードする際の高速化の手法について説明する。
従来、所定のWWWサーバに格納されているHTML文書と当該HTML文書が参照する画像ファイルとをダウンロードする際には、図8に示すように、携帯電話端末機がプロキシサーバを検索して接続してリクエストを行うのに応じて、プロキシサーバがWWWサーバを検索して接続し、当該WWWサーバからHTML文書をダウンロードした後、当該WWWサーバとの接続を切断することにより、HTML文書を当該プロキシサーバが格納する。そして、携帯電話端末機は、プロキシサーバからHTML文書をダウンロードした後、当該プロキシサーバとの接続を切断することにより、HTML文書を取得する。
その後、携帯電話端末機は、ダウンロードしたHTML文書を解析し、参照する画像ファイルのURLを示す一覧リストを取得すると、このURLに基づいて、プロキシサーバを検索して接続してリクエストを行う。これに応じて、プロキシサーバは、WWWサーバを検索して接続し、当該WWWサーバから画像ファイルをダウンロードした後、当該WWWサーバとの接続を切断することにより、画像ファイルを当該プロキシサーバが格納する。そして、携帯電話端末機は、プロキシサーバから画像ファイルをダウンロードした後、当該プロキシサーバとの接続を切断する、という処理を取得すべき画像ファイルの数だけ繰り返し行うことにより、必要な画像ファイルを取得する。
すなわち、従来のシステムにおいては、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間での接続と切断とを繰り返し行うことにより、HTML文書と画像ファイルとのダウンロードが行われていた。
ここで、パケット通信網を介した携帯電話端末機の通信速度は遅いことから、このように携帯電話端末機とプロキシサーバとの接続及び切断を繰り返し行うことによって細切れにデータをダウンロードするシステムにおいては、同図中斜線部で示すように、プロキシサーバを検索して接続し、当該プロキシサーバからデータをダウンロードする、という負荷の高い処理を携帯電話端末機が繰り返し行うことになり、処理の低速化を招来することになる。
そこで、本発明の実施の形態として示す通信システムにおいては、上述したように、プロキシサーバ30によってHTML文書DOCを解析することを利用し、携帯電話端末機10とプロキシサーバ30との間での接続及び切断の回数を最小限に抑制する。
具体的には、通信システムにおいては、図9に示すように、携帯電話端末機10がプロキシサーバ30を検索して接続してリクエストを行うのに応じて、プロキシサーバ30がWWWサーバ20を検索して接続し、当該WWWサーバ20からHTML文書DOCをダウンロードした後、当該WWWサーバ20との接続を切断することにより、HTML文書DOCを当該プロキシサーバ30が格納する。続いて、プロキシサーバ30は、ダウンロードしたHTML文書を解析し、参照する画像ファイルのURLを示す一覧リストを取得すると、このURLに基づいて、WWWサーバ20を検索して接続し、当該WWWサーバ20から画像ファイルIMをダウンロードした後、当該WWWサーバ20との接続を切断する、という処理を取得すべき画像ファイルの数だけ繰り返し行う。そして、プロキシサーバ30は、取得したHTML文書DOCと画像ファイルIMとをアーカイブする。
その後、携帯電話端末機10は、プロキシサーバ30からアーカイブされたデータをダウンロードした後、当該プロキシサーバ30との接続を切断することにより、アーカイブされたデータを取得する。そして、携帯電話端末機10は、アーカイブされたデータからHTML文書DOCと画像ファイルIMとを分離抽出する。
すなわち、通信システムにおいては、携帯電話端末機10とプロキシサーバ30との間での接続及び切断の回数が1回で済むことになる。したがって、通信システムにおいては、同図中斜線部で示すように、プロキシサーバ30を検索して接続し、当該プロキシサーバ30からデータをダウンロードする、という負荷の高い処理を1回で済ませることができる。
このように、通信システムにおいては、プロキシサーバ30によってHTML文書DOCを解析することを利用し、HTML文書DOCと画像ファイルIMとを一括取得することにより、携帯電話端末機10とプロキシサーバ30との間での接続及び切断の回数を最小限に抑制することができ、処理の高速化を図ることができる。
つぎに、容量が制限された通信環境にて透過的に無制限の容量の通信を行う手法について説明する。
パケット通信網は、通常、アップロード又はダウンロードできる容量に例えば10kバイトといった制限がある。そのため、従来のシステムにおいては、制限以上の容量のデータを送受信する場合には、図10(a)に概念を示すように、データを分割し、分割のシーケンス毎に、同図中黒丸で示すようにファンクションを埋め込んで送受信せざるを得ない。例えば、従来のシステムにおいては、10kバイトの制限があるパケット通信網を介して100kバイトからなる1000件のアドレス帳を送受信する場合には、トランザクションを制御するシステムによって100件毎にアドレス帳を分割して送受信を行う必要がある。
このような環境においては、コンテンツの作成者にとって、送受信するデータに応じてサーバ側とクライアント側との関係を考慮したシステムを構築する必要があり、極めて労力を要するという問題があった。また、アップロード又はダウンロードできる容量は、アプリケーションのバージョンやキャリアに応じて異なることが通常であることから、プラットフォームの移行も極めて困難となる。
そこで、本発明の実施の形態として示す通信システムにおいては、図10(b)に概念を示すように、分割したデータを同図中黒丸で示す1つのライブラリを介して通信を行うことにより、アプリケーション側からみて仮想的に制限以上の容量のデータを送受信できるような仕組みを設ける。具体的には、通信システムにおいては、図11に示すように、携帯電話端末機10とプロキシサーバ30との間でデータの送受信を行う際のライブラリLを1つのレイヤとして構築する。
このような通信システムにおいては、携帯電話端末機10からWWWサーバ20に対して制限以上の容量のデータをアップロードする場合には、携帯電話端末機10によってセッションキーを発行し、アップロードデータを送信可能な容量に分割する。続いて、通信システムにおいては、携帯電話端末10とプロキシサーバ30との間で、分割したデータ毎にセッションキーとACK(ACKnowledgement)との授受を行うことによってセッションを確立し、携帯電話端末機10からプロキシサーバ30に対してパケット通信網NTを介して当該データを送信する。このとき、プロキシサーバ30は、セッション毎にキャッシュを生成し、所定のアップロードキャッシュに追記する。そして、通信システムにおいては、携帯電話端末機10からプロキシサーバ30に対する全てのデータの送信が完了すると、プロキシサーバ30によってアップロードデータを復元し、アップロードすべきWWWサーバ20に対してHTTPリクエストを行い、インターネット網NTを介してアップロードデータを送信する。
一方、通信システムにおいては、WWWサーバ20に格納されている制限以上の容量のデータを携帯電話端末機10に対してダウンロードする場合には、プロキシサーバ30からWWWサーバ20に対してHTTPリクエストを行うことにより、インターネット網NTを介してプロキシサーバ30がダウンロードデータを取得し、所定のダウンロードキャッシュに格納する。続いて、通信システムにおいては、プロキシサーバ30がキャッシュから送信可能な容量のデータを読み出すことによってダウンロードデータを分割した上で、携帯電話端末10とプロキシサーバ30との間で分割したデータ毎にセッションを確立し、プロキシサーバ30から携帯電話端末機10に対してパケット通信網NTを介して当該データを送信する。そして、通信システムにおいては、プロキシサーバ30から携帯電話端末機10に対する全てのデータの送信が完了すると、携帯電話端末機10によってダウンロードデータを復元する。
このように、通信システムにおいては、携帯電話端末機10とプロキシサーバ30との間でデータの送受信を行う際のライブラリLを1つのレイヤとして構築することにより、アプリケーション側からみて仮想的に制限以上の容量のデータを送受信できるような仕組みを構築することができ、アプリケーションの制限がなくなり、また、プラットフォームを移行もライブラリLの変更のみに集約することができることから極めて容易となる。
以上のように、通信システムにおいては、従来であれば携帯電話端末機10によって行っていた負荷の高い処理をプロキシサーバ30によって行わせて処理の負荷を分散させるとともに、上述した各種新たな仕組みを備えたプラットフォームを提供することにより、携帯電話端末機10のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションの実現を図ることができる。
以下、このような通信システムによって提供されるアプリケーション環境において実現することができる高機能のアプリケーションプログラムの例について説明する。
このアプリケーションプログラムは、携帯電話端末機10で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、電話の発着信や電子メールの送受信といった所定のサービスを利用することができるいわゆる待ち受けアプリとして提供されるものである。このアプリケーションプログラムは、上述した通信システムの仕組みを利用することによってはじめて実現可能となったものである。
ここで、このアプリケーションプログラムの説明に先だって、携帯電話端末機10によってアプリケーションプログラムをダウンロードして実行する際の一般的な過程について説明する。
携帯電話端末機10は、このようなアプリケーションプログラムを実行するために、WWWサーバ20から当該アプリケーションプログラムをダウンロードしてインストールする必要がある。携帯電話端末機10においては、アプリケーションプログラムがダウンロードされると、このアプリケーションプログラムを保存するために必要な記憶領域を、先に図4に示したJAM108によって割り当て、JARファイルとアプリケーションのスクラッチパッドとを、ともに図示しないメモリに格納する。
具体的には、携帯電話端末機10においては、通常、WWWサーバ20からアプリケーションプログラムをダウンロードする際には、ユーザによって上述したLCD58に所定のブラウザを表示し、ユーザによるこのブラウザの操作を契機として開始される。携帯電話端末機10においては、ダウンロードを行うためのウェブサイトには、通常、アプリケーションプログラムの説明文や、ダウンロードを開始するために選択するリンクが表示される。リンクには、アプリケーションプログラムに関する各種設定情報を記述したJAMファイルとも称されるアプリケーションディスクリプタファイル(Application Descriptor File;ADF)への参照が含まれる。
ここで、この設定ファイルであるJAMファイルは、シフトJISコードのテキストファイルであり、アプリケーション情報を表すキーと値との対が1行ずつ記述されたものである。具体的には、JAMファイルには、最大16バイトでアプリケーションプログラムの名称を記述する必須キーである"AppName"、アプリケーションプログラムのバージョンを記述するオプショナルキーである"AppVer"、最大255バイトでJARファイルの位置情報であるURL(Uniform Resource Locator)を記述する必須キーである"PackageURL"、バイト単位の整数値でJARファイルの容量を記述する必須キーである"AppSize"、アプリケーションプログラムの起動に用いられるメインクラスの名称を記述する必須キーである"AppClass"、メインクラスの起動パラメータを記述するオプショナルキーである"AppParam"、バーチャルマシンのバージョンを記述するオプショナルキーである"KvmVer"、バイト単位の整数値でスクラッチパッドの容量を記述するオプショナルキーである"SPsize"、アプリケーションプログラムの最終変更日時をJST(Japan Standard Time)で記述する必須キーである"LastModified"、ネットワーク機能を使用する場合に通信方式を指定するオプショナルキーである"UseNetwork"、ターゲットとする携帯電話端末機の機種名を指定するオプショナルキーである"TargetDevice"、及びアプリケーションプログラムに自動起動を行わせる場合にその起動タイミングを指定するオプショナルキーである"LaunchAt"といった、各種キーのエントリが指定される。このJAMファイルは、アプリケーションプログラムのダウンロードの開始前に、選択されたアプリケーションプログラムを正確にダウンロード及び実行することが可能であるか否かをJAMによって判定するために用いられる。
携帯電話端末機10は、ユーザによってリンクが選択されるのに応じて、アプリケーションプログラムのインストールプロセスを開始する。すなわち、携帯電話端末機10は、ユーザによるリンクの選択に応じて、ブラウザからJAM108に対してJAMファイルが存在する位置を示すURLが渡され、以降、アプリケーションプログラムのダウンロード及びインストールをJAM108の制御のもとに行う。携帯電話端末機10は、JAM108によってJAMファイルの内容を検査し、アプリケーションプログラムのインストールの可否を確認する。すなわち、携帯電話端末機10は、JAM108の制御のもとに、指定されたJAMファイルに全ての必須キーが指定されているか否かを検査し、このJAMファイルの記述内容、すなわち、アプリケーションプログラムの容量、スクラッチパッドの容量、アプリケーションプログラムがターゲットとする機種情報等に基づいて、そのアプリケーションプログラムをインストールすることが可能であるか否かを判定する。なお、携帯電話端末機10においては、JAMファイルにおける"AppName"キーに記述されたインストールしようとするアプリケーションプログラムと同一の名称を有するアプリケーションプログラム、及びJAMファイルにおける"PackageURL"キーに記述されたJARファイルのURLを有するアプリケーションプログラムが、既にインストールされている場合には、そのアプリケーションプログラムは同一とみなされ、通常であればインストールすることができないものとされる。
そして、携帯電話端末機10は、JAM108による検査の結果、アプリケーションプログラムをインストールすることが可能であるものと判定した場合には、JAM108によってアプリケーションプログラムをダウンロードする。すなわち、携帯電話端末機10は、JAM108によってJAMファイルにおける"PackageURL"キーを用いてJARファイルのURLを入手し、ダウンロードプロセスを開始する。なお、携帯電話端末機10は、ダウンロードプロセス中にユーザによる中断指示や通信エラーが発生した場合には、JAM108によってダウンロード中のアプリケーションプログラムを破棄し、ダウンロードが行われる前の状態に戻す。そして、携帯電話端末機10は、JAM108によってインストール済みのアプリケーションプログラムのリストにダウンロードしたアプリケーションプログラムを追加することにより、当該リストを更新し、JAMファイルの情報とアプリケーションプログラムのJARファイルとをメモリ上に保存し、一連の処理を終了する。
携帯電話端末機10は、このような一連の処理を経ることにより、WWWサーバ20からアプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。インストールされたアプリケーションプログラムは、ユーザの嗜好に応じて起動することが可能とされる。携帯電話端末機10においては、ダウンロードしてインストールしたアプリケーションプログラムを起動する際には、通常、ユーザの指示に応じて、インストール済みのアプリケーションプログラムのリストをJAM108の制御のもとにLCD58に表示し、ユーザによって当該リストから起動するアプリケーションプログラムを選択する。そして、携帯電話端末機10は、JAM108によってJAMファイルにおける"AppClass"キーで示されるアプリケーションプログラムのメインクラス名を指定して、バーチャルマシン104を起動して当該アプリケーションプログラムを実行し、LCD58に当該アプリケーションプログラムの画面を表示することになる。
ここで、通信システムにおいては、高機能のアプリケーションプログラムを実現するために、上述した各種仕組みを利用するのは勿論のこと、当該アプリケーションプログラムの構造にも工夫を取り入れている。すなわち、通信システムにおいては、アプリケーションプログラムをロジック部分と非ロジック部分とに分割することにより、容量の小さい携帯電話端末機10用にプログラムとして利用できる領域を増加させる。
具体的には、通信システムにおいては、図12に示すように、JARファイルとして作成されたアプリケーションプログラムが、ロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分である説明文等のテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとに大別されることに着目し、コンテンツの作成側で、JARファイルを所定のプログラムを用いて機械的にロジック部分としてのJARファイルと非ロジック部分としてのデータアーカイブとに分割した形態で、WWWサーバ20において提供するようにする。このとき、JARファイルには、所定のアーカイブライブラリが付与される。
そして、通信システムにおいては、携帯電話端末機10がアプリケーションプログラムをダウンロードする際には、同図では図示しないプロキシサーバ30を介してJARファイルのみをダウンロードして上述したJARストレージ109に保存し、バーチャルマシン104によってダウンロードしたJARファイルに付与されているアーカイブライブラリを起動することにより、分割されたデータアーカイブを取得し、データストレージ110に保存するようにする。
このように、通信システムにおいては、コンテンツの作成側でアプリケーションプログラムをロジック部分と非ロジック部分とに分割し、携帯電話端末機10によってロジック部分のみを先にダウンロードすることにより、非ロジック部分の容量だけより大きな容量のアプリケーションプログラムを作成することが可能となることから、高機能のアプリケーションプログラムを実現することができる。
さて、ブラウザとメーラとを統合した待ち受けアプリとして提供される高機能のアプリケーションプログラムは、このような仕組みを利用することによって実現されるものである。以下では、このアプリケーションプログラムの概念を明確化すべく、当該アプリケーションプログラムに基づいて携帯電話端末機10のLCD58に表示される主な画面内容について説明するものとする。
携帯電話端末機10は、このアプリケーションプログラムをインストールし、待ち受け設定を行うことにより、当該アプリケーションプログラムを利用することが可能となる。アプリケーションプログラムは、待ち受けモード時には、例えば図13(a)に示すような任意の待ち受け画面を携帯電話端末機10のLCD58に表示することができ、この状態で電子メールの着信をスクロールテキストで報知することが可能とされる。そして、アプリケーションプログラムは、携帯電話端末機10の操作キー59を構成する所定の活性化キーをユーザが押下することによって活性化されてアプリモードへと移行する。アプリケーションプログラムは、アプリモードに移行すると、所定の音声をスピーカ57から出力するとともに、LCD58に表示する画面を遷移させ、例えば図13(b)に示すように、待ち受けモード時に表示されていた待ち受け画面に複数のメニューアイコンが重畳された画面を表示させる。そして、アプリケーションプログラムは、ユーザがこれらメニューアイコンを選択することにより、当該選択されたメニューアイコンに割り当てられたコンテンツを実行することになる。
このように、非活性化時には待ち受け画面として機能するとともに活性化時には所定のコンテンツを実行するアプリケーションプログラムの主な機能としては、まず、ブラウザとメーラとを統合し、携帯電話端末機10がブラウザを介して所定のWWWサーバ20から取得した待ち受け画面用の画像ファイルや着信音声用の音声ファイルを、メーラの待ち受け画面や電子メール着信時の音声にも共用することが挙げられる。具体的には、このアプリケーションプログラムは、図14に示すように、携帯電話端末機10がブラウザを介して所定のWWWサーバ20から取得した待ち受け画面用の画像ファイルや着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存し、この保存領域をメーラと共用するとともに、メーラとブラウザとの機能も共用することにより、この機能を実現することができる。
ここで、活性化時に実行することができるコンテンツが割り当てられたメニューアイコンとしては、メーラを起動するメールアイコンと、当該アプリケーションプログラムの起動時及び起動終了時や電子メールの着信時等に出力させる音声を設定する音声設定アイコンと、ブラウザの設定を行うブラウザ設定アイコンと、その他各種設定を行う設定アイコンとの他、例えばニュースや天気情報や所定の占いといった各種コンテンツのウェブサイトにアクセスするためにブラウザを連動起動する各種アイコンが実装される。
アプリケーションプログラムにおいては、これらメニューアイコンのうち、メールアイコンが選択された場合にはメーラが起動され、例えば図15に示すように、メールサーバに対する新着メールの問い合わせ、電子メールの新規作成及び送受信等の基本的なメール機能の他、メールフォルダやアドレス帳の閲覧や登録、POP(Post Office Protocol)を含む閲覧可能とする複数のメールアカウントの設定等を行うためのメニューを携帯電話端末機10のLCD58に表示させ、これらメニューに応じた機能を実行する。
特に、アプリケーションプログラムは、新着メールの問い合わせを行うことにより、例えば図16に示すように、新着メールの一覧リストを表示することができるが、この際、本文はダウンロードせずにヘッダのみをダウンロードする。すなわち、従来においては、新着メールを問い合わせた場合には、全ての電子メールのヘッダと本文及び添付ファイルとを一括してダウンロードしていたが、閲覧しなくてもよい電子メールが含まれている場合等には、不必要にパケット数が増加して通信費の高騰を招来していた。
そこで、このアプリケーションプログラムは、図17に示すように、携帯電話端末機10がメーラを介して所定のWWWサーバ20から、例えば、日付、件名、差出人アドレス(From)、宛先アドレス(To)、メールID、添付ファイル名といったヘッダ情報からなる新着メールの一覧リストを取得する。そして、このアプリケーションプログラムは、ユーザが本文の閲覧を希望したメール本文をページ毎に分割し、必要なページのみを受信するとともに、必要な添付ファイルをダウンロードすることにより、通信量を最小限に削減することができる極めて効率のよいメーラの機能を実現することができる。
なお、アプリケーションプログラムは、受信した電子メールやウェブサイト等を携帯電話端末機10のLCD58に表示させ、画面範囲を超過する分についてはスクロールさせることができるが、この際、図18(a)中斜線部で示すように、操作キー59を構成するカーソル上下キーを用いて1行分乃至数行分程度スクロールさせるのみならず、図18(b)中斜線部で示すように、*キーを押下することによって上方向に1ページ分スクロールさせるとともに、#キーを押下することによって下方向に1ページ分スクロールさせる、といったように、携帯電話端末機10の機種に依存せずにスクロール動作を効率よく行わせることができる。
また、このアプリケーションプログラムは、作成したアドレス帳をプロキシサーバ30にアップロードすることができ、複数の携帯電話端末機やパーソナルコンピュータ等との間で連動させることができる。具体的には、このアプリケーションプログラムは、図19に示すように、携帯電話端末機10に格納されているアドレス帳をバックアップとしてプロキシサーバ30にパケット通信網NTを介してアップロードし、当該プロキシサーバ30に確保された所定の保存領域に格納させることができる。そして、このアプリケーションプログラムは、携帯電話端末機10を紛失した場合や機種変更を行った場合等に、プロキシサーバ30からアップロードされているアドレス帳を、パケット通信網NTを介して新たな携帯電話端末機10'にインポートしたり、インターネット網NTに接続されているパーソナルコンピュータPC等にインポートしたりすることができる。
このように、このアプリケーションプログラムは、プロキシサーバ30を介して複数の携帯電話端末機やパーソナルコンピュータ等との間でアドレス帳を連動させることができることから、最適なアドレス帳のバックアップ手段を提供することができ、携帯電話端末機10の紛失や機種変更時の手間を格段に省くことができる。
以上詳細に説明したように、本発明の実施の形態として示した通信システムにおいては、従来であれば携帯電話端末機10によって行っていた負荷の高い処理をプロキシサーバ30によって行わせて処理の負荷を分散させるとともに、各種新たな仕組みを備えたプラットフォームを提供することにより、極めて厳しい制約のある携帯電話端末機10のアプリケーション環境においても高機能のアプリケーションを実現することができ、結果として、処理の高速化や通信費の低減をも図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、アプリケーションプログラムの例として、パケット数の削減を図ることができるブラウザとメーラとを統合したソフトウェアを用いて説明したが、本発明は、上述した通信システムの仕組みを利用することによって実現することができる高機能のアプリケーションプログラムであれば、いかなるものであっても適用することができる。
また、上述した実施の形態では、携帯電話端末機によってJavaアプリケーションを実行するものとし、また、iモード対応Javaコンテンツを適用するものとして主に説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、他のプログラミング言語をベースとするアプリケーションや他のサービスを適用してもよい。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態として示す通信システムの構成を説明する図である。 携帯電話端末機の外観構成を説明する斜視図である。 同携帯電話端末機の内部構成を説明するブロック図である。 同携帯電話端末機におけるアプリケーション環境を説明する図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、高度な処理についてはプロキシサーバによって行い、携帯電話端末機においては最終的にコンテンツを表示するために必要な処理を行う様子を説明するための図である。 同通信システムにおけるプロキシサーバによって行われる正規化修復処理の内容を説明するための図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、プロキシサーバによってWWWサーバから取得したHTML文書を解析して得られたURLをURLIDに圧縮して携帯電話端末機に対して受け渡す際に、ユーザIDを付加したURLIDに変換する様子を説明するための図である。 従来のシステムの構成を説明する図であり、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間での接続と切断とを繰り返し行う様子を説明するための図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間での接続及び切断の回数を最小限に抑制する様子を説明するための図である。 従来のシステムにおいて、制限以上の容量のデータを送受信する場合における概念を説明する図である。 同通信システムにおいて、アプリケーション側からみて仮想的に制限以上の容量のデータを送受信できるような仕組みの概念について説明する図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、携帯電話端末機とプロキシサーバとの間でデータの送受信を行う際のライブラリを1つのレイヤとして構築する様子を説明するための図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、アプリケーションプログラムをロジック部分と非ロジック部分とに分割することにより、容量の小さい携帯電話端末機用にプログラムとして利用できる領域を増加させる様子を説明するための図である。 アプリケーションプログラムが待ち受けモード時である場合において、携帯電話端末機のLCDに表示される画面内容例を説明する図である。 アプリケーションプログラムがアプリモード時である場合において、携帯電話端末機のLCDに表示される画面内容例を説明する図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、アプリケーションプログラムの主な機能として、携帯電話端末機がブラウザを介して所定のWWWサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイルや着信音声用の音声ファイルを、メーラの待ち受け画面や電子メール着信時の音声にも共用する様子を説明するための図である。 アプリケーションプログラムにおけるメールアイコンが選択されてメーラが起動した場合において、携帯電話端末機のLCDに表示される画面内容例を説明する図である。 アプリケーションプログラムを実行して新着メールの問い合わせを行った場合において、携帯電話端末機のLCDに表示される画面内容例を説明する図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、アプリケーションプログラムを実行して新着メールの問い合わせを行った場合において、ヘッダ情報からなる新着メールの一覧リストを取得する様子を説明するための図である。 携帯電話端末機の正面図であり、カーソル上下キーを用いて表示内容をスクロールさせる様子を説明するための図である。 携帯電話端末機の正面図であり、*キー及び#キーを用いて表示内容をスクロールさせる様子を説明するための図である。 同通信システムの構成を説明する図であり、アプリケーションプログラムを実行してプロキシサーバを介して複数の携帯電話端末機やパーソナルコンピュータとの間でアドレス帳を連動させる様子を説明するための図である。
符号の説明
10,10,10,10,・・・ 携帯電話端末機
20,20,20,・・・ WWWサーバ
30 プロキシサーバ
151 URL復号部
152 HTTPクライアント処理部
153 HTML解析部
154 字句解析部
155 構文解析部
156 正規化修復部
157 URL圧縮部
158 木構造組立部
159 レイアウト処理部
160 表示処理部
NT パケット通信網
NT インターネット網

Claims (11)

  1. インターネット網を介してデータの授受を行う通信システムであって、
    所定のパケット通信網に対して接続された携帯電話端末機と、
    上記インターネット網に対して接続されたHTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納するコンテンツサーバと、
    上記携帯電話端末機が上記パケット通信網を介して直接アクセス可能とされ、上記コンテンツサーバからコンテンツを取得し、上記パケット通信網を介して上記携帯電話端末機に対して配信代行を行うプロキシサーバとを備え、
    上記コンテンツサーバは、
    ロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納する手段を有し、
    上記プロキシサーバは、
    上記携帯電話端末機からの上記HTML文書の閲覧リクエストに応じて当該HTML文書を格納するURLを識別する識別子である圧縮されたURLIDを復号するURL復号手段と、
    当該HTML文書を格納する上記コンテンツサーバと通信を行い、当該HTML文書を取得するクライアント処理手段と、
    上記クライアント処理手段によって取得したHTML文書を解析し、当該HTML文書のデータ形式を上記携帯電話端末機によってエラー表示されない正しい形式の状態である正規化状態に修復するとともに、当該HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを上記携帯電話端末機に対して送信するコンテンツ解析手段とを有し、
    上記携帯電話端末機は、
    上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得したHTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う木構造組立手段と、
    上記木構造組立手段によって組み立てられた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行うレイアウト処理手段と、
    上記レイアウト処理手段によってレイアウト処理された情報を所定の表示画面に表示させる表示処理手段と、
    上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与された上記ロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する手段と、
    を有し、
    上記正規化状態への修復では、上記プロキシサーバがHTML文書の構文解析の結果検知した開始タグをスタックに入れ、この開始タグに対応する閉じタグを検知した場合には当該開始タグをスタックから除去していくことによって未だ閉じていないタグのスタックを形成することにより、開始タグ及び閉じタグのそれぞれについての異常を検知して正規化処理を行い、正常な順序で開始タグ及び閉じタグを出力することにより、正規化修復処理を行い、
    上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、
    上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する手段を更に有すること
    を特徴とする通信システム。
  2. 上記コンテンツ解析手段は、上記URLを当該URLを識別する識別子であるURLIDに圧縮して上記携帯電話端末機に対して送信し、
    上記携帯電話端末機は、上記HTML文書の閲覧リクエストを行う際にURLIDを上記プロキシサーバに対して送信する送信手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 上記コンテンツ解析手段は、上記コンテンツサーバから取得したHTML文書を解析した結果、上記パケット通信網を提供する携帯電話会社が公認するウェブサイトに関する管理を行うために必要な当該携帯電話会社が発行したユーザIDを識別する記述がURLに含まれていることを検知した場合には、URLをURLIDに圧縮する際に、検知したユーザIDを付加したURLIDに変換し、上記携帯電話端末機に対して送信すること
    を特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 上記プロキシサーバは、上記携帯電話端末機からのリクエストに応じて、上記コンテンツサーバを検索して接続し、当該コンテンツサーバからHTML文書をダウンロードした後、当該コンテンツサーバとの接続を切断し、上記コンテンツサーバからダウンロードした上記HTML文書を解析し、参照する画像ファイルのURLを示す一覧リストを取得し、取得した上記画像ファイルのURLに基づいて、当該画像ファイルを格納するコンテンツサーバを検索して接続し、当該コンテンツサーバから画像ファイルをダウンロードした後、当該コンテンツサーバとの接続を切断する処理を、取得すべき画像ファイルの数だけ繰り返し行い、取得したコンテンツと画像ファイルとをアーカイブする手段を有し、
    上記携帯電話端末機は、上記プロキシサーバからアーカイブされたデータをダウンロードした後、当該プロキシサーバとの接続を切断してアーカイブされたデータを取得し、アーカイブされたデータからコンテンツと画像ファイルとを分離抽出する手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載の通信システム。
  5. 上記携帯電話端末機及び上記プロキシサーバは、当該携帯電話端末機と当該プロキシサーバとの間でデータの送受信を行う際のライブラリを1つのレイヤとして構築する手段を有し、
    上記携帯電話端末機は、上記コンテンツサーバに対して制限以上の容量のデータをアップロードデータとしてアップロードする場合には、当該アップロードデータを送信可能な容量に分割し、分割したデータ毎に、上記プロキシサーバとの間でセッションを確立して当該データを送信する手段を有し、
    上記プロキシサーバは、セッション毎にキャッシュを生成して所定のアップロードキャッシュに追記し、上記携帯電話端末機から全てのデータの送信が完了すると、上記アップロードデータを復元し、アップロードすべき上記コンテンツサーバに対して当該アップロードデータを送信する手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項記載の通信システム。
  6. 上記プロキシサーバは、上記コンテンツサーバに格納されている制限以上の容量のデータをダウンロードデータとして上記携帯電話端末に対してダウンロードする場合には、当該コンテンツサーバから当該ダウンロードデータを取得して所定のダウンロードキャッシュに格納し、上記ダウンロードキャッシュから送信可能な容量のデータを読み出すことによって上記ダウンロードデータを分割し、上記携帯電話端末との間で分割したデータ毎にセッションを確立して当該携帯電話端末機に対して当該データを送信する手段を有し、
    上記携帯電話端末機は、上記プロキシサーバから全てのデータの送信が完了すると、上記ダウンロードデータを復元する手段を有すること
    を特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行し、上記メーラを介して所定のコンテンツサーバから電子メールのヘッダ情報からなる新着メールの一覧リストを取得し、本文の閲覧を希望したメール本文をページ毎に分割し、必要なページのみを受信するとともに、必要な添付ファイルをダウンロードする手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  8. 上記携帯電話端末機は、上記アプリケーションプログラムを実行し、所定の表示画面に表示されたコンテンツのうち画面範囲を超過する分について、上下方向にページ単位でスクロールさせる手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は7のうちいずれか1項記載の通信システム。
  9. 上記携帯電話端末は、上記アプリケーションプログラムを実行し、格納しているアドレス帳を上記プロキシサーバにアップロードし、上記パケット通信網及び/又は上記インターネット網に接続される他の機器に対してインポート可能に、当該プロキシサーバに確保された所定の保存領域に格納させる手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は7,8のうちいずれか1項記載の通信システム。
  10. インターネット網を介してデータの授受を行う通信方法であって、
    HTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納するコンテンツサーバが、ロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納する工程と、
    所定のパケット通信網に対して接続された携帯電話端末機からの上記HTML文書の閲覧リクエストに応じて、上記携帯電話端末機が上記パケット通信網を介して直接アクセス可能とされるプロキシサーバが、当該HTML文書を格納するURLを識別する識別子である圧縮されたURLIDを復号する工程と、
    当該HTML文書を格納する上記インターネット網に対して接続されたコンテンツサーバと上記プロキシサーバとが通信を行い、当該プロキシサーバが当該HTML文書を取得する工程と、
    上記プロキシサーバが、取得したHTML文書を解析し、当該HTML文書のデータ形式を上記携帯電話端末機によってエラー表示されない正しい形式の状態である正規化状態に修復するとともに、当該HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを上記携帯電話端末機に対して送信する工程と、
    上記携帯電話端末機が、上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得したHTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う工程と、
    上記携帯電話端末機が、組み立てた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行い、レイアウト処理した情報を所定の表示画面に表示させる工程と、
    上記携帯電話端末機が、上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与された上記ロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する工程と、
    を有し、
    上記正規化状態への修復では、上記プロキシサーバがHTML文書の構文解析の結果検知した開始タグをスタックに入れ、この開始タグに対応する閉じタグを検知した場合には当該開始タグをスタックから除去していくことによって未だ閉じていないタグのスタックを形成することにより、開始タグ及び閉じタグのそれぞれについての異常を検知して正規化処理を行い、正常な順序で開始タグ及び閉じタグを出力することにより、正規化修復処理を行い、
    上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、
    上記携帯電話端末機が、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する工程を更に有すること
    を特徴とする通信方法。
  11. 所定のパケット通信網に対して接続され、インターネット網に対して接続されHTML文書及びアプリケーションプログラムを含むコンテンツを格納しており、特にロジック部分であるプログラム本体と、非ロジック部分であるテキストファイル並びに画像ファイル及び音声ファイルとからなるコンテンツとして作成されたアプリケーションプログラムを、上記ロジック部分と上記非ロジック部分とに分割するとともに、分割したロジック部分に所定のアーカイブライブラリを付与して所定の格納手段に格納するコンテンツサーバに格納されたコンテンツをプロキシサーバを介して取得する携帯電話端末機であって、
    上記プロキシサーバによって上記コンテンツサーバから取得した上記HTML文書の木構造を組み立てるのに必要なイベントを当該プロキシサーバから受信して、上記HTML文書の木構造の組み立てを行う木構造組立手段と、
    上記木構造組立手段によって組み立てられた木構造ファイルに基づいて表示の際のレイアウト処理を行うレイアウト処理手段と、
    上記レイアウト処理手段によってレイアウト処理された情報を所定の表示画面に表示させる表示処理手段と、
    上記HTML文書ではなく、上記アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、上記プロキシサーバを介して上記アーカイブライブラリが付与されたロジック部分のみをダウンロードして所定の保存手段に保存し、上記アーカイブライブラリを起動して、上記非ロジック部分を上記プロキシサーバを介して上記コンテンツサーバから取得する手段と、
    を備え、
    上記アプリケーションプログラムは、上記携帯電話機で実行可能なブラウザとメーラとを統合したソフトウェアであり、当該アプリケーションプログラムを待ち受け画面として待機させたまま、所定のサービスを利用可能とされるものであり、
    上記携帯電話端末機が、上記アプリケーションプログラムを実行すると、上記ブラウザを介して所定のコンテンツサーバから取得した待ち受け画面用の画像ファイル及び/又は着信音声用の音声ファイルを所定の保存領域に保存する手段を更に有すること
    を特徴とする携帯電話端末機。
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