JP3879115B2 - サーバ装置、端末識別情報提供方法、端末識別情報提供プログラム、及び端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体、情報処理端末装置、並びに端末識別情報授受システム及び端末識別情報授受方法 - Google Patents

サーバ装置、端末識別情報提供方法、端末識別情報提供プログラム、及び端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体、情報処理端末装置、並びに端末識別情報授受システム及び端末識別情報授受方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のネットワークによって接続された端末に対してこの端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するサーバ装置、端末識別情報提供方法、端末識別情報提供プログラム、及び端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体、単独で固有の端末識別情報を取得することができる第1のプログラムと単独では端末識別情報を取得することができない第2のプログラムとの間で端末識別情報の受け渡しを行う情報処理端末装置、並びに所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受システム及び端末識別情報授受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばテレビ番組といった所定の放送局等から配信される番組を視聴する視聴者は、通常、その番組に関する情報が記述された番組情報を閲覧することにより、その番組の配信が行われる時間帯や番組概要等を事前に把握することができる。近年では、このような番組情報は、例えばパーソナルコンピュータ等のような情報処理装置や携帯電話機等が広く普及していることにともない、新聞紙や雑誌等に限らず、これらの各種端末を介して閲覧することもできる。
【0003】
このような端末を介して閲覧される番組情報は、通常、放送局等の配信元によって例えばHTML(Hyper Text Markup Language)等を用いて作成される。視聴者たるユーザは、所定のビューワを起動して番組情報を提供する配信元のサーバ等にアクセスし、所定の手続きを経ることにより、番組情報を閲覧することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザは、番組情報を閲覧する場合には、毎回所定のビューワを起動して、所定の手続きを行う必要があった。そのため、ユーザは、番組情報を端末に保存しようとして、いわゆるブックマーク登録を行った場合であっても、毎回サーバにアクセスする必要があり、通信料金が発生するといった問題があった。
【0005】
また、ユーザは、表示画面に表示された情報をそのまま保存するいわゆる画面メモ等の機能を用いて番組情報を保存することが可能であるが、この場合、端末は、番組情報を閲覧させることはできるものの、この番組情報に基づいて、番組の開始を報知するといったように、ユーザに対して他の機能を提供することができなかった。そのため、ユーザは、番組情報を閲覧して把握した番組の配信開始日時にあわせて、自ら端末がネィティブに保持するアラーム機能等を用いて報知させるための設定を行う必要があった。
【0006】
特に、このような問題は、例えば携帯電話機等のように、資源や消費電力等の制約が厳しいデバイスについては、顕著であった。
【0007】
一方、上述した番組の開始を報知するような機能は、端末がネィティブに保持するアラーム機能等をユーザが設定するのではなく、このようなアラーム機能を動作させる所定のアプリケーションプログラムを所定のサーバから取得して実行することにより、実現することができる。しかしながら、このような従来のアプリケーションプログラムは、特定の番組に対する報知を行うようにカスタマイズされて提供されるものであるか、又はカスタマイズされていないものである場合には当該アプリケーションプログラム側でのユーザによる特別な番組選択操作を要求するものであり、全ての任意の番組に対応するものではない。すなわち、アプリケーションプログラムを端末に対して提供するサーバは、番組毎に対応して、複数のアプリケーションプログラムを用意する必要があり、又はユーザによる番組選択操作を要求する手間を要していた。
【0008】
さらに、端末を操作するユーザは、当該ユーザ毎にカスタマイズされた番組情報を取得するために、当該ユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する必要があり、煩雑な手間を要していた。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を省略することができ、さらに、番組に拘泥せずに全ての任意の番組について、端末側で番組情報を容易に閲覧することを可能とするとともに、この番組情報に基づいて少なくとも番組開始日時を報知することを可能とするサーバ装置、端末識別情報提供方法、端末識別情報提供プログラム、及び端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体、情報処理端末装置、並びに端末識別情報授受システム及び端末識別情報授受方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明にかかるサーバ装置は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するサーバ装置であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、この端末識別情報取得手段によって取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供手段と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、対応テーブル作成手段によって作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて端末識別情報取得手段によって再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索手段と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索手段によって検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
このような本発明にかかるサーバ装置は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を端末識別情報取得手段によって取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末識別情報提供手段によって端末に提供する。
【0012】
また、上述した目的を達成する本発明にかかる端末識別情報提供方法は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供する端末識別情報提供方法であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得工程と、この端末識別情報取得工程にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供工程と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成工程と、対応テーブル作成工程にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索工程と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索工程にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供工程とを備えることを特徴としている。
【0013】
このような本発明にかかる端末識別情報提供方法は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供する。
【0014】
さらに、上述した目的を達成する本発明にかかる端末識別情報提供プログラムは、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムであって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、この端末識別情報取得処理にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供処理と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、対応テーブル作成処理にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索処理にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供処理とを備えることを特徴としている。
【0015】
このような本発明にかかる端末識別情報提供プログラムは、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供する。
【0016】
さらにまた、上述した目的を達成する本発明にかかる端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体であって、端末識別情報提供プログラムは、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、この端末識別情報取得処理にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供処理と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、対応テーブル作成処理にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索処理にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供処理とを備えることを特徴としている。
【0017】
このような本発明にかかる端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供する端末識別情報提供プログラムを提供する。
【0018】
また、上述した目的を達成する本発明にかかる情報処理端末装置は、単独で固有の端末識別情報を取得することができる第1のプログラムと単独では端末識別情報を取得することができない第2のプログラムとの間で端末識別情報の受け渡しを行う情報処理端末装置であって、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を所定のネットワークによって接続されたサーバ装置であって、端末識別情報と、一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成するサーバ装置に対して送信する送信手段と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信手段と、番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、送信手段は、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信することを特徴としている。
【0019】
このような本発明にかかる情報処理端末装置は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を送信手段によってサーバ装置に対して送信し、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信手段によって受信する。
【0020】
さらに、上述した目的を達成する本発明にかかる端末識別情報授受システムは、所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受システムであって、サーバ装置は、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、この端末識別情報取得手段によって取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供手段と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、対応テーブル作成手段によって作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段とを備え、端末は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報をネットワークを介してサーバ装置に対して送信する送信手段と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信手段と、番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、送信手段は、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信することを特徴としている。
【0021】
このような本発明にかかる端末識別情報授受システムは、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を端末からサーバ装置に対して送信してサーバ装置に取得させ、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、サーバ装置から端末に提供して端末に受信させる。
【0022】
さらにまた、上述した目的を達成する本発明にかかる端末識別情報授受方法は、所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受方法であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって取得した端末識別情報をネットワークを介してサーバ装置に対して送信する送信工程と、第1のプログラムによって送信された端末識別情報をサーバ装置によって取得する端末識別情報取得工程と、この端末識別情報取得工程にてサーバ装置が取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供工程と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信工程と、端末によって番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得工程と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルをサーバ装置によって作成する対応テーブル作成工程と、対応テーブル作成工程にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信する再送信工程とを備えることを特徴としている。
【0023】
このような本発明にかかる端末識別情報授受方法は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を端末からサーバ装置に対して送信してサーバ装置に取得させ、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、サーバ装置から端末に提供して端末に受信させる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
この実施の形態は、本発明にかかる端末識別情報授受システムを、例えば図1に示すように、ディジタルビデオカメラ(Digital Video Camera;DV)が付設されたパーソナルコンピュータ若しくはディジタルビデオカメラが接続されたパーソナルコンピュータといった情報処理装置からなる配信者端末10によって撮影して得られた映像及び/又は音声データ、又は配信者端末10に蓄積されている編集済みの映像及び/又は音声データからなるコンテンツとしての番組を、いわゆるインターネット2を介して、パーソナルコンピュータや携帯情報端末(Personal Digital Assistants;以下、PDAという。)といった複数の視聴者端末20,20,20,・・・に対してライブ配信するパーソナルキャスティングサービスを実現する個人放送システム1に適用したものである。
【0026】
この個人放送システム1は、パケット網ゲートウェイサーバ5を介してインターネット2に接続可能な複数の端末である携帯電話機30,30,30,・・・に対して、サーバ側から番組情報を提供することができるものである。例えば、個人放送システム1は、視聴者端末20,20,20,・・・を介して番組を視聴しようとするクライアントユーザが、それぞれ、携帯電話機30,30,30,・・・を有し、これらの携帯電話機30,30,30,・・・を介して番組情報を閲覧することにより、番組の配信が行われる時間帯や番組概要等を事前に把握することが可能となるものである。また、個人放送システム1は、携帯電話機30,30,30,・・・を介して閲覧した番組情報に基づいて、少なくとも番組開始日時を携帯電話機30,30,30,・・・を有するクライアントユーザに対して報知することができるものである。
【0027】
さらに、個人放送システム1は、携帯電話機30,30,30,・・・を介してユーザ毎にカスタマイズされた情報を取得し、アラーム機能を有する所定のアプリケーションプログラムと連携させて指定番組のアラーム予約を行うことができるものである。ここで、個人放送システム1は、携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれにて起動される2つのアプリケーションプログラムであって、携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれを識別するための固有の端末識別情報を取得することができる第1のプログラムから端末識別情報を取得することができない第2のプログラムへと端末識別情報を受け渡す手法についての指針を与えるものである。
【0028】
まず、ここでは、携帯電話機30,30,30,・・・による番組情報の閲覧、番組開始日時の報知及び指定番組のアラーム予約についての詳細な説明に先立って、個人放送システム1及び配信者端末10について説明する。
【0029】
個人放送システム1は、同図に示すように、コンテンツを配信する配信者端末10と、この配信者端末10によって配信されたコンテンツを受信して視聴する複数の視聴者端末20,20,20,・・・と、番組情報を閲覧することが可能とされる携帯電話機30,30,30,・・・とを備えるとともに、パーソナルキャスティングサービスを提供するシステム側として、配信者端末10や視聴者端末20,20,20,・・・が当該個人放送システムを利用する際にアクセスする個人放送ウェブサイト40と、配信者端末10によって配信されたコンテンツを複数の視聴者端末20,20,20,・・・に対して配信するストリーミングサーバ50と、ライブ配信の際に配信者と視聴者との間における双方向コミュニケーションとしてのいわゆるチャットを行うためのコミュニケーションサーバ60と、配信者と視聴者との間で電子メールの送受信を行うためのメールサーバ70と、携帯電話機30,30,30,・・・のアクセス対象であり且つ携帯電話機30,30,30,・・・による番組開始日時報のために用いる残り時間のカウンタとしてのアプリケーションプログラムや指定番組のアラーム予約を行うアプリケーションプログラム等の各種携帯電話機用のアプリケーションプログラムを提供する携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80と、ストリーミングサーバ50によるコンテンツの配信機能を使用するための予約情報等の各種情報を管理するデータベース部90とを備える。
【0030】
配信者端末10は、ディジタルビデオカメラが付設又は接続されており、このディジタルビデオカメラによって撮影された映像及び/又は音声データを所定の符号化フォーマットに基づいてリアルタイムに圧縮しながら送信する。また、配信者端末10は、図示しないハードディスク等に記録されている編集済みの映像及び/又は音声データを送信することもできる。
【0031】
具体的には、配信者端末10は、図示しないISP(Internet Service Provider)や、例えば電話回線網3a、ケーブルテレビ網3b又はADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)網3cからなる公衆回線網3を介してインターネット2に接続可能な環境とされている。このとき、配信者端末10は、インターネット2に接続可能な環境であれば、有線又は無線の別を問わない。例えば、配信者端末10は、いわゆる簡易型携帯電話(Personal Handyphone System;以下、PHSという。)等を介して、インターネット2に接続することもできる。配信者端末10は、映像及び/又は音声データからなるコンテンツの送信に先立って、個人放送ウェブサイト40に対して、コンテンツの配信を予約する必要がある。配信者端末10は、公衆回線網3及びインターネット2を介して個人放送ウェブサイト40にアクセスし、ストリーミングサーバ50によるコンテンツのストリーミング配信機能の使用を希望する日時や視聴者の定員数、及び視聴者パスワードといった所定の予約情報を登録することによって予約を行う。
【0032】
そして、配信者端末10は、予約が受け付けられて映像及び/又は音声データからなるコンテンツをストリーミングサーバ50に対して送信する際には、公衆回線網3及びインターネット2を介してコンテンツをストリーミングサーバ50に対して送信する。また、配信者端末10は、例えば、公衆回線網3を介してサーバ接続専用ネットワーク4のアクセスポートにPPP(Point to Point Protocol)接続を行うことにより、ストリーミングサーバ50との伝送路を確立し、この伝送路を介してコンテンツをストリーミングサーバ50に対して送信することもできる。さらに、配信者端末10は、送信したコンテンツを、必要に応じて、図示しないハードディスク等のローカルに記録することもできる。
【0033】
視聴者端末20,20,20,・・・は、それぞれ、パーソナルコンピュータや携帯情報端末等のインターネット2に接続可能な環境とされた情報処理装置である。視聴者端末20,20,20,・・・は、それぞれ、視聴者パスワード等の所定の情報を入力することにより、個人放送システム1に視聴者として参入することができるものである。視聴者端末20,20,20,・・・は、それぞれ、配信者端末10によって予約登録されたコンテンツの配信開始日時(番組開始日時)に到達すると、ストリーミングサーバ50からインターネット2を介してコンテンツが配信され、配信されたコンテンツを受信する。そして、視聴者端末20,20,20,・・・は、それぞれ、受信したコンテンツをリアルタイムにデコードし、図示しない表示画面やスピーカ等を介して出力する。
【0034】
携帯電話機30,30,30,・・・は、それぞれ、図示しない基地局及びパケット網ゲートウェイサーバ5を介してインターネット2に接続可能な環境とされている。携帯電話機30,30,30,・・・は、それぞれ、後述するように、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80を介して番組情報を取得して表示画面に表示することにより、クライアントユーザに対して番組の配信が行われる時間帯や番組概要等を閲覧させることができる。また、携帯電話機30,30,30,・・・は、それぞれ、後述するように、番組情報に基づいて、番組の配信開始日時をクライアントユーザに対して報知するアプリケーションプログラムや、指定番組のアラーム予約を行うアプリケーションプログラムを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードすることもできる。
【0035】
個人放送ウェブサイト40は、配信者端末10や視聴者端末20,20,20,・・・が当該個人放送システムを利用する際にアクセスするものである。個人放送ウェブサイト40は、配信者端末10によってアクセスされて所定の予約情報が入力されると、この予約情報をデータベース部90に登録することによって配信者端末10によるストリーミングサーバ50の使用を予約する。また、個人放送ウェブサイト40は、配信者端末10や視聴者端末20,20,20,・・・に対する認証処理の際に、ストリーミングサーバ50との間で相互に認証データの授受を行う。
【0036】
ストリーミングサーバ50は、配信者端末10からインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して送信されたコンテンツを受信し、インターネット2を介して複数の視聴者端末20,20,20,・・・に対してストリーミング配信する。このとき、ストリーミングサーバ50は、配信者端末10や視聴者端末20,20,20,・・・に対する認証処理の際に、個人放送ウェブサイト40との間で相互に認証データの授受を行う。ストリーミングサーバ50は、配信者端末10によって予約登録されたコンテンツの配信開始日時に到達すると、配信者端末10からインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して送信されたコンテンツを受信して図示しないバッファに記憶しつつ、このコンテンツをバッファから読み出し、配信要求のあった視聴者端末20,20,20,・・・に対して配信する。
【0037】
コミュニケーションサーバ60は、ライブ配信の際に配信者と視聴者との間における双方向コミュニケーションとしてのチャットを行うために設けられるものである。すなわち、個人放送システム1は、視聴者参加型の番組といった双方向コミュニケーションを取り入れた番組を配信する機能を有するものである。コミュニケーションサーバ60は、配信者端末10からインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して送信されたチャット情報を構成する映像データ、音声データ及び文字データを受信し、インターネット2を介して複数の視聴者端末20,20,20,・・・に対して送信する。また、コミュニケーションサーバ60は、複数の視聴者端末20,20,20,・・・のそれぞれからインターネット2を介して送信されたチャット情報を構成する映像データ、音声データ及び文字データを受信し、インターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して配信者端末10に対して送信する。
【0038】
メールサーバ70は、配信者と視聴者との間で電子メールの送受信を行うために設けられるものである。メールサーバ70は、配信者端末10からインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して送信された電子メール情報を構成する映像データ、音声データ及び文字データを受信し、インターネット2を介して複数の視聴者端末20,20,20,・・・に対して送信する。また、コミュニケーションサーバ60は、複数の視聴者端末20,20,20,・・・のそれぞれからインターネット2を介して送信された電子メール情報を構成する映像データ、音声データ及び文字データを受信し、インターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4を介して配信者端末10に対して送信する。
【0039】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれによってアクセスされると、例えば簡易ホームページ等のコンテンツをCHTML(Compact Hyper Text Markup Language)形式のファイルとして提供する。
【0040】
ここで、CHTMLとは、HTMLのサブセットであり、限られたサイズの表示画面の中で反映可能なタグのみ残して他の部分を切り捨てたものである。例えば株式会社NTTドコモが提供するサービスであるiモード(商標)においては、iモード用HTMLを採用しており、これは携帯電話機に必要な機能を絞り込み、約30種類のタグが使用され、また、画像についても2段階調節のGIF(Graphics Interchange Format)ファイルが推奨される等の限定条件がある。
【0041】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、このようなCHTMLや、移動体通信用のプロトコルであるWAP(Wireless Application Language)にて使用される記述言語であるHDML(Handheld Device Markup Language)又はWML(Wireless Markup Language)等を用いることにより、表示領域や表示能力に制限がある携帯電話機等で閲覧する簡易ホームページのファイルを作成することができる。
【0042】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、後述するように、携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれによってアクセスされると、番組情報をデータベース部90から読み出して、インターネット2及びパケット網ゲートウェイサーバ5を介して携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれに対して送信する。また、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30,30,30,・・・による番組開始日時報知のために用いる後述するアプリケーションプログラムや指定番組のアラーム予約を行う後述するアプリケーションプログラム等の各種携帯電話機用のアプリケーションプログラムを保持しており、これらのアプリケーションプログラムをインターネット2及びパケット網ゲートウェイサーバ5を介して携帯電話機30,30,30,・・・のそれぞれに対して送信する。
【0043】
なお、この携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、第1のプログラムと第2のプログラムとの間で端末識別情報の受け渡しを行うために後述する設定ファイルを作成するが、この機能をハードウェアで実現するのみならず、コンピュータ実行可能なソフトウェアで実現することもできる。携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ソフトウェアで実現する場合には、例えばパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置におけるCPU(Central Processing Unit)によって設定ファイルを作成するための端末識別情報提供プログラムを実行することにより、この機能を実現することができる。この端末識別情報提供プログラムは、例えばいわゆるコンパクトディスク(Compact Disc;CD)等のコンピュータ実行可能な所定の記録媒体やインターネット等の伝送媒体によって提供することができる。
【0044】
データベース部90は、ストリーミングサーバ50によるコンテンツのストリーミング配信機能を配信者端末10が使用するための予約情報等の各種情報を管理する。データベース部90に格納された各種情報は、必要に応じて、個人放送ウェブサイト40、ストリーミングサーバ50、コミュニケーションサーバ60、メールサーバ70、及び携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって読み出される。
【0045】
このような個人放送システム1においては、コンテンツの配信者となるユーザが配信者端末10を介して個人放送ウェブサイト40にアクセスして上述した予約情報を登録することにより、コンテンツのライブ配信が予約される。
【0046】
具体的には、個人放送システム1においては、配信者端末10における表示画面に当該個人放送システム1のサービスを提供する個人放送ウェブサイト40のWWW(World Wide Web)ブラウジング用のウィンドウを表示させ、ユーザが配信者端末10を介して当該個人放送システム1にユーザ登録を行い、与えられたユーザID(IDentification)とパスワードとを入力してログインする。これにより、個人放送システム1においては、配信者端末10における表示画面に、例えば図2乃至図5に示すようなコンテンツの配信の予約を行うための所定のウィンドウが表示される。
【0047】
具体的には、配信者端末10は、図2に示すように、配信するコンテンツの番組タイトルを記述するボックスや、配信環境としての配信サーバ40のタイプ、すなわち、ネットワークに対していかなる接続方法を用いるかを選択する項目からなる新規番組予約ウィンドウを表示画面に表示する。個人放送システム1においては、入力した番組タイトルが、ウェブサイト上の番組一覧に掲載される。また、個人放送システム1においては、選択する配信環境に応じて、配信可能な配信帯域や接続方法が決定される。また、配信者端末10は、図3に示すように、配信を希望する日、配信開始時刻及びコンテンツの時間長である配信時間又は配信終了時刻を選択入力するコンボボックスや、コンテンツを配信するための配信チャンネルを選択入力するコンボボックスからなる新規番組予約ウィンドウを表示画面に表示する。個人放送システム1においては、配信チャンネルに応じて、同時に視聴可能な視聴者数の制限が決定される。さらに、配信者端末10は、新規番組予約ウィンドウの他に、図4に示すように、配信するコンテンツの内容を紹介するための番組紹介ページ編集ウィンドウを表示画面に表示する。配信者端末10は、視聴者パスワードを記述するボックスの他、必要に応じて、番組タイトル、配信者名、サブタイトル、製作スタッフ、番組概要、及び番組詳細を記述するボックスからなる番組紹介ページ編集ウィンドウを表示画面に表示する。個人放送システム1においては、入力したこれらの各種情報が、ウェブサイト上の番組紹介ページに掲載される。さらにまた、配信者端末10は、図示しないが、配信課金のために必要となるクレジットカード番号等を入力するための新規番組予約ウィンドウを表示画面に表示する。そして、配信者端末10は、全ての必要項目を入力すると、図5に示すように、配信を希望する日、予約時間、配信チャンネル、及び視聴者パスワードとともに、配信者に固有の配信者パスワードが提示された新規番組予約ウィンドウを表示画面に表示する。
【0048】
このように、個人放送システム1においては、配信者端末10における表示画面に表示されたウィンドウを介して配信者たるユーザが所定の予約情報を入力し、クレジットカード番号の本人認証が成功すると、指定した日時でのコンテンツのライブ配信が予約される。個人放送システム1においては、ライブ配信の予約が受け付けられると、ユーザが図5に示した新規予約ウィンドウに設けられた予約ファイルダウンロードボタンをマウス等を用いて押下することにより、予約設定ファイルが個人放送ウェブサイト40から配信者端末10に対してダウンロードされる。この予約設定ファイルには、設定した予約情報の他、ライブ配信を行うストリーミングサーバ50のIP(Internet Protocol)アドレス及びポート、ユーザID、パスワード等が記述されているものである。個人放送システム1においては、配信者端末10によって所定のライブ配信アプリケーションプログラムを実行してこれらの情報を自動的に読み込むことにより、ユーザによる設定を要さずライブ配信を行うことが可能となる。
【0049】
続いて、個人放送システム1においては、配信者端末10から個人放送ウェブサイト40に対して、予約したライブ配信を実際に行うか否かの予約確認を配信開始日時の所定時間前、例えば3時間程度前までに行う。具体的には、個人放送システム1においては、配信者端末10が表示画面に個人放送ウェブサイト40へのアクセスを行うためのWWWブラウジング用のウィンドウを表示し、このウィンドウを介して配信者たるユーザが所定の情報を入力することにより、予約確認が行われる。個人放送システム1においては、これに応じて予約確定が行われる。なお、個人放送システム1において、ユーザは、コンテンツを視聴してほしいクライアントユーザに対して、視聴者パスワードといったコンテンツを視聴するために必要な情報を配信開始日時までに予め連絡しておく必要がある。
【0050】
そして、個人放送システム1においては、配信開始日時の所定時間前、例えば5分程度前までに、配信者端末10とストリーミングサーバ50との接続を行い、配信者端末10に付設又は接続されたディジタルビデオカメラによる撮影と同時に、映像及び/又は音声データが所定の符号化フォーマットに基づいてリアルタイムに圧縮されながら送信される。個人放送システム1において、視聴者となるクライアントユーザは、配信開始日時に到達すると、視聴者パスワード等の所定の情報を入力することにより、視聴者端末20,20,20,・・・を介してコンテンツを受信し視聴することができる。
【0051】
このように、個人放送システム1は、配信者端末10によって撮影して得られた映像及び/又は音声データ、又は配信者端末10に蓄積されている編集済みの映像及び/又は音声データからなるコンテンツを、インターネット2を介して、視聴者端末20,20,20,・・・に対してライブ配信するパーソナルキャスティングサービスを実現することができる。
【0052】
なお、個人放送システム1においては、配信者端末10によって上述したライブ配信の予約及び設定を行った後、実際の配信を開始する前に、番組に必要となるエフェクト類、及び配信者端末10のハードディスク等に記録されたアーカイブファイル類を予め設定し、登録することができる。このとき、配信者端末10は、所定のガイド機能を用いて各種設定を行うことができる。また、個人放送システム1においては、予約された時間外では、配信者端末10によってハードディスクに対してライブ配信を行うコンテンツの試し撮りを行うことができる。このとき、配信者端末10は、実際の配信時と同様に、コンテンツに対して各種エフェクトを施したり、入力ソースとして選択可能なディジタルビデオカメラによって撮影されて得られた映像及び/又は音声データとハードディスクに記録されている映像及び/又は音声データとのスイッチングを行うことができる。
【0053】
そして、個人放送システム1においては、配信者端末10とストリーミングサーバ50との接続が確立されてコンテンツがライブ配信されている状態で、配信者端末10によってエフェクト操作やファイル切り替え操作等を行うのに応じて、ストリームにもこれらの操作が反映され、最終的に視聴者端末20,20,20,・・・における表示画面にも反映される。個人放送システム1においては、配信終了時間に到達すると、自動的にコンテンツの配信が終了し、視聴者端末20,20,20,・・・における表示画面上でも番組が終了する。個人放送システム1においては、配信を終えたコンテンツに関する情報が配信者端末10におけるハードディスクや所定の記録媒体等に記録され、配信者端末10によって配信履歴の詳細や配信したコンテンツ等を再生してアルバム形式で閲覧鑑賞することができる。
【0054】
つぎに、このような個人放送システム1を構成する配信者端末10について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、ディジタルビデオカメラが付設された配信者端末10について説明するものとする。
【0055】
配信者端末10は、図6に示すように、各種演算処理を実行するとともに各部を統括して制御するCPU101と、このCPU101のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)102と、CPU101によって実行される各種プログラムを含む情報を格納する読み取り専用のROM(Read Only Memory)103と、CPU101によって実行されるオペレーティングシステム(Operating System)やアプリケーションプログラム等の各種プログラムやデータ等のハードディスクに対する記録及び/又は再生を行うHDD(Hard Disk Drive)104と、各種情報を表示画面に表示する表示部105と、この表示部105とCPU101との間でのデータの授受を行うための表示用インターフェース106と、ユーザによって各種情報を入力するための操作部107と、この操作部107とCPU101との間でのデータの授受を行うための操作用インターフェース108と、上述した公衆回線網3を介してインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4に接続された外部装置との間でデータの授受を行うためのネットワークインターフェース109と、被写体を撮影して映像及び/又は音声データを得るディジタルビデオカメラ110と、例えばいわゆるリアル形式等の所定の符号化及び復号形式に基づく圧縮符号化及び復号を行うコーデック111とを備える。配信者端末10は、これらの各部のうち、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、表示用インターフェース106、操作用インターフェース108、ネットワークインターフェース109、ディジタルビデオカメラ110、及びコーデック111がバス112を介して接続されて構成される。
【0056】
なお、配信者端末10は、ディジタルビデオカメラ110が付設されずに接続される形態の場合には、所定のインターフェースを介してバス112に接続される構成となる。また、配信者端末10は、図示しないが、必要に応じて、着脱自在とされる記録媒体に対する各種情報の記録及び/又は再生を行うドライブ等を備えてもよい。
【0057】
CPU101は、バス112を介して、RAM102、ROM103、HDD104、表示用インターフェース106、操作用インターフェース108、ネットワークインターフェース109、ディジタルビデオカメラ110、及びコーデック111と接続している。CPU101は、各部を統括的に制御するとともに、HDD104等に記録されているオペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムを実行する。特に、CPU101は、個人放送ウェブサイト40に対するコンテンツの配信の予約や、ストリーミングサーバ50に対するコンテンツの送信、さらには、送信したコンテンツのハードディスクに対する記録に関する処理及び制御を行う。
【0058】
RAM102は、CPU101が各種プログラムを実行する際のワークエリアとして機能し、CPU101の制御のもとに、各種データを一時記憶する。
【0059】
ROM103は、各種プログラムを含む情報を格納している。このROM103に格納されている各種プログラムは、CPU101の制御のもとに読み出されて実行される。
【0060】
HDD104は、CPU101の制御のもとに、ハードディスクに対して、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムやデータ等の記録及び/又は再生を行う。特に、HDD104は、CPU101の制御のもとに、送信したコンテンツをハードディスクに対して記録する。また、HDD104は、編集済みの映像及び/又は音声データをハードディスクに対して記録しておくこともでき、CPU101の制御のもとに、この映像及び/又は音声データを再生する。
【0061】
表示部105は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)からなり、CPU101の制御のもとに、ハードディスクに記録されているデータ等の各種情報を表示画面に表示する。特に、表示部105は、CPU101の制御のもとに、個人放送ウェブサイト40及びストリーミングサーバ50へのアクセスを行うためのWWWブラウジング用のウィンドウや、送信するコンテンツに対する加工処理を含む各種処理を行うための各種アプリケーションプログラムを実行するための所定のウィンドウといった所定のグラフィカル・ユーザインターフェースを表示画面に表示する。
【0062】
表示用インターフェース106は、CPU101と表示部105との間でのデータの授受を行う。すなわち、表示用インターフェース106は、CPU101からバス112を介して供給された各種情報を表示部105に供給する。
【0063】
操作部107は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、及びいわゆるジョグダイヤル等のユーザインターフェースを用いたユーザによる操作を受け付け、操作内容を示す制御信号を操作用インターフェース108を介してCPU101に供給する。
【0064】
操作用インターフェース108は、CPU101と操作部107との間でのデータの授受を行う。すなわち、操作用インターフェース108は、操作部107から供給された制御信号をバス112を介してCPU101に供給する。
【0065】
ネットワークインターフェース109は、CPU101の制御のもとに、外部との通信を行うインターフェースとして機能する。すなわち、ネットワークインターフェース109は、公衆回線網3を介してインターネット2又はサーバ接続専用ネットワーク4に接続された外部装置と配信者端末10との間でデータの授受を行うために設けられるものである。特に、ネットワークインターフェース109は、CPU101の制御のもとに、コンテンツを外部へと送信するとともに、上述した予約情報や予約ID等の各種情報の送受信を行う。
【0066】
ディジタルビデオカメラ110は、被写体を撮影するための所定の光学系や、CCD(Charge Coupled Devices)等の光電変換用のデバイス等からなる。ディジタルビデオカメラ110によって撮影されて得られた映像及び/又は音声データは、CPU101の制御のもとに、バス112を介してコーデック111に供給される。
【0067】
コーデック111は、バス112を介してディジタルビデオカメラ110から供給された映像及び/又は音声データを、CPU101の制御のもとに、例えばリアル形式等の所定の符号化形式に基づく圧縮符号化を行う。このとき、コーデックは、CPU101の制御のもとに、映像及び/又は音声データをリアルタイムに圧縮符号化する。また、コーデック111は、例えばリアル形式等の所定の符号化形式に基づいて圧縮符号化されたデータを復号することもできる。
【0068】
このような配信者端末10は、例えばコンパクトディスクやディジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disk;DVD)等の所定の記録媒体や、インターネット等の伝送媒体によって提供され得るプログラムであって、所定の機能モジュールを含む複数のモジュールから構成されるライブ配信アプリケーションプログラムをハードディスクに記録している。配信者端末10は、このライブ配信アプリケーションプログラムをCPU101によって実行することにより、コンテンツのライブ配信を行う。
【0069】
さて、以下では、このような配信者端末10によって配信される番組に関する情報である番組情報を携帯電話機30,30,30,・・・によって閲覧させる機能、番組毎の番組開始日時を報知する機能、及びユーザ毎にカスタマイズされた情報を取得して指定番組のアラーム予約を行う機能について説明する。なお、以下では、携帯電話機30,30,30,・・・を携帯電話機30と総称するものとする。
【0070】
携帯電話機30としては、例えば図7に外観を示すように、中央のヒンジ部151を境界にして表示部152と本体153とに大別されて構成され、さらに、ヒンジ部151を介して折り畳み可能に構成されている。
【0071】
表示部152には、上端左部に送受信用のアンテナ154が引出し及び収納可能な状態に取り付けられる。携帯電話機30は、このアンテナ154を介して基地局との間で電波を送受信する。
【0072】
また、表示部152には、上端中央部に略180°の角度範囲で回動自在とされるカメラ部155が設けられる。携帯電話機30は、このカメラ部155におけるCCDカメラ156によって所望の被写体を撮影することができる。
【0073】
ここで、表示部152には、カメラ部155がユーザによって略180°回動させて位置決めされた場合には、図8に示すように、カメラ部155の背面側中央に設けられたスピーカ157が正面側に位置することとなる。これにより、携帯電話機30は、通常の音声通話状態に切り替わるように構成されている。
【0074】
さらに、表示部152には、その正面に表示手段であるLCD158が設けられる。携帯電話機30は、電界強度に応じた電波の受信状態や電池残量等の各種状態、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び発信履歴、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部155におけるCCDカメラ156によって撮影した画像、並びに図示しない内蔵アンテナを介して受信したテレビ番組の番組映像等をLCD158に表示する。
【0075】
一方、本体153には、"0"から"9"までの数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー、電子メールキー等からなる入力手段である操作キー159が設けられる。携帯電話機30は、この操作キー159が用いられて、各種指示が入力される。
【0076】
また、本体153には、操作キー159の下部に、メモボタン160やマイクロフォン161が設けられる。携帯電話機30は、このメモボタン160によって通話中における音声を録音することができ、また、マイクロフォン161によって通話時におけるユーザの音声を集音する。
【0077】
さらに、本体153には、操作キー159の上部に、回転操作、回動操作及び押圧操作自在とされるジョグダイヤル162が当該本体153の表面から僅かに突出した状態で設けられる。携帯電話機30は、ユーザによってこのジョグダイヤル162に与えられる回転操作又は回動操作に応じて、LCD158に表示される電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの握り動作、及び画像の送り動作といった種々の動作を実行することができる。
【0078】
例えば、携帯電話機30は、ユーザによるジョグダイヤル162の回転操作又は回動操作に応じて、LCD158に表示された複数の電話番号からなる電話帳リストから所望の電話番号が選択された状態で、ジョグダイヤル162が本体153の内部方向へとユーザによって押圧操作されると、選択された電話番号を確定し、この電話番号に対して自動的に発呼処理を行うことができる。
【0079】
なお、本体153には、背面側に着脱可能とされる図示しないバッテリパックが装着される。携帯電話機30は、このバッテリパックが本体153に対して装着された状態で、操作キー159における終話及び電源キーがオン状態になると、このバッテリパックから内部の各回路部に対して電力が供給され、動作可能な状態に起動する。
【0080】
さらにまた、本体153には、当該本体153の左側面上部に、挿抜自在な半導体記録媒体163を装着するためのスロット164が設けられる。携帯電話機30は、上述したメモボタン160が押下されると、半導体記録媒体163に対して通話中の相手の音声を記録したり、受信中のテレビ番組の映像を録画したり、又はユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ156によって撮影して得られた画像を記録することができる。
【0081】
ここで、この半導体記録媒体163は、例えば本件出願人が開発したメモリスティック(商標)といったカード状のフラッシュメモリである。この半導体記録媒体163は、所定の大きさの小型薄板形状のプラスチックスケース内に電気的にデータの書き換えや消去が可能である不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、例えば10ピン端子を介して、画像、音声、及び音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能とされる。
【0082】
また、半導体記録媒体163は、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができるように、独自のシリアルプロトコルを採用するとともに、誤消去防止スイッチを設け、高い信頼性を確保している。
【0083】
携帯電話機30は、このような半導体記録媒体163を装着可能に構成されていることから、半導体記録媒体163を介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができる。
【0084】
このような外観を呈する携帯電話機30は、内部的には図9に示すように、表示部152及び本体153における各部を統括的に制御する主制御部201に対して、電源回路部202、操作入力制御部203、画像エンコーダ204、カメラインターフェース(I/F)部205、テレビチューナ206、LCD制御部207、多重分離部209、変復調回路部211、及び音声コーデック212が、メインバス213を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ204、画像デコーダ208、多重分離部209、記録再生部210、変復調回路部211、及び音声コーデック212が、同期バス214を介して互いに接続されて構成される。
【0085】
電源回路部202は、ユーザによって操作キー159における上述した終話及び電源キーがオン状態にされると、図示しないバッテリパックから各部に対して電力を供給することにより、携帯電話機30を動作可能な状態に起動する。
【0086】
携帯電話機30は、CPU、ROM及びRAM等からなる主制御部201の制御のもとに、音声通話モード時にマイクロフォン161によって集音した音声信号を音声コーデック212によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部211によってスペクトラム拡散処理する。そして、携帯電話機30は、スペクトラム拡散処理が施されたデータに対して、送受信回路部215によってディジタル−アナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後、アンテナ154を介して送信する。
【0087】
一方、携帯電話機30は、音声通話モード時にアンテナ154によって受信した受信信号を送受信回路部215によって増幅して周波数変換処理及びアナログ−ディジタル変換処理を施す。そして、携帯電話機30は、得られたデータに対して、変復調回路部211によってスペクトラム逆拡散処理を施し、音声コーデック212によってアナログ音声信号に変換した後、スピーカ157を介して外部に出力する。
【0088】
また、携帯電話機30は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合には、ユーザによる操作キー159及びジョグダイヤル162の操作に応じて入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部203を介して主制御部201に供給する。
【0089】
そして、携帯電話機30は、主制御部201の制御のもとに、テキストデータを変復調回路部211によってスペクトラム拡散処理し、送受信回路部215によってディジタル−アナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後、アンテナ154を介して外部に送信する。
【0090】
一方、携帯電話機30は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合には、アンテナ154を介して受信した受信信号に対して、変復調回路部211によってスペクトラム逆拡散処理を施し、元のテキストデータを復元した後、LCD制御部207を介してLCD158に電子メールとして表示する。
【0091】
なお、携帯電話機30は、ユーザの操作に応じて、受信した電子メールを記録再生部210を介して半導体記録媒体163に記録することも可能である。
【0092】
さらに、携帯電話機30は、データ通信モード時に画像データを送信する場合には、CCDカメラ156によって撮影されて得られた画像データをカメラインターフェース部205を介して画像エンコーダ204に供給する。
【0093】
携帯電話機30は、画像エンコーダ204によって画像データを例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)−2方式やMPEG−4方式等の所定の符号化方式によって圧縮符号化して符号化画像データに変換し、これを多重分離部209に供給する。
【0094】
これと同時に、携帯電話機30は、CCDカメラ156による画像データの撮影中にマイクロフォン161によって集音した音声を音声コーデック212を介してディジタル音声データに変換し、多重分離部209に供給する。
【0095】
そして、携帯電話機30は、画像エンコーダ204から供給された符号化画像データと音声コーデック212から供給されたディジタル音声データとに対して、多重分離部209によって所定の方式で多重化を施し、得られた多重化データを変復調回路部211によってスペクトラム拡散処理し、さらに、送受信回路部215によってディジタル−アナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後、アンテナ154を介して外部に送信する。
【0096】
なお、携帯電話機30は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ156によって撮影して得られた画像データをカメラインターフェース部205及びLCD制御部207を介してLCD158に直接表示することも可能である。
【0097】
一方、携帯電話機30は、データ通信モード時に例えば簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合には、アンテナ154を介して受信した受信信号に対して、変復調回路部211によってスペクトラム逆拡散処理を施し、得られた多重化データを多重分離部209に供給する。
【0098】
携帯電話機30は、多重分離部209によって多重化データを符号化画像データとディジタル音声データとに分離し、同期バス214を介して符号化画像データを画像デコーダ208に供給するとともに、ディジタル音声データを音声コーデック212に供給する。
【0099】
そして、携帯電話機30は、画像デコーダ208によって符号化画像データを例えばMPEG−2方式やMPEG−4方式等の所定の符号化方式に対応した復号方式によって伸長復号して再生動画像データを生成し、これをLCD制御部207を介してLCD158に供給する。これにより、携帯電話機30は、例えば簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データをLCD158に表示する。
【0100】
これと同時に、携帯電話機30は、音声コーデック212によってディジタル音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ157に供給する。これにより、携帯電話機30は、例えば簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データをスピーカ157を介して再生する。
【0101】
なお、携帯電話機30は、ユーザの操作に応じて、受信した簡易ホームページ等にリンクされた動画像データを記録再生部210を介して半導体記録媒体163に記録することも可能である。
【0102】
さて、このような携帯電話機30は、上述した携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80との間で通信を行うことにより、配信者端末10によって配信される番組に関する番組情報を閲覧することができるとともに、この番組情報に基づいて、少なくとも番組開始日時をクライアントユーザに対して報知することができ、さらに、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を取得し、アラーム機能を有する所定のアプリケーションプログラムと連携させて指定番組のアラーム予約を行うことができる。
【0103】
この際、携帯電話機30は、プログラミング言語として例えばいわゆるJava(商標)を用いたサービスを提供するアプリケーションプログラムを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードすることにより、各種機能を実現することができる。
【0104】
ここで、携帯電話機30は、全メモリの容量が少ない、消費電力に限りがある、途切れやすい無線ネットワークに接続されたり帯域幅が限られている何らかのネットワークに接続される、サービスのために最適化されたユーザインターフェースが必要となる、といったように、種々の厳しい制約を有するデバイスである。このような携帯電話機30において動作する各種アプリケーションプログラムとしては、株式会社NTTドコモが提供するサービスであるiモード対応Javaコンテンツ(通称、iアプリ(商標))等がある。なお、以下では、説明の便宜上、携帯電話機30は、このiモード対応Javaコンテンツを適用するものとし、このiモード対応Javaコンテンツに対応するアプリケーションプログラムを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードするものとする。
【0105】
携帯電話機30におけるアプリケーション環境は、例えば図10に示すように構成される。すなわち、携帯電話機30におけるアプリケーション環境は、オペレーティングシステムの上層に、当該携帯電話機30のネィティブアプリケーションプログラムとのインターフェースが構築され、このネィティブアプリケーションインターフェースの上層に、CLDC(Connected, Limited Device Configuration)クラスライブラリ、Java拡張ライブラリ及びメーカ拡張ライブラリからなるバーチャルマシンが構築され、さらに、これらと独立して、Javaアプリケーションマネージャ(以下、JAMという。)、JAR(Java Archive)ストレージ、及びスクラッチパッド(Scratch Pad)と称されるデータストレージが構築されて構成される。
【0106】
携帯電話機30においては、通常の電話やブラウザベースのiモードサービスについては、オペレーティングシステム及びネィティブアプリケーションプログラムを用いて行われる。
【0107】
バーチャルマシンは、携帯電話機30のように資源等に制約があるデバイス向けに設計されたコンパクトで移植性の高いJavaバーチャルマシンである。バーチャルマシンは、3つのアプリケーションプログラムインターフェース(Application Program Interface;以下、APIという。)、すなわち、CLDCクラスライブラリ、Java拡張ライブラリ及びメーカ拡張ライブラリから構成される。
【0108】
CLDCクラスライブラリは、いわゆるJ2SE(Java 2 Standard Edition)(商標)から継承されたサブセットクラスを含み、上位エディションのJava実行環境に含まれる機能の多くを共有するものの、携帯電話機30のような小型デバイスの要件を満足するように、小型デバイスの制約にあわせて最適化されている。
【0109】
Java拡張ライブラリは、CLDCクラスライブラリが小型組み込みデバイスで共有して使用可能なアプリケーション基盤を提供するのに対して、CLDCクラスライブラリを土台として、Java対応iモードサービスに特化したアプリケーション基盤を提供する。このJava拡張ライブラリは、ユーザインターフェースを定義するコンポーネントであるユーザインターフェース、上述したHTTP(HyperText Transfer Protocol)やHTTPS(Secure HTTP)によるネットワーク接続を行うネットワーキング、アプリケーションデータの保存に用いるローカルな記憶装置モデルであるスクラッチパッド、及びシフトJIS(Japan Industrial Standard)コードへのテキスト変換処理を行うテキスト変換の4つのAPIに分類される。
【0110】
メーカ拡張ライブラリは、携帯電話機30のメーカが当該携帯電話機30の機種に備えられる特殊機能をサポートするために提供する独自の拡張APIである。
【0111】
JAMは、JARファイルとしてインストールされて格納されている個々のJavaアプリケーションの管理やバーチャルマシンとの通信を行う。具体的には、JAMは、格納されているJavaアプリケーションのリスト表示、Javaアプリケーションの起動や強制終了といった実行管理、Javaアプリケーションのインストール又は更新、及びユーザの明示的な指示に基づく既存のJavaアプリケーションの削除を行う。JAMは、バーチャルマシンから独立して構築されるコンポーネントであり、アプリケーションから制御することは不可能とされるものである。
【0112】
JARストレージは、JAMによって割り当てられたJARファイルを保存するメモリ上の記憶領域である。ここで、JARは、アプリケーションプログラムを構成するクラスファイルとリソースファイルとを圧縮形式で格納するための標準のJavaアーカイブ機能である。JARファイルにおいては、当該JARファイルに含まれる内容によって圧縮率は変動するものの、アプリケーションファイルのサイズが約40%乃至50%削減される。これにより、携帯電話機30においては、必要なアプリケーション保管容量が減るだけでなく、アプリケーションプログラムのダウンロード時間も少なくなる。JARファイルにパッケージングされた個々のファイルは、必要に応じて、JAMによってアンパックされる。
【0113】
データストレージは、スクラッチパッドと称され、JAMによって割り当てられたメモリ上のローカルな記憶領域である。データストレージは、アプリケーションプログラムの終了後も保持され続けるデータである永続データを確保する記憶領域である。JAMによって個々のアプリケーションプログラム用に個別に割り当てられたデータストレージの領域は、他のアプリケーションプログラムからはアクセスすることができない。
【0114】
このようなアプリケーション環境から構成される携帯電話機30は、アプリケーションプログラムを実行するために、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストールする必要がある。携帯電話機30においては、アプリケーションプログラムがダウンロードされると、このアプリケーションプログラムを保存するために必要な記憶領域をJAMによって割り当てる。携帯電話機30においては、JARファイルとアプリケーションのスクラッチパッドとを、ともに図示しない不揮発性メモリに格納する。
【0115】
このような携帯電話機30においては、通常、図11に示す一連の工程を経ることにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80等のウェブサイトからアプリケーションプログラムをダウンロードする。
【0116】
まず、携帯電話機30は、同図に示すように、ステップS1において、ユーザによってLCD158に所定のブラウザを表示し、必要なアプリケーションプログラムのダウンロードリンク先を決定する。すなわち、携帯電話機30におけるアプリケーションプログラムのダウンロードは、ユーザによるブラウザの操作を契機として開始される。携帯電話機30においては、ダウンロードを行うための簡易ホームページには、通常、アプリケーションプログラムの説明文や、ダウンロードを開始するために選択するリンクが表示される。リンクには、アプリケーションプログラムに関する各種設定情報を記述したJAMファイルとも称されるアプリケーションディスクリプタファイル(Application Descriptor File;ADF)への参照が含まれる。
【0117】
ここで、この設定ファイルであるJAMファイルは、シフトJISコードのテキストファイルであり、アプリケーション情報を表すキーと値との対が1行ずつ記述されたものである。具体的には、JAMファイルには、最大16バイトでアプリケーションプログラムの名称を記述する必須キーである"AppName"、アプリケーションプログラムのバージョンを記述するオプショナルキーである"AppVer"、最大255バイトでJARファイルの位置情報であるURL(Uniform Resource Locator)を記述する必須キーである"PackageURL"、バイト単位の整数値でJARファイルのサイズを記述する必須キーである"AppSize"、アプリケーションプログラムの起動に用いられるメインクラスの名称を記述する必須キーである"AppClass"、メインクラスの起動パラメータを記述するオプショナルキーである"AppParam"、バーチャルマシンのバージョンを記述するオプショナルキーである"KvmVer"、バイト単位の整数値でスクラッチパッドのサイズを記述するオプショナルキーである"SPsize"、アプリケーションプログラムの最終変更日時をJST(Japan Standard Time)で記述する必須キーである"LastModified"、ネットワーク機能を使用する場合に通信方式を指定するオプショナルキーである"UseNetwork"、ターゲットとする携帯電話機の機種名を指定するオプショナルキーである"TargetDevice"、及びアプリケーションプログラムに自動起動を行わせる場合にその起動タイミングを指定するオプショナルキーである"LaunchAt"といった、各種キーのエントリが指定される。このJAMファイルは、アプリケーションプログラムのダウンロードの開始前に、選択されたアプリケーションプログラムを正確にダウンロード及び実行することが可能であるか否かをJAMによって判定するために用いられる。
【0118】
続いて、携帯電話機30は、ステップS2において、ユーザによって操作キー159やジョグダイヤル162を用いてリンクが選択されるのに応じて、アプリケーションプログラムのインストールプロセスを開始する。すなわち、携帯電話機30は、ユーザによるリンクの選択に応じて、ブラウザからJAMに対してJAMファイルが存在する位置を示すURLが渡され、以降、アプリケーションプログラムのダウンロード及びインストールをJAMによって行う。
【0119】
続いて、携帯電話機30は、ステップS3において、JAMによってJAMファイルの内容を検査し、アプリケーションプログラムのインストールの可否を確認する。すなわち、携帯電話機30は、JAMにより、指定されたJAMファイルに全ての必須キーが指定されているか否かを検査し、このJAMファイルの記述内容、すなわち、アプリケーションプログラムのサイズ、スクラッチパッドのサイズ、アプリケーションプログラムがターゲットとする機種情報等に基づいて、そのアプリケーションプログラムをインストールすることが可能であるか否かを判定する。なお、携帯電話機30においては、JAMファイルにおける"AppName"キーに記述されたインストールしようとするアプリケーションプログラムと同一の名称を有するアプリケーションプログラム、及びJAMファイルにおける"PackageURL"キーに記述されたJARファイルのURLを有するアプリケーションプログラムが、既にインストールされている場合には、そのアプリケーションプログラムは同一とみなされ、通常であればインストールすることができない。
【0120】
そして、携帯電話機30は、ステップS4において、JAMによるステップS3における検査の結果、アプリケーションプログラムをインストールすることができないものと判定した場合には、そのまま一連の処理を終了する一方、アプリケーションプログラムをインストールすることが可能であるものと判定した場合には、ステップS5へと処理を移行する。
【0121】
携帯電話機30は、ステップS5において、JAMによってアプリケーションプログラムをダウンロードする。すなわち、携帯電話機30は、JAMによってJAMファイルにおける"PackageURL"キーを用いてJARファイルのURLを入手し、ダウンロードプロセスを開始する。なお、携帯電話機30は、ダウンロードプロセス中にユーザによる中断指示や通信エラーが発生した場合には、JAMによってダウンロード中のアプリケーションプログラムを破棄し、ダウンロードが行われる前の状態に戻す。
【0122】
そして、携帯電話機30は、ステップS6において、JAMによってインストール済みのアプリケーションプログラムのリストにダウンロードしたアプリケーションプログラムを追加することにより、当該リストを更新する。また、携帯電話機30は、JAMによってJAMファイルの情報とアプリケーションプログラムのJARファイルとを不揮発性メモリ上に保存し、一連の処理を終了する。
【0123】
携帯電話機30は、このような一連の処理を経ることにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80等のウェブサイトからアプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。インストールされたアプリケーションプログラムは、ユーザの嗜好に応じて起動することが可能とされる。
【0124】
また、携帯電話機30においては、通常、図12に示す一連の工程を経ることにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80等のウェブサイトからダウンロードしてインストールしたアプリケーションプログラムを起動する。
【0125】
まず、携帯電話機30は、同図に示すように、ステップS11において、ユーザの指示に応じて、インストール済みのアプリケーションプログラムのリストをJAMによって表示する。
【0126】
続いて、携帯電話機30は、ステップS12において、ユーザによって操作キー159やジョグダイヤル162を用いて操作することにより、リストから起動するアプリケーションプログラムを選択する。
【0127】
続いて、携帯電話機30は、ステップS13において、JAMによってJAMファイルにおける"AppClass"キーで示されるアプリケーションプログラムのメインクラス名を指定して、バーチャルマシンを起動する。
【0128】
そして、携帯電話機30は、ステップS14において、LCD158にアプリケーションプログラムの画面を表示し、一連の処理を終了する。
【0129】
携帯電話機30は、このような一連の処理を経ることにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80等のウェブサイトからダウンロードしてインストールされたアプリケーションプログラムを起動することができる。
【0130】
なお、携帯電話機30においては、アプリケーションプログラムを更新する際には、ユーザによってインストール済みのアプリケーションプログラムのリストから、メニュー等を介してアプリケーションプログラムの更新を指示することによって行われる。具体的には、携帯電話機30は、アプリケーションプログラムをインストールした際に、JAMによってJAMファイルのURLを保存するが、ユーザによってアプリケーションプログラムの更新の指示が与えられると、JAMによってこのURLに再度アクセスし、新たなJAMファイルを取得する。そして、携帯電話機30は、新たに取得したJAMファイルに基づいて、アプリケーションプログラムを更新する必要があるか否かを判定し、必要と判定された場合にのみ、実際の更新処理を行う。なお、携帯電話機30は、アプリケーションプログラムの更新が指示された場合であっても、JAMファイルにおける"LastModified"キーが更新されていない場合には、JAMによるアプリケーションプログラムの更新処理を行うことはない。
【0131】
また、携帯電話機30は、ユーザの要求に応じて、インストールされているアプリケーションプログラムを削除することもできる。携帯電話機30は、ユーザによってアプリケーションプログラムの削除の指示が与えられると、JAMによってJARファイルや当該アプリケーションプログラムに割り当てられたスクラッチパッドを削除する。
【0132】
さて、このようなJavaアプリケーションを実行することができる携帯電話機30は、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80との間で通信を行うことにより、個人放送システム1に付随する機能として、少なくとも、配信者端末10によって配信される番組に関する番組情報を閲覧することができるとともに、この番組情報に基づいて、少なくとも番組開始日時をクライアントユーザに対して報知することができ、さらに、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を取得し、アラーム機能を有する所定のアプリケーションプログラムと連携させて指定番組のアラーム予約を行うことができる。携帯電話機30は、このような機能を実現するために、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対してアクセスし、簡易ホームページとしてLCD158に表示したり、所定のJavaアプリケーションをダウンロードして実行する。
【0133】
具体的には、携帯電話機30は、指定日及び/又は利用頻度の高い本日の番組情報を閲覧することができる機能を有する。また、携帯電話機30は、番組情報や、後述する友達等への紹介を目的とする電子メールに記載されたURLに基づいて、番組毎の詳細情報を閲覧することができる機能を有する。さらに、携帯電話機30は、番組毎の詳細情報に基づいて、配信者のメールアドレスを公開することなく電子メールを送信することができる機能を有する。さらにまた、携帯電話機30は、番組毎の詳細情報に基づいて、友達等へ番組を紹介することを目的とする電子メールを自動的に作成及び送信することができる機能を有する。また、携帯電話機30は、番組毎の詳細情報に基づいて、その番組開始日時を報知することができる機能を有する。
【0134】
このような各種サービス機能を展開する携帯電話機30は、図13に示すように、LCD158に表示する画面を遷移させる。なお、同図においては、矩形によって表示画面を示し、実線矢印によってHTTPのボタン又はリンクを示している。また、同図においては、前画面へ戻る矢印、及びエラー画面については記載していない。
【0135】
すなわち、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、このトップページに設けられた「最新新着情報」へのリンクが選択されると、静的なページである新着情報詳細を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。また、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、トップページに設けられた「本日の番組表」へのリンクが選択されると、番組ガイドを表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。さらに、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、トップページに設けられた「指定日番組表」へのリンクが選択されると、番組ガイドを表示する日にちを選択するページへとLCD158の表示内容を遷移させた後、さらに番組ガイドを表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。さらにまた、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、トップページに設けられた「アクセサリ」へのリンクが選択されると、アクセサリメニューを表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。また、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、トップページに設けられた「新着情報」へのリンクが選択されると、新着情報一覧を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させた後、さらに静的なページである新着情報詳細を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。さらに、携帯電話機30は、LCD158にトップページを表示した状態で、トップページに設けられた「サービスガイド」へのリンクが選択されると、サービスガイドを表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0136】
また、携帯電話機30は、LCD158にアクセサリメニューを表示するページを表示した状態で、後述する多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの「ダウンロード」へのリンクが選択されると、静的なページであるこの多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページへとLCD158の表示内容を遷移させる一方、「携帯待ち受け」へのリンクが選択されると、静的なページである携帯待ち受けページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0137】
さらに、携帯電話機30は、LCD158にサービスガイドを表示するページを表示した状態で、個人放送システム1によって実現される「パーソナルキャスティングサービスついてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページであるパーソナルキャスティングサービスについてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、「対応機種についてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページである使用可能な携帯電話機の対応機種についてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、「利用料金についてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページである利用料金についてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、「お問い合わせについてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページであるお問い合わせについてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、「番組表についてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページである番組表についてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、後述する「友達に紹介機能についてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページである友達への紹介機能についてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、後述する「お知らせアラームについてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページであるお知らせアラームについてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させ、後述する「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムについてのガイド」へのリンクが選択されると、静的なページである多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムについてのガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0138】
さらにまた、携帯電話機30は、LCD158に番組ガイドを表示するページを表示した状態で、所望の「番組名」へのリンクが選択されると、番組紹介を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。そして、携帯電話機30は、LCD158に番組紹介を表示するページを表示した状態で、後述する「配信者にメール」機能へのリンクが選択されると、配信者にメール機能を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させ、後述する「ホームページ」機能へのリンクが選択されると、後述するホームページを表示し、後述する「友達に紹介」機能へのリンクが選択されると、ネィティブに実装されているメーラを起動し、後述する「お知らせアラーム」へのリンクが選択されると、お知らせアラームを設定するためのページへとLCD158の表示内容を遷移させた後、さらにお知らせアラームアプリケーションプログラムをダウンロードするためのページへとLCD158の表示内容を遷移させ、後述する「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムとの連携」機能へのリンクが設定されると、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムとの連携機能を表示するページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0139】
以下、このようにLCD158に遷移表示される各ページについて説明する。
【0140】
まず、トップページについて説明する。
【0141】
携帯電話機30は、図14に示すようなトップページをLCD158に表示する。すなわち、携帯電話機30は、サービスの新着情報のうち最新の数件分のリンクを独立表示する「最新新着情報」の他、他画面へのリンクとして、本日分の番組情報としての番組ガイドへとLCD158の表示内容を遷移させるための「本日の番組表」と、番組ガイドの日にち指定画面へとLCD158の表示内容を遷移させるための「指定日番組表」と、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページ及び/又は携帯待ち受けページへリンクするための「アクセサリ」と、数件分の新着情報のリンクを表示するための「新着情報」と、各種サービスガイド及びヘルプへのリンクを表示するための「サービスガイド」とから構成されるトップページをLCD158に表示する。
【0142】
なお、携帯電話機30は、このトップページ以外の全ページに、フッタとして「最新新着情報」を除いたリンクを設置してもよい。これにより、ユーザは、いかなるページからであっても各ページに移動することが可能となる。
【0143】
携帯電話機30は、このようなトップページ又はフッタがLCD158に表示された状態で、ユーザによって「本日の番組表」又は「指定日番組表」が選択されると、図15に示すような番組ガイドページをLCD158に表示する。なお、携帯電話機30は、トップページに設けられた「指定日番組表」へのリンクが選択された場合には、図示しないが、指定日を入力選択するための所定のページをLCD158に表示し、指定日が入力選択されると、番組ガイドページへとLCD158の表示内容を遷移させる。ここで、番組ガイドとは、番組表を閲覧する機能であり、本日の番組表及び指定日番組表からなり、指定された日にちの番組表を一覧表示する機能である。なお、図15に示す番組ガイドページは、当日が8月27日である場合にユーザによってトップページに設けられた「本日の番組表」へのリンクが選択された場合、又はユーザによってトップページに設けられた「指定日番組表」へのリンクが選択されて8月27日が入力選択された場合に表示されるものを示している。
【0144】
具体的には、番組ガイドページは、その日に放送される番組のタイトルリストとともに、上述したフッタとしてのリンクから構成される。また、番組ガイドページとしては、各番組のチャンネルのパブリック又はプライベートの別、放送日時、及び番組タイトルが表示される。このとき、番組ガイドページにおいては、各番組が例えば時間の降順及びチャンネルの昇順で並べられて表示される。また、番組ガイドページは、その日に放送される番組件数が多い場合には、複数ページにわたって構成される。携帯電話機30は、ユーザによって[前へ]及び「次へ」ボタンが選択されることにより、番組ガイドページを構成する前後のページへと移動する。
【0145】
携帯電話機30は、ユーザによって所望の番組タイトルが選択されると、図16に示すような当該番組の番組紹介ページへとLCD158の表示内容を遷移させる。携帯電話機30においては、この番組紹介ページにより、各番組の番組情報表示及びその番組に関連する各種操作を行うことができる。
【0146】
具体的には、番組紹介ページは、選択された番組の番組タイトル、放送日時(配信日時)、配信者、及びその番組の詳細情報からなる番組情報、並びに「配信者にメール」、「ホームページ」、「友達に紹介」、「お知らせアラーム」、及び「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」といった各種ツールへのリンクとともに、上述したフッタとしてのリンクから構成される。なお、ここでの「ホームページ」としては、個人放送システム1におけるコンテンツの配信者のホームページへのリンクが設定される。
【0147】
ここで、これらの各種ツールについて説明する。
【0148】
「配信者にメール」機能とは、番組の配信者に対して視聴者から電子メールを送信する機能である。携帯電話機30は、ユーザによって「配信者にメール」が選択されると、図17に示すような「配信者にメール」ページへとLCD158の表示内容を遷移させる。具体的には、「配信者にメール」ページは、電子メールを送信する視聴者のメールアドレスを入力する項目と、視聴者の名前を入力する項目と、本文を入力する項目との他に、上述したフッタとしてのリンクから構成される。携帯電話機30は、ユーザによってこれらの各項目が入力され、送信ボタンが選択されると、電子メールとして送信し、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。このとき、携帯電話機30は、配信者のメールアドレスを公開せずに隠蔽するため、当該携帯電話機30に実装されているメーラを利用せず、CGI(Common Gateway Interface)又はいわゆるサーブレット(servlet)の形式で実装する。また、携帯電話機30は、入力項目に不備がある場合には、エラーメッセージを報知した後、不備のない項目についてはクリアせず、メール画面を再度LCD158に表示する。さらに、携帯電話機30は、ユーザによって取り消しボタンが選択されると、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。このとき、携帯電話機30は、電子メールを送信することはない。
【0149】
また、「友達に紹介」機能とは、番組の紹介文を携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80側で自動的に作成し、自己へのリマインダー、又は友達への番組紹介として送信する機能である。携帯電話機30は、図18に示すように、ブラウザを用いて携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80にアクセスし、番組ガイドページ又はこの「友達に紹介」機能による番組紹介メールから、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を遷移させ、この状態でユーザによって「友達に紹介」が選択されると、図19に示すように、宛先をダミー又は空白とするとともに、番組放送日時、題名(subject)、概要及び番組紹介を閲覧可能なURL等からなる紹介文(本文)が入力された状態でネィティブのメーラを起動する。なお、同図においては、送信者の欄が表示されているが、送信者としては、携帯電話機30の所有者たるユーザに限定されることから、デフォルトでユーザのメールアドレスを表示するか、又は表示しないようにしてもよい。携帯電話機30は、ユーザによって電話帳が参照可能とされ、この電話帳から宛先のメールアドレスが選択されるとともに、必要に応じて、電子メールの内容が編集されると、この電子メールを送信する。そして、携帯電話機30は、電子メールの送信が終了すると、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。これにより、ユーザは、本文を入力する必要がなく、且つ通常であれば電話帳が参照できないところを参照して宛先のメールアドレスを選択することができ、容易に多数の友達に番組を紹介することが可能となる。
【0150】
さらに、「お知らせアラーム」機能とは、番組毎の番組開始日時を埋め込んだお知らせアラームアプリケーションプログラムを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードして実行することにより、番組毎の番組開始日時を携帯電話機30から出力される音や携帯電話機30が内蔵するバイブレーションによる振動といったユーザによる指定可能な形態で報知する機能である。
【0151】
携帯電話機30は、図20に示すように、ブラウザを用いて携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80にアクセスし、上述した番組ガイドページ又は「友達に紹介」機能による番組紹介メールから、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を遷移させ、この状態でユーザによって「お知らせアラーム」が選択されると、図21(A)に示すような「お知らせアラーム」ページへとLCD158の表示内容を遷移させる。具体的には、「お知らせアラーム」ページは、お知らせアラームを設定することによって番組開始日時を報知してほしい対象である番組の開始日時及び番組タイトルと、報知する時刻を番組開始の何分前にするかといった報知日時の設定項目との他に、上述したフッタとしてのリンクから構成される。
【0152】
携帯電話機30は、ユーザによって報知日時が設定された後、「設定」ボタンが選択されると、図21(B)に示すようなお知らせアラームアプリケーションプログラムのダウンロードページへとLCD158の表示内容を遷移させる。一方、携帯電話機30は、図21(A)に示す「お知らせアラーム」ページにおける「戻る」ボタンがユーザによって選択されると、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。携帯電話機30は、図21(B)に示すダウンロードページにおける「ダウンロード」ボタンがユーザによって選択されると、番組名及び番組開始日時等を埋め込んだJAMファイルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって作成され、図20に示すように、このJAMファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードする。
【0153】
携帯電話機30は、このようなJAMファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードすると、上述したJAMにより、JAMファイルに記述されたURLに自動的にアクセスし、少なくともお知らせアラームアプリケーションプログラムとこのお知らせアラームアプリケーションプログラムによって利用される一部のデータとが圧縮されたJARファイルを所定のサーバからダウンロードする。なお、ダウンロード元となるサーバは、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80であってもよい。
【0154】
ここで、番組毎の情報は、JAMファイルに記述されていることから、JARファイルとしては、番組に拘泥せずに全く同一のものであってよい。JARファイルには、お知らせアラームアプリケーションプログラムのメインプログラムと、お知らせアラームアプリケーションプログラムを携帯電話機30によって起動した際にLCD158に表示される所定のメイン画面を構成する背景画像データと、このメイン画面におけるカウンタ表示用の"0"から"9"までの数字に対応する画像データとが要素として含まれる。なお、携帯電話機30は、番組概要情報を表示する番組概要画面を構成する背景画像データについては、JARファイルからではなく、ネットワークから取得する。
【0155】
携帯電話機30は、このようにしてお知らせアラームアプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。携帯電話機30は、お知らせアラームアプリケーションプログラムをダウンロードすると、このお知らせアラームアプリケーションプログラムを起動するか否かをユーザに確認するための所定のダイアログをLCD158に表示する。これに応じて、ユーザは、ダイアログにしたがってお知らせアラームアプリケーションプログラムを起動する。
【0156】
このように、携帯電話機30は、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から番組毎の各種設定情報が記述されたJAMファイルをダウンロードし、このJAMファイルに基づいて、お知らせアラームアプリケーションプログラムをJARファイルとしてダウンロードして起動することにより、指定された報知日時、番組開始日時の例えば1分前、及び番組開始日時に、指定された報知形態でユーザに対して報知することができる。
【0157】
なお、携帯電話機30は、番組開始日時が超過した場合には、お知らせアラームアプリケーションプログラムを起動不可能とする。すなわち、お知らせアラームアプリケーションプログラムは、一度指定した報知日時を変更することは不可能とされ、番組毎に使い捨てられるものとして作成される。このとき、携帯電話機30は、JARファイルについては、上述したように、番組に拘泥せずに同一であってもよいことから、異なる番組に対する「お知らせアラーム」機能を実行する場合には、予めユーザによって古いJARファイルを削除しておき新たなJAMファイル及びJARファイルをダウンロードする、新たなJAMファイルのみをダウンロードして既に保存しているJARファイルを用いる、又はJAMファイルに基づいてダウンロードした新たなJARファイルを古いJARファイルに上書きするといった処理を行う。
【0158】
さらにまた、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能とは、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードした多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムに対して、指定番組のアラーム予約を行う機能である。
【0159】
なお、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムは、後述するように、例えば、時間指定、時刻指定及び多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携の3種類のアラーム機能を有するものであって、例えば携帯電話機30のシリアルナンバや電話番号といった実装される携帯電話機30を識別するための固有の端末識別情報である端末IDを単独で取得することができない上述した第2のプログラムに相当するものである。これに対して、iモードブラウザといったアプリケーションプログラムは、端末IDを単独で取得することができる上述した第1のプログラムに相当するものである。
【0160】
携帯電話機30は、ユーザによって「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」が選択されると、図22に示すような所定の「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページへとLCD158の表示内容を遷移させる。具体的には、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページは、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行う番組の開始日時及び番組タイトルの他に、上述したフッタとしてのリンクから構成される。
【0161】
携帯電話機30は、ユーザによって同図に示す「実行」ボタンが選択されると、必要に応じて、当該携帯電話機30の端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信するか否かを問い合わせる図示しない所定のページをLCD158に表示し、端末IDを送信する旨のユーザによる入力がされると、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信し、先に図16に示した番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。一方、携帯電話機30は、図22に示す「取り消し」ボタンがユーザによって選択されると、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信することなく、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。携帯電話機30は、このように端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信することによって多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行った後、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動することにより、自動的にアラーム予約を取り込むことができる。
【0162】
なお、この「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能については、後に詳述するものとする。
【0163】
携帯電話機30は、番組紹介ページがLCD158に表示された状態で、これらの「配信者にメール」、「ホームページ」、「友達に紹介」、「お知らせアラーム」、及び「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」といった各種ツールにリンクされることにより、ユーザに対して各種ツールを提供することができる。
【0164】
また、携帯電話機30は、上述したトップページ又はフッタがLCD158に表示された状態で、ユーザによって「アクセサリ」が選択されると、所定のアクセサリメニューページをLCD158に表示する。このアクセサリメニューページは、上述した多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページ及び/又は携帯待ち受けページへのリンクを表示する。
【0165】
多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページは、図23に示すように、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの説明文及び「ダウンロード」ボタンとともに、上述したフッタとしてのリンクから構成される。携帯電話機30は、ユーザによって「ダウンロード」ボタンが選択されると、必要に応じて、当該携帯電話機30の端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信するか否かを問い合わせる図示しない所定のページをLCD158に表示し、端末IDを送信する旨のユーザによる入力がされると、ユーザエージェント(User Agent)及び端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信する。そして、携帯電話機30は、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によるユーザエージェントの識別に応じて、当該携帯電話機30にダウンロードすべき多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムが存在する位置を示すURLや端末IDを埋め込んだJAMファイルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって作成され、このJAMファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードした後、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードする。これにより、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムがJAMファイルに基づいて動作することによって当該多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムが端末IDを取得可能な状態とされる。
【0166】
一方、携帯待ち受けページは、携帯電話機30用の待ち受け画面を配布するために設けられるものである。携帯待ち受けページは、図24に示すように、配布画像として、所定のキャラクタの画像データや所定のキャラクタが付随するカレンダーの画像データを表示する項目、及びこれらの画像データの種別を選択するリンクとともに、上述したフッタとしてのリンクから構成される。携帯電話機30は、配布画像の種別としては、ユーザが機種に応じて任意に選択可能なように複数用意され、例えば、サイズが96×96(ピクセル)の白黒2階調、サイズが96×96(ピクセル)のカラー256色、又はサイズが120×120(ピクセル)のカラー256色等が用意される。携帯電話機30は、ユーザによって所望の種別に対応するリンクが選択されると、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から待ち受け画面としての画像データをダウンロードすることができる。なお、携帯電話機30は、携帯待ち受けページにおける選択可能な画像データの並べ方としては、同図に示したように、用意されている全種類の画像データについての全解像度及び色数を羅列してもよいが、配布する画像データの種類が多い場合等には、先に解像度及び色数を選択させるリンクを表示し、その後画像データの種類を選択させる方が望ましい。
【0167】
さらに、携帯電話機30は、上述したトップページ又はフッタがLCD158に表示された状態で、ユーザによって「新着情報」が選択されると、図25(A)に示すような新着情報を一覧形式で表示するための新着情報一覧ページをLCD158に表示する。なお、携帯電話機30は、この新着情報一覧ページに登録された新着情報のうち、最新の数件分については、上述したように、トップページに「最新新着情報」へのリンクを設けることにより、ユーザの注意を喚起するようになされている。
【0168】
また、携帯電話機30は、この新着情報一覧ページに一覧表示された各新着情報、又はトップページに設けられた「最新新着情報」へのリンクがユーザによって選択された場合には、図25(B)に示すようなカスタマイズされた新着情報の詳細からなる新着情報詳細ページをLCD158に表示する。この新着情報詳細ページは、掲載年月日及び新着情報の詳細から構成される。
【0169】
さらにまた、携帯電話機30は、上述したトップページ又はフッタがLCD158に表示された状態で、ユーザによって「サービスガイド」が選択されると、所定事項についてのサービスガイド及びヘルプをLCD158に静的に表示する。携帯電話機30は、サービスガイドとして、上述したように、「パーソナルキャスティングサービスついてのガイド」、「対応機種についてのガイド」、「利用料金についてのガイド」、「お問い合わせについてのガイド」、「番組表についてのガイド」、「友達に紹介機能についてのガイド」、「お知らせアラームについてのガイド」、及び「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムについてのガイド」を用意する。
【0170】
さて、このような各種機能に関するページをLCD158に表示することができる携帯電話機30は、上述したように、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードすることにより、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム」機能を実現することができる。
【0171】
携帯電話機30は、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能を利用するにあたって、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードする必要がある。具体的には、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードする際には、図26に示すように、ブラウザを用いて携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80にアクセスし、上述したトップページ又はフッタに設けられた「アクセサリ」へのリンクが選択されると、アクセサリメニューページとして、先に図23に示したような多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページへとLCD158の表示内容を遷移させる。携帯電話機30は、この状態でユーザによって「ダウンロード」ボタンが選択されると、必要に応じて、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信するか否かを問い合わせる図示しない所定のページをLCD158に表示し、端末IDを送信する旨のユーザによる入力がされると、ユーザエージェント及び端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信する。これに応じて、携帯電話機30は、少なくとも上述した"AppParam"キーに端末IDを埋め込んだJAMファイルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって作成され、このJAMファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードする。
【0172】
ここで、JAMファイルは、携帯電話機30毎に、すなわち、ユーザ毎にカスタマイズされたものである。JAMファイルは、キーに応じて日本語が使用可能又は不可能とされるものがあり、日本語が使用不可能とされるキーについては、URLエンコーダによるエンコード及びURLデコーダによるデコードが可能とされる。JAMファイルには、必須フィールドについては、上述した各種キーとして、例えば図27(A)に示すような値がエントリされる。
【0173】
すなわち、JAMファイルには、"AppName"キーとして、例えば「キャラクタ時計」といったように、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの名称が最大16バイトで記述される。このとき、"AppName"キーとしては、日本語も使用可能である。
【0174】
また、JAMファイルには、"PackageURL"キーとして、拡張子が"jar"であるJARファイルのURLが記述される。このとき、"PackageURL"キーとしては、相対パスを指定することもでき、そのときのベースディレクトリはJAMファイルの位置となる。
【0175】
さらに、JAMファイルには、"AppSize"キーとして、例えば"8481"といったように、バイト単位の整数値でJARファイルのサイズが記述される。携帯電話機30は、この値が一致していない場合には、JARファイルのダウンロードが不可能とされることから、"AppSize"キーは、アプリケーションプログラムの照合の一助となり得るものである。
【0176】
さらにまた、JAMファイルには、"AppClass"キーとして、"パッケージ名.メインクラス名"の形式でメインクラスの名称が記述される。
【0177】
また、JAMファイルには、"AppParam"キーとして、最大255バイトからなるメインクラスの起動パラメータが記述される。このとき、"AppParam"キーとしては、アスキー(American Standard Code for Information Interchange;ASCII)コードのみで記述される。なお、同図に示したパラメータにおける"ABCDE000001"は、携帯電話機30から送信された端末IDを示すものである。
【0178】
さらに、JAMファイルには、"UseNetwork"キーとして、ネットワーク利用時には例えば"http"と指定される。
【0179】
さらにまた、JAMファイルには、"SPsize"キーとして、例えば"10240"といったように、使用するスクラッチパッドのサイズがバイト単位の整数値で記述される。
【0180】
そして、JAMファイルには、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのバージョンアップ比較時に使用される"LastModified"キーとして、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの最終変更日時がJSTで記述される。なお、JAMファイルにおける最終行は、改行のみである。
【0181】
また、JAMファイルは、これらの必須フィールドの他にも、必要に応じて、図27(B)に示すような各種キーがエントリされるフィールドを有する。すなわち、JAMファイルには、"AppVer"キーとして、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのバージョンが記述され、"KvmVer"キーとして、携帯電話機30における実行対象であるバーチャルマシンのバージョンが記述され、"TargetDevice"キーとして、携帯電話機の対象機種名が指定され、"LaunchAt"キーとして、"n分おき"といったように、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの起動タイミングが指定される。
【0182】
携帯電話機30は、このようなJAMファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80からダウンロードすると、上述したJAMにより、JAMファイルにおける"PackageURL"キーに記述されたURLに自動的にアクセスし、少なくとも多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムとこの多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによって利用される一部のデータとが圧縮されたJARファイルを所定のサーバからダウンロードする。
【0183】
具体的には、JARファイルには、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのメインプログラムと、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを携帯電話機30によって起動した際にLCD158に表示される所定の起動画面又は終了画面を構成するロゴ画像データとが要素として含まれる。なお、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動してLCD158に表示される後述するキャラクタ時計で利用する背景画像データ、キャラクタ時計の針を構成する画像データ、所定のロゴ画像データ、後述する各アラームで利用する画像データ、ヘルプ画面を構成する所定のロゴ画像データ、及び後述する番組概要画面を構成する所定のロゴ画像データについては、JARファイルからではなく、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの初回起動時にネットワークから取得し、スクラッチパッドに保存する。
【0184】
携帯電話機30は、このようにして多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。なお、ダウンロード元となるサーバは、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80であってもよい。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードすると、この多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動するか否かをユーザに確認するための所定のダイアログをLCD158に表示する。これに応じて、ユーザは、ダイアログにしたがって多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動することができる。
【0185】
なお、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムは、上述したように、後述する多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携の他、時間指定及び時刻指定のアラーム機能を有するものである。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動し、後述する設定画面において時間指定又は時刻指定を選択した場合には、指定時間又は指定時刻に音又は振動といった指定された報知形態で報知することができる。勿論、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動し、設定画面において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を選択した場合にも、指定された報知形態で報知することができる。
【0186】
さて、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードすると、上述した「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能を利用することができる環境となる。
【0187】
携帯電話機30は、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能を利用する際には、図28に示すように、ブラウザを用いて携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80にアクセスし、上述した番組ガイドページ又は「友達に紹介」機能による番組紹介メールから、番組紹介ページへとLCD158の表示内容を遷移させ、この状態でユーザによって「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」が選択されると、先に図22に示したような「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページへとLCD158の表示内容を遷移させる。このとき、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページには、番組紹介ページで番組情報を最後に閲覧した番組と多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムとの連携を行う旨を示す情報が表示される。そして、携帯電話機30は、ユーザによって「実行」ボタンが選択されると、上述したように、必要に応じて、当該携帯電話機30の端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信するか否かを問い合わせる所定の連携確認画面を示すページをLCD158に表示し、端末IDを送信する旨のユーザによる入力がされると、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信する。
【0188】
これに応じて、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、図29に示すように、携帯電話機30から送信された端末IDと連携を行う番組の番組IDとを対応付けた対応テーブルを作成し、上述したデータベース部90等に保存する。この対応テーブルは、一の携帯電話機の端末IDに対して一の番組IDが対応付けられて作成されるものである。携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30によって多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が行われるたびに、当該携帯電話機30の端末IDに対応する番組IDを上書きする。すなわち、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、対応テーブルとして、一の携帯電話機について複数のエントリを作成することはない。
【0189】
携帯電話機30は、このような対応テーブルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって作成されてデータベース部90等に保存されると、先に図16に示した番組紹介ページへとLCD158の表示内容を再度遷移させる。
【0190】
これにより、携帯電話機30は、端末IDと番組紹介ページで番組情報を最後に閲覧した番組との対応が図られた情報、すなわち対応テーブルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に保持された状態となる。
【0191】
このような状態で、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動し、JAMファイルに記述された端末IDを読み込むことにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を利用したアラーム機能を実現する。
【0192】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動すると、図30(A)に示すようなメイン画面をLCD158に表示する。このメイン画面は、文字情報としての現在日時、所定の画像データから構成されるキャラクタ時計、番組開始日時(配信開始日時)までの残り時間、及び番組開始日時を報知する形態として音を用いるサウンドモードを示す報知形態モードとともに、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了する場合に押下されるソフトキーである「終了」ボタン、及びアラーム設定を行うための設定画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下されるソフトキーである「設定」ボタンから構成される。
【0193】
また、携帯電話機30は、メイン画面における「設定」ボタンがユーザによって押下されると、図30(B)に示すような設定画面へとLCD158の表示内容を遷移させる。この設定画面は、少なくとも、現在時刻から何分後といった時間指定によってアラーム機能を起動させるもの、何時何分といった時刻指定によってアラーム機能を起動させるもの、及び多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携によって番組開始日時の指定時間前にアラーム機能を起動させるものの3種類のアラーム設定種別のうち、一のアラーム設定種別を設定するためのラジオボタン(Radio button)、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携によってアラーム機能を起動させる時刻を番組開始の何分前にするかといった指定時間の設定項目、番組開始日時(配信開始日時)、番組開始日時を報知する形態として音を用いるサウンドモードを設定するためのラジオボタン、後述する番組概要画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下される番組タイトルが示された「番組タイトル」ボタン、これらの各設定を有効にするための「設定」ボタン、及びこれらの各設定をキャンセルするための「キャンセル」ボタンとともに、メイン画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下されるソフトキーである「戻る」ボタン、及び後述するヘルプ画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下されるソフトキーである「ヘルプ」ボタンから構成される。
【0194】
携帯電話機30は、この設定画面において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が選択されて「設定」ボタンが押下されると、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによって携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80と自動的に通信を行い、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80が保持する対応テーブルに基づいて、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報を取得し、スクラッチパッド等に保存する。
【0195】
さらに、携帯電話機30は、設定画面において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が選択されて「設定」ボタンが押下され、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報を取得した状態で、設定画面における「番組タイトル」ボタンがユーザによって押下されると、図30(C)に示すような番組概要画面へとLCD158の表示内容を遷移させる。この番組概要画面は、番組開始日時(配信開始日時)、番組タイトル、及び番組概要情報とともに、設定画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下されるソフトキーである「戻る」ボタンから構成される。
【0196】
さらにまた、携帯電話機30は、設定画面における「ヘルプ」ボタンがユーザによって押下されると、図30(D)に示すようなヘルプ画面へとLCD158の表示内容を遷移させる。このヘルプ画面は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの使用方法等についてのヘルプ情報とともに、設定画面へとLCD158の表示内容を遷移させる際に押下されるソフトキーである「戻る」ボタンから構成される。
【0197】
このように、LCD158に対してメイン画面と設定画面と番組概要画面とヘルプ画面とを任意に切り替え表示することができる携帯電話機30は、上述したように、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動し、設定画面において時間指定又は時刻指定を選択した場合には、指定時間又は指定時刻に報知するようにアラーム設定を行い、指定時間又は指定時刻に到達すると音又は振動といった指定された報知形態で報知する。また、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動し、設定画面において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を選択した場合には、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによって携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80と通信を行って取得した番組概要情報を含む情報を番組概要画面としてLCD158に表示してユーザに番組の概要を容易に把握せしめることが可能となるとともに、連携によって端末IDと対応付けられた番組IDに対応する番組の番組開始日時の指定時間前に報知するようにアラーム設定を行い、番組開始日時の指定時間前に到達すると指定された報知形態で報知する。
【0198】
さて、このような携帯電話機30及び携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80を備える個人放送システム1においては、具体的には、図31乃至図35に示す一連の処理を行う。
【0199】
まず、携帯電話機30は、図31に示す一連の処理を行うことにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードして起動する。なお、ここでは、携帯電話機30による処理に対応する携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80による処理についてもあわせて説明する。また、同図における"DL"は、ダウンロードを意味するものである。
【0200】
すなわち、携帯電話機30は、同図に示すように、ブラウザを用いて携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80にアクセスすると、ステップS21において、上述したアクセサリメニューページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0201】
続いて、携帯電話機30は、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信するのに応じて、この端末IDを埋め込んだJAMファイルと、このJAMファイルへのリンクを埋め込んだCHTML形式ファイルとが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって作成され、このCHTML形式ファイルを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から受信すると、ステップS22において、上述した多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページへとLCD158の表示内容を遷移させる。
【0202】
そして、携帯電話機30は、ステップS23において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードしないものとした場合には、ステップS24へと処理を移行し、通常の携帯電話機の制御に戻る。一方、携帯電話機30は、ステップS23において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードするものとした場合には、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対してダウンロードする旨を送信する。携帯電話機30は、これに応じて指定されたJAMファイルが携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって当該携帯電話機30に送信されることにより、ステップS25において、JAMファイルをダウンロードする。
【0203】
続いて、携帯電話機30は、ステップS26において、ダウンロードしたJAMファイルが有効であるか否かをJAMによって判定する。この結果、携帯電話機30は、JAMファイルが無効であるものと判定した場合には、ステップS27において、エラー表示を行う。一方、携帯電話機30は、JAMファイルが有効であるものと判定した場合には、JAMによってJARファイルのダウンロードを要求するのに応じて、指定されたJARファイルが所定のサーバによって当該携帯電話機30に送信されることにより、ステップS28において、JARファイルをダウンロードする。
【0204】
続いて、携帯電話機30は、ステップS29において、ユーザに対してダウンロードした多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの起動確認を行う。ここで、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動しないものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30は、ステップS30において、そのまま起動を終了する。一方、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動するものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30は、ステップS31において、この多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動して、所定の起動画面をLCD158に表示する。なお、ここでは、ダウンロードした多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを初めて起動するものとして説明するが、このステップS31は、2回目以降の起動をも含むものであることはいうまでもない。以下の工程は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの制御のもとに行われるものである。
【0205】
続いて、携帯電話機30は、ステップS32において、起動した多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによって利用される上述した各種画像データが取得済みであるか否かを、当該多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによって確認する。
【0206】
ここで、画像データを取得しているものと判定した場合には、携帯電話機30は、ステップS38へと処理を移行し、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを通常起動する一方、画像データを取得していないものと判定した場合には、ステップS33において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、各種画像データを取得するためにネットワークに接続する許可をユーザに問う。
【0207】
ここで、ネットワークに接続しないものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30は、ステップS34において、エラー表示のダイアログをLCD158に表示し、ステップS35において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了すべく、所定の終了画面をLCD158に表示し、ステップS30において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了する。
【0208】
一方、ネットワークに接続するものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、各種画像データの取得を要求するのに応じて、指定された各種画像データがサーバによって当該携帯電話機30に送信されることにより、ステップS36において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、各種画像データを取得し、上述したスクラッチパッドに保存する。
【0209】
そして、携帯電話機30は、ステップS37において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、各種画像データの取得に成功したか否かを判定する。ここで、携帯電話機30は、取得に失敗したものと判定した場合には、ステップS34へと処理を移行してエラー表示のダイアログをLCD158に表示し、ステップS35において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了すべく、所定の終了画面をLCD158に表示し、ステップS30において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了する。一方、携帯電話機30は、取得に成功したものと判定した場合には、ステップS38において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを通常起動する。
【0210】
携帯電話機30は、このような一連の処理を経ることにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードして起動することができる。
【0211】
一方、このような携帯電話機30に対して携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携時には、図32に示す一連の処理を経ることにより、携帯電話機30の端末IDと連携を行う番組の番組IDとを対応付けた対応テーブルを作成し、データベース部90等に保存する。
【0212】
すなわち、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、同図に示すように、携帯電話機30によってブラウザを介してアクセスされ、ステップS41において、携帯電話機30のLCD158に表示された上述した番組ガイドページに埋め込まれたリンクがユーザによって選択されると、ステップS43において、このリンクにしたがってサーブレットを起動し、指定された番組ID、すなわち、上述した予約IDのCHTML形式からなる番組紹介ページをデータベース部90から取得して携帯電話機30に送信し、番組ガイドページから番組紹介ページへと携帯電話機30のLCD158の表示内容を遷移させる。また、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30によってブラウザを介してアクセスされ、ステップS42において、携帯電話機30によって受信されてLCD158に表示された「友達に紹介」機能による番組紹介メールに埋め込まれたURLを示すリンクがユーザによって選択されて送信されると、ステップS43において、このURLにしたがってサーブレットを起動し、指定された番組ID、すなわち、予約IDのCHTML形式からなる番組紹介ページをデータベース部90から取得して携帯電話機30に送信し、番組紹介メールから番組紹介ページへと携帯電話機30のLCD158の表示内容を遷移させる。
【0213】
続いて、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS43において、携帯電話機30のLCD158に表示された番組紹介ページに埋め込まれた「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」へのリンクがユーザによって選択されると、ステップS44において、このリンクにしたがってサーブレットを起動し、「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページをデータベース部90から取得して携帯電話機30に送信し、番組紹介ページから「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」ページへと携帯電話機30のLCD158の表示内容を遷移させる。
【0214】
続いて、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS45において、携帯電話機30から端末IDが送信されたか否かを判定する。
【0215】
ここで、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、端末IDが送信されていないものと判定した場合には、そのままステップS43へと処理を移行して番組紹介ページを携帯電話機30のLCD158に表示させる一方、端末IDが送信されているものと判定した場合には、ステップS46において、端末IDを受信して取得する。
【0216】
続いて、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS47において、携帯電話機30のLCD158に表示させていた番組情報の番組ID、すなわち、携帯電話機30によって番組紹介ページで番組情報を最後に閲覧した番組の番組IDをデータベース部90から取得する。なお、この番組IDは、上述したように、予約IDと同一のものである。
【0217】
そして、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS48において、携帯電話機30から取得した端末IDとデータベース部90から取得した番組IDとを対応付け、上述した対応テーブルとしてデータベース部90等に保存し、再度ステップS43からの処理を繰り返す。なお、このとき、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、上述したように、一の携帯電話機の端末IDに対して一の番組IDを対応付けて対応テーブルを作成することから、既に携帯電話機30の端末IDに対してエントリが存在する場合には、対応する番組IDを上書きする。
【0218】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携時にこのような一連の処理を経ることにより、携帯電話機30の端末IDと連携を行う番組の番組IDとを対応付けた対応テーブルを作成し、データベース部90等に保存することができる。
【0219】
さて、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した場合には、図33に示す一連の処理を経ることにより、ユーザに対する報知を行う。なお、ここでは、携帯電話機30は、音又は振動を用いて報知するものとする。また、以下の工程は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの制御のもとに行われるものである。
【0220】
すなわち、携帯電話機30は、同図に示すように、ステップS51において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにおける所定の起動画面をLCD158に表示し、ステップS52において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを通常起動すると、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS53において、メイン画面をLCD158に表示する。
【0221】
そして、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS54において、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0222】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS67へと処理を移行する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS55へと処理を移行し、設定画面の処理へと移行する。
【0223】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS55において、設定画面をLCD158に表示すると、ステップS56において、ユーザによって「ヘルプ」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0224】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「ヘルプ」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS57へと処理を移行し、ヘルプ画面の処理へと移行する。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS57において、ヘルプ画面をLCD158に表示し、さらに、ステップS58において、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS57からの処理を繰り返してヘルプ画面をLCD158に表示する一方、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS55へと処理を移行し、設定画面を再度LCD158に表示する。
【0225】
一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS56にてユーザによって「ヘルプ」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS59において、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0226】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS53へと処理を移行し、メイン画面の処理へと移行する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS60において、ユーザによって「キャンセル」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0227】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「キャンセル」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS55へと処理を移行し、入力した内容をクリアした状態で再度設定画面の処理へと移行する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「キャンセル」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS61において、ユーザによって「番組タイトル」ボタンが押下されたか否かを判定する。なお、この判定は、番組概要情報を取得している場合のみであり、携帯電話機30においては、番組概要情報を取得している場合にのみ、「番組タイトル」ボタンが押下可能な状態とされる。
【0228】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「番組タイトル」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS62へと処理を移行し、番組概要画面の処理へと移行する。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS62において、番組概要画面をLCD158に表示し、さらに、ステップS63において、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS62からの処理を繰り返して番組概要画面をLCD158に表示する一方、ユーザによって「戻る」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS55へと処理を移行し、設定画面を再度LCD158に表示する。
【0229】
一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS61にてユーザによって「番組タイトル」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS64において、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0230】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS55へと処理を移行し、設定画面を再度LCD158に表示する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS65において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うか否かをユーザに問う。
【0231】
ここで、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行わないものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、そのままステップS53へと処理を移行し、メイン画面の処理へと移行する。一方、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うものとユーザによる指示が与えられた場合には、携帯電話機30から受信した端末IDに基づいて、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80によって対応テーブルの中から対応付けられた番組ID、すなわち、予約IDが検索され、データベース部90等から該当する番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報が取得されて送信されるのに応じて、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS66において、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報を取得し、スクラッチパッド等に保存することによって多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行い、この多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うのに基づいてタイマを動作させた後、ステップS53へと処理を移行し、メイン画面の処理へと移行する。
【0232】
なお、このステップS65及びステップS66における処理の詳細については、後に図34を用いて再度説明するものとする。
【0233】
さて、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS54にてユーザによって「設定」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS67へと処理を移行する。なお、以下の工程は、設定画面によって設定されたアラーム設定種別の如何を問わないものである。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS67において、ユーザによって「終了」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0234】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「終了」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS69において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの終了画面をLCD158に表示し、ステップS70において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを終了する。
【0235】
一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「終了」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS68において、報知するまでの時間をカウントするタイマがタイムアウトであるか否かを判定する。勿論、この報知するまでの時間とは、設定画面によって設定されたアラーム設定種別の如何を問わないものである。
【0236】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、タイマがタイムアウトでないものと判定した場合には、ステップS53からの処理を繰り返す一方、タイマがタイムアウトであるものと判定した場合には、ステップS71において、このタイマがアラーム時刻であるか否かを判定する。
【0237】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、タイマがアラーム時刻であるものと判定した場合には、ステップS73へと処理を移行する一方、タイマがアラーム時刻でないものと判定した場合には、ステップS72において、LCD158に表示するメイン画面を描画し、再度ステップS53からの処理を繰り返す。
【0238】
また、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、タイマがアラーム時刻であるものと判定した場合には、ステップS73において、ユーザによって指定された報知形態として、上述したサウンドモードがオン状態であるか否かを判定する。
【0239】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、サウンドモードがオン状態であるものと判定した場合には、ステップS74において、所定の音を発生することによってアラーム機能を実行し、ユーザに対して報知した後、再度ステップS53からの処理を繰り返す。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、サウンドモードがオフ状態であるものと判定した場合には、ステップS75において、内蔵するバイブレーションを動作させることによって振動によるアラーム機能を実行し、ユーザに対して報知した後、再度ステップS53からの処理を繰り返す。
【0240】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した場合には、このような一連の処理を経ることにより、ユーザに対する報知を行うことができる。
【0241】
つぎに、上述したステップS65及びステップS66における多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携の処理の詳細について説明する。
【0242】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した場合には、図34に示す一連の処理を経ることにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行う。なお、以下の工程は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムの制御のもとに行われるものである。
【0243】
すなわち、携帯電話機30は、同図に示すように、ステップS81において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを通常起動する。そして、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、メイン画面をLCD158に表示した状態で「設定」ボタンがユーザによって押下されると、ステップS82において、設定画面をLCD158に表示する。
【0244】
続いて、携帯電話機30は、ステップS83において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、設定画面に設けられたアラーム設定種別を設定するためのラジオボタンのうち、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携によって番組開始日時の指定時間前にアラーム機能を起動させるためのラジオボタンがユーザによって選択されたか否かを判定する。
【0245】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携によって番組開始日時の指定時間前にアラーム機能を起動させるためのラジオボタンがユーザによって選択されていないものと判定した場合には、ステップS82からの処理を繰り返す。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携によって番組開始日時の指定時間前にアラーム機能を起動させるためのラジオボタンがユーザによって選択されたものと判定した場合には、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS84において、ユーザによってアラーム機能を起動させるための指定時間としてn分前といった指定がなされたか否かを判定する。
【0246】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、アラーム機能を起動させるための指定時間がユーザによって設定されていないものと判定した場合には、ステップS82からの処理を繰り返す。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、アラーム機能を起動させるための指定時間がユーザによって設定されたものと判定した場合には、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS85において、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたか否かを判定する。
【0247】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されていないものと判定した場合には、ステップS82からの処理を繰り返す。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ユーザによって「設定」ボタンが押下されたものと判定した場合には、ステップS86において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80との通信が可能な状態であるか否かを判定する。
【0248】
ここで、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80との通信が可能な状態でないものと判定した場合には、ステップS87において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、既に多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が済んでいるか否かを判定する。携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、未だ多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が行われていないものと判定した場合には、ステップS88において、報知するまでの時間をカウントするタイマの設定を解除し、ステップS89において、メイン画面をLCD158に表示する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、既に多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携が行われているものと判定した場合には、ステップS90において、番組情報とn分前と指定された指定時間を示すアラーム情報とに基づいて、報知するまでの時間をカウントするタイマを設定し、ステップS89において、メイン画面をLCD158に表示する。
【0249】
一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80との通信が可能な状態であるものと判定した場合には、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、ステップS91において、JAMファイルから読み込んだ端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信し、これに応じて、ステップS92において、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始時刻、及び番組概要情報を受信して取得する。
【0250】
そして、携帯電話機30は、ステップS93において、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、取得したデータが有効であるか否かを判定する。
【0251】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、取得したデータが有効であるものと判定した場合には、これらのデータをスクラッチパッド等に保存するとともに、ステップS90において、報知するまでの時間をカウントするタイマを設定し、ステップS89において、メイン画面をLCD158に表示する。一方、携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムにより、取得したデータが有効でないものと判定した場合には、これらのデータを破棄するとともに、ステップS94において、報知するまでの時間をカウントするタイマの設定を解除し、ステップS89において、メイン画面をLCD158に表示する。
【0252】
携帯電話機30は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した場合には、このような一連の処理を経ることにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うことができる。
【0253】
なお、上述したステップS91及びステップS92において、携帯電話機30から送信された端末IDを受信し、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始時刻、及び番組概要情報を携帯電話機30に対して送信する携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、図35に示す一連の処理を行う。
【0254】
すなわち、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、同図に示すように、ステップS101において、携帯電話機30からの接続を待機し、ステップS102において、携帯電話機30から通信が開始されたか否かを判定する。
【0255】
ここで、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30から通信が開始されていないものと判定した場合には、ステップS101における携帯電話機30からの接続待機状態へと移行する。
【0256】
一方、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、携帯電話機30から通信が開始されたものと判定した場合には、ステップS103において、携帯電話機30における多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによってJAMファイルから読み込まれて送信された端末IDを受信する。そして、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS104において、データベース部90等に保存されている対応テーブルの中から携帯電話機30から受信した端末IDを検索する。
【0257】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS105において、検索の結果、対応テーブルの中から端末IDを発見することができなかった場合には、ステップS106において、番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報からなる番組情報の取得に失敗したことを示す番組情報取得エラーを携帯電話機30に対して送信し、ステップS101における携帯電話機30からの接続待機状態へと移行する。一方、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS105において、検索の結果、対応テーブルの中から端末IDがエントリとして登録されていることを発見した場合には、ステップS107において、端末IDに基づいて、対応付けられた番組ID、すなわち、予約IDを検索し、データベース部90等から該当する番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び番組概要情報からなる番組情報の取得を試みる。
【0258】
そして、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS108において、番組情報を取得できないものと判定した場合には、ステップS106において、上述した番組情報取得エラーを携帯電話機30に対して送信し、ステップS101における携帯電話機30からの接続待機状態へと移行する。一方、携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、ステップS108において、番組情報を取得できたものと判定した場合には、ステップS109において、番組情報を携帯電話機30に対して送信し、ステップS101における携帯電話機30からの接続待機状態へと移行する。
【0259】
携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80は、このような一連の処理を経ることにより、携帯電話機30から送信された端末IDを受信すると、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組タイトル、番組開始時刻、及び番組概要情報をデータベース部90等から検索して取得し、携帯電話機30に対して送信する。
【0260】
このように、携帯電話機30は、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信することにより、番組IDと対応付けた多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うことができる。したがって、携帯電話機30は、ユーザ毎にカスタマイズされた番組情報を取得するために、当該ユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を要求することなく、指定時間又は指定時刻のみならず、一の番組の番組開始日時の指定時間前にも、指定された報知形態で容易にユーザに対して報知することが可能となる。
【0261】
以上説明したように、個人放送システム1において、視聴者たるクライアントユーザが有する携帯電話機30は、単独で端末IDを取得することができる第1のプログラムであるブラウザと、単独では端末IDを取得することができない第2のプログラムである多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムとの間で、端末IDの受け渡しを行う際に、端末IDをブラウザを介して一旦携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信し、この端末IDが記述されたJAMファイルをダウンロードすることにより、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムが端末IDを取得することが可能となる。
【0262】
そして、携帯電話機30は、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信することにより、番組IDと対応付けた多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うことができる。したがって、携帯電話機30は、ユーザ毎にカスタマイズされた番組情報を取得するために、当該ユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を要求することなく自動的にユーザ認証を行うことができ、指定時間又は指定時刻のみならず、一の番組の番組開始日時の指定時間前にも、指定された報知形態で容易にユーザに対して報知することが可能となる。
【0263】
また、携帯電話機30は、端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80に対して送信して番組IDと対応付けた多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行うことにより、端末IDに対応付けられた番組IDの番組情報を携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ80から自動的に多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムに取り込むことができることから、クライアントユーザは、携帯電話機30を介して番組情報を閲覧することにより、番組の配信が行われる時間帯や番組概要等の各種情報を事前に把握することが容易となる。
【0264】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、携帯電話機から送信された端末IDを携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバによってJAMファイルに埋め込み、このJAMファイルを再度携帯電話機にダウンロードし、このJAMファイルに基づいて、別途JARファイルを携帯電話機にダウンロードするものとして説明したが、本発明は、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムといった第2のプログラムによって端末IDを取得することができるのであれば、JAMファイルとJARファイルとを別々にダウンロードする必要はなく、また、端末IDが記述されたJAMファイルを携帯電話機にダウンロードするのではなく、端末IDを含むJARファイルをダウンロードした後、JARファイルをアンパックして生成された多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムによってJAMファイルに端末IDを記述するようにしてもよい。
【0265】
また、上述した実施の形態では、第2のプログラムとして、多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを用いて説明したが、本発明は、単独では端末IDを取得することができないアプリケーションプログラムであれば、いかなるものでも適用することができる。
【0266】
さらに、上述した実施の形態では、パーソナルキャスティングサービスを実現する個人放送システムについて説明したが、本発明は、番組情報を閲覧することができ、且つ番組開始日時を報知することができるものであれば、いかなるものであってもよく、例えばテレビ番組等にも容易に適用することができる。
【0267】
さらにまた、上述した実施の形態では、ユーザに対する番組開始日時の報知形態として、音又は振動によるものとして説明したが、本発明は、例えば光によるものといった視覚的な報知形態等のように、これら以外の手段を適用することもできる。
【0268】
また、上述した実施の形態では、携帯電話機によってJavaアプリケーションを実行するものとし、また、iモード対応Javaコンテンツを適用するものとして説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、他のプログラミング言語をベースとするアプリケーションや他のサービスを適用してもよい。
【0269】
さらに、上述した実施の形態では、携帯電話機によって番組情報の閲覧及び番組開始日時の報知を行うものとして説明したが、本発明は、例えばPDAといった携帯電話機以外の各種情報処理端末装置にも適用することができる。
【0270】
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0271】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかるサーバ装置は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するサーバ装置であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、この端末識別情報取得手段によって取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供手段と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、対応テーブル作成手段によって作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて端末識別情報取得手段によって再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索手段と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索手段によって検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供手段とを備える。
【0272】
したがって、本発明にかかるサーバ装置は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を端末識別情報取得手段によって取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末識別情報提供手段によって端末に提供することにより、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することができ、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を提供することも可能となる。
【0273】
また、本発明にかかる端末識別情報提供方法は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供する端末識別情報提供方法であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得工程と、この端末識別情報取得工程にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供工程と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成工程と、対応テーブル作成工程にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索工程と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索工程にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供工程とを備える。
【0274】
したがって、本発明にかかる端末識別情報提供方法は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供することにより、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することが可能となり、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を提供することも可能となる。
【0275】
さらに、本発明にかかる端末識別情報提供プログラムは、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムであって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、この端末識別情報取得処理にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供処理と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、対応テーブル作成処理にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索処理にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供処理とを備える。
【0276】
したがって、本発明にかかる端末識別情報提供プログラムは、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供することにより、この端末識別情報提供プログラムが提供された機器が、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することを可能とし、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を提供することも可能とする。
【0277】
さらにまた、本発明にかかる端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体は、所定のネットワークによって接続された端末に対して端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体であって、端末識別情報提供プログラムは、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、この端末識別情報取得処理にて取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供処理と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、対応テーブル作成処理にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、第2のプログラムによって取得された端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した端末識別情報に基づいて、対応テーブルの中から端末識別情報に対応付けられた番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、番組の概要が記述された番組概要情報のうち、番組識別情報検索処理にて検索した番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得してネットワークを介して端末に提供する番組概要情報提供処理とを備える。
【0278】
したがって、本発明にかかる端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体は、第1のプログラムによって送信された端末識別情報を取得し、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、端末に提供する端末識別情報提供プログラムを提供することができる。そのため、この端末識別情報提供プログラムが提供された機器は、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することができ、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を提供することも可能となる。
【0279】
また、本発明にかかる情報処理端末装置は、単独で固有の端末識別情報を取得することができる第1のプログラムと単独では端末識別情報を取得することができない第2のプログラムとの間で端末識別情報の受け渡しを行う情報処理端末装置であって、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を所定のネットワークによって接続されたサーバ装置であって、端末識別情報と、一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成するサーバ装置に対して送信する送信手段と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信手段と、番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、送信手段は、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信する。
【0280】
したがって、本発明にかかる情報処理端末装置は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を送信手段によってサーバ装置に対して送信し、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信手段によって受信することにより、操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することができ、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を取得することも可能となる。
【0281】
さらに、本発明にかかる端末識別情報授受システムは、所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受システムであって、サーバ装置は、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された端末識別情報をネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、この端末識別情報取得手段によって取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供手段と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、対応テーブル作成手段によって作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段とを備え、端末は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報をネットワークを介してサーバ装置に対して送信する送信手段と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信手段と、番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、送信手段は、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信する。
【0282】
したがって、本発明にかかる端末識別情報授受システムは、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を端末からサーバ装置に対して送信してサーバ装置に取得させ、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、サーバ装置から端末に提供して端末に受信させることにより、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することができ、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を端末に提供して取得させることも可能となる。
【0283】
さらにまた、本発明にかかる端末識別情報授受方法は、所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受方法であって、端末によって起動可能であって単独で端末から端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって取得した端末識別情報をネットワークを介してサーバ装置に対して送信する送信工程と、第1のプログラムによって送信された端末識別情報をサーバ装置によって取得する端末識別情報取得工程と、この端末識別情報取得工程にてサーバ装置が取得した端末識別情報を、端末によって起動可能であって単独では端末から端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、ネットワークを介して端末に提供する端末識別情報提供工程と、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態でサーバ装置から送信された端末識別情報を受信する受信工程と、端末によって番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得工程と、端末識別情報と、端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルをサーバ装置によって作成する対応テーブル作成工程と、対応テーブル作成工程にて作成した対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、第2のプログラムによって取得した端末識別情報を当該第2のプログラムによってサーバ装置に対して再度送信する再送信工程とを備える。
【0284】
したがって、本発明にかかる端末識別情報授受方法は、第1のプログラムによって取得した端末識別情報を端末からサーバ装置に対して送信してサーバ装置に取得させ、この端末識別情報を、第2のプログラムによって端末識別情報を取得可能な状態で、サーバ装置から端末に提供して端末に受信させることにより、端末を操作するユーザを識別するための固有の識別情報やパスワード等を入力する手間を大幅に省略することが可能となり、ユーザ毎にカスタマイズされた情報を端末に提供して取得させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す個人放送システムの構成を説明する図である。
【図2】同個人放送システムが備える配信者端末における表示部に表示される新規番組予約ウィンドウを説明する図であって、配信するコンテンツの番組タイトル等を入力するための新規番組予約ウィンドウを説明する図である。
【図3】同表示部に表示される新規番組予約ウィンドウを説明する図であって、配信日時等を入力するための新規番組予約ウィンドウを説明する図である。
【図4】同表示部に表示される番組紹介ページ編集ウィンドウを説明する図である。
【図5】同表示部に表示される新規番組予約ウィンドウを説明する図であって、接続設定を行うための新規番組予約ウィンドウを説明する図である。
【図6】同配信者端末の構成を説明するブロック図である。
【図7】同個人放送システムが備える携帯電話機の外観構成を説明する斜視図である。
【図8】同携帯電話機の外観構成を説明する要部斜視図である。
【図9】同携帯電話機の内部構成を説明するブロック図である。
【図10】同携帯電話機におけるアプリケーション環境を説明する図である。
【図11】同携帯電話機においてアプリケーションプログラムをダウンロードする際の一連の工程を説明するフローチャートである。
【図12】同携帯電話機においてダウンロードしてインストールしたアプリケーションプログラムを起動する際の一連の工程を説明するフローチャートである。
【図13】同携帯電話機における表示画面の遷移図である。
【図14】同携帯電話機におけるLCDに表示されるトップページの表示内容を説明する図である。
【図15】同LCDに表示される番組ガイドページの表示内容を説明する図である。
【図16】同LCDに表示される番組紹介ページの表示内容を説明する図である。
【図17】同LCDに表示される「配信者にメール」ページの表示内容を説明する図である。
【図18】同携帯電話機と同個人放送システムが備える携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバとにおける「友達に紹介」機能の処理を説明する図である。
【図19】同携帯電話機において「友達に紹介」機能を行う際に同LCDに表示される電子メールのメーラの表示内容を説明する図である。
【図20】同携帯電話機と同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバとにおける「お知らせアラーム」機能の処理を説明する図である。
【図21】同携帯電話機において「お知らせアラーム」機能を行う際に同LCDに表示される表示内容を説明する図であって、(A)は、「お知らせアラーム」ページの表示内容を示し、(B)は、お知らせアラームアプリケーションプログラムのダウンロードページの表示内容を示す図である。
【図22】同携帯電話機において「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能を行う際に同LCDに表示される表示内容を説明する図である。
【図23】同LCDに表示される多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードページの表示内容を説明する図である。
【図24】同LCDに表示される携帯待ち受けページの表示内容を説明する図である。
【図25】同携帯電話機において「新着情報」を閲覧する際に同LCDに表示される表示内容を説明する図であって、(A)は、新着情報一覧ページの表示内容を示し、(B)は、新着情報詳細ページの表示内容を示す図である。
【図26】同携帯電話機と同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバとにおける多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムのダウンロードの際に行われる処理を説明する図である。
【図27】多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムに関するJAMファイルの内容を説明する図であって、(A)は、必須フィールドの記述内容を示し、(B)は、必須フィールドの他に必要に応じて記述される各種キーを示す図である。
【図28】同携帯電話機と同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバとにおける「多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携」機能の処理を説明する図である。
【図29】同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバが保持する対応テーブルを説明する図である。
【図30】同携帯電話機において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した際に同LCDに表示される表示内容を説明する図であって、(A)は、メイン画面の表示内容を示し、(B)は、設定画面の表示内容を示し、(C)は、番組概要画面の表示内容を示し、(D)は、ヘルプ画面の表示内容を示す図である。
【図31】同携帯電話機において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムをダウンロードして起動する際の一連の工程を説明するフローチャートである。
【図32】同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバにおいて多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携時に同携帯電話機の端末IDと連携を行う番組の番組IDとを対応付けた対応テーブルを作成して保存する際の一連の工程を説明するフローチャートである。
【図33】同携帯電話機において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラムを起動した場合にユーザに対する報知を行う際の一連の工程を説明するフローチャートである。
【図34】同携帯電話機において多機能キャラクタ時計アプリケーションプログラム連携を行う際の一連の詳細工程を説明するフローチャートである。
【図35】同携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバにおいて同携帯電話機から送信された端末IDを受信し、端末IDに対応付けられた番組IDの番組に関する番組情報を同携帯電話機に対して送信する際の一連の詳細工程を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 個人放送システム、 2 インターネット、 10 配信者端末、 20,20,20,・・・ 視聴者端末、 30,30,30,30,・・・ 携帯電話機、 40 個人放送ウェブサイト、 50 ストリーミングサーバ、 60 コミュニケーションサーバ、 70 メールサーバ、 80 携帯用ウェブ及びアプリケーションサーバ、 90 データベース部、 101CPU、 102 RAM、 103 ROM、 104 HDD、 105表示部、 106 表示用インターフェース、 107 操作部、 108 操作用インターフェース、 109 ネットワークインターフェース、 110ディジタルビデオカメラ、 111 コーデック、 152 表示部、 153 本体、 155 カメラ部、 156 CCDカメラ、 157 スピーカ、 158 LCD、 159 操作キー、 160 メモボタン、 161 マイクロフォン、 162 ジョグダイヤル、 163 半導体記録媒体、 201 主制御部

Claims (25)

  1. 所定のネットワークによって接続された端末に対して上記端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するサーバ装置であって、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記ネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、
    上記端末識別情報取得手段によって取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供手段と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、
    上記対応テーブル作成手段によって作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段と、
    上記第2のプログラムによって取得された上記端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて上記端末識別情報取得手段によって再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を検索する番組識別情報検索手段と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索手段によって検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供手段とを備えること
    を特徴とするサーバ装置。
  2. 上記番組概要情報提供手段は、上記番組識別情報検索手段によって検索した上記番組識別情報の番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び上記番組概要情報を取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供すること
    を特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 上記第2のプログラムは、少なくとも、上記番組開始日時の指定時間前に、指定された報知形態で報知するアラーム機能を実現するものであること
    を特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
  4. 上記第2のプログラムは、さらに、指定された時間又は指定された時刻に、指定された報知形態で報知するアラーム機能を実現するものであること
    を特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  5. 所定のネットワークによって接続された端末に対して上記端末を識別するための固有の端末識別情報を提供する端末識別情報提供方法であって、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記ネットワークを介して取得する端末識別情報取得工程と、
    上記端末識別情報取得工程にて取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供工程と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成工程と、
    上記対応テーブル作成工程にて作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、
    上記第2のプログラムによって取得された上記端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を検索する番組識別情報 検索工程と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索工程にて検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供工程とを備えること
    を特徴とする端末識別情報提供方法。
  6. 上記番組概要情報提供工程では、上記番組識別情報検索工程にて検索された上記番組識別情報の番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び上記番組概要情報が取得されて上記ネットワークを介して上記端末に提供されること
    を特徴とする請求項5記載の端末識別情報提供方法。
  7. 上記第2のプログラムは、少なくとも、上記番組開始日時の指定時間前に、指定された報知形態で報知するアラーム機能を実現するものであること
    を特徴とする請求項6記載の端末識別情報提供方法。
  8. 上記第2のプログラムは、さらに、指定された時間又は指定された時刻に、指定された報知形態で報知するアラーム機能を実現するものであること
    を特徴とする請求項7記載の端末識別情報提供方法。
  9. 所定のネットワークによって接続された端末に対して上記端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムであって、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記ネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、
    上記端末識別情報取得処理にて取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供処理と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、
    上記対応テーブル作成処理にて作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、
    上記第2のプログラムによって取得された上記端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索処理にて検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供処理とを備えること
    を特徴とする端末識別情報提供プログラム。
  10. 所定のネットワークによって接続された端末に対して上記端末を識別するための固有の端末識別情報を提供するコンピュータ実行可能な端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体であって、
    上記端末識別情報提供プログラムは、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記ネットワークを介して取得する端末識別情報取得処理と、
    上記端末識別情報取得処理にて取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供処理と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能と される一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成処理と、
    上記対応テーブル作成処理にて作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御処理と、
    上記第2のプログラムによって取得された上記端末識別情報が当該第2のプログラムによって送信されるのに応じて再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を検索する番組識別情報検索処理と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索処理にて検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供処理とを備えること
    を特徴とする端末識別情報提供プログラムが記録された記録媒体。
  11. 単独で固有の端末識別情報を取得することができる第1のプログラムと単独では上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムとの間で上記端末識別情報の受け渡しを行う情報処理端末装置であって、
    上記第1のプログラムによって取得した上記端末識別情報を所定のネットワークによって接続されたサーバ装置であって、上記端末識別情報と、一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成するサーバ装置に対して送信する送信手段と、
    上記第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で上記サーバ装置から送信された上記端末識別情報を受信する受信手段と、
    番組に関する情報であって閲覧可能とされる上記番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、
    上記送信手段は、上記第2のプログラムによって取得した上記端末識別情報を当該第2のプログラムによって上記サーバ装置に対して再度送信すること
    を特徴とする情報処理端末装置。
  12. 番組の概要が記述された番組概要情報を少なくとも取得する番組概要情報取得手段を備え、
    上記番組概要情報取得手段は、上記サーバ装置によって上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に基づいて検索された上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を上記ネットワークを介して取得すること
    を特徴とする請求項11記載の情報処理端末装置。
  13. 上記番組概要情報取得手段は、上記サーバ装置によって上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に基づいて検索された上記番組識別情報の番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び上記番組概要情報を上記ネットワークを介して取得すること
    を特徴とする請求項12記載の情報処理端末装置。
  14. 上記設定ファイルに基づいて上記第2のプログラムを実行し、少なくとも、上記番組開始日時の指定時間前に、指定された報知形態で報知する報知手段を備えること
    を特徴とする請求項13記載の情報処理端末装置。
  15. 上記報知手段は、上記第2のプログラムが起動された状態で、さらに、指定された時間又は指定された時刻に、指定された報知形態で報知すること
    を特徴とする請求項14記載の情報処理端末装置。
  16. 所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で上記端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受システムであって、
    上記サーバ装置は、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記ネットワークを介して取得する端末識別情報取得手段と、
    上記端末識別情報取得手段によって取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供手段と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、
    上記対応テーブル作成手段によって作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御手段とを備え、
    上記端末は、
    上記第1のプログラムによって取得した上記端末識別情報を上記ネットワークを介して上記サーバ装置に対して送信する送信手段と、
    上記第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で上記サーバ装置から送信された上記端末識別情報を受信する受信手段と
    番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得手段とを備え、
    上記送信手段は、上記第2のプログラムによって取得した上記端末識別情報を当該第2のプログラムによって上記サーバ装置に対して再度送信すること
    を特徴とする端末識別情報授受システム。
  17. 上記サーバ装置は、
    上記端末識別情報取得手段によって再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を検索する番組識別情報検索手段と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索手段によって検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供手段とを備え、
    上記端末は、上記番組概要情報を少なくとも取得する番組概要情報取得手段を備えること
    を特徴とする請求項16記載の端末識別情報授受システム。
  18. 上記番組概要情報提供手段は、上記番組識別情報検索手段によって検索した上記番組識別情報の番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び上記番組概要情報を取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供すること
    を特徴とする請求項17記載の端末識別情報授受システム。
  19. 上記端末は、上記設定ファイルに基づいて上記第2のプログラムを実行し、少なくとも、上記番組開始日時の指定時間前に、指定された報知形態で報知する報知手段を備えること
    を特徴とする請求項18記載の端末識別情報授受システム。
  20. 上記報知手段は、上記第2のプログラムが起動された状態で、さらに、指定された時間又は指定された時刻に、指定された報知形態で報知すること
    を特徴とする請求項19記載の端末識別情報授受システム。
  21. 所定のネットワークによって互いに接続されたサーバ装置と端末との間で上記端末を識別するための固有の端末識別情報の授受を行う端末識別情報授受方法であって、
    上記端末によって起動可能であって単独で上記端末から上記端末識別情報を取得することができる第1のプログラムによって取得した上記端末識別情報を上記ネットワークを介して上記サーバ装置に対して送信する送信工程と、
    上記第1のプログラムによって送信された上記端末識別情報を上記サーバ装置によって取得する端末識別情報取得工程と、
    上記端末識別情報取得工程にて上記サーバ装置が取得した上記端末識別情報を、上記端末によって起動可能であって単独では上記端末から上記端末識別情報を取得することができない第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で、上記ネットワークを介して上記端末に提供する端末識別情報提供工程と、
    上記第2のプログラムによって上記端末識別情報を取得可能な状態で上記サーバ装置から送信された上記端末識別情報を受信する受信工程と、
    上記端末によって番組に関する情報であって閲覧可能とされる番組情報を取得する番組情報取得工程と、
    上記端末識別情報と、上記端末によって番組に関する情報である番組情報が閲覧可能とされる一の番組を識別するための番組識別情報とを対応付けた対応テーブルを上記サーバ装置によって作成する対応テーブル作成工程と、
    上記対応テーブル作成工程にて作成した上記対応テーブルを所定の保存手段に保存させる保存制御工程と、
    上記第2のプログラムによって取得した上記端末識別情報を当該第2のプログラムによって上記サーバ装置に対して再度送信する再送信工程とを備えること
    を特徴とする端末識別情報授受方法。
  22. 上記サーバ装置が再度取得した上記端末識別情報に基づいて、上記対応テーブルの中から上記端末識別情報に対応付けられた上記番組識別情報を上記サーバ装置によって検索する番組識別情報検索工程と、
    番組の概要が記述された番組概要情報のうち、上記番組識別情報検索工程にて検索した上記番組識別情報の番組に関する番組概要情報を少なくとも取得して上記ネットワークを介して上記端末に提供する番組概要情報提供工程と、
    上記端末によって上記番組概要情報を少なくとも取得する番組概要情報取得工程とを備えること
    を特徴とする請求項21記載の端末識別情報授受方法。
  23. 上記番組概要情報提供工程では、上記番組識別情報検索工程にて検索した上記番組識別情報の番組に関する番組タイトル、番組開始日時、及び上記番組概要情報が取得されて上記ネットワークを介して上記端末に提供されること
    を特徴とする請求項22記載の端末識別情報授受方法。
  24. 上記端末によって上記設定ファイルに基づいて上記第2のプログラムを実行し、少なくとも、上記番組開始日時の指定時間前に、指定された報知形態で報知する報知工程を備えること
    を特徴とする請求項23記載の端末識別情報授受方法。
  25. 上記報知工程では、上記第2のプログラムが起動された状態で、さらに、指定された時間又は指定された時刻に、指定された報知形態で報知されること
    を特徴とする請求項24記載の端末識別情報授受方法。
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