JP4489220B2 - 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体 - Google Patents

有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP4489220B2
JP4489220B2 JP27889399A JP27889399A JP4489220B2 JP 4489220 B2 JP4489220 B2 JP 4489220B2 JP 27889399 A JP27889399 A JP 27889399A JP 27889399 A JP27889399 A JP 27889399A JP 4489220 B2 JP4489220 B2 JP 4489220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
quinoxalinobenzoxazine
transport layer
derivative
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27889399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000198788A (ja
Inventor
完 吉田
加藤  正
房枝 宮田
修 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute (Sagami CRI)
Toppan Inc
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute (Sagami CRI)
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute (Sagami CRI), Toppan Inc filed Critical Sagami Chemical Research Institute (Sagami CRI)
Priority to JP27889399A priority Critical patent/JP4489220B2/ja
Publication of JP2000198788A publication Critical patent/JP2000198788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4489220B2 publication Critical patent/JP4489220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なキノキサリノベンゾオキサジン誘導体、及びキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を用いたことを特徴とする、有機薄膜エレクトロルミネセンス(以下ELと略す)現象を利用した、有機薄膜EL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機薄膜EL素子は、一般的には、仕事関数の小さい金属から成る陰極と仕事関数が大きく透明な陽極との間に、互いに積層された有機化合物から成る電子輸送層、有機化合物から成る正孔輸送層、及び有機化合物から成る正孔注入層が配された3層構造のものが知られている。
【0003】
上記の構造を有する有機薄膜EL素子において、陽極から注入された正孔と陰極から注入された電子が、該電子輸送層と正孔輸送層との界面近傍で再結合することによって励起子が生じる。この励起子が、放射失活する過程で電子輸送層または正孔輸送層中の発光材料が励起され、外部に光が放出される。
【0004】
上記の原理で発光する有機薄膜EL素子には2つのタイプがある。1つは、正孔または電子輸送層自体が発光材料を兼ねているもので、例えばイーストマン・コダック社のC.W.Tangらにより、特開昭59−194393号公報、特開昭63−264692号公報、特開昭63−295695号公報、アプライド・フィジックス・レター第51巻第12号第913頁(1987年)、およびジャーナル・オブ・アプライドフィジックス第65巻第9号第3610頁(1989年)等に発表された素子がある。該素子は、陽極として酸化インジウムスズ(以下ITOと略す)、正孔注入層として銅フタロシアニン(以下CuPcと略す)、正孔輸送層として1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)シクロヘキサン、発光層を兼ねた電子輸送層(以下電子輸送発光層と略す)としてトリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(以下Alq3 と略す)、陰極としてMgAg合金が用いられていた。前記素子に順方向の直流電圧を印加すると、Alq3 からの緑色の発光が得られる。
【0005】
もう1つは、正孔または電子輸送層中に発光材料をドープさせたもので、例えばパイオニア社の脇本らにより、第40回高分子討論会予稿集第40巻第10号第3600頁(1991年)に発表された素子がある。該素子は、陽極としてITO、正孔注入層として4,4’,4''−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン、正孔輸送層としてN,N''−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン、電子輸送層としてAlq3 、発光材料としてAlq3 層中に0.5重量%程度ドープされたキナクリドン(以下Qdと略す)、陰極としてAlLi合金が用いられていた。前記素子に順方向の直流電圧を印加すると、Qdからの緑色の発光が得られる。
【0006】
前者のタイプの素子では、発光層を兼ねるキャリア輸送層を構成する有機材料の条件として、蛍光性を有しているだけでなく、キャリア輸送材料として非晶質の膜を形成すること、および高い耐熱性を有することが求められるので、材料の選択において制約が多い。一方、後者の場合ドーパントとして用いられる有機発光材料については成膜性を考慮する必要がないため、様々な蛍光性物質をドーパントとして用いることが可能である。
【0007】
前者のタイプの素子における、電子輸送材料、又は発光材料として、キノキサリン誘導体が知られている。P.Strohrieglらは、INTERNATIONAL CONFERENCE ON ELECTROLUMINECENCE OF MOLECULAR MATERIALS AND RELATED PHENOMENA予稿集第49頁(1997)に一般式5に示すキノキサリン誘導体から成る薄膜を電子輸送層として用いた素子を発表し、チッソ社の内田らは、一般式6に示すキノキサリン誘導体から成る薄膜を電子輸送発光層として用いた素子を発表している(特開平9−13025号公報参照)。
【0008】
【化5】
Figure 0004489220
【0009】
【化6】
Figure 0004489220
【0010】
(式中Xは炭素数2〜5のアルキル基等を、R1 〜R8 は独立にH、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基等を示す。)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記素子は、発光輝度、発光寿命ともに実用上十分な性質を有していないという問題があった。
【0012】
本発明は、上記問題を改善するために、キノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドーパントとして用いた高発光効率な有機薄膜EL素子、及びドーパントとして有用な新規なキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前記一般式1で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体に関するものである。請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提とし、前記式3で表されることを特徴とする請求項1に記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体に関するものである。請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提とし、前記式4で表されることを特徴とする請求項1に記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体に関するものである。請求項に記載の発明は、一対の電極間に、少なくとも有機化合物からなる正孔輸送層、および電子輸送層を有する有機薄膜EL素子において、前記正孔輸送層または電子輸送層に請求項1乃至3に記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体が、少なくとも1種含まれていることを特徴とする有機薄膜EL素子に関するものである。請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明を前提とし、前記キノキサリノベンゾオキサジン誘導体が前記正孔輸送層または電子輸送層において、ドーパントとして用いられていることを特徴とする有機薄膜EL素子に関するものである。請求項に記載の発明は、請求項、または請求項に記載の発明を前提とし、前記キノキサリノベンゾオキサジン誘導体の前記正孔輸送層または電子輸送層におけるホスト材料に対する濃度が、0.01〜40重量%であることを特徴とする有機薄膜EL素子に関するものである。請求項に記載の発明は、請求項から請求項に記載の発明を前提とし、キノキサリノベンゾオキサジン誘導体が、請求項1から請求項の何れかに記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体であることを特徴とする有機薄膜EL素子に関するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる有機薄膜EL素子は、正孔輸送層または電子輸送層にキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を少なくとも1種以上含む。本発明に係るキノキサリノベンゾオキサジン誘導体は、例えば、下記式7に示す12H−キノキサリノ[2,3−b][1,4]ベンゾオキサジンを主骨格とした構造を有している。
【0015】
【化7】
Figure 0004489220
【0016】
式7に示した12H−キノキサリノ[2,3−b][1,4]ベンゾオキサジンは、固体状態で紫外線を照射すると青色の強い蛍光を示す物質であるが、キノキサリン環の隣にオキサジン環を配したことにより、その蛍光量子収率は、大幅に向上する。
【0017】
更に、式7に示した12H−キノキサリノ[2,3−b][1,4]ベンゾオキサジンの12位の窒素原子にアルキル基またはアリール基を導入し、さらに、芳香環へのニトロ基、ニトリル基、パーフルオロアルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アセチル基、またはカルボキシル基などの電子吸引性基の導入、および芳香環の拡張の結果、固体状態で青〜黄緑色発光を呈し、かつ、耐熱性も高い下記式8、及び更に有用な一般式1、一般式2のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体が得られる。
【0018】
【化8】
Figure 0004489220
【0019】
(R1 〜R8 は独立に水素原子、ニトロ基、ニトリル基、パーフルオロアルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アセチル基、またはカルボキシル基を表す。R9 は水素原子、アルキル基、またはアリール基を表す。)
【0020】
【化9】
Figure 0004489220
【0021】
(R1 〜R10は独立に水素原子、ニトロ基、ニトリル基、パーフルオロアルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アセチル基、またはカルボキシル基を表す。R11は水素原子、アルキル基、またはアリール基を表す。)
【0022】
【化10】
Figure 0004489220
【0023】
(R1 〜R10は独立に水素原子、ニトロ基、ニトリル基、パーフルオロアルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アセチル基、またはカルボキシル基を表す。R11は水素原子、アルキル基、またはアリール基を表す。)
【0024】
上記一般式1及び2において、R1 〜R10のうち少なくとも1個は水素原子以外の基であることが、発色性、耐熱性の点で好ましい。
一般式1で表される化合物のうち、R1 〜R7 およびR9 、R10が水素、R8 がニトリル基、R11がメチル基である式3で表される化合物は、式9で表される化合物にシアン化銅を作用させて式10で表される化合物とした後、さらに水酸化カリウムを作用させて得られる式11で表される化合物と、式12で表される2,3-ジクロロキノキサリンを反応させることにより得られる。
【0025】
【化11】
Figure 0004489220
【0026】
【化12】
Figure 0004489220
【0027】
【化13】
Figure 0004489220
【0028】
【化14】
Figure 0004489220
【0029】
一般式1で表される化合物のうち、R1 〜R7 およびR9 、R10が水素、R8 がトリフルオロメチル基、R11がメチル基である式4で表される化合物は、式13で表される化合物にトリフルオロ酢酸ナトリウムを作用させて式14で表される化合物とした後、さらに水酸化カリウムを作用させて得られる式15で表される化合物と、式12で表される2,3-ジクロロキノキサリンを反応させることにより得られる。
【0030】
【化15】
Figure 0004489220
【0031】
【化16】
Figure 0004489220
【0032】
【化17】
Figure 0004489220
【0033】
なお、その他のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体の合成については、[C.O.Okafor,J.HeterocyclicChem.,18,405(1981).]、[N.L.Agarwal et al.,LiebigsAnn.Chem.,1987,921]などの文献を参照して行うことができる。
【0034】
【実施例】
以下、本発明を実施例により、具体的に説明する。
[実施例1]
式3で表される化合物の合成
まず、式16で表される3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(1.04g 、5.36 mmol )を室温にて氷酢酸(10 ml )に懸濁させ、臭素(0.690 ml、13.5 mmol )の氷酢酸溶液(6 ml)をゆっくり加えた後、2時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷まし、氷水(100 ml)をゆっくり加えて、析出した沈殿物を濾過し、水洗を十分に行った。減圧乾燥により、式17で表される4,7 −ジブロモ−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(1.71 g, 4.96 mmol )が黄色結晶として得られた。
【0035】
【化18】
Figure 0004489220
【0036】
【化19】
Figure 0004489220
【0037】
次に、式17の4,7 −ジブロモ−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(1.35 g, 3.90 mmol )を氷酢酸(20 ml )および12N塩酸に室温にて懸濁させ、花状すず(3.90 mmol )を加えた後、3時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷まし、氷水(20ml)をゆっくり加えて、析出した沈殿物を濾過し、水洗を十分に行った。減圧乾燥により、式18で表される7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(998 mg, 3.74 mmol )が黄色結晶として得られた。
【0038】
【化20】
Figure 0004489220
【0039】
次に、アルゴン雰囲気下、室温にて式18の7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(1.34 g, 5.00 mmol )を無水テトラヒドロフラン(THF) (15 ml )およびtert−ブチルアルコール(15 ml )に溶解し、モレキュラーシーブス4Å(0.5g)およびトリエチルアミン(1.67 ml, 12.0 mmol)を加えた。さらに98%ジフェニルリン酸アジド(2.19 ml, 10.0 mmol)を加えた後、室温にて72時間攪拌し、次いで4時間加熱還流した。反応混合物に酢酸エチル(400ml)を加え、3%塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン)を用いて精製し、式19で表される6-ブロモナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(548 mg, 2.08 mmol )が白色固体として得られた。
【0040】
【化21】
Figure 0004489220
【0041】
次に、アルゴン雰囲気下0℃にて式19の6-ブロモナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(1.74g, 6.59 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(60 ml )に、60%水素化ナトリウム(395mg, 9.88 mmol)を加えた。0℃で30分攪拌後、ヨウ化メチル(0.82 ml, 13.2 mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物にメタノール(2 ml)および酢酸エチル(400 ml)を加え、塩化アンモニウム水溶液、ついで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得る。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)を用いて精製し、式9の6-ブロモ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(1.50g, 5.39 mmol)が白色固体として得られた。
【0042】
次に、アルゴン雰囲気下室温にて式9の6-ブロモ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(1.58g, 5.63 mmol)をN-メチル-2- ピロリジノン(8.0 ml)に溶解し、シアン化銅(1.01g, 10.1 mmol)を加え、180 ℃にて3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷ました後、減圧下で溶媒を留去し、残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)を用いて精製し、式10で表される6-シアノ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(753 mg, 3.36 mmol )を白色固体として得た。
【0043】
次に、室温にて式10の6-シアノ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(690 mg, 3.08 mmol )のTHF (50ml)およびメタノール(50ml)の混合溶液に1N水酸化カリウム溶液(15.4 ml、15.4 mmol)を加え、70℃で2時間攪拌した。反応混合物の溶媒を半分くらい減圧留去した後、酢酸エチルで抽出し、その抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)を用いて精製し、式11で表される6-シアノ-3- メチルアミノ-2- ナフトール(480mg、2.42mmol)を白色粉末として得た。
【0044】
次に、アルゴン雰囲気下0℃にて式11の6-シアノ-3- メチルアミノ-2- ナフトール(457mg、2.30mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(9ml)に、60%水素化ナトリウム(230mg, 5.76mmol)を加えた。0℃で20分間攪拌後、式12の2,3-ジクロロキノキサリン(478mg, 2.30mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(11ml)を加え、室温にて1時間攪拌した後、さらに60℃にて30分間攪拌した。反応混合物に0℃でジイソプロピルエーテル(10ml)および水(10ml)を加え、十分攪拌し析出した沈殿物を濾過した。沈殿物をジイソプロピルエーテルおよび水で順次洗浄した後、減圧下乾燥し、式3で表される10- シアノ-13-メチル-13H- キノキサリノ[2,3-b] ナフト[2,3-b][1,4]オキサジン(652mg, 2.01mmol)を黄色針状晶として得た。
【0045】
式3の化合物について測定したIRスペクトルの結果は次のようになった。
IR (KBr,νcm-1): 3061(w), 3032(w), 2224(s, CN), 1642(w), 1608(w), 1560(s), 1512(s), 1491(m), 1477(s), 1460(s), 1450(s), 1406(m), 1377(m), 1329(s), 1302(s), 1277(m), 1228(m), 1205(w), 1168(w), 1153(w), 1122(w), 966(w), 941(w), 896(m), 877(m), 812(w), 752(m), 669(w), 605(w), 476(w), 466(w).
【0046】
式3の化合物について測定した1H-NMRスペクトルの結果は次のようになった。
1H-NMR (500MHz, CDCl3)δ[ppm]: 3.67 (3H, s, CH3), 7.12 (1H, s),7.22 (1H, d, J=8.5), 7.39 (1H, s), 7.43 (1H, dt, J=1.3, 7.6), 7.47 (1H, dd, J=1.5, 8.5), 7.50 (1H, dt, J=1.3, 7.1), 7.69 (2H, d, J=8.2), 8.03 (1H, s).
【0047】
式3の化合物について測定したマススペクトルは次のようになった。
EIMS (m/Z): 324 (M+ ).
HREIMS Calcd for C20H12N4O (M+ ): 324.1010.
Found : 324.0999.
【0048】
式3の化合物について測定した元素分析の結果は次のようになった。
Anal.Calcd.for C20H12N4O: C, 74.06; H, 3.73; N, 17.27 %
Found : C, 74.13; H, 3.64; N, 17.34 %
【0049】
[実施例2]
式4で表される化合物の合成
式9の6-ブロモ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(500mg, 1.8 mmol )、ヨウ化銅(2.57g 、13.5mmol)およびヨウ化カリウム(4.48g 、27.0mmol)を減圧乾燥後アルゴン置換し、ヘキサメチルリン酸トリアミド(9.0ml )を室温で加え、180 ℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷ました後、塩化メチレンを100ml加え、析出した沈殿をセライトで濾過し、濾液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)を用いて精製したところ、式9の6-ブロモ-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オンが3%、式13の6-ヨード-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オンが97%含まれる混合物が得られた。この混合物をさらに、ヨウ化銅(257mg 、1.35mmol)およびヨウ化カリウム(448mg 、2.70mmol)とともに減圧乾燥後アルゴン置換し、ヘキサメチルリン酸トリアミド(2.0ml )を室温で加え180℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷ました後、塩化メチレンを100ml加え、析出した沈殿をセライトで濾過し、濾液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)を用いて精製したところ、100%の転換率で式13の6-ヨード-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(538mg 、1.66mmol)を白色粉末として得た。
【0050】
次に、ヨウ化銅(1.17g 、6.15mmol)およびトリフルオロ酢酸ナトリウム(1.67g 、12.3mmol)を50℃で1時間減圧後アルゴン置換し、N-メチルピロリジン(6.0ml )を加えた。これに、式13の6-ヨード-3- メチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(500mg 、1.54mmol)をN-メチルピロリジノン(6.0ml )に溶解したものを室温で加え、180℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷ました後、塩化メチレンを200ml加え、析出した沈殿をセライトで濾過し、濾液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)を用いて精製し、塩化メチレン:ヘキサン(=ca. 1:10)から再結晶したところ、式14で表される3-メチル-6- トリフルオロメチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(320mg 、1.20mmol)を白色結晶として得た。
【0051】
次に室温にて、式14の3-メチル-6- トリフルオロメチルナフト[2,3-d] オキサゾール-2(3H)- オン(269mg 、1.01mmol)のTHF (16ml)およびメタノール(16ml)の混合溶液に1N水酸化カリウム溶液(5.03ml、5.03mmol)を加え、70℃で4時間攪拌した。反応混合物の溶媒を半分くらい減圧留去した後、酢酸エチルで抽出し、その抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し残渣を得た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)を用いて精製し、式15で表される3-メチルアミノ-6- トリフルオロメチル-2- ナフトール(217mg 、0.899mmol )を白色粉末として得た。
【0052】
次に、アルゴン雰囲気下0℃にて式15の3-メチルアミノ-6- トリフルオロメチル-2- ナフトール(308mg 、1.27mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)に、60%水素化ナトリウム(127mg 、3.19mmol)を加えた。0℃で20分間攪拌後、96%の式12で表される2,3-ジクロロキノキサリン(264mg 、1.27mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(6ml)を加え、室温にて20分間攪拌した後、さらに60℃にて30分間攪拌した。反応混合物に0℃でジイソプロピルエーテル(10ml)および水(10ml)を加え、十分攪拌し析出した沈殿物を濾過した。沈殿物をジイソプロピルエーテルおよび水で順次洗浄した後、減圧下乾燥し、式4で表される10- トリフルオロメチル-13-メチル-13H- キノキサリノ[2,3-b] ナフト[2,3-b][1,4]オキサジン(466mg,1.04mmol)を黄色針状晶として得た。
【0053】
式4の化合物について測定したIRスペクトルの結果は次のようになった。
IR (KBr,νcm-1): 3061(w), 2928(w), 2856(w), 1637(w), 1624(w), 1610(w), 1562(m), 1512(m), 1481(s), 1450(s), 1408(m), 1381(m), 1336(s), 1321(w), 1298(s), 1280(w), 1267(w), 1224(m), 1199(m), 1167(s), 1143(w), 1120(s), 1070(m), 943(w), 906(m), 885(m), 839(w), 817(w), 761(m), 719(w), 619(w), 605(w), 480(w), 468(w).
【0054】
式4の化合物について測定した1H-NMRスペクトルおよび19F-NMR スペクトルの結果は次のようになった。
1H-NMR (500MHz, CDCl3)δ[ppm]: 3.67 (3H, s, CH3), 7.18 (1H, s),7.4 1(1H, s), 7.42 (1H, t, J= 7.5), 7.48 (1H, t, J= 8.3), 7.50 (1H, d, J=7.1), 7.68 (2H, d, J=8.3), 7.75(1H, d, J=8.5), 7.97 (1H, s).
19F-NMR (500MHz, CDCl3) δ[ppm]: -62.7(3F, s).
【0055】
式5の化合物について測定したマススペクトルは次のようになった。
EIMS (m/Z): 367 (M+ ).
【0056】
式4の化合物について測定した元素分析の結果は次のようになった。
Anal.Calcd.for C20H12N3OF3: C, 65.40; H, 3.30; N, 11.44 %
Found : C, 65.61; H, 3.41; N, 11.27 %
【0057】
[ 実施例3]
式8で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体のうち、R1 〜R8 が水素、R9 がメチル基であることを特徴とするキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドーパントとして用いた有機薄膜EL素子
図1は本発明の実施例3の有機薄膜EL素子の断面図である。
【0058】
図1において、2はITOからなる陽極(ITOは透明であり、光の取り出し窓を兼ねる)、3はCuPcからなる正孔注入層、4は式20に示すN,N‘−ジフェニル−N,N’−ビス(1−ナフチル)−1,1‘−ビフェニル−4,4’−ジアミン(以下α−NPDと略す)からなる正孔輸送層、5は式21に示す9,10−ビス−(3−ビフェニル)−2−tert−ブチルアントラセン(以下BBTBAと略す)から成る電子輸送材料に、式8で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体のうち、R1 〜R8 が水素、R9 がメチル基であることを特徴とするキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドープすることにより構成される電子輸送発光層、6はLiFとAlを順に積層してなる陰極である。
【0059】
【化22】
Figure 0004489220
【0060】
【化23】
Figure 0004489220
【0061】
有機薄膜EL素子の作製は、以下のようにして行った。
まず、透明絶縁性基板(1)として用いた厚さ1.1mmの青板ガラス板上に、厚さ120nmのITOをスパッタリング法で被覆させ陽極(2)とした。この陽極(2)の上に、正孔注入層(3)としてCuPcを膜厚10nm、正孔輸送層(4)として式20のα−NPDを膜厚40nmとなるように、順に真空蒸着した。
【0062】
次に、式21のBMBTBAと上記キノキサリノベンゾオキサジン誘導体を蒸着速度比20:1で共蒸着し、膜厚40nmの電子輸送発光層(5)とした。
【0063】
次に、LiFを約5Å積層させた後、最後にAlを約3000Å蒸着し、陰極(6)とした。
【0064】
この素子に導線(7)、直流電源(8)を接続し、順方向に電圧を印加したところ、図2に示すように、電圧5Vから発光し始め、電圧が13Vに達すると、6763cd/m2 の輝度で安定に発光した。この素子の発光は、454および483nmにピークを持つ青色の発光であった。また、この素子の発光効率は印加電圧5Vにおいて、1.5lm/Wに達した。
【0065】
[実施例4]
式3で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドーパントとして用いた有機薄膜EL素子
図3は本発明の実施例4または5の有機薄膜EL素子の断面図である。
【0066】
本実施例において、図3の10はITOからなる陽極(ITOは透明であり、光の取り出し窓を兼ねる)、11はCuPcからなる正孔注入層、12は式20に示すα−NPDからなる正孔輸送層、13は式22に示す化合物から成る電子輸送材料に、式3で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドープすることにより構成される電子輸送発光層、14は式23に示すAlq3 単独で形成される電子注入層、15はLiFとAlを順に積層してなる陰極である。
【0067】
【化24】
Figure 0004489220
【0068】
【化25】
Figure 0004489220
【0069】
有機薄膜EL素子の作製は、以下のようにして行った。
まず、透明絶縁性基板(9)として用いた厚さ1.1mmの青板ガラス板上に、厚さ120nmのITOをスパッタリング法で被覆させ陽極(10)とした。この陽極(10)の上に、正孔注入層(11)としてCuPcを膜厚10nm、正孔輸送層(12)として式20のα−NPDを膜厚40nmとなるように、順に真空蒸着した。
【0070】
次に、式22に示す化合物と式3のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を蒸着速度比20:1で共蒸着し、膜厚40nmの電子輸送発光層(13)とした。
【0071】
次に、式23に示すAlq3 を膜厚10nmとなるように重ねて蒸着し、電子注入層(14)とした。
【0072】
次に、LiFを約5Å積層させた後、最後にAlを約3000Å蒸着し、陰極(15)とした。
【0073】
この素子に導線(16)、直流電源(17)を接続し、順方向に電圧を印加したところ、図4に示すように、電圧5Vから発光し始め、電圧が16Vに達すると、23910cd/m2 の輝度で安定に発光した。この素子の発光は、490および520nmにピークを持つ青緑色の発光であった。また、この素子の発光効率は印加電圧6Vにおいて、1.6lm/Wに達した。
【0074】
[実施例5]
式4で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドーパントとして用いた有機薄膜EL素子
本実施例において、図3の10はITOからなる陽極(ITOは透明であり、光の取り出し窓を兼ねる)、11はCuPcからなる正孔注入層、12は式20に示すα−NPDからなる正孔輸送層、13は式24に示す化合物から成る電子輸送材料に、式4で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドープすることにより構成される電子輸送発光層、14は式23に示すAlq3 単独で形成される電子注入層、15はLiFとAlを順に積層してなる陰極である。
【0075】
【化26】
Figure 0004489220
【0076】
有機薄膜EL素子の作製は、以下のようにして行った。
まず、透明絶縁性基板(9)として用いた厚さ1.1mmの青板ガラス板上に、厚さ120nmのITOをスパッタリング法で被覆させ陽極(10)とした。この陽極(10)の上に、正孔注入層(11)としてCuPcを膜厚10nm、正孔輸送層(12)として式20のα−NPDを膜厚40nmとなるように、順に真空蒸着した。
【0077】
次に、式24に示す化合物と式2のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を蒸着速度比20:1で共蒸着し、膜厚15nmの電子輸送発光層(13)とした。
【0078】
次に、式23に示すAlq3 を膜厚35nmとなるように重ねて蒸着し、電子注入層(14)とした。
【0079】
次に、LiFを約5Å積層させた後、最後にAlを約3000Å蒸着し、陰極(15)とした。
【0080】
この素子に導線(16)、直流電源(17)を接続し、順方向に電圧を印加したところ、図5に示すように、電圧4Vから発光し始め、電圧が16Vに達すると、6000cd/m2 の輝度で安定に発光した。この素子の発光は、450nmにピークを持つ青色の発光であった。また、この素子の発光効率は印加電圧5Vにおいて、0.5lm/Wに達した。
【0081】
なお、本発明に係るキノキサリノベンゾオキサジン誘導体の前記正孔輸送層または電子輸送層におけるホスト材料に対する濃度が0.01重量%以下であると、十分な濃度の発光が得られない。また、40重量%以上であると、ドーパントの凝集または結晶化により、電子輸送発光層にピンホールが生じ、素子が短絡しやすくなる。従って、0.01〜40重量%で用いることが好ましい。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による有機薄膜EL素子では、本発明に係る新規のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体を含むキノキサリノベンゾオキサジン誘導体をドーパントとして用いることにより、可視領域で高輝度かつ高効率に発光する有機薄膜EL素子を得ることができた。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例3に係る有機薄膜EL素子の断面図である。
【図2】本発明の実施例3で作製した有機薄膜EL素子における、駆動電圧と発光輝度の関係を示すグラフ図である。
【図3】本発明の実施例4および5に係る、有機薄膜EL素子の断面図である。
【図4】本発明の実施例4で作製した有機薄膜EL素子における、駆動電圧と発光輝度の関係を示すグラフ図である。
【図5】本発明の実施例5で作製した有機薄膜EL素子における、駆動電圧と発光輝度の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
(1)・・・透明絶縁性基板
(2)・・・陽極
(3)・・・正孔注入層
(4)・・・正孔輸送層
(5)・・・電子輸送発光層
(6)・・・陰極
(7)・・・導線
(8)・・・直流電源
(9)・・・透明絶縁性基板
(10)・・・陽極
(11)・・・正孔注入層
(12)・・・正孔輸送層
(13)・・・電子輸送発光層
(14)・・・電子注入層
(15)・・・陰極
(16)・・・導線
(17)・・・直流電源

Claims (7)

  1. 一般式1で表されるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体。
    Figure 0004489220
    (R1〜R10は独立に水素原子、ニトロ基、ニトリル基、パーフルオロアルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、アセチル基、またはカルボキシル基を表す。R11は水素原子、アルキル基、またはアリール基を表す。)
  2. 式3で表されることを特徴とする請求項1記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体。
    Figure 0004489220
    (Meはメチル基を表す。)
  3. 式4で表されることを特徴とする請求項1記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体。
    Figure 0004489220
    (Meはメチル基を表す。)
  4. 一対の電極間に、少なくとも有機化合物からなる正孔輸送層、および電子輸送層を有する有機薄膜EL素子において、前記正孔輸送層または電子輸送層に請求項1乃至3に記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体が、少なくとも1種含まれていることを特徴とする有機薄膜EL素子。
  5. 前記キノキサリノベンゾオキサジン誘導体が前記正孔輸送層または電子輸送層において、ドーパントとして用いられていることを特徴とする請求項記載の有機薄膜EL素子。
  6. 前記キノキサリノベンゾオキサジン誘導体の前記正孔輸送層または電子輸送層におけるホスト材料に対する濃度が、0.01〜40重量%であることを特徴とする請求項、または請求項のいずれかひとつに記載の有機薄膜EL素子。
  7. キノキサリノベンゾオキサジン誘導体が、請求項1から請求項の何れかに記載のキノキサリノベンゾオキサジン誘導体であることを特徴とする請求項から請求項の何れかに記載の有機薄膜EL素子。
JP27889399A 1998-10-28 1999-09-30 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体 Expired - Fee Related JP4489220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27889399A JP4489220B2 (ja) 1998-10-28 1999-09-30 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-306957 1998-10-28
JP30695798 1998-10-28
JP27889399A JP4489220B2 (ja) 1998-10-28 1999-09-30 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000198788A JP2000198788A (ja) 2000-07-18
JP4489220B2 true JP4489220B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=26553091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27889399A Expired - Fee Related JP4489220B2 (ja) 1998-10-28 1999-09-30 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4489220B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2001227046A1 (en) * 2000-01-24 2001-07-31 Sagami Chemical Research Center . 5h-quinoxalino(2,3-b)naphtho(2,1)(1,4)oxazin-5-one and intermediate for the preparation thereof
US20040097725A1 (en) * 2002-07-10 2004-05-20 Norman Herron Charge transport compositions and electronic devices made with such compositions

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3475374A (en) * 1968-02-06 1969-10-28 Research Corp Quinoxaline polymer compositions

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1228356B (de) * 1963-04-26 1966-11-10 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Pigmentfarbstoffen

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3475374A (en) * 1968-02-06 1969-10-28 Research Corp Quinoxaline polymer compositions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000198788A (ja) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4435990B2 (ja) 有機金属錯体分子およびこれを用いる有機電子発光素子
JP4770033B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4129745B2 (ja) 有機電界発光素子用フェニルピリジン−イリジウム金属錯体化合物、その製造方法及びこれを用いた有機電界発光素子
KR101247626B1 (ko) 유기광전소자용 화합물 및 이를 포함하는 유기광전소자
EP1499624B1 (en) Electroluminescent materials
JP4103492B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子および表示装置
JP3965063B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2013510141A (ja) 有機光電素子用化合物およびこれを含む有機光電素子
JP2004349245A (ja) 有機発光デバイス(oled)中のオキサゾール、チアゾールおよびイミダゾールと縮合したフェナントロリン分子
KR20100017738A (ko) 유기 전계 발광 소자용 화합물 및 유기 전계 발광 소자
WO2001023496A1 (fr) Element electroluminescent organique
TW201114743A (en) Novel compound for organic photoelectric device and organic photoelectric device including the same
JP2006151866A (ja) フェナントロリン化合物及び発光素子
KR20100079103A (ko) 유기발광물질 및 이를 이용한 유기발광소자
KR101937932B1 (ko) 유기 발광 표시 장치 및 유기 발광 표시 장치의 제조 방법
JP3970495B2 (ja) 有機el素子
CN101504972B (zh) 稀土铽配合物的电致发光器件
JP4489220B2 (ja) 有機薄膜el素子及びそれに用いるキノキサリノベンゾオキサジン誘導体
JP7214142B2 (ja) 一重項分裂材料、三重項増感剤、化合物および薄膜
JP2000515926A (ja) エレクトロルミネセンス素子に使用される有機金属錯体
JP2005011804A (ja) 有機電界発光素子
JP2004063277A (ja) りん光発光性物質用ホスト物質およびそれを用いた有機el素子
JPH10231476A (ja) 有機el素子
KR100857655B1 (ko) 새로운 유기 화합물 및 이를 이용한 유기 발광 소자
JP2007299825A (ja) 有機el素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100331

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees