JP4488877B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個のDTMF(Dial Tone Multi Frequency)信号(トーンコードとも呼ばれる)からなるコマンドを受信し、そのコマンドに応じた処理を行う、シーケンシャルコマンド方式で動作を制御される電子機器に関する。
従来の種の「第1の装置」として、携帯電話(1)または通常の電話のテンキー(3)の入力により発生音を生じさせ、この発生音による遠隔制御のためのテンキー音変換アダプタ(5)を携帯電話に接続しておき、別の携帯電話(2)または通常の電話の通信によるテンキー(3)の入力による発生音をテンキー音変換アダプタ(5)でデジタル変換し、携帯電話に接続されている制御機器(4)を遠隔制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の「第2の装置」として、携帯電話(5)から出力されるDTMFトーンを検出するDTMF検出手段(11)と、DTMF検出手段(11)が検出したDTMFトーンに対応した設定機能を有し、設定機能に応じた出力信号を補聴器(2)に出力することにより、補聴器(2)の各種特性を設定するコマンド判定手段(12)とを備えたコントローラ(3)を設けているものがある(例えば、特許文献2参照)。この装置では、表示メニューがインターネット上のサーバから与えられて表示される。
また、「第3の装置」として、コマンド入力手段(1)で入力をされたコマンドに含まれるパラメータ情報の内容を、コマンドの入力が完了した時点でパラメータ情報テーブル(3)の内容に比較してチェックを行い、その内容の良否を評価する入力パラメータチェック手段(4)を備えているものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、この装置は、評価の結果、パラメータ情報の追加指定を必要とするとき、パラメータ情報テーブル(3)のパラメータ情報を使用して、その追加指定に必要なメニューを作成する追加パラメータメニュー作成手段(5)を備える。さらに、そのメニューを端末装置(2)へ表示して、使用者に追加すべきパラメータ情報を入力させる追加パラメータ入力手段(6)と、コマンド入力手段(1)で入力したコマンドと、追加パラメータ入力手段(6)で追加入力したパラメータ情報とから、動作させるコマンドを組み立てるコマンド組み手立て手段(7)と、コマンド組み立て手段(7)で組み立てたコマンドを動作させるコマンド機構手段(8)とを備えている。
特開2003−264613号公報(図1〜3、図5) 特開2002−369294号公報(図1、図2、図5) 特開平1−228009号公報(第1図)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置のうち「第1の装置」は、全ての入力を待ってコマンドが解析されるので、ユーザがコマンドを全て正確に覚えていなければ、その装置を適切に扱えないという問題がある。
また、「第2の装置」は、表示メニューがサーバから送られてくるので、DTMF信号を入力するたびに表示メニューが表示されるのを待つ必要があって、コマンドを覚えているユーザにとっては操作が煩雑になるという欠点がある。
また、「第3の装置」は、コマンドのパラメータが不足している場合には、追加の内容を入力するように促すが、意図するパラメータの入力を終えたことを明示的に指示する必要がある。そのため、正確にコマンドのパラメータを覚えていない場合には、何度もパラメータの入力と入力を終えたことを明示的に指示する必要があって操作が煩雑となる欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コマンドを覚えているユーザによる素早い操作を実現しつつも、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作も容易にできる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、複数のDTMF信号で構成されるコマンドを、公衆電話回線網を通してテレビ電話端末機から受信し、そのコマンドに応じた処理を行う電子機器において、音声信号からDTMF信号を抽出するDTMF信号抽出部と、テレビ電話端末機用に割り当てられたコマンドと、各コマンドに対応した制御内容とが予め記憶されている記憶部と、指示に応じて計時を開始するタイマと、一つのDTMF信号を受信するたびに前記記憶部のコマンドと比較し、受信したDTMF信号に対応するコマンドが存在する場合にはその制御内容に応じた処理を実行する一方、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合には、前記タイマに計時開始を指示し、コマンドが不存在のまま前記タイマが提示時間を計時した場合には、現時点までのDTMF信号及び前記記憶部のコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すとともに、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、前記タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及び前記記憶部のコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すコマンド提示表示を前記テレビ電話端末機に対して行う制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、テレビ電話端末機がユーザによって操作されると、DTMF信号が音声信号に含まれる形で公衆電話回線網を通じて送信され、電子機器により受信される。制御部は一つのDTMF信号を受信するたびに、DTMF信号抽出部で抽出されたDTMF信号に基づくコマンドが記憶部にあるか否かを判断し、対応するコマンドが存在すると、そのコマンドの制御内容に応じた処理を実行する。その一方、対応するコマンドがない場合には、タイマに計時の開始を指示するが、タイマが提示時間に達した場合には、現時点までのDTMF信号及び記憶部のコマンドに基づき「コマンド提示表示」をテレビ電話端末機に対して行って、次に入力され得るDTMF信号の入力をユーザに促す。但し、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、前記タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及び記憶部のコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促す。
したがって、複数のDTMF信号を時系列的に入力してなるシーケンシャルコマンド入力方式のコマンドを覚えているユーザは、電子機器に対して素早く指示を行うことができ、テレビ電話端末機を介しての電子機器の素早い操作が可能となる。一方、コマンドを覚えていないユーザは、「コマンド提示表示」を見ながら次の指示を容易に行うことができるので、そのようなユーザによる操作も容易に行うことができる。さらに、一度でも提示時間のタイムアップが生じた場合には、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作が行われていると判断して、「コマンド提示表示」を早く表示させることで、結果として、不慣れなユーザでもコマンドが確定するまでの時間を短縮できる。
また、テレビ電話端末機は、表示部の大きさや入力部のキー数が限定されているのが一般的であるので、電子機器を制御するための専用キーを設けることが極めて困難である。したがって、多機能を実現するためには、DTMF信号に対応したキー(数字の0〜9,記号*、#、アルファベットA〜D)を順次に指示してコマンドを構成するシーケンシャルコマンド入力方式を採ることになるが、大きさが限定されている表示部にユーザが指示した内容を順次に表示してゆくと、表示部における本来の表示が意味をなさなくなる恐れがある。しかし、「コマンド提示表示」により、次に指示され得るDTMF信号だけを指示に応じて順次に表示して、一度に行われる表示を最小限にとどめるので、テレビ電話端末機側の表示部における本来の表示を阻害する恐れがなくなるという利点もある。
また、本発明において、前記タイマによる、最後のDTMF信号を受信してからの経過時間がリセット時間に達するとコマンドリセット信号を出力するリセット判断部を備え、前記制御部は、前記リセット判断部からコマンドリセット信号を受けると、入力途中の全DTMF信号及び前記コマンド提示表示を消去することが好ましい(請求項2)。何らかの都合により、ユーザが入力を途中で中断した場合等において、タイマがリセット時間を計時するとリセット判断部がコマンドリセット信号を出力する。すると、制御部は、それまでに入力されているDTMF信号とコマンド提示表示を消去して無効化し、ユーザが再度入力を再開しても受け付けないようにしておく。これにより、入力を再開した際に、以前のDTMF信号に応じてユーザが意図しないコマンドとなってしまう不都合を回避することができる。
また、本発明において、映像信号を出力する映像出力部をさらに備え、前記制御部は、前記映像出力部の映像に前記コマンド提示表示を重畳させて前記テレビ電話端末機に出力することが好ましい(請求項3,6)。テレビカメラなどの映像出力部からテレビ電話端末機に送られる映像にコマンド提示表示を重畳させることにより、テレビ電話端末機の表示部に電子機器側から見える映像とともにコマンド提示表示を表示させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、複数のDTMF信号で構成されるコマンドを、公衆電話回線網を通してテレビ電話端末機から受信し、そのコマンドに応じた処理を行う電子機器において、DTMF信号を受信するごとに計時を開始するタイマと、一つのDTMF信号を受信するごとにコマンドが完成したか否かを判断し、完成した場合には完成信号を出力し、未完成の場合には未完成信号を出力する完成判断部と、前記完成判断部から完成信号が出力された場合には、そのコマンドに応じた処理を行う一方、前記完成判断部から未完成信号が出力されたまま、前記タイマが提示時間を計時した場合には、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すとともに、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、前記タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すコマンド提示表示を前記テレビ電話端末機に対して行う制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項4に記載の発明によれば、テレビ電話端末機がユーザによって操作され、DTMF信号が送信されると、一つのDTMF信号を受信するごとにタイマが計時を行う。受信したDTMF信号によりコマンドが完成した場合には、完成判断部が完成信号を出力し、制御部がそのコマンドに応じた処理を行う。その一方、受信したDTMF信号でコマンドが完成せず未完成である場合には、完成判断部が未完成信号を出力する。制御部は、未完成信号が出力されている状態で、タイマが提示時間を計時した場合には、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づき「コマンド提示表示」をテレビ電話端末機に対して行って、ユーザに、現在のDTMF信号の次に入力され得るDTMF信号の入力を促す。但し、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づき、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促す。
したがって、複数のDTMF信号を時系列的に入力してなるシーケンシャルコマンドを覚えているユーザは、記憶通りにテレビ電話端末機の番号ボタン等を操作して素早くコマンドを指示することにより、電子機器に対して素早く指示を行うことができる。その結果、電子機器の素早い操作が可能となる。一方、コマンドを覚えていないユーザは、マニュアル等を見つつ目的のコマンドを構成する複数個のDTMF信号を指示してゆくが、DTMF信号の指示の度に、テレビ電話端末機には次に入力され得るDTMF信号に対応する「コマンド提示表示」がなされる。したがって、その表示を見ながら次の指示を容易に行うことができるので、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作も容易に行うことができる。さらに、一度でも提示時間のタイムアップが生じた場合には、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作が行われていると判断して、「コマンド提示表示」を早く表示させることで、結果として、不慣れなユーザでもコマンドが確定するまでの時間を短縮できる。
また、本発明において、最後のDTMF信号を受信してからの経過時間がリセット時間に達するとコマンドリセット信号を出力するリセット判断部を備え、前記制御部は、前記リセット判断部からコマンドリセット信号を受けると、入力途中の全DTMF信号及び前記コマンド提示表示を消去することが好ましい(請求項5)。何らかの都合により、ユーザが入力を途中で中断した場合等にリセット時間に達すると、リセット判断部がコマンドリセット信号を出力する。すると、制御部は、それまでに入力されているDTMF信号とコマンド提示表示を消去して無効化し、ユーザが再度入力を再開しても受け付けないようにしておく。これにより、入力を再開した際に、以前のDTMF信号に応じてユーザが意図しないコマンドとなってしまう不都合を回避することができる。
本発明に係る電子機器によれば、複数のDTMF信号を時系列的に入力してなるシーケンシャルコマンドを覚えているユーザは、記憶通りにテレビ電話端末機の番号ボタン等を操作して素早くコマンドを指示することにより、電子機器に対して素早く指示を行うことができ、電子機器の素早い操作が可能となる。一方、コマンドを覚えていないユーザは、マニュアル等を見つつ目的のコマンドを構成する複数個のDTMF信号を指示してゆくが、DTMF信号の指示の度に、テレビ電話端末機には次に入力され得るDTMF信号に対応する「コマンド提示表示」がなされる。したがって、その表示を見ながら次の指示を容易に行うことができるので、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作も容易に行うことができる。
また、テレビ電話端末機は、表示部の大きさや入力部のキー数が限定されているのが一般的であるので、電子機器を制御するための専用キーを設けることが困難である。したがって、多機能を実現するためには、DTMF信号に対応したキー(数字の0〜9,記号*、#、アルファベットA〜D)を順次に指示してコマンドを構成するシーケンシャルコマンド入力方式を採ることになるが、大きさが限定されている表示部にユーザが指示した内容を順次に表示してゆくと、表示部における本来の表示が意味をなさなくなる恐れがある。しかし、「コマンド提示表示」により、次に指示され得るDTMF信号だけを指示に応じて順次に表示して、一度に行われる表示を最小限にとどめるので、テレビ電話端末機側の表示部における本来の表示を阻害する恐れがなくなるという利点もある。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は、実施例に係る電子機器の一例である情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明における電子機器に相当する情報提供装置1は、映像化のためのカメラ3と、音声化のためのマイク5を情報提供の手段として備えている。この情報提供装置1は、映像及び音声を出力して、後述するテレビ電話端末機(17)に提供するための機能を備えている。
なお、上述したカメラ3が本発明における「映像出力部」に相当する。
音声信号処理部7は、マイク5から出力された音声信号a1に対して信号処理、例えば、音量の調節を行ってテレビ電話プロトコル処理部11へ送信音声a2として出力する。映像信号処理部9は、カメラ3から出力された映像信号b1に対して信号処理、例えば、明るさやコントラストの調整等を行って、映像合成処理部10へ送信映像b2として出力する。映像合成処理部10は、後述するサポートOSDc1を送信映像b2に重畳させて、またはサポートOSDc1がない場合には重畳させることなく、最終送信映像b3としてテレビ電話プロトコル処理部11へ出力する。なお、「OSD」とは、オンスクリーンディスプレイ(On Screen Display)のことであり、テレビ電話端末機(17)の表示部(17a)に表示されているカメラ3の映像に重ねて表示される情報等のことを表している。
テレビ電話プロトコル処理部11は、受け取った送信音声a2及び最終送信映像b3に対してテレビ電話プロトコルに基づく処理を施し、通信制御部13に対して送信データとして出力する。この通信制御部13は、公衆電話通信網15を通して、発呼してきた一台のテレビ電話端末機17との間でテレビ電話通信の制御を行う機能を備えている。上記の最終送信映像b3は、テレビ電話端末機17の表示部17aに対して表示される。さらに、公衆電話通信網15を介して接続してきたテレビ電話端末機17から送られてきた音声データや映像データをテレビ電話プロトコル処理部11に対して出力する。ここでいうテレビ電話端末機17としては、例えば、携帯電話型であって音声とともに映像を送受信できるものであり、FOMA/フォーマ(登録商標:株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ)が例示される。また、回線が接続された状態でテレビ電話端末機17のDTMF信号に対応したキー入力部17bをユーザが操作すると、テレビ電話端末機17内部においてDTMF信号が生成され、これが音声データに重畳されて情報提供装置1に対して送られてくる。
テレビ電話プロトコル処理部11は、テレビ電話端末機17と接続した後、そのテレビ電話端末機17から受信した音声データと映像データに基づく受信音声と受信映像を、図示しない音声信号処理部と映像信号処理部に対して出力する。そして、情報提供装置1が備えているスピーカ(図示省略)や表示部(図示省略)から出力することが可能なようになっている。
テレビ電話プロトコル処理部11は、受信した映像データと音声データのうち、音声データのみをDTMF信号抽出部19に対して出力する(音声データd1)。このDTMF信号抽出部19は、受け取った音声データd1からDTMF(Dial Tone Multi Frequency)信号e1だけを抽出し、DTMFデータf1として制御部20に対して出力する。具体的には、制御部20が備えているサポートOSD制御部21とDTMF記憶部23に対して出力する。
DTMF記憶部23は、DTMF信号記憶部25とDTMFポインタ27を備えている。DTMF信号記憶部25は、1つのDTMFデータf1だけを記憶する領域を複数個備えて構成されている。本実施例では、例えば、0番から2番までの3つの領域を備えている。DTMFポインタ27は、受け取った最新のDTMFデータf1が、DTMF信号記憶部25の複数個の記憶領域のうち、何番目の領域に記憶されるかを示すデータを保持するために用いられる。なお、DTMF記憶部23は、図示しないFIFO受信バッファを備えており、順次に送られてくるDTMFデータf1を先入れ先出し方式で記憶する。
上述した制御部20は、さらにコマンド解析部29と、サポートOSD生成部33と、コマンド実行部35とを備えている。
コマンド解析部29は、DTMF信号記憶部25のDTMFデータf1を順次に参照し、複数個のDTMFデータf1がどのコマンドに対応しているかを解析する。その際には、記憶部37を参照する。この記憶部37は、サポートOSD素材39と、コマンドテーブル41を記憶している。なお、コマンドテーブル41の具体例を図2に、サポートOSD素材39の具体例を図3に示す。詳細には、コマンド解析部29は、DTMF信号記憶部25に新たなDTMFデータf1が記憶されるたびに、記憶部37のコマンドテーブル41を参照し、複数個のDTMFデータf1に対応するコマンドが存在するか否かを解析するとともに、コマンドが存在しているにもかかわらず現時点ではコマンドが確定していない場合には、その旨をサポートOSD制御部21に対して通知する。
サポートOSD制御部21は、コマンド解析部29からの通知を受けるとともに、タイマA43及びタイマB45の制御を行う。具体的には、タイマA43及びタイマB45による計時を開始したり、逆に計時を停止させたりするとともにリセットを行う。また、タイマA43が提示時間T1でタイムアップしたり、タイマB45がリセット時間T2でタイムアップしたりする際には、後述する二種類の割込処理に処理を移行し、サポートOSDの表示やサポートOSDの消去を行う。
なお、上記のサポートOSD制御部21が本発明における「リセット判断部」に相当する。
サポートOSD生成部33は、サポートOSD制御部21からの指示に応じて、サポートOSDc1を映像合成処理部10に対して出力する。サポートOSDc1は、記憶部37のサポートOSD素材39に応じて生成される。このサポートOSD素材は、例えば、図3に示すようなものであり、図3(a)は明るさを、図3(b)は鏡像モードを、図3(c)は発呼モードを、図3(d)はナイトモードを、(e)は制御出力を示す。サポートOSD生成部33は、状況に応じて上記の素材を組み合わせたり、他の素材を組み合わせたりしてサポートOSDc1を生成する(詳細後述)。また、サポートOSD生成部33は、コマンドが確定して制御内容の実行が行われた後に、そのコマンドが実行されたことを明示的にユーザに対して示すためのOSD(以下、「結果OSD」と称する)を生成して出力する。さらに、コマンドが存在しないことが判明した場合に、ユーザに対してコマンドの不存在を明確に示すための「エラーOSD」の表示も行う。
コマンド実行部35は、コマンド解析部29からの指示に応じて音声信号処理部7、映像信号処理部9、制御出力部47を制御する。制御出力部47は、例えば、制御対象を接続可能な4個の出力端子OUT1〜4を備え、各々にライトやブザーなどを接続することができる。具体的な制御としては、例えば、コマンドの解析結果に応じて、音声信号a1のレベルを調整したり、映像信号b1の明るさやコントラスト等を調整したり、制御出力部47に接続されている装置を個別に制御すること等が挙げられる。また、例えば、後述する複数音コマンドが明るさの設定の場合、図1におけるコマンド実行部35は、映像信号処理部9に対し明るさを制御する電圧値を出力し、それを受けて映像信号処理部9がカメラ3から入力された映像の明るさを調整し、映像合成処理部10に出力する(送信映像b2)。
上述した構成を備えている制御部20は、各部を連携させて後述するような一連の動作を行うようになっている。
次に、図2を参照して、この情報提供装置1が備えているコマンドについて説明する。なお、図2は、コマンドテーブルの内容を模式的に示した図である。
コマンドテーブル41は、状態及び対応する動作を規定し、詳細にはDTMFコマンドと、各DTMFコマンドに対応する制御内容とを規定するものである。コマンドは、複数音コマンド(割当コマンド)と、一音コマンドとに大きく分けられ、さらにコマンドエラーと、サポートOSDとを備えている。「複数音コマンド」は、先頭のDTMF信号が記号[*]か記号[#]の「キーコマンド」で構成され、それに続く一つ又は二つのDTMF信号で構成されるものである。例えば、記号[*]に続いて数字[1]が与えられ、さらに数字[1]が与えられた場合には、明るさが最小となるように制御が行われる。また、記号[#]に続いて数字[1]が与えられ、さらに続いて数字[1]が与えられた場合には、出力端子OUT1がオンにされる。なお、コマンドの説明において使用している[]及び→は、その中の記号や数字を強調するためのものであり、その符号はコマンドとは何ら関係がないものである。
「コマンドキャンセル」とは、入力中のDTMF信号をキャンセルするためのコマンドであり、ユーザが入力途中で間違いに気が付いた場合に利用されるものである。具体的には、「キーコマンド」に続いて数字[9]あるいは、[9]以外の数字に続いて数字[9]を入力すると、それまでの入力がキャンセルされるようになっている。詳細には、コマンド解析部29がDTMF記憶部23の内容をクリアする。
「一音コマンド」とは、複数のDTMF信号ではなく、単一のDTMF信号だけで構成されるコマンドであり、「キーコマンド」の入力に代えて最初から数字[2]等で構成される。
「コマンドエラー」とは、定義されていないDTMF信号が入力された場合の動作を定義するものである。この場合、サポートOSD制御部33は、サポートOSD素材39から文字列「そのコマンドは正しくありません」を取り出してエラーOSDとして出力する。その文字列は、テレビ電話端末機17の表示部17aに表示される。
「サポートOSD」とは、コマンドの内容をヘルプのように表示させるためのものである。例えば、ユーザがテレビ電話端末機17のキー入力部17bを操作し、例えば、キーコマンド[*]を入力した状態から、続けて数字等が入力されずに一定時間(後述する提示時間T1)が経過した場合には、キーコマンド[*]に続いて入力され得るDTMF信号が表示される(第1階層メニューの表示)。具体的には、図4の模式図に示すようにテレビ電話端末機17の表示部17aに、いわゆるヘルプメニューのようなサポートOSDc1が表示される。つまり、キーコマンド[*]に続いて入力されてコマンドを形成し得るのは、図2に示すように数字[1]〜[4],[9],[0]に対応するDTMF信号だけであるので、これらを表示するとともに、対応する制御内容を模倣したアイコンが表示される。なお、図2に示すように、キーコマンド[*]に続いて数字[5]〜[8]が入力されてもコマンドとして成立しないので、これらの部分には数字やアイコンが表示されないようになっている。
また、キーコマンド[#]を入力した状態から、続けて数字等が入力されずに一定時間が経過した場合には、図5に示すようにキーコマンド[#]に続くDTMF信号を表したサポートOSDc1が表示される(第1階層メニューの表示)。つまり、キーコマンド[#]に続いて入力されてコマンドを形成し得るのは、図2に示すように数字[1]〜[4],[9],[0]だけであるので、これらを表示するとともに、各数字に対応する制御内容を模倣したアイコンが表示される。なお、図2に示すようにキーコマンド[#]に続いて数字[5]〜[8]が入力されてもコマンドが成立しないので、その部分には数字やアイコンが表示されない。
さらに、キーコマンド[*]に続いて数字[1]が選択、つまり「明るさ設定」が選択された場合であって、その状態から続けて数字等が入力されずに一定時間(後述する提示時間T1)が経過した場合には、図6に示すようにキーコマンド[*]に続く数字[1]に続いて入力可能なDTMF信号を表したサポートOSDc1が表示される(第2階層メニューの表示)。具体的には、キーコマンド[*]に続く数字[1]に続いて入力されることでコマンドとして成り立つのは、図2に示すように数字[1]〜[5],[9]に対応するDTMF信号だけであるので、これらを表示するとともに、各数字に対応する制御内容を模倣したアイコンが表示される。なお、コマンドとして成立しない数字[6]〜[8],[0]に対応する位置に数字やアイコンが表示されないのは、上記同様である。
同様に、キーコマンド[*]に続いて数字[2]〜[4]が選択された場合、その状態から続けて数字等が入力されずに一定時間(後述する提示時間T1)が経過した場合には、図7に示すようにキーコマンド[*]に続く数字[2]〜[4]のいずれか一つに続いて入力され得るDTMF信号を表したサポートOSDc1が表示される(第2階層メニューの表示)。つまり、キーコマンド[*]に続く数字[2]〜[4]のいずれか一つに続いて入力されてコマンドを形成またはキーコマンド[#]に続く数字[1]〜[4]のいずれか一つに続いて入力されてコマンドを形成し得るのは、図2に示すように数字[1],[2]に対応するDTMF信号だけである。したがって、これらを表示するとともに、各数字に対応する「オン」、「オフ」の制御内容を示すアイコン(文字)が表示される。なお、対応するコマンドがない箇所には上述したものと同様の表示がなされる。また、キーコマンド[#]に続いて数字[1]〜[4]が選択された場合も図7に示すサポートOSDc1と同様なものが表示される。
なお、上記サポートOSDが本発明における「コマンド提示表示」に相当するものである。
次に、図8〜図11を参照して、上述した構成の情報提供装置1の動作について説明する。ここで、図8は主動作の流れを示すフローチャートであり、図9はコマンドエラーの流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明は、主として上述した制御部20における動作である。
ステップS1
サポートOSD制御部21は、タイマA43及びタイマB45を停止(リセット)するとともに、サポートOSD生成部33に対してサポートOSDc1を消去させる指示を行う。ここでいうサポートOSDc1は、後述する結果OSD、エラーOSD、サポートOSDを含むものである。つまり、テレビ電話端末機17の表示部17aに重畳表示されている表示を全て消去することを意味する。
ステップS2
DTMFポインタ27が「0」であるか否かを判断し、その結果に応じて処理を分岐する。つまり、受け取った最新のDTMFデータf1が最初のDTMF信号であるか否かを判断する。
ステップS3
受け取った最新のDTMFデータf1が最初のDTMF信号である場合には、これが「一音コマンド」(図2参照)であるか否かを判断し、さらに処理を分岐する。ここでは、コマンド解析部29が、コマンドテーブル41を参照して、DTMFデータf1だけで構成されるコマンドが存在するか否かを判断する。
ステップS4
上記の判断で「一音コマンド」であると判断された場合には、コマンド実行部35が対応する制御内容を実行する。
ステップS5
上記の制御内容の実行による「結果OSD」をサポートOSD生成部33が生成し、サポートOSDc1として映像合成処理部10に対して出力する。具体的には、「一音コマンド」としてカメラ視点移動(数字[2]など)が入力された場合には、その内容を示すアイコンが結果OSDとしてテレビ電話端末機17の表示部17aに表示されることになる。
ステップS6
サポートOSD生成部33は、結果OSDの出力を維持して一定時間(例えば、3秒間)だけ待つ。これは、テレビ電話端末機17の表示部17aに表示されている結果OSDがユーザによって認識される時間的余裕を与えるためである。
ステップS7
サポートOSD生成部33は、結果OSDの出力を停止して結果OSDを消去する。
次に、上述したステップS3において、「一音コマンド」ではないと判断された場合について以下に説明する。
ステップS8
一音コマンドではない場合には、図2に示すように、複数音コマンド(割当コマンド)であるか否かであるので、その判断を行う。
ステップS9
割当コマンドではないと判断された場合、例えば、DTMFデータf1が数字[1]であった場合には、最初にその数字が割り当てられたコマンドは存在しない。そこで、コマンド解析部29は、コマンドエラーであると判断する。
ここで「コマンドエラー処理」について、図9を参照しながら説明する。
ステップS21
コマンドエラーであると判断された場合には、DTMFポインタ27に「0」を格納して内容をクリアする。これにより、次に受け取られたDTMFデータf1は、DTMF信号記憶部25の最初の記憶領域に記憶されることになる。これは、コマンドエラーであることから、DTMF記憶部23に蓄積しているデータが不要となったためである。
ステップS22
「そのコマンドは正しくありません」というエラーOSDの表示を行う。これにより、テレビ電話端末機17の表示部17aには、その旨が表示され、ユーザは自分の入力ミスを認識することになる。
ステップS23
サポートOSD生成部33は、エラーOSDの出力を維持して一定時間(例えば、3秒間)だけ待つ。これは、エラーであったことがユーザによって認識される時間的余裕を与えるためである。
上記でコマンドエラー処理を終え、ここで図8に戻る。
コマンドエラー処理が終わると、新たなDTMFデータf1が受信されると、上述したステップS1からの処理が再度始まり、タイマA43,タイマB45を停止するとともに、サポートOSD生成部33からのサポートOSDc1の出力を停止する。結果OSDもエラーOSDにしても、既に消去されているはずであるが、ここでは念のために再度消去を行う。
次に、上述したステップS8において、Yesと判断された場合について説明する。
つまり、最初のDTMFデータf1が「割当コマンド」に該当した場合である。
ステップS10
最初のDTMFデータf1が「キーコマンド」であるか否かを判断して処理を分岐する。キーコマンドとは、上述したように複数音コマンドの先頭を構成しうる記号[*]か記号[#]のことである。ここでは、記号[*]であったものとして説明する。
ステップS11
DTMF信号記憶部25の記憶領域のうち、第0番地に最初のDTMFデータf1を格納する。これとともにDTMFポインタ27の内容を「1」とする。つまり、次の格納領域として、第1番地の領域を確保するのである。
一方、ステップS10において「キーコマンド」ではないと判断された場合には、ステップS12へ分岐する。つまり、この場合には、DTMFデータf1がキーコマンドを表す符号[*],[#]以外の数字[1],[2]等であることを示す。
ステップS12,S13
DTMF信号記憶部25のうち、DTMFポインタ27が示す番地にDTMFデータf1を格納する。そして、DTMFポインタ27の内容をインクリメントし、次に記憶する領域の番地の値を1だけ進めておく。
ステップS14
コマンド解析部29は、DTMF信号記憶部25の記憶内容とコマンドテーブル41のコマンドを比較して、現在の記憶内容がコマンドに該当するか否かを判断する。存在しないコマンド(複数音コマンドが確定する途中の段階にあるものを除く)である場合には、上述したステップS9へ移行して、コマンドエラー処理を行う。
ステップS15
ステップS14においてコマンドが存在すると判断された場合には、このステップS15に移行する。そして、複数音コマンドが確定したか否かを判断してさらに処理を分岐する。
ステップS16,S17
上記のステップS15において複数音コマンドが確定した場合には、コマンド実行部35がそのコマンドに対応する制御内容を実行する。さらに、コマンド解析部29は、DTMFポインタ27の内容を「0」にする。これは複数音コマンドが確定して処理が実行され、DTMF信号記憶部25の記憶内容が不要となったためである。
次に、ステップS2においてDTMFポインタ27の内容が「0」ではなかった場合、つまり複数個のDTMFデータf1を受信した状態で、それがコマンドとして存在するが、まだコマンドとして確定していない場合(ステップS1,S2,S10,S11またはS12とS13,S14,S15からステップS16への流れ)について説明する。また、これはステップS2においてDTMFポインタ27の内容が「0」であった場合、つまり一つのDTMFデータf1を受信した状態で、それが一音コマンドではなく割当コマンドであり、それがコマンドとして存在するが、まだコマンドとしては確定していない場合(ステップS1,S2,S3,S8,S10,S11またはS12とS13,S14,S15からステップS16への流れ)であっても同様である。
ステップS18
このステップS18へは、通常、一つ以上のDTMF信号f1を受信した状態であって、コマンドが確定していな状態であれば移行してくる。ここでは、タイマA43及びタイマB45を開始する処理を行う。このようにタイマA43及びタイマB45による計時を開始した後、タイマA43が提示時間T1に到達すると、タイマA割込処理への割り込み処理が発生し、タイマB45がリセット時間T2に達すると、タイマB割込処理への割り込み処理が発生する。
なお、提示時間T1<リセット時間T2の関係にあり、例えば、提示時間T1は0.5秒であり、リセット時間T2は10秒である。ここにおける時間は、情報提供装置1において実際に設定される時間であるが、ユーザ側であるテレビ電話端末機17側から見た時間は、公衆電話通信網15を通して往復に要する応答時間(例えば、2〜3秒程度)も介在するので、それぞれに応答時間を加算した程度となる。
まず、「提示時間T1に到達」した場合について説明する。ここで図10を参照する。なお、図10は、タイマAの割り込み処理を示すフローチャートである。
ステップS31
タイマA43が提示時間T1に達すると、タイマA割込処理が生じるが、まずサポートOSD制御部21は、タイマA43の計時動作を停止させる。
ステップS32
サポートOSD生成部33は、タイマA割込処理が生じたことにより、サポートOSDの表示を行う。つまり、そのときの状態に応じて、サポートOSD素材39から適宜の素材を参照してそれに基づくサポートOSDc1を映像合成処理部10に対して出力する。このサポートOSDc1は、テレビ電話端末機17の表示部17aに表示される。具体的には、現時点までのDTMFデータf1に基づいて、これ以降に入力され得るDTMFデータf1に対応するDTMF信号の入力を促す表示を行う。
ここで、上記の提示時間T1に達した場合について具体例を挙げて説明する。
ユーザがDTMF信号に対応したキー入力部17bを操作し、割当コマンド「*」に相当するDTMF信号を送出した状態では、図2に示すように、次に入力され得るDTMF信号は数字[1]〜[4],[9],[0]だけである。したがって、図4に示すサポートOSDが表示されることになる。これを見たユーザは、次にどのDTMF信号を送出すれば所望するコマンドとなるかが容易に分かる。次いで、例えば、ユーザが割当コマンド「*」に続いて、DTMF信号に対応したキー入力部17bの数字[1]を押下してDTMF信号を送出した状態で、続くDTMF信号を送出しなかった場合には、図6に示すサポートOSDが表示されることになる。これにより、ユーザは、キー入力部17bのどの数字を押下すれば目的とする明るさ設定にすることができるかを容易に知ることができる。
このように、対応するコマンドが存在すると、そのコマンドの制御内容に応じた処理を実行する一方、対応するコマンドがない場合には、タイマが「提示時間」に達すると「コマンド提示表示」をテレビ電話端末機17に対して行って、次に入力され得るDTMF信号の入力をユーザに促す。したがって、複数のDTMF信号を時系列的に入力してなるシーケンシャルコマンド入力方式のコマンドを覚えているユーザは、情報提供装置1に対して素早く指示を行うことができ、テレビ電話端末機17を介しての情報提供装置1の素早い操作が可能となる。一方、コマンドを覚えていないユーザは、「サポートOSD」を見ながら次の指示を容易に行うことができるので、そのようなユーザによる操作も容易に行うことができる。
次に、「リセット時間T2に到達」した場合について説明する。ここで図11を参照する。なお、図11は、タイマBの割り込み処理を示すフローチャートである。
ステップS41
タイマB45がリセット時間T2に達すると、タイマB割込処理が生じるが、最初にサポートOSD制御部21は、タイマB45の計時動作を停止させる。
ステップS42
コマンド解析部29は、DTMFポインタ27の内容を「0」にする。これは入力が長時間途絶えたことから、これ以上の操作が行われなくなったと判断し、途中まで入力されていたDTMF信号をキャンセルするためである。
ステップS43
サポートOSD生成部33は、映像合成処理部10へ出力しているサポートOSDc1を消去する。これによりユーザに示されているサポートOSDの表示が消される。
上記リセット時間T2が経過した時点で上記処理を行うことにより、何らかの都合で、ユーザが入力を途中で中断したり、入力を中断せざるを得なくなったりした場合等にユーザが再度入力を再開しても受け付けないようにしておくことができる。これにより、入力を再開した際に、以前のDTMF信号に応じてユーザが意図しないコマンドとなってしまう不都合を回避することができる。
次に、図12を参照して操作例の流れについて模式的に説明する。なお、図12は、動作時における操作側から見た流れを示す模式図である。図中、テレビ電話端末機17の表示部17aに描かれている符号「D」は、表示部17aに表示されている情報提供装置1のカメラ3からの映像信号(図1の最終送信映像b3)に基づく、テレビ電話端末機17の受信画像を示している。
ここでは、一例として上述した操作例と同様に、情報提供装置1からの画像の明るさを中間に設定するためのコマンド([*]→[1]→[3])をユーザが指示する場合について説明する。
図の左側の操作流れFL1は、ユーザが完全にコマンドを覚えている場合である。つまり、ユーザは、テレビ電話端末機17のキー入力部17bを操作し、符号[*]に続けて短時間(提示時間T1+応答時間)のうちにそれぞれ数字[1],[3]を押下する。すると、そのコマンドの処理が実行された後、テレビ電話端末機17の表示部17aには、「結果OSD」である明るさ「3」の設定を模したアイコンが受信画像Dに重畳表示される。
図の中央の操作流れFL2は、ユーザが割当コマンド[*]を送出したものの、それに続く2番目のDTMF信号を覚えておらず送出できなかった場合である。つまり、符号[*]を送出した後、提示時間T1+応答時間を超えても次の数字を送出できなかった場合には、表示部17aの受信画像DにサポートOSDc1が重畳表示される。これを見て次の数字[1]と、これに続く[3]を素早く入力した場合には、そのコマンドの処理が実行された後、テレビ電話端末機17の表示部17aには「結果OSD」が受信画像Dに重畳表示される。
図の左側の操作流れFL3は、ユーザが割当コマンド[*]と、これに続く数字[1]を送出したものの、それに続く最後のDTMF信号を覚えておらず送出できなかった場合である。つまり。符号[*]及び数字[1]を送出した後、提示時間T1+応答時間を超えても次の数字を送出できなかった場合には、表示部17aの受信画像DにサポートOSDc1が重畳表示される。
なお、上述したように、サポートOSDc1が表示された状態で、リセット時間T2が経過した場合には、操作流れFL7,8に示すように、サポートOSDが消去されて受信画像Dだけの表示に戻る。
一般的にテレビ電話端末機17は、表示部17aの大きさや入力部のキー数が限定されているのが一般的であるので、情報提供装置1を制御するための専用キーを設けることが極めて困難である。したがって、多機能を実現するためには、キー入力部17bを順次に指示してコマンドを構成するシーケンシャルコマンド入力方式を採ることになるが、大きさが限定されている表示部17aにユーザが指示した内容を順次に表示してゆくと、表示部17aにおける本来の表示(受信画像D)が意味をなさなくなる恐れがある。しかし、上述したような「サポートOSD」により、次に指示され得るDTMF信号だけを指示に応じて順次に表示して、一度に行われる重畳表示を最小限にとどめるので、テレビ電話端末機17側の表示部17aにおける本来の表示(受信画像D)を阻害する恐れがなくなるという利点もある。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように適宜に変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、カメラ3及びマイク5を備えた情報提供装置1を例示し、これらからの映像及び音声をテレビ電話端末機17に出力しているが、それらを備えずに情報提供を行わない、単にテレビ電話端末機17から制御されるだけの電子機器であってもよい。
(2)上記の実施例では、制御部20の構成をサポートOSD制御部21やサポートOSD生成部33等で構成しているが、本発明における制御部と同様の機能を備えるものであれば、どのような構成を採ってもよい。
(3)上記の実施例では、コマンド([*]→[1]→[3])をユーザが指示する場合において、キーコマンド[*]を指示した時点から提示時間T1(+応答時間)の経過後にサポートOSDを表示し、数字[1]を指示した時点から提示時間T1(+応答時間)の経過後にサポートOSDを表示した。しかし、キーコマンド[*]の入力に対応するサポートOSDの表示後に、数字[1]を入力した場合には、提示時間T1(+応答時間)を待つことなく、数字[1]の入力直後に(応答時間の後に)サポートOSDを迅速表示させるようにしてもよい。
そもそもキーコマンド[*]を覚えていないユーザは、その下層に割り当てられている数字の意味についても覚えておらず、その後の操作にも迷うのが一般的であると思われるからである。このように、各階層におけるサポートOSDが表示されるまでの時間を一定にせず、一度でもサポートOSDを表示した後は、提示時間T1を計時することなくサポートOSDの迅速表示を行うことにより、装置に対するユーザの習熟度に応じて可変的に補助を行うことができる。したがって、一度でも提示時間T1のタイムアップが生じた場合には、コマンドを正確に覚えていないユーザによる操作が行われていると判断して、サポートOSDを早く表示させることで、結果として、不慣れなユーザでもコマンドが確定するまでの時間を短縮できる。
(4)また、上記の実施例において、テレビ電話端末機17から受信したDTMF信号に応じて次のような音声エコーをテレビ電話プロトコル処理部11から送り返すようにしてもよい。
コマンドエラーが生じた場合には、例えば、「ピィピィ」という音声信号を音声エコーとして送り返す。複数個のDTMF信号からなるコマンドを受け付けた場合には、例えば、「ピィー」という音声信号を音声エコーとして送り返す。但し、上述した一音コマンドである場合には、音声エコーは発生させない。また、DTMF信号を順次に受信している途中で、まだコマンドが確定していない場合には、音声エコーは発生させないようにする。
上記の音声エコーをテレビ電話端末機17のユーザに向けて送信する構成を採用することにより、キー入力部17bを見ることなく、いわゆるブラインドタッチのように複数個のDTMF信号を順次に入力するユーザの場合に、情報提供装置1の状況を表示部17aから確認する必要がなく、耳で確認することができるという効果を奏する。
(5)上述した実施例では、多機能を実現するために複数個のDTMF信号からなるコマンドが比較的複雑に構成されているが、例えば、全てのコマンドが「二桁の数字」にあたるDTMF信号だけで構成されている簡易な構成のものであってもよい。
その場合には、上述した実施例における図8のフローチャートにおけるステップS3,S8,S10の判断が不要となり、主としてステップS12〜S17,S5〜S7の流れと、ステップS18の流れだけで処理が可能となる。
すなわち、最初のDTMF信号を受信するごとに、サポートOSD制御部21がタイマA43,タイマB45を作動させ、提示時間T1とリセット時間T2を計時し始め(ステップS18)、提示時間T1がアップする前にコマンドが確定したらそのコマンドの制御内容を実行する(ステップS16)。そして、最初のDTMF信号を受信してから次のDTMF信号を受信するまでに提示時間T1(+応答時間)が経過したら、サポートOSDの表示を行う(ステップS32)。さらに、最初のDTMF信号を受信してからリセット時間T2(+応答時間)が経過したら、それまでのDTMF信号をキャンセルし(ステップS42)、サポートOSDの表示を消去する(ステップS43)。
なお、ハード的には、コマンド解析部29(本発明における完成判断部に相当)がコマンドの完成/未完成を判断し、完成した場合には「完成信号」をサポートOSD制御部21やコマンド実行部35に出力する。一方、未完成の場合には、「未完成信号」を出力する。これらのうちのいずれかの信号を受けたサポートOSD制御部21は、信号に応じて上述した処理を実行する。
(6)なお、コマンドが全て同一の桁数からなる場合には、上記(3)における処理と同様の構成で同じ効果を奏する。つまり、最終桁のDTMF信号を受信するまで(コマンドが確定するまで)、DTMF信号を受信するたびにタイマの計時を行うように構成すればよい。
実施例に係る電子機器の一例である情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。 コマンドテーブルの内容を模式的に示した図である。 サポートOSD素材の一例を示し、(a)は明るさ、(b)は鏡像モード、(c)は発呼モード、(d)はナイトモード、(e)は制御出力を示す図である。 *キーコマンドの第1階層のサポートOSDを示す模式図である。 #キーコマンドの第1階層のサポートOSDを示す模式図である。 *キーコマンドの第2階層のサポートOSDを示す模式図である。 *キーコマンドまたは#キーコマンドの第2階層のサポートOSDを示す模式図である。 主動作の流れを示すフローチャートである。 コマンドエラーの流れを示すフローチャートである。 タイマAの割り込み処理を示すフローチャートである。 タイマBの割り込み処理を示すフローチャートである。 動作時における操作側から見た流れを示す模式図である。
符号の説明
1 … 情報提供装置
3 … カメラ(映像出力部)
7 … 音声信号処理部
9 … 映像信号処理部
11 … テレビ電話プロトコル処理部
13 … 通信制御部
17 … テレビ電話端末機
17a … 表示部
17b … キー入力部
19 … DTMF信号抽出部
20 … 制御部
21 … サポートOSD制御部(リセット判断部)
29 … コマンド解析部(完成判断部)
33 … サポートOSD生成部
35 … コマンド実行部
37 … 記憶部
43 … タイマA
45 … タイマB
47 … 制御出力部
FL1〜3、FL7,FL8 … 操作流れ

Claims (6)

  1. 複数のDTMF信号で構成されるコマンドを、公衆電話回線網を通してテレビ電話端末機から受信し、そのコマンドに応じた処理を行う電子機器において、
    音声信号からDTMF信号を抽出するDTMF信号抽出部と、
    テレビ電話端末機用に割り当てられたコマンドと、各コマンドに対応した制御内容とが予め記憶されている記憶部と、
    指示に応じて計時を開始するタイマと、
    一つのDTMF信号を受信するたびに前記記憶部のコマンドと比較し、受信したDTMF信号に対応するコマンドが存在する場合にはその制御内容に応じた処理を実行する一方、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合には、前記タイマに計時開始を指示し、コマンドが不存在のまま前記タイマが提示時間を計時した場合には、現時点までのDTMF信号及び前記記憶部のコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すとともに、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、前記タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及び前記記憶部のコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すコマンド提示表示を前記テレビ電話端末機に対して行う制御部と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記タイマによる、最後のDTMF信号を受信してからの経過時間がリセット時間に達するとコマンドリセット信号を出力するリセット判断部を備え、
    前記制御部は、前記リセット判断部からコマンドリセット信号を受けると、入力途中の全DTMF信号及び前記コマンド提示表示を消去することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    映像信号を出力する映像出力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記映像出力部の映像に前記コマンド提示表示を重畳させて前記テレビ電話端末機に出力することを特徴とする電子機器。
  4. 複数のDTMF信号で構成されるコマンドを、公衆電話回線網を通してテレビ電話端末機から受信し、そのコマンドに応じた処理を行う電子機器において、
    DTMF信号を受信するごとに計時を開始するタイマと、
    一つのDTMF信号を受信するごとにコマンドが完成したか否かを判断し、完成した場合には完成信号を出力し、未完成の場合には未完成信号を出力する完成判断部と、
    前記完成判断部から完成信号が出力された場合には、そのコマンドに応じた処理を行う一方、前記完成判断部から未完成信号が出力されたまま、前記タイマが提示時間を計時した場合には、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すとともに、一度でもタイマが提示時間を計時した場合には、受信したDTMF信号に対応するコマンドが不存在の場合であっても、前記タイマの計時を行うことなく、現時点までのDTMF信号及びコマンドに基づいて、これ以降に入力され得るDTMF信号の入力を促すコマンド提示表示を前記テレビ電話端末機に対して行う制御部と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    最後のDTMF信号を受信してからの経過時間がリセット時間に達するとコマンドリセット信号を出力するリセット判断部を備え、
    前記制御部は、前記リセット判断部からコマンドリセット信号を受けると、入力途中の全DTMF信号及び前記コマンド提示表示を消去することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4または5に記載の電子機器において、
    映像信号を出力する映像出力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記映像出力部の映像に前記コマンド提示表示を重畳させて前記テレビ電話端末機に出力することを特徴とする電子機器。

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