JP2000270105A - 音声応答システム - Google Patents

音声応答システム

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JP2000270105A
JP2000270105A JP11067097A JP6709799A JP2000270105A JP 2000270105 A JP2000270105 A JP 2000270105A JP 11067097 A JP11067097 A JP 11067097A JP 6709799 A JP6709799 A JP 6709799A JP 2000270105 A JP2000270105 A JP 2000270105A
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Yoichi Matsumura
洋一 松村
Hidemi Matsuno
秀己 松野
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Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声応答装置4のアクセス時に所望の情報サ
ービスを得るまでの操作回数を低減し短時間に所望の情
報サービスを得る音声応答システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク6を通して多数の端末機器
1〜3と音声応答制御情報テーブル41 を有する音声応
答装置4とを結合し、音声応答装置4に対し利用者が端
末機器1〜3を通して階層的操作手順に従う操作を行い
音声応答装置4から所望の情報サービスの提供を受ける
音声応答システムであり、音声応答装置4は、利用者識
別手段、利用者に対応した音声応答制御情報を情報テー
ブル41 から取得する情報取得手段、取得音声応答制御
情報からガイダンスを作成するガイダンス作成手段、ガ
イダンス内容を利用者が選択するガイダンス選択手段、
選択ガイダンス内容に基づく情報サービスを提供する情
報サービス提供手段、利用者の要求で情報テーブル41
の登録内容を変更する情報登録変更手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声応答システム
に係わり、特に、利用者の操作方法をダイナミックに、
または、スタテックに変更するようにした音声応答シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声応答システムは、多数の利
用者が情報サービス提供者から必要な情報サービスを受
けるためのシステムであって、各利用者は、自己の電話
機やファクシミリ装置をネットワークを通して情報サー
ビス提供者の音声応答装置に選択接続し、その際に音声
応答装置から順次提供されるガイダンスに従って自己の
必要とする情報内容の選択を行い、それによって必要な
情報サービスを受けることができるものである。この場
合、音声応答システムにおける情報サービス提供者から
の情報としては、日常的な情報、例えば、天気予報、株
価状況、予約席の空席状況、競馬予想等である。また、
この他にも、音声応答システムは、利用者個人宛に届い
たメールの読み上げ、ファクシミリデータの登録、各種
情報の引出し等を行い、さに、ユニファイドシステム、
チケット予約、各種アンケート等の情報サービスの提供
に利用される。
【0003】ここで、図8は、既知の音声応答システム
の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0004】図8に示されるように、音声応答システム
は、多数の電話機81(図8には1つの電話機だけが図
示されている)と、複数台のファクシミリ装置82(図
8には1つのファクシミリ装置だけが図示されている)
と、パーソナルコンピュータからなり、音声応答制御情
報テーブルを内包した音声応答装置83と、モデム(変
復調器)84と、ネットワーク85とを備えている。
【0005】そして、この音声応答システムは、多数の
電話機81及び複数台のファクシミリ装置82と音声応
答装置83とがネットワーク85上で動作するシステム
であって、音声応答装置(パーソナルコンピュータ)8
3は、制御部(CPU)を動作させるプログラムを内蔵
し、そのプログラムに従ってネットワーク85に接続さ
れた電話機81またはファクシミリ装置82に対して要
求される情報を提供するものである。
【0006】図9は、既知の音声応答システムにおい
て、音声応答装置83が提供している情報サービスの内
容の一例を示す説明図であり、図10は、既知の音声応
答システムにおいて、音声応答装置83で作成されるガ
イダンスの内容の一例を示す説明図である。
【0007】図9に示されるように、音声応答装置83
によって提供される情報サービス内容は、第1階層
12、第2階層B12、第3階層C12、第4階層D12から
なっており、第1階層A12を除いて、各階層B12乃至D
12毎に複数の選択肢があり、利用者は、それらの番号に
よって所望のガイダンス内容を選択することができる。
【0008】また、図10に示されるように、音声応答
装置83によって作成されるガイダンスの内容は、第1
階層A11、第2階層B11、第3階層C11からなってお
り、第1階層A11、第2階層B11、第3階層C11は、そ
れぞれ複数の情報内容を有しており、かつ、各情報内容
の中の所望の情報内容を利用者が選択するために番号
1、2、3、… …が付されている。
【0009】例えば、利用者が関東地方の明日の天気予
報の提供を受けたい場合に、利用者は自己の電話機81
によりネットワーク85を経由して音声応答装置(パー
ソナルコンピュータ)83にアクセスする。音声応答装
置(パーソナルコンピュータ)83は、利用者からの電
話を受信して利用者の確認をすると、図9に示されるよ
うに、情報サービス内容の第1階層A11にある1から4
までの各情報内容を表すガイダンスを再生する。このと
き、利用者は、天気予報の提供を受けたいので、自己の
電話機81を通してお天気情報を示す2の数値を選択す
ると、音声応答装置(パーソナルコンピュータ)83
は、第2階層B11に移行し、情報サービス内容の第2階
層B11にある1からn(複数)までの各地域を表すガイ
ダンスを再生する。このとき、利用者は、関東地方の天
気予報の提供を受けたいので、自己の電話機81を通し
て関東地方を示す3の数値を選択すると、音声応答装置
(パーソナルコンピュータ)83は、第3階層C11に移
行し、情報サービス内容の第3階層C11にある1から4
までの各日付けを表すガイダンスを再生する。このと
き、利用者は、明日の天気予報の提供を受けたいので、
自己の電話機81を通して明日を示す2の数値を選択す
ると、音声応答装置(パーソナルコンピュータ)83
は、関東地方の明日の天気予報を音声によって再生す
る。このとき得られた音声はネットワーク85を経由し
て利用者の電話機81に伝達され、利用者が自己の電話
機81を通して聞くことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】既知の音声応答システ
ムにおいては、利用者が所望の情報サービスを得るまで
に、利用者側で電話機81を通して行う操作が固定的に
決められているため、欲しい情報の種類によっては、利
用者が所望の情報サービスを得るまでに多くの電話機8
1の操作回数が必要になる場合がある。
【0011】すなわち、既知の音声応答システムにおい
ては、利用者が所望の情報サービスを得る場合、音声応
答装置(パーソナルコンピュータ)83から自己の電話
機81に電話機81の操作を指示するガイダンスが伝達
され、そのガイダンスの指示に従って電話機81を操作
する必要があるが、情報サービス内容の階層が多くな
り、電話機81を操作する回数が多くなるほど、音声応
答装置(パーソナルコンピュータ)83にアクセスする
電話代等が嵩むだけでなく、熟練度に応じて利用者側の
電話機81の操作が煩わしくなるという問題を有してい
る。
【0012】本発明は、このような問題点を除くもので
あって、その目的は、音声応答装置へのアクセス回数に
応じて所望の情報サービスを得るまでの操作回数を低減
し、短時間内に所望の情報サービスを得ることを可能に
した音声応答システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による音声応答システムは、情報ネットワー
クに結合された多数の端末機器及び音声応答制御情報テ
ーブルを有する音声応答装置からなり、音声応答装置に
対して利用者が自己の端末機器を通して階層的操作手順
に従った操作を行うことによって音声応答装置から所望
の情報サービスが提供されるものであって、音声応答装
置は、情報サービスの提供の発信を行った利用者を特定
する利用者識別手段と、特定した利用者に対応した音声
応答制御情報を音声応答制御情報テーブルから取得する
情報取得手段と、取得した音声応答制御情報に従ってガ
イダンスを作成するガイダンス作成手段と、作成したガ
イダンスの内容を特定した利用者が自己の端末機器の操
作により選択するガイダンス選択手段と、選択したガイ
ダンスの内容に基づいた情報サービスを特定した利用者
に提供する情報サービス提供手段と、特定した利用者の
要求により音声応答制御情報テーブルに登録される音声
応答制御情報を変更する情報登録変更手段とを備えた手
段を具備している。
【0014】前記手段によれば、この音声応答システム
において、利用者が音声応答装置より所望の情報サービ
スを受ける度毎に、音声応答装置の音声応答制御情報テ
ーブルに収納されているガイダンス内容を、前回までに
受けた情報サービスの内容に対応して変え、利用者が次
回に音声応答装置から導き出すことができるので、利用
者の利便性に優れ、かつ、音声応答装置へのアクセス時
間の短い経済的な音声応答システムを得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の音声応答システムの実施
の形態に係わる構成の一例を示すブロック図である。
【0017】図1において、1は電話機(図1には1台
だけが図示されているが、実際には多数台が存在す
る)、2はファクシミリ装置(図1には1台だけが図示
されているが、実際には複数台が存在する)、3は端末
装置(同様に複数台が存在する)、4はパーソナルコン
ピュータからなる音声応答装置、41 は音声応答制御情
報テーブル、42 は制御部(CPU)、5はモデム(変
復調器)、6はネットワークである。
【0018】そして、多数台の電話機1、複数台のファ
クシミリ装置2、複数台の端末装置3は、ネットワーク
4及びモデム5を通して選択的に音声応答装置(パーソ
ナルコンピュータ)4に接続される。この場合、音声応
答装置(パーソナルコンピュータ)4は、音声応答制御
情報テーブル41 と制御部(CPU)42 を内蔵し、こ
の他に制御部42 を動作させるプログラムを収納したR
OM、データ処理時に利用されるRAM、その他の各種
情報を収納しているROMやRAM(いずれも図1に図
示なし)を内蔵しており、そのプログラムに従ってネッ
トワーク6に選択的に接続された電話機1、ファクシミ
リ装置2または端末装置3を通して要求される情報サー
ビスに対して、利用者が所望する情報を提供する。
【0019】この発明の実施の形態における特徴的な点
は、音声応答装置4においては、利用者毎に、その利用
者の要求に応じて提供を受けたい情報サービスの内容を
音声応答制御情報テーブル41 内に個別のメニューとし
て登録し、以後、そのメニューに従ったガイダンスを再
生する。利用者は、このようなガイダンスを用いること
により、自己側の電話機の少ない操作回数で音声応答装
置4から所望の情報サービスが得られるものである。
【0020】ここで、図2は、この実施の形態で用いら
れる任意階層の選択肢の組み合わせの一例を示す説明図
であり、図3は、図2における各任意階層の選択肢にお
ける各選択肢の具体的内容を示す説明図である。
【0021】図2に図示されたこの実施の形態で用いら
れる任意階層の選択肢の組み合わせの例は、図9に図示
された各任意階層の選択肢の組み合わせを新たな選択肢
として登録しているものであり、図3は、新たな選択肢
として登録した各階層における各選択肢の具体的内容を
示すものである。
【0022】前述のように、図9に図示された各任意階
層の選択肢を選択する利用者側の操作は、選択肢が第2
階層B12、第3階層C12、第4階層D12の3階層のそれ
ぞれに分布しているため、利用者側が自己の電話機を通
して少なくとも3回の操作を行わないと、所望の情報サ
ービスが提供されないものである。これに対して、図2
の図示された各選択肢を選択する利用者側の操作は、選
択肢が第2階層B1 の1階層だけ、場合によっては第2
階層B1 と第3階層C1 の2階層に分布しているだけで
あるので、利用者側が自己の電話機を通して1回の操
作、場合によっては2回の操作を行うだけで、所望の情
報サービスが提供されるようになる。
【0023】このとき、図2に図示された例の第2階層
1 は、図3の階層B1 に示されるように番号1から5
までの選択肢と、選択肢の変更を指示する他の選択肢と
があり、利用者はそれらの選択肢の中から所望の選択肢
の番号または他の選択肢を自己の電話機1の操作によっ
て選べばよい。また、図2に図示された例の第3階層C
1 は、図3の階層C1 に示されるように番号1から3ま
での選択肢があり、利用者が第2階層B1 において番号
3の選択肢を選んだ場合に限って、利用者は第3階層C
1 の選択肢の中から所望の選択肢の番号をで選べばよい
ものである。
【0024】続いて、図4は、図1に図示されたこの発
明の実施の形態の音声応答システムにおいて、音声応答
装置4で実行される動作を示すフローチャートである。
【0025】また、図5は図1に図示された音声応答装
置4における音声応答制御情報テーブル41 内に登録さ
れた登録情報の一例を示す説明図であり、図6(a)、
(b)、(c)は図5に図示されている各メニューを得
るための音声ガイダンスの構成例を示す説明図であっ
て、(a)はトップガイダンステーブルの内容、(b)
は地域ガイダンステーブルの内容、(c)は日時ガイダ
ンステーブルの内容を示している。さらに、図7は音声
応答制御情報テーブル41 の変更例を示す説明図であ
る。
【0026】図4、図5、図6(a)乃至(c)及び図
7を併用し、図1に図示された音声応答装置4の動作を
説明すると、次のとおりである。
【0027】始めの動作ステップS1は、音声応答装置
4の制御部42 で実行される利用者識別である。この利
用者識別は、利用者が自己の電話機1等からネットワー
ク6を通して情報サービスの提供を求めてきたとき、こ
の利用者が音声応答制御情報テーブル41 に既登録され
ている利用者であるかを識別するもので、音声応答制御
情報テーブル41 には利用者の電話番号、利用者登録番
号(ID番号)、声紋の中のいずれか1つまたはいずれ
か2つまたは全部を登録する。制御部42 は、情報サー
ビスの提供を求めてきた利用者の電話番号、利用者登録
番号、声紋の少なくとも1つと音声応答制御情報テーブ
ル41 に登録されている電話番号、利用者登録番号、声
紋の中の対応するものとを比較し、比較の結果、一致し
ていると判断したとき既登録されている利用者であると
識別する。また、制御部42 は、既登録されている利用
者であることの識別ができない場合、後述するようにそ
の利用者の電話番号、利用者登録番号、声紋等を登録す
る。
【0028】図5は、音声応答制御情報テーブル41
登録内容の一例を示すもので、最初の「電話番号」の項
に電話番号が登録され、次の「メニュー数」の項に利用
者毎の登録メニュー数が登録され、その次の「登録情
報」の項に利用者の名前または登録番号が登録され、そ
の次の「メニュー」の項に利用者毎のメニューが登録さ
れる。この場合、「メニュー数」は「メニュー」の項に
登録されているメニューの数を表し、始めて音声応答制
御情報テーブル41 に登録した利用者、例えば利用者3
の「メニュー数」は未だメニューが登録されていないの
で、0になっている。「メニュー」は、利用者毎に、利
用者が設定登録するもので、後述するガイダンス内容の
組み合わせが数字の組み合わせデータとして登録され
る。
【0029】次の動作ステップS2は、音声応答装置4
の制御部42 で実行される選択肢読出しである。この選
択肢読出しは、動作ステップS1で識別した利用者に対
応する音声応答制御情報テーブル41 の「メニュー数」
の数値を読出し、その数値を内部メモリに記憶する。こ
のとき、「メニュー数」の数値が3であれば、制御部4
2 は、「メニュー」の項の中の「メニュー1」から「メ
ニュー3」までの項のデータを読込み、それぞれデータ
1、データ2、データ3として内部メモリに記憶する。
なお、制御部42 は、「メニュー数」の数値が0である
か、または、利用者の特定ができない場合、「メニュ
ー」の項のデータの読込みは行わない。
【0030】ところで、「メニュー数」の数値が0であ
る利用者は、始めてこの音声応答システムにアクセスし
た利用者か、または、この音声応答システムを自己の情
報サービスに適した環境になるように変更していない利
用者である。このような利用者が音声応答装置4から所
望の情報サービスの提供を受けるには、前に説明した既
知の音声応答システムにおいて行わねばならない操作の
基本手順に従って、自己の電話機1を複数回操作し、そ
れにより音声応答装置4から所望の情報サービスの提供
を受ける必要がある。この場合、音声応答装置4から出
力されるガイダンスは既知の音声応答システムの音声応
答装置から出力されるガイダンスと同じ固定のガイダン
スであって、各階層毎に順次利用者側に通知されるもの
である。
【0031】これに対して、「メニュー数」の数値が1
またはそれ以上、例えば「メニュー数」の数値が3であ
る利用者の場合、「メニュー」の項に登録されている
「メニュー1」から「メニュー3」までのデータは、動
作ステップS2の選択肢読出しによって制御部42 が順
次内部メモリに読込む。「メニュー1」乃至「メニュー
3」の3つのデータは、利用者の要求によって作成され
たものであり、利用者がこの音声応答システムによって
情報サービスを受ける際に、利用者毎に、音声応答装置
4に対する選択肢の選択状態が異なっているため、ダイ
ナミックにガイダンスを作成して、ダイナミックな選択
肢の選択操作に変更する必要がある。
【0032】内部メモリに読込まれた「メニュー1」乃
至「メニュー3」のデータは、実際に、利用者が行った
基本操作の手順を単に記憶しているだけのものである
が、利用者に通知するガイダンスをダイナミックに作成
する鍵となり、かつ、利用者に情報サービスを提供する
際に音声応答装置4の内部処理で重要なものである。
【0033】続く動作ステップS3は、音声応答装置4
の制御部42 で実行されるガイダンス作成である。この
ガイダンス作成は、ダイナミックにガイダンスを作成す
るもので、「メニュー1」のデータの数値が「2−3−
2」であった場合、「メニュー1」のデータの最初の数
値2を抽出し、抽出した数値2に合う番号を図5(a)
に図示された「トップガイダンステーブル」から番号検
索する。「トップガイダンステーブル」の「番号」の項
には抽出した数値2に合致する数値2があるので、「番
号」の項の2に該当する「ガイダンス内容」の項と「次
テーブル」の項の各内容を読出し、その内容を内部メモ
リに記憶する。その結果、内部メモリには「お天気情報
です」という内容が記憶される。
【0034】次に、「次テーブル」の項がセットされて
いれば、「メニュー1」のデータの次の数値3を抽出
し、抽出した数値3に合う番号を図6(b)に図示され
た「地域ガイダンステーブル」から番号検索する。「地
域ガイダンステーブル」の「番号」の項には抽出した数
値3に合致する数値3があるので、「番号」の項の3に
該当する「ガイダンス内容」の項と「次テーブル」の項
を各内容を読出し、その内容を前に記憶した内容の前に
入るように内部メモリに記憶する。その結果、内部メモ
リには、「関東地方のお天気情報です」という内容が記
憶される。
【0035】次いで、前の場合と同様に、「次テーブ
ル」の項がセットされている限り、前述の処理と同じ処
理を繰り返し実行する。このようにしてガイダンスの作
成が行われ、最後に、メニュー番号に1を加えた値をガ
イダンスの最後に加えることにより、「明日の関東地方
のお天気情報は2です」という内容のガイダンスが作成
される。
【0036】なお、メニュー番号1は新しい選択肢を追
加するために固定的に用意しておき、このデータに、作
成した3つのガイダンス内容のデータを連結し、最後に
登録した選択肢の削除、番号の変更等で使用されるメニ
ュー番号を連結することによって、図3に図示されるよ
うに、第2階層B1 のガイダンス内容が作成される。
【0037】音声応答装置4の制御部42 におけるこれ
までの処理は、利用者1が自己の電話機1を通して音声
応答装置4にアクセスし、音声応答装置4がその電話を
受けてから情報サービスが開始されるまでの処理であ
る。この後、音声応答装置4は、情報サービス開始の動
作ステップS5からサービス終了の動作ステップS9ま
での間に、利用者に対して種々のサービスを提供するこ
とができる。
【0038】動作ステップS5における情報サービス開
始においては、音声応答装置4の制御部42 が動作ステ
ップS3のガイダンス作成で作成したガイダンスを利用
者に通知する。このとき、利用者は、受けたガイダンス
に従って自己の電話機1を操作することにより、動作ス
テップS6における利用者要求に対応した各種のサービ
スが受けられる。その1つは動作ステップS7における
サービス実行であり、他の1つは動作ステップS8にお
けるテーブル変更であり、残りの1つは動作ステップS
9におけるサービス終了である。利用者がサービス実行
を選択した場合、ガイダンスに従った情報サービスを受
けることができ、利用者がテーブル変更を選択した場
合、音声応答制御情報テーブル41 の登録内容を変更す
ることができ、利用者がサービス終了を選択した場合、
音声応答装置4と利用者との間の接続を断つことができ
る。
【0039】ここで、動作ステップS7におけるサービ
ス実行は、次のように行われる。例えば、利用者が前記
例と同じ利用者であって、同じ音声応答制御情報テーブ
ル41 であったとき、利用者が数値2を選択した場合、
動作ステップS2における選択肢読出しによって記憶さ
れたデータ1乃至データ3の中の2から1を引いた番
号、つまり1番目のデータであるデータ1から最初の数
値2を取得する。この数値2は、お天気情報であるた
め、お天気情報に対して数値2を除いた残りの数値3−
2を含む実行データを情報として渡す。お天気情報は、
実行データの内容が存在しなければ地域を選択するガイ
ダンスを再生し、実行データの内容が存在すれば、最初
の数値3を取得する。次に、前述の場合と同様に、取得
した数値3を実行データから除いた数値を取得し、ジャ
ンプ先に渡す。このような操作を実行データが空になる
まで繰り返すことにより、利用者に情報サービスを提供
する。
【0040】また、動作ステップS8におけるテーブル
変更は、次のように行われる。利用者が任意階層の選択
肢の組み合わせを新たな選択肢として登録しようとする
場合に、例えば、利用者が自己の電話機1の♯ボタンを
押してテーブル変更の要求を出す。そして、基本操作メ
ニューのいずれかまたは利用者が登録した選択肢または
その下位層の選択肢のガイダンスが再生されているとき
に、利用者が自己の電話機1の♯ボタンを押すことによ
り、その内容に対応したデータが音声応答制御情報テー
ブル41 に登録される。例えば、利用者が図9に図示さ
れた第4階層D11の1つの選択肢の情報、「あさっての
関東地方のお天気情報」の情報サービスを受けていると
きに自己の電話機1の♯ボタンを押すと、図7に図示さ
れるように、「メニュー」の項のメニュー数が増え、
「メニュー3」の後に新たにデータ「2−3−3」から
なる「メニュー4」が登録される。
【0041】以上の実施の形態の説明においては、利用
者が自己の電話機1を操作した場合を述べたものである
が、電話機1を操作する代わりに、ファクシミリ装置2
を用いた操作を行ってもよく、端末装置3を用いた操作
を行ってもよい。
【0042】また、音声応答制御情報テーブル41 に登
録される「メニュー」のデータは、利用者の使用時間帯
によって所望するデータの内容が異なっている場合、例
えば午前中に所望するデータ群の内容と、午後所望する
データ群の内容とが異なっている場合、それらの2つの
データ群を個別に登録するようにしてもよい。この場
合、利用者が音声応答装置4にアクセスしたとき、その
アクセス時間を音声応答装置4側が検知し、そのアクセ
ス時間に対応したデータ群を抽出し、抽出したデータ群
に基づいた情報サービスの提供を行うことが可能であ
る。
【0043】この他に、音声応答制御情報テーブル41
に電話番号、利用者登録番号、声紋の組み合わせを登録
した場合、動作ステップS1における利用者識別におい
て、単に利用者を識別するだけでなく、利用者が会社員
であるか、個人であるか、一般家庭人であるかの識別を
行うことができる。この識別が行われた場合、会社員、
個人、一般家庭人に特有の「メニュー」をそれぞれ音声
応答制御情報テーブル41 に別個に登録することがで
き、音声応答装置4の利便性をより高めることができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用者
が音声応答装置より所望の情報サービスを受ける度毎
に、音声応答装置の音声応答制御情報テーブルに収納さ
れているガイダンス内容を、前回までに受けた情報サー
ビスの内容に対応して変え、利用者が次回に音声応答装
置から導き出すことができるので、利用者の利便性に優
れ、かつ、音声応答装置へのアクセス時間の短い経済的
な音声応答システムを得ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声応答システムの実施の形態に係わ
る構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に図示の実施の形態で用いられる任意階層
の選択肢の組み合わせの一例を示す説明図である。
【図3】図2における各任意階層の選択肢における各選
択肢の具体的内容を示す説明図である。
【図4】図1に図示の実施の形態の音声応答システムに
おいて、音声応答装置で実行される動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】図1に図示された音声応答装置における音声応
答制御情報テーブル内に登録された登録情報の一例を示
す説明図である。
【図6】図5に図示されている各メニューを得るための
音声ガイダンスの構成例を示す説明図である。
【図7】音声応答制御情報テーブルの変更例を示す説明
図である。
【図8】既知の音声応答システムの概略構成の一例を示
すブロック図である。
【図9】既知の音声応答システムにおいて、音声応答装
置が提供している情報サービスの内容の一例を示す説明
図である。
【図10】既知の音声応答システムにおいて、音声応答
装置で作成されるガイダンスの内容の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 電話機 2 ファクシミリ装置 3 端末装置 4 音声応答装置(パーソナルコンピュータ) 41 音声応答制御情報テーブル 42 制御部(CPU) 5 モデム(変復調器) 6 ネットワーク
フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA06 AA07 AD01 AD03 AF04 AF08 GA00 GA04 GA07 5K024 AA76 BB01 BB02 CC01 DD01 DD05 EE01 EE09 FF06 GG00 GG01 GG05 HH01 9A001 CC02 DD11 HH15 JJ72

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報ネットワークに結合された多数の端
    末機器及び音声応答制御情報テーブルを有する音声応答
    装置からなり、前記音声応答装置に対して利用者が自己
    の端末機器を通して階層的操作手順に従った操作を行う
    ことによって前記音声応答装置から所望の情報サービス
    が提供される音声応答システムにおいて、前記音声応答
    装置は、情報サービスの提供の発信を行った利用者を特
    定する利用者識別手段と、前記特定した利用者に対応し
    た音声応答制御情報を前記音声応答制御情報テーブルか
    ら取得する情報取得手段と、前記取得した音声応答制御
    情報に従ってガイダンスを作成するガイダンス作成手段
    と、前記作成したガイダンスの内容を前記特定した利用
    者が自己の端末機器の操作により選択するガイダンス選
    択手段と、前記選択したガイダンスの内容に基づいた情
    報サービスを前記特定した利用者に提供する情報サービ
    ス提供手段と、前記特定した利用者の要求により前記音
    声応答制御情報テーブルに登録される音声応答制御情報
    を変更する情報登録変更手段とを備えていることを特徴
    とする音声応答システム。
  2. 【請求項2】 前記利用者識別手段は、前記音声応答制
    御情報テーブルに既登録されている電話番号、利用者登
    録番号、声紋のいずれか1つ、または、それらを組み合
    わせによって前記利用者の特定を行っていることを特徴
    とする請求項1記載の音声応答システム。
  3. 【請求項3】 前記利用者識別手段は、前記音声応答制
    御情報テーブルに電話番号、利用者登録番号、声紋の組
    み合わせを蓄積登録を行うことにより、利用者が会社
    員、個人、一般家庭人であるかの特定を行っていること
    を特徴とする請求項1記載の音声応答システム。
  4. 【請求項4】 前記音声応答制御情報テーブルは、利用
    者毎に、利用時間帯を表す時間情報とその利用時間帯に
    特有の音声応答制御情報とを蓄積登録しており、前記ガ
    イダンス作成手段は、前記特定した利用者の前記利用時
    間帯に特有の音声応答制御情報に基づいてガイダンス作
    成を行っていることを特徴とする請求項1記載の音声応
    答システム。
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