JP2000118671A - シリンダ式コンベア装置 - Google Patents

シリンダ式コンベア装置

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JP2000118671A
JP2000118671A JP10285791A JP28579198A JP2000118671A JP 2000118671 A JP2000118671 A JP 2000118671A JP 10285791 A JP10285791 A JP 10285791A JP 28579198 A JP28579198 A JP 28579198A JP 2000118671 A JP2000118671 A JP 2000118671A
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cylinder
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stroke
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Yoshiaki Yoshigami
吉章 由上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを安価にでき、かつ配置スペース
もコンパクトで済み、さらに、搬送動作を連続的に行え
るシリンダ式コンベア装置を提供する。 【解決手段】 搬送用チェン13を移動させる搬送用ス
プロケット11,12の回転駆動軸14に複数の一方向
性クラッチ15,16を設け、この一方向性クラッチ1
5,16を設けた複数の駆動スプロケット17,18を
駆動用チェン21,22などを介して複数のエアシリン
ダ23,24によりタイミングを互いに異ならせて駆動
する。これにより、搬送用チェン13を確実かつ良好に
連続的に駆動でき、可燃性ガスなどを扱う危険場所に配
置しても安全である。また、製造コストも比較的安価で
済み、設置スペースもあまり要しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可燃性ガスなどを扱
う危険場所などでも使用可能なシリンダ式コンベア装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可燃性ガスなどを扱う危険場所に配置さ
れるコンベア装置としては、コンベア装置の駆動源とし
て耐圧防爆式モータを使用して回転駆動力を発生させ、
チェンやベルトを駆動させる構造のものが使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐圧防
爆式モータは高価であるとともに、この耐圧防爆式モー
タを制御する制御装置も現場に設置する場合にはこの制
御装置も防爆構造としなければならないため、この種の
コンベア装置の製造コストが非常に高価となり、また機
器自体も大きくなって多大な設置スペースを要してしま
う。
【0004】耐圧防爆式モータに代えてエアモータを使
用することも可能であるが、大きなトルクを得ようとす
ると、エアモータが大型で高価となり、なおかつエア消
費量も多大となってしまう。
【0005】これに対処するものとしては、図3に示す
ように、エアシリンダ1と一方向性クラッチ2とを組み
合わせ、直線往復運動をするエアシリンダ1のピストン
ロッド1aを出退させながら搬送用チェン3(またはコ
ンベアベルト)を駆動させることが考えられる。なお、
図3において、4はピストンロッド1aの先端に連結板
4aを介して結合され、一方向性クラッチ2の外周側に
取り付けられた駆動スプロケット5Aと従動スプロケッ
ト5Bとにわたって掛け渡された駆動チェン、6は一方
向性クラッチ2の中心部に配置された駆動回転軸、7は
駆動回転軸6に固定された駆動搬送スプロケット、8は
従動搬送スプロケット、9はガス充填容器(底面部を図
示する)、Aは駆動回転軸6の回転方向、Bはガス充填
容器9の搬送方向である。
【0006】この構造によれば、駆動源がエアシリンダ
1であるため可燃性ガスなどを扱う危険場所に配置して
も安全であるとともに、エアシリンダ1や一方向性クラ
ッチ2が安価であるため、製造コストも安価となり、か
つ、多大な設置スペース(特に高さ方向の設置スペー
ス)も要しないこととなる。しかし、この場合には、ピ
ストンロッド1aが突出する際または後退する際の何れ
か一方の時(図3においては矢印で示す後退する時)だ
け搬送用チェン3が駆動されて、間欠駆動される構造と
なってしまうため、搬送物が長尺のガス充填容器9など
の重心が高いものである場合には、この搬送物が揺れて
しまい、転倒してしまうおそれがある。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、製造
コストを安価にでき、かつ配置スペースもコンパクトで
済み、さらに、搬送動作を間欠的ではなくて連続的に行
うことができるシリンダ式コンベア装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載のシリンダ式コンベア装置は、
複数の搬送用回転輪体間に掛け渡された搬送用無端状体
と、搬送用回転輪体の回転駆動軸またはこれに連動する
回転駆動軸にそれぞれ一方向性クラッチが装着されてな
る複数の駆動輪体と、正逆の直線運動を正逆の回転運動
に変換して各駆動輪体に伝達する複数の運動方向変換機
構と、各運動方向変換機構の直線運動箇所にそのピスト
ンロッドがそれぞれ連結されて前記直線運動箇所を正逆
の直線方向に移動させる複数のシリンダ装置とを設け、
各シリンダ装置によりピストンロッドを正直線方向に移
動させた時だけ前記一方向性クラッチを介して前記正直
線方向の移動動作に連動して搬送用回転輪体の回転駆動
軸に回転駆動力を伝達させる構成とするとともに、各シ
リンダ装置の正方向移動動作タイミングを互いに異なら
せてコンベア装置駆動時に常に少なくとも1つのシリン
ダ装置を正直線方向に駆動させる構成としたものであ
る。
【0009】この構成によれば、コンベア装置駆動時に
常に少なくとも1つのシリンダ装置が正直線方向に駆動
されているため、常に何れかの搬送用回転輪体の回転駆
動軸が所定方向に回転され、これにより搬送用無端状体
が連続的に駆動される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
リンダ式コンベア装置において、シリンダ装置は長いス
トロークの主シリンダ装置と短いストロークの副シリン
ダ装置との2つで構成されてなるものである。
【0011】この構成によれば、シリンダ装置が2つだ
けであるため、少ない設備費で構成できる。また、主シ
リンダ装置と同じストロークの副シリンダ装置を設ける
のではなく、主シリンダ装置が正直線方向に移動してい
ない時を補間できるだけの短いストロークの副シリンダ
装置を採用することで、搬送用無端状体を連続的に駆動
できながら、長いストロークのシリンダ装置を2つ設け
る場合よりも設備費を低減できる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
シリンダ式コンベア装置において、副シリンダ装置は、
そのストロークSBが以下の式SA>SB>(SA/V
2+2ΔT)×V1(但し、SAは主シリンダ装置のスト
ローク、V2は主シリンダ装置の逆直線方向の移動速
度、ΔTは主シリンダ装置の移動方向反転時のタイムラ
グ、V1は主シリンダ装置ならびに副シリンダ装置の正
直線方向の移動速度)を満足する値に設定され、主シリ
ンダ装置のピストンロッドが正直線方向移動時にストロ
ーク終端より手前の所定位置まで駆動されたことを検知
する手前位置検知手段を設け、この手前位置検知手段に
よる検知時に副シリンダ装置の正直線方向への駆動を開
始させる構成としたものである。
【0013】この構成によれば、常に少なくとも一方の
シリンダ装置が正方向移動動作を行い、かつ一方のシリ
ンダ装置が正方向移動動作を終わる前に他方のシリンダ
装置の正方向移動動作が開始されるため、搬送用無端状
体が確実かつ良好に連続的に駆動される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3に記
載のシリンダ式コンベア装置において、運動方向変換手
段は、各一方向性クラッチを有した駆動輪体に相対向す
る従動輪体と、これらの間にそれぞれ掛け渡されてコン
ベアの搬送方向に沿って移動自在の複数の駆動用無端状
体とからなるものである。
【0015】この構成によれば、運動方向変換手段も簡
単な構成で済むため、製造コストを低減でき、駆動用無
端状体とともに各シリンダ装置もコンベアの搬送方向に
沿って配置されるため設置スペースも少なくて済む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1に示すように、コンベア装置1
0は、搬送用回転輪体としての複数の搬送用スプロケッ
ト11,12(搬送用駆動スプロケット11と搬送用従
動スプロケット12)間にわたって略水平に掛け渡され
た搬送用無端状体としての複数の搬送用チェン13と、
搬送用駆動スプロケット11の回転駆動軸14の両端に
それぞれ一方向性クラッチ15,16が装着されてなる
駆動輪体としての2つの駆動スプロケット17,18
と、これらの駆動スプロケット17,18に相対向する
従動輪体としての2つの従動スプロケット19,20
と、これらの駆動スプロケット17,18と従動スプロ
ケット19,20との間にわたって略水平にそれぞれ掛
け渡されてコンベア搬送方向Cに沿って移動自在の駆動
用無端状体としての2つの駆動用チェン21,22と、
各駆動用チェン21,22の直線運動箇所にそのピスト
ンロッド23a,24aが連結板33,34を介してそ
れぞれ連結されて前記直線運動箇所を正逆の直線方向に
移動させるシリンダ装置としての2つのエアシリンダ2
3,24とを備えている。なお、回転駆動軸14やその
他の回転軸は図示しない軸受けにより回転自在に支持さ
れている。
【0017】そして、エアシリンダ23,24によりピ
ストンロッド23a,24aを正直線方向Eに移動させ
た時だけ各一方向性クラッチ15,16を介して正直線
方向Eの移動動作に連動して回転駆動軸14および搬送
用駆動スプロケット11に回転駆動力を伝達させるよう
に構成している。
【0018】また、各エアシリンダ23,24の正方向
移動動作タイミングを互いに異ならせてコンベア装置1
0の駆動時に常に少なくとも片側のエアシリンダ23,
24を正直線方向Eに駆動させる構成としている。すな
わち、エアシリンダ23,24は長いストロークの主エ
アシリンダ23と短いストロークの副エアシリンダ24
との2つで構成され、副エアシリンダ23は、そのスト
ロークSBが以下の式 SA>SB>(SA/V2+2ΔT)×V1 (但し、SAは主エアシリンダ23のストローク、V2
は主エアシリンダ23の逆直線方向Dの移動速度、ΔT
は主エアシリンダ23の移動方向反転時のタイムラグ、
1は主エアシリンダ23ならびに副エアシリンダ24
の正直線方向Eの移動速度である)を満足する値に設定
されている。より具体的には、副エアシリンダ23はそ
のストロークSBが以下の式 SB=(SA/V2+2ΔT)×V1+α で設定され、上記値αはエアシリンダ23,24の製造
時のばらつきなどがあった場合でも、余裕を持って、常
に少なくとも片側のエアシリンダ23,24を正直線方
向Eに駆動させるような値が用いられる。
【0019】また、主エアシリンダ23のピストンロッ
ド23aの出退経路に沿って、ピストンロッド23aが
突出端に位置したことを検知するリミットスイッチから
なる突出端位置検知センサ25と、ピストンロッド23
aが後退端に位置したことを検知するリミットスイッチ
からなる後退端位置検知センサ26と、ピストンロッド
23aが正直線方向Eの移動時に後退端より手前の所定
位置まで駆動されたことを検知するリミットスイッチか
らなる手前位置検知センサ27とが設けられている。さ
らに、副エアシリンダ24のピストンロッド24aの出
退経路に沿って、ピストンロッド24aの後退端位置を
検知するリミットスイッチからなる後退端位置検知セン
サ28が設けられている。なお、図1における29,3
0は各エアシリンダ23,24における出退動作切換用
のエア駆動式の切換バルブ、31,32はエア供給源で
ある。
【0020】このコンベア装置10が駆動開始される際
には、図2に示すように、まず、主エアシリンダ23の
ピストンロッド23aが正直線方向Eに移動開始される
(図1に示すコンベア装置10の場合はピストンロッド
23aが突出端位置から正直線方向Eへの引き込み動作
を開始する)。これにより、主エアシリンダ23の駆動
力が一方向性クラッチ15を介して回転駆動軸14およ
び搬送用駆動スプロケット11に回転駆動力として伝達
され、搬送用チェン13がコンベア搬送方向Cに移動さ
れる。
【0021】主エアシリンダ23のピストンロッド23
aが後退端より手前の所定位置まで駆動されて手前位置
検知センサ27にて検知されると、副エアシリンダ24
のピストンロッド24aが正直線方向Eに移動開始され
る(図1に示すコンベア装置10の場合はピストンロッ
ド24aが突出端位置から引き込み動作を開始する)。
これにより、これにより、副エアシリンダ24の駆動力
が一方向性クラッチ16を介して回転駆動軸14および
搬送用駆動スプロケット11に回転駆動力として伝達さ
れ、搬送用チェン13がコンベア搬送方向Cに継続して
移動される。
【0022】さらに、主エアシリンダ23のピストンロ
ッド23aが正直線方向Eに移動されて後退端に達し、
これが後退端位置検知センサ26にて検知されると、主
エアシリンダ23のエア注入箇所が切換バルブ29にて
切り替えられ、主エアシリンダ23のピストンロッド2
3aが逆直線方向Dに移動される。この際の、後退端位
置検知センサ26にて検知されてから主エアシリンダ2
3のピストンロッド23aが逆直線方向Dに移動開始さ
れる時までのタイムラグがΔTである。また、主エアシ
リンダ23のピストンロッド23aを逆直線方向Dに移
動させる際には、一方向性クラッチ15の箇所で空回り
するだけであるため、この際のピストンロッド23aの
逆直線方向Dへの移動速度V2は、主エアシリンダ23
のピストンロッド23aが正直線方向Eに移動する際の
速度V1より大きくなり、高速で戻される。
【0023】そして、主エアシリンダ23のピストンロ
ッド23aが逆直線方向Dに移動されて突出端に達し、
これが突出端位置検知センサ25にて検知されると、主
エアシリンダ23のエア注入箇所が切換バルブ29にて
再度切り替えられ、上記と同様のタイムラグΔTの後、
主エアシリンダ23のピストンロッド23aが正直線方
向Eに移動され始める。
【0024】この場合に、副エアシリンダ23はそのス
トロークSBが上記式で設定されているため、主エアシ
リンダ23のピストンロッド23aが後退端位置に達す
る前から、正直線方向Eに移動開始された後まで、余裕
をもって副エアシリンダ23の正直線方向Eの移動動作
が行われる。これにより、搬送用チェン13が確実かつ
良好に連続的に駆動される。
【0025】なお、主エアシリンダ23のピストンロッ
ド23aが正直線方向Eに移動され始めた後に、副エア
シリンダ24のピストンロッド24aが後退端に達して
これが後退端位置検知センサ28にて検知されると、副
エアシリンダ24のエア注入箇所が切換バルブ30にて
切り替えられ、副エアシリンダ24のピストンロッド2
4aが逆直線方向Dに移動されて戻される。また、両エ
アシリンダ23,24を駆動させないことで、コンベア
装置10を停止させることも可能である。
【0026】また、この構成によれば、駆動源としてエ
アシリンダ23、24を用いたので、可燃性ガスなどを
扱う危険場所に配置しても安全であるとともに、エアシ
リンダ23、23や一方向性クラッチ15,16が安価
であるため、製造コストも比較的安価となり、かつ、コ
ンベア部分の両側方にエアシリンダ23、24を配置す
ることで設置スペースもあまり要しないこととなる。
【0027】また、制御も検知部分を除く箇所ですべて
エアで行うことができて安全であり、エア消費量も少な
くて済む。さらに、エアシリンダ23、24同士のスト
ロークが互いに異なるため、ストロークが同じエアシリ
ンダを採用した際に生じるような脈動を生じない。つま
り、同じストロークの2つのエアシリンダを採用する
と、一方のエアシリンダと他方のエアシリンダとの出退
タイミングが半位相異なるようにスタートさせた場合で
も、エアシリンダへの配管経路の長さの違いなどから駆
動時の周期がエアシリンダ間で完全には一致しないた
め、長時間駆動すると一定期間毎にエアシリンダ同士の
位相が同じになって間欠駆動による脈動を生じてしま
う。また、一方のエアシリンダが所定位置に移動した際
に、他方のエアシリンダがスタートするようにして半位
相だけずれるように位置検知センサを配置しても、他方
のエアシリンダが戻りきらないうちにスタートするよう
な現象を生じる場合があり、この場合には同様の不具合
を生じる。しかしながら、上記のように、エアシリンダ
23、24同士のストロークを互いに異ならせて、主エ
アシリンダ23のピストンロッド23aが手前位置検知
センサ27にて検知された時点では、副エアシリンダ2
4のピストンロッド24aが突出端位置に確実に待機さ
せ、主シリンダ23が正直線方向移動へ移動しない期間
だけ副シリンダ装置を正直線方向移動へ確実に移動させ
るように構成することで、このような不具合を防止でき
る。したがって、搬送物が長尺のガス充填容器9などの
重心が高いものである場合でも、この搬送物を転倒させ
たりすることなく、良好に搬送できる。
【0028】なお、上記の実施の形態においては、エア
シリンダ23、24のピストンロッド23a、24aを
縮退させる場合に、搬送用チェン13にその駆動力を伝
達させた場合を述べたが、その逆にピストンロッドを突
出させる際にその駆動力を伝達させるように構成しても
よいことはもちろんである。また、同じストローク性能
のエアシリンダを採用しながら、ストローク開始端また
は終端をずらせるようなセンサをさらに設けて実質的な
ストロークを異ならせることも可能であるが、この場合
と比べて上記構成によれば、短いストロークのエアシリ
ンダを採用しているため、長いストロークのシリンダ装
置を2つ設ける場合よりも設備費を低減できる利点があ
る。
【0029】また、エアシリンダ23、24による正逆
の直線運動を正逆の回転運動に変換して一方向性クラッ
チ15,16を有する駆動スプロケット17,18に伝
達する運動方向変換機構として、従動スプロケット1
9,20や駆動用チェン21,22を用いた場合を述
べ、この場合は簡単な構造であるため、製造コストも安
価になるが、これに限るものではなく、例えば、エアシ
リンダのピストンロッドにラックを固定し、一方向性ク
ラッチ15,16を有する歯車と噛合うように構成する
ことも可能である。また、エアシリンダを3つ以上設け
て、それぞれ異なるタイミングで駆動することも可能で
はあるが、上述のように、2つのエアシリンダ23、2
4による場合が最も製造コストが安価であり、かつ制御
も容易となる。さらに、シリンダ装置として上述のよう
にエアシリンダ23、24を採用することで、安全かつ
構造も容易化できる利点を有するが、油圧シリンダなど
を用いることも可能である。また、搬送用チェン13や
搬送用スプロケット11,12の代わりに、ベルトやプ
ーリなどを用いてもよいことは申すまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送用無
端状体を移動させる搬送用回転輪体の回転駆動軸に複数
の一方向性クラッチを設け、この一方向性クラッチを設
けた複数の駆動輪体を複数の運動方向変換機構を介して
複数のシリンダ装置によりタイミングを互いに異ならせ
て駆動することで、搬送用無端状体を確実かつ良好に連
続的に駆動でき、可燃性ガスなどを扱う危険場所に配置
しても安全である。また、製造コストも比較的安価で済
み、設置スペースもあまり要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるシリンダ式のコン
ベア装置の概略的な斜視図である。
【図2】同コンベア装置のエアシリンダの動作を示すタ
イムチャートである。
【図3】従来のシリンダ式のコンベア装置の概略的な斜
視図である。
【符号の説明】
9 ガス充填容器(搬送物) 10 コンベア装置 11,12 搬送用スプロケット(搬送用回転輪
体) 13 搬送用チェン(搬送用無端状体) 14 回転駆動軸 15,16 一方向性クラッチ 17,18 駆動スプロケット(駆動輪体) 19,20 従動スプロケット(従動輪体) 21,22 駆動用チェン(駆動用無端状体) 23 エアシリンダ(主シリンダ装置) 24 エアシリンダ(副シリンダ装置) 23a,24a ピストンロッド 27 手前位置検知センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の搬送用回転輪体間に掛け渡された
    搬送用無端状体と、搬送用回転輪体の回転駆動軸または
    これに連動する回転駆動軸にそれぞれ一方向性クラッチ
    が装着されてなる複数の駆動輪体と、正逆の直線運動を
    正逆の回転運動に変換して各駆動輪体に伝達する複数の
    運動方向変換機構と、各運動方向変換機構の直線運動箇
    所にそのピストンロッドがそれぞれ連結されて前記直線
    運動箇所を正逆の直線方向に移動させる複数のシリンダ
    装置とを設け、各シリンダ装置によりピストンロッドを
    正直線方向に移動させた時だけ前記一方向性クラッチを
    介して前記正直線方向の移動動作に連動して搬送用回転
    輪体の回転駆動軸に回転駆動力を伝達させる構成とする
    とともに、各シリンダ装置の正方向移動動作タイミング
    を互いに異ならせてコンベア装置駆動時に常に少なくと
    も1つのシリンダ装置を正直線方向に駆動させる構成と
    したシリンダ式コンベア装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ装置は長いストロークの主シリ
    ンダ装置と短いストロークの副シリンダ装置との2つで
    構成されてなる請求項1に記載のシリンダ式コンベア装
    置。
  3. 【請求項3】 副シリンダ装置は、そのストロークSB
    が以下の式 SA>SB>(SA/V2+2ΔT)×V1 (但し、SAは主シリンダ装置のストローク、V2は主
    シリンダ装置の逆直線方向の移動速度、ΔTは主シリン
    ダ装置の移動方向反転時のタイムラグ、V1は主シリン
    ダ装置ならびに副シリンダ装置の正直線方向の移動速
    度)を満足する値に設定され、主シリンダ装置のピスト
    ンロッドが正直線方向移動時にストローク終端より手前
    の所定位置まで駆動されたことを検知する手前位置検知
    手段を設け、この手前位置検知手段による検知時に副シ
    リンダ装置の正直線方向への駆動を開始させる構成とし
    た請求項2に記載のシリンダ式コンベア装置。
  4. 【請求項4】 運動方向変換手段は、各一方向性クラッ
    チを有した駆動輪体に相対向する従動輪体と、これらの
    間にそれぞれ掛け渡されてコンベアの搬送方向に沿って
    移動自在の複数の駆動用無端状体とからなる請求項1〜
    3に記載のシリンダ式コンベア装置。
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