JP4488607B2 - コンビナートにおける用役共有管理システム - Google Patents

コンビナートにおける用役共有管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4488607B2
JP4488607B2 JP2000251463A JP2000251463A JP4488607B2 JP 4488607 B2 JP4488607 B2 JP 4488607B2 JP 2000251463 A JP2000251463 A JP 2000251463A JP 2000251463 A JP2000251463 A JP 2000251463A JP 4488607 B2 JP4488607 B2 JP 4488607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrogen
amount
oxygen
business entity
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000251463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002062929A (ja
Inventor
計介 江藤
勝喜 堀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP2000251463A priority Critical patent/JP4488607B2/ja
Publication of JP2002062929A publication Critical patent/JP2002062929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4488607B2 publication Critical patent/JP4488607B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の企業体で構成されるコンビナート、たとえば、石油化学コンビナートにおいて、窒素および/または酸素を共有化するようにしたコンビナートにおける用役共有管理システムに関する。
【0002】
【背景技術】
単一の機械装置、設備が集合し、相互に有機的に結合したコンビナートにおいて、原油を蒸留精製して得られる留分、たとえば、ナフサ留分はクラッキングによりエチレン、プロピレンなどの石油化学製品の原料になる。
従来のコンビナートにおいては、これをパイプラインで結合し、他社に移送することで、物流コストを低減させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコンビナートでは、原料のパイプラインによる移送や、生産された半製品の移送などについては、合理化されているものの、その他の用役、具体的には、窒素や酸素については、共有化されていず、それぞれの企業体で独自に調達することが必要であった。
かかる場合には、各企業体が独自に、ある程度の在庫を抱える必要があり、また、余裕をもってこれら用役を確保しなければならないから、余剰の用役を常時抱える必要があった。
また、これら用役の製造設備を各企業体が独自に備えても、自ら使用する用役の製造のためにのみ稼働していたので、設備の有効利用が図られていなかった。
【0004】
本発明の目的は、このような従来の課題を解消し、窒素および/または酸素を共有化、一括管理することにより、在庫量の低減および設備の有効利用を実現し、コスト低減を図るコンビナートにおける用役共有管理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンビナートにおける用役共有管理システムは、複数の企業体で構成されるコンビナートにおける用役共有管理システムにおいて、前記企業体間に形成された情報ネットワークと、この情報ネットワークを介して接続された複数の端末およびサーバと、前記各企業体へ窒素および/または酸素を供給する供給装置とを備え、前記端末は、各企業体が使用している窒素および/または酸素の使用量および今後の使用予定量を入力する入力手段と、この入力手段によって入力された使用量および使用予定量を前記サーバへ送信する手段とを有し、前記サーバは、窒素および/または酸素の使用量記憶手段と、窒素および/または酸素の使用予定量記憶手段と、前記端末から入力された窒素および/または酸素の使用量および使用予定量を前記使用量記憶手段および使用予定量記憶手段にそれぞれ記憶させる手段と、これら使用量記憶手段および使用予定量記憶手段に記憶された情報を報知する報知手段とを有し、前記供給装置と各企業体との間には、供給装置に接続された基幹パイプラインと、この基幹パイプラインから分岐され各企業体に達する分岐パイプラインとを有し、前記各分岐パイプラインは、圧力計および供給バルブを有し、前記サーバは、前記各圧力計からの信号を基に、前記各供給バルブの開度を制御することを特徴とする。
【0006】
この用役共有管理システムによれば、各端末から各企業体が使用している窒素および/または酸素の使用量および今後の使用予定量を入力すると、それらの情報は、サーバへ送られる。サーバでは、端末から入力された使用量および使用予定量を使用量記憶手段および使用予定量記憶手段にそれぞれ記憶させるとともに、これら使用量記憶手段および使用予定量記憶手段に記憶された情報を報知、具体的には、供給装置を有する企業体などへ報知する。
これにより、各企業体の窒素および/または酸素の使用量および使用予定量から、コンビナート全体の窒素および/または酸素の必要量を求め、その必要量を供給装置から供給できるように管理する。このようにして、窒素および/または酸素を共有化、一括管理することにより、各企業体が独自にこれら用役を調達する必要もないから在庫量を減らすことができ、しかも、供給装置なども有効利用でき、コンビナート全体としてコスト低減を実現できる。
また、サーバは、分岐パイプラインに設けられた圧力計からの信号を基に、各分岐パイプラインの供給バルブの開度を制御するようにしたから、供給装置の圧送圧力を低く設定することができる。ちなみに、従来のシステムでは、供給装置の圧送圧力を最大の圧力を要求する企業体にあわせて設定していたが、この発明のシステムによれば、それ以外の企業体への供給バルブの開度を絞ることにより(それ以外の企業体の圧送圧力が現在の圧力より低くて足りる場合を条件として)、低い圧送圧力で最大の圧力を要求する企業体への供給も実現できる。
また、サーバは、圧力計からの信号を基に、各企業体への必要最低圧力を考慮して、各分岐パイプラインの供給バルブの開度を制御することにより、供給装置の圧送圧力を必要最低限まで引き下げることができるから、省エネ効果も期待できる。
【0007】
ここで、窒素は、化学的に不活性であり、酸化防止剤、爆発防止剤、食品などの貯蔵に利用され、さらに、液体窒素は、冷媒として食品の急速冷凍、貯蔵、低温粉砕などに利用される。
また、酸素は、酸水素炎、酸素アセチレン炎として金属の溶接、排水処理などに利用できる。
これら窒素や酸素の製造は、空気を液化し、液体空気を分留して製造される。
【0008】
また、情報ネットワークとは、コンビナート内の異なる企業体間の情報を相互に交信する通信手段をいう。通信手段としては、光ファイバ、アナログ信号やデジタル信号を用いた有線回路、公衆回線、または、アナログ信号やデジタル信号を用いた無線回路、さらに、インターネット、モデムおよび電話回線を用いてもよい。特に、通信速度の観点から光ファイバが好ましい。また、システムとしては、サーバークライアントシステムなどが好適に使用できる。
【0009】
また、各企業体が使用している窒素および/または酸素の使用量および今後の使用予定量を入力する入力手段としては、端末に備えられているキー入力手段でもよいが、窒素および/または酸素を各企業体へ搬送する配管に取り付けられた流量計や圧力計などを利用するのが好ましい。これらを利用すれば、自動的に上記情報を入力することができる。
【0011】
本発明のコンビナートにおける用役共有管理システムにおいて、前記サーバは、窒素および/または酸素の使用により生じる費用を計算する計算手段を有することが好ましい。
この用役共有管理システムによれば、窒素および/または酸素の使用により生じる費用が自動的に計算されるから、請求業務の負担を軽減できる。
ここで、窒素および/または酸素の使用により生じる費用とは、窒素および/または酸素を使用する際の使用料であって、窒素および/または酸素を製造する企業体に対して支払われる額をいう。支払いの際に他の用役などを含めて、互いに使用しあう場合は、費用を相殺して計算することもできる。その場合には、実際の現金の授受が減り、手続きを簡略化できる。また、費用情報について銀行に直接連絡する手段を有していて、銀行口座にて自動振り込みとすることでさらに手続きを簡略化できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態を示している。本実施形態は、窒素の用役共有管理システムを有するコンビナートの例である。このコンビナートは、所定地域内に集合的に配置された複数の企業体A,B,C,Dと、サーバ20と、これらを接続する情報ネットワークNWと、前記各企業体A〜Dへ窒素を供給する供給装置30とを備えている。情報ネットワークNWとは、コンビナート内において異なる企業体A〜D間で情報を相互に交信する通信手段をいう。また、供給装置30は、窒素の製造、供給を行える装置で、ここでは、企業体Aが所有し、窒素の製造、供給を企業体Aが管理している。
【0015】
供給装置30と各企業体A〜Dとの間には、図2に示すように、供給装置30にコンプレッサ31を介して接続された基幹パイプライン32と、この基幹パイプライン32から分岐され各企業体A〜Dに達する分岐パイプライン33A,33B,33C,33Dとが配管されている。つまり、供給装置30によって製造された窒素が、基幹パイプライン32および分岐パイプライン33A〜33Dを通じて、各企業体A〜Dへ供給されるようになっている。
各分岐パイプライン33A〜33Dには、供給バルブ34A,34B,34C,34D、流量計35A,35B,35C,35Dおよび圧力計36A,36B,36C,36Dがそれぞれ挿入されている。流量計35A〜35Dは各企業体A〜Dで使用する窒素の使用量を、圧力計36A〜36Dは各企業体A〜Dで使用する窒素の使用圧力をそれぞれ検出している。
【0016】
企業体A〜Dには、それぞれプラント(図示省略)が設置されているとともに、前記情報ネットワークNWを通じて他の企業体A〜Dや、サーバ20と情報交換を行う端末10A,10B,10C,10Dがそれぞれ設置されている。
各端末10A〜10Dは、表示手段11、入力手段12、記憶手段13およびCPUなどからなる制御手段14を備える。制御手段14は、各流量計35A〜35Dおよび圧力計36A〜36Dによって検出された値(各企業体A〜Dの窒素の使用量および使用圧力)や入力手段12から入力される情報(各企業体の今後の窒素の使用予定量および使用予定圧力など)をサーバ20へ送信し、かつ、サーバ20から受信した内容を表示手段11に表示させる。つまり、送信手段および表示制御手段を有する。
【0017】
サーバ20は、前記各企業体A〜Dに設置された端末10A〜10Dと情報交換を行って、窒素を一括管理するためのもので、図3に示すように、表示手段21と、入力手段22と、記憶装置23と、情報ネットワークNWに入出力制御部25を介して接続されたCPUなどからなる制御手段24と、この制御手段24に接続され前記各分岐パイプライン33A〜33Dの供給バルブ34A〜34Dの開度を制御するバルブ制御部26とを備える。なお、このサーバ20の設置場所は、企業体A、あるいは、他の企業体B〜Dのいずれでもよく、さらに、これとは別の任意な場所でもよい。
【0018】
記憶装置23は、サーバ20を制御するプログラムを記憶した記録媒体としてのプログラム記憶部23Aと、各企業体A〜Dの窒素の使用量および使用圧力を記憶する使用量記憶手段23Bと、各企業体A〜Dの今後の窒素の使用予定量および使用予定圧力を記憶する使用予定量記憶手段23Cと、窒素の値段などの営業情報を記憶した営業情報記憶手段23Dとを備える。
使用量記憶手段23Bには、図4に示すように、各企業体A〜D毎に、その企業体の窒素の使用量および使用圧力の実績データが記憶されている。
使用予定量記憶手段23Cには、図5に示すように、各企業体A〜D毎に、その企業体が今後に使用予定の窒素の使用予定量および使用予定圧力が記憶されるようになっている。
【0019】
制御手段24は、前記端末10A〜10Dから入力された窒素の使用量および使用圧力と、使用予定量および使用予定圧力とを前記使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cにそれぞれ記憶させる手段(書込手段)と、これら使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cに記憶された情報を報知する報知手段と、前記営業情報記憶手段23Dに記憶された営業情報を各端末10A〜10Dに公開する公開手段と、前記使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cにそれぞれ記憶された情報に基づいて、窒素の最適確保量を計算する計算手段(最適確保量計算手段)と、窒素の使用により生じる費用を計算する計算手段(費用計算手段)とを備える。
【0020】
このような構成において、各端末10A〜10Dから各企業体A〜Dが使用している窒素の使用量および使用圧力と、各企業体A〜Dの今後の窒素の使用予定量および使用予定圧力とを入力する。この際、使用量および使用圧力については、流量計35A〜35Dおよび圧力計36A〜36Dからリアルタイムで自動的に入力される。使用予定量および使用予定圧力については、入力手段12から人が定期的(たとえば、1週間おき、あるいは、1ヶ月おき)に入力する。すると、それらの情報は、各端末10A〜10Dおよび情報ネットワークNWを介してサーバ20へ送られる。
【0021】
サーバ20では、受信した各企業体A〜Dの窒素の使用量および使用圧力を使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cにそれぞれ記憶させる。
また、これら使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cに記憶された情報を、各端末10A〜10Dからの要求に応じて、送信する。これにより、各端末10A〜10Dにおいて、各企業体A〜Dの窒素の使用量および使用圧力と、今後の窒素の使用予定量および使用予定圧力から、コンビナート全体の窒素の必要量を求めることができる。
【0022】
この際、サーバ20において、あるいは、各端末10A〜10Dにおいて、コンビナート全体の窒素の最適確保量の計算を指令すると、サーバ20は、使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cにそれぞれ記憶された各企業体A〜Dの窒素の使用量および使用圧力と、今後の窒素の使用予定量および使用予定圧力とに基づいて、窒素の最適確保量を計算する。つまり、コンビナート全体として、最低コストで最大の効果を生むように、窒素および/または酸素の製造量を計算する
従って、供給装置30を所有する企業体Aでは、求められた窒素の最適確保量を確保できるように、窒素の生産計画を立てて、その計画に従って供給装置30を稼働させる。供給装置30の稼働によって生産された窒素は、基幹パイプライン32および分岐パイプライン33A〜33Dを通じて各企業体A〜Dへ供給される。
【0023】
この際、サーバ20は、窒素の使用により生じる費用を計算し、窒素を使用した企業体に対して請求を行う。請求にあたって、互いに使用しあう場合は、費用を相殺して計算する。
【0024】
従って、本実施形態によれば、次の効果が期待できる。
(1)各端末10A〜10Dにおいて、自らの企業体A〜Dが使用している窒素の使用量および今後の窒素の使用予定量を入力するとともに、各企業体A〜Dが使用している窒素の使用量および今後の窒素の使用予定量を確認できるようにしたので、窒素の供給装置30を所有する企業体Aでは、コンビナート全体として必要な窒素の使用量を把握でき、それによって、窒素の生産計画を立てることができる。つまり、コンビナート全体の窒素の使用量、使用予定量を一括管理するようにしたので、各企業体A〜Dが独自にこれら用役を調達する必要もないから在庫量を減らすことができ、しかも、供給装置なども有効利用でき、コンビナート全体としてコスト低減を実現できる。
【0025】
(2)サーバ20は、使用量記憶手段23Bおよび使用予定量記憶手段23Cにそれぞれ記憶された情報に基づいて、窒素の最適確保量を計算する計算手段を有しているから、各企業体A〜Dの窒素の使用量、使用予定量に基づいて、窒素の最適確保量を自動的に計算でき、これらの最適確保量を簡易にかつ迅速に求めることができる。
もし、窒素の供給量が需要量を下回った場合でも、各企業体A〜Dのプラントの操業情報を情報ネットワークNWを介して判別することにより、いずれのプラントのどれだけの量の窒素を提供するのが、コンビナート全体として最適かを判断することもできる。
【0026】
(3)サーバ20は、窒素の使用により生じる費用を計算する計算手段を有しているから、窒素の使用により生じる費用を自動的に計算でき、請求業務の負担を軽減できる。
この支払いの際に他の用役などを含めて、互いに使用しあう場合は、費用を相殺して計算することもできる。その場合には、実際の現金の授受が減り、手続きを簡略化できる。また、費用情報について銀行に直接連絡する手段を有していて、銀行口座にて自動振り込みとすることでさらに手続きを簡略化できる。
【0027】
(4)サーバ20は、分岐パイプライン33A〜33Dに設けられた圧力計36A〜36Dからの信号を基に、各分岐パイプライン33A〜33Dの供給バルブ34A〜34Dの開度を制御するようにしたから、供給装置30の圧送圧力を低く設定することができる。
つまり、従来のシステムでは、供給装置の圧送圧力を最大の圧力を要求する企業体にあわせて設定していたが、本実施形態のシステムによれば、それ以外の企業体への供給バルブ34A〜34Dの開度を絞ることにより、圧送圧力を変えることなく、最大の圧力を要求する企業体への昇圧も可能である。
【0028】
(5)サーバ20は、営業情報記憶手段23Dに記憶された営業情報(たとえば、窒素の値段など)を各端末10A〜10Dに公開するようにしたので、各需用者(各企業体A〜D)はこれらの情報を基に生産計画を立てることもできる。そして、その生産計画を各端末10A〜10Dから入力すれば、供給側(企業体A)において、これを確認しながら窒素の生産計画を立案できる。
【0029】
なお、前記実施形態では、各企業体A〜Dの端末10A〜10Dにおいて、各企業体A〜Dが使用する窒素の使用量および使用圧力と、今後に使用予定の窒素の使用予定量および使用予定圧力をそれぞれ入力して、サーバ20において、これらを一括管理するようにしたが、窒素に限らず、他の用役、たとえば、酸素にも適用できる。
【0030】
また、各企業体A〜Dの端末10A〜10Dにおいて、各企業体A〜Dが使用する窒素、酸素の使用量および使用圧力と、今後に使用予定の窒素、酸素の使用予定量および使用予定圧力をそれぞれ入力して、サーバ20において、これら(窒素および酸素)を一括管理するようにしてもよい。つまり、各企業体A〜Dが使用する窒素と酸素とを一括管理するようにすれば、より好ましい。
【0031】
また、前記実施形態では、企業体Aが供給装置30を所有し、窒素の製造、供給を企業体Aが管理しているものとしたが、他の企業体B〜Dが供給装置を所有していてもよく、あるいは、企業体A〜D以外の企業体が供給装置を所有、管理していてもよい。
【0032】
また、窒素、酸素の製造設備が複数ある場合には、各企業体A〜Dが使用する窒素と酸素の使用量および使用圧力と、使用予定量および使用予定圧力とをリアルタイムで監視することによって、各需用者(各企業体)の必要最低量、圧力おを考慮し、窒素、酸素のコンプレッサの圧力を必要最低限まで引き下げることにより、省エネ効果を発揮できる。この場合、通常、複数のコンプレッサで送気するが、いずれの装置をどれくらいの負荷で運転するかを制御することもでき、さらに、上記情報から最適運転を自動で計算させ、自動制御することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明のコンビナートにおける用役共有管理システムによれば、窒素および/または酸素を共有化、一括管理することにより、在庫量の低減および設備の有効利用を実現し、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるコンビナートにおける用役共有管理システムを示す図。
【図2】同上実施形態における供給装置と各企業体との間を結ぶ配管を示す図。
【図3】同上実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図。
【図4】同上実施形態における使用量記憶手段の内容を示す図。
【図5】同上実施形態における使用予定量記憶手段の内容を示す図。
【符号の説明】
10A〜10D 端末
12 入力手段
14 制御手段(送信手段)
20 サーバ
23A プログラム記憶部(記録媒体)
23B 使用量記憶手段
23C 使用予定量記憶手段
24 制御手段(書込手段、報知手段、公開手段、最適確保量計算手段、費用計算手段)
30 供給装置
31 コンプレッサ
32 基幹パイプライン
33A〜33D 分岐パイプライン
34A〜34D 供給バルブ
35A〜35D 流量計(入力手段)
36A〜36D 圧力計(入力手段)
A〜D 企業体
NW 情報ネットワーク

Claims (2)

  1. 複数の企業体で構成されるコンビナートにおける用役共有管理システムにおいて、
    前記企業体間に形成された情報ネットワークと、この情報ネットワークを介して接続された複数の端末およびサーバと、前記各企業体へ窒素および/または酸素を供給する供給装置とを備え、
    前記端末は、各企業体が使用している窒素および/または酸素の使用量および今後の使用予定量を入力する入力手段と、この入力手段によって入力された使用量および使用予定量を前記サーバへ送信する手段とを有し、
    前記サーバは、窒素および/または酸素の使用量記憶手段と、窒素および/または酸素の使用予定量記憶手段と、前記端末から入力された窒素および/または酸素の使用量および使用予定量を前記使用量記憶手段および使用予定量記憶手段にそれぞれ記憶させる手段と、これら使用量記憶手段および使用予定量記憶手段に記憶された情報を報知する報知手段とを有し、
    前記供給装置と各企業体との間には、供給装置に接続された基幹パイプラインと、この基幹パイプラインから分岐され各企業体に達する分岐パイプラインとを有し、
    前記各分岐パイプラインは、圧力計および供給バルブを有し、
    前記サーバは、前記各圧力計からの信号を基に、前記各供給バルブの開度を制御することを特徴とするコンビナートにおける用役共有管理システム。
  2. 請求項1に記載のコンビナートにおける用役共有管理システムにおいて、
    前記サーバは、窒素および/または酸素の使用により生じる費用を計算する計算手段を有することを特徴とするコンビナートにおける用役共有管理システム。
JP2000251463A 2000-08-22 2000-08-22 コンビナートにおける用役共有管理システム Expired - Lifetime JP4488607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251463A JP4488607B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 コンビナートにおける用役共有管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251463A JP4488607B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 コンビナートにおける用役共有管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002062929A JP2002062929A (ja) 2002-02-28
JP4488607B2 true JP4488607B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18740868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251463A Expired - Lifetime JP4488607B2 (ja) 2000-08-22 2000-08-22 コンビナートにおける用役共有管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4488607B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63188210A (ja) * 1987-01-30 1988-08-03 Kubota Ltd 流量制御装置
JPH0379195A (ja) * 1989-08-23 1991-04-04 Nippon Syst Akad:Kk 物流消費材の監視システム
JPH06195348A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Nkk Corp 原料貯蔵槽の最適在庫管理方法
JPH0787217A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Cleanup Corp 集合住宅などについての水道などの管理システム
JPH07249082A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Sony Corp 在庫管理方式
JPH1115520A (ja) * 1997-06-24 1999-01-22 Canon Inc 産業用機器の遠隔保守システム
JPH11287400A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Yokogawa Electric Corp 燃料ガス供給システム
JP2000128300A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 受入設備の制御方法
JP2000213700A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Kyokuto Seisakusho:Kk 緊急遮断弁監視システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63188210A (ja) * 1987-01-30 1988-08-03 Kubota Ltd 流量制御装置
JPH0379195A (ja) * 1989-08-23 1991-04-04 Nippon Syst Akad:Kk 物流消費材の監視システム
JPH06195348A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Nkk Corp 原料貯蔵槽の最適在庫管理方法
JPH0787217A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Cleanup Corp 集合住宅などについての水道などの管理システム
JPH07249082A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Sony Corp 在庫管理方式
JPH1115520A (ja) * 1997-06-24 1999-01-22 Canon Inc 産業用機器の遠隔保守システム
JPH11287400A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Yokogawa Electric Corp 燃料ガス供給システム
JP2000128300A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 受入設備の制御方法
JP2000213700A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Kyokuto Seisakusho:Kk 緊急遮断弁監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002062929A (ja) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8504294B2 (en) Apparatus for monitoring fluid levels in a remotely located storage tank
RU2663876C2 (ru) Интеллектуальный электронный интерфейс для модуля хранения тепловой энергии и способы торговли сохраненной тепловой энергией и хранилищами тепловой энергии
CN107925675A (zh) 供应系统及其运行方法
US20010053992A1 (en) Industrial complex, sevice center, method for managing industrial complex, service regulation system, and shared operational information regulation system
Bunn et al. The energy-efficiency benefits of pump-scheduling optimization for potable water supplies
AU2002243711A1 (en) Reporting regulator for managing a gas transportation system
WO2002063403A2 (en) Reporting regulator for managing a gas transportation system
Wenzel et al. An optimization model for site-wide scheduling of coupled production plants with an application to the ammonia network of a petrochemical site
JP4488607B2 (ja) コンビナートにおける用役共有管理システム
JP2022007936A (ja) カーボンリサイクルコンビナート運営システム
Charalambous Experiences in DMA redesign at the Water Board of Lemesos, Cyprus
JP4570744B2 (ja) 気体原料供給システムおよび記録媒体
JP2009129229A (ja) 温室効果ガス排出量算出システム、算出方法および、温室効果ガス排出権取引システム、取引方法
JP2002044868A (ja) エネルギー供給システム
JP2003186955A (ja) 燃料タンクの貯蔵量管理方法
JP2001282345A (ja) コンビナート、コンビナートの運営方法、相互サービス管理システムおよび記録媒体
Missuari et al. LNG Supply Optimization and Scheduling during Peak Demand at PGN West Java Network
Moore et al. Advanced metering infrastructure: lifeblood for water utilities
US20040236643A1 (en) Information system for the dynamic management of bulk products
Guldmann et al. Natural gas market expansion and delivery infrastructure costs: The case of New England
Kokoh et al. Indonesia Gas Market Curtailment Planning
CN114819222A (zh) 一种基于物联网的lng分布式能源燃气输差管理方法及系统
JP2005275557A (ja) エネルギ製造供給計画作成システム
Yan et al. Multiple Gas Market Hubs, The People’S Republic Of China’S Energy Security, And Regional Cooperation In Asia
Shumate Measurement and control of 2-supplier delivery station

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041001

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070703

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250