JP2000213700A - 緊急遮断弁監視システム - Google Patents

緊急遮断弁監視システム

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JP2000213700A
JP2000213700A JP11017498A JP1749899A JP2000213700A JP 2000213700 A JP2000213700 A JP 2000213700A JP 11017498 A JP11017498 A JP 11017498A JP 1749899 A JP1749899 A JP 1749899A JP 2000213700 A JP2000213700 A JP 2000213700A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非電源地域においてもパイプラインのネット
ワーク化を促進することができる緊急遮断弁監視システ
ムを提供する。 【解決手段】 通常時は、現場側設備10において、監
視手段16が配管12の状態等を常時監視しており、そ
の監視信号は無線電信を介して遠隔操作側設備11にお
ける判断・命令手段35に送信される。そして、判断・
命令手段35が異常を検知した場合は、遠隔装置側設備
11より遠隔操作側送受信手段34と現場側送受信手段
29を介してアクチュエータ22に駆動信号が送信さ
れ、その駆動信号に基づいてアクチュエータ22が作動
して緊急遮断弁13を速やかに遮断する。従って、天然
ガス等の供給におけるパイプラインのネットワーク等の
ように人が簡単に行き着くことが不可能な場所において
も、緊急事態に迅速かつ的確に対処することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源を利用で
きない地域に設けた配管に取付けられる緊急遮断弁を、
無線電信を介して送信される駆動信号に基づいて、太陽
エネルギーと風力エネルギーを用いて遮断する緊急遮断
弁監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今後迫りくる地球規模的な「地球温暖化
問題」に対し、エネルギー問題は深刻な様相を呈し、特
に、二酸化炭素排出量の低減は人類必死の課題である。
従って、クリーンエネルギーの使用は、人類の生存をか
けて地球再生計画の一端として究極のエネルギーである
「核融合」の技術が開発されるまでの「つなぎエネルギ
ー」として重要なテーマである。
【0003】クリーンエネルギーとして、原子力発電、
天然ガスの他に、新エネルギーとして、地熱発電、風力
発電、太陽光発電、波力発電等がある。しかし、これら
のエネルギーのうち、新エネルギーは、地球規模の需要
量をまかなうには少なすぎ、原子力発電は立地上の問題
や廃棄物処理等の問題が未だ解決していない。従って、
クリーンエネルギーとしての天然ガスの使用量が、現在
の状況よりさらに増加すると考えられる。天然ガスは主
としてパイプラインにより供給されるため、今後、需要
を満たすため、世界各地でパイプラインの建設が増える
事が予想される。
【0004】このような状況下で増大し続けるパイプラ
インのネットワーク化には、地震発生等の緊急時に対処
するための緊急遮断弁が不可欠となる。世界中に広まる
天然ガスのパイプラインのネットワークは、ヨーロッ
パ、シベリア、アジアを横断するが、従来のパイプライ
ンのネットワークは、未だ人が容易に到達することがで
きる範囲内に緊急遮断弁を具備するステーションが配置
されているので、保安要員による定期的なメンテナンス
が可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今後は、人が
簡単に行き着くことが不可能な場所、例えば、広大な砂
漠や未開発状態のシベリアの奥部までパイプラインは建
設されることになる。このパイプラインが事故等により
破損した場合、天然ガスが外部に流出することになる
が、これらのステーションは無人化を余儀なくされるた
め、そこに設置される緊急遮断弁の維持管理はきわめて
重要な問題となる。このことは、天然ガスの供給におけ
る上記したパイプラインのネットワークのみならず、人
が簡単に行き着くことが不可能な場所における水、石
油、都市ガス等を供給する配管ネットワークにおいても
同様であった。本発明は、このような事情に鑑みなされ
たものであり、無線電信の手段を用いて緊急遮断弁を遮
断でき、人が簡単に行き着くことが不可能な場所におい
てもパイプラインのネットワーク化を促進することがで
きる緊急遮断弁監視システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る緊急遮断弁監視システムは、非電源地域に設置され
緊急遮断弁を取付けた配管の状態及び/又は配管の設置
環境を監視する現場側設備と、市街地に設置される遠隔
操作側設備を有する緊急遮断弁監視システムであって、
現場側設備が、太陽光発電及び/又は風力発電で得られ
る電力を蓄えたエネルギーによって駆動され緊急遮断弁
を遮断するアクチュエータ及びアクチュエータの制御手
段と、配管の状態及び/又は配管の設置環境を監視する
監視手段と、これらと遠隔操作側設備との間で無線電信
を介して信号の送受を行う現場側送受信手段を具備し、
遠隔操作側設備が、現場側設備との間で無線電信を介し
て信号の送受を行う遠隔操作側送受信手段と、現場側送
受信手段及び遠隔操作側送受信手段を介して監視手段か
らの監視信号を受けて配管の状態及び/又は配管の設置
環境を検知し、配管の状態及び/又は配管の設置環境に
異常を検知した場合には、遠隔操作側送受信手段と現場
側送受信手段を介してアクチュエータの制御手段に駆動
信号を送信する判断・命令手段とを具備する。
【0007】ここで、非電源地域とは、商用電源を利用
できない地域をいい、例えば、砂漠や、シベリア等の原
始林や、奥深い山間地等をいう。アクチュエータはエア
シリンダや電動シリンダを用いることができる。現場側
設備における監視手段とは、配管内を流れる流体の温
度、圧力、流量を検出する温度センサ、圧力センサ及び
流量センサ、緊急遮断弁設置部における環境の温度、気
圧、湿度、雨量をそれぞれ検出する温度計、気圧計、湿
度計及び雨量計、地震の大きさ(マグニチュード)を検
出する地震センサ、配管の状態や配管の設置環境、即
ち、亀裂の発生の有無等を監視する監視カメラ等をい
う。遠隔操作側設備における判別・命令手段とは、制御
装置のCPU内に組み込まれ、配管状態の監視手段から
送られてくる監視信号を記憶装置に記憶している設定値
と比較して緊急状態か否かを判断して、アクチュエータ
の制御手段に駆動信号を出力することのできる手段をい
う。また、判断・命令手段にはモニター装置も含まれ
る。
【0008】上記した構成によって、通常時は、現場側
設備において、監視手段が配管の状態及び/又は配管の
設備環境を常時監視しており、その監視信号は、現場側
送受信手段及び遠隔操作側送受信手段を介して無線電信
によって遠隔操作側設備における判断・命令手段に送信
される。そして、判断・命令手段が緊急状態と判断した
場合は、遠隔操作側設備より、遠隔操作側送受信手段と
現場側送受信手段を介して無線電信によってアクチュエ
ータの制御手段に駆動信号が送信され、その駆動信号に
基づいてアクチュエータが作動して緊急遮断弁を速やか
に遮断する。従って、天然ガスの供給における上記した
パイプラインのネットワーク等のように人が簡単に行き
着くことが不可能な場所においても、緊急事態に迅速か
つ的確に対処することができる。
【0009】特に、現場側送受信手段と遠隔操作側送受
信手段との送受信を通信衛星を用いることによって行う
ようにした場合は、地球規模でパイプライン・ネットワ
ークにおける緊急遮断弁の監視を行うことができる。ま
た、監視手段として、配管の外観を監視する監視カメラ
を用い、判断・命令手段として監視カメラで撮像した配
管画像を表示するモニター装置を用いた場合には、遠隔
操作側設備より、現場側設備における配管の状態を、常
時、映像として確認できるので、より迅速かつ正確に緊
急事態に対して対処できる。監視手段として、配管内を
流れる流体の圧力を検出する圧力センサを用い、判断・
命令手段を、圧力センサから出力される監視信号として
の検出圧力を設定圧力範囲と比較し、設定圧力範囲外で
あれば駆動信号を出力するように構成することによっ
て、配管内の流体の圧力が異常に高くなると迅速に緊急
遮断弁を遮断して、配管の破裂を防止することができ
る。
【0010】監視手段として、現場側設備の配管内を流
れる天然ガスなどの流体の流量を検出する流量センサを
用い、判断・命令手段を、流量センサから出力される監
視信号としての検出流量を設定流量範囲と比較し、設定
流量範囲外であれば駆動信号を出力するように構成し
て、パイプラインにおける天然ガスの漏出や、閉塞事故
などによって配管内を流れる流量に異常が生じた場合に
緊急遮断弁を迅速に遮断することができる。監視手段と
して、現場側設備内に配置した地震センサを用い、判断
・命令手段を、地震センサから出力される監視信号とし
ての地震の強度を設定強度と比較し、設定強度以上であ
れば駆動信号を制御手段に出力するように構成すること
によって、設定強度以上の地震が発生すると迅速に緊急
遮断弁を遮断して、配管からの流体の流出を防止するこ
とができる。また、監視手段からの監視信号を受けて配
管の状態及び/又は配管の設置環境を判断する判断・命
令手段を別途現場側設備に設け、緊急事態を複数の段階
に分け、重大事態発生時に、遠隔操作側設備からの駆動
信号を待つことなく、判断・命令手段からの判断信号に
基づいてアクチュエータを直接駆動させることもでき
る。これによって、遠隔操作側設備との送受信が不良で
あっても、重大事故の発生又はその拡大を確実に防止す
ることができる。また、アクチュエータとしてエアシリ
ンダを用い、太陽光発電及び/又は風力発電によって得
られた電力を貯えたエネルギーによって小型のエアコン
プレッサを作動してエアタンク内に所定圧力の圧縮空気
を蓄圧する構成とすることもできる。これによって、太
陽光発電や風力発電による発生電力が小さくても、この
電力を用いて小型のエアコンプレッサで時間をかけて大
きなエアタンクに所定圧力の圧縮空気を蓄えることがで
きるので、通常の電力を用いる場合においても大電力を
必要とする大型の緊急遮断弁を、大量の圧縮空気を瞬間
的にエアシリンダに供給して瞬時に開閉することができ
る。さらに、エアシリンダの緊急動作後に不足するエア
タンク内の圧縮空気を、太陽光発電及び/又は風力発電
によって得られる電力を蓄えたエネルギーによって小型
のエアコンプレッサを作動してエアタンク内に供給し、
所定圧力の圧縮空気を蓄圧することもできる。これによ
って、エアシリンダを常時、作動可能な状態に維持させ
ることができるので全体システムの安全性をさらに高め
ることができる。さらに、現場側設備における監視手段
及び/又は現場側送受信手段は、太陽光発電及び/又は
風力発電によって得られる電力を蓄えたエネルギーによ
って作動するようにして、現場側設備の監視及び送受信
作業を定期的なエネルギー補給がなくても可能にするこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。まず、図1及び図2を参照して、本
発明の一実施の形態に係る緊急遮断弁監視システムAの
全体構成を説明する。なお、本実施の形態は、配管12
内を流れる流体が天然ガスの場合について説明するが、
その他のガス、石油、水においても本発明に係る緊急遮
断弁監視システムAを用いることができることはいうま
でもない。図1及び図2に示すように、緊急遮断弁監視
システムAは、地球の表面上に相当距離離隔して設けら
れた現場側設備10と遠隔操作側設備11とから構成さ
れている。
【0012】まず、現場側設備10について説明する
と、図1に示すように、現場側設備10は商用電源を利
用できない非電源地域である砂漠D上に設けられてい
る。砂漠D上にはパイプラインネットワークの一部を形
成する配管12が敷設されており、配管12の中途に
は、配管12内の天然ガスの流れを遮断する緊急遮断弁
13が取付けられている。そして、緊急遮断弁13は、
風雨から保護するため、ステーションを形成する建物1
4内に配設されている。建物14の近傍には送受信アン
テナ15が設置されており、送受信アンテナ15の中間
部には、監視手段の一例であり、配管12の外観を監視
する監視カメラ16が取付けられている。監視カメラ1
6は建物14内の緊急遮断弁13及びその近傍をなす配
管12の部分に指向されている。また、本実施の形態で
は、送受信アンテナ15の上部には、風速計17と、風
向計18と、避雷針19がそれぞれ取付けられている。
【0013】建物14の屋根上には、太陽光発電に用い
る太陽電池20と、風力発電のために用いる、例えばサ
ポニウス型風力発電機からなる風力発電機21が設置さ
れている。建物14の内部の構成について説明すると、
図2に示すように、建物14を貫通する配管12の中途
には、アクチュエータの一例であるエアシリンダ22に
よって開閉駆動される大型の緊急遮断弁13が取付けら
れている。緊急遮断弁13として各種形態のものを使用
することができるが、例えば、本出願人が先に実公平4
−42623号公報で開示したパイロット式バタフライ
弁からなる緊急遮断弁を用いることができる。この緊急
遮断弁を用いることによって、流体の閉鎖による衝撃が
少なく、迅速、容易、かつ安全に緊急閉鎖することがで
きると共に、開放する場合でも、開口部がまず開くため
抵抗が少なく、開閉に動力を要せず、緊急遮断弁13を
簡単かつ軽量な構造とすることができる。
【0014】エアシリンダ22には方向切換弁23を介
してエアタンク24が接続されており、エアタンク24
には小型のコンプレッサ25が接続されている。コンプ
レッサ25は駆動電源26に接続され、駆動電源26に
は太陽電池20とサポニウス型風力発電機21が接続さ
れている。また、駆動電源26にはバッテリシステム2
7が接続されている。さらに、建物14内にはエアシリ
ンダ22を制御するための制御装置28(制御手段の一
例)が設置されており、制御装置28には、駆動電源2
6と、方向切換弁23と、監視カメラ16と、第1の圧
力センサ29aと、第2の圧力センサ29bと、送受信
アンテナ15を具備する現場側送受信手段の一例である
送受信システム29がそれぞれ接続されている。
【0015】ここで、駆動電源26は制御装置28から
の駆動信号に基づいてコンプレッサ25に給電し、コン
プレッサ25を駆動してエアタンク24に所定圧力の圧
縮空気を供給するために設けたものである。方向切換弁
23は、制御装置28からの制御信号に基づいて、エア
タンク24からエアシリンダ22の2つのシリンダ室の
いずれかに選択的に圧縮空気を供給して、緊急遮断弁1
3を開閉するために用いられるものである。送受信シス
テム29は、監視カメラ16によって得られた監視信号
を無線電信(無線電話を含む)の手段、具体的には通信
衛星(例えば、イリジウム通信衛星)30を介して後述
する遠隔操作側設備11に送信すると共に、遠隔操作側
設備11から後述するエアシリンダ22を駆動するため
の駆動信号を受信するために用いられるものである。ま
た、第1及び第2の圧力センサ29a、29bは、それ
ぞれ、配管12内を流れる天然ガスのガス圧、及び、エ
アタンク24内のエア圧をそれぞれ検出するために用い
られるものである。
【0016】次に、図1及び図2を参照して遠隔操作側
設備11の構成について説明すると、図1に示すよう
に、遠隔操作側設備11は電信電話回線33を利用でき
る地域、即ち市街地に設置されている建物31内に配設
されている。図2に示すように遠隔操作側設備11は、
監視カメラ16からの監視信号を通信衛星30、送受信
アンテナ32、及び電信電話回線33を介して受信する
遠隔操作側送受信手段の一例である送受信システム34
と、送受信システム34に接続され、内部に配管12の
状態及び/又は配管12の設置環境を判断する判断・命
令手段の一例であるモニター装置35を具備する制御装
置36を有する。また、送受信システム34は、判断・
命令手段の判断に基づいて、電信電話回線33及び通信
衛星30を介して現場側設備10における制御装置28
にエアシリンダ22を駆動するための駆動信号を送信す
ることができる。
【0017】次に、上記した構成を有する緊急遮断弁監
視システムAの作動について説明する。通常時は、現場
側設備10において、遠隔操作側設備11の側からの動
作信号に基づいて監視カメラ16が配管12の状態及び
/又は配管12の設置環境を常時監視しており、また、
第1の圧力センサ29aが常時配管12内を流れる天然
ガスのガス圧を監視している。そして、監視カメラ16
が撮像した配管画像や第1の圧力センサ29aが検出し
た検出圧力信号等の監視信号は通信衛星30及び電信電
話回線33を介して遠隔操作側設備11におけるモニタ
ー装置35等に送信される。なお、送受信アンテナ32
と制御装置36との間には、電信電話回線33を介して
衛星中継回路37及び公衆電話回路38が配置されてい
る。そして、公衆電話回路38と制御装置36との信号
の授受がモデムなどの中継器39を経由して行われるよ
うになっている。従って、遠隔操作側設備11におい
て、監視者がモニター装置35を通して配管12に亀裂
が発生している等の異常を発見した場合、又は、配管1
2内の検出圧力が制御装置36の記憶装置に記憶されて
いる設定圧力範囲を外れる場合には共に緊急事態と判断
され、緊急遮断弁遠隔装置部である遠隔操作側設備11
より、電信電話回線33、送受信アンテナ32、及び通
信衛星30を介して、現場側設備10の制御装置28に
エアシリンダ22を駆動するための駆動信号が送信さ
れ、その駆動信号に基づいてエアシリンダ22を駆動し
て緊急遮断弁13を速やかに遮断することができる。な
お、設定圧力範囲を予め複数の段階、例えばレベル1、
2等の段階に分けて設定しておき、最小危険度となるレ
ベル1の場合には、遠隔操作側設備に警告信号を発する
のみにして、さらに危険度の高くなるレベル2の時に現
場側設備10に別に設けた判断・命令手段からの判断信
号に基づいて直接エアシリンダ22を駆動して、緊急遮
断弁13を即時遮断するようにしてもよい。これによっ
て、瞬間的な判断を要する突発的な重大事態の発生に対
して柔軟に対応して、全体システムの安全性をさらに高
めることができる。ここで、エアシリンダ22を駆動す
るコンプレッサ25、監視カメラ16及び/又は送受信
システム29にそれぞれ給電する駆動電源26へ供給さ
れる電力は、太陽電池20のみならず風力発電機21に
よっても発電できるハイブリッド構造としているので、
現場側設備が緯度の高い地区で日照日が少ない場合で
も、安定して駆動電源26に蓄えられた電力をエネルギ
ーとして供給することができる。
【0018】従って、例えば、上記した配管12を天然
ガスの供給におけるパイプラインのネットワーク等に用
いた場合には、人が簡単に行き着くことが不可能な場所
である砂漠Dにおいても、緊急遮断弁13を容易かつ確
実に遮断することができ、緊急事態に迅速かつ的確に対
処することができる。特に、本実施の形態では、監視手
段として配管12を監視する監視カメラ16を用いたの
で、遠隔操作側設備11において、現場側設備10にお
ける配管12の状態及び/又は配管12の設置環境を、
常時、映像として確認できるので、より迅速かつ正確に
緊急事態に対して対処できる。
【0019】また、本実施の形態では、アクチュエータ
としてエアシリンダ22を用い、太陽光発電及び/又は
風力発電によって得られた電力によって小型のエアコン
プレッサ25を作動してエアタンク24内に所定圧力の
圧縮空気を蓄圧し、作動後に不足するエアタンク24内
の圧縮空気を同じく太陽光発電及び/又は風力発電で貯
えたエネルギーによって補充する構成としている。従っ
て、太陽光発電や風力発電による発生電力が小さくて
も、この電力を用いて小型のエアコンプレッサ25で時
間をかけて大きなエアタンク24に所定圧力の圧縮空気
を蓄えることができる。これによって、緊急事態の発生
に備えて、監視信号の一つである緊急信号に基づいて圧
縮空気を緊急遮断弁13に駆動エネルギー源として供給
することができ、通常の電力を用いる場合においても大
電力を必要とする大型の緊急遮断弁13を大量の圧縮空
気によって瞬時に開閉することができる。
【0020】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変形例も含むものである。例えば、上記した実
施の形態では、監視手段として監視カメラや圧力センサ
を用いたが、配管内を流れる流体の温度、流量をそれぞ
れ検出する温度計及び流量センサ、現場側設備における
配管の設置環境の温度、気圧、湿度、雨量をそれぞれ検
出する温度計、気圧計、湿度計及び雨量計、地震の強さ
(マグニチュード)を検出する地震センサを用いること
もできる。また、監視手段は、重大事態発生時に、遠隔
操作側設備との送受信は行うが、遠隔操作側設備からの
駆動信号を待つことなく現場側設備に設けた判断・命令
手段からの信号によってアクチュエータを直接駆動する
ことができる機能を有するようにすることもできる。こ
の場合、遠隔操作側設備との送受信が不良であっても、
重大事故の発生又はその拡大を防止することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜9記載の緊急遮断弁監視シス
テムにおいては、通常時は、現場側設備において、監視
手段が配管の状態及び/又は配管の設置環境を常時監視
しており、その監視信号は無線電信を介して遠隔操作側
設備における判断・命令手段に送信される。そして、判
断・命令手段が緊急状態と判断した場合は、遠隔操作側
設備より無線電信を介してアクチュエータに駆動信号が
送信され、その駆動信号に基づいてアクチュエータが作
動して緊急遮断弁を速やかに遮断する。従って、天然ガ
スの供給における上記したパイプラインのネットワーク
等のように人が簡単に行き着くことが不可能な場所にお
いても、パイプラインのネットワーク化を促進でき、緊
急事態に迅速かつ的確に対処することができる。
【0022】特に、請求項2記載の緊急遮断弁監視シス
テムにおいては、現場側送受信手段と遠隔操作側送受信
手段との送受信を通信衛星を用いて行うようにしたの
で、パイプライン・ネットワークにおける緊急遮断弁の
監視を地球規模で行うことができる。
【0023】請求項3記載の緊急遮断弁監視システムに
おいては、監視手段として配管を監視する監視カメラを
用いたので、遠隔操作側設備より、現場側設備における
配管の状態を、常時、映像として確認でき、より迅速か
つ正確に緊急事態に対して対処できる。
【0024】請求項4記載の緊急遮断弁監視システムに
おいては、監視手段として、配管内を流れる流体の圧力
を検出する圧力センサを用い、判断・命令手段を、圧力
センサから出力される監視信号としての検出圧力を設定
圧力範囲と比較し、設定圧力範囲外あれば駆動信号を出
力するように構成することによって、配管内の流体の圧
力が異常に高くなると迅速に緊急遮断弁を遮断して、配
管の破裂を防止することができる。
【0025】請求項5記載の緊急遮断弁監視システムに
おいては、現場側設備の配管内を流れる天然ガスなどの
流体の流量を検出して、設定流量範囲外であればアクチ
ュエータの制御手段に駆動信号を出力するので、パイプ
ラインにおける天然ガスの漏出や、閉塞事故などによっ
て配管内を流れる流体の流量に異常が生じた場合に緊急
遮断弁を迅速に遮断して、緊急遮断弁監視システムを安
全に維持させることができる。請求項6記載の緊急遮断
弁監視システムにおいては、監視手段は現場側設備内に
配置した地震センサを含み、判断・命令手段を、地震セ
ンサから出力される監視信号としての地震の強度を設定
強度と比較し、設定強度以上であれば駆動信号を出力す
るように構成したので、設定強度以上の地震が発生する
と迅速に緊急遮断弁を遮断して配管からの流体の流出を
防止することができる。
【0026】請求項7記載の緊急遮断弁監視システムに
おいては、監視手段は、重大事態発生時に、遠隔操作側
設備との送受信は行うが、遠隔操作側設備からの駆動信
号を待つことなく直接アクチュエータに駆動することが
できる機能を有するようにすることもできる。この場
合、遠隔操作側設備との送受信が不良であっても、重大
事故の発生又はその拡大を防止することができる。
【0027】請求項8記載の緊急遮断弁監視システムに
おいては、アクチュエータとしてエアシリンダを用い、
太陽光発電及び/又は風力発電によって得られた電力に
よって小型のエアコンプレッサを作動してエアタンク内
に所定圧力の圧縮空気を蓄圧する構成とすることによっ
て、太陽光発電や風力発電による発生電力が小さくて
も、この電力を用いて小型のエアコンプレッサで時間を
かけて大きなエアタンクに所定圧力の圧縮空気を蓄える
ことができるので、通常の電力を用いる場合においても
大電力を必要とする大型の緊急遮断弁を大量の圧縮空気
の開放によって瞬時に開閉することができる。請求項9
記載の緊急遮断弁監視システムにおいては、現場側設備
における監視手段及び/又は現場側送受信手段は、太陽
光発電及び/又は風力発電によって得られる電力を蓄え
たエネルギーによって作動するようにしているので、孤
絶した環境にある現場側設備の監視及び送受信作業を定
期的なエネルギー補給に頼ることなく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る緊急遮断弁監視シ
ステムの全体構成を示す概念構成説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る緊急遮断弁監視シ
ステムを構成する現場側設備と遠隔操作側設備の内部構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
A:緊急遮断弁監視システム、D:砂漠、10:現場側
設備、11:遠隔操作側設備、12:配管、13:緊急
遮断弁、14:建物、15:送受信アンテナ、16:監
視カメラ、17:風速計、18:風向計、19:避雷
針、20:太陽電池、21:風力発電機、22:エアシ
リンダ、23:方向切換弁、24:エアタンク、25:
コンプレッサ、26:駆動電源、27:バッテリシステ
ム、28:制御装置、29:送受信システム、29a:
第1の圧力センサ、29b:第2の圧力センサ、30:
通信衛星、31:建物、32:送受信アンテナ、33:
電信電話回線、34:送受信システム、35:モニター
装置、36:制御装置、37:衛星中継回路、38:公
衆電話回路、39:中継器
フロントページの続き Fターム(参考) 3J071 AA02 BB11 BB14 CC14 EE02 EE06 EE21 EE24 EE25 EE30 FF01 5C087 AA03 AA09 AA24 AA25 BB12 BB21 BB74 BB77 DD02 DD07 DD49 EE05 EE17 FF01 FF04 FF11 FF13 FF17 FF20 FF30 GG07 GG31 GG62 GG69 GG70

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非電源地域に設置され緊急遮断弁を取付
    けた配管の状態及び/又は配管の設置環境を監視する現
    場側設備と、市街地に設置される遠隔操作側設備を有す
    る緊急遮断弁監視システムであって、前記現場側設備
    が、太陽光発電及び/又は風力発電で得られる電力を蓄
    えたエネルギーによって駆動され前記緊急遮断弁を遮断
    するアクチュエータ及び該アクチュエータの制御手段
    と、前記配管の状態及び/又は配管の設置環境を監視す
    る監視手段と、これらと前記遠隔操作側設備との間で無
    線電信を介して信号の送受を行う現場側送受信手段を具
    備し、前記遠隔操作側設備が、前記現場側設備との間で
    前記無線電信を介して信号の送受を行う遠隔操作側送受
    信手段と、前記現場側送受信手段及び前記遠隔操作側送
    受信手段を介して前記監視手段からの監視信号を受けて
    前記配管の状態及び/又は配管の設置環境を検知し、該
    配管の状態及び/又は配管の設置環境に異常を検知した
    場合には、前記遠隔操作側送受信手段と前記現場側送受
    信手段を介して前記アクチュエータの制御手段に駆動信
    号を送信する判断・命令手段とを具備することを特徴と
    する緊急遮断弁監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の緊急遮断弁監視システム
    において、前記現場側送受信手段と前記遠隔操作側送受
    信手段との送受信を通信衛星を用いることによって行う
    ことを特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の緊急遮断弁監視シ
    ステムにおいて、前記監視手段は前記遠隔操作側設備の
    側からの動作信号に基づいて前記配管の外観を監視する
    監視カメラを含み、前記判断・命令手段は前記監視カメ
    ラで撮像した配管画像を表示するモニター装置を含むこ
    とを特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記監視手段は前記配
    管内を流れる流体の圧力を検出する圧力センサを含み、
    前記判断・命令手段は、前記圧力センサから出力される
    監視信号としての検出圧力を設定圧力範囲と比較し、該
    設定圧力範囲外であれば前記駆動信号を出力することを
    特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記監視手段は前記配
    管内を流れる流体の流量を検出する流量センサを含み、
    前記判断・命令手段は、前記流量センサから出力される
    監視信号としての検出流量を設定流量範囲と比較し、該
    設定流量範囲外であれば前記駆動信号を出力することを
    特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記監視手段は前記現
    場側設備内に配置した地震センサを含み、前記判断・命
    令手段は、前記地震センサから出力される監視信号とし
    ての地震の強度を設定強度と比較し、該設定強度以上で
    あれば前記制御手段に出力して、前記アクチュエータを
    駆動することを特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記現場側設備に、前
    記監視手段からの監視信号を受けて前記配管の状態及び
    /又は配管の設置環境を判断する判断・命令手段を別途
    設け、緊急事態を複数の段階に分け、重大事態発生時
    に、前記遠隔操作側設備からの駆動信号を待つことな
    く、前記判断・命令手段からの判断信号に基づいて直接
    前記アクチュエータを駆動することを特徴とする緊急遮
    断弁監視システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記アクチュエータは
    エアシリンダであり、前記太陽光発電及び/又は風力発
    電によって得られる電力を蓄えたエネルギーによって小
    型のエアコンプレッサを作動してエアタンク内に所定圧
    力の圧縮空気を蓄圧しておき、緊急事態が発生した時
    に、前記監視信号の一つである緊急信号に基づいて、前
    記圧縮空気を前記配管の中途に取付けられた前記緊急遮
    断弁に駆動エネルギー源として供給し該緊急遮断弁を開
    閉するようにし、かつ、前記エアシリンダの緊急動作後
    に不足する前記エアタンク内の圧縮空気を、前記太陽光
    発電及び/又は風力発電によって得られる電力を蓄えた
    エネルギーによって前記小型のエアコンプレッサを作動
    して前記エアタンク内に供給し、所定圧力の圧縮空気を
    蓄圧することを特徴とする緊急遮断弁監視システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の緊
    急遮断弁監視システムにおいて、前記現場側設備におけ
    る前記監視手段及び/又は前記現場側送受信手段は、前
    記太陽光発電及び/又は風力発電によって得られる電力
    を蓄えたエネルギーによって作動することを特徴とする
    緊急遮断弁監視システム。
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