JP4487411B2 - タービン - Google Patents

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  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタービンに関するもので、例えば可変容量ターボチャージャに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のターボチャージャにおいて、ターボチャージャのタービンハウジングと排気マニホルドとを一体的に構成することはよく知られている。例えば特開2000−199427号公報(第1の従来技術という)にはエンジンの排気口に接続する複数の管部及び、管部内の排気ガス流路が合流するように設けられた集合部を有する排気マニホルドと、集合部と一体的に連結して排気ガスがそのスクロール部に流入するタービンハウジングとを鋳造一体化した排気マニホールドが開示されている。
【0003】
また、特開平7−91399号公報(第2の従来技術という)にはタービンハウジング本体の一部分を分割してその部分にタービンロータの回転軸線上に対して同心円状の仕切壁と、排気ガス流路を備えたフランジを組み込むように構成した分割タービンハウジングが開示されている。
【0004】
また、特開平10―8977号公報(第3の従来技術という)にはスクロール部を内側スクロールと外側スクロールとに区画する区画壁を設け、タービンロータを回転させる排気ガスの量が少ないエンジンの低回転域においても効率的にタービンロータを回転させることができる可変容量ターボチャージャが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第1の従来技術においては、エンジンの排気口に接続する複数の管部を集合させた集合部とタービンのスクロール部とを一体的に連結しているため、この連結している部分の鋳造欠陥が発見しにくい、という問題が生じる。特にスクロール部や、スクロール部が集合部に接続する部分においては、スクロール部が巻回した形状であるため複数の管部の出口から鋳造欠陥の有無や中子部材(例えば鋳物砂等)が内部に残っているかどうかを発見することは極めて困難である。ターボチャージャの場合、タービンロータは高速で回転するため内部に異物があるとロータに折損等が発生し、タービンロータによる仕事率が低下してターボチャージャの性能低下が起こる恐れがある。このため中子部材が内部に残っているかどうかをチェックすることは品質管理上極めて重要なことである。
【0006】
また、第2の従来技術においてはタービンロータの回転軸心に対して同心円板状に設けた仕切壁を介して分割した2つのタービンハウジングを固着してタービンハウジングを形成している。しかしながらこの方法では、第3の従来技術に開示されているような可変容量ターボチャージャのタービンハウジングを分割して形成することは不可能であった。
【0007】
それゆえ、本発明は、タービンロータの回転軸心に対して同心円筒状の隔壁を有する可変容量ターボチャージャにおいてタービンハウジングを分割して形成できるようにすると共に、排気マニホルドと一体的に形成しても鋳造欠陥や中子部材残りが発見しやすい排気マニホルド一体型のタービンを提供することをその課題とする。
【0008】
上記した課題を解決するために請求項1の発明にて講じた技術的手段は、シャフトと、前記シャフトの一端に取り付けられたタービンロータと、流体導入部、スクロール部、流体導出部を備え、前記タービンロータを収容するタービンハウジングと、前記スクロール部を内側スクロール及び外側スクロールに分割する区画壁と、を備えてなるタービンにおいて、前記タービンハウジングをアウタ部とインナ部で構成すると共に、前記区画壁を前記アウタ部及び前記インナ部のうち少なくとも前記インナ部に形成し、前記アウタ部には前記流体導入部と前記スクロール部と前記インナ部を挿入する挿入部とを形成し、前記インナ部には前記流体導出部を形成し、前記インナ部を前記アウタ部に挿入して両者を固着したことである。
【0009】
上記した手段によれば、タービンハウジングをアウタ部とインナ部とに分割して構成し、区画壁をアウタ部及びインナ部のうち少なくともインナ部に設けたことによって、タービンロータの回転軸心に対して円筒状の区画壁を有するタービンを2つの部品に分割して形成することができる。更に、アウタ部、インナ部を共に単純な形状とすることができるので鋳造性の向上や鋳造欠陥、中子残りの発見がし易くなり、製品の品質を向上させることができる。
【0010】
また、上記した課題を解決するために請求項2の発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の発明に加えて、タービンハウジングと排気マニホルドとを一体的に構成したことである。これによって、巻回する内側スクロール部がアウタ部と排気マニホルドとの接続部に存在しないので、従来は外部からの発見が困難であったタービンハウジングと排気マニホルドとを接続する部分の鋳造欠陥や中子部材残りの有無の確認がし易くなる。また、排気マニホルドと一体で構成されるハウジング部の形状が複雑なスクロール形状を有しないので鋳湯流れの改善や中子形状の簡素化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
【0012】
また、上記した課題を解決するために請求項3の発明にて講じた技術的手段は、請求項1または2に記載の発明に加えて、挿入部は断面円形状とし、インナ部は断面円形状に構成することである。これによって2つの部品を簡単な方法で精度よく製造することが可能となる。
【0013】
また、上記した課題を解決するために請求項4の発明にて講じた技術的手段は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の発明に加えて、前記区画壁は内側スクロールと外側スクロールとを連通する連通部を備えていることである。これによって、効率的にタービンロータを回転させるために必要なスクロール部内の排気ガス流れの向きを変化させる区画壁を鋳造などで製作しやすい単純な形状で構成することができる。
【0014】
また、上記した課題を解決するために請求項5の発明にて講じた技術的手段は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発明に加えて、可変容量ターボチャージャに用いられることである。これによって、インナ部をだけを交換することで内側スクロールの容積を変化させることができるので、異なる特性を有する可変容量ターボチャージャを簡単に提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に従った実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明のタービンを可変容量ターボチャージャに適用した場合を示す断面図である。
【0017】
図1において、可変容量ターボチャージャ1はコンプレッサハウジング10とタービンハウジング60とを有している。コンプレッサハウジング10にはコンプレッサ導入口12、コンプレッサ導出口14、リング状のスクロール16、18が設けられている。スクロール16、18はコンプレッサ導出口14に隣接する位置からコンプレッサハウジング10の外周によって延びて、コンプレッサ導出口14に連通する。そして、コンプレッサ導出口に近づくにつれて断面積を徐々に拡大するように構成されている。20はスクロール16、18を区画するディフューザであり、ボルト22によってコンプレッサハウジング10に取り付けられている。
【0018】
コンプレッサハウジング10に隣接するベアリングハウジング30の外周には、潤滑油導入口32が形成されている。潤滑油導入口32は、シャフト50の長手方向(軸方向という)に形成された油路34を介して枝油路36、38、40に連通しており、図示しないオイルポンプから供給される潤滑油をシャフト50とシャフト50を支持する軸受42、43、44、45、46の摺動面に供給している。この摺動面に供給された潤滑油はベアリングハウジング30の内部に形成された空間52を介して潤滑油排出口54から排出される。56は可変容量ターボチャージャ1を冷却するための冷却水通路である。
【0019】
ベアリングハウジング30に隣接するタービンハウジング60は、2つの部材から構成されている。1つはタービンハウジング60に排気ガス(流体)を導入する排気マニホルド(流体導入部)91と一体的に構成され、タービンハウジング60のスクロール部96を構成するアウタ部90である。もう一つは、排気ガスを排出する流体導出部63と、スクロール部96を外周スクロール98及び内周スクロール69に画設する区画壁67とを有するインナ部60aである。インナ部60aはアウター部90に挿入された後、ガスケット200を介してボルト201によって螺着され固定されている。アウタ部90の形成するスクロール部96は排気マニホルド91から流体導出部63に近づくにつれてその断面積が徐々に縮小されるように形成されている。
【0020】
ベアリングハウジング30の軸受42、43、44、45、46に支持されるシャフト50は、コンプレッサハウジング10側の端部においてボルト74とナット76によって固定されたコンプレッサロータ70を相対回転不能に取り付けており、タービンハウジング60側の端部においてタービンロータ80を例えば溶接などによって相対回転不能に取り付けている。コンプレッサロータ70とタービンロータ80には、それぞれ径方向に延在するコンプレッサ翼72とタービン翼82が取り付けられており、タービンロータ80を回転させることによってコンプレッサロータ70が一体的に回転するようになっている。
【0021】
図2は、図1のA−A断面を図示した図である。
【0022】
図2において、アウタ部90のスクロール部96には流体導入部たる排気マニホルド91が一体で設けられている。排気マニホルド91はスクロール部96の接線方向からスクロール部96に接続されている。排気マニホルド91からは延在してインナ部60aの区画壁67に向かって続く第2導入壁部68aに滑らかに接続される第1導入壁部94と、内側スクロール69の終端を形成する終端壁部68bに滑らかに接続する第3導入壁部95とが設けられている。この第1導入壁部94と第2導入壁部68aは後述する図示しない切替手段の位置によって排気ガスを内側スクロール69に導入するように機能する。また、排気マニホルド91とアウタ部90とが接続する部分には内側スクロール69と外側スクロール98に流れる排気ガスの流量を制御する図示しない切替手段を取り付ける取り付けフランジ93aと、インナ部60aを取り付けるフランジ部93bが設けられている。切替手段は例えば、バタフライ弁と枢軸と駆動源からなり、排気マニホルド91から内側スクロール69または外側スクロール98あるいは両方に導入する排気ガスの流量を制御するためのものである。フランジ部93bの中央にはインナ部60aを挿入するための挿入部92が設けられている。この挿入部92は軸方向に所定の長さを有する円筒形状を有し、アウタ部90を型等で鋳造した後に機械加工によって高精度に形成される。
【0023】
図3は本発明の実施の形態のインナ部を図示した正面図である。尚、図中の2点鎖線はアウタ部90の形状を示すものである。
【0024】
図3において、インナ部60aはタービンロータ80の回転軸を中心とする有底円筒形状を有している。コンプレッサ10から離隔する側の端面にはインナ部60aの径よりも大径のフランジ部61が設けられている。フランジ部61には貫通孔61aが設けられており、図1に示すボルト201が挿入され、アウタ部90と螺着する。また、フランジ部61はガスケット200のシール面として機能する。インナ部60aの外周面62は円筒形状を有し、アウタ部90の挿入部92に挿入され、インナ部60aがアウタ部90内に精度良く挿入されるためのガイドとして機能する。インナ部60aのコンプレッサ10側端面の中央付近にはタービンロータ80を回転させた排気ガスを排出する流体導出口63が形成されている。その外周に示す円は流体導出口63の端部で圧力損失が生じないように設けたベルマウス形状64を示すものである。流体導出口63の外周にはスクロール部96を外側スクロール98と内側スクロール69とに区画する区画壁67が形成されている。この区画壁67は内側スクロール69よりも外側スクロール98の方が容積の大きくなるように形成される。区画壁67には異なった角度を有する第1の傾斜面67aと第2の傾斜面67bとの間に連通孔65が形成されている。尚、この連通孔65により外側スクロール98と内側スクロール69とは連通する。第1の傾斜面67aの内側スクロール69への延長方向は時計の回転とは逆方向に回転するタービンロータの接線に近似した緩やかな傾斜面である。一方、第2の傾斜面67bの内側スクロール69への延長方向はタービンロータの回転中心の近くへ向かっている垂直に近い傾斜面である。また、区画壁67の流体導入部方向(反時計回転方向)にはアウタ部90の第1導入壁部94と連続的かつ滑らかに接続される第2導入壁面68aが形成されている。また、内側スクロール69の終端を形成する終端壁部68bが形成され、アウタ部90の第3導入壁部95と連続的かつ滑らかに接続されている。この第1導入壁部94と第2導入壁部68a、終端壁部68bと第3導入壁部95は、アウタ部90にインナ部60aをガスケット200を介して挿入した後にボルト201で螺着する際に、周方向の位置決めとして使用することができる。
【0025】
本発明の作用について説明する。流体導入口たる排気マニホルド91から導入された排気ガスはタービンハウジング60内のスクロール部に導かれ、タービンロータ80を回転させてた後、流体導出部63から排出される。タービンロータ80の回転はシャフト50を介してコンプレッサロータ70に伝達され、コンプレッサロータ70はコンプレッサ導入口12に導いた図示しないエンジンに供給する吸気ガス(大気)を圧縮してコンプレッサ導出口14を介してエンジンの吸気装置へ高い密度の吸気ガスを導いている。
【0026】
そして、排気ガスの流量が少ない低速時においては排気ガスが効率的にタービンロータ80を回転させるために、図示しない切替手段を外側スクロール98の導入口を閉鎖する位置として、第1導入壁部94と第2導入壁部68aによって排気ガスを内側スクロール69のみに導く。一方、排気ガス流量の多い高速域においては排気ガスが必要以上にタービンロータ80を回転させないために、図示しない切替手段を内側スクロール69の導入口を閉鎖する位置とし、排気マニホルド91から導入した排気ガスを外側スクロール98に導く。外側スクロール98に導かれた排気ガスが外側スクロール98を流れている間はタービンロータ80を回転させることはない。また、外側スクロール98から内側スクロール69へ流れ込むときには区画壁67の角度の異なる第1、第2の傾斜面67a、67bによって排気ガスの流れの向きがタービンロータ80の回転中心に向かって流れるように流れの向きが変えられるのでタービンロータ80を回転させる効率を著しく低下させる。尚、中速域においては切替手段を適切な位置に制御することにより所望の過給圧を得ることができる。
【0027】
上記したように、本実施形態においては、アウタ部90にはスクロール部96と流体導入部たる排気マニホルド91とが一体で設けられているだけであると共に、挿入部92によって大きく開口している。このため、従来のタービンハウジングの構成では開口が狭くて外部からの発見が困難であったスクロール部96の内側の鋳造欠陥や中子部材残り等を確認しやすくなる。また、本実施形態では排気マニホルド91とタービンハウジングとを一体で構成しているが、従来の構成では困難であった排気マニホルドとタービンハウジングの接続部の鋳造欠陥や中子部材の残りの確認が非常に容易となる。
【0028】
以上の如く、請求項1の発明によれば、タービンハウジングをアウタ部とインナ部で構成すると共に、区画壁をアウタ部及びインナ部のうち少なくともインナ部に形成し、インナ部をアウタ部に挿入し両者を固着したことによって、タービンロータの回転軸心に対して円筒状の区画壁を有するタービンを2つの部品に分割して形成することができる。これにより、従来では難しかったスクロール部の鋳造欠陥や中子部材残りの確認が行えるようになり、スクロール部の鋳造欠陥による内部の欠損や突出などで生じる排気ガスの流れ乱れや漏れを手直しによって防止し、ターボチャージャの性能を向上できる。また、内部に残っていた中子部材がタービンロータの回転により吸込まれて、タービン翼を折損させることなどを防止でき、ターボチャージャの品質を向上できる。更に、アウタ部には流体導入部とスクロール部とインナ部を挿入する挿入部とを形成し、インナ部には流体導出部を形成したことによって、アウタ部、インナ部を共に単純な形状とすることができるので鋳造性の向上や鋳造欠陥、中子残りの発見がし易くなり、製品の品質を向上できる。また、区画壁がインナ部の端面に形成されているので、区画壁に鋳造不良による欠損が生じていても手直しが可能となり、生産性の向上と性能の確保を図ることができる。
【0029】
また、請求項2の発明によれば、タービンハウジングと排気マニホルドとを一体的に構成したことによって、巻回する内側スクロール部がアウタ部と排気マニホルドとの接続部に存在しないので、従来では発見が困難であったタービンハウジングと排気マニホルドとを接続する部分の鋳造欠陥や中子部材残りの有無の確認がし易くなる。また、排気マニホルドと一体で構成されるハウジング部の形状が複雑なスクロール形状を有しないので鋳湯流れの改善や中子形状の簡素化を図ることができ、生産性を向上できる。さらに、タービンハウジングと排気マニホルドとを締結するためのフランジやボルト、ガスケットなどを設ける必要がなくなりターボチャージャと排気マニホルドの軽量化に貢献することができる。
【0031】
また、請求項3の発明によれば、挿入部は断面円形状とし、インナ部は断面円形状に構成することによって2つの部品を簡単な方法で精度よく製造することが可能となる。また、インナ部をアウタ部に挿入する際に、2つの部品のずれ等が生じにくくなるのでインナ部とアウタ部との間に隙間や段差などの発生を防ぎ、ターボチャージャの性能の低下を防止できる。
【0032】
また、請求項4の発明によれば、区画壁は内側スクロールと外側スクロールとを連通する連通部を備えていることによって、効率的にタービンロータを回転させるために必要なスクロール部内の排気ガス流れの向きを変化させる区画壁を鋳造などで製作しやすい単純な形状で構成することができる。
【0033】
また、請求項5の発明によれば、可変容量ターボチャージャに用いられることによって、インナ部だけを交換することで内側スクロールの容積を変化させることができる。これにより、内側スクロールの容量が異なる、つまり低速時の応答性が異なる可変容量ターボチャージャをインナ部を置き換えることだけで簡単に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す可変容量ターボチャージャの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すタービンハウジングのアウタ部を示す図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すタービンハウジングのインナ部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 可変容量ターボチャージャ
50 シャフト
60 タービンハウジング
60a インナ部
63 流体導出部
65 連通部
67 区画壁
69 内側スクロール
80 タービンロータ
82 タービン翼
90 アウタ部
91 排気マニホルド(流体導入部)
92 挿入部
96 スクロール部
98 外側スクロール

Claims (5)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの一端に取り付けられたタービンロータと、
    流体導入部、スクロール部、流体導出部を備え、前記タービンロータを収容するタービンハウジングと、
    前記スクロール部を内側スクロール及び外側スクロールに分割する区画壁と、を備えてなるタービンにおいて、
    前記タービンハウジングをアウタ部とインナ部で構成すると共に、
    前記区画壁を前記アウタ部及び前記インナ部のうち少なくとも前記インナ部に形成し、
    前記アウタ部には前記流体導入部と前記スクロール部と前記インナ部を挿入する挿入部とを形成し、
    前記インナ部には前記流体導出部を形成し、
    前記インナ部を前記アウタ部に挿入して両者を固着したタービン。
  2. 前記タービンハウジングと排気マニホルドとを一体的に構成したことを特徴とする請求項1に記載のタービン。
  3. 前記挿入部は断面円形状とし、前記インナ部は断面円形状に構成することを特徴とする請求項1または2に記載のタービン。
  4. 前記区画壁は前記内側スクロールと前記外側スクロールとを連通する連通部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のタービン。
  5. 可変容量ターボチャージャに用いられる請求項1乃至4のいずれか1つに記載のタービン。
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