JP4486356B2 - ハーネス収容装置 - Google Patents

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本発明は、ボックス本体とカバーとの間のハーネス導出口からワイヤハーネスを噛み込みなく引き出し及び引き込ませる構造のハーネス収容装置に関するものである。
図8は従来のハーネス収容装置であるハーネスプロテクタの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このハーネスプロテクタ51は、ハーネスの余長吸収を行うものではないが、複数本の電線57を収容する本体52とカバー53とを備え、カバー53は本体52にヒンジ56を介して開閉自在に設けられ、カバー53には本体52に対する閉止案内用のガイド板55が設けられ、本体52には、ガイド板55を内側に収容するための一対のリブ54が設けられている。
電線57はリブ54の先端に当接して、リブ間にガイド板挿入空間を確保する。それにより、リブ間へのガイド板55の挿入が電線57との干渉なくスムーズに行われ、カバー53と本体52の各ロック部(図示せず)の係合が位置ずれなく確実に行われる。
実開平1−146711号公報(第4図)
しかしながら、上記従来のハーネスプロテクタ51にあっては、電線57がリブ54の上に載った状態でカバー53を閉止した場合に、電線57がリブ54とカバー53との間に挟まれて傷付いたりするという心配があった。
本形態の電線54は丸型の絶縁被覆電線であるが、例えば電線としてフラットワイヤハーネスを用いてプロテクタの薄型化を図り、且つ常時給電のためにハーネスの余長を吸収するハーネス収容装置として、自動車のドアやトランクといった開閉部分やサンルーフ、スライドシート等のスライド部に使用した場合には、電線(フラットハーネス)の引き出し・引き込み作動中に、電線やその外周の編みチューブ等の保護材がカバーと本体との間に挟まったり、カバーと本体との間に生じた狭い隙間に入り込んで擦れたりするという心配があった。特に編みチューブを用いた場合にその素線が挟まれたり、引っ掛かったりして作動不良を起こしやすいという心配が強かった。
本発明は、上記した点に鑑み、ハーネス余長吸収を行わせる際に、プロテクタの本体とカバーとの間への電線やその保護材の噛み込みや入り込みを確実に防止することのできるハーネス収容装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るハーネス収容装置は、ボックス本体とカバーとで成るプロテクタの内側にフラットワイヤハーネスを収容し、該ボックス本体とカバーとの間のハーネス導出口から該フラットワイヤハーネスを引き出し自在としたハーネス収容装置において、前記ハーネス導出口の左右両側に沿って一対の突出板が前記ボックス本体に立設され、突出板の先端に凹状の溝と、該溝の前後両側における一対の凸状の先端部とが形成され、前記カバーに、溝に係合するリブと、各リブの前後両側において該一対の凸状の先端部を係合させる溝とが設けられ、各リブが該カバーの該ハーネス導出口内の水平な平坦面の左右両側において該平坦面と同一面に位置し、各リブが該一対の突出板の各溝に係合し、該一対の凸状の先端部が該カバー側の各溝に係合した状態で、該一対の突出板の内面に沿って前記引き出し時のフラットワイヤハーネスの幅方向両側の端部が摺接することを特徴とする。
上記構成により、ボックス本体にカバーを閉止した際に、突出板の溝にリブが進入係合し、リブの先端面よりも突出板の先端が深く入り込んで位置する。これにより、リブの先端と突出板の先端との間に隙間を生じることがなく、フラットワイヤハーネスは常に突出板の内面に接して位置する。プロテクタからフラットワイヤハーネスが引き出された際に、フラットワイヤハーネスの側端部は突出板の内面にスムーズに摺接する。これにより、ハーネス導出口においてフラットワイヤハーネスとその外周の保護材(保護チューブ)がボックス本体とカバーとの間に入り込むことが確実に防止される。また、カバーをボックス本体に閉止する際に、一対の突出板の内側にフラットワイヤハーネスが収容され、突出板の内面にフラットワイヤハーネスが接して位置するから、ボックス本体とカバーとの間への挟み込みが防止される。
また、突出板の先端部分が溝の両側の内面に接して、リブ板幅方向(溝幅方向)への突出板のガタ付きが防止される。突出板の溝がリブに係合することで、リブ板厚方向への突出板のガタ付きが防止される。このように、突出板の二次元方向へのガタ付きが防止され、突出板の位置決めが正確に行われる。
請求項に係るハーネス収容装置は、請求項記載のハーネス収容装置において、前記フラットワイヤハーネスが前記プロテクタ内の弾性部材で引き込み方向に付勢されたことを特徴とする。
上記構成により、フラットワイヤハーネスが弾性部材の付勢力でプロテクタ内に引き込まれて余長吸収される。フラットワイヤハーネスが引き込まれる際にもフラットワイヤハーネスの引き出し時と同様にボックス本体とカバーとの間への入り込みや挟み込みが防止される。フラットワイヤハーネスの引き込みは例えばドアやトランク等の開閉体の閉じ時に行われ、フラットワイヤハーネスの引き出しは開閉体の開き時に行われる。
請求項1記載の発明によれば、突出板とリブとが突出方向にラップして位置し、突出板の先端とリブの先端との間に隙間を生じることがないから、フラットワイヤハーネスの引き出し中におけるボックス本体とカバーとの間へのフラットワイヤハーネスやその外周の保護材の入り込みが確実に防止され、フラットワイヤハーネスや保護材の引っ掛かりや摩耗や傷付きが確実に防止されて、給電の信頼性が向上する。また、カバーを閉止する際に、フラットワイヤハーネスが突出板の内側に収容されて、ボックス本体との間への挟み込みが防止され、それによってもフラットワイヤハーネスや保護材の変形や傷付きが防止されて、給電の信頼性が向上する。
また、突出板の先端部分がリブ側の溝に係合することで、突出板が正確に位置決めされ、突出板の倒れや曲がり等が防止されて、カバーとボックス本体との間の隙間の発生が一層確実に防止され、フラットワイヤハーネスやその保護材の引っ掛かりや挟み込みや入り込みが一層確実に防止される。
請求項記載の発明によれば、弾性部材の付勢力によるフラットワイヤハーネスの引き込み時においても引き出し時と同様にボックス本体とカバーとの間へのフラットワイヤハーネスやその保護材の引っ掛かりや挟み込みや入り込みが確実に防止され、フラットワイヤハーネスや保護材の摩耗や傷付きが防止されて、給電の信頼性が向上する。
図1は、本発明に係るハーネス収容装置の一実施形態を示す外観図である。
このハーネス収容装置1は自動車のドアやトランク(ラゲージドア)といった開閉部分や、スライドシート、スライドドア、サンルーフ等のスライド部分に適用され、ドアやトランク等の電装品や補機に常時給電を行うもので、合成樹脂製のボックス本体(ベース)2とカバー3とで成る長方形の箱状のプロテクタ4を備えている。
図2の如く、プロテクタ4(ボックス本体2)内には、一対の圧縮コイルばね(弾性部材)5と、コイルばね5の先端でコイルばね伸長方向に付勢されたハーネスガイド部材6と、各コイルばね5の内側に挿通され、先端と基端をボックス本体2の長手方向前後の各壁部7,8で支持固定した合成樹脂製のガイドピン9と、ボックス本体2の底側の壁部10(図1)とハーネスガイド部材6の外周面とカバー3(図1)の壁部11(図4)とに沿って略U字状に折り返して配索されるフラットワイヤハーネス(ワイヤハーネス)12とが備えられている。
これらの内部構成部品5,6,9とプロテクタ4とで図1のハーネス収容装置1が構成されている。ハーネス収容装置1は例えば図1の姿勢(図2とは上下逆の姿勢)でボックス本体2が係止クリップ等の図示しない係止手段で車体側に固定される。
本例のフラットワイヤハーネス12はフラットケーブル13(図2)を合成樹脂製のフラットで滑りの良い網状の保護チューブ14内に収容して構成され、ハーネスガイド部材6との摺接やプロテクタ4のハーネス導出口15(図1)との摺接あるいは外部との干渉等から安全に保護されている。フラットケーブル13(図2)は帯状の絶縁シート13aと、絶縁シート13aに配索された複数本の回路導体13bとで構成される。
図2でフラットワイヤハーネス12の基端側の部分12aはボックス本体2の底壁10(図1)に沿って90゜方向に折り曲げられて、ボックス本体2の前壁7寄りで一側壁16の開口からコネクタ保持壁17内に導出されて保持壁17内の一方のコネクタ18に続いている。フラットケーブル13の基端には複数の端子(図示せず)が接続され、各端子が合成樹脂製のコネクタハウジング内に配置されてコネクタ18を構成している。
フラットワイヤハーネス12の長手方向中間部はハーネスガイド部材6の外周面に沿って180゜屈曲され(図2では90゜上向きに屈曲しているが、実際にはU字状に折り返されて図1の如くプロテクタ4の前端のスリット状のハーネス導出口15から外部に導出される。ハーネスガイド部材6は、フラットワイヤハーネス12を沿わせる中央の断面半円状の部分(符号6で代用)と、各コイルばね5の先端を当接させる左右両側の環状の部分6aとで構成されている。
フラットケーブル13の先端側には基端側と同様に他方のコネクタ(図示せず)が設けられている。基端側のコネクタ18が車両ボディ側(電源側)のワイヤハーネスに接続され、先端側のコネクタがドアやトランクといった開閉側のワイヤハーネスにコネクタ接続される。一例としてプロテクタ4が車体に水平に配置され、フラットワイヤハーネス12の外部に導出された中間部が図示しないガイド部材に沿ってさらに上向き(垂直)に屈曲されて、先端側のコネクタがトランク側にコネクタ接続される。
図2及び図3に示す如く、ボックス本体2の前壁7の中央上部にハーネス導出口15となる凹部20が形成され、凹部20の左右両端に、フラットワイヤハーネス12の幅よりもやや広い間隔でハーネス案内用の一対の突出板(突出部)21が上向き(垂直)に突出して前壁7と一体に設けられ、一対の突出板21はハーネス長手方向に沿う内側の平坦面21a(図3)を有し、且つ各突出板21の先端部21bの幅方向中央に凹状の溝22を有して、板厚方向(ハーネス幅方向すなわちプロテクタ幅方向)に対向して位置している。突出板21の溝22は矩形状に切欠形成されている。
一対の突出板21はボックス本体2の前壁7の上端(符号20で代用)に直交して位置している。なお、前壁7の上端とは図2の姿勢における説明の便宜上のものであり、図1の姿勢においては前壁7の下端となる。広い意味では前壁7の先端である。また、前壁7とはあくまでもハーネス導出側を前とした場合におけるものであり、車両搭載時の方向とは必ずしも一致するものではない。
一対の突出板21の間で前壁7の上端は前壁7の板厚よりも厚く鍔状に形成されて、フラットワイヤハーネス12を面接触させるやや幅広な平坦面(符号20で代用)となっている。図3の如く突出板21は前壁7の内側面(符号7で代用)に沿って垂直にリブ状に延長されて底壁10まで達している。一方のリブ23と側壁24との間及び他方のリブ23と前壁7の段部25との間に図2のガイドピン9の基端の鍔部26が位置決め係合される。リブ23と一体化したことで突出板21の強度(曲げ強度や座屈強度等)が高められている。
図3の如く、ボックス本体2の幅方向中央にハーネス配索用の凹部27が長手方向に形成され、凹部27の左右両側にコイルばね配置用の断面円弧状の部分28が長手方向に形成され、凹部27の前端部分(符号10で代用)は直交方向のコネクタ保持壁17内に連通している。前端部分10にフラットワイヤハーネス12(図2)の直交方向の折り返し部(符号13で代用)が配置される。コネクタ保持壁17にはコネクタ18(図1)が係止手段で係止されている。
図3でボックス本体2の外周壁には、カバー3に対する複数の係止枠部29が設けられている。図2の如く前壁7の一対の突出板21の外側近傍にも係止枠部29が設けられ、後述のカバー3の係合突起42(図4)との係合によって、プロテクタ4(図1)のスリット状のハーネス導出口15が上下に開かないように補強される。ハーネス導出口15は図1の如くボックス本体2とカバー3との間(接合部分)に形成される。
図4(a)にカバー3の内側を示す平面図、図4(b)に同じくカバー3の前面図、図5にカバー3の要部を示す如く、カバー3の前側の壁部30の中央には、スリット状のハーネス導出口15をなす凹部31が形成され、凹部31には、フラットワイヤハーネス12(図2)を面接触で支持するやや幅広の水平な平坦面(符号31で代用)を有する壁部32が形成されると共に、凹部31の左右両側に垂直な平坦面33を含む壁部34が形成され、凸状の壁部32と垂直な壁部34との間に、ボックス本体2の突出板21(図2)の溝22に対する係合用の短いリブ35がハーネス幅方向に壁部32と同じ高さで形成され、リブ35の前後にはハーネス長手方向の短い溝36が形成され、溝36の中間にリブ35が位置している。リブ35の高さは突出板21(図2)の溝22の深さとほぼ同じないし若干低く設定される。
リブ側の溝36はカバー3の天壁(主壁)11の中央の凹部(符号11で代用)の水平な内壁面に同一平面で続いている。凹部11に図2のフラットワイヤハーネス12の折り返し側の部分12bが接して位置する。凹部11の左右両側にはハーネス長手方向のリブ37を介してコイルばね収容部38が位置している。カバー3はボックス本体2よりも薄く(低背に)形成されている。カバー3の一側壁39には、ボックス本体2のコネクタ保持壁17(図2)に合体する保持壁40が突出して設けられている。図4(b)でカバー3の凹部31内に見える壁部41はカバー3の後壁である。
カバー3の外周壁(前壁と後壁と両側壁)には、ボックス本体2の係止枠部29に対する係合突起42が設けられている。ハーネス導出用の凹部31の両側近傍に係合突起42が位置している。ボックス本体2とカバー3とはこれら係止手段29,42によってしっかりと係止される。ボックス本体2とカバー3との各凹部20,31が上下に合体して横長スリット状のハーネス導出口15(図1)が構成される。
カバー3がボックス本体2に接合係止された状態で、図2のボックス本体2の一対の突出板21の先端部21bがカバー3の左右各一対の溝36内に進入係合し、各突出板21の溝22にカバー3の溝36内の各リブ35が進入係合する。突出板21とリブ35とは直交(交差)して位置する。突出板21の内面21a(図3)はカバー3の凸状の水平な壁部32の側端面32a(図5)に接し、突出板21の外面21c(図3)はカバー3の垂直な壁部34(図5)の内面33に接する。
突出板21とリブ35とが直交(交差)して係合することで、ハーネス導出口15においてボックス本体2とカバー3との間に隙間が生じることが確実に防止され、ボックス本体2とカバー3との間へのフラットワイヤハーネス12の薄い側端部12c(図2)の噛み込みや入り込みが確実に阻止される。
すなわち、図5のカバー3のリブ35に図2のボックス本体2の突出板12の溝22が係合し、且つ突出板21の先端部21bがリブ35よりも深くリブ側の溝36に進入することで、リブ35と突出板21との間には隙間が生じ得なくなり、常にフラットワイヤハーネス12の側端部12cが突出板21の内面21aに接することとなる。隙間を生じるためには、突出板21の溝22の深さ寸法以上にカバー3を開かなければならず、これは係止手段(係止枠部29と係合突起42)で阻止されているから、隙間の生じようがない。
このように、フラットワイヤハーネス12の引出時や引込時にフラットワイヤハーネス12の側端部12cが常に突出板21の内面21aに摺接して、ボックス本体2とカバー3との間へのフラットワイヤハーネス12(特に外周の網状の保護チューブ14)の入り込みが阻止され、フラットワイヤハーネス12の側端部12cの引っ掛かりや摩耗やほころびや傷付き等が確実に防止される。フラットワイヤハーネス12の引出動作はドアやトランクといった開閉体(図示せず)を開ける際に行われ、引込動作(余長吸収)は開閉体を閉める際に行われる。
また、ボックス本体2にカバー3を閉止する(組み付ける)際にも同様に隙間が生じることがなく、且つフラットワイヤハーネス12の側端部12cが、高く突出した一対の突出板21の内側に収容されているから、フラットワイヤハーネス12(特に保護チューブ14)をボックス本体2とカバー3との間に挟み込む心配がない。
上記実施形態においてはボックス本体2の突出板21に溝22を設け、カバー3にリブ35を設けたが、図6〜図7に示す如く、ボックス本体2’の突出板(突出部)21’の先端21b’に凸部22’を設け、カバー3’に凹部35’を設けて、凸部22’を凹部35’に進入係合させる構造とすることも可能である。図6〜図7で凸部22’を有する突出板21’や凹部35’以外の構成は前例と同様であるので、前例と同じ符号を付して説明を省略する。
凸部22’は突出板21’の横幅よりも幅狭な矩形状に形成され、凹部35’は凸部22’にガタ付きなく係合するように、凸部22’の板厚よりも若干広く、且つハーネス長手方向(カバー長手方向)に幅広に形成されることが好ましい。凹部35’はスリット状のハーネス導出口をなすやや幅広な平坦な壁面31に垂直に掘り下げて設けられ、凹部35’の深さは凸部22’の突出長さよりも若干深く形成される。
凸部22’が凹部35’に進入係合することで、凸部22’と壁面31とが交差し、たとえ突出板21’が浮き上がった場合でも、凸部22’の内側面22a’と壁面31とが常に交差して位置し、フラットワイヤハーネス12(図2)が常に凸部22’の内側面22a’に接して、フラットワイヤハーネス12(特に外周の保護チューブ14)の引っ掛かりや挟み込みや擦れ等が確実に防止される。
なお、上記各実施形態においては、ボックス本体2,2’に、溝22又は凸部22’を有する突出板21,21’を設け、カバー3,3’にリブ35又は凹部35’を設けたが、その逆に、カバー3,3’に、溝22又は凸部22’を有する突出板(突出部)21,21’を設け、ボックス本体2,2’にリブ35又は凹部35’を設けることも可能である。
また、上記実施形態においては、フラットワイヤハーネス12を付勢する弾性部材として一対のコイルばね5用いたが、コイルばね5を中央に一本のみ配設してハーネスガイド部材6の中央部をコイルばね5で直接付勢したり、コイルばね5に代えて波形の板ばね(図示せず)を用いたりすることも可能である。
また、上記実施形態においては、突出部として突出板21,21’を用いたが、突出板21,21’に代えて厚肉ブロック状の突出部を設けることも可能である。この場合でも相手側のリブ35を交差方向に係合させる溝22や、凹部35’に係合する凸部22’は必須である。
また、上記実施形態においてはフラットワイヤハーネス12として、可撓性のフラットケーブル13の外周を屈曲自在の保護チューブ14で覆ったものを用いたが、保護チューブ14を廃止し、フラットケーブル13の外面を摺動性のよい絶縁保護皮膜(シート等)で覆ったものを直接用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、ワイヤハーネスとしてフラットワイヤハーネス12を用いたが、フラットケーブル13に代えて複数本の細目の絶縁被覆電線(図示せず)を横一列に配置してフラット状のワイヤハーネスとして用いることも可能である。
本発明のハーネス収容装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 ハーネス収容装置のボックス本体側の内部構造を示す斜視図である。 ボックス本体の一実施形態を示す斜視図である。 (a)はカバーの一実施形態を示す平面図、(b)は同じくカバーの前面図である。 カバーのハーネス導出口側を示す要部斜視図である。 ボックス本体の他の一実施形態の要部を示す斜視図である。 カバーの他の実施形態の要部を示す斜視図である。 従来のハーネスプロテクタの一形態を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 ハーネス収容装置
2,2’ ボックス本体
3,3’ カバー
4 プロテクタ
5 コイルばね(弾性部材)
12 フラットワイヤハーネス(ワイヤハーネス)
15 ハーネス導出口
21,21’ 突出板(突出部)
22 溝
22’ 凸部
35 リブ
35’ 凹部
36 溝

Claims (2)

  1. ボックス本体とカバーとで成るプロテクタの内側にフラットワイヤハーネスを収容し、該ボックス本体とカバーとの間のハーネス導出口から該フラットワイヤハーネスを引き出し自在としたハーネス収容装置において、
    前記ハーネス導出口の左右両側に沿って一対の突出板が前記ボックス本体に立設され、突出板の先端に凹状の溝と、該溝の前後両側における一対の凸状の先端部とが形成され、前記カバーに、溝に係合するリブと、各リブの前後両側において該一対の凸状の先端部を係合させる溝とが設けられ、各リブが該カバーの該ハーネス導出口内の水平な平坦面の左右両側において該平坦面と同一面に位置し、各リブが該一対の突出板の各溝に係合し、該一対の凸状の先端部が該カバー側の各溝に係合した状態で、該一対の突出板の内面に沿って前記引き出し時のフラットワイヤハーネスの幅方向両側の端部が摺接することを特徴とするハーネス収容装置。
  2. 前記フラットワイヤハーネスが前記プロテクタ内の弾性部材で引き込み方向に付勢されたことを特徴とする請求項記載のハーネス収容装置。
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