JP4484615B2 - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、及び光ディスクドライブ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には対向する2つの辺(トラッキングコイルの左側、トラッキングコイルの右側)24l、24rに流れる電流の向きが反対になるように巻回したトラッキングコイル24と、該トラッキングコイルに対置したマグネット7とを備え、該マグネットの極性がトラッキングコイルの上記2つの辺にそれぞれ対向する部分(マグネットの左側前面、マグネットの右側前面)7lf、7rfにおいて異なるように着磁させた対物レンズ駆動装置が開示されている。
また特許文献2には対物レンズを保持するレンズホルダを駆動するためにレンズホルダに固定され、同一平面に配置された略矩形フォーカシングコイル及び略矩形トラッキングコイルを有し、フォーカシングコイルのフォーカシング方向に垂直な2辺の巻回部に対向してそれぞれ逆磁極を配置し、トラッキングコイルのトラッキング方向に垂直な2辺の巻回部に対向してそれぞれ逆磁極を配置したマグネットと、を備える対物レンズ駆動装置が開示されている。
また特許文献3には、相互に隣接する2つの異なる磁極領域により構成される着磁パターンを有し、2つの磁極領域の境界線により規定される角部において、角部の内側の磁極領域は、角部の外側の磁極領域方向へ張り出している張り出し領域を有する。張り出し領域の存在により、角部の特に頂点に近い位置における磁束密度の不足が改善され、近接して配置されるプリントコイル基板に望ましい磁界を与えることができるマグネットが開示されている。
また特許文献4にはフォーカスコイル53、63をレンズホルダ30に固定するあたり、フォーカスコイル自身の重心がトラッキングコイルから発生する駆動力の作用線よりもフォーカス方向の下方側に位置するレンズ駆動装置が開示されている。
また特許文献5にはY方向とZ方向とを含む面に対して垂直に着磁された第1のフォーカシング駆動用磁石34と、これと平行かつ反対方向に着磁されY方向に隣接配置された第2のフォーカシング駆動用磁石35と、Z方向に電流が流れる第1の辺38aが駆動用磁石34の表面近傍に位置し、第1の辺38aと平行かつ反対方向に電流が流れる第2の辺38bが駆動用磁石35の表面近傍に位置するよう固定されたフォーカシング駆動用コイル38と、Y方向とZ方向とを含む面に対して垂直に着磁され、駆動用磁石34、35にZ方向に隣接配置されたトラッキング駆動用磁石36、37と、Y方向に電流が流れる第1の辺39a、40aのみが駆動用磁石36、37の表面近傍に位置するよう固定されたトラッキング駆動用コイル39、40とを備える対物レンズ駆動装置が開示されている。
上記特許文献1には、フォーカスコイルの一辺のみに作用する推力で、フォーカス制御するので、磁石の着磁パターンは単純で済み、トラッキングオフセットによる、推力変動を小さくすることができる。しかし、コイル全長に対し、推力発生に有効な部分が少ないので、コイル抵抗が大きく効率的に推力に変換できないものであった。
また特許文献2には、コイルに対向する磁石の面を、二つのL字型と矩形型の4つの領域に分割着磁し、中央にトラックコイル、その両側にフォーカスコイルを配置することが示されている。しかし、コイルが矩形型であり、この構成の着磁パターンと矩形型コイル配置によって、必然的に生じるチルト発生は、チルトセンサでチルトを検出し、フォーカス推力の差動により、チルトを補正しなければならなかった。
また特許文献3には、実際の磁束密度分布がほぼ直角に分割されるように、磁石の磁極境界が直角で仕切られる場合、角部を内側は張り出させ、外側はその分がへこむ形にして、理想的な磁束密度分布を得るようにしている。しかし、この場合は、着磁パターンが複雑になり、着磁機の加工が困難であり、コストが高くなるものであった。
また特許文献4においては、フォーカスコイルによって可動部の重心を下げ、カウンタウェイトを不要にしているが、フォーカスコイルの取り付け位置を規定しているだけで、コイル形状と磁束密度分布の対応については述べられていない。
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、モータを大型化することなく、より大きな推力を得ることが出来る対物レンズ駆動装置と、そのような対物駆動装置を備えた光ピックアップ及び光ディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
また請求項2記載の発明は、前記トラッキングコイル作製の際に、短い側のコイルワイヤを巻いた後、その外側に長いコイルワイヤを続けて巻きつけるようにしたことを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、前記トラッキングコイルを、略台形形状にしたことを特徴とする。
また請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする。
また請求項6記載の発明は、請求項5に記載の光ピックアップを備えることを特徴とする。
また請求項2に記載の本発明によれば、長さが異なるコイルを連続的に巻きつけることで、対物レンズのチルトを抑制できるコイルを容易に作製可能にする。
また請求項3に記載の本発明によれば、取り付け角度を変えるだけで、コイル自体を複雑な形状にすることなく、トラッキング駆動時の推力発生のアンバランスを軽減することができる。
また請求項4に記載の本発明によれば、形状をわずかに変形させるだけで、トラッキング駆動によるチルトの発生を抑制することができる。トラッキングコイル下側を狭めることによって、フォーカスコイル下側を広げるスペースが得られるので、対物レンズ駆動部を大型化させずに済む。
また請求項5又は6に記載の本発明によれば、供給された電力を効率良く推力に変換できるので、少ない電力で駆動させることができる。そのため、ノートパソコンなどの、携帯機器に搭載した場合にも、電池が長くもつ。また、少ない電流で駆動できるので、ジュール熱の発生を防ぐことができる。チルトを抑制する機構になっているので、光学性能を劣化させない。
図1は本発明による対物レンズ駆動装置の一実施形態の外観斜視図であり、図2は図1に示した対物レンズ駆動装置の一方に磁石を取り除いた外観斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の対物レンズ駆動装置は、対物レンズ1を保持するレンズ枠3と、レンズ枠3を駆動するために、レンズ枠3を挟むように設けられたフォーカスコイル5及びトラッキングコイル7と、フォーカスコイル5とトラッキングコイル7の両端面と対向するようにベース9上に配設された磁石11a、11bとを有している。なお、フォーカスコイル5とトラッキングコイル7の配置は、対向する磁石面の着磁パターンによるので、これに限定されるものではない。
以下、本発明の実施の形態に係る磁石とコイルの構成及び配置関係について説明する。
まず図3、図4を用いて、本発明の第1の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置について説明する。
図3、図4は、分割して形成された磁石の磁極とコイルとの位置関係を示す説明図である。
この場合、図3に示すように、コイル端面と向かい合う磁石の面をコの字型のS極面11aと、矩形型のN極面11bに磁極を分割し、中央にフォーカスコイル5、その両端にトラッキングコイル7a、7bを配置してコイルが磁極の境を跨ぐような構成している。そして、それぞれのトラッキングコイル7の右辺側7aと左辺側7bで、対向する磁極の極性が異なっていれば、トラック方向にのみ対物レンズ1を駆動させることが可能となる。また、この場合は、鉛直方向のN極面11bの長さとS極面11aの長さが異なるので、図4に示すように、右側のトラッキングコイル7aの右辺と、左側のトラッキングコイル7bの左辺は、それぞれ反対側の辺よりも長くするようにしている。
このように、第1の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置は、磁極の分割に応じて、コイルの有効部分の長さを変えることにより、モータを大型化させず、より大きな推力を得ることが出来るようになる。
第2の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置は、磁石11の表面が水平方向あるいは垂直方向に非対象に分割したうえで、トラック方向の駆動力を発生させるためのトラッキングコイル7と、このトラッキングコイルに近接に、フォーカス方向の駆動力を発生させるためのフォーカスコイル5とを、レンズ1の載置されたレンズ枠3の両側に設けるようにしている。そして、この場合は、後述するように、トラッキングコイル7またはフォーカスコイル5の少なくとも一方のコイルを略平行四辺形にし、2つの駆動に有効な部分の略中央が、それぞれ磁束密度が略最大となる位置に配置するように構成した点に特徴がある。
ここでまず、フォーカスコイル5及びトラッキングコイル7に対向する磁石11の面を、図5または図6に示すように、フォーカスコイル5及びトラッキングコイル7と向かい合う面の磁極が分割されるように着磁させる。
ここで、図7に示すように、フォーカスコイル5が磁石11のN極面11bとS極面11aを跨ぐように配置されているので、⇒方向に電流を流すと、それぞれの位置で→方向に推力が発生し、コイルでは上向きの推力が発生する。この時、推力Fは、F=L×I×B(L:有効長さ(フォーカスコイルの場合トラッキング方向に電流が流れる部分)、I:電流、B:磁束密度)で求められる。電流やコイルの長さが限られてしまうので、コイル有効部を磁束密度の大きいところに配置できれば、大きな推力が得られる。
ここで、図8及び図9の左半分に注目してみると、上側の磁束密度の数値が最小となる点と下側の最大となる点は、図10に示すように横方水平方向でずれている(図中で距離d)。当然右側も同じように磁束密度の分布が水平方向でずれることになる。なお、図8及び図9に示した+、−の符号は、磁束(磁石の面に垂直な方向成分)の方向(奥行き方向)が、手前から奥に向かっているか、或いは奥から手前に向かっているかの違いを示しており、発生する推力は、絶対値が大きいほど、大きな推力が得られるものとされる。
すなわち、フォーカスコイル5の上辺側と下辺側で、横方向の磁束密度の最大となる点がずれているので、矩形状コイルをレンズ枠に傾けずに取り付ける場合、コイルの上辺と下辺の両方を、磁束密度最大の位置に配置することができない。そのため、効率的に、電力が推力に変換されず、大きな推力を得ることができない。
そこで、第2の実施の形態では、フォーカスコイル5の上側と下側で、それぞれに磁束密度が大きくなるところにフォーカスコイル5のワイヤを配置するために、上辺側と下辺側をずらすと、図11に示すようにフォーカスコイル5は、略平行四辺形になり、上下のそれぞれの辺で、ワイヤを横切る磁束密度が最大になる配置にすることができる。
すなわち、第2の実施の形態では、磁石表面が水平方向または垂直方向に非対称に分割着磁された磁石11に対向するトラッキングコイル7またはフォーカスコイル5の少なくとも一方のコイルを略平行四辺形にし、2つの駆動に有効な部分の略中央が、それぞれ磁束密度が略最大となる位置に配置するようにしている。
また、これまでの説明では、トラッキングコイル7の両側に、フォーカスコイル5を2つ配置した例を示しているが、フォーカスコイル5が一つであっても良く、磁極分割によって、フォーカスコイル5の上辺側と下辺側で、磁束密度のピークが水平方向でずれているときには、推力への変換効率を向上させることができる。
また、ここでは、フォーカスコイル5を例に挙げて説明したが、第1の実施の形態で説明した磁極の分割やコイル配置の場合(図4参照)などには、第2の実施の形態がトラッキングコイル7に対しても適用することが可能である。
第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態と同様の構成とされる。つまり、磁石11の表面が水平方向あるいは垂直方向に非対象に分割したうえで、トラック方向の駆動力を発生させるためのトラッキングコイル7と、このトラッキングコイルに近接に、フォーカス方向の駆動力を発生させるためのフォーカスコイル5とを、レンズ1の載置されたレンズ枠3の両側に設けられている。
そして、トラッキングコイル7またはフォーカスコイル5の少なくとも一方の駆動に有効な部分の長さが他方と異なるように構成している。
図13は、上記図8に対応したトラッキングコイル7またはフォーカスコイル5による磁束密度の分布を示し、図14は、上記図13のA−A’、B−B’の範囲での磁束密度の分布を示している。
図14に示す磁束密度分布から、上側(A−A’)は水平方向に磁束密度の変化が大きいので、トラッキングによって、磁石とコイルの位置関係がずれると、コイルを横切る磁束が大きく変化する。磁束密度のピークに対して、磁束変化は左右対称でないので、トラッキングで磁石とコイルの位置関係がずれると、左右のコイルに発生する推力に差が出てしまう。図15〜図17はその説明図で、曲線は、コイル位置による発生推力変化を示し、↑は左右のフォーカスコイルの位置を示している。図15はトラックオフセットがない状態を示し、発生推力が左右で釣り合っている。しかし、図16に示すように、右側にレンズ枠が移動したときは、右側の推力の落ち込みに比べ、左側の推力の落ち込みが大きいので、右側の推力が左側の推力よりも大きくなる。このため、モーメントが発生し、反時計周りのチルトが発生する。図17はレンズ枠が左に移動した場合を示し、図16とは反対に右側の推力が大きくなり、時計周りのチルトが発生してしまう。
フォーカスコイル5が一つの場合には、左右の発生推力差による、チルトは発生しない。しかし、トラック方向によって、フォーカス方向の推力定数(一定電流当たりの推力)が変わってしまい、フォーカス制御が難しくなる。
それに比べて下側(B−B’)は、水平方向に位置がずれたとしても、上側(A−A’)ほどは大きく磁束密度は変化しない。コイル有効部が上側では、幅dに、下側では幅cに収まっていれば、トラッキングによる磁束密度の変化の影響を、ほとんど受けないことが分かる。
そこで、トラッキングによる磁石とコイルの位置ズレの影響がでにくい、コイル下辺部を長くして推力を稼ぎ、コイル上辺部は、磁束変化の影響を受けにくくなるように短くする。この条件でコイルを作ると、図20に示すように、表面が水平方向または垂直方向に非対称に分割着磁された磁石11に対向するフォーカスコイル5a、5bは、一方の駆動に有効な部分の長さが、他方と異なるように略台形形状となる。このようにすれば、トラッキング方向にオフセットされた状態で、フォーカス駆動させる場合、コイルの上辺は、磁束密度の変化率の小さい範囲を移動するので、推力のバラツキを抑えることができる。
フォーカス駆動の差動や、チルト制御するためのコイルを設けたりすることによって、対物レンズをチルトさせる場合も、意図して発生させるわけではないチルトの発生を抑えることができるので、チルト制御を適切に行うことができる。
フォーカスコイル5が一つであっても、トラックにより、コイルが受ける磁束密度の変化が少なくなるので、トラック位置によって、フォーカス方向の推力定数が変わってしまうことがない。
なお、今後、特に説明がない限り、本発明はフォーカスコイル5が一つの場合も含むこととする。
また、フォーカスコイルを例に挙げて説明したが、第1の実施の形態で説明した磁極の分割やコイル配置の場合などには、第3の実施の形態をトラッキングコイル7にも適用することが可能である。
このように、第3の実施の形態によれば、トラック移動による磁束密度分布の変化の大きい場所を横切る辺を短くし、変化の小さな位置のコイルワイヤを長くすれば、トラッキングやフォーカスの位置によって、推力のバラツキが発生するのを抑制することができるようになる。
通常、対物レンズ駆動装置は、駆動中心と可動部の重心位置をそろえたほうが良いことがわかっているが、対物レンズと対物レンズ枠の材質、形状、コイルの大きさや取り付け位置などによっては、それらの位置がずれてしまうことがある。それを解消するために、バランサ部材をつけるなどして重心を調整する必要が生じる。この結果、可動部重量が増えてしまうものであった。
そこで、第4の実施の形態では、上記第2の実施の形態で示したような対物レンズ駆動装置において、二つのフォーカスコイル5a、5bの駆動に有効な部分の長さの違いによって、可動部のバランサとして機能させるようにしている。
すなわち、上記第3の実施の形態では、上辺と下辺の長さが異なるコイルを使う方法について述べたが、磁石の分割の上下を反転させれば、図21、図22、図23、及び図24に示すように、フォーカスコイル5a、5bの長くなる辺が上側になっても下側になっても発生推力に関しては変わらないことになる。
このとき、フォーカスコイル5a、5bの下辺が長くなるように、磁石11の磁極を分割することで、特にフォーカスコイル5a、5bが巻き線コイルの場合、コイルの重量があるために、可動部の重心を下側に持っていくことができる。また逆に、フォーカスコイル5a、5bの上側を長くするように、磁石11の磁極を分割すると、可動部の重心を上側にずらすことができる。コイルの重心が偏っていることを利用して、上記第3の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置の効果に加え、フォーカスコイル5a、5bな度によって、可動部の重心位置の調整が行える。この結果、レンズ枠に余計なに肉をつけたり、別のバランサ部材を取り付けたりしなくても、可動部の重心位置を調整することができる。
このように、第4の実施の形態によれば、フォーカスコイル5a、5bの重心の偏りをバランサに使うことができるので、特別に可動部の重量を増す必要もない。フォーカスコイル5a、5bの上下の重量差だけで足りなかったとしても、重量増加を最低限に抑えることができる。
通常、磁石11に近い側と遠い側では、コイルワイヤを横切る磁束密度分布が異なる。このため、駆動方向が同じコイルであっても、磁石との距離によって、適したコイルの投影形状が異なる。しかし、巻き線コイルの場合は、磁石からの距離に応じて、部分的に投影形状を変えることは困難である。
そこで、第5の実施の形態では、上記第2の実施の形態の対物レンズ駆動装置において、コイルをプリントコイルにより形成してコイル基板の層によって、コイルの駆動に有効な2つの部分の長さ比を違えるようにしている。
図25に示すように、先に図13で示した水平方向の磁束密度の変化を磁石11からの距離で比較すると、磁石11から遠くなると、磁束密度が小さくなり、磁束密度分布の勾配が小さくなり、磁石に近いと逆に、全体的に磁束密度が大きくなるが、わずかにずれただけで、大きく磁束密度が変化することがわかる。
トラッキングした状態で、フォーカスコイル5が発生させる推力の差は、磁石に近い層で発生しやすく、遠い層で発生する推力差は影響が小さいと考えられる。
そこで、例えば、磁石11に近い側の層のフォーカスコイルパターン5cは、図26に示すように上辺部を短くしてトラッキングによる推力変化の影響を出づらくし、また、磁石11から遠い側の層のフォーカスコイルパターン5dは、図27に示すように上辺を長くして、より推力を発生させるようにする。そして、図28に示すように、これら2つのフォーカスコイルパターン5c、5dを積層するようにしている。巻き線コイルでは、軸方向に部分的に形状を変えることができないが、プリントコイルの場合、コイル基板の層ごとにパターンを変えられるので、磁石との距離に応じてコイルパターンを変える。
このように、第5の実施の形態によれば、プリントコイルの各層ごとで、コイルのパターンを変えるので、チルトの発生を抑えながら必要な推力を確保することができるようになる。
例えば、磁束密度の分布がピークに対して左右対称でないために、トラック方向の駆動により、磁石の中央境界に近づくフォーカスコイルと、磁石の中央から遠ざかるフォーカスコイルで推力差が生じてしまう。そのため、左右のコイルで発生する推力の差を抑えるために、有効部の変動の少ない部分に配置する例を第3の実施の形態として示したが、有効部が短くなるために、必要推力を得られないことが有り得る。
そこで、第6の実施の形態では、上記第2の実施の形態で示した対物レンズ駆動装置のフォーカスコイル5をプリントコイルにより形成し、プリント基板の層によって、コイルの駆動に有効な2つの部分の相対位置関係を違えるようにしている。
また、上記第3の実施の形態においてトラッキングによる位置の変化で、フォーカス方向の推力のバランスが崩れることを説明したが、上辺側を短くするので、その部分で得られる推力が少なくなってしまう。
そこで、図29〜図31に示すように、フォーカスコイル5を形成する各層のフォーカスコイルパターン5e、5f、5gごとに、上辺部位置をずらすようにして図32に示すように積層してフォーカスコイルを形成する。この場合、各層ごとの最も効率よく推力変換できるトラック位置は異なるが、トラッキングによりそれぞれの層での発生推力が変化したときに、各層で一律に推力が低下するのではなく、推力が増える層のコイルがあるので、推力変化が平均化され、左右の推力の差を軽減できる。各層のフォーカスコイルパターン5e〜5gで発生する推力を平均化することにより、チルトの発生を抑えることができているので、コイル上辺側を長くすることができ、推力を稼ぐことができる。
このように、第6の実施の形態によれば、各層のフォーカスコイルパターンをずらして、コイルパターンを横切る磁束密度の変化の影響を、受けづらくすることができるので、レンズ枠のチルトの発生を抑制することができる。
まず、図5に示したようにトラッキングコイル7が配置されていれば、理想的には、図33のように⇒方向に電流を流すと、フレミング左手の法則により、矩形コイルの左右の辺には、左方向の推力が発生し、上下方向の辺には、それぞれの位置で上方向と下方向の推力が発生するが、それぞれ相殺されて、フォーカス方向への推力発生がなくなる。しかし、実際に奥行き方向の磁束密度の分布を見ると、磁石11の表面はN極面11bとS極面11aに分かれているが、空気を挟んで、わずかに隙間が空くと、図8に示すように磁束密度分布が変化し、単純にN極面11bとS極面11aが分かれている前提で、推力の発生を考えるわけには行かなくなる。
例えば、トラッキングコイル7を対向する部分の磁束密度の分布を見ると、上側の磁束密度が小さく、下側が大きくなる。そのため、発生する推力は、F=L×I×B(L:有効長さ、I:電流、B:磁束密度)で求められるが、トラッキングコイル7の上側と下側でBの値が異なるため、図34に示すようにトラッキングコイル7と磁石11の相対位置関係よっては、回転力が発生してしまい、対物レンズのチルトの原因になる。
そこで、第7の実施の形態では、上記図1及び図2に示したような対物レンズ駆動装置の磁束密度分布に応じて、トラッキングコイル7の巻き数を部分的に変えるようにしている。
図35に示すように、フォーカス方向(図中縦方向)に長さの異なるトラッキングコイル7、8を組み合わせて、磁束密度が小さい側に偏らせて、短いコイル8を配置する。
コイル8を磁束密度の小さい側に偏らせて配置することにより、トラッキングコイルの上側と下側の発生推力のアンバランスを解消でき、トラック駆動によるチルトの発生を抑制することができる。
フォーカス駆動の差動により、対物レンズをチルトさせる場合も、意図して発生させるわけではないチルトの発生を抑えることができるので、チルト制御を適切に行うことができる。
このように形態のトラッキングコイル7だと重心が上にずれてしまうが、第4の実施の形態との組み合わせにより重心を下げることもできる。
このように、第7の実施の形態によれば、トラッキングに作用する磁束分布に応じて、上側と下側でコイルの配置されるコイルワイヤの本数が変わるので、チルト方向に推力が発生するのを防ぐことができる。
例えばトラッキングコイル7の上側と下側で、有効長の長さを変えるように配置するために、第7の実施の形態で示したように、トラッキングコイルを2種類用意して結線すると組み付け作業が煩雑になる。また作業のバラツキにより、品質が不安定になる要因にもなる。軸方向に重ね合わせると充分な推力が得られない。
そこで、第8の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置においては、磁石11の表面がL字型との矩形型で略直角に磁極を分割した部分を含むように複数に着磁したうえで、トラック方向の駆動力を発生させるためのトラッキングコイル7と、このトラッキングコイルに近接に、フォーカス方向の駆動力を発生させるためのフォーカスコイル5とを、レンズ1の載置されたレンズ枠3の両側に設けるようにしている。そして、トラッキングコイルについては、図36に示すように、有効方向に短くコイルワイヤ9aを巻きつけ、続けてその外側にコイルワイヤ9bを長手方向に長く巻きつける。短く巻いた側の下辺は、もともと磁極の分かれ目の位置と重なっており、推力の発生が小さく影響を与えづらい。
巻き線コイルを作製する治具は、図37に示すようにボビン部13を2つの突起部13A、13Bに分ける。図38に示すように、幅の細い突起部13Aには、始めに有効方向に短く、無効方向に細く巻き、図39に示すように、続けてもう一つの大きな突起部13Bに始めに巻いたコイル部分の外側に、長さを変えて巻くようする。図36に示すように、コイル内側の穴が2つになるので、対物レンズ枠側に、位置決めの突起を2つ設けておけば、容易に取り付けることができる。治具で説明した、突起形状を対物レンズ枠3に設けておくことにより、対物レンズ枠3に直接コイルワイヤを巻きつけることも可能である。
このように、第8の実施の形態によれば、長さが異なるコイルを連続的に巻きつけることで、対物レンズのチルトを抑制できるコイルを容易に作製可能にする。
一般に、プリントコイルは、内側に層間をつなぐスルーホールが必要で、コイルパターンの内側に小型のコイルを配置するスペースを取ることができない。
そこで、第9の実施の形態では、トラッキングコイル7のコイルパターンを図36に示すように、縦方向に長さの異なるように作ることも考えられる。しかし、コイルの内側に層間を接続するために、スルーホールを設けなくてはならないので、トラッキングコイルの面積が大きくなってしまう。プリントコイルの場合巻き数が少なくなるので、わずかな巻き数の差で、巻き数比を変えることができる。
そこで、トラッキングコイル7のコイルパターンは、図40に示すように、ほぼ全周にわたって、同じ本数のワイヤが並列するコイルパターンを作製するのではなく、図41に示すように、トラッキングコイル7の螺旋の巻始端部10aと巻き終わり端部10bを図のように、上側に行くように巻き始め、下側に行く途中で、巻き止めるようにすることにより、巻き始めと巻き終わりの位置を挟んで、上側に1本多くパターンの線を多くすることができる。上側に1本多く配線できるので、上側に発生する推力を増やすことが出来る。
このように、第9の実施の形態によれば、プリントコイルを使う場合は、巻き線コイルに比べ、磁束密度分布に応じたコイルの形状を作り込むことができる。
例えば上記第7及び第8の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置のように、トラッキングコイル7で発生する推力が、上下方向に差がでないようするために、巻き線コイルの形状を複雑にすると、コイル作製が難しくなる。そのため部品コストが上がってしまう。
そこで、第10の実施の形態にかかる対物レンズ駆動装置では、L字型と矩形型で略直角に磁極が分割される部分を含んで複数に着磁された磁石11と、トラック方向の駆動力を発生させるためのトラッキングコイル7と、フォーカス方向の駆動力を発生させるためにトラッキングコイルに近接すると共に、磁石11と対向するように設けられたフォーカスコイル5とを、レンズが載置されたレンズ枠を挟んで両側に設け、トラッキングコイル7を対物レンズ1の光軸に対して、傾けて取り付けるようにしている。
先に第8の実施の形態では、F=B×L×I(F:発生推力、L:有効長さ、I:電流)で、ワイヤの本数を変えることで電流Iを変え、磁束密度Bが変わっても、発生推力Fが同じになるようにしたが、ここでは、コイルと磁石の距離を部分的に変えることにより、磁束密度Bの差が小さくなるようにして、発生する推力が上下で差が出ないようにする。
磁石との距離が近づくと磁束密度は大きくなり、離れると小さくなるので、磁束密度が大きい部分では、コイルと磁石の距離が遠くなるように、磁束密度が小さいところでは、磁石とコイルが近くなるようにして、コイルを横切る磁束の磁束密度の分布が、上下で差が少なくなるようにする。例えば、図42に示すように、レンズ枠15のトラッキングコイル7取り付け面を、対物レンズ1の光軸1Aに傾斜させて、トラッキングコイル7を取り付け、コイル7が磁石に対して傾斜するようにすればよい。
このように、第10の実施の形態によれば、取り付け角度を変えるだけで、コイル自体を複雑な形状にすることなく、トラッキング駆動時の推力発生のアンバランスを軽減することができる。
フォーカスコイルの一辺を長くすると、そのためのスペースが必要になる。それに合わせて、コイルを取り付けるレンズ枠や、コイルパターンを配置するプリント基板を大きくすると、可動部の大型化し、重量が増えてしまう。
そこで、第11の実施の形態では、トラッキングコイル7を、略台形形状にするようにしている。
すなわち、コイル端面に対向する磁石表面が、L字型との矩形型で略直角に磁極が分割される部分を含んで、複数に着磁された磁石11と、トラック方向の駆動力を発生させるために前記磁石と対向するように設けられたトラッキングコイル7と、フォーカス方向の駆動力を発生させるために前記トラッキングコイルに近接すると共に、前記磁石と対向するように設けられたフォーカスコイル5とが、レンズが載置されたレンズ枠を挟んで両側に設けられた対物レンズ駆動装置においてトラッキングコイル7を、略台形形状にするようにしている。
上記図8に示した磁束密度の分布を見ると中央付近の磁極の境目付近は、磁束密度が小さくなっていることが分かる。上側に対して、下側を狭くすることで、上下の磁束密度のアンバランスを調整する。
また上記第3の実施の形態のようにフォーカスコイル5の一辺を長くする場合、フォーカスコイルの理想的な形状だけを考えると、トラッキングコイル7と接触したり、重なってしまったりすることがある。フォーカスコイル5の下側が大きくなった分を、トラッキングコイル7を小さくすることによって、図43に示すように、限られた範囲にトラックコイル7とフォーカスコイル5を配置することも出来る。プリントコイルの場合、層間同士をつなぐためのスルーホールを、コイルパターンの内側に設けなくてはならないが、図44に示すようにスルーホールを上側にずらして設けることで、スルーホールの下側を小さく作ることも可能になる。
このように、第11の実施の形態によれば、形状をわずかに変形させるだけで、トラッキング駆動によるチルトの発生を抑制することができる。トラッキングコイル下側を狭めることによって、フォーカスコイル下側を広げるスペースが得られるので、対物レンズ駆動部を大型化させずに済む。
このように構成すれば、供給された電力を効率良く推力に変換できるので、少ない電力で駆動させることができる。そのため、ノートパソコンなどの、携帯機器に搭載した場合にも、電池が長くもつ。また、少ない電流で駆動できるので、ジュール熱の発生を防ぐことができる。チルトを抑制する機構になっているので、光学性能を劣化させない。
Claims (6)
- コイル端面に対向する磁石表面がL字型との矩形型で略直角に磁極が分割される部分を含むように複数に着磁された磁石と、トラック方向の駆動力を発生させるために前記磁石と対向するように設けられたトラッキングコイルと、前記トラッキングコイルに近接配置されると共に、フォーカス方向の駆動力を発生させるために前記磁石と対向するように設けられたフォーカスコイルとが、レンズが載置されたレンズ枠を挟んで両側に設けられた対物レンズ駆動装置であって、磁束密度分布に応じて、前記トラックコイルの巻き数を部分的に変えることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
- 前記トラッキングコイル作製の際に、短い側のコイルワイヤを巻いた後、その外側に長いコイルワイヤを続けて巻きつけるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
- コイル端面に対向する磁石表面が、L字型と矩形型で略直角に磁極が分割される部分を含んで複数に着磁された磁石と、トラック方向の駆動力を発生させるために前記磁石と対向するように設けられたトラッキングコイルと、前記トラッキングコイルに近接配置されると共に、フォーカス方向の駆動力を発生させるために前記磁石と対向するように設けられたフォーカスコイルとが、レンズが載置されたレンズ枠を挟んで両側に設けられた対物レンズ駆動装置であって、トラッキングコイルを対物レンズ光軸に対して、傾けて取り付けるようにしたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
- 前記トラッキングコイルを、略台形形状にしたことを特徴とする請求項3に記載の対物レンズ駆動装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項5に記載の光ピックアップを備えることを特徴とする光ディスクドライブ。
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