JP4484401B2 - くさび型クランプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電線を電柱に接続する際に用いられるくさび型クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、配電線を電柱に接続する際に用いられるクランプとしては、ボルト締付型クランプや引留クランプが知られている。また、これらのクランプは、大型で街の美観(景観)を損なうという理由から小型化された圧縮クランプも提案されている。しかしながら、上記従来のクランプは、配電線の被覆の皮剥ぎ作業以外に、ボルト・ナットの締付作業やくさびの打込作業、あるいは、圧縮器を用いた圧縮作業等を必要として、電柱の上で行われる柱上作業量が多いという欠点があった。
【0003】
特に、配電線に電圧が課電された状態で行う活線作業においては、柱上でホットステック等を用いた間接作業となるので、柱上作業は可能な限り簡素化されることが望まれていた。そこで、本出願人は、先に、特願2000−86894号において、配電線の先端部の芯線をクランプ本体に挿入するだけで配電線をワンタッチで固定することのできるクランプを提案した。この提案に係るクランプは、電柱に設けられたがいしに取付けるための取付部と、配電線の芯線の端部を挿入するための前記取付部と反対方向に開口する開口部を有するクランプ部と、前記開口部内に移動自在に保持され、前記取付部側に移動されたときに前記配電線の芯線の前記開口部への挿入を可能にするとともに、前記クランプ部側に移動されたときにその挿入された配電線の芯線を挾持するくさび体と、そのくさび体を前記開口部側に常時付勢する付勢手段とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記提案に係るクランプは、配電線をワンタッチで固定することができるので、活線作業に好適なものであるが、依然として、芯線にその芯線とは別のジャンパ線を取付けなければならないという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、配電線をワンタッチで固定でき、しかも、芯線に対する別のジャンパ線の取付が不要なワンタッチ型のクランプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るクランプは、(a)クランプ本体と、くさび体と、付勢手段と、復帰移動阻止手段とからなり、(b)前記クランプ本体は、長手方向に延長するくさび案内面を有するとともに、一端部に電柱に設けられたがいしに取付けるための取付部を有する基部と、その基部の他端側部分における前記くさび案内面の上方を覆う上アゴとを一体に有し、前記基部の他端側部分にある下アゴと前記くさび案内面の上方を覆う上アゴとによって配電線の芯線を側面から挿入し得るクランプ部が構成されていること、(c)前記くさび体は、前記クランプ本体で、前記取付部から前記基部の他端側に近づくにつれ前記上アゴの内面との間隔が狭くなる前記くさび案内面に長手方向に移動自在に保持され、前記取付部側に移動されたときは前記配電線の芯線の前記クランプ部への挿入を可能にするとともに、前記基部の他端側に移動されたときはその挿入された配電線の芯線を前記下アゴ及び上アゴと協働して挾持するものであること、(d)前記付勢手段は、クランプ本体に保持され、くさび体を前記クランプ部側に常時付勢するものであること、(e)前記復帰移動阻止手段は、前記くさび体を前記付勢手段に抗して前記取付部側に移動したときは、そのくさび体に設けられた孔と前記基部に設けられた孔にピンを挿入して、そのくさび体が前記基部の他端側への復帰移動を阻止して、前記クランプ部に前記芯線を挿入できる状態に保持し、かつ、前記クランプ部に前記芯線を挿入した後は、前記ピンを抜いて阻止を解除して前記くさび体を復帰させ、前記芯線を挟持させるものであること、を特徴としている(請求項1)。
本発明に係るクランプは、付勢手段をクランプ本体の基部の取付部側部分とくさび体との間に前記くさび体と直列に設けたことを特徴としている(請求項2)。
本発明に係るクランプは、付勢手段をくさび体と並列に設け、前記くさび体にその付勢手段に係止される係止部を設けたことを特徴としている(請求項3)。
本発明に係るクランプは、クランプ本体の基部の一端側部分に付勢手段を挿入する挿入孔を設けたことを特徴としている(請求項4)。
本発明に係るクランプは、くさび体を付勢手段による付勢方向と反対方向に移動させるための突起部を設けたことを特徴としている(請求項5)。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は一実施の形態に係るクランプC1 の正面図、図2はその右側面図、図3はその底面図である。
【0008】
クランプC1 は、クランプ本体1と、くさび体6と、付勢手段の一例としてのスプリング9とからなっている。
クランプ本体1は、基部1aと上アゴ1bとを一体に有し、その外観形状が1本の棒状体を呈していて、基部1aの長手方向の一端部(図1では左端部)に、クランプC1 を図示しない電柱に設けられた耐張がいし等からなるがいしのピンに取付けるためのクレビス式の取付部2が設けられている。そして、基部1aの上面には、取付部2の近傍から基部1aの他端部まで長手方向に延長するくさび案内面5が形成されている。このくさび案内面5は、くさび体6を移動自在に案内するものである。その基部1aの他端側部分、すなわち取付部2と反対側部分には、くさび案内面5の上方を覆う上アゴ1bが一体に形成されて、その上アゴ1bと基部1aの他端側部分で構成される下アゴとによって、断面形状がほぼC字形の側面に開口するトンネル状のクランプ部3が形成されている。図中、4は、そのクランプ部3の側面の開口である。
【0009】
基部1aに形成されているくさび案内面5は、取付部2から基部1aの他端側に近づくに連れて上アゴの内面3´との間隔が狭くなるように上アゴに対して傾斜されている。そして、くさび案内面5上には、くさび体6が摺動自在に備えられている。すなわち、クランプ部3内には、片くさび型のクランプが形成されている。
【0010】
くさび案内面5の傾斜及びくさび体6の大きさは、図4に示されるように、くさび体6が取付部2側に移動されたときに、配電線Lの芯線L′を開口4からクランプ部3の中に挿入して、くさび体6の上に載せることができるように、また、そのくさび体6がクランプ部3側に移動されたときは(図1の状態)、そのくさび体6の上に載せられた芯線L′を上アゴ1bとくさび体6の間に挾持できるように決められている。
【0011】
図中、7は、くさび体6をクランプ本体1内で移動自在に保持するビスであって、基部1aの長手方向に設けられた長穴8に貫通して設けられている。また、9はスプリングであって、クランプ本体1の基部1a内に、取付部側部分とくさび体との間においてくさび案内面に沿って伸縮自在に設けられている。すなわち、スプリング9は、クランプ本体の基部の取付部側部分とくさび体との間にくさび体6と直列に設けられていて、くさび体6をクランプ部3方向へ常時付勢するように作用している。
【0012】
図中、Pはピンであって、くさび体6を図4に示されるように取付部2側にスプリング9に抗して移動された時、クランプ部3の開口4から芯線L′を挿入できる状態に保持するものであり、基部1aに設けられた孔10とくさび体6に設けられた孔11とを一致させて、その孔10,11にピンPを挿入すると、くさび体6のスプリング9による復帰移動を阻止することができる。
【0013】
上記構成のクランプC1 に配電線を固定する手順は、先ず、くさび体6が取付部2側に保持された状態で(図4の状態で)クランプC1 の取付部2が図示しない電柱のアームに設けられているがいしに取付けられる。配電線Lは、クランプC1 に取付けられる部分の被覆がくさび体6の長さより少し長く剥ぎとられて芯線L′が露出した状態とされている。
【0014】
被覆の剥ぎとられた芯線L′をクランプ部3の側面の開口4から挿入し、その後、ピンPをクランプ本体1から抜き取ると、くさび体6はスプリング9により復帰移動され、案内面5のテーパ面の作用によりクランプ部3のくさび体6と上アゴ1bの内面3´との間隔が徐々に小さくなり、ついには、上アゴ1b及び下アゴと協働するくさび体6により芯線L′が挾持される。そして、配電線Lに取付部2と反対方向に張力が加わると、くさび体6のくさび効果により、芯線L′は、クランプ部3に強固に固定される(図1参照)。
【0015】
なお、図面では省略されているが、くさび体6の芯線L′と当接される面、及びそのくさび体6と対向する上アゴ1bの内面3′には、芯線L′の長手方向と直交する方向に延びる多条の溝を設けると、くさび体6に対する芯線L′の滑りがなく、高い挾持力を得ることができる。
【0016】
クランプ部3で挾持された配電線Lの取付部2側に延長された部分は、ジャンパ線Jとして利用される。上記構成のクランプC1 は、配電線Lをいわゆるワンタッチで固定することができるので、柱上作業が極めて簡素化でき、特に、活線作業を安全、かつ、容易に行うことができる。
【0017】
図5に示されるクランプC2 は、本発明の他の実施の形態を示すもので、クランプ部3の上アゴ1bのくさび体6と対向する内面3′も取付部2と反対方向に下り傾斜されて、くさび案内面5と内面3′とで両テーパ状に形成されている。したがって、このクランプC2 は、クランプ部3が両くさびと類似した力で芯線L′を挾持することができる。
【0018】
図6に示されるクランプC3 は、本発明のさらに他の実施の形態を示したものであり、クランプC3 に取付けられた配電線L(図1参照)の軸心方向が取付部2を貫通するピンの軸心方向と直交するように、取付部2の位置を上方へ移動させたものである。このように、取付部2と配電線Lの軸心が直交すると、クランプ部3の部分における配電線Lの負担を軽減することができる。なお、このクランプC3 においても、上アゴ1bのくさび体6に対向する内面3′に上記図5に示されたのと同様のテーパを設けることができる。
【0019】
図7(a)は、本発明のさらに他の実施の形態に係るクランプC4 の平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその右側面図、図8はくさび体の正面図である。なお、上述と同じ構成要素には同一符号が付されている。
【0020】
このクランプC4 には、クランプ本体1の長手方向に沿って延び、取付部2側が閉止され、かつ、クランプ部3側が開口されているとともに、くさび案内面5と異なる位置に設けられ、くさび案内面5に連通するスリット5′を有する、くさび案内面と平行な挿入孔1cが設けられている。そして、この挿入孔1cにはスプリング9がくさび体の移動方向に伸縮自在に挿入されている。つまり、スプリング9は、くさび体と並列に設けてある。
【0021】
くさび体6のくさび案内面5に接する側のほぼ中央部には、ビスからなる係止部6bが設けられている。この係止部6bはスリット5′を貫通し、挿入孔1c内に位置する先端部が、スプリング9の力をくさび体6に伝えることができるように構成されている。この係止部6bは、くさび体6がクランプ本体1から脱落するのを阻止する役目も果たしている。
【0022】
くさび体6の開口4側に位置する部分には、正面側(図7(a)においては下側)に突出する突起部6aがくさび体6と一体的に設けられている。したがって、くさび体6は、この突起部6aを取付部2側にスプリング9に抗して移動させると、くさび体6を取付部2側に容易に移動させることができる(図7(b)の二点鎖線で示されるくさび体6参照)。
【0023】
図7中、20は、取付部2を図示しないがいしに取付けるためのピンであり、また、21は、挿入孔1cのクランプ本体1の他端部側部分に設けられた、例えば割ピン等で構成されたストッパであって、挿入孔1c内に挿入されたスプリング9が逸脱するのを防止するために用いられている。
【0024】
上記構成のクランプC4 は、スプリング9がクランプ本体1の基部1a内に設けられるので、そのクランプ本体1の長手方向の長さを短くすることができ、全体的形状を小型化することができる。このため、配電線L(図1参照)をクランプC4 で固定した後、そのクランプC4 を覆うための絶縁カバー(図示せず)は、既存の絶縁カバーを用いることができる。
【0025】
上記構成のクランプC4 への配電線の固定は、上記図1〜図6に示されるクランプC1 〜C3 と同一であるので、その説明は省略する。
【0026】
図9〜図11は、本発明のさらに他の実施の形態に係るクランプC5 を示している。ここに示されるクランプC5 は、くさび体を両くさび型のくさび体(以下、「両くさび体」という。)30としたことを特徴としていて、図9(a)は、その両くさび体30が取付部2側に移動された状態の正面図、同図(b)は、その両くさび体30がクランプ部3側に移動された状態の正面図である。なお、上述と同じ構成要素には同一符号が付されている。
【0027】
このクランプC5 のくさび案内面5と上アゴ1bの内面3´は、上記図5のクランプC2 と同様に、基部1aの他端部方向に行くにしたがって、共に先細りとなる両テーパ状に形成されている。そして、そのクランプ部3の上アゴ1bには、上記図1の長穴8に相当する長穴8aが設けられている。この長穴8aには、上記図1のビス7に相当するビス7aが設けられ、そのビス7aは両くさび体30のうちの上アゴ1b側に位置するくさび体31aを移動自在に保持している。なお、両くさび体30の他のくさび体31bは、上記図7に示されるくさび体6と同様にして基部1aに移動自在に保持されている。
【0028】
両くさび体30を図10及び図11を用いて説明すると、図10はその両くさび体30の正面図、図11は図10の左側面図である。
【0029】
両くさび体30は、配電線Lの芯線L′(図1参照)を両側から挾持する一対のくさび体31a,31bを有している。そして、一対のくさび体31a,31bは、クランプ部3に挿入される側と反対側において連結手段により連結されている。この連結手段は、一方のくさび体31bの側面から他方のくさび体31aの側面側に伸びる連結片32と、その連結片32の長手方向に沿うように設けられた長穴33に移動自在に挿入される、他方のくさび体31aに設けられた突起34とで構成されている。連結片32は、上記図7の突起部6aと同様に、両くさび体30をスプリング9に抗して移動させるときにも利用される。
【0030】
上記構成の両くさび体30は、スプリング9に抗して取付部2側に移動されると、一対のくさび体31a,31bは互いに離れて、その間に配電線Lの芯線L′を挿入させることができ、また、クランプ部3側に移動されると、一対のくさび体31a,31bは互いに接近してクランプ部3の上アゴ1b及び下アゴ(基部1aの他端側部分)と協働して配電線Lの芯線L′(図1参照)を挾持できる(図9(b)参照)。
【0031】
上記構成のクランプC5 に配電線Lを固定するときは、先ず、両くさび体30が図9(a)に示されるように、取付部2側に移動され、図9(a),(b)では省略されているピンP(図1参照)が孔10,11に挿入されてその状態に保持される。そして、両くさび体30の一対のくさび体31a,31b間に配電線Lの芯線L′を挿入した後、前記ピンPが孔10,11から抜き取られる。これにより、両くさび体30はスプリング9によりクランプ部3側に移動され、芯線L′を挾持することができる。次いで、配電線Lに取付部2と反対方向に張力が加わると、両くさび体30のくさび効果により、芯線L′はクランプ部3に強固に固定される。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、くさび体を付勢手段に抗して取付部側に移動したときは、そのくさび体に設けられた孔とクランプ本体の基部に設けられた孔にピンを挿入して、そのくさび体が前記基部の他端側への復帰移動を阻止して、クランプ本体のクランプ部に芯線を挿入できる状態に保持し、かつ、前記クランプ部に前記芯線を挿入した後は、前記ピンを抜いて阻止を解除して前記くさび体を復帰させ、前記芯線を挟持させる復帰移動阻止手段を備えたので、配電線の芯線のクランプ部への挿入を容易に行なうことが可能になる。また、挿入後は、付勢手段によりくさび体がクランプ部側に復帰されてその挿入された配電線を上下のアゴと協働して挾持するので、従来と異なり、ボルトの締付けや、くさびの打込み作業等を行うことなく、電線把持ができるとともに、芯線に芯線とは別のジャンパ線を取付ける作業も省略することができる。したがって、柱上作業が簡素化でき、特に、活線作業を安全、かつ、容易に行うことができる。
付勢手段をクランプ本体の基部の取付部側部分とくさび体との間に前記くさび体と直列に設ける場合は、付勢手段の取付構造が簡単であり、安価なクランプの提供が可能である。
付勢手段をくさび体と並列に設け、前記くさび体にその付勢手段に係止される係止部を設ける場合は、全体形状を小型化することができる。
クランプ本体の基部の一端側部分に付勢手段を挿入する挿入孔を設ける場合は、全体形状を小型化することができ、既存の絶縁カバーを用いることができる。
くさび体を付勢手段による付勢方向と反対方向に移動させるための突起部を設ける場合は、くさび体の移動を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るクランプの正面図である。
【図2】 図1のクランプの右側面図である。
【図3】 図1のクランプの底面図である。
【図4】 図1のクランプのくさび体を移動した状態の正面図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態に係るクランプの正面図である。
【図6】 本発明のさらに他の実施の形態に係るクランプの正面図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態に係るクランプを示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図8】 図7に示されるくさび体の正面図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施の形態に係るクランプであって、(a)は両くさび体が取付部側に移動したときの正面図、(b)は両くさび体がクランプ部側に移動したときの正面図である。
【図10】 図9に示される両くさび体の正面図である。
【図11】 図10の左側面図である。
【符号の説明】
C1 〜C5 クランプ
1 クランプ本体
1a 基部
1b 上アゴ
1c 挿入孔
2 取付部
3 クランプ部
4 開口
5 くさび案内面
5′ スリット
6 くさび体
6a 突起部
6b 係止部
7 ビス
8 長穴
9 スプリング(付勢手段)
30 両くさび型のくさび体(両くさび体)
31a,31b くさび体
32 連結片
33 長穴
34 突起
L 配電線
L′ 芯線
Claims (5)
- 長手方向に延長するくさび案内面を有するとともに、一端部に電柱に設けられたがいしに取付けるための取付部を有する基部と、その基部の他端側部分における前記くさび案内面の上方を覆う上アゴとを一体に有し、前記基部の他端側部分にある下アゴと前記くさび案内面の上方を覆う上アゴとによって配電線の芯線を側面から挿入し得るクランプ部が構成されているクランプ本体と、
前記クランプ本体で、前記取付部から前記基部の他端側に近づくにつれ前記上アゴの内面との間隔が狭くなる前記くさび案内面に長手方向に移動自在に保持され、前記取付部側に移動されたときは前記配電線の芯線の前記クランプ部への挿入を可能にするとともに、前記基部の他端側に移動されたときはその挿入された配電線の芯線を前記下アゴ及び上アゴと協働して挾持するくさび体と、
前記クランプ本体に保持され、前記くさび体を前記基部の他端側に常時付勢する付勢手段と、
前記くさび体を前記付勢手段に抗して前記取付部側に移動したときは、そのくさび体に設けられた孔と前記基部に設けられた孔にピンを挿入して、そのくさび体が前記基部の他端側への復帰移動を阻止して、前記クランプ部に前記芯線を挿入できる状態に保持し、かつ、前記クランプ部に前記芯線を挿入した後は、前記ピンを抜いて阻止を解除して前記くさび体を復帰させ、前記芯線を挟持させる復帰移動阻止手段と、
からなることを特徴とするくさび型クランプ。 - 付勢手段をクランプ本体の基部の取付部側部分とくさび体との間に前記くさび体と直列に設けたことを特徴とする請求項1に記載のくさび型クランプ。
- 付勢手段をくさび体と並列に設け、前記くさび体にその付勢手段に係止される係止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のくさび型クランプ。
- クランプ本体の基部の一端側部分に付勢手段を挿入する挿入孔を設けたことを特徴とする請求項3に記載のくさび型クランプ。
- くさび体を付勢手段による付勢方向と反対方向に移動させるための突起部を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3のいずれか1項に記載のくさび型クランプ。
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