JPH0453147Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453147Y2
JPH0453147Y2 JP8297289U JP8297289U JPH0453147Y2 JP H0453147 Y2 JPH0453147 Y2 JP H0453147Y2 JP 8297289 U JP8297289 U JP 8297289U JP 8297289 U JP8297289 U JP 8297289U JP H0453147 Y2 JPH0453147 Y2 JP H0453147Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
engagement
chucks
chuck body
gripping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8297289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0321928U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8297289U priority Critical patent/JPH0453147Y2/ja
Publication of JPH0321928U publication Critical patent/JPH0321928U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453147Y2 publication Critical patent/JPH0453147Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [作業上の利用分野] 本考案は通信線の支持線を引留するための通信
線用引留具に関する。
[従来の技術] この種の通信線用引留具としては、巻付グリツ
プ方式と、ボルト締方式と、チヤツク方式とが用
いられている。
巻付グリツプ方式は、摩擦抵抗を増すためにス
パイラル状にフオーミングした数本のワイヤを支
持線に巻付し、この摩擦抵抗によつて支持線を引
留しており、主として支持線が撚線から構成され
ている場合に用いられている。
上記ボルト締方式は、柱上でのボルト締作業が
面倒であるばかりか、ボルトが支持線を半径方向
から締付しているので、締付力が弱く且つ緩み易
く、長期に亘つて十分な引留力を得ることが困難
であつた、また、前記チヤツク方式は、本出願人
の実開昭57−63428号に示すように、ケース内に
対のチヤツクがばねで咬持方向に押圧され、この
チヤツク間に支持線が咬持されて成る構造で実用
化されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記巻付グリツプ方式によれば、撚
線構成の支持線への柱上巻付作業に手間と時間が
掛るうえ、接触面積を大きく巻付するためには熟
練を要するものであつた。
これに対して、チヤツク方式はケース開口部か
ら支持線を挿入するだけで、チヤツクがばねに抗
して後退して開くとともに支持線が咬持されるの
で、柱上において簡単にワンタツチ作業ができる
利点がある。
しかしながら、上記チヤツク方式では支持線が
単線の場合に多く使用されており、撚線の場合に
は大型で製造コストが高くなるので、あまり普及
されていなかつた、ここで、通信ケーブル用支持
線は、主として18mm2〜65mm2の鋼撚線であるので、
単線よりも引張強度を高めなければならない。こ
れに対応して引留具のチヤツクを比例設計する
と、大幅に大型化して鋳形しなければならなくな
り、引留具自体も大き過ぎるので、引留具として
適しなくなるものもあつた。また、大型化に加え
て引留具が鋳形によつて重量化することも欠点と
なるものであつた。さらに、チヤツクへの加工度
が高くなつて、コストアツプするものであつた。
しかして、本考案は、上記欠点を解消するために
さらに改良されたものであつて、チヤツクをツー
ピース化することによつて小型軽量化し、引留強
度を高めるようにしたことを、その主な目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案に係る通信線
用引留具の特徴は、対のチヤツクがチヤツク本体
と咬持面体とからツーピース化され、チヤツク本
体は外側に楔面部を有するとともに内側に係合受
部を有する軽量材料から成形され、咬持面体は係
合部を有する硬質材料から形成され、咬持面体の
係合部がチヤツク本体の係合受部に係合して固定
される構成にある。
[作用] チヤツクは咬持面体の係合部がチヤツク本体の
係合受部に係合して固定一体化される。チヤツク
の大部分を形成するチヤツク本体は軽量化されて
いるので、全体として軽量化されている。引留に
必要な咬持力は咬持部分のみを硬質材料で成形す
ることで達成される。
[実施例] 図面第1図ないし第6図は本考案に係る通信線
引留図の一実施例を示すものである。
信線用引留具1は、ケース2とこのケース2を
電信柱等に引掛ける吊輪3とから成り、上記ケー
ス2の内部には対のチヤツク4,4がバネ5で咬
持方向へ押圧された状態で収納されて基本的に構
成される。
前記チヤツク4,4は、ケース内で移動するチ
ヤツク本体6,6と、支持線Mを咬持する咬持面
体7,7とから構成される。上記チヤツク本体6
は少なくとも外側にテーパ状の楔面部8を有すれ
ば、これに隣接する案内面部9,9を同一幅に形
成でき、アルミニユーム等の軽合金あるいは硬質
合成樹脂等を素材として成形される。このチヤツ
ク本体6の内側には係合受部10……が構成され
る。係合受部10としては、図示するように格子
状の直角壁10aと凹壁10bとからなる凹凸係
合構造を選択できる。
また、前記咬持面体7はチヤツク可能な凹状を
呈する咬持部11と、この幅方向のフランジ部1
2,12とから構成され、フランジ部12には前
記係合受部10……に係合可能な格子状の凹凸構
造の係合部13……が形成され、これらが鋼板な
どの硬質材料から形成される。例えば、平鋼板を
プレス成形し、咬持部11にはローレツト14や
爪などを有する摩擦抵抗を付加することが望まし
い。なお、咬持部11には挿入側に位置して幅広
の係入案内溝15を形成しておくことができる。
また、上記チヤツク4,4に対応して前記ケー
ス2は、対向する内側面をテーパ状の楔受面1
6,16に形成するとともに、これに隣接する内
側面を略同一幅のガイド面17,17に構成で
き、前端側に支持線Mの挿入口18が開口され、
挿入口18には口金19を設けておくことができ
る。上記口金19としては一端開口部20から袋
状他端の侵入頭部21に向けて押圧可能なスリツ
ト22……を形成しておくことが望ましい。な
お、図中23は後端側のケース開口からチヤツク
4,4とバネ5とを挿入した後に固定する止め金
で、ケース2との間でカシメ止めされる。24は
止め金23の逃げ穴である。
上記構成に基づくと、チヤツク4,4はチヤツ
ク本体6,6の係合受部10……に咬持面体7,
7の係合部13……を係合させて位置決めし、そ
の後に両者をカシメあるいは接着等して一体化す
ることで構成される。かかるチヤツク4,4はケ
ース内で相対向され、バネ5で楔面部9,9が楔
受面16,16によつて咬持方向へチヤツク可能
に押圧されている。
使用に際しては、第3図に示すように、撚線か
ら成る支持線Mを口金19の一端開口部20へ挿
入する。一端開口部20がケース挿入口18から
突出しているので、支持線Mの端末が容易に挿入
される。
次に、第4図に示すように支持線Mを押込すれ
ば、チヤツク4,4の案内面部9……がバネ5に
抗してガイド面17,17に沿つて後退する。そ
の際、支持線Mは口金19でばらけることがない
うえ、口金19の侵入頭部21が係入案内溝15
に案内されつつ係入されるので、チヤツク4,4
の楔面部8,8は楔受面16,16に沿つて離間
されることとなる。
さらに、第5図に示すように、支持線Mをさら
に押込みすれば、チヤツク4,4の間に離間した
状態で、口金19を有する支持線Mが咬持面体
7,7の咬持部11,11に位置することとな
る。その後に、押込み続けると、第6図のように
逃げ穴24から口金19が抜け出して所定位置ま
で押し込みされる。押込みを中止すると、バネ5
でチヤツク4,4が咬持方向へ押戻される。さら
に、支持線Mに荷重が加われば、咬持面体7,7
の支持線Mが強固にチヤツキングされ、咬持に必
要な摩擦力が咬持部11,11のローレツト14
で発揮される。
上記一実施例によれば、係合受部10……と係
合部13……とを格子状の凹凸構造としたので、
係合箇所の応力が分散され、確実な一体化が図れ
る。
また、係合受部10と係合部13は相互に置換
することができ、図面第7図に示す如き係合構造
でも実施可能である。係合受部25と係合部26
とを爪状とし、直角壁27……から斜壁28……
を咬持方向に向けて形成しておく。この一実施例
によれば、相互の杆め合い寸法公差があつても、
斜壁28で吸収するので、組付一体化が一層容易
となる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、以下の効
果を奏する。
咬持面体が板状の硬質材料から構成されてい
るので、チヤクツ本体が軽量材料であつても、
チヤツキングに必要な咬持力を得ることができ
た。支持線22mm2のサイズでは引張荷重規格値が
2520Kgであるところ、実用試験では2990Kg(支
持線破断壊荷重)まで耐えることができた。
チヤツキングに必要な咬持面のみ硬質材料の
咬持面体としたので、大部分を構成するチヤツ
ク本体を軽量化して全体としても軽量を図るこ
とができ、柱上での引留に負担を与えることな
く作業を行なうことができた。
さらに、チヤツク本体はダイカストまたは樹
脂成形でき、咬持面体はプレス成形ができるの
で、安価で大量生産が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図ないし第6図は本考案に係る通信用
引留具の一実施例を示し、第1図は全体の横断面
図、第2図はチヤツクの斜視図、第3図は挿入開
始状態の同要部縦断面図、第4図は挿入途中状態
の同要部縦断面図、第5図は挿入終了状態の同要
部縦断面図、第6図は咬持状態の同要部縦断面
図、第7図は係合受部と係合部の他例を示す要部
平面図である。 1……通信用引留具、2……ケース、3……吊
輪、4……チヤツク、5……バネ、6……チヤツ
ク本体、7……咬持面体、8……楔面部、9……
案内面部、10,25……係合受部、11……咬
持部、12……フランジ部、13,26……係合
部、15……係入案内溝、19……口金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース内に対のチヤツクがバネで咬持方向へ押
    圧されこのチヤツク間に支持線が咬持されて成る
    通信線用引留具において、 上記チヤツクがチヤツク本体と咬持面体とから
    構成され、チヤツク本体は外側に楔面部を有する
    とともに内側に係合受部を有する軽量材料から成
    形され、咬持面体は係合部を有する硬質材料から
    形成され、咬持面体の係合部がチヤツク本体の係
    合受部に係合して固定されることを特徴とする通
    信線用引留具。
JP8297289U 1989-07-14 1989-07-14 Expired JPH0453147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297289U JPH0453147Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297289U JPH0453147Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0321928U JPH0321928U (ja) 1991-03-06
JPH0453147Y2 true JPH0453147Y2 (ja) 1992-12-14

Family

ID=31630255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8297289U Expired JPH0453147Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453147Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4484401B2 (ja) * 2000-07-18 2010-06-16 旭テック株式会社 くさび型クランプ
JP4540257B2 (ja) * 2001-06-04 2010-09-08 旭電機株式会社 線条体引留クランプ
JP4711329B2 (ja) * 2005-02-02 2011-06-29 株式会社浅羽製作所 通信線用引き留め具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0321928U (ja) 1991-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5546639A (en) Shock cord hooks
US7284302B2 (en) Band clamp
US6961987B2 (en) Nut and plate washer assembly
US5558545A (en) Battery terminal connector having pad contacts
JPH0453147Y2 (ja)
US4453791A (en) Booster cable clamp for side terminal and standard battery posts
US4373830A (en) Method for coupling stranded cable assembly to fitting coupled arrangement obtained thereby
JPH0118013Y2 (ja)
WO1990004935A1 (en) Jewelry clutch
JP2808917B2 (ja) Pc鋼撚り線接続具及び接続方法
US20040040123A1 (en) Wire stop for multi-strand steel cable
JPH0613516U (ja) 紐締具
US5820082A (en) Holding element
JPH0240369Y2 (ja)
JPH0543344Y2 (ja)
JPS5941691Y2 (ja) スライドフアスナ−用スライダ−
JPH1061647A (ja) 締め具
JP3737187B2 (ja) クランプ
JPH0226336Y2 (ja)
JPS6022752Y2 (ja) 電線用クランプ
JPH0134504Y2 (ja)
JPS6022753Y2 (ja) 電線引留用クランプ
JPH1175316A (ja) 電線引留用クランプ
JPH037055U (ja)
JPH046167U (ja)