JP4484153B2 - 内視鏡用把持装置 - Google Patents
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Description
貫通孔が形成された複数の小アンカーを備え、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通可能なアンカー部と、弾性部材からなる保持部を有する移動規制部材と、複数の小アンカーの貫通穴に挿通されて、複数の小アンカー同士を連結するとともに、一端が把持部材に連結され、他端が保持部に押入保持されることにより、前記アンカー部を介して把持部材と移動規制部材とを連結する連結部材と、を備え、アンカー部に与えられる動力により把持部材を牽引する内視鏡用把持装置であって、保持部は、連結部材が延びる方向において保持部による連結部材を保持する力よりも大きな力が掛けられたときは、連結部材に対して相対移動し、掛けられた力が連結部材の保持力以下のときには、連結部材に対する位置を保持することを特徴とする。
図1、図2は、内視鏡100に、内視鏡用把持装置10を挿通した状態を示している。内視鏡100は、操作者が把持する操作部11とこの操作部11から延びて患者体内に挿入される挿入部12とを有し、挿入部12は、その先端部に、操作部11に設けた湾曲操作装置13の操作に応じて上下及び左右方向に湾曲される湾曲部12aを有している。
把持鉗子ユニット60は、金属材料または樹脂材料からなる可撓性を有する略U字状の把持クリップ(把持部材)61と、この把持クリップ61の後部が挿入される略円筒形の把持部材保持筒70とを有している。把持クリップ61は、所定の形状に成形した板材料を略U字形状に曲折して形成することができる。
さらに、移動規制部材は、一方向の移動を許し、他方向の移動を規制する逆止弁構造を備えることもできる。図17、図18は、逆止弁構造を備える移動規制部材32Aの一例を示している。移動規制部材32Aは、この移動規制部材32Aを貫通する断面楕円形の貫通穴32A2と円環部33側へ突出する凸部32A1とを有している。貫通穴32A2は、磁気アンカー30側の開口径が連結部材90の外径よりも大きく、円環部33側の開口径が連結部材90の外径よりも小さい。したがって、移動規制部材32Aは、外力を与えられないとき、連結部材90に対して位置が保持されるが、円環部33側から、移動規制部材32Aが連結部材90を保持する力よりも大きな外力を与えられたとき、連結部材90に対して磁気アンカー30とともに把持クリップ61側に相対移動する。一方、磁気アンカー30(把持クリップ61)側から外力を与えられたとき、連結部材90に対して位置が保持される。
したがって、磁気アンカー30を磁気力(動力)によって吸引制御すると、操作者は把持クリップ61を所望の方向に牽引することができる(図10)。
まず、患者の体内に磁気アンカー30と把持鉗子ユニット60を導入する前に、把持鉗子ユニット60と磁気アンカー30を導入管20内に配置する。すなわち、把持鉗子ユニット60と磁気アンカー30は、連結部材90を介して連結された状態で導入管20内に挿入される。挿入の際には、あらかじめ把持クリップ61内に通されたループワイヤ80を、導入管20内に挿通された操作ワイヤ50の先端に固定された牽引フック51に掛け止める。この状態で、把持部材保持筒70の小径部73を押出部材40内に挿入する。この挿入動作は、把持部材保持筒70の段差部71と前方部分42の先端とが突き当たることによって、把持部材保持筒70の挿入が規制されて終了する。
把持鉗子ユニット60は、導入管20の先端から患者の体内に露出し、把持クリップ61および把持部材保持筒70が導入管20の延長方向において、一直線上に配置される。磁気アンカー30は、重力によって下方に垂れ下がる。したがって、操作者(術者)は接眼部14によって病変部130を確認し、湾曲部12aの先端が病変部130に対向するように内視鏡100を操作すれば、導入管20も病変部130に対向するため、術者は、容易に把持クリップ61の先端を病変部130に向けることができる。
把持クリップ61を閉じるためには、操作ワイヤ50を牽引して把持クリップ61の傾斜部61d1、61d2を把持部材保持筒70内に引き込む。把持部材保持筒70内に引き込まれた傾斜部61d1、61d2は、把持部材保持筒70の内周面に当接するため、互いに近づく方向に撓み、これに伴って平面先端部61e1、61e2は互いに近づくように動く。したがって、図7に示すように、把持部材保持筒70から露出した把持クリップ61の先端側が閉じることになる。このようにして、把持鉗子ユニット60および磁気アンカー30の病変部130への把持操作は完了する。
以上のような操作を行うと、図13に示すように、磁気アンカー30と把持クリップ61の距離が短くなるため、磁気アンカー30は病変部130と対向する体内壁との距離が相対的に長くなる。したがって、磁気アンカー30の牽引空間を確保することができるため、操作者は磁気アンカー30を磁気力によって牽引し、切開操作を再開することができる。そして、磁気アンカー30は、磁気力によって牽引されても移動規制部材32によって移動が規制されるため、磁気アンカー30と把持クリップ61との距離が長くなる(元に戻る)ことはない。
また、複数の把持鉗子ユニット60、260を用いることによって、切開操作を容易に行うこともできる。
導入管20内にクリップ361を挿入し、上記実施形態と同様にして導入管20先端に磁気アンカー30を嵌合させる。その後、導入管20を内視鏡100の鉗子挿入口17aに挿入し、内視鏡100先端から導入管20先端を露出させる。次に、磁気アンカー30及びクリップ361を患者体内に押し出す押出部材によって、クリップ361、磁気アンカー30及び連結部材90を導入管20から押し出し、これらを患者体内に導入する。患者体内に導入後、クリップ361は、このクリップ361とは異なる、内視鏡100の鉗子挿入口17aに挿入される把持鉗子等によって爪を開いた状態で把持され、病変部130の所定位置に配置される。把持鉗子等によりクリップ361のラチェット部361cを締めることによって先端部361bが閉じられて病変部130の一部を把持した状態でその位置に固定される。クリップ361の牽引操作は、上記実施形態と同様にして行うことができる。
11 操作部
12 挿入部
12a 湾曲部
13 湾曲操作装置
14 接眼部
15 コネクタ
16 ライトガイド可撓管
17 鉗子チャンネル
17a 鉗子挿入口
20 導入管
21 押出管
30 磁気アンカー(アンカー部)
30a 小アンカー
30b 小アンカー
30a1 アンカー小径部
31 貫通孔
32 移動規制部材
32a スリット
33 円環部(牽引部)
33A 円環部
33B 円環部
34 抜け止め部
40 押出部材
41 段部
42 前方部分
43 後方部分
50 操作ワイヤ
51 牽引フック
60 把持鉗子ユニット
61 把持クリップ(把持部材)
61a1 板状部材
61a2 板状部材
61b1 爪部
61b2 爪部
61c1 凸部
61c2 凸部
61d1 傾斜部
61d2 傾斜部
61e1 平面先端部
61e2 平面先端部
61f ワイヤ掛止部
70 把持部材保持筒
71 段差部
72 大径部
73 小径部
73a 軸方向スリット
80 ループワイヤ
90 連結部材
100 内視鏡
120 ガイドチューブ
130 病変部(対象部位)
161 把持鉗子
161a1 爪部
161a2 爪部
260 把持鉗子ユニット
261 把持クリップ
Claims (10)
- 対象物内部の対象部位を把持する把持部材と、
貫通孔が形成された複数の小アンカーを備え、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通可能なアンカー部と、
弾性部材からなる保持部を有する移動規制部材と、
前記複数の小アンカーの貫通穴に挿通されて、前記複数の小アンカー同士を連結するとともに、一端が前記把持部材に連結され、他端が前記保持部に押入保持されることにより、前記アンカー部を介して前記把持部材と前記移動規制部材とを連結する連結部材と、
を備え、前記アンカー部に与えられる動力により前記把持部材を牽引する内視鏡用把持装置であって、
前記保持部は、前記連結部材が延びる方向において前記保持部による前記連結部材を保持する力よりも大きな力が掛けられたときは、前記連結部材に対して相対移動し、掛けられた力が前記連結部材の保持力以下のときには、前記連結部材に対する位置を保持することを特徴とする内視鏡用把持装置。 - 請求項1記載の内視鏡用把持装置において、前記保持部には、前記連結部材を押入されるスリットが形成されている内視鏡用把持装置。
- 請求項1記載の内視鏡用把持装置において、前記保持部には、前記連結部材を押入される十字状のスリットが形成されている内視鏡用把持装置。
- 請求項1記載の内視鏡用把持装置において、前記保持部には、内径が前記連結部材の外径よりも小さな貫通孔が形成され、この貫通孔に前記連結部材が押入される内視鏡用把持装置。
- 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡用把持装置において、前記保持部から延出する前記連結部材の他端は、前記連結部材を牽引するための牽引部とされている内視鏡用把持装置。
- 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡用把持装置において、前記連結部材の他端には、前記連結部材と別体として形成された、前記連結部材を牽引するための牽引部が連結されている内視鏡用把持装置。
- 請求項5または6記載の内視鏡用把持装置において、前記牽引部は、リング状である内視鏡用把持装置。
- 請求項5または6記載の内視鏡用把持装置において、前記牽引部は、フック状である内視鏡用把持装置。
- 請求項1から8のいずれか1項記載の内視鏡用把持装置において、前記連結部材と前記牽引部の間には、前記移動規制部材が前記連結部材から抜けることを防ぐための抜け止め部が設けられている内視鏡用把持装置。
- 請求項1から9のいずれか1項記載の内視鏡用把持装置において、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通可能な導入管と、
前記把持部材を保持し該把持部材との軸方向の相対位置で開き角を制御する把持部材保持筒と、
前記導入管内に牽引操作可能に挿通された操作ワイヤと、
この操作ワイヤ先端の牽引フックと、前記把持部材のワイヤ掛止部との間に掛け止められて両者を接続するループワイヤと、
前記導入管内に配置された、前記把持部材とアンカー部を該導入管から押し出す押出部材と、
を有し、
該押出部材により前記アンカー部と把持部材とを導入管から押し出し、操作ワイヤを介してループワイヤを引くことにより該ループワイヤを切断して前記柔軟連結部材で接続されているアンカー部と把持部材を導入管から自由とする内視鏡用把持装置であって、
前記アンカー部が牽引されるとき、前記牽引部をアンカー部と同方向に牽引しながら前記移動規制部材を把持部材側に押し込むことによって、前記アンカー部と把持部材の間隔を短くする内視鏡用把持装置。
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