JP4480837B2 - 栽培棚の構築方法及び削孔具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作物の栽培を行う際に用いる栽培棚の構築方法及びそれに用いる削孔具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、作物を育てるのに用いる栽培棚を設置するには、まず設置する場所をビニールシートで覆い、支柱を取り付ける場所が分かるように印を設ける。次に、支柱を取り付ける位置をドリルで削孔する。このようにして設けた支持穴に支柱を差し込み、支柱の上端を打ち込むようにして支柱を立設する。支柱は左右が所定の間隔になるようにし、前後が複数配列されるようにする。次に、前後に長い前後パイプによって左右それぞれの支柱を前後の支柱と連結する。次に、それぞれの左右の支柱を所定の高さで横方向に長い横パイプで連結する。次に、前後の横パイプ上に前後に長い支持パイプを所定の左右間隔ではり渡して連結する。この支持パイプ上に栽培棚本体を載せて固定する。
この設置作業では、横パイプは手作業によってそれぞれ金具で左右の支柱に取り付けられるため、左右の高さ、前後の高さを合わせるのが特に大変であった。また、後の高さの調整作業も大変であった。
また、効率よく大量に生産するために栽培棚は数十mのものが何列も設けられることが多く、支柱の本数が数百本となることもあるため非常に作業は大変で時間がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来の問題点を解消し、栽培棚の設置作業が非常に容易になり、作業時間を大巾に短縮できる栽培棚の構築方法に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 左右の長い支柱の上下個所を上側連結部材と下側連結部材で連結してはしご形の棚支持体を複数用意し、地面に左右が所定の間隔の支持穴を前後に所要数配列させて設け、左右の支持穴に前記棚支持体の支柱を挿入し下側連結部材が接地するまで同支柱を差し込んで前記棚支持体を前後に所要数配列させて立設し、前後に長い連接部材で各棚支持体の支柱上端を架設し、土を直接入れるか又は土を入れた容器を載せる栽培棚本体をそれぞれ前記連接部材によって支持して前後に配列させた棚支持体上部に栽培棚本体を取りつけるようにし、しかも左右に所定の間隔で配置した削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を設けた削孔具を用意し、打設棒を打設して左右の削孔棒を地面に差し込んで所定の左右間隔で支持穴を左右同時に設けるようにした、栽培棚の構築方法
2) 左右の長い支柱の上下個所を上側連結部材と下側連結部材で連結してはしご形の棚支持体を複数用意し、地面に左右が所定の間隔の支持穴を前後に所要数配列させて設け、左右の支持穴に前記棚支持体の支柱を挿入し下側連結部材が接地するまで同支柱を差し込んで前記棚支持体を前後に所要数配列させて立設し、前後に長い連接部材で各棚支持体の支柱上端を架設し、土を直接入れるか又は土を入れた容器を載せる栽培棚本体をそれぞれ前記連接部材によって支持して前後に配列させた棚支持体上部に栽培棚本体を取りつけるようにし、しかも前後に長い下方連接部材で前後の下側連結部材を連結し、同下方連接部材を接地させて棚支持体の沈み込みを防止するようにした、栽培棚の構築方法
3) 前後に長い下方連接部材で前後の下側連結部材を連結し、同下方連接部材を接地させて棚支持体の沈み込みを防止するようにした前記1)記載の栽培棚の構築方法
4) 左右に所定の間隔で配置した上下に長い削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を垂設した栽培棚の支柱を差し込む支持穴を設けるための削孔具
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、左右の長い支柱の上下箇所を上側連結部材と下側連結部材で連結してはしご形の棚支持体を複数用意する。この棚支持体を地面に設けた左右が所定の間隔の支持穴に支柱を差し込んで立設する。左右の支柱を別々に立設するのではなく、一度に立設する。よって作業の手間が半減される。棚支持体を立設する際には、下側連結部材が地面に接地するまで支柱を地面に差し込むようにすることで、地面からの棚支持体の左右の支柱の高さを所定の高さにできる。さらに、前後に長い連接部材で各棚支持体の支柱上端の前後それぞれを連結し、前後に長い栽培棚本体の左右両端部分を連接部材で支持するようにして左右2箇所で栽培棚本体を支持する。
削孔具で地面に支持穴を設けるようにしたものは、左右の削孔棒の中央に設けた打設棒を打設して所定の間隔の左右の支持穴を一度に設ける。
下方連接部材で前後の下側連結部材を連結し、下方連接部材を接地させたものは、栽培棚本体を支持する複数の棚支持体の連結の強度を強くし、前後に長い下方連接部材を接地させることで複数の棚支持体の一部又は全部の地中への沈み込みを防止する。
はしご形の棚支持体を複数前後に配置し、連接部材で棚支持体の支柱上端を架設し、栽培棚本体を係合させるように設けた栽培棚としたものは、左右の長い支柱の上下箇所を上側連結部材と下側連結部材で連結した棚支持体を前後に配置して栽培棚を支持するようにして効率よく栽培棚を構築する。
上側連結部材が、水平部材の左右所定位置の複数箇所に上下に貫通した支柱取付穴を設け、前面又は後面に左右方向に貫通した水平パイプ取付穴を有する取付部を設ける構造としたものは、支柱を支柱取付穴に貫通させて支柱を所定間隔の左右に容易に固定し、水平パイプ取付穴に水平パイプを取付けることができる。
下側連結部材が、広い下面を持つ水平部材の左右所定位置の複数箇所に上下に貫通した支柱取付穴を設け、前面又は後面に左右方向に貫通した水平パイプ取付穴を有する取付部を設けるようにしたものは、支柱を支柱取付穴に貫通させて、支柱を所定間隔の左右に容易に固定し、棚支持体を地面に差し込む際に水平部材の広い下面が地面に当たって差し込みが止まり、かつ棚支持体の地面への沈み込みを防止するようにする。
栽培棚本体が、前後に長い樋形状で左右の端部分を下方に折り返した構造にしたものは、連接部材に下方に折り返した左右の端部分を掛けて栽培棚本体を連接部材で保持する。
左右に所定の間隔で配置した削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を設けて削孔具としたものは、削孔具の打設棒上端を打設して左右の削孔棒を同時に地面に差し込んで支柱を差し込むための支持穴を設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】
作物としては、苺、きゅうり、トマト、花など様々なものがあり、栽培棚に入れた土の中に温度調整用パイプを埋設でき、排水又は所定量の水を底部分に保てるので、高度に環境を調整した栽培を行うことができる。
支柱、連接部材、下方連接部材には、金属製のパイプ、樹脂製のパイプ、木製の棒材などがあり、強度があればどのようなものを用いてもかまわない。
栽培棚本体には、上方が開口された容器型にして土を直接入れて栽培を行うものや、底が広い平面を持つようにして土を入れた容器を複数載置して用いるようにしたものなどがあり、どちらを用いるようにしてもよく、栽培する作物や栽培条件によって決めればよい。
上側連結部材及び下側連結部材の材質としては、樹脂、木、金属などがあり、軽量で強度が強いものが好ましい。
上側連結部材及び下側連結部材に取り付ける水平パイプは、栽培棚の強度の補強、また、栽培棚本体に取り付けたシートなどを斜め下方に伸ばすように固定するのに用いたり、栽培棚に附属させて用いるものを固定したりするのに用いたり、また、スジカイ等の補強材の取付にも使用できる。
【0007】
【実施例】
本発明の各実施例について図面を参照して具体的に説明する。
実施例1(図1〜12参照)
図1〜12に示す実施例1は、はしご形の棚支持体を地面に設けた支持穴に立設し、連接部材で棚支持体の支柱上端を架設し、栽培棚本体を連接部材に取り付け、支持穴を削孔具で設けるようにし、棚支持体の下側連結部材を下方連接部材で連結した栽培棚の構築方法の例であって、上側連結部材が水平部材に上下に貫通した支柱取付穴と左右方向に貫通した水平パイプ取付穴を設けたものであり、下側連結部材が広い下面を持つ水平部材に上下に貫通した支柱取付穴と左右方向に貫通した水平パイプ取付穴を設けたものであり、栽培棚本体が前後に長い樋形状で左右の端部分を下方に折り返した構造であり、支持穴を設ける削孔具が左右の削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を設けたものである栽培棚の例である。図1は実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の斜視図である。図2は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた上側連結部材の正面図である。図3は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた上側連結部材の底面図である。図4は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材の正面図である。図5は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材の底面図である。図6は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた削孔具を地面に打ち込んだ状態を示す説明図である。図7は実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。図8は実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。図9は実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。図10は実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材に支柱パイプを取り付けた状態を示す断面図である。図11は実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚にマルチフィルムを取り付けた状態を示す説明図である。図12は実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の説明図である。
図中、1は栽培棚、2は棚支持体、3は支柱として用いた支柱パイプ、4は上側連結部材、4aは水平部材、4bは支柱取付穴、4cは取付部の水平パイプ取付穴、4dはねじ取付部、5は下側連結部材、5aは水平部材、5bは支柱取付穴、5cは取付部の水平パイプ取付穴、5dはねじ取付部、6は連接部材として用いた連接パイプ、7は下方連接部材として用いた下方連接パイプ、8は栽培棚本体、9は水平パイプ、10ははり出しパイプ、11はタッピングねじ、14は削孔具、14aは削孔棒、14bは打設棒、16は振動ハンマ、18は移動車、18aは車輪、18bは車輪、18cは散布パイプ、19はレールパイプ、29は支持穴、30は土である。
【0008】
実施例1では、苺を栽培するための栽培棚1を構築する例である。まず、上側連結部材4は図2,3に示すように樹脂製の水平部材4aに上下に貫通した支柱取付穴4bを所定の間隔で左右それぞれの3箇所に設ける。最も外側の支柱取付穴4bとその内側の支柱取付穴4bは中心同士の位置が近いため、一部が重なった形状になっている。さらに、それぞれの支柱取付穴4bの外側の一箇所にねじを支柱取付穴4bの軸直角方向から取り付けやすいように外側に突出させたねじ取付部4dを設ける。次に図2,3に示すように水平部材4aの前面に横向きの円筒部分を左右2箇所に設け、水平パイプ取付穴4cとする。この水平パイプ取付穴4cの円筒部分のそれぞれの外側には、ねじを水平パイプ取付穴4cの軸直角方向から取り付けやすいように外側に突出させたねじ取付部材4dを設ける。次に下側連結部材5は、図4,5に示すように、樹脂製の水平部材5aに上下に貫通した支柱取付穴5bを所定の間隔で左右それぞれの3箇所に設ける。最も外側の支柱取付穴5bとその内側の支柱取付穴5bは中心同士の位置が近いため、一部が重なった形状になっている。さらに、それぞれの支柱取付穴5bの外側の一箇所にねじを支柱取付穴5bの軸直角方向から取り付けやすいように外側に突出させたねじ取付部5dを設ける。次に図4,5に示すように水平部材5aの前面に横向きの円筒部分を左右2箇所に設け、水平パイプ取付穴5cとする。この水平パイプ取付穴5cの円筒部分のそれぞれの外側には、ねじを水平パイプ取付穴5cの軸直角方向から取り付けやすいように外側に突出させたねじ取付部5dを設ける。
【0009】
次に支柱パイプ3を左右に所定の幅で並行に配置し、上側連結部材4の所定の間隔で設けた左右の支柱取付穴4bに支柱パイプ3を貫通させ、さらに下側連結部材5の所定の間隔で設けた左右の支柱取付穴5bに支柱パイプ3を貫通させる。これによって左右の支柱パイプ3の上側を上側連結部材4で連結し、左右の支柱パイプ3の下側を下側連結部材5で連結するようにする。さらに、下側連結部材5から支柱パイプ3の上端までの長さが左右同じ所定の長さとなるようにする。このようにしてはしご形に組み付けたならば、支柱パイプ3を貫通させた支柱取付穴4b,5bの外側に設けたねじ取付部4d,5dに先端が尖った形状で硬質な材質のタッピングねじ11を螺着し、ねじがねじ取付部4d,5dの樹脂部分を通り、金属製の支柱パイプ3に先端が埋め込まれるようにする。これにより、上側連結部材4及び下側連結部材5と支柱パイプ3は強く固定される。このようにしてはしご形に組み付けた上側連結部材4、下側連結部材5、支柱パイプ3を棚支持体2とする。
連接パイプ6と下方連接パイプ7は長い金属製のパイプを用いている。
栽培棚本体8は、図1に示すように前後に長い樹脂製の樋状板の前後に側壁を設けて土を入れる容器部分とし、さらに樋状板の左右の端部分は下方に折り返した構造になっている。
水平パイプ9は所定長さの金属製のパイプを用いており、はり出しパイプ10は長い金属製のパイプを用いている。
削孔具14は、図6に示すように左右に支柱パイプ3と同じ所定の間隔で削孔棒14aを配置し、左右の削孔棒14aを水平な部材で連結し、左右の中央に打設棒14bを設けたものである。削孔具14の水平な部材の下面は設置させた際に安定するよう平面にしている。また打設棒14bの上端は、左右の削孔棒14aの上端より上方に位置するようにする。
移動車18は図11に示すように荷台に車輪18aを設けて4輪車としたもので、移動車18から上方に伸び、そこからさらに移動車18から遠ざかる方向に折曲させた水平にパイプの水平部分下方に液体を散布できる噴口を設けて散布パイプ18cとしている。
【0010】
この栽培棚1を構築するには、まず、あらかじめ地面をビニールシートで覆い、ビニールシートに支柱パイプ3を差し込むための支持穴29を設ける位置を示す目印をつけておく。次に図6に示すように削孔具14の左右の削孔棒14aの下端をこの目印に当てて、手で少し差し込んでおいて削孔具14の打設棒14bの上端に振動ハンマ16の打設部を打って、打設棒14bの上端を打設して左右の削孔棒14aを同時に打ち込んで、支持穴29を削孔する。このようにして削孔具14で左右の支持穴29を同時に設けることにより削孔作業は半減する。よって作業時間の短縮と作業の軽減化を行える。また、左右の削孔棒14aのどちらかが上下して傾いてしまった場合には、上方に位置する削孔棒14aの上端を振動ハンマ16で打設して左右の削孔棒14aが垂直に近い状態になるようにして削孔を行うことができる。
さらに、この支持穴29は前後に配列させて所定数設けるようにする。
このようにして、栽培棚1を構築する地面上に所定数の支持穴29を配列させて設けたならば、次に、支持穴29の前後の数と同じ数だけ準備した棚支持体2の左右の支柱パイプ3の下端を左右の支持穴29に挿入し、棚支持体2を打設するようにして棚支持体2の下側連結部材5の水平部材5aの下面が地面に当たって止まるまで棚支持体2を地面に差し込んで棚支持体2を立設する。このように、左右の支柱を別々で立設するのではなく、棚支持体2として同時に立設することによって立設作業は非常に容易になり、また作業が半減して作業時間を大幅に短縮できる。また、下側連結部材5から支柱パイプ3上端までの長さを所定長さとすることによって、下側連結部材5の水平部材5aが地面に当たるまで差し込むようにすると、地面からの各支柱パイプ3の高さは所定高さに揃えられる。よって各支柱パイプ3の高さを揃える作業も軽減される。
また、地面の支柱パイプ3を差し込んだ場所が極端な凹凸になっているような場合には、棚支持体2の上側連結部材4と下側連結部材5との支柱パイプ3への固定に用いたタッピングねじを緩めて、支柱パイプ3の高さを調整し、再度タッピングねじで固定すればよい。
【0011】
このようにして図8に示すように棚支持体2を前後に複数配列したならば、次に、図9に示すように棚支持体2の左右の支柱パイプ3の上端とそれぞれその後方の棚支持体の左右の支柱パイプ3の上端とに連接パイプ6を取り付ける。これによって各棚支持体が前後に連接されて、強固に栽培棚本体8を支持できるようになる。
次に棚支持体の下側連結部材5の片側の側方に前後に長い下方連接パイプ7を取り付けて、前後の棚支持体2の各下側連結部材5の片側が連接されて、強固に栽培棚本体8を支持できるようになる。
次に前後に配設された棚支持体2の支柱パイプ3の上端に前後に長く設けられた左右の連接パイプ6に栽培棚本体8を取り付ける。栽培棚本体8の左右両端の下方に折り返した部分を左右の連接パイプ6にそれぞれ掛けるようにして栽培棚本体8を取り付ける。
次に図1に示すように棚支持体2の上側連結部材4の左右の水平パイプ取付穴4cに水平パイプ9を取り付けて、水平パイプ取付穴4cから側方外部に突出させる。各棚支持体2の上側連結部材4に水平パイプ9を側方外部に突出させるようにして、側方に突出させた水平パイプ9の先端とその後方の水平パイプ9の先端をつなぐようにはり出しパイプ10を設ける。
このようにして栽培棚1を設けることによって、非常に栽培棚1の設置作業は容易になり作業が減って作業時間も短くなる。
また、この栽培棚1は容易に取り外し、再構築ができるので再利用や長さの変更などが容易に変更できる。
水平パイプ9及びはり出しパイプ10は、図11に示すように栽培棚1に主に保温のために取り付けられるマルチフィルムの両端をはり出しパイプ10に掛けるようにして斜め下方に伸ばす。栽培棚1で育てる作物が苺などのように実に日光を当てたいような場合には、このようにして、栽培棚から斜め下方に伸ばされるマルチフィルムに実を載せるようにして用いればよい。
図12に示すように、栽培棚1で作物を栽培する際に作物に水や薬液を散布するのに用いる移動車18を本実施例1では、片側の前後の車輪18aを取りはずし、外周の中央が凹んだ形状の車輪18bに付けかえる。この車輪18bを下方連接パイプ7の側方にレールとして用いるレールパイプ19を設け、このレールパイプ19に係合させて用いる。これによって移動車18はスムーズに栽培棚に沿って移動できるようになる。よって容易に水や薬液の散布が行えるようになる。また、レールパイプ19に係合させた移動車18を遠隔操作や無人操作で操作して防除作業等を人の手をかけずに行うようにもできる。
さらに、栽培棚本体8の上端となる左右の下方への折り返し部分の上面部分を前後に伸びる二本のレールとして使用する運搬車を設けて使用すれば、土や苗を容易に運ぶことができ、非常に作業が楽に行える。このように栽培棚本体の上方を運搬車などが移動するようにしてもよい。
【0012】
図13に示すのは実施例1の他の例である。
図中、20は水平パイプ、21は斜め連接パイプ、22は連接金具、23は水平パイプである。
実施例1の他の例では、棚支持体2の上側連結部材4の左右の水平パイプ取付穴4cにそれぞれ取り付けた水平パイプ9の内側の端同士の間に水平パイプ9の内部に両端を挿入するようにして別の水平パイプ20を取り付け、水平パイプ20には、水平パイプ20に対して軸直角方向にパイプを取り付けられるように連接金具22を設ける。次に棚支持体2の下側連結部材5の左右の水平パイプ取付穴5cに一本の水平パイプ23を取り付け、水平パイプ23には水平パイプ23に対して軸直角方向にパイプを取り付けられるように連接金具22を設ける。次に、水平パイプ20に取り付けた連接金具22と水平パイプ23に取り付けた連接金具22を斜めの前後に連接するように斜め連接パイプ21を取り付ける。これによってさらに強度を強くして栽培棚1を支持することができる。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
【0013】
実施例2(図14参照)
図14に示す実施例2は、栽培棚本体として平面上の底面を持つ形状のものを用い、土を入れた容器を栽培棚本体上に載置して用いるようにした栽培棚の例である。
図14は実施例2の栽培棚2の構成方法で設置した栽培棚の説明図である。
図中、24は栽培棚本体、25は栽培容器である。
実施例2では、図14に示すように栽培棚本体24として平面上の底面を持つ形状のものを用い、これを多数前後に並べるように連接パイプ6上に取り付け、栽培棚本体24内に土を入れた栽培容器25を並べるように載置して栽培を行う。このように栽培棚本体としては、どのようなものを用いてもよい。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、栽培棚の設置作業が非常に容易になり、作業時間を大幅に短縮できる栽培棚の構築方法及びそれに用いる削孔具にできる。
削孔具で地面に支持穴を設けるようにしたものは、さらに作業を容易で作業時間を大幅に短縮できる。
下方連接部材で前後の下側の連結部材を連結し、下方連接部材を設置させたものは、より強度を強くして栽培棚を支持できるようにし、かつ棚支持体の一部又は全部の地中への沈み込みを防止して栽培棚が傾いたり、一部が下がったりして、散布される水が溜ってしまったり、水分の供給が偏ったりすることがないようにできる
左右に所定の間隔で配置した削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を設けて削孔具としたものは、一度に左右の支持穴を設けるようにしてさらに作業を減らすことができ作業時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の斜視図である。
【図2】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた上側連結部材の正面図である。
【図3】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた上側連結部材の底面図である。
【図4】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材の正面図である。
【図5】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材の底面図である。
【図6】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた削孔具を地面に打ち込んだ状態を示す説明図である。
【図7】実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。
【図8】実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。
【図9】実施例1の栽培棚の構築方法の説明図である。
【図10】実施例1の栽培棚の構築方法で用いた下側連結部材に支柱パイプを取り付けた状態を示す断面図である。
【図11】実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚にマルチフィルムを取り付けた状態を示す説明図である。
【図12】実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の説明図である。
【図13】実施例1の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の他の例を示す斜視図である。
【図14】実施例2の栽培棚の構築方法で設置した栽培棚の説明図である。
【符号の説明】
1 栽培棚
2 棚支持体
3 支柱パイプ
4 上側連結部材
4a 水平部材
4b 支柱取付穴
4c 水平パイプ取付穴
4d ねじ取付部
5 下側連結部材
5a 水平部材
5b 支柱取付穴
5c 水平パイプ取付穴
5d ねじ取付部
6 連接パイプ
7 下方連接パイプ
8 栽培棚本体
9 水平パイプ
10 はり出しパイプ
11 タッピングねじ
12 欠番
13 欠番
14 削孔具
14a 削孔棒
14b 打設棒
15 欠番
16 振動ハンマ
17 欠番
18 移動車
18a 車輪
18b 車輪
18c 散布パイプ
19 レールパイプ
20 水平パイプ
21 斜め連接パイプ
22 連接金具
23 水平パイプ
24 栽培棚本体
25 栽培容器
29 支持穴
30 土

Claims (4)

  1. 左右の長い支柱の上下個所を上側連結部材と下側連結部材で連結してはしご形の棚支持体を複数用意し、地面に左右が所定の間隔の支持穴を前後に所要数配列させて設け、左右の支持穴に前記棚支持体の支柱を挿入し下側連結部材が接地するまで同支柱を差し込んで前記棚支持体を前後に所要数配列させて立設し、前後に長い連接部材で各棚支持体の支柱上端を架設し、土を直接入れるか又は土を入れた容器を載せる栽培棚本体をそれぞれ前記連接部材によって支持して前後に配列させた棚支持体上部に栽培棚本体を取りつけるようにし、しかも左右に所定の間隔で配置した削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を設けた削孔具を用意し、打設棒を打設して左右の削孔棒を地面に差し込んで所定の左右間隔で支持穴を左右同時に設けるようにした、栽培棚の構築方法。
  2. 左右の長い支柱の上下個所を上側連結部材と下側連結部材で連結してはしご形の棚支持体を複数用意し、地面に左右が所定の間隔の支持穴を前後に所要数配列させて設け、左右の支持穴に前記棚支持体の支柱を挿入し下側連結部材が接地するまで同支柱を差し込んで前記棚支持体を前後に所要数配列させて立設し、前後に長い連接部材で各棚支持体の支柱上端を架設し、土を直接入れるか又は土を入れた容器を載せる栽培棚本体をそれぞれ前記連接部材によって支持して前後に配列させた棚支持体上部に栽培棚本体を取りつけるようにし、しかも前後に長い下方連接部材で前後の下側連結部材を連結し、同下方連接部材を接地させて棚支持体の沈み込みを防止するようにした、栽培棚の構築方法。
  3. 前後に長い下方連接部材で前後の下側連結部材を連結し、同下方連接部材を接地させて棚支持体の沈み込みを防止するようにした請求項1記載の栽培棚の構築方法。
  4. 左右に所定の間隔で配置した上下に長い削孔棒を連結し、左右の中央に打設棒を垂設した栽培棚の支柱を差し込む支持穴を設けるための削孔具。
JP2000050468A 2000-02-22 2000-02-22 栽培棚の構築方法及び削孔具 Expired - Lifetime JP4480837B2 (ja)

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