JP4480658B2 - リール - Google Patents

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本発明は、魚釣り用具に関し、特に無音式逆転止めという機能を有し、操作がスムーズで、摩擦抗力が小さいリールに関するものである。
図1に示すように、周知のリール1はハウジング2と、回転軸4によりハウジング2の一側に装着されるハンドル3と、ハウジング2に装着され、ハンドル3の駆動を受けて回転するスプール5とを備える。リール1の内部構造では図2と図3に示すように、歯車6が回転軸4の外側に嵌せられ、かつ歯車6とシャフト7の歯部8とが噛み合い、シャフト7が伝動ホイール9の嵌合孔91の中に挿入される。ハンドル3が時計回りに(即ち図1に示す方向を基準に)回転する場合、回転軸4とシャフト7と伝動ホイール9によりスプール5を駆動し、逆時計回りに回転させて糸の巻き取り作業を進行させることが可能である。
スプール5に巻いた釣り糸が思いがけず引っ張られてしまう(即ちスプールを時計回りに回転させる)ことを防止するために、一つの嵌合リング93と二つの歯止め95を増設することが可能である。嵌合リング93は伝動ホイール9の周縁に装着され、かつピン94を二つ有する。二つの歯止め95はハウジング2の内壁に装着され、かつ嵌合リング93のピン94を挿入するのに用いられる槽孔96を有する。伝動ホイール9が図4に示す矢印の方向に沿い回転する場合、嵌合リング93は摩擦力が作用するため、伝動ホイール9とともに回転する。この時、嵌合リング93の二つのピン94は二つの歯止め95に突き当たり、それを伝動ホイール9のつめ車97から分離させ、スプール5は伝動ホイール9の駆動を受けて逆時計回りに回転する。逆に伝動ホイール9が図5に示す矢印の方向に沿い回転する場合、嵌合リングの二つのピン94は二つの歯止め95に突き当たり、それと伝動ホイール9のつめ車97とを噛み合わせる。この時、スプール5は回転ができなくなる。これにより、リール1は逆転止め機能を備え、かつ歯止め95が伝動ホイール9に衝突して騒音を生じさせることを防止し、静音効果を有する。
嵌合リング93が伝動ホイール9に伴って回転し、図4または図5に示す状態を呈する場合、嵌合リング93は伝動ホイール9に伴って回転することをやめ、両者の間の摩擦力はリール1を操作する時の抗力に変わり始め、それが非常に深刻な場合、リール1のスムーズな操作に影響することがある。したがって、如何に無音式逆転止め機能を保ち、かつ摩擦力を減少させ、よりいっそう操作をスムーズにするかということが業界では至急解決すべき課題となっている。
本発明の目的は、無音式逆転止め機能を有し、操作がスムーズで、摩擦抗力が小さいリールを提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明によるリールは、一つのハウジングと、一つのハンドルと、一つのスプールと、一つの伝動ホイールと、回転軸の動力を伝動ホイールに伝動する一つの手段と、少なくとも一つの歯止めと、一つの連結棒とを備える。ハンドルは回転軸によりハウジングに装着され、スプールは回転可能にハウジングに装着され、伝動ホイールはスプールの一端に装着され、周縁に多数個のつめ車を有し、歯止めは第一位置と第二位置の間を振れ動くようにハウジングに装着され、かつ細長い槽を有し、連結棒は回転軸に装着される鞘部と、少なくとも一つの歯止めの細長い槽に挿入される挿入部とを有する。歯止めが第一位置に据えられる場合、歯止めと伝動ホイールとは分離する。歯止めが第二位置に据えられる場合、歯止めと伝動ホイールのつめ車とは噛み合い、伝動ホイールは回転不能になる。
本発明の構造と特徴を詳細に説明するために、以下、実施例を挙げて図面に基づいて説明する。まず図面の説明は次の通りである。
図6は本発明の実施例によるリールを示す立体図である。
図7は本発明の実施例によるリールの局部を示す分解図である。
図8は本発明の実施例によるリールの局部を示す断面図である。
図9は本発明の実施例によるリールの作動を示す模式図(一)である。
図10は本発明の実施例によるリールの作動を示す模式図(二)である。
図6から図8に示すように、本発明の実施例によるリール10は、一つのハウジング20、一つのハンドル26、一つのスプール30、一つの伝動ホイール35、一つの動力伝動手段40、二つの歯止め50、及び一つの連結棒55を備える。
ハウジング20は心軸23と回転軸24がそれぞれ貫通するのに用いられる軸孔21と側辺孔22を有する。ハンドル26は回転軸24によりハウジング20に装着される。スプール30は心軸23によりハウジング20に装着される。伝動ホイール35はスプール30の右端に装着される。またスプール30は伝動ホイール35の駆動を受けて回転可能である。伝動ホイール35は心軸23が貫通するのに用いられる嵌合孔36を有する。嵌合孔36は非円形を呈する。また伝動ホイール35は周縁に多数個のつめ車38を有する。
動力伝動手段40は回転軸24の動力を伝動ホイール35に伝動するのに用いられ、かつその設計は多様な変化を呈することが可能である。本実施例では、手段40は歯車42とシャフト45を有し、歯車42は回転軸24が貫通するのに用いられる非円形の嵌合孔43を有し、回転軸24と歯車42の接触区間の断面が嵌合孔43に対応する形状を呈することで、回転軸24は歯車42を駆動して回転させることが可能である。シャフト45は心軸23に嵌せられるように装着され、シャフト45の左端は伝動ホイール35の嵌合孔36中に挿入され、その断面が嵌合孔36に対応する形状を呈することで、シャフト45は伝動ホイール35を駆動して回転させることが可能である。シャフト45の右端は軸受け46により回転可能にハウジング20に装着され、シャフト45は歯車42と噛み合う歯部47を有することで、歯車42の駆動を受けて回転可能である。使用者がハンドル26を回す場合、回転動力は回転軸24、歯車42、シャフト45及び伝動ホイール35を介してスプール30に伝動され、それを回転させる。
二つの歯止め50は、第一位置(図9に示す通り)と第二位置(図10に示す通り)の間を振れ動くようにハウジング20に装着され、かつ一端に細長い槽52を有する。細長い槽52は開放状を呈するが、製造の際には必要に応じ細長い槽52を密閉状にすることが可能である。
連結棒55は回転軸24に装着される鞘部56と、二つの歯止め50の細長い槽52に挿入される挿入部57とを有する。連結棒55と回転軸24の間の摩擦力を減少させるために、本実施例では回転軸24にプラスチック材質のブッシング58を被せ、ブッシング58に連結棒55の鞘部56と嵌合するための環状溝59を設ける。実際に製造する際には、必要に応じてブッシングを設けることなく、直接連結棒を回転軸の外に装着することが可能である。
使用者がハンドル26を時計回り(即ち図6に示す方向を基準に)に回す場合、図9に示すように、回転軸24は矢印の方向に従い回転し、連結棒55は摩擦力の作用を受けるため同じ方向に沿い回転し、連結棒55の挿入部57は二つの歯止め50に突き当たり、それを揺動させ第一位置に移動させる。この時、二つの歯止め50と回転ホイール35とが分離し、ハンドル26が動力をスプール30にスムーズに伝動しそれを回転させることで、歯止め50の回転角度を制限可能である。ハウジング20は内壁に凸柱25を二つ有する。二つの歯止め50は第一位置に据えられる場合、二つの凸柱25に互いに突き当たる。逆に使用者がハンドル26を逆時計回りに回す場合、図10に示すように、回転軸24は矢印の方向に従い回転し、連結棒55は摩擦力の作用を受けるため同じ方向に沿い回転し、連結棒55の挿入部57は二つの歯止め50に突き当たり、それを揺動させ第二位置に移動させる。この時、二つの歯止め50と回転ホイール35のつめ車38とは噛み合い、伝動ホイール35は回転ができなくなり、ハンドル26は動力をスプール30に伝動することができなくなるため、リール10に逆転止め機能をもたらすことが可能である。歯止め50が第一位置に据えられる場合、伝動ホイール35は二つの歯止め50には接触しない。つまり伝動ホイール35が回転しても音は出ない。実際に製造する際には、二つの歯止め50の配置位置を変えることで、ハンドルを逆時計回りに回転させる時、歯止めと伝動ホイールとを分離させ、ハンドルを時計回りに回転させる時、歯止めと伝動ホイールとを噛み合わせることが可能である。
連結棒55が回転軸24(またはブッシング58)に伴って回転し、図9または図10の状態を呈する場合、連結棒55は回転軸24(またはブッシング58)に伴って回転することをやめ、連結棒55と回転軸24(またはブッシング58)の間の摩擦力はリールを操作する時の抗力となる。実験の結果により本実施例の連結棒55と回転軸24(ブッシング58)の間の摩擦力は周知の構造における嵌合リング93と伝動ホイール9の間の摩擦力(図2に示す通り)よりも低いため、本実施例によるリールは操作がスムーズになるメリットがあることが判明した。また本実施例の連結棒55とブッシング58の接触面積は周知の構造における嵌合リング93と伝動ホイール9の接触面積よりも小さいため、本実施例によるリールを操作する過程で摩擦が原因で発生した熱を発散しやすくなり、かつ操作時に発生した熱が原因でユニットを変形させ壊してしまうことを防止可能である。実際に製造する際には、本実施例の連結棒55は周知の構造における嵌合リング93と比べて製造しやすいため、コストを削減可能である。これは本実施例のもう一つの効果である。
本発明の精神により、リールの構造設計は多様な変化を呈することが可能である。例えばハンドルを本来の右利きに適する位置から左利きに適する位置に変更することも、動力伝動手段に回転軸の動力を伝動ホイールに伝動させさえすれば可能である。また必要に応じて構造を変更し、わずか一つの歯止めを装着することも可能である。それに対し、連結棒にわずか一つの挿入部を設けることも可能である。即ち、容易に思い至るような構造変化は本発明の請求範囲に属すべきである。
周知のリールを示す立体図である。 周知のリールの局部を示す分解図である。 周知のリールの局部を示す断面図である。 周知のリールの作動を示す模式図(一)である。 周知のリールの作動を示す模式図(二)である。 本発明の実施例によるリールを示す立体図である。 本発明の実施例によるリールの局部を示す分解図である。 本発明の実施例によるリールの局部を示す断面図である。 本発明の実施例によるリールの作動を示す模式図(一)である。 本発明の実施例によるリールの作動を示す模式図(二)である。
符号の説明
1 リール、2 ハウジング、3 ハンドル、4 回転軸、5 スプール、6 歯車、7 シャフト、8 歯部、9 伝動ホイール、10 リール、20 ハウジング、21 軸孔、22 側辺孔、23 心軸、24 回転軸、25 凸柱、26 ハンドル、30 スプール、35 伝動ホイール、36 嵌合孔、38 つめ車、40 動力伝動手段、42 歯車、43 嵌合孔、45 シャフト、46 軸受け、47 歯部、50 歯止め、52 細長い槽、55 連結棒、56 鞘部、57 挿入部、58 ブッシング、59 環状溝、91 嵌合孔、93 嵌合リング、94 ピン、95 歯止め、96 槽孔、97 つめ車

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    回転軸によりハウジングに装着されるハンドルと、
    回転可能にハウジングに装着されるスプールと、
    スプールの一端に装着され、周縁に多数個のつめ車を有する伝動ホイールと、
    回転軸の動力を伝動ホイールに伝動する手段と、
    第一位置と第二位置との間を振れ動くようにハウジングに装着され、細長い槽を有する少なくとも一つの歯止めと、
    回転軸に装着される鞘部、及び少なくとも一つの歯止めの細長い槽に挿入される挿入部を有する連結棒と、を備え、
    歯止めが第一位置に据えられる場合、歯止めと伝動ホイールとは分離し、歯止めが第二位置に据えられる場合、歯止めと伝動ホイールのつめ車とは噛み合い、伝動ホイールは回転不能になることを特徴とするリール。
  2. 回転軸に装着され、かつ連結棒の鞘部と嵌合するのに用いられるブッシングを備えることを特徴とする請求項1に記載のリール。
  3. ブッシングは連結棒の鞘部と嵌合するのに用いられる環状溝を有することを特徴とする請求項2に記載のリール。
  4. 歯止めの細長い槽は開放状を呈することを特徴とする請求項1に記載のリール。
  5. 歯止めの細長い槽は密閉状を呈することを特徴とする請求項1に記載のリール。
  6. 手段は歯車及びシャフトを有し、歯車は回転軸に装着され、シャフトの一端は伝動ホイールの嵌合孔に挿入され、シャフトの他端は回転可能にハウジングに装着され、シャフトは歯車と噛み合う歯部を有することを特徴とする請求項1に記載のリール。




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