JP4480097B2 - 周波数シンセサイザ、無線通信システム、及び半導体装置 - Google Patents

周波数シンセサイザ、無線通信システム、及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信における送信周波数変調を行う周波数シンセサイザ、無線通信システム、及び半導体装置に関し、特に高機能化と、回路面積の縮小に有効な技術に関するものである。
周波数シンセサイザは、比較の基準となる基準信号の位相と、入力される制御電圧に対応した周波数で発振する電圧制御発振器の出力周波数を可変分周器に設定した分周数で分周して得られた分周信号の位相とを、位相比較器で比較し、その位相差信号の大きさに対応して出力される位相差信号を電圧制御発振器の制御電圧としてフィードバックさせることにより、最終的に基準信号の周波数と、分周信号の周波数が一致したところで定常状態となり、周波数同期した状態になるようにするものである。
この時、周波数シンセサイザの出力信号の周波数は、分周信号の周波数に分周数を乗じたもの、即ち、基準信号の周波数に分周数を乗じたものとなり、この方法によって所望の周波数を有する出力信号を得ることができる。
基準信号の周波数を一定とした場合、周波数シンセサイザの出力周波数は、可変分周器の分周数で決定されるため、送信周波数変調を行う際には、送信データに対応して可変分周器の分周数を変化させる方法が一般に用いられている。
可変分周器の分周数を変化させる方法として、IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.33,NO.7,JULY 1998 pp.998 An Agile ISM Band Frequency Synthesizer with Built−In GMSK Data Modulation Fig.4のような方法が提案されている。この論文に記載された方法では、送信データの変化に対応するデジタルフィルタのパルス応答データを、予めROM(Read Only Memory)装置に格納しておき、送信データの変化に応じてROMから読み出したデータを分周数の変化分として扱い、設定した分周数と加算することにより、周波数変調を実現している。
IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.33,NO.7,JULY 1998 pp.998 An Agile ISM Band Frequency Synthesizer with Built−In GMSK Data Modulation
従来の無線通信における周波数変調を行う周波数シンセサイザは、以上のように構成されており、予めROMに格納しておいたデジタルフィルタのパルス応答データを読み出して分周数の変化分として扱い、中心周波数に対応する分周数と加算することにより周波数変調を実現するものであった。
しかしながらこのような従来手法では、送信データの変化に対応するパルス応答データが全てROMに格納されているため、様々な基準信号の周波数への対応や、送信データに対する周波数変化幅への対応数の増加に伴って、ROM容量が膨大になると共に、ROMからデータを読み出す回路も大きくなることから、回路面積の増大が避けられないという問題があった。
この発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、回路面積の増大を抑制しつつ、様々な基準信号の周波数や、送信データに対する周波数変化幅にも柔軟に対応可能であり、さらに複数ビットの送信データを有する多値周波数変調への対応も可能である送信周波数変調を行う周波数シンセサイザ、あるいはさらに、無線通信システム、及び半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる周波数シンセサイザは、分周数の変化量を論理回路により算出する回路ブロックである送信変調器を備えたことを特徴とする。
即ち、本発明にかかる周波数シンセサイザは、入力される制御電圧に対応する周波数を有する出力信号を発生する電圧制御発振器と、入力される分周数データに従って上記電圧制御発振器からの出力信号を分周し、分周後の信号を出力する可変分周器と、上記可変分周器からの出力信号と、入力される基準信号との間の位相を比較し、比較結果を示す信号を出力する位相比較器と、上記位相比較器からの信号を低域濾波し、上記電圧制御発振器の制御電圧として出力する低域通過フィルタとを備え、さらに、入力される送信データに対応して、上記可変分周器の分周数の変化量を算出し、該分周数の変化量を中心周波数の分周数設定値に加算し、周波数変調を行わせる送信変調器を備えるとともに、上記送信変調器は、クロック信号入力端子を備え、該クロック信号入力端子から入力されるクロック信号を用いて、周波数変調の過程を複数のステップに分割して行い、その各ステップに対応した分周数の変化量を算出することを特徴とする。
上記の構成では、送信変調器では、分周数の変化量を論理回路により算出するため、基準信号の周波数が2倍や1/2倍などに変化した場合、分周数の変化量はビットシフトを行うだけで容易に算出することができ、回路面積の増大を抑制することができる。
また、送信データの変化に対応する周波数変化幅の対応数を増やす場合にも、対応可能な周波数変化幅の間隔を一定に設定しておけば、乗算器を用いて効率的に分周数の変化量を算出可能であり、ROMに全てのパルス応答データを格納しておく場合と比較して、回路面積の増大を抑制することができる。
これらの回路面積の抑制効果は、基準信号の周波数への対応数や、送信データに対する周波数変化幅の対応数が多ければ多いほど、顕著なものが得られる。
さらに、上記送信変調器、クロック信号入力端子を備え、該クロック信号入力端子から入力されるクロック信号を用いて、周波数変調の過程を複数のステップに分割して行い、その各ステップに対応した分周数の変化量を算出するため、送信周波数スペクトラムの狭帯域化を図ることができる。
本発明にかかる周波数シンセサイザによれば、上記の構成を有することで、従来よりも高機能な送信変調周波数シンセサイザを、小規模回路で実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であり、必ずしもこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100の構成を示す。
図1において、1は位相比較器、2は低域通過フィルタ、3は電圧制御発振器、4は可変分周器、5aは送信変調器である。
また、Rfは基準信号、Otは出力信号、FDは分周信号、N1は分周数データ、N2は分周数変化量、CLはクロック信号、TDは送信データである。
次に、本実施の形態1の周波数シンセサイザ100の動作について説明する。
入力される制御電圧に対応する周波数を有する出力信号を発生する電圧制御発振器3の出力信号Otは、本周波数シンセサイザ100の出力信号として出力されると同時に、可変分周器4へ入力される。可変分周器4は、入力される分周数データN1に従って、出力信号Otを分周し、これを分周信号FDとして出力する。ここで、分周数データN1をNとすると、
(分周信号周波数)=(出力信号周波数)/ N
である。なお、ここで分周数データNは、整数とは限らず、小数部を含む数値でも良い。
位相比較器1では、入力される基準信号Rfと、分周信号FDとの間の位相を比較し、比較結果を示す信号1aを発生し出力する。比較結果を示す信号1aは、低域通過フィルタ2を通過することによって低域濾波され、電圧制御発振器3にその制御信号2aとして入力(フィードバック)される。このようなフィードバック系を構築することにより、定常状態では、基準信号Rfと、分周信号FDの位相、及び周波数が一致した状態となるので、
(基準信号周波数)=(出力信号周波数)/ N
即ち、
(出力信号周波数)=(基準信号周波数)× N
となる。以上が、基本的な周波数シンセサイザの動作原理である。
本実施の形態1による周波数シンセサイザ100は、送信周波数変調を実現するため、この基本的な周波数シンセサイザにおいて、送信変調器5aを備えたことを特徴とする。
2値の周波数変調の場合、送信変調器5aには、0又は1である送信データTDが入力されるが、それぞれの送信データに対応して、出力周波数を中心周波数からどの程度変化させるかが予め設定されている。この送信データTDに応じた中心周波数からの周波数変化量をFdevと定義すると、
Fdev =(基準信号周波数)× ΔN
となる。ここで、ΔNは送信データTDに応じた分周数変化量であり、通常、小数点以下の桁を含む数である。即ち、送信データTDの値に従って、
ΔN = Fdev /(基準信号周波数)
が、送信変調器5aの内部の論理回路によって算出される。例えば、出力周波数が、+Fdevだけ増加する場合を考えると、この分周数変化量が、中心周波数を指定する分周数データに加算されて、可変分周器4に入力されることにより、
(出力信号周波数)=(基準信号周波数)×(N+ΔN)
=(基準信号周波数)×{N+Fdev/(基準信号周波数)}
={(基準信号周波数)×N}+Fdev
となり、送信データに対応して、中心周波数から+Fdevだけ変化した周波数が出力され、送信周波数変調が実現される。また、分周数変化量が−ΔNであった場合は、当然、中心周波数から−Fdevだけ変化した周波数が出力される。
なお、本発明により実現される周波数変調には、アナログデータを送信する周波数変調(FM;Frequency Modulation)だけでなく、デジタル値の送信データに対応した周波数変調方式である周波数偏移変調(FSK;Frequency Shift Keying)も含まれるのは、当然である。
また、送信データの変化に伴う周波数変化、即ち分周数変化は、図2(a)に示すように1回で完了するものに限定されるものではなく、図2(b)に示すように、該分周数変化を複数のステップに分割し、それぞれのステップに対応する分周数の変化量を算出することによって、送信周波数スペクトラムを狭帯域化するようにすることも可能である。
図3(a)は、周波数変化を図2(a)に示すように1回で完了した場合の送信周波数スペクトラムを、図3(b)は、周波数変化を図2(b)に示すように複数のステップ(この図の場合は16回)に分割した場合の送信周波数スペクトラムを示している。
ここでの評価条件は、出力周波数430MHz、Fdev=2.1kHz、送信データレート2400bps、2値FSK変調である。図3(a)と比較して、図3(b)の方が、明らかに隣接する周波数へのスペクトラムの広がりが抑制されており、狭帯域化がなされていることが分かる。
無線通信においては、隣接チャンネルに対する送信信号の漏洩は誤動作の原因となり、非常に大きな問題となるため、送信周波数スペクトラムはできるだけ狭帯域化しなければならない。そこで、本発明のように、送信データの変化に伴う周波数変化を複数のステップに分割し、それぞれのステップに対応した分周数の変化量を算出する方法は、送信周波数変調を用いた無線通信においては必須の方法であると言える。
送信周波数スペクトラムの狭帯域化の効果は、分割するステップ数が多いほど効果が高いことが分かっているが、同時に回路面積が大きくなるという問題がある。このように、狭帯域化の効果と回路面積とはトレードオフの関係にあるが、16ステップを越えると狭帯域化の効果が弱まることから、16ステップに分割するのが最適と考えられる。但し、ここで、周波数変化のステップ数は特に限定されるものではない。
また、分割された各周波数点を結んだ波形の形状を、GFSKや正弦波形にすると、狭帯域化の効果が高く好ましいものと考えられるが、ここで、波形の種類は特に限定されるものではなく、システムの許容スペックに応じて最適なものを選択することが望まれる。
また、各ステップの時間間隔を決定するためには、クロック信号を入力する必要があるが、周波数が一定のクロック信号を用いる方が時間間隔を正確に測定することができる。周波数が一定のクロック信号としては、周波数シンセサイザの基準信号、若しくは該基準信号を適切な周波数に分周したものを用いるのが最適と考えられるが、ここでこのクロック信号は特に限定されるものではなく、また、周波数が一定でなく常に変化するような信号であってもクロック信号として用いることができる。
さらに、送信データの変化に伴って周波数が変化し終わるまでの各ステップの時間間隔は全て同一である必要は無く、例えば周波数変化量が大きい箇所では細かい時間間隔で、逆に周波数変化量が小さい箇所では大きい時間間隔で、各ステップの時間間隔を設定するようにしてもよい。
次に、本実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aの具体例について説明する。
図1(b)は本実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aの具体的な構成の一例を示す図であり、図において、51は遷移周波数幅データテーブル、52は乗算器、53は複数ステップ分割係数計算回路、54は複数ステップ分割時間間隔計算回路、55は時間計測カウンタである。
遷移周波数幅データテーブル51は、送信データTDの0又は1の信号に応じて予め設定された遷移周波数幅を出力する。ここでは、遷移周波数幅は常に一定であるので、例えば、0の時−Fdev、1の時Fdevとなる。この遷移周波数幅は、遷移前の発振周波数と、送信データに対応する発振周波数との周波数差を示す。次に乗算器52によって分周数変化量ΔNが計算される。具体的な計算式は、
分周数変化量ΔN=遷移周波数幅Fdev/基準信号周波数
である。続いてこの分周数変化量を複数のステップに分割して出力するために、複数ステップ分割係数計算回路53により、各ステップにおける分周数変化量ΔN(n)を計算する。具体的には、ΔN(1)=x1ΔN、ΔN(2)=x2ΔN、…というように分周数変化量ΔNに所定の係数x1,x2を掛けた値を各ステップにおける分周数変化量ΔN(n)として出力する。また、この複数ステップにおいて、次のステップに移行するまでの時間間隔を、時間計測カウンタ55により計測する。時間計測カウンタ55は、クロック信号(通常はシンセサイザの基準信号CL)をカウントし、カウント値が設定されたカウント終了値と一致した時に複数ステップ分割係数計算回路53に対して次ステップ移行命令信号Snを出力する。複数ステップ分割時間間隔カウント終了値Scは、基準信号周波数Rfと複数ステップ分割時間間隔指定信号Siを基に、複数ステップ分割時間間隔計算回路54により計算する。基準信号周波数Rfが変化すると、ある時間を計測するまでのカウント値も変化する事から、基準信号周波数Rfも入力される構成になっている。
以上の動作により送信変調器5aは、送信データTDに応じた分周数変化量を複数ステップに分割して出力する。
従来技術においても、各ステップにおける分周数の変化量をROMに格納しておくことによって、このような送信周波数スペクトラムの狭帯域化が行われていたが、この方法では、ステップ数が多くなるに従って必要なROM容量も比例して増加するため、回路面積の増大が避けられないという問題があった。
しかしながら、本実施の形態1による周波数シンセサイザでは、送信変調器5aにおいて、分周数変化量を論理回路により算出しているため、従来のROMからパルス応答データを読み出す場合と比較して、ROM装置のみならずアドレス等を指定してROMからデータを読み出す読み出し回路も不要となり、回路面積の増大を大きく抑制することができる。
さらに、様々な水晶発振子に対応するために、様々な基準信号の周波数への対応を可能にする必要がある場合があるが、本実施の形態1においては、例えば基準信号の周波数が2倍や1/2倍などに変化したような場合、分周数の変化量を送信変調器5aにおいてビットシフトを行うだけで容易に算出することができ、このような場合にも、回路面積の増大を大きく抑制することができる。
このような本実施の形態1による周波数シンセサイザ100によれば、電圧制御発振器と、可変分周器と、可変分周器からの出力信号と入力される基準信号との間の位相を比較し比較結果を示す信号を出力する位相比較器と、位相比較器からの信号を低域濾波し電圧制御発振器の制御電圧として出力する低域通過フィルタとを備え、さらに入力される送信データに対応して上記可変分周器の分周数の変化量を算出し、該分周数の変化量を中心周波数の分周数設定値に加算し、周波数変調を行わせる送信変調器を備えたものとしたので、従来のROMからパルス応答データを読み出す場合と比較して、ROM装置、及びアドレス等を指定してROMからデータを読み出す読み出し回路が不要となり、回路面積の増大を大きく抑制することができる。
さらに、様々な水晶発振子に応じた様々な基準信号の周波数への対応を可能にする場合においても、該異なる基準信号の周波数を得るための分周数の変化量を、送信変調器においてビットシフトを行うだけで容易に算出することができ、やはり回路面積の増大を大きく抑制することができる効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2による周波数シンセサイザ200の構成を示すものである。
本実施の形態2は、実施の形態1に比較して、送信変調器5bの送信データTDを入力する送信データ入力端子501が1ビットでなく多ビットとなっていることと、送信データ値設定信号TDsが入力される入力端子502を備えていることを特徴とする。
無線通信においては、シンボル数が多いほど送信データレートが高速になり、効率の良いデータ送信が可能となる。ところが、多ビットの送信変調では、周波数の変化パターンが複数存在するため、従来例のようなROMからパルス応答データを読み出す方法では、周波数の変化パターンの数だけ、分周数変化量をROMに格納しておかなければならない。従って、従来例では、膨大なROM容量が必要となるという問題があった。
一方、本実施の形態2においては、送信変調器5bにおいて、分周数変化量を論理回路により算出しているものであり、通常の多値周波数変調では、隣り合う送信データに対応する周波数差は一定になっているため、本実施の形態2では、分周数変化量を整数倍するだけで、各送信データ値の変調パターンに対応する分周数変化量を、小規模の回路面積でもって、効率的に算出することができる。
図4(b)は本実施の形態2による周波数シンセサイザの送信変調器5bの具体的な構成の一例を示す図であり、図において、図1(b)と同一符号は同一または相当部分である。また、56は遷移周波数幅計算回路である。
本実施の形態2による周波数シンセサイザの送信変調器5bには、送信データTDが1ビットの信号ではなく多ビットの信号として入力される。遷移周波数幅計算回路56は、送信データTDと送信データ値設定信号TDsに基づいて遷移周波数幅Fdevを計算し出力する。遷移周波数幅Fdevを算出した以降の動作は図1(b)に示す実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aの動作と同じであるので説明を省略する。
例えば、図5に示すように、4値のFSKでは、送信データ値は00、01、10、11の4種類になるが、隣り合うデータに対応する周波数差を2kHzとした場合、00から他のどのデータに遷移した場合でも、周波数差は2kHzの整数倍になる。よって、分周数の変化量もある値を基にした整数倍になるので、算出に必要な回路面積を大幅に小さくすることができる。この点、従来例のようにROMを用いる方法では、このような面積の縮小効果は得られず、送信データのビット数の増加に伴って回路面積は増大する一方であった。
なお、図5に示す送信データ値と、周波数との大小との対応関係はあくまで一例であり、必ずしもこの対応関係に従う必要が無いのは勿論である。
また、以上では4値の周波数変調を行うものを例としてあげたが、本発明は、3値や5値、若しくはそれ以上の送信データ値、を有する送信周波数変調を行うものにも適用できるのは勿論である。
さらに、送信データ値設定入力端子52により送信データ値の数を切り替えることにより、4値から2値、2値から4値、若しくはそれ以外の送信データ値への切り換えを随時行うことができ、通信速度の切り換えを、即時に容易に行うことが可能である。
このような本実施の形態2の周波数シンセサイザ200では、送信変調器を、多ビットの入力を受ける送信データ入力端子と、該送信データ値を設定するための送信データ値設定入力端子とを備えたものとしたので、シンボル数が多いほど送信データレートが高速になり、効率の良いデータ送信が可能となる多ビットの送信変調において、従来例のようなROMからパルス応答データを読み出す方法では、周波数の変化パターンの数に対応する膨大なROM容量が必要であったのに対し、本実施の形態2では、送信変調器5bにおいて分周数変化量を論理回路により整数倍して算出するのみで、該多ビットの送信変調の動作が可能となるため、回路面積の増大を大きく抑制しつつ多値周波数変調への対応を可能とできる効果がある。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3による周波数シンセサイザ300の構成を示すものである。
本実施の形態3は、実施の形態1に比較して、送信変調器5cに、周波数の変化量Fdevを設定するFdev設定信号Fdevsが入力される1ビット、若しくは多ビットの入力端子503を備えることを特徴とする。
従来例のように、ROMからパルス応答データを読み出す方法では、送信データに対応する周波数変化量を可変にする場合、可変にした数に比例して多くのROM容量が必要となり、回路面積が膨大になるという問題があった。
本実施の形態3による送信変調器を含む周波数シンセサイザ300は、分周数変化量を論理回路により算出するものであるため、論理回路の共通化により、小面積で効率的に分周数変化量を算出することができる。従って、回路面積の増大を抑制しつつ、送信データに対応する周波数変化量を可変にすることが可能である。
図6(b)は本実施の形態3による周波数シンセサイザの送信変調器5cの具体的な構成の一例を示す図であり、図において、図1(b)と同一符号は同一または相当部分である。また、57は遷移周波数幅計算回路である。
本実施の形態3による周波数シンセサイザの送信変調器5bには、送信データTDと周波数の変化量Fdevを設定するFdev設定信号Fdevsが入力される。遷移周波数幅計算回路57は、入力された送信データTDとFdev設定信号Fdevsに基づいて遷移周波数幅Fdevを計算し出力する。以降の動作は図1(b)に示す実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aと同じであるので説明を省略する。
このような本実施の形態3の周波数シンセサイザ300では、実施の形態1に比較して、送信変調器5cに、周波数の変化量Fdevを設定する1ビット、若しくは多ビットの入力端子を備えたものとしたので、従来例のように、ROMからパルス応答データを読み出す方法では、送信データに対応する周波数変化量を可変にする場合、可変にした数に比例して多くのROM容量が必要となり、回路面積が膨大になるものであったが、本実施の形態3においては、分周数変化量を、送信変調器5cにおいて論理回路により算出することにより、該論理回路の共通化によって小面積で、効率的に分周数変化量を算出可能とでき、回路面積の増大を抑制しつつ、送信データに対応する周波数変化量を可変とできるものが得られる効果がある。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4による周波数シンセサイザ400の構成を示すものである。
本実施の形態4は、実施の形態1に比較して、送信変調器5dに、送信データクロック入力端子を備えたことを特徴とする。この送信データクロックは、外部の送信データ生成器が、送信変調器5dに対して送信データを確定させるタイミングを示すために送り出す信号である。送信変調器5dは、データクロックの立ち上がり、若しくは立ち下がりに同期したタイミングで送信データを確定させ、そのデータに基づいて分周数変化量を算出する。
2値の送信データを用いた送信変調の場合は、データクロックが無くても送信データの変化を常に検出することができれば、送信周波数変調を行うことが可能である。また、多値の送信データを用いた周波数変調の場合でも、複数ビットの送信データが、ビット数と同じ数の信号線から1ビットずつ独立して入力されるような場合には、同様に各ビットの送信データの変化を常に検出することによって、送信周波数変調を行うことが可能である。
ところが、端子数の制約から、図8に示すように、1ビットの送信データ入力ラインで複数ビットの送信データをシリアルに送らざるを得ない場合がある。このような場合、送信データだけでは、信号の無変化と、ビットの区切りとを、区別できない場合がある。
例えば図9に示すように、2ビットの送信データとして順に{01}、{00}、{11}を送りたい場合、送信データの変化を検出するだけでは、送信データは{01}、{01}と認識されてしまう。したがって、このような誤認識があると、通信を正常に行うことができない。
そこで、送信データと共にデータクロックを送り出し、例えば図9中の矢印で示したタイミングで送信データを確定させることにより、ビット区切りを明確化することができ、多ビットの送信データを、正常に認識することが可能となる。
図7(b)は本実施の形態4による周波数シンセサイザの送信変調器5dの具体的な構成の一例を示す図であり、図において、図1(b)と同一符号は同一または相当部分である。また、58はパラレル送信データ生成回路、59は遷移周波数幅計算回路である。
本実施の形態4による周波数シンセサイザの送信変調器5dには、送信データクロックTDCLに同期して送信データTDがシリアル入力される。パラレル送信データ生成回路58に入力された送信データは送信データクロックTDCLのタイミングで確定され、パラレル送信データTDpとして遷移周波数幅計算回路59に入力される。遷移周波数幅計算回路59は、パラレル入力された送信データTDpと送信データ値設定信号TDsに基づいて遷移周波数幅Fdevを計算し出力する。遷移周波数幅Fdevを算出した以降の動作は図1(b)に示す実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aの動作と同じであるので説明を省略する。
このような本実施の形態4の周波数シンセサイザ400では、送信変調器5dに送信データクロック入力端子を備えたものとし、送信データと共にデータクロックを送り出し、該データクロックにより与えられるタイミングで送信データを確定させてビット区切りを明確化するようにしたので、多ビットの送信データをも正常に認識することが可能となり、送信データ入力ラインを1ビットにした状態でも多値周波数変調を実現できるものが得られる効果がある。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5による周波数シンセサイザ500の構成を示すものである。
本実施の形態5は、実施の形態1による周波数シンセサイザにおいて、シグマデルタ(デルタシグマとも言う)変調器6を備えたことを特徴とする。
シグマデルタ変調器6は、送信データに対応する分周数変化量が加算された分周数データを、シグマデルタ変調して可変分周器の分周数入力として出力する。このデルタシグマ変調によって、分数分周時の量子化ノイズを高域側に拡散することができる。
周波数シンセサイザにおいては、発振周波数近傍のノイズは、隣接チャンネルへの漏洩など、好ましくない影響を及ぼす。しかし、この量子化ノイズを高域側に拡散することによって、ノイズ成分をフィルタにより除去することが可能となり、高精度な周波数スペクトラムを有する周波数シンセサイザを実現することができる。
このような本実施の形態5の周波数シンセサイザ500では、実施の形態1による周波数シンセサイザにおいて、シグマデルタ変調器6を備えたので、該シグマデルタ変調器6により、送信データに対応する分周数変化量が加算された分周数データをシグマデルタ変調して可変分周器の分周数入力として出力し、このデルタシグマ変調によって分数分周時の量子化ノイズを高域側に拡散することにより、ノイズ成分をフィルタにより除去することが可能となり、高精度な周波数スペクトラムを有する周波数シンセサイザを実現できる効果がある。
なお、上記において、分数分周時の量子化ノイズの拡散方法は、シグマデルタ変調方式に限らず、他のどのような方式を用いても良いことは勿論である。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6による無線通信システム600の構成を示すものである。
本実施の形態6の無線通信システム600は、実施の形態1の周波数シンセサイザ100に対して、送信データを生成する送信データ生成器7と、周波数シンセサイザ100から出力された出力信号の電力を増幅するパワーアンプ8と、パワーアンプ8により増幅された信号を無線送信する送信アンテナ9とを備えたことを特徴とする。
本実施の形態6の無線通信システム600を、同一の半導体基板上に形成することにより、送信周波数変調機能を有する無線通信システムを廉価に実現することが可能となる。また、送信周波数を短時間だけ変化させ、直ぐに元の周波数に戻すことにより、周波数が一定のまま、送信信号の位相だけを変化させることができる。これを応用して、位相変調を行うと同時に、パワーアンプ8の増幅度を変化させることにより、位相変調と、振幅変調を同時に行うポーラ変調を実現することができる。
このような本実施の形態6の無線通信システム600では、実施の形態1の周波数シンセサイザ100に対して、送信データを生成する送信データ生成器7と、周波数シンセサイザ100から出力された出力信号の電力を増幅するパワーアンプ8と、パワーアンプ8により増幅された信号を無線送信する送信アンテナ9とを備えたものとし、これを同一の半導体基板上に形成するようにしたので、送信周波数変調機能を有する無線通信システムを廉価に実現可能となる。
また、送信周波数を短時間だけ変化させ、直ぐに元の周波数に戻すようにすることにより、周波数が一定のまま、送信信号の位相だけを変化させることができ、これを用いて、位相変調を行うと同時に、パワーアンプ8の増幅度を変化させることにより、位相変調と振幅変調を同時に行うポーラ変調をも実現できるものを得られる効果がある。
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7による無線通信システム700の構成を示すものである。
本実施の形態7は、実施の形態6に対して、送出された無線信号を受信する受信アンテナ10と、受信アンテナ10により受信された無線信号から送信されたデータを取り出す受信回路11とを備えたことを特徴とする。
なお、受信時には、周波数シンセサイザは周波数変調を行わず、局部発振器として受信チャンネル毎に一定の周波数を出し続けるものである。
本実施の形態7による無線通信システム700を、1つの半導体基板上に集積することにより、送信周波数変調機能、及び受信機能を有する無線通信システムを、廉価に実現することが可能となる。
このような本実施の形態7の無線通信システム700では、実施の形態6の無線通信システム600に対して、送出された無線信号を受信する受信アンテナ10と、受信アンテナ10により受信された無線信号から送信されたデータを取り出す受信回路11とを備えたものとしたので、これを1つの半導体基板上に集積することにより、送信周波数変調機能、及び受信機能を有する無線通信システムを、廉価に実現可能とできる効果がある。
(実施の形態8)
図13は、本発明の実施の形態8による無線通信システム800の構成を示すものである。
本実施の形態8は、実施の形態7では送信アンテナ9と、受信アンテナ10を独立した別々の構成としているが、デュプレクサと呼ばれる送受信切り替え器12を用いてこれらのアンテナを、送受信アンテナ13に共通化したことを特徴とする。これにより、部品点数を減らすことができ、送信周波数変調機能、及び受信機能を有する無線通信システムを廉価に実現することが可能となる。
このような本実施の形態8による無線通信システム800では、デュプレクサと呼ばれる送受信切り替え器を用いて、送信アンテナと、受信アンテナを、送受信アンテナ13に共通化したことにより、部品点数を減らすことができ、送信周波数変調機能、及び受信機能を有する無線通信システムを廉価に実現可能となる効果が得られる。
本発明にかかる周波数シンセサイザ、無線通信システム、あるいは半導体装置によれば、小規模の回路面積で高精度、且つ高機能な送信周波数変調を実現することができ、周波数変調、若しくはFSK変調で通信を行うあらゆる無線通信用LSIに応用して有用である。特に、送信周波数の変化幅や、送信データのビット数に、多様な通信モードを有する無線通信システムにおいて、絶大な効果を得ることができるものである。
図1(a)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100の構成を示すブロック図である。 図1(b)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザの送信変調器5aの具体的な構成の一例を示す図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100における周波数変化の過程を説明するための図である。 図2(b)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100における周波数変化の過程を説明するための図である。 図3(a)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100において、周波数変調の過程を、複数のステップに分割して行うことによる効果を示す送信信号スペクトラム図である。 図3(b)は、本発明の実施の形態1による周波数シンセサイザ100において、周波数変調の過程を、複数のステップに分割して行うことによる効果を示す送信信号スペクトラム図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態2による周波数シンセサイザ200の構成を示すブロック図である。 図4(b)は、本発明の実施の形態2による周波数シンセサイザの送信変調器5bの具体的な構成の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態2による周波数シンセサイザ200における4値FSKの周波数変調の様子を示す図である。 図6(a)は、本発明の実施の形態3による周波数シンセサイザ300の構成を示すブロック図である。 図6(b)は、本発明の実施の形態3による周波数シンセサイザの送信変調器5cの具体的な構成の一例を示す図である。 図7(a)は、本発明の実施の形態4による周波数シンセサイザ400の構成を示すブロック図である。 図7(b)は、本発明の実施の形態4による周波数シンセサイザの送信変調器5dの具体的な構成の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態4による周波数シンセサイザ400における送信データ列を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態4による周波数シンセサイザ400における送信データ列と、送信データクロックとの関係を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態5による周波数シンセサイザ500の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態6による無線通信システム600の構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の実施の形態7による無線通信システム700の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態8による無線通信システム800の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 位相比較器
2 低域通過フィルタ
3 電圧制御発振器
4 可変分周器
5 送信変調器
6 シグマデルタ変調器
7 送信データ生成器
8 パワーアンプ
9 送信アンテナ
10 受信アンテナ
11 受信回路
12 送受信切り替え器
13 送受信アンテナ

Claims (13)

  1. 入力される制御電圧に対応する周波数を有する出力信号を発生する電圧制御発振器と、
    入力される分周数データに従って上記電圧制御発振器からの出力信号を分周し、分周後の信号を出力する可変分周器と、
    上記可変分周器からの出力信号と、入力される基準信号との間の位相を比較し、比較結果を示す信号を発生して出力する位相比較器と、
    上記位相比較器からの信号を低域濾波し、上記電圧制御発振器の制御電圧として出力する低域通過フィルタと、
    入力される送信データに対応して、上記可変分周器の分周数の変化量を算出し、該分周数の変化量を中心周波数の分周数設定値に加算し、周波数変調を行わせる送信変調器とを備えるとともに、
    上記送信変調器は、クロック信号入力端子を備え、
    該クロック信号入力端子から入力されるクロック信号を用いて、周波数変調の過程を複数のステップに分割して行い、その各ステップに対応した分周数の変化量を算出する、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 請求項1に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    前記周波数変調の過程を複数のステップに分割して行うのに用いるクロック信号は、周波数が一定のクロック信号である、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  3. 請求項1に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    上記送信変調器は、複数ビットの送信データを有する多値周波数変調に対応した分周数の変化量を算出する、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  4. 請求項3に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    前記送信データは、多値周波数変調の送信データ値を有する、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  5. 請求項3に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    上記送信変調器は、複数ビットの送信データが1ビットの入力端子から連続的に入力される、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  6. 請求項1に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    上記送信変調器は、送信データクロック入力端子を備え、
    該送信データクロック入力端子から入力される送信データクロックに同期したタイミングで、送信データの値を判別する、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  7. 入力される制御電圧に対応する周波数を有する出力信号を発生する電圧制御発振器と、
    入力される分周数データに従って上記電圧制御発振器からの出力信号を分周し、分周後の信号を出力する可変分周器と、
    上記可変分周器からの出力信号と、入力される基準信号との間の位相を比較し、比較結果を示す信号を発生して出力する位相比較器と、
    上記位相比較器からの信号を低域濾波し、上記電圧制御発振器の制御電圧として出力する低域通過フィルタと、
    入力される送信データに対応して、上記可変分周器の分周数の変化量を算出し、該分周数の変化量を中心周波数の分周数設定値に加算し、周波数変調を行わせる送信変調器とを備え、
    上記送信変調器は、周波数変調時の周波数変化量を複数のパターンに設定し、
    それぞれの周波数変化量に対応した分周数の変化量を算出する、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  8. 請求項1に記載の周波数シンセサイザにおいて、
    上記送信変調器により変調された分周数データを、シグマデルタ変調して可変分周器に出力するシグマデルタ変調器を備えた、
    ことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  9. 請求項1に記載の周波数シンセサイザと、
    上記電圧制御発振器の出力信号を増幅するパワーアンプと、
    上記パワーアンプにより増幅された信号を送出する送信アンテナと、
    送信データを生成し、前記周波数シンセサイザに送る送信データ生成器と、を備え、
    前記周波数シンセサイザより周波数変調された送信データ信号を、上記送信アンテナより無線送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項9に記載の無線通信システムにおいて、
    上記パワーアンプの出力レベルを可変にすることによって、送信信号の位相変調と、振幅変調を同時に行う、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項10に記載の無線通信システムにおいて、
    送出された無線信号を受信する受信アンテナと、
    上記受信アンテナにより受信された無線信号から、送信されたデータを取り出す受信回路と、を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 請求項11に記載の無線通信システムにおいて、
    上記送信アンテナ、および上記受信アンテナを、送信時、及び受信時に、切り替える送受信切り替え器を、備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  13. 請求項9乃至12のいずれかに記載の無線通信システムを、1つの半導体基板上に集積してなる、
    ことを特徴とする半導体装置。
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