JP4479634B2 - スクールバス連絡システム - Google Patents

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本発明は、スクールバスの到着時刻やスクールバス内の子供たちの様子を父兄が知ることが可能なように構成したスクールバス連絡システムに関する。
幼稚園や養護学校等のスクールバスを利用して子供を送迎する場合、子供の保護者(親等)は、予め教えられたスクールバスの予定到着時刻に合わせて、予め決められたスクールバスの停留所(バス停)まで出向くようにしていた。この場合、バス停で長く待たされたり、或は、迎えの時刻を見過ごしてしまい、迎えに遅れたりすることが多々あった。
また、最近、子供を誘拐するという事件が増加していることから、子供の状況が心配なときに状況を知る手段として携帯電話機を子供に持たせ、親と子供の間で携帯電話機を介して連絡をとろうとしている。しかし、実際には、子供や幼児の携帯電話機保有を禁止している学校や幼稚園が多く、親と子供の間で携帯電話機を介して連絡をとることは困難であった。
尚、特許文献1には、幼稚園内をカメラで撮影し、撮影した画像をネットワークを介してユーザーの端末に配信する技術が開示されている。また、特許文献2、3には、バスの運行管理情報を、ネットワークを介してユーザーの携帯用端末に送るようにした構成が開示されている。
特開2004−110270号公報 特開2002−133589号公報 特開2002−358597号公報
しかし、上記特許文献1の構成の場合、幼稚園内の園児の様子はわかるが、スクールバスの車内の状況は全くわからない。また、特許文献2、3の構成の場合、携帯端末に送られてくる情報は、バスの運行管理情報であることから、バスの到着時刻はわかるが、スクールバス内の子供の様子等の状況は全くわからない。
そこで、本発明の目的は、スクールバス内の子供の様子やスクールバスの到着時刻等の情報をユーザーが知ることができるスクールバス連絡システムを提供するにある。
本発明のスクールバス連絡システムは、スクールバスに搭載された位置計測システムと、前記スクールバスの室内を撮影する車載カメラと、前記スクールバスの位置に応じて乗客の関係者の携帯機器に前記スクールバスの位置情報と前記車載カメラにより撮影した室内画像とバス停への到着予定時刻の情報とを送信する車載通信機と、前記バス停周辺を撮影するバス停カメラと、前記バス停カメラにより撮影したバス停周辺画像を前記乗客の関係者の携帯機器に送信するバス停通信装置と、前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記バス停通信装置を起動する手段とを備え、前記車載通信機から前記携帯機器への通信に、並びに、前記バス停通信装置から前記携帯機器への通信に、それぞれ管理センタを介在させると共に、前記管理センタは、前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記車載通信機から前記携帯機器への通信を前記バス停通信装置から前記携帯機器への通信に切り替えるように構成されているところに特徴を有する。
上記システムによれば、ユーザーは、携帯機器によりスクールバスの室内を撮影した室内画像とバス停への到着予定時刻の情報を受信できることから、スクールバス内の子供の様子やスクールバスの到着時刻を知ることが可能となる。
また、上記構成の場合、前記車載通信機と前記バス停通信装置との間の無線通信は、狭域通信を用いたネットワーク通信システムで構成されていることが好ましい。
更に、前記バス停カメラは、魚眼レンズを備えた全周囲カメラで構成され、そして、前記バス停通信装置は、防水処置を施したマイク及びスピーカと、前記車載通信機または管理センタと通信する手段と、前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記全周囲カメラにより撮影されたバス停周辺画像と前記マイクにより収集された音を記録する手段とを備えるように構成することが良い構成である。
この構成の場合、前記バス停通信装置は、前記全周囲カメラにより前記魚眼レンズを通して撮影された撮影画像を複数のフレーム画像に分割すると共に、各フレーム画像に方向を示すデータを付ける手段と、前記複数のフレーム画像を連結してパノラマ画像を生成する手段と、前記携帯機器により指定された方向のフレーム画像を前記携帯機器へ送信する手段とを備えるように構成することが好ましい。
また、前記バス停通信装置と前記携帯機器との間で、音声通話が可能なように構成されていることがより一層好ましい。更に、前記携帯機器は、前記複数のフレーム画像の中から所望の1つの方向のフレーム画像を選択して指定することが可能なように構成されていることが良い構成である。
また、1つ前のバス停と次のバス停の中間の予め決められた地点を通過した時、または、予め決められた領域内を走行するようになった時点で、バス到着予測時刻等の情報を送信するように構成されていることがより一層好ましい。
以下、本発明の第1の実施例について、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図1は本実施例のスクールバス連絡システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。この図1に示すように、スクールバス連絡システム1は、管理センター2と、バス車載システム3と、携帯機器4と、バス停システム5とから構成されており、管理センター2とバス車載システム3との間、管理センター2と携帯機器4にとの間、管理センター2とバス停システム5との間は、それぞれ携帯電話網6及び通信網(例えばインターネット)7を介して通信可能な構成となっている。
管理センター2は、複数(多数)のスクールバスの運行を管理する機能を有しており、例えばWEBサーバで構成されている。バス車載システム3は、複数(多数)のスクールバスにそれぞれ搭載されており、複数(多数)存在する。
各バス車載システム3は、位置計測システム8と、車載通信機9と、1台以上の車載カメラ10と、音声会話システム11とを備えて構成されている。位置計測システム8は、スクールバスの位置や速度、また、GPS時刻等のデータを設定された時間間隔で収集する機能を有する例えばモバイルサーバで構成されている。
上記位置計測システム8から出力された種々のデータは、車載通信機9を介して管理センター2へ送信されるように構成されている。管理センター2においては、位置計測システム8から出力された種々のデータを蓄積し、これらデータに基づいて各スクールバスの走行履歴データを作成して記憶し、また、表示器に地図を表示すると共にその地図上に各スクールバスの現在位置をプロットして表示するように構成されている。尚、図2(a)は、詳細地図上に1台のスクールバスの現在位置(白丸)と時刻を表示する例であり、図2(b)は広域の地図上に複数台のスクールバスの現在位置をプロット(黒点)して表示する例である。スクールバスの運行管理者は、上記表示を視認することにより、各スクールバスの現在位置等を常時把握することができる。
車載通信機9は、例えば広域パケット通信が可能な携帯電話端末(専用の携帯電話端末または汎用の携帯電話機)を含んで構成されており、位置計測システム8からのデータのほかに、車載カメラ10により撮影されたスクールバス内の画像(バス室内の様子や子供たちの様子を撮影した画像)を管理センター2へ送信するように構成されている。
音声会話システム11は、マイクとスピーカを備えて構成されており、車載通信機9を介して管理センター2の音声会話システム(図示しない)との間で音声会話することが可能なように構成されている。
また、携帯機器4は、多数の子供の保護者(親等)がそれぞれ所有するものであり、多数存在するものであり、例えば携帯電話機や、携帯電話網と通信可能なPDA等で構成されている。各携帯機器4は、携帯通信機12と、表示器13と、通信切り替え器14とを備えており、管理センター2との間で電子メール等のデータを通信することが可能なように構成されている。尚、携帯機器4が携帯電話機であるときには、管理センター2の音声会話システムとの間で音声会話することが可能な構成となっている。
バス停システム5は、スクールバスが停車するバス停毎に設けられており、多数存在する。各バス停システム5は、カメラシステム15と、音声会話システム16と、通信システム17と、音声・画像メモリ18とを備えている。カメラシステム15は、バス停周辺(例えば停車したスクールバスから降りてくる子供)を撮影し、撮影した画像を通信システム17を介して管理センター2へ送信するように構成されている。尚、カメラシステム15の起動は、管理センター2(またはバス車載システム3)から通信システム17を介して実行されるように構成されている。
音声会話システム16は、マイクとスピーカを備えて構成されており、通信システム17を介して管理センター2(または携帯機器4)の音声会話システム(図示しない)との間で音声会話することが可能なように構成されている。音声・画像メモリ18には、カメラシステム15からの画像データまたは音声会話システム16からの音声データが記憶されるように構成されている。
尚、上記スクールバス連絡システム1においては、携帯電話網6に代えてローカル無線LAN19を介して、管理センター2と、バス車載システム3、携帯機器4、バス停システム5との各間の通信を実行するように構成しても良い。また、バス車載システム3、携帯機器4、バス停システム5の各間の通信を、携帯電話網6やローカル無線LAN19を介して実行するように構成しても良い。
次に、上記スクールバス連絡システム1の動作について、図3ないし図5も参照して説明する。まず、図3AのステップS10において、スクールバスのバス車載システム3に対して、スクールバスに乗車する子供の氏名(名前)と着座位置を登録する。そして、ステップS20へ進み、スクールバスが出発すると、バス車載システム3は、スクールバスの現在位置を計測すると共に、バス出発の信号を管理センター2へ送信する。尚、スクールバスの現在位置の計測情報は、バス車載システム3から例えば設定時間間隔毎に管理センター2へ送信されるように構成されている。尚、上記計測情報を、スクールバスが所定距離走行する毎に管理センター2へ送信するように構成しても良い。
すると、管理センター2においては、ステップS110へ進み、バス出発の信号(及びバス位置情報)を受信して、スクールバスの出発を確認すると共に、管理センター2は、子供の親(保護者、ユーザー)の携帯機器4へバス出発の情報(例えば電子メイル)を送信して報知する。そして、各親の携帯機器4は、上記情報を受信して、その情報を表示器13に表示する(ステップS320)。この表示の一例を、図4(a)に示す。
尚、親の携帯機器4は、スクールバスの出発予定時刻よりも前に起動(電源オン)しておき、管理センター2からの情報提供を受信可能なようにしておく必要がある(ステップS310)。この場合、携帯機器4が携帯電話機である場合には、通常、電源がオンされており、着信(受信)可能な状態となっている。
続いて、ステップS330へ進み、ユーザー(親等)は、子供がスクールバスに乗車しているかの確認の依頼を、携帯機器4から管理センター2へ送信する。すると、管理センター2は、上記依頼を受けて、バス車載システム3へ乗車確認依頼を送信する(ステップS120)。バス車載システム3は、上記乗車確認依頼を受信して(ステップS30)、車載カメラ10を動作させて子供の着座位置周辺を撮影し、撮影した画像データを管理センター2へ送信する。
すると、管理センター2は、上記画像データを受信すると共に、この受信した画像データをユーザーの携帯機器4へ送信する(ステップS130)。携帯機器4は、上記画像データを受信して、表示器13に表示する(ステップS340)。この表示の一例を、図4(b)に示す。ユーザーは、表示器13に表示された画像を見ることにより、自分の子供がスクールバスに乗車していることを目で容易に確認することができる。尚、車載カメラ10が複数ある場合、携帯機器4側から車載カメラの画像を切り替え表示することが可能なように構成することが好ましい。また、管理センター2側から自動的に車載カメラの画像を切り替え表示するように構成しても良い。
そして、管理センター2においては、ステップS140へ進み、次のバス停(この場合、1番目のバス停A)を確認し、ステップS150へ進み、次のバス停で降車予定の子供の保護者(親や関係者)の携帯機器4へスクールバスの到着予想時刻等の情報を送信(連絡)する。携帯機器4は、上記情報(到着予想時刻等)を受信すると、その情報を表示器13に表示する(ステップS350)。尚、到着予想時刻については、管理センター2において、スクールバスの正確な出発時刻や実際の走行速度等の情報に基づいて計算することにより正確な到着予想時刻を算出している。そして、保護者は、表示器13に表示された到着予想時刻を確認することにより、バス停での待ち時間を少なくすることができる。
続いて、管理センター2は、次のバス停Aのシステムを起動させる指令を、バス停Aのバス停システム5へ送信する(ステップS160)。この指令を受信して、バス停システム5は、システムを起動させ(ステップS210)、カメラシステム15によりバス停周辺の様子を撮影し、撮影した画像を管理センター2へ送信開始すると共に(ステップS220)、上記撮影した画像を音声・画像メモリ18内に記憶(記録)する(ステップS230)。
この後、スクールバスがバス停Aに到着すると、バス車載システム3は、バス停A到着信号を管理センター2へ送信する(図3BのステップS50)。すると、管理センター2は、上記到着信号を受信して、スクールバスのバス停Aへの到着を確認すると共に、スクールバスのバス停Aへの到着情報を携帯機器4へ送信する(ステップS170)。そして、携帯機器4は、バス停Aへの到着情報を受信して、該情報を表示器13に表示する(ステップS360)。この表示の一例を、図4(d)に示す。
続いて、ユーザー(親、保護者)は、バス停周辺画像を確認したい(見たい)旨の依頼を管理センター2へ送信する(ステップS370)。これを受信して、管理センター2は、バス停Aのバス停システム3から送信されたバス停A周辺画像を携帯機器4へ送信する(ステップS180)。携帯機器4は、上記バス停A周辺画像を受信して、表示器13に表示する(ステップS380)。この表示の一例を、図4(e)に示す。これにより、ユーザーは、バス停Aに来るのが遅れたときでも、バス停A周辺画像を目で容易に確認することができる。
次に、管理センター2においては、ステップS141へ進み、次のバス停(この場合、2番目のバス停B)を確認し、ステップS151へ進み、次のバス停Bで降車予定の子供の親(関係者)の携帯機器4へスクールバスの到着予想時刻等の情報を送信(連絡)する。携帯機器4は、上記情報(到着予想時刻や1つ前のバス停Aにスクールバスが到着しているという情報等)を受信すると、その情報を表示器13に表示する(ステップS351)。この表示の一例を、図4(c)に示す。尚、到着予想時刻については、管理センター2において、スクールバスの正確なバス停Aへの到着時刻や出発時刻や実際の走行速度等の情報に基づいて計算することにより正確な到着予想時刻を算出している。
続いて、管理センター2は、次のバス停Bのシステムを起動させる指令を、バス停Bのバス停システム5へ送信する(ステップS161)。この指令を受信して、バス停Bのバス停システム5は、システムを起動させ(ステップS211)、カメラシステム15によりバス停周辺の様子を撮影し、撮影した画像を管理センター2へ送信開始すると共に(ステップS221)、上記撮影した画像を音声・画像メモリ18内に記憶(記録)する(ステップS231)。
そして、ステップS60へ進み、スクールバスがバス停Aを出発すると、バス車載システム3は、スクールバスの現在位置を計測すると共に、バス出発の信号を管理センター2へ送信する。尚、スクールバスの現在位置の計測情報は、バス車載システム3から設定時間間隔毎(または設定距離走行する毎)に管理センター2へ送信されるように構成されている。
すると、管理センター2においては、ステップS200へ進み、バス停A出発の信号(及びバス位置情報)を受信して、スクールバスのバス停A出発を確認する。そして、管理センター2は、ステップS210へ進み、バス停Aのバス停システム5を休止する指令をバス停Aのバス停システム5へ送信する。この指令を受信して、バス停Aのバス停システム5は、設定時間後バス停システム5を休止する処理を実行する(ステップS240)。
この後、スクールバスがバス停Bに到着すると、バス車載システム3は、バス停B到着信号を管理センター2へ送信する(図3CのステップS51)。管理センター2は、上記到着信号を受信して、スクールバスのバス停Bへの到着を確認すると共に、スクールバスのバス停Bへの到着情報を、バス停Bで降車する子供の親(保護者、ユーザー)の携帯機器4へ送信する(ステップS171)。すると、携帯機器4は、バス停Bへの到着情報を受信して、該情報を表示器13に表示する(ステップS361)。この表示の一例を、図4(d)に示す。
続いて、ユーザー(親)は、バス停B周辺画像を確認したい(見たい)旨の依頼を管理センター2へ送信する(ステップS371)。これを受信して、管理センター2は、バス停Bのバス停システム5から送信されたバス停B周辺画像を携帯機器4へ送信する(ステップS181)。携帯機器4は、上記バス停B周辺画像を受信して、表示器13に表示する(ステップS381)。この表示の一例を、図4(e)に示す。これにより、ユーザーは、バス停Bに来るのが遅れても、バス停B周辺画像を目で確認することができる。
次に、管理センター2においては、ステップS142へ進み、次のバス停(この場合、3番目のバス停C)を確認し、ステップS152へ進み、次のバス停Cで降車予定の子供の親(保護者、関係者)の携帯機器4へスクールバスの到着予想時刻等の情報を送信(連絡)する。携帯機器4は、上記情報(到着予想時刻や1つ前のバス停Bにスクールバスが到着しているという情報等)を受信すると、その情報を表示器13に表示する(ステップS352)。この表示の一例を、図4(c)に示す。尚、到着予想時刻については、管理センター2において、スクールバスの正確なバス停Bへの到着時刻や出発時刻や実際の走行速度等の情報に基づいて計算することにより正確な到着予想時刻を算出している。
続いて、管理センター2は、次のバス停Cのバス停システム5を起動させる指令を、バス停Cのバス停システム5へ送信する(ステップS162)。この指令を受信して、バス停Cのバス停システム5は、システムを起動させ(ステップS212)、カメラシステム15によりバス停C周辺の様子を撮影し、撮影した画像を管理センター2へ送信開始すると共に(ステップS222)、上記撮影した画像を音声・画像メモリ18内に記憶(記録)する(ステップS232)。
そして、ステップS61へ進み、スクールバスがバス停Bを出発すると、バス車載システム3は、スクールバスの現在位置を計測すると共に、バス出発の信号を管理センター2へ送信する。尚、スクールバスの現在位置の計測情報は、バス車載システム3から例えば設定時間間隔(設定距離走行する)毎に管理センター2へ送信されるように構成されている。
すると、管理センター2においては、ステップS201へ進み、バス停B出発の信号(及びバス位置情報)を受信して、スクールバスのバス停B出発を確認する。そして、管理センター2は、ステップS211へ進み、バス停Bのバス停システム5を休止する指令をバス停Bのバス停システム5へ送信する。この指令を受信して、バス停Bのバス停システム5は、設定時間後バス停システム5を休止する処理を実行する(ステップS241)。
以下、スクールバスが各バス停を出発または各バス停に到着する毎に、上述した制御動作とほぼ同様な制御動作が繰り返し実行されるように構成されている。
また、本実施例においては、各バス停システム5のカメラシステム(バス停カメラ)15は、図5に示すように、魚眼レンズ20を備えた全周囲カメラで構成されており、この全周囲カメラにより前記魚眼レンズ20を通して撮影された撮影画像を複数のフレーム画像21に分割すると共に、各フレーム画像21に方向を示すデータを付けている。この場合、複数のフレーム画像21に分割すると共に、各フレーム画像21に方向を示すデータを付けるデータ処理は、管理センター2側で実行しても良いし、バス停システム5側で実行しても良い。
そして、上記複数のフレーム画像21を連結してパノラマ画像を生成している。この生成処理も、管理センター2側で実行しても良いし、バス停システム5側で実行しても良い。また、管理センター2は、ユーザーの携帯機器4により指定された方向のフレーム画像を、管理センター2から上記携帯機器4へ送信することが可能なように構成されている。この場合、携帯機器4により所望の1つの方向のフレーム画像を選択指定するに際しては、携帯機器4が携帯電話機である場合、携帯電話機の数字キー(0〜9)を操作することにより指定させるように構成することが好ましい。また、パノラマ画像への切替も、ユーザーの携帯機器4により指定可能なように構成することが良い。
更に、上記実施例では、例えば、バス停周辺画像を携帯機器4が受信するときに(図3BのステップS380、図3CのステップS381等)、バス停システム5の音声会話システム16と、携帯機器4の音声会話システムとの間で、音声通話が可能なように構成されていることがより一層好ましい。また、バス停システム5の音声会話システム16と管理センター2の音声会話システムとの間や、管理センター2の音声会話システムと携帯機器4の音声会話システムとの間でも、音声通話が可能なように構成されている。
このような構成の本実施例によれば、ユーザー(子供の保護者)は、携帯機器4により、スクールバス内を撮影した室内画像とバス停への到着予定時刻の情報等を受信してその表示記13に表示させることが可能であることから、スクールバス内の子供の様子やスクールバスの到着時刻を知ることができる。これにより、ユーザーは、毎日のスクールバスの送迎において、待ち時間を極力少なくすることができる。更に、ユーザーは、スクールバス内の子供の様子を目で見ることが可能となるから、安心感が大きくなる。
また、管理センター2の運行管理者は、スクールバスの位置(走行経路)や、車内の様子(セキュリティ状況)をリアルタイムに認識することができるので、スクールバスのセキュリティ性が大幅に向上し、安心・安全なスクールバスの運行管理システムとなる。
尚、上記実施例においては、スクールバスが1つ前のバス停に到着した時点で、次のバス停で降りる子供の保護者の携帯機器4にバス到着予測時刻等の情報を送信するように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、1つ前のバス停と次のバス停の中間の地点を通過した時点で、保護者の携帯機器4にバス到着予測時刻等の情報を送信するように構成しても良い。
具体的には、本発明の第2の実施例を示す図6において、1つ前のバス停Aと次のバス停Bの中間の地点である例えばe地点をスクールバスが通過した時点、または、予め決められた領域abcd内を走行するようになった時点で、保護者の携帯機器4にバス到着予測時刻等の情報を送信するように構成した。
この場合、バス到着予測時刻を算出するに際しては、1つ前のバス停Aから、情報を送信する直前までのスクールバスの平均速度、および、情報送信地点から次のバス停Bまでの距離に基づいて、情報送信地点から次のバス停Bまでに要する時間を算出(予測)する。また、予めスクールバスの走行スケジュール(時刻表)が決められているので、この走行スケジュールに基づいて上記e地点の通過時間を計算することができ、実際の通過時間(時刻)の差分を求めて、バス到着予測時刻を補正する方法もある。そして、これらの計算は、管理センター2で実行するように構成されている。
また、上記第1の実施例では、スクールバスが1つ前のバス停に到着した時点で、次のバス停のバス停システム5を起動させてバス停周辺をカメラシステムで撮影するように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、スクールバスがバス停に到着して、スクールバスの出入り口のドアを開放した時点で、バス停システム5を起動させてバス停周辺をカメラシステムで撮影するように構成しても良い。この構成は、スクールバスのバス車載システム3とバス停システム5との間で無線LAN(DSRC等)で通信することにより実現することができる。
更に、上記第1の実施例においては、ユーザーの携帯機器4から管理センター2に要求があったときに、管理センター2は、バス停周辺画像を携帯機器4へ送信するように構成したが、これに限られるものではなく、スクールバスがバス停に到着したら、管理センター2は、スクールバスの車室内画像に代えてバス停周辺画像を携帯機器4へ自動的に送信(自動切替送信)するように構成しても良い。
本発明の第1の実施例を示すスクールバス連絡システムのブロック図 (a)は詳細図上でスクールバスの現在地点を示す図、(b)は広域図上でスクールバスの現在地点を示す図 スクールバス連絡システムの動作を説明するフローチャート(その1) スクールバス連絡システムの動作を説明するフローチャート(その2) スクールバス連絡システムの動作を説明するフローチャート(その3) 携帯機器の表示器に表示する表示例を示す図 全周囲カメラにより魚眼レンズを通して撮影された撮影画像を複数のフレーム画像に分割する処理を説明する図 本発明の第2の実施例を示すものであり、管理センターから携帯機器へ情報を送信するタイミングを説明する図
符号の説明
図面中、1はスクールバス連絡システム、2は管理センター、3はバス車載システム、4は携帯機器、5はバス停システム、8は位置計測システム、9は車載通信機、10は車載カメラ、11は音声会話システム、12は携帯通信機、13は表示器、14は通信切り替え器、15はカメラシステム(バス停カメラ)、16は音声会話システム、17は通信システム(バス停通信装置)、18は音声・画像メモリ、19はローカル無線LAN、20は魚眼レンズを示す。

Claims (7)

  1. スクールバスに搭載された位置計測システムと、
    前記スクールバスの室内を撮影する車載カメラと、
    前記スクールバスの位置に応じて乗客の関係者の携帯機器に前記スクールバスの位置情報と前記車載カメラにより撮影した室内画像とバス停への到着予定時刻の情報とを送信する車載通信機と、
    前記バス停周辺を撮影するバス停カメラと、
    前記バス停カメラにより撮影したバス停周辺画像を前記乗客の関係者の携帯機器に送信するバス停通信装置と、
    前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記バス停通信装置を起動する手段とを備え、
    前記車載通信機から前記携帯機器への通信に、並びに、前記バス停通信装置から前記携帯機器への通信に、それぞれ管理センタを介在させると共に、
    前記管理センタは、前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記車載通信機から前記携帯機器への通信を前記バス停通信装置から前記携帯機器への通信に切り替えるように構成されていることを特徴とするスクールバス連絡システム。
  2. 前記車載通信機と前記バス停通信装置との間の無線通信は、狭域通信を用いたネットワーク通信システムで構成されていることを特徴とする請求項1記載のスクールバス連絡システム。
  3. 前記バス停カメラは、魚眼レンズを備えた全周囲カメラで構成され、
    前記バス停通信装置は、防水処置を施したマイク及びスピーカと、
    前記車載通信機または前記管理センタと通信する手段と、
    前記スクールバスが前記バス停に到着したときに、前記全周囲カメラにより撮影されたバス停周辺画像と前記マイクにより収集された音を記録する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスクールバス連絡システム。
  4. 前記バス停通信装置は、前記全周囲カメラにより前記魚眼レンズを通して撮影された撮影画像を複数のフレーム画像に分割すると共に、各フレーム画像に方向を示すデータを付ける手段と、
    前記複数のフレーム画像を連結してパノラマ画像を生成する手段と、
    前記携帯機器により指定された方向のフレーム画像を前記携帯機器へ送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のスクールバス連絡システム。
  5. 前記バス停通信装置と前記携帯機器との間で、音声通話が可能なように構成されていることを特徴とする請求項3または4記載のスクールバス連絡システム。
  6. 前記携帯機器は、前記複数のフレーム画像の中から所望の1つの方向のフレーム画像を選択して指定することが可能なように構成されていることを特徴とする請求項4記載のスクールバス連絡システム。
  7. 1つ前のバス停と次のバス停の中間の予め決められた地点を通過した時、または、予め決められた領域内を走行するようになった時点で、バス到着予測時刻等の情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のスクールバス連絡システム。
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