JP7083806B2 - 移動体内画像提供システム、移動体内画像提供方法、プログラム、及び移動体内画像提供サーバ - Google Patents

移動体内画像提供システム、移動体内画像提供方法、プログラム、及び移動体内画像提供サーバ Download PDF

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Description

本発明は、移動体内画像提供システム、移動体内画像提供方法、プログラム、及び移動体内画像提供サーバに関する。
従来、タクシーのドアの開閉状態とタリフ状態信号とに基づいて、カメラで撮影された画像データのメモリカードへの記録の開始と終了とを制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-258762号公報
例えば、運転者が、近所の子供等の送り迎えに車両を利用するような場合がある。このような場合には、子供を預けた親等の看視者に向けて、車両内での子供等の被看視者の様子を把握してもらえるように、車内の子供を撮像した画像を提供できるようにすることが好ましい。そのうえで、運転者のプライバシーもしくは通信量等の観点から、各看視者には、自分の子供が乗員として車両に乗車している期間に対応した画像が提供されればよいという側面がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、移動体内を撮像した画像を移動体外の端末装置に向けて提供するにあたり、特定の乗員が乗車しているときの画像に限定して提供されるようにすることを目的とする。
この発明に係る移動体内画像提供システム、移動体内画像提供方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る移動体内画像提供システムは、撮像部が移動体内を撮像した画像を取得する画像取得部と、前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得する乗降情報取得部と、前記乗降情報取得部により取得された前記乗降情報に基づいて、前記画像取得部により取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信し、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信しない画像提供部とを備える。
(2):上記(1)の態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像取得部は、前記撮像部に、前記移動体に少なくとも一人の乗員が乗車したことに応じて撮像を開始させ、前記画像提供部は、前記外部端末装置と対応付けられた乗員が乗車したことに応じて、前記画像の送信を開始する。
(3):上記(1)または(2)の態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像提供部は、前記外部端末装置と対応付けられた乗員が降車したことに応じて、前記画像の送信を終了し、前記画像取得部は、前記移動体から全ての乗員が降車したことに応じて撮像を終了させる。
(4):上記(1)から(3)のいずれか1つの態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像を記憶する記憶部を備え、前記画像提供部は、前記記憶部に記憶された画像の送信先の外部端末装置のそれぞれから消去の同意を示す通知が受信されたことに応じて、前記記憶部に記憶された画像を消去する。
(5):上記(1)から(4)のいずれか1つの態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像提供部は、前記移動体に備えられ、前記外部端末装置にて画像が閲覧されるように送信する画像を、前記移動体内に存在する乗員が所持する乗員端末装置により前記外部端末装置に転送させる。
(6):上記(5)の態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像提供部は、前記外部端末装置にて画像が閲覧されるように送信する画像の品質と、前記乗員端末装置と異なる所定の装置に送信する画像の品質とを異ならせる。
(7):上記(1)から(6)のいずれか1つの態様に係る移動体内画像提供システムにおいて、前記画像提供部は、前記移動体内においてそれぞれ異なる範囲を撮像するように設けられた複数の撮像部により得られる複数の画像のうちから、前記外部端末装置に対応の乗員が撮像された画像を送信する。
(8):この発明の一態様に係る画像提供方法は、コンピュータが、撮像部が移動体内を撮像した画像を取得し、前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得し、取得された乗降情報に基づいて、取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信し、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信しないようにするものである。
(9):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、撮像部が移動体内を撮像した画像を取得させ、前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得させ、取得された乗降情報に基づいて、取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信させ、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信させないようにするものである。
(10):この発明の一態様に係る移動体内画像提供サーバは、撮像部が移動体内を撮像した画像を取得する画像取得部と、前記移動体内の乗員の乗降情報を取得する乗員乗降情報取得部と、前記乗降情報とユーザ登録情報とに基づいて前記画像を外部端末装置に配信する画像提供部と、を備え、前記ユーザ登録情報は前記乗員及び前記外部端末装置に関する情報をそれぞれ含み、前記画像提供部は前記画像のうちの前記乗員が前記移動体内に乗車する期間の画像を前記外部端末装置に配信するようにするものである。
(1)、(8)、(9)、(10)によれば、移動体での乗降が検出された乗員に関する情報に基づき、外部端末装置に対応付けられた乗員が乗車している期間に応じて撮像された画像を、外部端末装置にて閲覧させることができる。これにより、移動体内を撮像した画像を移動体外の端末装置に向けて提供するにあたり、特定の乗員が乗車しているときの画像に限定して提供されるようにすることができる。
(2)によれば、移動体に乗員が乗車していても外部端末装置と対応付けられている乗員が乗車していない状態では、外部端末装置にて閲覧できるようにするための画像の送信が行われないようにされる。これにより、不要な画像の送信が行われないようにすることができる。
(3)によれば、移動体において外部端末装置と対応付けられている乗員が乗車していない状態となって画像の送信が終了されても乗員が存在していれば撮像部による撮像は継続されるようにしている。これにより、移動体に乗員がいなくなるまでの移動体内の様子を把握することが可能となる。
(4)によれば、撮像部により撮像された画像が保存されるようにしたうえで、保存されたのと同じ画像の送信先とされた外部端末装置のそれぞれから削除同意の通知が得られたことに応じて、保存された画像を削除することができる。これにより、保存された画像のうちで、いずれの外部端末装置のユーザも必要としないことが確認された画像を適切に削除することができる。
(5)によれば、移動体から画像提供用のサーバなどの装置にネットワーク経由で画像を送信しなくとも、乗員が所持している乗員端末装置に画像を送信しさえすれば、乗員端末装置から画像を転送して外部端末装置にて画像を閲覧することができる。これにより、例えば移動体のネットワーク通信におけるデータ伝送量の抑制を図ることができる。
(6)によれば、乗員端末装置経由で外部端末装置に送信する画像の品質と、外部端末装置以外の装置に送信する画像の品質とを異ならせることができる。これにより、例えば外部端末装置にて閲覧される高品質の画像を閲覧可能としたうえで、移動体から所定の装置にネットワーク経由で画像を送信する必要のある場合には、画像の品質を低くしてネットワーク通信におけるデータ伝送量の抑制を図ることができる。
(7)によれば、移動体内を撮像する複数の撮像部のそれぞれにより撮像して得られた画像のうちで、外部端末装置に対応付けられた乗員が含まれている画像を、外部端末装置に送信するようにされる。この場合、例えば1つの撮像部で移動体内の全座席に対応する空間を撮像する場合よりも、それぞれの画像における乗員の画像部分が大きくなることから、画像を閲覧した際には、対象の乗員の様子を的確に把握できる。
第1実施形態における車両内画像提供システムの全体的な構成例を示す図である。 第1実施形態における車載制御装置の機能構成例を示す図である。 第1実施形態における運転者登録情報の一例を示す図である。 第1実施形態における車両内画像提供サーバの機能構成例を示す図である。 第1実施形態におけるユーザ登録情報の一例を示す図である。 第1実施形態における乗降情報の一例を示す図である。 第1実施形態における保護者端末装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両からの乗員の降車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態における保護者端末装置、車両内画像提供サーバが、撮像画像の削除に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態における車両ルート情報の一例を示す図である。 第3実施形態における座席指定情報の一例を示す図である。 第3実施形態における保護者端末装置、車両内画像提供サーバ、車載制御装置が座席指定に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第4実施形態における被看視者端末装置の機能構成例を示す図である。 第4実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第4実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両からの乗員の降車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第5実施形態における複数の撮像部の設置態様例を示す図である。 第5実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第5実施形態における車載制御装置、車両内画像提供サーバ、保護者端末装置が、車両からの乗員の降車に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の車両内画像提供システム、車両内画像提供方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
[車両内画像提供システムの構成例]
図1は、本実施形態の車両内画像提供システムの全体的な構成例を示している。本実施形態の車両内画像提供システムにおける車両100(移動体の一例)は、運転者DRが運転する。車両100は、運転者DRが所有するものであってもよいし、例えばカーシェアリング、レンタカーなどの運用のもとで運転者DRが一時的に利用するものであってもよい。
本実施形態において、車両100は、運転者DRが例えば近所の子供等の一般同乗者PS-1や自分の子供等の近親同乗者PS-2等を同乗させ、送迎するのに利用される。以降の説明にあたり、一般同乗者PS-1と近親同乗者PS-2とで特に区別しない場合には、同乗者PSと記載する。また、運転者DRと同乗者PSとについて、車両100に乗車する者として特に区別しない場合には、乗員と記載する場合がある。
そのうえで、本実施形態の車両内画像提供システムは、車両100に乗車している子供、高齢者、要介護者等の被看視者を、車両100には乗車していない親や介護人等の保護者GD(看視者)が看視できるように、車両100内を撮像して得られた撮像画像を、保護者が保護者端末装置300(外部端末装置の一例)により閲覧可能なようにされる。保護者端末装置300は、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、コンピュータゲーム機等であってよい。以下、本出願では被看視者を子供、看視者を親、保護者として説明する。
なお、同図では、2名の一般同乗者PS-1と、各一般同乗者PS-1に対応する2名の保護者GDと、保護者GDのそれぞれに対応する2台の保護者端末装置300が示されている。一般同乗者PS-1の数と、一般同乗者PS-1の数に応じた保護者GDと保護者端末装置300の数は、車両100の乗車定員の範囲内で変更されてよい。
また、同図では、1名の近親同乗者PS-2が示されているが、近親同乗者PS-2の数も特に限定されない。また、1名の保護者GD及び保護者端末装置300で複数の一般同乗者PS-1を管理してもよい。
本実施形態の車両内画像提供システムは、撮像部110、車載制御装置120、車両内画像提供サーバ200、及び保護者端末装置300を備える。
なお、被看視者端末装置400(乗員端末装置の一例)は、後述の第4実施形態、第5実施形態等に対応して車両内画像提供システムに備えられる装置であることから、ここでの説明を省略する。本実施形態において被看視者端末装置400は省略されてよい。
撮像部110は、車両100内を撮像するように設けられる。本実施形態において、車載制御装置120において備えられる撮像部110は1つである。この場合の撮像部110は、車両100内の全座席に対応する乗員を撮像可能なように設けられる。
車載制御装置120は、車両100に備えられ、車両内画像の提供に関する制御を実行する。車載制御装置120は、撮像部110が撮像を行って得られた撮像画像を、車両内画像提供サーバ200に送信する。
車両内画像提供サーバ200は、車載制御装置120から送信された撮像画像が保護者端末装置300にて閲覧されるようにするための処理を実行する。本実施形態の車両内画像提供サーバ200は、車載制御装置120から送信された撮像画像を保護者端末装置300に送信する。
例えば、同乗者PSごとの車両100に乗降する時間は、同乗者PSが乗車した場所や自宅の位置などに応じて異なってくる。このような状況のもとで、本実施形態の車両内画像提供サーバ200は、車載制御装置120から送信された撮像画像のうち、保護者GDの子供である同乗者PSが車両100に乗車している期間に限定した撮像画像を保護者端末装置300に送信する。
これにより、保護者GDは、自分の保護者端末装置300にて表示される撮像画像を閲覧することで、乗車しているときの自分に対応する被保護者の様子については的確に把握できるとともに、自分に対応する被保護者が映っていない撮像画像までを無駄に閲覧してしまうことがないようにされる。また、例えば、運転者DRが単独で運転していたり、運転者DRと運転者DRの子供(家族)のように、看視の必要が無い者が同乗していたりするときの運転者DR、運転者の家族等のプライバシーの保護を図ることができる。また、車両内画像提供サーバ200が保護者端末装置300のそれぞれと行う通信における通信量を削減し、例えば、保護者端末装置300にかかる通信料金等の節約等も図ることができる。
[車載制御装置の機能構成例]
図2は、車載制御装置120の機能構成例を示している。車載制御装置120としての機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め車載制御装置120のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで車載制御装置120のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。また、車載制御装置120は、通信部121または外部の通信端末を介して外部ネットワークに接続することにより、車載制御装置120として行う機能の全部または一部を実現してもよい。
本実施形態の車載制御装置120は、通信部121、制御部122、及び記憶部123を備える。
通信部121は、例えば無線通信を含むネットワーク経由で車両内画像提供サーバ200と通信を行う。
制御部122は、車載制御装置120における各種の制御を実行する。制御部122は、乗降検出部1221、画像送信制御部1222、乗降情報制御部1223、及び位置情報取得部1224を備える。
乗降検出部1221は、車両100での乗員の乗降を検出する。つまり、乗降検出部1221は、乗員が乗車したことの検出と、乗員が降車したことの検出とを行う。乗降検出部1221は、乗員の乗降について、例えば、車両100のドアの開閉状況、座席に設けられた着座センサの出力、撮像部110による撮像画像における乗員の認識結果等に基づいて検出することができる。
画像送信制御部1222は、撮像部110により撮像して得られた撮像画像を、車両内画像提供サーバ200に送信する制御を実行する。
乗降情報制御部1223は、車両内画像提供サーバ200が記憶する乗降情報について、車両100で乗員が乗降した結果が反映されるように制御する。乗降情報は、車両100の乗員の乗降に関する情報であって、乗員ごとの車両100の乗降の履歴を含む。
位置情報取得部1224は、車両100の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部1224は、例えばGPS(Global Positioning System)を利用して測位した位置を位置情報として取得してよい。また、位置情報取得部1224は、例えば無線LANのアクセスポイントと通信を行うことで取得されるアクセスポイントの位置に基づいて位置情報を取得してよい。また、位置情報取得部1224は車両に設置される他の位置情報を取得しうる装置から車両100の位置情報を取得してもよい。
記憶部123は、車載制御装置120に対応する各種の情報を記憶する。同図の記憶部123は、運転者登録情報記憶部1231と、撮像画像記憶部1232を備える。なお、座席指定情報記憶部1233は、後述の第3実施形態に対応する部位であることから、ここでの説明を省略する。本実施形態において、座席指定情報記憶部1233は省略されてよい。
運転者登録情報記憶部1231は運転者登録情報を記憶する。運転者登録情報は、運転者DRと、運転者DRの近親者であって車両100に同乗する可能性のある者(近親同乗者)とについて登録した情報である。
撮像画像記憶部1232は、撮像部110により撮像して得られた撮像画像を記憶する。つまり、撮像部110と撮像画像記憶部1232により、車両100において車両100内の様子を画像として記録するドライブレコーダとしての機能が実現される。
図3は、運転者登録情報の一例を示している。運転者登録情報は、運転者情報と近親同乗者情報とを含む。運転者情報は、運転者に関する情報である。近親同乗者情報は、近親同乗者PS-2に関する情報である。なお、近親同乗者PS-2は2人以上であってもよい。従って、運転者登録情報における近親同乗者情報は、登録された2人以上の近親同乗者PS-2の数に応じて2以上が格納されてよい。
同図の運転者情報は、氏名、住所、緊急連絡先、顔画像の情報を含む。同図の近親同乗者情報は、近親同乗者PS-2が運転者の子供である場合に対応するもので、氏名、通学情報、証書情報、緊急連絡先、顔画像等の情報を含む。通学情報は、近親同乗者PS-2としての子供が通学する保育施設あるいは学校等についての名称、住所、連絡先等の情報である。証書情報は、保険証、子供医療費受給者証等の証書の写しの情報である。
このような運転者登録情報は、運転者DRが事前に車載制御装置120に登録しておくようにされる。登録は、運転者DRが車載制御装置120を操作することにより行われてもよいし、運転者DRの端末装置を車載制御装置120と通信可能に接続したうえで、運転者DRが端末装置を操作することにより行われてもよい。
[車両内画像提供サーバの機能構成例]
図4は、車両内画像提供サーバ200の機能構成例を示している。車両内画像提供サーバ200としての機能は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部を含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め車両内画像提供サーバ200のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで車両内画像提供サーバ200のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。また、複数の装置が連携して動作して、好ましくは機能ごとに複数の装置が連携して動作することによって、車両内画像提供サーバ200として機能してもよい。この場合複数の装置は通信を介して連携して動作してもよい。
同図の車両内画像提供サーバ200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、無線通信を含むネットワーク経由で、車載制御装置120、保護者端末装置300等と通信を行う。
制御部202は、車両内画像提供サーバ200における制御を実行する。同図の制御部202は、画像取得部221、乗降情報取得部222、画像提供部223を備える。
画像取得部221は、車載制御装置120から送信される撮像画像を取得する。
乗降情報取得部222は、乗降情報を取得する。乗降情報取得部222は、車載制御装置120から送信される乗員ごとの乗員乗車情報、乗員降車情報を乗降情報として取得する。
乗降情報取得部222は、取得した乗降情報を、乗降情報記憶部232に記憶させる。また、乗降情報取得部222は、車載制御装置120から乗員識別情報が送信されるごとに、送信された乗員識別情報に基づいて、乗降情報記憶部232に記憶される乗降情報を更新する。
画像提供部223は、画像取得部221により取得された撮像画像において、保護者GDの子供が乗車している期間に対応する撮像画像を、保護者端末装置300にて保護者GDが閲覧可能なように出力する。
記憶部203は、車両内画像提供サーバ200に関連する情報を記憶する。本実施形態の記憶部203は、ユーザ登録情報記憶部231、乗降情報記憶部232、撮像画像記憶部233を備える。
なお、車両ルート情報記憶部234及び座席指定情報記憶部235は、後述の第3実施形態に対応する部位であることから、ここでの説明を省略する。
ユーザ登録情報記憶部231は、ユーザ登録情報を記憶する。ユーザ登録情報は、車両100による送り迎えの利用者として登録されたユーザとしての保護者GDと、同乗者PSとなる子供(被保護者)についての情報である。
図5は、ユーザ登録情報の一例を示している。ユーザ登録情報は、ユーザ単位を一意に示すユーザIDごとにユーザ情報が対応付けられた構造である。
1のユーザ単位に対応するユーザ情報は、保護者情報と被保護者情報とを含む。保護者情報は、保護者に関する情報を含む。保護者情報は、氏名、住所、緊急連絡先、アプリケーションIDを含む。
保護者端末装置300には、車両内画像提供サーバ200から送信された撮像画像を表示する機能を有する看視アプリケーションがインストールされている。保護者端末装置300にインストールされた看視アプリケーションは、それぞれを一意に示すアプリケーションIDが割り当てられる。保護者情報におけるアプリケーションIDは、対応の保護者GDが所有する保護者端末装置300にインストールされた看視アプリケーションを示す。
また、被保護者情報は、氏名、通学情報、証書情報、緊急連絡先、顔画像の情報を含む。
例えば保護者GDは、看視アプリケーションが動作する保護者端末装置300を車両内画像提供サーバ200と接続させ、保護者端末装置300に対して登録操作を行えるようにされてよい。このような操作に応じて、車両内画像提供サーバ200は、ユーザ登録情報記憶部231に1ユーザ単位のユーザ登録情報を記憶させることができる。
なお、1人の保護者GDは、2人以上の被保護者を登録してよい。従って、1ユーザ単位のユーザ登録情報には、2以上の被保護者情報が格納されてよい。また、1人の被保護者が複数の保護者GDに対応して登録されてもよい。
説明を図4に戻す。乗降情報記憶部232は乗降情報を記憶する。
図6は、乗降情報の一例を示している。同図の乗降情報は、運転者を含む乗員ごとの乗降に関する履歴を示す。
同図の乗降情報は、車両識別子と複数の乗員単位乗降情報を含む。
車両識別子は、車両100を一意に示す識別子である。
1つの乗員単位乗降情報は、1の乗員の乗降に関する履歴を示す。1つの乗員単位乗降情報は、乗員種別、乗員情報、乗車時刻、乗車位置、降車時刻、降車位置の情報を含む。
乗員種別は、対応の乗員の種別を示す。乗員種別は、対応の乗員について、運転者、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1のいずれであるのかを示す。同図においては、乗降情報において、乗員単位乗降情報が格納されており、それぞれの乗員種別は、運転者、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1を示す例が挙げられている。
乗員情報は、対応の乗員に関する所定の情報を格納する。
乗員種別が運転者である場合、乗員情報は、氏名、住所、緊急連絡先、顔画像等を格納する。これらの氏名、住所、緊急連絡先、顔画像の情報は、車載制御装置120が記憶する運転者情報から取得された情報である。あるいは、顔画像は、運転者DRの乗車に際して撮像部110により撮像された撮像画像から抽出されたものであってもよい。
乗員種別が近親同乗者PS-2である場合、乗員情報は顔画像を格納する。この場合の顔画像の情報は、車載制御装置120が記憶する近親同乗者情報から取得された情報であってもよいし、近親同乗者PS-2の乗車に際して撮像部110により撮像された撮像画像から抽出されたものであってもよい。
乗員種別が一般同乗者PS-1である場合、乗員情報は、顔画像、ユーザIDを格納する。乗員情報に格納されるユーザIDは、車両内画像提供サーバ200が記憶するユーザ登録情報に格納されるユーザIDであって、対応の一般同乗者PS-1に被保護者情報に対応付けられたユーザIDである。
乗車時刻、乗車位置、降車時刻、降車位置は、対応の乗員が乗車、降車を行うことに応じて記録される情報である。乗車時刻は、乗員が乗車した時刻を示す。乗車位置は、乗員が乗車した際の車両100の位置を示す。降車時刻は、乗員が降車した時刻を示す。降車位置は、乗員が降車した際の車両100の位置を示す。
撮像画像記憶部233は、画像取得部221が取得した撮像画像を記憶する。
[保護者端末装置の構成例]
図7を参照して、保護者端末装置300の構成例について説明する。保護者端末装置300としての機能は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部を含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め保護者端末装置300のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで保護者端末装置300のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
同図の保護者端末装置300は、通信部301、制御部302、記憶部303、表示部304、及び操作部305を備える。
通信部301は、無線の経路を含むネットワーク経由で車両内画像提供サーバ200と通信を行う。
制御部302は、保護者端末装置300における各種の制御を実行する。制御部302は、通知出力部321と表示制御部322を備える。
通知出力部321は、車両内画像提供サーバ200から送信された各種の通知を出力する。
表示制御部322は、車両内画像提供サーバ200から送信される撮像画像の表示に関する制御を実行する。
記憶部303は、保護者端末装置300に対応する各種の情報を記憶する。
表示部304は、制御部302の制御に応じて表示を行う。
操作部305は、保護者端末装置300が備える操作子、入力デバイスや、保護者端末装置300に接続された入力デバイスを一括して示す。保護者端末装置300は、操作部305として、表示部304に対応する表示デバイスと組み合わされたタッチパネルを備えてよい。
[乗員の乗車検出に応じた処理手順例]
図8のフローチャートを参照して、車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例について説明する。
車載制御装置120において、乗降検出部1221は、乗降検出部1221により乗員の乗車が検出されるのを待機する(ステップS100:NO)。乗降検出部1221は、例えばドアの開閉についての検出出力、座席ごとに設けられて着座しているか否かを検出可能な着座センサの検出出力等に基づいてここでの乗員の乗車の検出を行ってよい。また、乗降検出部1221は、撮像が開始された後は、乗員の乗車に応じた撮像画像の変化に基づいて乗員の乗車の検出を行ってよい。
乗員の乗車が検出されると(ステップS100:YES)、画像送信制御部1222は、現在において撮像部110による撮像が既に実行中の状態か否かについて判定する(ステップS102)。撮像部110による撮像がまだ実行されていない場合(ステップS102:NO)、画像送信制御部1222は、撮像部110による撮像を開始させる(ステップS104)。このように撮像が開始されたことに応じて、画像送信制御部1222は、撮像画像を撮像画像記憶部1232に記憶させてよい。撮像画像記憶部1232に記憶された撮像画像は、後において必要に応じて外部に出力(表示、送信等)させることができる。
ステップS104の処理の後、あるいは撮像部110による撮像が既に実行中である場合(ステップS102:YES)、乗降検出部1221は、今回乗車したことが検出された乗員の識別を行う(ステップS106)。
当該ステップS106における乗員の識別として、乗降検出部1221は、乗員が運転者DR、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1のいずれの乗員種別に該当するのかについて識別する。
乗員種別の識別にあたり、乗降検出部1221は、乗車が検出された乗員の顔画像を撮像画像から抽出してよい。乗降検出部1221は、抽出された顔画像と、運転者登録情報記憶部1231に記憶された運転者登録情報における運転者DR及び近親同乗者PS-2の顔画像とを照合することにより、今回乗車したことが検出された乗員が、運転者DR、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1のいずれであるのかを識別してよい。
次に、画像送信制御部1222は、今回の乗員の乗車の結果、車両100内に、運転者DRと一般同乗者PS-1がはじめて乗車した状態となったか否かについて判定する(ステップS108)。
一般同乗者PS-1がはじめて乗車した状態になったと判定された場合(ステップS108:YES)、画像送信制御部1222は、撮像画像の車両内画像提供サーバ200への送信を開始する(ステップS110)。
また、乗降情報制御部1223は、ステップS110の処理の後、あるいは一般同乗者PS-1が乗車した状態となっていないことが判定された場合(ステップS108:NO)、今回のステップS100により乗車が検出された乗員についての乗員乗車情報を、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS112)。
乗員乗車情報は、ステップS106により識別された乗員種別の情報を含む。また、乗員乗車情報は、乗員種別が運転者DRである場合には、運転者登録情報における運転者情報(氏名、住所、緊急連絡先、顔画像)を含んでよい。また、乗員乗車情報は、乗員種別が近親同乗者PS-2である場合には、運転者登録情報における近親同乗者情報を含んでよい。
また、乗員乗車情報は、乗員種別に関わらず共通に、今回の乗員の乗車が行われた時刻(乗車時刻)と、今回の乗員の乗車が検出されたときの車両100の位置(乗車位置)とを含む。
次に、車両内画像提供サーバ200の処理について説明する。車両内画像提供サーバ200において、画像取得部221は、車載制御装置120からのステップS110による撮像画像の送信開始に応じて、撮像画像の受信が開始されたか否かについて判定する(ステップS200)。なお、ステップS200において、画像取得部221は、撮像画像の受信がまだ開始されていない場合に加えて、既に撮像画像が受信されている場合にも、撮像画像の受信が開始されていないと判定する。
撮像画像の受信が開始されたことに応じて(ステップS200:YES)、画像取得部221は、受信した撮像画像の撮像画像記憶部233への記憶を開始させる(ステップS202)。
撮像画像の受信が開始されない場合(ステップS200:NO)、あるいはステップS202の処理の後、乗降情報取得部222は、ステップS112により車載制御装置120から送信される乗員乗車情報が受信されたか否かについて判定する(ステップS204)。
乗員乗車情報が受信された場合(ステップS204:YES)、乗降情報取得部222は、受信された乗員乗車情報を利用して、乗員単位乗降情報を生成する(ステップS206)。受信された乗員乗車情報に対応する乗員種別が一般同乗者PS-1である場合、乗降情報取得部222は、受信された撮像画像において最後に乗車したことが認識された乗員の顔画像と、ユーザ登録情報において含まれる被保護者情報の顔画像とを照合して、受信された乗員乗車情報に対応する乗員(被保護者)に対応付けられたユーザIDを特定する。乗降情報取得部222は、撮像画像において最後に乗車した乗員の顔画像と、特定されたユーザIDを、乗員単位乗降情報の乗員情報に含める。
乗降情報取得部222は、生成された乗員単位乗降情報を乗降情報記憶部232に記憶させる(ステップS208)。
画像提供部223は、ステップS208により記憶させた乗員単位乗降情報に対応する乗員種別が一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS210)。
乗員種別が一般同乗者PS-1である場合(ステップS210:YES)、画像提供部223は、ステップS208により記憶させた乗員単位乗降情報が対応する一般同乗者PS-1(被保護者)の保護者の保護者端末装置300に、閲覧可能通知を送信する(ステップS212)。
画像提供部223は、ユーザ登録情報記憶部231から、ステップS208により記憶させた乗員単位乗降情報に含まれるユーザIDに対応付けられたアプリケーションIDを特定し、特定されたアプリケーションIDの看視アプリケーションがインストールされた保護者端末装置300を閲覧可能通知の送信先としてよい。
閲覧可能通知は、保護者に対して、被保護者が車両100に乗車したことに応じて、保護者端末装置300での撮像画像の閲覧が可能となったことを通知するものである。このような閲覧可能通知は、保護者端末装置300にインストールされた看視アプリケーションへのプッシュ通知として送信されてよい。あるいは、閲覧可能通知は、予め登録された保護者のメールアドレスを宛先とする電子メールとして送信されてよい。
乗員乗車情報が受信されない場合(ステップS204:NO)、あるいは乗員種別が一般同乗者PS-1ではない場合(ステップS210:NO)、あるいはステップS212の処理の後、画像提供部223は、以下の判定を実行する。つまり、画像提供部223は、保護者端末装置300から送信される閲覧要求が受信されたか否かについて判定する(ステップS214)。閲覧要求が受信されない場合(ステップS214:NO)、ステップS200に処理が戻される。
閲覧要求が受信された場合(ステップS214:YES)、画像提供部223は、閲覧要求の送信元の保護者端末装置300に対する、撮像画像記憶部233に記憶された撮像画像の送信を開始する(ステップS216)。画像提供部223は、保護者端末装置300にて、現在の車両100内の状況が把握できるように、動画としての撮像画像が保護者端末装置300にて表示されるように送信してよい。あるいは、一定時間ごとに静止画が切り替わって表示されるように撮像画像の送信を行ってもよい。
ステップS216の処理の後は、ステップS200に処理が戻される。
次に、保護者端末装置300の処理手順例について説明する。保護者端末装置300において、通知出力部321は、ステップS212により車両内画像提供サーバ200から送信される閲覧可能通知が受信されるのを待機している(ステップS300)。
閲覧可能通知が受信されると(ステップS300:YES)、通知出力部321は、受信された閲覧可能通知を出力する(ステップS302)。
閲覧可能通知の出力により、撮像画像の閲覧が可能となったことを知った保護者端末装置300は、保護者端末装置300に対して撮像画像の表示を指示する操作(表示指示操作)を行うことができる。表示指示操作が行われたことに応じて、表示制御部322は、車両内画像提供サーバ200に閲覧要求を送信する(ステップS304)。
閲覧要求の送信に応じて、車両内画像提供サーバ200は、ステップS216により撮像画像の送信を開始する。表示制御部322は、撮像画像の受信が開始されたことに応じて、受信された撮像画像を表示する。これにより、保護者は、保護者端末装置300により撮像画像を閲覧することで、車両100に乗車している自分の被保護者を看視することができる。
なお、保護者端末装置300にて撮像画像が表示されるようにするにあたり、車両内画像提供サーバ200が撮像画像を受信したことに応じて、閲覧可能通知を特に送信することなく、ユーザごとに対応付けられた撮像画像閲覧用のウェブページにて、ストリーミングにより対応の撮像画像を配信するようにされてよい。
この場合、保護者GDは、自己のユーザアカウント(ユーザ登録情報のユーザ情報に含まれてよい)により所定の撮像画像閲覧用のウェブページにログインし、保護者端末装置300をアクセスさせる。保護者端末装置300がアクセスした撮像画像閲覧用のウェブページでは、例えば保護者GDに向けて、現在において撮像画像をストリーミング配信中であることが案内されるとともに、ストリーミング配信された撮像画像が表示される。
[乗員の降車検出に応じた処理手順例]
図9のフローチャートを参照して、車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100からの乗員の降車に対応して、実行する処理手順例について説明する。
車載制御装置120において、乗降検出部1221は、乗降検出部1221により乗員の降車が検出されるのを待機する(ステップS130:NO)。乗員の降車が検出されると(ステップS130:YES)、乗降検出部1221は、今回降車したことが検出された乗員の識別を行う(ステップS132)。
当該ステップS132における乗員の識別として、乗降検出部1221は、降車した乗員が運転者DR、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1のいずれの乗員種別に該当するのかについて識別する。
乗員種別の識別にあたり、乗降検出部1221は、降車したことが検出された乗員の顔画像を現時刻より過去の撮像画像から抽出してよい。乗降検出部1221は、抽出された顔画像と、運転者登録情報記憶部1231に記憶された運転者登録情報における運転者DR及び近親同乗者PS-2の顔画像とを照合することにより、今回降車したことが検出された乗員が、運転者DR、近親同乗者PS-2、一般同乗者PS-1のいずれであるのかを識別してよい。
乗降情報制御部1223は、今回のステップS100により降車が検出された乗員についての乗員降車情報を、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS134)。乗員降車情報は、ステップS132により識別された乗員種別の情報を含む。また、乗員降車情報は、降車時より以前の撮像画像から抽出した、今回の降車が検出された乗員の顔画像を含む。また、乗員降車情報は、乗員種別に関わらず共通に、今回の乗員の降車が行われた時刻(降車時刻)と、今回の乗員の降車が検出されたときの車両100の位置(降車位置)とを含む。
次に、画像送信制御部1222は、今回検出された降車の結果、車両100内に一般同乗者PS-1が存在していた状態から存在しない状態に遷移したか否かについて判定する(ステップS136)。このために、画像送信制御部1222は、今回の降車が検出された後の撮画像から抽出した顔画像のそれぞれを、運転者DRと近親同乗者PS-2の顔画像と照合することにより、車両100内に運転者DRと近親同乗者PS-2のいずれでもない乗員が存在しているか否かについて判定してよい。
一般同乗者PS-1が存在しない状態に遷移したことが判定された場合(ステップS136:YES)、画像送信制御部1222は、図8のステップS110により開始された車両内画像提供サーバ200への撮像画像の送信を終了させる(ステップS138)。
ステップS138の処理の後、あるいは一般同乗者PS-1が未だ存在している状態であることが判定された場合に(ステップS136:NO)、画像送信制御部1222は、今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものであるか否かについて判定する(ステップS140)。このために、画像送信制御部1222は、車両100内に乗員が存在しているか否かについて判定してよい。具体的には、画像送信制御部1222は、乗車の検出回数に降車の検出回数が到達したか否かを判定してよい。また画像送信制御部1222は、例えば今回の降車が検出された後の撮画像から乗員(人)の画像が抽出されるか否かを判定してよい。
今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものでない場合(ステップS140:NO)、ステップS130に処理が戻される。
今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものである場合(ステップS140:YES)、画像送信制御部1222は、撮像部110による撮像を終了させる(ステップS142)。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。乗降情報取得部222は、車載制御装置120からステップS134により送信された乗員降車情報が受信されたか否かについて判定する(ステップS230)。
乗員降車情報が受信されると(ステップS230:YES)、乗降情報取得部222は、乗降情報記憶部232が記憶する乗員単位乗降情報のうち、今回受信された乗員降車情報が対応する乗員についての乗員単位乗降情報を更新する(ステップS232)。ここでの乗員単位乗降情報の更新により、受信された乗員降車情報に含まれる降車時刻と降車位置の情報が乗員単位乗降情報に追加される。乗降情報取得部222は、乗員単位乗降情報のうちから、今回受信された乗員降車情報に含まれるのと同一人物であると認識された顔画像を含む乗員単位乗降情報を、更新の対象として特定してよい。
次に、画像提供部223は、今回受信された乗員降車情報において対応して降車した乗員が一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS234)。この場合、画像提供部223は、今回受信された乗員降車情報において示される乗員種別が一般同乗者PS-1であるか否かについて判定すればよい。
乗車した乗員が一般同乗者PS-1である場合(ステップS234:YES)、画像提供部223は、降車通知送信先の保護者端末装置300を特定する(ステップS236)。このために画像提供部223は、ユーザ登録情報記憶部231から、ステップS232により更新した乗員単位乗降情報の乗員情報において示されるのと同じユーザIDが対応付けられたアプリケーションIDを特定する。画像提供部223は、特定されたアプリケーションIDの看視アプリケーションがインストールされた保護者端末装置300を閲覧可能通知の送信先として特定する。
画像提供部223は、ステップS236により特定された保護者端末装置300を送信先として、降車通知を送信する(ステップS238)。降車通知は、保護者GDに向けて、被保護者が車両100から降車したことを通知するものである。
また、画像提供部223は、ステップS236により特定された保護者端末装置300への撮像画像の送信を終了させる(ステップS240)。
ステップS240の処理の後、あるいは乗員降車情報が受信されないと判定された場合(ステップS230:NO)、画像取得部221は、車載制御装置120からの撮像画像の送信が終了されたか否かについて判定する(ステップS242)。撮像画像の送信が終了されていない場合(ステップS242:NO)、ステップS230に処理が戻される。
撮像画像の送信が終了された場合(ステップS242:YES)、画像取得部221は、図8のS202により開始された撮像画像の記憶を終了させる(ステップS244)。
次に、保護者端末装置300が実行する処理手順例について説明する。保護者端末装置300において、通知出力部321は、ステップS238により車載制御装置120が送信する降車通知が受信されるのを待機する(ステップS330:NO)。
降車通知が受信されると(ステップS330:YES)、通知出力部321は、降車通知を出力する(ステップS332)。降車通知の出力の態様としては、例えば閲覧可能通知と同様に、看視アプリケーションに対応するプッシュ通知であってよい。また、降車通知の出力の態様としては、降車通知として受信された電子メールを操作に応じて開くというものであってよい。
また、表示制御部322は、ステップS240により車両内画像提供サーバ200からの撮像画像の送信が終了されたことに応じて、撮像画像の表示を停止させる(ステップS334)。
<第2実施形態>
上記第1実施形態において、車両内画像提供サーバ200は、車載制御装置120から送信された撮像画像を撮像画像記憶部233に記憶させていた。このように車両内画像提供サーバ200に記憶された撮像画像は、そのまま記憶(保存)されたままであってもよい。しかしながら、例えばプライバシー保護の観点から、車両内画像提供サーバ200に記憶された撮像画像については削除されるようにしてもよい。そこで、本実施形態は、運転者DRが車両100のオーナーである場合を例に、運転者DRと近親同乗者PS-2以外の一般同乗者PS-1の保護者からの削除要請に応じて、車両内画像提供サーバ200が記憶する撮像画像の削除が可能なように構成される。
図10のフローチャートを参照して、本実施形態の保護者端末装置300と車両内画像提供サーバ200とが、撮像画像の削除に対応して実行する処理手順例について説明する。本実施形態に対応する車両内画像提供システム、保護者端末装置300、車両内画像提供サーバ200の構成は、第1実施形態と同様でよい。
まず、保護者端末装置300が実行する処理手順例について説明する。保護者端末装置300が実行する処理として、ステップS350~ステップS354は、図9のステップS330~S334と同様でよい。
ステップS334の処理の後、保護者端末装置300の制御部302は、削除同意確認画面を表示部304に表示させる(ステップS356)。削除同意確認画面は、自分の被保護者が撮像されている撮像画像の削除に同意するか否かの意志確認を保護者GDに求める画面である。保護者は、削除同意確認画面は削除に同意するか否かを宣言する操作を行うことができる。
削除同意確認画面が表示された状態のもと、制御部302は、保護者GDにより削除に同意することを宣言する操作(削除同意操作)が行われたか否かについて判定する(ステップS358)。削除同意操作が行われず、削除に同意しないことを宣言する操作が行われた場合(ステップS358:NO)、同図の処理が終了される。なお、削除に同意しないことを宣言する操作が行われた後であっても、保護者GDは、保護者端末装置300を操作して、再度、削除同意確認画面を表示させ、削除同意操作を行うことができる。
削除同意操作が行われると(ステップS358:YES)、制御部302は、削除同意通知を送信する。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。車両内画像提供サーバ200において画像提供部223は、ステップS360により保護者端末装置300から送信される削除同意通知が受信されるのを待機する(ステップS250:NO)。
削除同意通知が受信されると(ステップS250:YES)、画像提供部223は、ユーザ登録情報記憶部231から、受信された削除同意通知に含まれるのと同じアプリケーションIDを格納するユーザ登録情報を検索する。ユーザ登録情報には保護者情報が含まれる。従って、ユーザ登録情報の検索は、受信された削除同意通知の送信元の保護者端末装置300の保護者を特定することに相当する。
画像提供部223は、ステップS252により検索したユーザ登録情報に対応付けて、保護者GDが撮像画像の削除に同意したことを示す同意フラグを設定する。同意フラグが設定された保護者GDに対応する保護者端末装置300は、未だ撮像画像が撮像画像記憶部233から消去されていない状態である場合には、撮像画像の閲覧権限を有さないものとして扱われ、撮像画像を車両内画像提供サーバ200からダウンロードして表示させることが禁止される。
ステップS254により同意フラグが設定されると、画像提供部223は、撮像画像の削除について、当該撮像画像の撮像期間において車両100に乗車していた全ての一般同乗者PS-1の保護者GDの同意が得られたか否かについて判定する(ステップS256)。
未だ全ての保護者GDの同意が得られていない場合(ステップS256:NO)、ステップS250に処理が戻される。
一方、全ての保護者GDの同意が得られることとなった場合(ステップS256:YES)、画像提供部223は、撮像画像記憶部233に記憶された撮像画像を消去する(ステップS258)。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。本実施形態においては、例えば運転者DRは、同乗者PSを募って送迎を行う送迎サービスを行うようにされる。運転者DRは、送迎サービスを行うにあたり、自分が車両100を運転して同乗者PSを送迎するルートを事前に登録しておくようにされる。
保護者GDは、例えば自分の被保護者の送迎に好適なルートを登録した車両100に送迎を依頼することができる。また、送迎の依頼にあたり、保護者GDは、車両100において自分の被保護者が着座する座席を指定(予約)することができる。以下、本実施形態における被保護者の座席指定のための構成について説明する。
本実施形態の車両内画像提供サーバ200は、ルート登録と座席指定とに対応して、記憶部203において車両ルート情報記憶部234、座席指定情報記憶部235を備える(図4)。
車両ルート情報記憶部234は、車両ルート情報を記憶する。車両ルート情報は、1回の送迎サービスに応じて車両100による送迎のルートを示す情報である。車両ルート情報は、例えば運転者DRが自己の端末装置を車両内画像提供サーバ200に接続して所定操作を行うことによって登録されてよい。
図11は、車両ルート情報の一例を示している。同図における1行(1レコード)が、1回の送迎サービスに対応してルートを登録した単位車両ルート情報である。1つの単位車両ルート情報は、送迎サービス識別子、車両識別子、車両情報、ルート情報、及び実施日時を格納する。
送迎サービス識別子は、対応の一意に送迎サービスを示す識別子である。車両識別子は、対応の送迎サービスで使用される車両100を一意に示す識別子である。車両情報は、対応の車両100についての仕様等についての情報である。車両情報は、例えば型式、最大乗車人数、座席レイアウト等の情報を含む。実施日時は、対応の送迎サービスが実施される日時を示す。例えば、実施日時は、送迎サービス実施の開始日時を示すものであってよい。あるいは、実施日時は、送迎サービス実施の開始日時と終了日時(終了日時については、終了が見込める予定の日時であってよい)であってよい。
なお、運転者DRは、同じ車両100を使用しつつ、実施日時やルートが異なる複数の送迎サービスに対応する複数の単位車両ルート情報を登録することができる。
座席指定情報記憶部235は、座席指定情報を記憶する。座席指定情報は、本実施形態の送迎サービスのもとで、車両100において同乗者PSが着座する座席についての指定(予約)状況を示す情報である。
図12は、座席指定情報の一例を示している。実施識別子ごとに単位座席指定情報を対応付けた情報である。つまり、1つの単位座席指定情報は、1つの送迎の実施に対応する。単位座席指定情報は、座席番号ごとに指定状況を対応付けた情報である。座席番号は、対応の送迎の実施に使用される車両100において備えられる座席ごとに所定の規則に従って付した番号である。指定状況は、対応の座席が指定済みであるか否かを示す。
図13のフローチャートを参照して、本実施形態の保護者端末装置300、車両内画像提供サーバ200、及び車載制御装置120が座席指定に対応して実行する処理手順例について説明する。
まず、保護者端末装置300が実行する処理手順例について説明する。保護者GDは、看視アプリケーションが動作する保護者端末装置300を操作して、自分の被保護者を送迎してもらうのに適合する送迎サービスの問合せを保護者端末装置300に実行させる。この際、保護者GDは、保護者端末装置300に対して送迎サービスを利用する日時、被保護者の乗車場所と降車場所などの条件を入力したえで、問合せの実行を指示する操作を行うようにされる。保護者端末装置300において制御部302は、入力された条件に適合する送迎サービスの問合せを、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS370)。
ステップS370による送迎サービスの問合せの送信に応じて、車両内画像提供サーバ200は、指定された条件に適合する送迎サービスに対応する車両ルート情報と、単位座席指定情報とを送信してくる。そこで、制御部302は、送信された車両ルート情報と単位座席指定情報とを利用して、表示部304に、車両ルート情報が示すルートと、単位座席指定情報により示される空席状況(座席の予約状況)とを表示する(ステップS372)。このような表示は、看視アプリケーションのアプリケーション画面の1つとして行われてよい。また、ルートの表示と空席状況の表示は、同一画面において表示されてもよいし、それぞれ異なる画面により切り替えられるようにして表示されてもよい。
保護者GDは、表示されたルートが適合していることを確認したうえで、空席状況の表示された画面に対する操作によって、空席のうちから、自分の被保護者が使用する座席を指定する操作を行うことができる。制御部302は、保護者GDによる座席を指定する操作を受け付ける(ステップS372)。制御部302は、保護者GDによる座席を指定する操作を受け付けると、指定された座席の確保を要求する座席予約要求送信する(ステップS376)。
ステップS376による座席予約要求の送信に応じて、車両内画像提供サーバ200は指定された座席について指定済み(予約済み)を設定したうえで、予約完了通知を送信してくる。保護者端末装置300は、送信された予約完了通知を受信する(ステップS378)。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。本実施形態の車両内画像提供サーバ200において、制御部202は、ステップS370により保護者端末装置300から送信された送迎サービスの問合せに応じて、問合せが指定するルート、実施日時等の条件に適合する送迎サービスの車両ルート情報を車両ルート情報記憶部234から検索する(ステップS270)。
次に、制御部202は、ステップS270により検索した車両ルート情報と同じ実施識別子が対応付けられた単位座席指定情報を座席指定情報記憶部235から検索する(ステップS272)。
制御部202は、ステップS270により検索された車両ルート情報と、ステップS272により検索された単位座席指定情報とを、保護者端末装置300に送信する(ステップS274)。
制御部302は、ステップS376により保護者端末装置300から送信される座席予約要求を受信すると、受信された座席予約要求により指定される座席について指定済み(予約済み)を設定するようにして、ステップS272により検索した座席指定情報を更新する(ステップS276)。
また、制御部302は、ステップS276により更新した単位座席指定情報を、対応の車両100の車載制御装置120に送信する(ステップS278)。また、制御部302は、予約完了通知を保護者端末装置300に送信する(ステップS280)。予約完了通知は、今回の座席予約要求の受信に応じて座席の予約が完了したことを通知するものである。
次に、車載制御装置120の処理手順例について説明する。本実施形態の車載制御装置120は、記憶部123において、座席指定情報記憶部235を備える(図4)。座席指定情報記憶部235は、車両内画像提供サーバ200から送信される単位座席指定情報を記憶する(ステップS170)。座席指定情報記憶部235は、車両100に対応して登録された複数の車両ルート情報ごと(即ち、送迎サービスの実施ごと)に対応して、複数の単位座席指定情報を記憶してよい。
車載制御装置120において制御部122は、ステップS278により車両内画像提供サーバ200から送信された単位座席指定情報を受信すると、受信された単位座席指定情報を座席指定情報記憶部1233に記憶させる。この場合において、既に同じ送迎サービスに対応する単位座席指定情報が記憶済みの場合、制御部122は、受信された単位座席指定情報により、同じ送迎サービスに対応する単位座席指定情報を更新する。
このように、車両100においては、送迎サービスごとに対応して座席の予約状況を示す単位座席指定情報が記憶される。例えば、運転者DRは、記憶された単位座席指定情報を表示させることにより、現在予定している送迎サービスごとの座席の予約状況を把握できる。
なお、ステップS278により車両内画像提供サーバ200から送信される単位座席指定情報には、指定された座席ごとに乗車する同乗者PSの顔写真を含めてよい。これにより、運転者DRは、例えば送迎サービスの実施中において、座席ごとに対応して顔写真が示される単位座席指定情報を表示させることで、同乗者PSが予約された座席に正しく着座しているか否かを確認できる。
<第4実施形態>
続いて、第4実施形態について説明する。先の第1実施形態においては、車載制御装置120が車両内画像提供サーバ200に撮像画像を送信し、車両内画像提供サーバ200が車載制御装置120から受信した撮像画像を保護者端末装置300に送信するようにされていた。
保護者端末装置300では、一定以上の画像品質によって撮像画像を閲覧することが求められる。このため、第1実施形態のもとでは、車載制御装置120がネットワーク経由で高ビットレートの撮像画像を車両内画像提供サーバ200に送信する必要がある。高ビットレートのデータをネットワーク経由で送信する場合には、通信におけるデータ量が増加することから、ネットワークにおけるトラフィックの逼迫を生じる場合がある。また、車載制御装置120の通信に課される通信料金も増加する。
そこで、本実施形態の車両内画像提供システムは、以下に説明するようにして、保護者端末装置300にて表示される撮像画像の品質を維持しつつ、車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200との間での通信量の削減が図られるように構成される。
本実施形態の車両内画像提供システムにおいては、被保護者としての一般同乗者PS-1が車両100に乗車するにあたり、被看視者端末装置400を携帯するようにされる。被看視者端末装置400は、スマートフォン、タブレット端末等であってよい。
被看視者端末装置400は、看視アプリケーションに対応する画像転送アプリケーションがインストールされる。画像転送アプリケーションがインストールされた被看視者端末装置400は、近距離無線通信により車載制御装置120と接続することで、車載制御装置120から撮像画像を受信し、受信された撮像画像を、当該被看視者端末装置400に対応付けられた保護者端末装置300にネットワーク経由で送信する。
本実施形態における近距離無線通信の方式は、特に限定されないが、例えばBluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等を挙げることができる。
図14は、被看視者端末装置400の機能構成例を示している。同図の被看視者端末装置400は、通信部401、制御部402、記憶部403、表示部404、及び操作部405を備える。
通信部401は、外部の装置と通信を行う。具体的に、通信部401は、ネットワーク経由で、車両内画像提供サーバ200と通信を行う。また、通信部401は、被看視者端末装置400が車両100内に存在する状態のもとで、近距離無線通信により車載制御装置120と通信を行うことができる。
制御部402は、被看視者端末装置400における各種制御を実行する。制御部402は、画像転送部421を備える。画像転送部421は、撮像画像の転送を行う。つまり、画像転送部421は、通信部401の近距離無線通信を介して車載制御装置120から送信された撮像画像を取得する。画像転送部421は、取得された撮像画像を、通信部401のネットワーク経由の通信により、被看視者端末装置400に送信する。画像転送部421により送信された撮像画像は、被看視者端末装置400にて表示される。画像転送部421の機能は、被看視者端末装置400にインストールされた画像転送アプリケーションにより実現される。
記憶部403は、被看視者端末装置400に対応する各種の情報を記憶する。
表示部404は、制御部402の制御に応じて表示を行う。
操作部405は、被看視者端末装置400が備える操作子や入力デバイスを一括して示す。
図15のフローチャートを参照して、本実施形態の車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例について説明する。
本実施形態においては、車載制御装置120における乗降情報制御部1223が、乗員乗車情報、乗員降車情報を乗降情報として取得する乗降情報取得部として機能し、車載制御装置120における画像送信制御部1222が、撮像画像を取得する画像取得部、保護者端末装置300にて撮像画像が閲覧されるように撮像画像の送信を行う画像提供部として機能する。本実施形態においては、車両内画像提供サーバ200における画像提供部223は省略されてよい。
車載制御装置120が実行するステップS1100~S1106の処理は、図8のステップS100~S106と同様でよい。
次に、画像送信制御部1222は、ステップS1106による乗員識別の結果に基づき、今回乗車が検出された乗員が一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS1108)。
一般同乗者PS-1である場合(ステップS1108:YES)、画像送信制御部1222は、今回乗車が検出された一般同乗者PS-1の被看視者端末装置400と近距離無線通信による接続を確立させたうえで、接続先の被看視者端末装置400への撮像画像の送信を開始させる(ステップS1110)。この際、画像送信制御部1222は、高品質とされる所定の解像度による撮像画像を、高ビットレートとされる所定のビットレートにより送信させる。
ステップS1110の処理の後、画像送信制御部1222は、今回乗車が検出された乗員は、車両100に最初に乗車した一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS1112)。
車両100に最初に乗車した一般同乗者PS-1である場合(ステップS1112:YES)、画像送信制御部1222は、車両内画像提供サーバ200への撮像画像の送信を開始させる(ステップS1114)。この際、画像送信制御部1222は、ステップS1110により送信される撮像画像よりも低い所定の解像度による撮像画像を、ステップS1110により送信される撮像画像よりも低い所定のビットレートにより送信させる。
ステップS1114の処理の後、あるいはステップS1108にて今回乗車が検出された乗員が一般同乗者PS-1でないと判定された場合、あるいはステップS1112にて車両100に最初に乗車した一般同乗者PS-1ではないと判定された場合、乗降情報制御部1223は、以下の処理を実行する。つまり、乗降情報制御部1223は、今回のステップS100により乗車が検出された乗員についての乗員乗車情報を、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS1116)。乗降情報制御部1223は、当該ステップS1116により乗員乗車情報を送信する際のビットレートは、ステップS1114により送信開始された撮像画像と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。車両内画像提供サーバ200が実行するステップS1200~S1208の処理は、図8のステップS200~S208と同様となる。ただし、ステップS1202により撮像画像記憶部233への記憶が開始される撮像画像は、被看視者端末装置400よりも低い解像度による品質のものとなる。
次に、被看視者端末装置400が実行する処理手順例について説明する。被看視者端末装置400において画像転送部421は、ステップS1110により送信が開始された撮像画像の受信が開始されるのを待機している(ステップS1400:NO)。
撮像画像の受信が開始されると(ステップS1400:YES)、画像転送部421は、受信された撮像画像を、撮像画像転送先として指定された保護者端末装置300への転送を開始する(ステップS1402)。
例えば、画像転送アプリケーションがインストールされた被看視者端末装置400には、撮像画像転送先の情報が登録(記憶)されている。撮像画像転送先の情報は、例えば、撮像画像転送先となる保護者端末装置300の看視アプリケーションのアプリケーションIDであってよい。撮像画像転送先となる保護者端末装置300は、被看視者端末装置400を所持する一般同乗者PS-1としての子供の保護者GDが所持する保護者端末装置300である。
また、被看視者端末装置400が保護者端末装置300に送信する撮像画像は、例えば、車載制御装置120から送信されたのと同等の解像度であって、高ビットレートとされる所定のビットレートにより送信される。
次に、保護者端末装置300の処理手順例について説明する。保護者端末装置300において、表示制御部322は、ステップS1402により被看視者端末装置400から送信された撮像画像の受信が開始されるのを待機する(ステップS1300:NO)。
撮像画像の受信が開始されると(ステップS1300:YES)、表示制御部322は、表示部304にて受信された撮像画像の表示を開始させる(ステップS1302)。この場合、保護者端末装置300には高解像度による高品位の撮像画像が送信されている。これにより、保護者GDは、高品位の撮像画像を閲覧することができる。
なお、被看視者端末装置400において、画像転送部421は、受信された撮像画像を記憶部403に記憶させてよい。
また、画像転送部421は、撮像画像の転送を開始するにあたり、送信先の保護者端末装置300に対して、撮像画像の閲覧が可能な状態となったことを示す閲覧可能通知を送信してよい。保護者端末装置300は、例えば閲覧可能通知を受けた保護者GDの操作に応じて、被看視者端末装置400に閲覧要求を送信してよい。被看視者端末装置400は、閲覧要求の受信に応じて、撮像画像の送信を開始させてもよい。
また、保護者端末装置300は、受信された撮像画像を記憶部303に記憶させてよい。
同図の処理によれば、車載制御装置120は、保護者端末装置300にて表示される高品質の撮像画像については、近距離無線通信により接続された被看視者端末装置400からネットワークを経由した経路で、保護者端末装置300に送信される。この場合、車載制御装置120が被看視者端末装置400に撮像画像を送信する通信は、ネットワークではなく近距離無線通信であることから、高ビットレートであってもネットワークのトラフィックに影響を与えない。また、近距離無線通信であることにより、車載制御装置120からの撮像画像の送信について通信料金は発生しない。一方、車載制御装置120から車両内画像提供サーバ200へのネットワーク経由で送信する撮像画像については、被看視者端末装置400に送信する場合よりも低い品質とすることで通信量を抑制し、トラフィック量の軽減、通信料金の軽減が図られる。
なお、本実施形態において車両内画像提供サーバ200にて撮像画像を保存しておく必要のない場合には、車載制御装置120から車両内画像提供サーバ200への撮像画像の送信は行わないようにされてよい。
図16のフローチャートを参照して、本実施形態の車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100からの乗員の降車に対応して実行する処理手順例について説明する。
車載制御装置120において、乗降検出部1221は、乗降検出部1221により乗員の降車が検出されるのを待機する(ステップS1120:NO)。
乗員の降車が検出されると(ステップS1120:YES)、以下の処理が実行される。
まず、画像送信制御部1222は、今回降車が検出された乗員が一般同乗者PS-1であることに応じて、近距離無線通信が切断された被看視者端末装置400が有るか否かについて判定する(ステップS1122)。
近距離無線通信が切断された被看視者端末装置400が有る場合(ステップS1122:YES)、画像送信制御部1222は、近距離無線通信が切断された被看視者端末装置400へのこれまでの撮像画像の送信を終了させる(ステップS1124)。
また、乗降検出部1221は、今回降車したことが検出された乗員の識別を行う(ステップS1126)。ここでの乗員の識別は、図9のステップS132と同様でよい。
乗降情報制御部1223は、今回のステップS1120により降車が検出された乗員についての乗員降車情報を、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS1128)。
乗員降車情報は、ステップS1126により識別された乗員種別の情報を含む。また、この場合の乗員降車情報は、図9のステップS134により送信される乗員降車情報と同様に、降車時より以前の撮像画像から抽出した、今回の降車が検出された乗員の顔画像を含む。また、乗員降車情報は、乗員種別に関わらず共通に、今回の乗員の降車が行われた時刻(降車時刻)と、今回の乗員の降車が検出されたときの車両100の位置(降車位置)とを含む。
ステップS1130~S1136の処理は、図9のステップS136~S142と同様でよい。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。ステップS1220~S1228の処理は、図9のステップS230~S238の処理と同様でよい。
ステップS1228の処理の後、あるいは乗員降車情報が受信されないことが判定された場合(ステップS1220:NO)、画像取得部221は、車載制御装置120から送信される撮像画像の受信が終了されたか否かについて判定する(ステップS1230)。車載制御装置120がステップS1132により撮像画像の送信を終了させることに応じて、車両内画像提供サーバ200での撮像画像の受信が終了される。撮像画像の受信が終了されない場合(ステップS1230:NO)、ステップS1220に処理が戻される。
撮像画像の受信が終了された場合(ステップS1230:YES)、画像取得部221は、図8のS202により開始された撮像画像の記憶を終了させる(ステップS1232)。
次に、被看視者端末装置400が実行する処理手順例について説明する。被看視者端末装置400において、画像転送部421は、車載制御装置120から送信される撮像画像の受信が終了されるのを待機する(ステップS1420:NO)。車載制御装置120がステップS1124により撮像画像の送信を終了したことに応じて、被看視者端末装置400での撮像画像の受信が終了される。
撮像画像の受信が終了されると(ステップS1420:YES)、被看視者端末装置400は、保護者端末装置300への撮像画像の転送を終了する(ステップS1422)。
次に、保護者端末装置300が実行する処理手順例について説明する。同図の保護者端末装置300が実行するステップS1320、S1322の処理は、図9におけるステップS330、S332と同様でよい。
また、保護者端末装置300において、表示制御部322は、被看視者端末装置400から送信されてくる撮像画像の受信が終了されるのを待機する(ステップS1324:NO)。
撮像画像の受信が終了されると(ステップS1324:YES)、表示制御部322は、これまでの撮像画像の表示を終了させる(ステップS1326)。
<第5実施形態>
続いて、第5実施形態について説明する。上記各実施形態においては、車両100内を撮像する撮像部110は1つとされていた。この場合、1つの撮像部110は、車両100の全ての座席のいずれに着座しても乗員を撮像可能なように設置される。これに対して、本実施形態においては、車両100内を撮像する撮像部110としては複数が設置される。
図17は、本実施形態において3つの撮像部110(110-1、110-2、110-3)が備えられる場合の各撮像部110の設置態様例を示している。同図においては、車両100における座席101(101-1~101-6)の平面方向におけるレイアウト例が示されている。同図では、車両100の前方から、運転席としての座席101-1、助手席としての座席101-2、2列目における右、左の各座席101-3、101-4、3列目における右、左の各座席101-5、101-6のように配置されている。
このような座席101のレイアウトに対して、3つの撮像部110は以下のように設置されている。つまり、撮像部110-1は、1列目の座席101-1、101-2に着座した乗員を撮像するように設置される。撮像部110-2は、2列目の座席101-3、101-4に着座した乗員を撮像するように設置される。撮像部110-3は、3列目の座席101-5、101-6に着座した乗員を撮像するように設置される。このように、複数の撮像部110を設けたうえで、撮像部110ごとに異なる座席の乗員を撮像するように設置することで、撮像画像における乗員をより鮮明なものとすることができる。
図18のフローチャートを参照して、本実施形態の車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100への乗員の乗車に対応して実行する処理手順例について説明する。
同図の処理は、第4実施形態と同様に、車載制御装置120から送信された撮像画像を被看視者端末装置400が保護者端末装置300に転送するようにされた場合を例に挙げている。
車載制御装置120において、乗降検出部1221は、乗降検出部1221により乗員の降車が検出されるのを待機する(ステップS1140:NO)。
乗員の降車が検出されると(ステップS1140:YES)、画像送信制御部1222は、現在において、今回乗車が検出された乗員が着座した座席101の乗員に対応して撮像を行う撮像部(対応の撮像部)110による撮像が既に実行中の状態か否かについて判定する(ステップS1142)。対応の撮像部110による撮像が未だ開始されていない場合(ステップS1142:NO)、画像送信制御部1222は、対応の撮像部110による撮像を開始させる(ステップS1144)。また、画像送信制御部1222は、対応の撮像部110により得られた撮像画像を撮像画像記憶部1232に記憶させる制御も開始させてよい。
ステップS1144の処理の後、あるいは対応の撮像部110による撮像が既に実行中である場合(ステップS1142:YES)、乗降検出部1221は、今回乗車したことが検出された乗員の識別を行う(ステップS1146)。
次に、画像送信制御部1222は、ステップS1146による乗員識別の結果に基づき、今回乗車が検出された乗員が一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS1148)。
一般同乗者PS-1である場合(ステップS1148:YES)、画像送信制御部1222は、今回乗車が検出された一般同乗者PS-1の被看視者端末装置400と近距離無線通信による接続を確立させたうえで、接続先の被看視者端末装置400への撮像画像の送信を開始させる(ステップS1150)。この際、画像送信制御部1222は、高品質とされる所定の解像度による撮像画像を、高ビットレートとされる所定のビットレートにより送信させる。
ステップS1150の処理の後、画像送信制御部1222は、今回乗車が検出された乗員は、対応の撮像部110が最初に撮像した一般同乗者PS-1であるか否かについて判定する(ステップS1152)。
対応の撮像部110が最初に撮像した一般同乗者PS-1である場合(ステップS1152:YES)、画像送信制御部1222は、対応の撮像部110の撮像画像の車両内画像提供サーバ200への送信を開始させる(ステップS1154)。この際、画像送信制御部1222は、ステップS1150により送信される撮像画像よりも低い所定の解像度による撮像画像を、ステップS1150により送信される撮像画像よりも低い所定のビットレートにより送信させる。
ステップS1154の処理の後、あるいはステップS1148にて今回乗車が検出された乗員は一般同乗者PS-1でないと判定された場合、あるいはステップS1152にて車両100に最初に乗車した一般同乗者PS-1ではないと判定された場合、乗降情報制御部1223は、以下の処理を実行する。つまり、乗降情報制御部1223は、今回のステップS1140により乗車が検出された乗員についての乗員乗車情報を、車両内画像提供サーバ200に送信する(ステップS1156)。乗降情報制御部1223は、当該ステップS1156により乗員乗車情報を送信する際のビットレートは、ステップS1154により送信開始された撮像画像と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
次に、車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。本実施形態の車両内画像提供サーバ200が実行するステップS1240~S1248の処理は、図15のステップS1200~S1208と同様となる。ただし、本実施形態においては、撮像部110-1、110-2、110-3のそれぞれにより撮像された撮像画像の送信がそれぞれ異なるタイミングで開始される。このため、画像取得部221は、撮像部110-1、110-2、110-3の撮像画像の送信が開始されるごとに、ステップS1240により撮像画像が受信されたことを計3回判定し、ステップS1242による撮像画像の記憶の開始も計3回実行する。
本実施形態の被看視者端末装置400が実行するステップS1440、S1442の手順は、図15におけるステップS1400、S1402と同様となる。また、本実施形態の保護者端末装置300が実行するステップS1340、S1342の処理は、図15におけるステップS1300、S1302と同様となる。
図19のフローチャートを参照して、本実施形態の車載制御装置120と車両内画像提供サーバ200と保護者端末装置300とが、車両100への乗員の降車に対応して実行する処理手順例について説明する。
まず、車載制御装置120の処理手順例について説明する。本実施形態の車載制御装置120が実行するステップS1170~S1178の処理は、図16のステップS1120~S1128と同様でよい。
ステップS1178の処理の後、画像送信制御部1222は、今回降車したことが検出された乗員を撮像していた撮像部(対応の撮像部)110が、今回の乗員の降車によって一般同乗者PS-1を撮像していない(撮像画像から一般同乗者PS-1が検出されない)状態に遷移したか否かについて判定する(ステップS1180)。
一般同乗者PS-1を撮像していない状態に遷移した場合(ステップS1180:YES)、画像送信制御部1222は、対応の撮像部の撮像画像の車両内画像提供サーバ200への送信を終了させる(ステップS1182)。
ステップS1182の処理の後、あるいはステップS1180にて、例えば対応の撮像部110が撮像する座席に他の一般同乗者PS-1が未だ残っていることで、一般同乗者PS-1が未だ撮像されている状態である(ステップS1180:NO)と判定された場合、画像送信制御部1222は、以下の処理を実行する。つまり、画像送信制御部1222は、対応の撮像部110が同乗者を撮像していない(撮像画像から同乗者が検出されない)状態に遷移したか否かについて判定する(ステップS1184)。
対応の撮像部110が未だ同乗者を撮像している状態にある場合(ステップS1184:NO)、ステップS1170に処理が戻される。
対応の撮像部110が同乗者を撮像していない状態に遷移した場合(ステップS1184:YES)、画像送信制御部1222は、対応の撮像部110による撮像を終了させる(ステップS1186)。
ステップS1186の処理の後、画像送信制御部1222は、今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものであるか否かについて判定する(ステップS1188)。今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものでない(未だ全ての乗員が降車していない)場合(ステップS1188:NO)、ステップS1170に処理が戻される。
今回検出された降車が最後の乗員の降車に対応するものである場合(ステップS1188:YES)、同図の処理が終了される。
次に、本実施形態の車両内画像提供サーバ200が実行する処理手順例について説明する。同図において本実施形態の車両内画像提供サーバ200が実行するステップS1270~S1282の処理は、図16のステップS1220~S1232と同様となる。ただし、ステップS1282において、画像取得部221は、複数の撮像部110のそれぞれに対応する複数の撮像画像を記憶させている状態のもとでは、複数の撮像画像のうち、ステップS1280にて受信が終了された撮像画像の記憶を終了させる。
次に、画像取得部221は、最後のステップS1282の処理により全ての撮像画像の記憶が終了したか否かについて判定する(ステップS1284)。全ての撮像画像の記憶が終了していない場合(ステップS1284:NO)、ステップS1270に処理が戻される。全ての撮像画像の記憶が終了している場合(ステップS1284:YES)、同図の処理が終了される。
次に、被看視者端末装置400が実行する処理手順例について説明する。同図の被看視者端末装置400が実行するステップS1470、S1472の処理は、図16のステップS1420、S1422と同様でよい。
次に、保護者端末装置300が実行する処理手順例について説明する。同図の保護者端末装置300が実行するステップS1370、S1372の処理は、図16におけるS1320、S1322と同様でよい。また、同図の保護者端末装置300が実行するステップS1374、S1376の処理は、図16におけるS1324、S1326と同様でよい。
なお、例えば第1実施形態の構成のもとで、車両内画像提供サーバ200に記憶(保存)された撮像画像を、保護者GDが、自分の被保護者が降車した後において、保護者端末装置300にダウンロードして閲覧できるようにされてよい。また、保護者端末装置300が車両内画像提供サーバ200から送信された撮像画像を記憶しておくようにされたうえで、保護者GDが、自分の被保護者が降車した後において、記憶された撮像画像を再生して閲覧できるようにされてもよい。また、第4実施形態や第5実施形態のもとでは、さらに被看視者端末装置400が車載制御装置120から受信した撮像画像を記憶しておくようにされたうえで、保護者GDが、自分の被保護者が降車した後において、被看視者端末装置400から保護者端末装置300に撮像画像を送信させることで、保護者端末装置300にて撮像画像を閲覧できるようにされてよい。
なお、例えば上記各実施形態では、例えば運転者DRと近親同乗者PS-2との少なくともいずれか一方が乗車しているが、一般同乗者PS-1が乗車していない、看視が特に必要とされない状態(看視不要状態)では、撮像部110による撮像は行われているものの、車両内画像提供サーバ200への撮像画像の送信は開始されない。しかしながら、上記の看視不要状態であっても、運転者DRと近親同乗者PS-2との少なくともいずれか一方が乗車したタイミングで、撮像部110による撮像の開始とともに、車両内画像提供サーバ200への撮像画像の送信が開始されてよい。そのうえで、例えば第1実施形態のもとでは、看視不要状態のもとでは画像の品質を低下させて低ビットレートにより車両内画像提供サーバ200に撮像画像を送信する。そして、一般同乗者PS-1が同乗して看視不要状態が解消された状態のもとでは、画像の品質を高くして高いビットレートにより車両内画像提供サーバ200に撮像画像を送信するようにされてよい。
なお、上記各実施形態の構成は適宜組み合わされてよい。例えば、第4実施形態または第5実施形態に対して、第2実施形態による撮像画像の削除の構成や、第3実施形態による座席の予約等の構成が組み合わされてよい。また、例えば第1実施形態のように車両内画像提供サーバ200が保護者端末装置300に撮像画像を送信する構成と、車両100に複数の撮像部110を設ける構成とが組み合わされてよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100…車両、110…撮像部、120…車載制御装置、200…車両内画像提供サーバ、201…通信部、202…制御部、203…記憶部、300…保護者端末装置、301…通信部、302…制御部、303…記憶部、304…表示部、305…操作部、400…被看視者端末装置、401…通信部、402…制御部、403…記憶部、404…表示部、405…操作部、121…通信部、122…制御部、123…記憶部

Claims (10)

  1. 撮像部が移動体内を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得する乗降情報取得部と、
    前記乗降情報取得部により取得された前記乗降情報に基づいて、前記画像取得部により取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信し、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信しない画像提供部と
    を備える移動体内画像提供システム。
  2. 前記画像取得部は、前記撮像部に、前記移動体に少なくとも一人の乗員が乗車したことに応じて撮像を開始させ、
    前記画像提供部は、前記外部端末装置と対応付けられた乗員が乗車したことに応じて、前記画像の送信を開始する
    請求項1に記載の移動体内画像提供システム。
  3. 前記画像提供部は、前記外部端末装置と対応付けられた乗員が降車したことに応じて、前記画像の送信を終了し、
    前記画像取得部は、前記移動体から全ての乗員が降車したことに応じて撮像を終了させる
    請求項1または2に記載の移動体内画像提供システム。
  4. 前記画像を記憶する記憶部を備え、
    前記画像提供部は、前記記憶部に記憶された画像の送信先の外部端末装置のそれぞれから消去の同意を示す通知が受信されたことに応じて、前記記憶部に記憶された画像を消去する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の移動体内画像提供システム。
  5. 前記画像提供部は、前記移動体に備えられ、前記外部端末装置にて画像が閲覧されるように送信する画像を、前記移動体内に存在する乗員が所持する乗員端末装置により前記外部端末装置に転送させる
    請求項1から4のいずれか一項に記載の移動体内画像提供システム。
  6. 前記画像提供部は、前記外部端末装置にて画像が閲覧されるように送信する画像の品質と、前記乗員端末装置と異なる所定の装置に送信する画像の品質とを異ならせる
    請求項5に記載の移動体内画像提供システム。
  7. 前記画像提供部は、前記移動体内においてそれぞれ異なる範囲を撮像するように設けられた複数の撮像部により得られる複数の画像のうちから、前記外部端末装置に対応の乗員が撮像された画像を送信する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の移動体内画像提供システム。
  8. コンピュータが、
    撮像部が移動体内を撮像した画像を取得し、
    前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得し、
    取得された乗降情報に基づいて、取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信し、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信しないようにする
    移動体内画像提供方法。
  9. コンピュータに、
    撮像部が移動体内を撮像した画像を取得させ、
    前記移動体への乗降について検出された乗員ごとの乗降情報を取得させ、
    取得された乗降情報に基づいて、取得された画像のうち、ある乗員が前記移動体内にて乗車している期間に対応する画像を、当該乗員に対応付けられた外部端末装置に閲覧可能なように送信させ、当該乗員が降車した後の期間に対応する画像を、前記外部端末装置に閲覧可能なように送信させない
    プログラム。
  10. 撮像部が移動体内を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    前記移動体内の乗員の乗降情報を取得する乗員乗降情報取得部と、
    前記乗降情報とユーザ登録情報とに基づいて前記画像を外部端末装置に配信する画像提供部と、
    を備え、
    前記ユーザ登録情報は前記乗員及び前記外部端末装置に関する情報をそれぞれ含み、
    前記画像提供部は前記画像のうちの前記乗員が前記移動体内に乗車する期間の画像を前記外部端末装置に配信する移動体内画像提供サーバ。
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