JP4479392B2 - メモリーモジュール製造方法 - Google Patents

メモリーモジュール製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4479392B2
JP4479392B2 JP2004208164A JP2004208164A JP4479392B2 JP 4479392 B2 JP4479392 B2 JP 4479392B2 JP 2004208164 A JP2004208164 A JP 2004208164A JP 2004208164 A JP2004208164 A JP 2004208164A JP 4479392 B2 JP4479392 B2 JP 4479392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
module
wiring
housing
memory module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004208164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006032591A (ja
Inventor
正浩 小野
和宏 西川
大輔 櫻井
一人 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004208164A priority Critical patent/JP4479392B2/ja
Publication of JP2006032591A publication Critical patent/JP2006032591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4479392B2 publication Critical patent/JP4479392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Description

半導体素子や電子部品を実装したモジュール基板を筐体内に内蔵したコンパクトな立体的電子回路装置に関する。
ICカードの高機能化、メモリーカードの大容量化が進む中で、半導体素子をさらに高密度に実装できる電子回路装置が求められている。また、モバイル機器の高機能、軽薄短小化に伴って、電子回路装置にはさらに高機能化とコンパクト化が求められている。例えば、メモリーカードの場合、規格サイズ内で如何にして記憶容量を増大させるかが重要である。回路基板において、接続ピッチの微細化や多層化によって実装密度を向上させるアプローチと共に、半導体素子や電子部品を実装したモジュール基板を立体的に積層することによって実装密度を向上させる技術開発が盛んになっている。
図9に示すようにマザー基板400の片面にメモリーチップ410が実装されたメモリーモジュール基板420を2層に実装すると共に、マザー基板400の他方の面に上記のメモリーチップ410を制御する制御回路素子430を実装して筐体480に組み込んだ構造のメモリーカードが記載されている(例えば、特許文献1)。メモリーモジュール基板420間は直径300μmのCuボールまたは導電性膜でコートされた弾性体440によって接続されている。この接続工程はCuボールまたは弾性体440の位置固定が難しく、作業性、歩留まりが低い。下側のメモリーモジュール基板420の下面とマザー基板400間も同様にCuボールまたは導電性膜でコートされた弾性体450によって接続されている。また、マザー基板400の上面にはバイパス用のチップコンデンサ460が搭載され、下面には外部回路と接続するための接続端子470が設けられている。この構造では、所定の厚さのリジッドなマザー基板400が必要であり、そのためにメモリーカードの厚みが増大し、メモリーチップを実装するための空間が狭められる。
特開2002−207986号公報
しかしながら従来の電子回路装置では、特許文献1に記載されたように、メモリーモジュール基板間およびメモリーモジュール基板とマザー基板間をCuボールまたは導電性膜でコートされた弾性体によって接続する。そして、Cuボールの大きさで基板間の距離を確保し、メモリーチップの接触を防ぐ必要があるため、Cuボールの大きさを小さくできない。また、配線パターンは、メモリーモジュール基板からマザー基板への1方向にしか形成できないので、メモリーモジュール基板の積層数が増えるほど、微細な配線パターンが必要となる。しかし、Cuボールで接続する配線パターンでは微細化が困難である。また、微細な配線パターンを構成するには、Cuボール同士が接触しないように、例えば、千鳥状に配置すれば可能である。その場合、接続電極の面積が大きくなるため、反対に半導体素子等の実装面積が小さくなると言う課題がある。
また、この接続工程はCuボールまたは弾性体を所定の位置に固定することが難しく、作業性、歩留まりが低い。
さらに、マザー基板が必要であり、半導体素子を実装する空間が制限され小型、薄型化が困難である。例えば、メモリーカードのように規格によりサイズが決まっているものにおいては、実装空間が制限される。つまり、メモリー容量を増やすために半導体素子数を増やそうとしても、メモリーカードのサイズは規格により一定であるため実現できない。さらに、ICカードの場合にも、主に厚さに関して同様の規格がある。
そのため、これらの電子回路装置において、規格化されたサイズの筐体内にどのように実装するかが課題である。
また、これらの電子回路装置は大量生産品であるため、作業性が良く自動化が容易な製造方法と共に、高い信頼性が求められる。
本発明は上記の課題を解決する立体的電子回路装置を提供する。
上述したような課題を解決するために、熱可塑性樹脂を用いて射出成形にて、その両面に窪み部を設けることで、枠部を設け、かつ、窪み部における板厚が100μm〜200μmとした基板を作製する成形工程と、基板に電子部品の電極と接続する電極パッドと、電極パッドから引き出された引き出し配線とを形成する配線工程と、枠部の側面に第2の引き出し配線を形成する第2引き出し線工程と、枠部の上下面に、別の基板または筐体と接続するためのランド部を形成するランド部工程と、窪み部に、フリップチップ法にて電子部品を実装する実装工程と、電子部品が実装された複数の基板を、複数の基板間で対向するランド部間導電ペーストを介して接続して積層する積層工程と、積層された基板を筐体へ、ランド部と筐体の内面に形成された配線パターンとを導電ペーストを介して接続して嵌め込む嵌め込み工程と、からなるメモリーモジュール製造方法を用いる。
本発明のメモリーモジュール製造方法によれば、その両面に窪み部を設けることで、枠部を設け、かつ、窪み部における板厚が100μm〜200μmとした基板に電極パッドと、電極パッドから引き出された引き出し配線とを形成する配線工程と、枠部の側面に第2の引き出し配線を形成する第2引き出し線工程と、枠部の上下面に、ランド部を形成するランド部工程と、窪み部に電子部品を実装する実装工程と、複数の基板を、複数の基板間で対向するランド部間導電ペーストを介して接続して積層する積層工程と、積層された基板を筐体へ、ランド部と筐体の内面に形成された配線パターンとを導電ペーストを介して接続して嵌め込む嵌め込み工程と、からなり、Cuボールの大きさ等により配線パターンピッチが制限されないため、配線パターンの微細化への対応が容易で、電子部品の実装密度を上げることができる。さらに、マザー基板や位置固定が困難なCuボール等の接続部材が要らない。
また、限られた実装空間に回路モジュールを多数個積層して実装することが可能になり、大容量化、高機能化に対応できる。そのため、必要な部材数の削減や接続工程の削減により、生産性が向上する。さらに、基板の窪み部が肉厚100μm〜200μmという変形しやすい構造であるにも拘わらず、導電ペーストにより低温で接続できることにより、熱による変形が抑制でき、また、仮に変形の恐れがある場合でも導電ペーストで追随できるため、搭載されている電子部品の接続不良などが発生しにくくなる。そして、この薄型化の実現とともに、導電ペーストによる基板相互の接続或いは筐体との接続と、筐体への嵌め込みによる押え込みで、変形の防止を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面においては、内部を詳細に説明するために誇張して示している。
また、以下においては、メモリーカードを例に積層回路モジュール構成からなる立体的電子回路装置について説明する。しかし、基本的には、筐体と1つの回路モジュールで構成した立体的電子回路装置でよい。そして、後述する第1の回路モジュールを基本とした各種回路モジュールの変形構造について、以下の各実施の形態に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る立体的電子回路装置の構造図である。同図(A)はその断面図、同図(B)は筐体内に嵌め込まれる積層回路モジュールの斜視図である。
図1(A)において、第1の実施の形態における立体的電子回路装置100は、積層回路モジュール110が制御回路120を実装した筐体130に嵌め込まれている。そして、筐体130の内壁面に形成された配線パターン140と積層回路モジュール110を構成する第1の回路モジュール300の枠部150の上下面に形成された第1のランド部160を介して、導電性ペースト等によって電気的、機械的に接続された構造である。ここで、枠部150の上下面とは、窪み部180が形成される側の面を意味している。以下においても同様である。
また、制御回路120は半導体チップからなるLSIであって、筐体130の内壁面に形成された配線パターン140の接続電極にフリップチップ法で実装されている。さらに、筐体130下面には外部回路と接続するための接続端子170が設けられ、筐体130と一体化して立体的電子回路装置100が構成される。
この構成によって、積層回路モジュール110および制御回路120を実装するためのマザー基板が不要になり、立体的電子回路装置100を薄くできる。そのため、特に、厚みが規定されるメモリーカードやICカード等において、第1の回路モジュール300の多層化による高容量化が容易となる。
図1(B)は、枠部150と窪み部180を備えたモジュール基板200に電子部品190を搭載した第1の回路モジュール300が3層に積層された積層回路モジュール110の構造を示している。
モジュール基板200は、窪み部180に電子部品190用の電極パッド(図示せず)とその第1の引き出し配線210、枠部150の上下面に接続用の第1のランド部160を備え、電子部品190が電極パッドにフリップチップ法で実装されている。
また、モジュール基板200間は、対向する第1のランド部160間を導電性ペーストあるいは異方性導電樹脂等を用いて接続される。なお、実装密度を高めるために電子部品190はベアチップ型を用い、例えばメモリーカードの場合、半導体メモリーチップが用いられる。
なお、モジュール基板200は、一般の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂のいずれでも作製できる。熱可塑性樹脂の場合は射出成形によって窪み部180を有する形状に成形することが可能であり、熱硬化性樹脂の場合は切削加工によって窪み部180を有する形状に加工できる。熱可塑性樹脂としてはPPA(ポリフタルアミド)、PPS(エンプラ)、PBT、エステル系樹脂、LCP(液晶ポリマー)等を用いることが好ましい。熱硬化性樹脂としては通常のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
さらに、積層回路モジュール110を構成する場合、積層する第1の回路モジュール300は、モジュール基板200の側面に形成された第2の引き出し配線220と第2のランド部230が形成され、それらによって電気的に接続される。なお、第1の回路モジュール300が1層の場合には、第2の引き出し配線220と第2のランド部230は特に形成する必要はない。
また、モジュール基板200の側面にチップ状の他の電子部品240を実装して第3の引き出し配線250を介して第3のランド部260と接続し配線することも可能である。この場合、第3のランド部260は第1のランド部160と共用してもよい。さらに、モジュール基板200の側面にノイズ削減のためのシールド電極(図示せず)を形成して、これをグランド電極に接続することもできる。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る積層回路モジュール110の製造方法について説明する。図2は主要な工程を説明する概略斜視図である。
図2(A)に示すモジュール基板200は、以下の工程により作製される。
まず、熱硬化性樹脂を、例えば金型による熱プレスにより枠部150と窪み部180を備えた成型体を作製し、以降の工程で搭載する電子部品190の電極と接続するための電極パッド(図示せず)および第1の引き出し配線210を形成する。さらに、必要に応じて、枠部150の側面に第2の引き出し配線220を設ける。そして、枠部150上下面にモジュール基板200間およびモジュール基板200と筐体130の配線パターン140とを接続するための第1のランド部160および第2のランド部230を形成する。ここで、モジュール基板200に立体的に形成される第1の引き出し配線210、第2の引き出し配線220、第1のランド部160および第2のランド部230は、導電性ペーストを用いた印刷法や、モジュール基板200面に貼り付けられた金属箔またはモジュール基板200面に析出させた金属メッキ層をレーザー加工等の方法で作製される。金属メッキ法の場合、レーザー加工後、電解メッキを付加することにより析出膜を厚くすることが好ましい。以上の工程によりモジュール基板200が完成する。
次に、モジュール基板200の窪み部180に形成した電極パッドに、フリップチップ法等で電子部品190を実装することにより、図2(B)に示す第1の回路モジュール300が完成する。
次に、第1の回路モジュール300の枠部150の上下面に設けた第1のランド部160表面に導電ペースト等を塗布した後、例えば、3個の第1の回路モジュール300が乾燥や加熱または圧着等により積層される。この工程により、図2(C)に示すような、隣接する第1の回路モジュール300間の第1のランド部160間および第2のランド部230間が電気的、機械的に接続される。そして、必要に応じて、第1の回路モジュール300の側面に、例えばバイパス用のチップコンデンサ等の他の電子部品240を実装すると、図2(D)に示すような積層回路モジュール110が完成する。なお、窪み部180に余裕があれば他の電子部品240を電子部品190と同様に窪み部180に搭載してもよい。
次に、筐体130に制御回路120を実装した後、図2(D)に示す積層回路モジュール110を筐体130に嵌め込み、第1の回路モジュール300の第1のランド部160と筐体130の内壁面に形成された配線パターン140間を導電性ペーストや異方性導電性樹脂等で電気的、機械的に接続する。
以上の工程により、図1(A)に示す立体的電子回路装置100が完成する。
なお、図1に示す立体的電子回路装置100において、第1の回路モジュール300間は基板側面に形成された第2の引き出し配線220と第2のランド部230によって電気的に接続されているが、図3に示すように第1の回路モジュール300の枠部150または窪み部180に貫通孔を設け、導電性ペーストを充填して形成したビアホール270によって電気的に接続することも可能である。第1の回路モジュール300間の接続端子数が多い場合、枠部150側面の第2の引き出し配線220とビアホール270とを併用してもよい。
また、図1に示すように、モジュール基板200の窪み部180の肉厚は100μm〜200μm程度で薄いため、成形時の熱処理工程や各引き出し配線や各ランド部の形成工程によって変形しやすい。あるいは、筐体130に嵌め込まれた状態においても、筐体130を介した外力により、変形が生じやすい。そして、モジュール基板200が変形した場合、搭載されている電子部品190の接続不良が発生する。
そこで、図4に示すように窪み部180に枠部150の高さ程度または枠部150より低いリブ280を設け、モジュール基板200の剛性を上げることにより、変形を抑制する構造としてもよい。
なお、第1の実施の形態では、第1の回路モジュール300を3層に積層した構造の立体的電子回路装置100で説明したが、図5に示すように、1層の第1の回路モジュール300を筐体130に嵌め込んだ構成としてもよい。
これにより、実装空間が規定されていない立体的電子回路装置においては、より薄型化することができる。また、半導体チップの容量が向上し、多ピン化した場合においても、枠部150の上下面に形成した第1のランド部160を介して2方向に配線できるため接続が容易である。
さらに、メモリーカードのように実装空間(特に厚み)が決められ、必要な容量に対して、第1の回路モジュール300の積層する枚数を変える場合、モジュール基板200の形状、例えば枠部150の高さを実装空間に合わせて加工して嵌め込み、筐体130の配線パターン140と接続してもよい。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る立体的電子回路装置の構造図である。同図(A)はその断面図、同図(B)は筐体内に嵌め込まれる積層回路モジュールの斜視図である。図1と同一の構成については同じ符号を用い説明を省略する。
図6(A)に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る立体的電子回路装置100は、モジュール基板200の窪み部180に電子部品190を実装した第1の回路モジュール300と、モジュール基板200の両面または片面に形成された窪み部180に電子部品190を実装すると共に、枠部150に接続端子170を設けた第2の回路モジュール310とを積層した積層回路モジュール110を有する。そして、積層回路モジュール110は、筐体130の内壁面に配線パターン140が形成され、制御回路120が実装された筐体130に嵌め込まれる。さらに、積層回路モジュール110を構成するモジュール基板200の枠部150の上下面に形成された第1のランド部160を介して、半田または導電性ペースト等によって筐体130の内壁面に形成された配線パターン140と電気的、機械的に接続された構造を有する。この場合、接続端子170の接点部は、接触抵抗の低減と表面酸化を防止するために、金メッキを施すことが好ましい。筐体130の内壁に設けた配線パターン140と接続端子170は、例えば、TAB法等で接続されている。
つまり、本発明の第2の実施の形態によれば、接続端子170が第2の回路モジュール310に設けられている点が第1の実施の形態と異なる。そして、筐体130に嵌め込む前に積層回路モジュール110の機能テストを行うことができるので、生産効率を上げることができる。
また、モジュール基板200の側面に他の電子部品240を実装して配線できることやノイズ低減のためにシールド電極(図示せず)を形成できることは第1の実施の形態の場合と同様である。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る立体的電子回路装置の構造図である。同図(A)はその断面図、同図(B)は筐体内に嵌め込まれる積層回路モジュールの斜視図である。図1と同一の構成については同じ符号を用い説明を省略する。
図7に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る立体的電子回路装置100は、モジュール基板200の窪み部180に電子部品190を実装した第1の回路モジュール300と、モジュール基板200の片面に制御回路120を実装し、他面に電子部品190を実装した第3の回路モジュール320が積層された積層回路モジュール110を有する。そして、積層回路モジュール110は、接続端子170と配線パターン140を備えた筐体130に嵌め込まれる。さらに、積層回路モジュール110を構成するモジュール基板200の枠部150の上下面に形成された第1のランド部160を介して、半田または導電性ペースト等によって筐体130の内壁面に形成された配線パターン140と電気的、機械的に接続された構造を有する。なお、外部回路と接続するための接続端子170は、筐体130と一体に形成されている。制御回路120は、半導体チップからなるLSIであって、モジュール基板200面に形成された電極パッド(図示せず)にフリップチップ法で実装されている。
本発明の第3の実施の形態によれば、制御回路120がモジュール基板200の片面に実装されている点が第1の実施の形態と異なる。
つまり、本実施の形態では、筐体130の内壁面に形成するのは配線パターン140のみで、制御回路120を実装するための電極パッドを形成する必要がない。そのため、制御回路120の電極を、ファインパターン化が容易なモジュール基板200側に形成することにより、電極パッドのピッチが細かい制御回路120を容易に実装することができる。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る立体的電子回路装置の構造図である。同図(A)はその断面図、同図(B)は筐体内に嵌め込まれる積層回路モジュールの斜視図である。図1と同一の構成については同じ符号を用い説明を省略する。
図8に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る立体的電子回路装置100は、モジュール基板200の窪み部180に電子部品190を実装した第1の回路モジュール300と、モジュール基板200の両面または片面に形成された窪み部180に電子部品190、制御回路120を実装し、枠部150に接続端子170を設けた第4の回路モジュール330とを積層した積層回路モジュール110を有する。そして、積層回路モジュール110は、配線パターン140を備えた筐体130に嵌め込まれる。さらに、積層回路モジュール110を構成するモジュール基板200の枠部150の上下面に形成された第1のランド部160が、半田または導電性ペースト等によって筐体130の内壁面に形成された配線パターン140に電気的、機械的に接続された構造である。
本発明の第4の実施の形態によれば、制御回路120がモジュール基板200の片面に実装されると共にモジュール基板200の枠部150に接続端子170が設けられている点が第1の実施の形態と異なる。
この構成により、本実施の形態では、曲面形状の筐体130の内壁面に形成するのは配線パターン140のみで、制御回路120を実装するための電極パッドや接続端子170を形成する必要がない。つまり、制御回路120の電極を、ファインパターン化が容易なモジュール基板200側に形成することにより、電極パッドのピッチが細かい制御回路120を容易に実装することができる。また、筐体130に嵌め込む前に機能テストを行うことができるので、生産効率が向上する。
なお、上記の第4の回路モジュール330では、制御回路120を搭載すると共に、接続端子170を同一のモジュール基板200に設けているが、制御回路120および接続端子170を異なるモジュール基板200に設けることも可能である。つまり、第2の回路モジュール310と第3の回路モジュール320に分け、第1の回路モジュール300も含めて、3種類の回路モジュールを積層して積層回路モジュールを構成してもよい。
本発明に係る立体的電子回路装置は、マザー基板が不要になると共に、回路モジュール間を第1のランド部と半田等によって接続しているために、限られたスペースに多くのモジュール基板に積層できるので、大量に製造されるメモリーモジュールの大容量化やICカードの高機能化への立体的電子回路装置として有用である。
(A)本発明の第1の実施の形態に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 本発明の第1の実施の形態に係る立体的電子回路装置の回路モジュールの製造工程を説明するための概略斜視図 本発明の第1の実施の形態の別の例に係る立体的電子回路装置の断面図 (A)本発明の第1の実施の形態の別の例に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 (A)本発明の第1の実施の形態の別の例に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 (A)本発明の第2の実施の形態に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 (A)本発明の第3の実施の形態に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 (A)本発明の第4の実施の形態に係る立体的電子回路装置の断面図(B)同図(A)の筐体内に嵌め込まれる回路モジュールの斜視図 従来のメモリーカードの概略構造を示す断面図
符号の説明
100 立体的電子回路装置
110 積層回路モジュール
120 制御回路
130 筐体
140 配線パターン
150 枠部
160 第1のランド部
170 接続端子
180 窪み部
190 電子部品
200 モジュール基板
210 第1の引き出し配線
220 第2の引き出し配線
230 第2のランド部
240 他の電子部品
250 第3の引き出し配線
260 第3のランド部
270 ビアホール
280 リブ
300 第1の回路モジュール
310 第2の回路モジュール
320 第3の回路モジュール
330 第4の回路モジュール

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂を用いて射出成形にて、その両面に窪み部を設けることで、枠部を設け、かつ、前記窪み部における板厚が100μm〜200μmとした基板を作製する成形工程と、
    前記基板に電子部品の電極と接続する電極パッドと、前記電極パッドから引き出された引き出し配線とを形成する配線工程と、
    前記枠部の側面に第2の引き出し配線を形成する第2引き出し線工程と、
    前記枠部の上下面に、別の基板または筐体と接続するためのランド部を形成するランド部工程と、
    前記窪み部に、フリップチップ法にて前記電子部品を実装する実装工程と、
    前記電子部品が実装された複数の基板を、前記複数の基板間で対向する前記ランド部間導電ペーストを介して接続して積層する積層工程と、
    前記積層された基板を筐体へ、前記ランド部と前記筐体の内面に形成された配線パターンとを前記導電ペーストを介して接続して嵌め込む嵌め込み工程と、
    からなるメモリーモジュール製造方法。
  2. 前記基板の両面の前記窪み部に、前記枠部の高さまたは前記枠部より低いリブを設けた請求項1記載のメモリーモジュール製造方法。
  3. 前記積層工程において、前記導電ペーストに代えて前記ランド部間に異方性導電樹脂を用いて接続する請求項1または2記載のメモリーモジュール製造方法。
  4. 前記第2引き出し線工程が、前記枠部の側面に前記第2の引き出し配線を形成するのでなく、前記枠部に前記基板の両面に貫通する貫通穴を形成し前記導電ペーストを充填して第2の引き出し配線を形成する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のメモリーモジュール製造方法。
  5. 前記基板の側面にノイズ低減のためのシールド電極を形成するシールド形成工程を、さらに含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載のメモリーモジュール製造方法。
JP2004208164A 2004-07-15 2004-07-15 メモリーモジュール製造方法 Expired - Lifetime JP4479392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208164A JP4479392B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 メモリーモジュール製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208164A JP4479392B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 メモリーモジュール製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006032591A JP2006032591A (ja) 2006-02-02
JP4479392B2 true JP4479392B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=35898581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208164A Expired - Lifetime JP4479392B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 メモリーモジュール製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4479392B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5154262B2 (ja) * 2008-02-26 2013-02-27 太陽誘電株式会社 電子部品
WO2014083952A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 シャープ株式会社 構造体
CN111447734B (zh) * 2020-03-27 2022-05-10 绍兴上虞锴达电子有限公司 一种便捷式线路板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006032591A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352058B2 (en) Methods for a multiple die integrated circuit package
US8030135B2 (en) Methods for a multiple die integrated circuit package
US7902652B2 (en) Semiconductor package and semiconductor system in package using the same
US7285728B2 (en) Electronic parts packaging structure and method of manufacturing the same
JP4424351B2 (ja) 立体的電子回路装置の製造方法
JP2016207958A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
KR20030064887A (ko) 다중 계층 어레이 커패시터 및 그 제작 방법
KR101696705B1 (ko) 칩 내장형 pcb 및 그 제조 방법과, 그 적층 패키지
JP5934154B2 (ja) 電子部品が実装された基板構造及びその製造方法
KR101689547B1 (ko) 전기 접속 구조의 제조 방법
CN105304584A (zh) 中介基板及其制造方法
CN105405835A (zh) 中介基板及其制法
CN105323948A (zh) 中介基板及其制造方法
JP6643213B2 (ja) リードフレーム及びその製造方法と電子部品装置
JPWO2009037833A1 (ja) 立体プリント配線板およびその製造方法ならびに電子部品モジュール
CN114695142A (zh) 板级系统级封装方法及封装结构、电路板
JP4479392B2 (ja) メモリーモジュール製造方法
JP2009111062A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07106509A (ja) 多層構造半導体装置
JP2009004813A (ja) 半導体搭載用配線基板
JP2006339276A (ja) 接続用基板及びその製造方法
CN116130456A (zh) 一种芯片高密度互连封装结构及其制作方法
JP5367542B2 (ja) 電気コネクタ
CN113299626A (zh) 一种多芯片封装用的导电组件及其制作方法
JP5593715B2 (ja) パッケージ化半導体装置、パッケージ化半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090610

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3