JP4479087B2 - 放送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送システムに関し、特に、個人情報を安全に送受信することができるようにした放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在のテレビジョン放送は、基本的に一方向にのみ情報が伝送されるシステムとなっている。すなわち、放送局から、各家庭の受信装置に対して電波で信号が送られるだけである。
【0003】
これに対して、例えば、CATV(Cable Television)システムにおいては、センタ側から各家庭の受信装置に対して、番組情報が伝送されるだけでなく、受信装置からセンタ側に視聴情報などを伝送することができるようになされている。すなわち、CATVシステムは、双方向のシステムとされている。
【0004】
双方向のネットワーク化が進むと、各視聴者は、自分自身の好みにあった番組だけの提供を受けることができるようになるなど、各種のサービスの提供を受けることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムにおいては、視聴者からセンタ側に、氏名、年齢、性別、嗜好といった個人的な情報を、そのまま伝送するようにしているので、個人情報が外部に漏れる恐れがあった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、個人情報が外部に漏れるのを抑制できるようにするものである。
【0007】
本発明の放送システムは、コンテンツを放送する放送装置と、前記放送装置とインターネットを介して接続される放送受信装置と、前記放送受信装置の操作に用いられる指定装置とからなる放送システムにおいて、前記指定装置は、視聴者により入力された、前記視聴者の識別番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記識別番号を前記放送受信装置に送信し、前記視聴者に関する情報を登録するときに操作される登録ボタン、テンキー、および、ザッピングを行うときに操作される、上方向を指定するボタンと下方向を指定するボタンとからなるザッピングボタンに対する操作が前記視聴者により行われたとき、前記視聴者の操作に対応する信号を前記放送受信装置に送信する送信手段とを備え、前記放送受信装置は、前記指定装置から出力された信号を受信する信号受信手段と、前記放送装置から放送された、コンテンツを含む情報を受信する放送受信手段と、前記登録ボタンが前記指定装置において操作され、視聴者情報の登録が指示された場合、前記視聴者の識別番号と対応付けて、前記視聴者の性別、生年月日、地域を視聴者情報データベースに登録する視聴者情報登録手段と、受信すべきチャンネルの番号が前記指定装置において入力され、チャンネルの番号を指定する信号が前記視聴者の識別番号とともに前記指定装置から送信された場合、前記視聴者により指定されたチャンネルで放送されるコンテンツを復号し、コンテンツの映像と音声を出力する復号手段と、前記復号手段により復号されたコンテンツのジャンルの情報に基づいて、コンテンツのジャンル毎の視聴回数の情報を、前記視聴者の識別番号と対応付けて前記視聴者データベースに登録する視聴履歴登録手段と、前記放送装置から放送されるルールに従って、前記視聴者の性別、生年月日、地域、および、前記視聴者が視聴したコンテンツのジャンル毎の割合に応じた前記視聴者のクラスを、前記ルールが前記放送装置から放送される毎に判定するクラス分類手段と、前記視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報を、前記インターネットを介して前記放送装置に送信する送信手段と、現時刻において各チャンネルで放送されているコンテンツのジャンルをEPGデータに基づいて特定し、各チャンネルで放送されているコンテンツを、前記視聴者のクラスと同じクラスの視聴者が好む順位として設定されているジャンルの順にリストに登録するとともに、人気チャンネルを付加するモードが前記視聴者により指定されている場合、前記リストの先頭に、前記放送装置から放送された情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルで放送されているコンテンツを登録するコンテンツ登録手段とを備え、前記復号手段は、上方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより上位に登録されているコンテンツを選択し、下方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより下位に登録されているコンテンツを選択して、選択したコンテンツを復号し、前記放送装置は、複数の前記放送受信装置から送信された、それぞれの前記放送受信装置の視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルを決定する決定手段と、各チャンネルのコンテンツを放送するとともに、視聴者の各クラスに対して、性別、生年月日、地域、および、コンテンツのジャンル毎の割合を対応付けた前記ルールと、前記決定手段により決定されたチャンネルの情報とを放送する放送手段とを備える。
【0066】
本発明の放送システムにおいては、指定装置により、視聴者により入力された、前記視聴者の識別番号が記憶され、記憶されている前記識別番号が放送受信装置に送信され、前記視聴者に関する情報を登録するときに操作される登録ボタン、テンキー、および、ザッピングを行うときに操作される、上方向を指定するボタンと下方向を指定するボタンとからなるザッピングボタンに対する操作が前記視聴者により行われたとき、前記視聴者の操作に対応する信号が前記放送受信装置に送信される。前記放送受信装置によりは、前記指定装置から出力された信号が受信され、放送装置から放送された、コンテンツを含む情報が受信され、前記登録ボタンが前記指定装置において操作され、視聴者情報の登録が指示された場合、前記視聴者の識別番号と対応付けて、前記視聴者の性別、生年月日、地域が視聴者情報データベースに登録される。また、受信すべきチャンネルの番号が前記指定装置において入力され、チャンネルの番号を指定する信号が前記視聴者の識別番号とともに前記指定装置から送信された場合、前記視聴者により指定されたチャンネルで放送されるコンテンツが復号され、コンテンツの映像と音声が出力され、復号されたコンテンツのジャンルの情報に基づいて、コンテンツのジャンル毎の視聴回数の情報が、前記視聴者の識別番号と対応付けて前記視聴者データベースに登録される。さらに、前記放送装置から放送されるルールに従って、前記視聴者の性別、生年月日、地域、および、前記視聴者が視聴したコンテンツのジャンル毎の割合に応じた前記視聴者のクラスが、前記ルールが前記放送装置から放送される毎に判定され、前記視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報が、前記インターネットを介して前記放送装置に送信される。現時刻において各チャンネルで放送されているコンテンツのジャンルがEPGデータに基づいて特定され、各チャンネルで放送されているコンテンツが、前記視聴者のクラスと同じクラスの視聴者が好む順位として設定されているジャンルの順にリストに登録されるとともに、人気チャンネルを付加するモードが前記視聴者により指定されている場合、前記リストの先頭に、前記放送装置から放送された情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルで放送されているコンテンツが登録される。上方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより上位に登録されているコンテンツが選択され、下方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより下位に登録されているコンテンツが選択されて、選択されたコンテンツが復号される。前記放送装置においては、複数の前記放送受信装置から送信された、それぞれの前記放送受信装置の視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルが決定され、各チャンネルのコンテンツが放送されるとともに、視聴者の各クラスに対して、性別、生年月日、地域、および、コンテンツのジャンル毎の割合を対応付けた前記ルールと、前記決定手段により決定されたチャンネルの情報が放送される。
【0078】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した放送システムの構成例を表している。放送装置1は、アンテナ2から電波で番組(コンテンツ)情報をデジタル的に送信し、衛星3を介して各家庭に配信する。
【0079】
各家庭では、放送受信提示装置5−1乃至5−3が、それぞれアンテナ4−1乃至4−3を介して電波を受信し、視聴者(ユーザ)7−1乃至7−3に番組を視聴させる。
【0080】
放送受信提示装置5−1乃至5−3には、それぞれ視聴者7−1乃至7−3がチャンネル指定装置6−1乃至6−3を操作することで、各種の指令が入力される。
【0081】
各放送受信提示装置5−1乃至5−3は、代表的なネットワークとしてのインターネット8を介して放送装置1と接続されている。
【0082】
チャンネル指定装置6−1乃至6−3(以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に、チャンネル指定装置6と称する。他の装置も同様とする)は、例えば、図2に示されるように構成される。
【0083】
図2(A)の例においては、チャンネル指定装置6は、0乃至9の数字によりチャンネルを指定するとき視聴者により操作されるボタン21、並びに、ザッピングを指示するとき視聴者により操作されるボタン22U,22Dを有している。このボタン22U,22Dは、視聴者が適当に受信チャンネルを変更し、興味深いチャンネルを探すとき操作される。ボタン22Uが操作されたとき、チャンネルが上方向に変更され、ボタン22Dが操作されたとき、チャンネルが下方向に変更される。
【0084】
登録ボタン23は、視聴者が自分自身の個人情報を登録するとき操作される。音声入力装置25は、視聴者が発生した音声を取り込み、その視聴者が誰であるのかを認識する。
【0085】
赤外線発光ダイオード24は、ボタン操作に対応する赤外線信号を放送受信提示装置5に出力する。
【0086】
図2(B)の例では、図2(A)における音声入力装置25に代えて、指紋測定装置31が設けられている。指紋測定装置31は、視聴者が指を押しつけたとき、その指の指紋を読み取り、その視聴者が誰であるのかを識別する。
【0087】
図2(C)の例では、図2(A),(B)における音声入力装置25または指紋測定装置31が設けられていない。すなわち、図2(C)のチャンネル指定装置6は、視聴者を特定する必要がない場合、あるいは、内蔵するメモリに、識別番号が予め記憶されており、各視聴者が、一人1台ずつチャンネル指定装置6を所有しており、その識別番号が、その視聴者の識別番号とされるような場合に用いられる。
【0088】
図3は、チャンネル指定装置6、放送受信提示装置5、および放送装置1の内部の機能的構成と、その接続関係を表している。
【0089】
チャンネル指定装置6は、チャンネル指定入力部41とザッピング入力部42を有している。これらは、それぞれ、図2のボタン21とボタン22U,22Dに対応している。チャンネル指定入力部41は、ボタン21の操作に対応するチャンネル指定信号を出力する。ザッピング入力部42は、ボタン22U,22Dの操作に対応する信号を出力する。
【0090】
チャンネル指定装置6は、さらに、視聴者特定部43を有している。この視聴者特定部43は、図2における音声入力装置25、または、指紋測定装置31に対応している。視聴者特定部43は、それが音声入力装置25を含む場合、視聴者7より入力された音声信号を認識し、予め登録されている、チャンネル指定装置6を使用する家族の声紋データと比較することで、いま音声が入力された視聴者が誰であるのかを識別し、識別信号を出力する。
【0091】
視聴者特定部43が指紋測定装置31を含む場合、視聴者特定部43は、読み取られた指紋を、予め登録されている指紋(例えば、家族の指紋)と比較し、いま操作しているのが誰であるのかを識別し、識別信号を出力する。
【0092】
さらに、視聴者特定部43が、識別番号を予め記憶しているメモリを含む場合、そのメモリに記憶されている識別番号を出力する。
【0093】
チャンネル指定装置6はまた、登録入力部44を有している。この登録入力部44は、図2の登録ボタン23に対応しており、登録ボタン23が操作されたとき、操作信号を送信部45に出力する。
【0094】
チャンネル指定装置6の送信部45は、チャンネル指定入力部41、ザッピング入力部42、視聴者特定部43、または登録入力部44より入力された信号を、所定の変調方式で変調するなどして、赤外線発光ダイオード24から赤外線信号として放送受信提示装置5に出力させる。
【0095】
放送受信提示装置5は、チャンネル指定受信部51において、チャンネル指定装置6の送信部45より出力された赤外線信号を受信し、受信した信号を復調し、チャンネル指定入力部41の操作に対応するチャンネル指定信号を、視聴情報送信部52、コンテンツ復号部55、および視聴者情報データベース(DB)56に、それぞれ出力する。また、チャンネル指定受信部51は、ザッピング入力部42より入力されたザッピング選択信号を、ザッピング順序作成部57に出力し、視聴者特定部43より出力された視聴者特定情報を、視聴者情報データベース56、ザッピング順序作成部57、および視聴者情報クラス分類部58に出力する。登録入力部44からの登録指令信号は、視聴者情報データベース56に出力される。
【0096】
放送受信部53は、アンテナ4を介して受信した信号を復調し、放送コンテンツ(番組)と、コマーシャルメッセージ(以下、単に、コマーシャルと称する)に対応する信号をコンテンツ復号部55に出力し、人気チャンネル情報と、視聴者をクラスに分類するためのクラスタリングルールに対応する信号を、視聴者情報データベース56に出力する。
【0097】
コンテンツ復号部55は、チャンネル指定受信部51より入力されたチャンネル指定信号、またはザッピング順序作成部57より出力されたチャンネル指定信号に基づいて、指定されたチャンネルの放送コンテンツを復号し、コンテンツ提示部54に出力する。コンテンツ提示部54は、CRT,LCD等の表示部とスピーカを有しており、指定チャンネルのコンテンツに対応する映像と音声を出力し、視聴者7に提示する。
【0098】
視聴者情報データベース56は、放送受信部53より供給された人気チャンネル情報とクラスタリングルールのうち、人気チャンネル情報をザッピング順序作成部57に供給するとともに、クラスタリングルールを視聴者情報クラス分類部58に供給する。
【0099】
視聴者情報データベース56は、チャンネル指定受信部51よりチャンネル指定信号と視聴者特定情報の入力を受けると、各視聴者毎の視聴履歴を登録する。このため、コンテンツ復号部55から視聴者情報データベース56に、視聴者が指定したチャンネルの番組のジャンルが供給される。視聴履歴は、必要に応じて視聴者情報クラス分類部58に供給される。
【0100】
視聴者情報データベース56はまた、視聴者を登録するときのメニュー画面をコンテンツ復号部55に供給し、コンテンツ提示部54に出力させる。
【0101】
視聴者情報クラス分類部58は、視聴者情報データベース56より供給される視聴履歴に対して、やはり視聴者情報データベース56より供給されるクラスタリングルールを適用して、チャンネル指定受信部51より供給される視聴者特定情報に対応する視聴者のクラスを決定し、そのクラス情報を、ザッピング順序作成部57と視聴情報送信部52に出力する。
【0102】
ザッピング順序作成部57は、視聴者情報クラス分類部58より供給されるクラス情報と、視聴者情報データベース56より供給される人気チャンネル情報に基づいて、チャンネル指定受信部51より供給される視聴者特定情報に対応するザッピング順序を作成し、チャンネル指定受信部51よりザッピング選択信号が入力されたとき、そのザッピング順序でチャンネル指定信号をコンテンツ復号部55に出力する。
【0103】
視聴情報送信部52は、チャンネル指定受信部51より入力されたチャンネル指定信号と、視聴者情報クラス分類部58より供給されたクラス情報とをあわせて、インターネット8を介して放送装置1に送信する。
【0104】
放送装置1は、インターネット8を介して放送受信提示装置5の視聴情報送信部52より送信されてくるチャンネル指定情報とクラス情報とを含む視聴者情報を視聴情報受信部71で受信すると、これをチャンネル視聴データベース72に供給し、記憶させる。チャンネル視聴データベース72は、視聴情報受信部71より供給された多くの視聴者のクラス情報とチャンネル指定情報に基づいて、視聴統計処理を行い、得られた視聴統計量をCM挿入部75に出力する。また、チャンネル視聴データベース72は、クラス情報とチャンネル指定情報に基づいて、人気チャンネルを抽出し、さらに、視聴者をクラスに分類するためのクラスタリングルールを生成し、放送送信部76に出力する。
【0105】
CM挿入部75は、チャンネル視聴データベース72より供給される視聴統計量に基づいて、放送するコンテンツに挿入するCMを選択する選択情報をCMデータベース74に出力し、対応するCMの提供を受ける。CM挿入部75には、放送コンテンツデータベース73から放送コンテンツが供給されており、この放送コンテンツにCMデータベース74より供給されたCMが挿入されて、放送送信部76に出力される。なお、放送コンテンツには、スポーツ、音楽、ニュース、映画、ドラマ、アニメ、その他といった、それが属するジャンル情報も含まれている。さらに、放送コンテンツデータベース73は、各チャンネルで放送される番組を紹介するEPG(Electrical Program Guide)も、必要に応じてCM挿入部75に出力する。
【0106】
放送送信部76は、必要に応じてコマーシャルが挿入された放送コンテンツを、アンテナ2から電波で衛星3を介して各家庭に配信する。
【0107】
また、放送送信部76は、チャンネル視聴データベース72より供給された人気チャンネル情報とクラスタリングルールとを、デジタル的に多重化し、放送電波として、やはり各家庭に配信する。
【0108】
次に、この放送システムの動作について説明する。この放送システムのサービスの提供を受ける場合、視聴者は、自分自身の個人情報を、予め放送受信提示装置5に登録しておく必要がある。この登録処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0109】
最初にステップS1において、視聴者は、登録ボタン23を操作する。このとき、登録入力部44は、送信部45に、操作に対応する信号を出力し、送信部45は、この操作に対応する信号を所定の式で変調し、赤外線発光ダイオード24から赤外線信号として出力させる。
【0110】
放送受信提示装置5のチャンネル指定受信部51は、チャンネル指定装置6からの赤外線信号を受信すると、この登録指令信号を、視聴者情報データベース56に出力する。視聴者情報データベース56は、登録指令信号が入力されたとき、視聴者の個人情報を登録するためのメニュー画面のデータを読み出し、コンテンツ復号部55に供給し、画像信号に変換させ、コンテンツ提示部54に出力させる。これにより、コンテンツ提示部54にメニュー画面(GUI)が表示されるので、視聴者は、その表示に従って、自分自身を特定するための情報を入力する。
【0111】
チャンネル指定装置6が、図2(A)に示すような構成である場合、音声入力装置25から、視聴者は自分自身の音声を入力する。チャンネル指定装置6が、図2(B)に示されるような指紋測定装置31を備える場合、視聴者は、自分自身の指を指紋測定装置31に押し当て、自分自身の指紋を読み取らせる。チャンネル指定装置6が、例えば、図2(C)に示されるような構成である場合、視聴者は、ボタン21を操作することで、例えば、自分自身を識別するための番号を入力するか、メモリに予め登録されている識別番号を読み出させる。
【0112】
視聴者特定部43は、音声入力装置25から音声信号が入力された場合、その例えば声紋を分析し、分析した結果得られた、その声紋に対応する識別番号を送信部45に出力する。指紋特定装置31から指紋データが入力された場合には、その指紋に対応する識別番号が送信部45に出力される。ボタン21が操作された場合には、そのボタンに対応する識別番号がメモリから読み出されるか、ボタンの数字に対応する識別番号が送信部45に出力される。
【0113】
送信部45は、視聴者特定部43より入力された識別番号を赤外線発光ダイオード24により赤外線信号に変換させ、放送受信提示装置5のチャンネル指定受信部51に送信させる。
【0114】
チャンネル指定受信部51は、チャンネル指定装置6より供給された識別番号をステップS2において受信すると、これを視聴者情報データベース56に出力する。視聴者情報データベース56は、ステップS3においてチャンネル指定装置6より供給された視聴者を特定する情報をデータベースに登録する。
【0115】
例えば、以上のような操作により、視聴者情報データベース56には、図5に示されるように、一人の視聴者7の識別番号「01」が登録される。
【0116】
次に、ステップS4に進み、視聴者情報データベース56は、全ての項目が登録されたか否かを判定し、まだ全ての項目が登録されていない場合にはステップS5に進み、所定の項目の情報を取得する処理を実行する。例えば、視聴者情報データベース56は、「メニュー画面に性別を入力して下さい」のようなメッセージを表示させる。視聴者は、自分自身の性別をメニューの表示に対応して、例えば、男性であればボタン21のうちの数字「1」を、女性であれば数字「2」を、それぞれ操作することで性別を入力する。入力された信号は、上述した場合と同様にして、送信部45からチャンネル指定受信部51に供給され、チャンネル指定受信部51から、視聴者情報データベース56に供給される。視聴者情報データベース56は、入力された性別を、既に入力されている識別番号に対応して、図5に示すように登録する。なお、図5の例においては、説明の便宜上、性別は文字で表されている。
【0117】
次に、同様にして、視聴者情報データベース56は、その視聴者の生年月日を入力させ、登録する。さらに、視聴者情報データベース56は、その視聴者が居住している地域を、関東、関西、東北、北海道、中部、山陰、四国、九州といった地域を入力させ、登録する。
【0118】
視聴者の識別番号、性別、生年月日、および地域が登録されたとき、全ての項目が登録されたものとして、登録処理は終了される。
【0119】
以上のような処理が、チャンネル指定装置6を利用して、放送受信提示装置5を制御する全ての視聴者により行われる。図5の例においては、識別番号「01」乃至「04」の4人の視聴者が、視聴者情報データベース56に登録されている。
【0120】
なお、地域は、最初の視聴者にだけ入力させ、第2番目以降の視聴者については、第1番目の視聴者と同様として、その視聴者からの入力を省略させるようにすることもできる。なぜならば、放送受信提示装置5は、家庭内に配置されているものであり、携帯されるものではないので、視聴者によって地域が異なるといったことは、通常考えられないからである。
【0121】
次に、図6のフローチャートを参照して、視聴者が番組(放送コンテンツ)を視聴する場合の処理について説明する。
【0122】
ステップS11において、視聴者は、チャンネル指定装置6のボタン21を操作して、受信すべきチャンネルの番号を入力する。さらに、視聴者は、自分自身を特定するために、音声入力装置25から自分自身の声を入力したり、指紋測定装置31に自分自身の指を押し当て、指紋を読み取らせる。あるいは、ボタン21のうち、自分自身に割り当てられている番号に対応するボタンを操作する。
【0123】
もちろん、視聴者が、その家庭において、チャンネル指定装置6を操作するのが一人である場合には、視聴者を特定するための入力は省略することが可能である。あるいはまた、例えば、家族のそれぞれが自分自身に専用のチャンネル指定装置6を所有し、それぞれの内部のメモリに登録されている識別番号が予め異なるものとされている場合、視聴者を特定するための入力は省略することができる。
【0124】
チャンネル指定入力部41は、ボタン21の操作に対応する信号を送信部45に出力し、視聴者特定部43は、入力に対応する視聴者を特定する信号(視聴者特定信号)を送信部45に出力する。送信部45は、チャンネル指定信号と視聴者特定情報とを、放送受信提示装置5に送信する。
【0125】
放送受信提示装置5のチャンネル指定受信部51は、ステップS21において、チャンネル指定装置6より送信されてきた信号を受信する。そして、チャンネル指定受信部51は、このチャンネル指定信号をコンテンツ復号部55に供給する。
【0126】
コンテンツ復号部55は、ステップS22において、チャンネル指定受信部51より供給されたチャンネル指定信号に対応するチャンネルの信号を、放送受信部53が受信し、出力する信号の中から選択し、復号する。そして、コンテンツ復号部55は、復号したチャンネルのコンテンツの信号をコンテンツ提示部54に出力し、視聴者7に提示する。
【0127】
一方、チャンネル指定受信部51は、チャンネル指定装置6より供給されてきたチャンネル指定信号と視聴者特定情報を、視聴者情報データベース56に供給する。この視聴者情報データベース56にはまた、コンテンツ復号部55から、視聴者7が指定したチャンネルの番組が属するジャンル情報が供給される。視聴者情報データベース56は、ステップS23において、入力される情報から、視聴者毎に視聴者履歴を登録する。
【0128】
例えば、図5の例においては、識別番号「01」の視聴者が、スポーツというジャンルの番組の視聴を指令したとすると、その識別番号「01」の視聴者のスポーツのジャンルの視聴頻度を表す数字が「1」だけインクリメントされる。例えば、それまでの頻度の値が「59」であれば、その値が「60」に変更される。
【0129】
以上のような処理が繰り返されることで、視聴者情報データベース56には、図5に示されるような、各視聴者毎の視聴履歴が登録される。
【0130】
一方、チャンネル指定受信部51において受信されたチャンネル指定信号は、視聴情報送信部52に供給される。また、視聴者情報クラス分類部58は、チャンネル指定受信部51より供給された視聴者特定情報に対応する視聴者のクラスを後述するように決定し、決定したクラス情報を視聴情報送信部52に出力する。視聴情報送信部52は、ステップS24において、チャンネル指定受信部51より供給されたチャンネル指定情報と、視聴者情報クラス分類部58より供給された、いま視聴している視聴者7のクラス情報を、インターネット8を介して放送装置1の視聴情報受信部71に送信する。
【0131】
後述するように、放送装置1のチャンネル視聴データベース72は、視聴情報受信部71により受信されたクラス情報とチャンネル指定情報に基づいて、クラスタリングルールを生成し、そのクラスタリングルールが放送送信部76から送信され、放送受信提示装置5の放送受信部53で受信される。そして、受信されたクラスタリングルールは、視聴者情報データベース56に供給され、記憶されている。視聴者情報クラス分類部58は、視聴者情報データベース56からクラスタリングルールと各視聴者の視聴履歴を読み出し、その視聴履歴にクラスタリングルールを適用することで、各視聴者をクラスに分類する処理を実行する。このクラスタリングルールについて、ここで説明する。
【0132】
図7は、クラスタリングルールの例を示している。この例においては、視聴者のクラスが、その視聴者の性別、年代、居住している地域、および嗜好する番組のジャンルに基づいて決定されている。
【0133】
例えば、性別が女性で、年代が20代であり、居住している地域が関東である視聴者は、その嗜好するジャンルに基づいて、「0」または「1」のクラスに分類される。
【0134】
すなわち、過去に視聴した番組のジャンルとしては、音楽が最も多く(30乃至40%)、ニュースがそれに続き(20乃至30%)、スポーツと映画がそれより低く(10乃至20%)、その他が最も少ない(5乃至15%)場合には、クラス「0」とされ、映画が最も多く(30乃至40%)、音楽がそれに続き(20乃至30%)、スポーツとその他がそれより若干低く(10乃至20%)、ニュースが最も少ない(5乃至15%)場合には、クラス「1」とされる。
【0135】
視聴者情報クラス分類部58は、図7に示すようなクラスタリングルールを、視聴者情報データベース56から供給される所定の視聴者の個人情報と視聴履歴(図5)に適用して、各視聴者のクラスを判定する。図8は、この判定処理の例を表している。
【0136】
ステップS51において、視聴者情報クラス分類部58は、いまクラスタリング処理の対象とする視聴者が男性であるか否かを判定する。男性である場合には、ステップS52に進み、その男性は20代であるか否かを判定する。その視聴者が20代である場合には、ステップS53において、その居住地域が関東であるか否かが判定される。居住地域が関東である場合には、ステップS54において、その視聴者が最も好むジャンル(30乃至40%のジャンル)はスポーツであるか否かが判定される。最も好むジャンルがスポーツであると判定された場合には、ステップS55において、その視聴者のクラスは「2」であると判定される。
【0137】
ステップS54において、最も好むジャンルがスポーツではないと判定された場合、ステップS56において、最も好むジャンルは音楽であるか否かが判定される。最も好むジャンルが音楽である場合には、ステップS57に進み、その視聴者のクラスは「3」であると判定される。
【0138】
ステップS53において、その視聴者が居住する地域は関東ではないと判定された場合(この例では、関西であると判定された場合)、ステップS58に進み、その視聴者が最も好むジャンルはニュースであるか否かが判定される。その視聴者が最も好むジャンルがニュースである場合には、ステップS59において、その視聴者のクラスは「5」であると判定される。
【0139】
ステップS51において、視聴者は男性ではないと判定された場合(女性であると判定された場合)、ステップS60に進み、その視聴者の年代は20代であるか否かが判定される。その女性が20代であると判定された場合には、ステップS61に進み、その視聴者の居住地域は関東であるか否かが判定され、関東ではないと判定された場合(関西であると判定された場合)、ステップS62に進み、その視聴者が最も好むジャンルはスポーツであるか否かが判定される。その視聴者が最も好むジャンルはスポーツであると判定された場合には、ステップS63において、その視聴者のクラスは「4」であると判定される。
【0140】
ステップS61において、視聴者が居住している地域が関東であると判定された場合、ステップS64に進み、その視聴者が最も好むジャンルは音楽であるか否かが判定される。視聴者が最も好むジャンルが音楽であると判定された場合、ステップS65に進み、その視聴者のクラスは「0」であると判定される。
【0141】
ステップS64において、視聴者が最も好むジャンルが音楽ではないと判定された場合、ステップS66に進み、その視聴者が最も好むジャンルは映画であるか否かが判定され、映画である場合には、ステップS67において、その視聴者のクラスは「1」であると判定される。
【0142】
ステップS60において、視聴者の女性は20代ではないと判定された場合(この例では、30代であると判定された場合)、ステップS68に進み、その視聴者の居住地域は関東であるか否かが判定され、関東である場合には、ステップS69に進み、その視聴者が最も好むジャンルはニュースであるか否かが判定される。その視聴者が最も好むジャンルがニュースである場合には、ステップS70において、その視聴者のクラスは「6」であると判定される。
【0143】
以上のようにして、各視聴者のクラスが分類され、図5に示されるように、視聴履歴に登録される。図5の例では、識別番号が「01」乃至「04」の視聴者のクラスが、「2」,「0」,「3」または「1」とされている。
【0144】
図6に戻って、ステップS41において、放送装置1の視聴情報受信部71は、ステップS41において、放送受信提示装置5からインターネット8を介して送信されてくる視聴者のクラスとチャンネル指定情報を受信すると、これをチャンネル視聴データベース72に供給する。チャンネル視聴データベース72は、ステップS42において、視聴情報受信部71より供給された情報を蓄積する。このようなチャンネル指定情報と、それを指定した視聴者のクラスは、多くの視聴者から送信されてくる。チャンネル視聴データベース72は、ステップS43において、視聴者の数が多いチャンネルを人気チャンネルとしてクラス毎に決定する。また、全てのクラスの視聴者に最も人気のあるチャンネルも決定する。これらの決定は、チャンネル指定情報を統計処理することで、容易に求めることができる。
【0145】
チャンネル視聴データベース72はまた、チャンネル毎の視聴者の変化率も、さらに演算する。ここで変化率とは、例えば、そのチャンネルの視聴者がいま増加している最中であるとか、減少している最中であるとかといったことを意味する。
【0146】
チャンネル視聴データベース72で演算されたこれらの視聴統計量は、CM挿入部75に供給される。
【0147】
CM挿入部75は、ステップS44において、いま放送されている番組(放送コンテンツ)に挿入するコマーシャルと、その挿入タイミングを、視聴統計量に基づいて決定する。挿入されるコマーシャルは図9のフローチャートを参照して後述するように選択される。CM挿入部75は、その決定に基づいて、挿入するCMを選択する選択情報を、CMデータベース74に出力し、対応するコマーシャルを読み出させ、放送コンテンツデータベース73から供給される放送コンテンツに重畳して、放送送信部76に出力し、送信させる。
【0148】
なお、この例では、コマーシャルは、各視聴者毎に、個別情報として送信される。
【0149】
次に、図9のフローチャートを参照して、CM挿入部75の実行するCM選択処理について説明する。
【0150】
最初に、ステップS81において、CM挿入部75は、視聴者のクラスを取得する。次に、ステップS82において、CM挿入部75は、その時点において放送すべきコマーシャルの候補を全て選択したか否かを判定する。まだ、全てのコマーシャルの候補を選択していない場合には、ステップS83に進み、CM挿入部75は、1つの候補のコマーシャルを選択する。
【0151】
次に、ステップS84において、CM挿入部75は、ステップS83で選択したコマーシャルのクラスが、ステップS81で取得した視聴者のクラスと対応するか否かを判定する。2つのクラスが対応しない場合には、ステップS82に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0152】
ステップS84において、2つのクラスが対応すると判定された場合、ステップS85に進み、その候補のコマーシャルを放送すべきコマーシャルとして選択する処理が行われる。
【0153】
以上のようにして、例えば、図10に示されるように、番組1に対して時刻t0のタイミングにおいて挿入すべきコマーシャルの候補として、CM0乃至CM3の4つのコマーシャルが存在するとすると、4つのコマーシャルCM0乃至CM3の中から、視聴者のクラスに対応するものが、放送されるべきコマーシャルとして選択される。CM0乃至CM3は、それぞれ、クラス0乃至クラス3の視聴者を主たるターゲットするコマーシャルであるから、例えば、ステップS81で取得された視聴者のクラスが、クラス0である場合にはCM0が、クラス1である場合にはCM1が、クラス2である場合にはCM2が、クラス3である場合にはCM3が、それぞれ選択される。
【0154】
一方、ステップS82において、放送すべきコマーシャルの候補の全てが選択されたと判定された場合、ステップS86に進み、用意されているコマーシャルの中から、デフォルトとして設定されている1つのコマーシャルが、放送されるべきコマーシャルとして選択される。図10の例においては、CM0乃至CM3の中から、所定のものが1つ選択される。
【0155】
番組に対して挿入すべきコマーシャルが1つだけでよい場合には、図9と図10に示した処理は1回行うだけでよい。しかしながら、番組に対して挿入すべきコマーシャルが2以上存在する場合には、各コマーシャルを異なるタイミングにおいて挿入するようにすることができる。この場合、以下に説明するようなCM挿入タイミング決定処理が行われる。
【0156】
次に、図11のフローチャートを参照して、CM挿入部75が実行するCM挿入タイミング決定処理について説明する。
【0157】
最初に、ステップS91において、放送する1つの番組(放送コンテンツ)に対して挿入すべき全てのCMがターゲットとする視聴者のクラスを取得する。例えば、図12に示されるように、いま、放送される1つの番組(放送コンテンツ)に対して、CM10乃至CM13という4つのCMを挿入する必要がある場合、その各CM10乃至CM13が、主たるターゲットとされている視聴者のクラスが取得される。
【0158】
図12の例においては、CM10はクラス0の、CM11はクラス1の、CM12はクラス2の、CM13はクラス3の、それぞれ視聴者が、主なターゲットの視聴者とされている。すなわち、CM10は、音楽とニュースが好きな関東に居住する20代の女性が主たるターゲットとされるCMであり、CM11は、映画と音楽が好きな関東に住む20代の女性が主たるターゲットとされるCMである。また、CM12は、スポーツと映画が好きな関東に住む20代の男性が主たるターゲットとされるCMであり、CM13は、音楽とニュースが好きな関東に居住する20代の男性が主たるターゲットとされるCMである(図7参照)。
【0159】
ステップS92において、CM挿入部75は、いま処理対象とされている番組を視聴者が選択したか否かを判定し、視聴者が選択していない場合には、ステップS93に進み、予め設定してある所定の時間が経過したか否かを判定する。所定の時間が経過していない場合には、ステップS92に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0160】
ステップS93において、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS94に進み、CM挿入部75は、予めデフォルトの順番として設定されている1つのCMを選択する選択情報を、CMデータベース74に出力し、そのCMの提供を受ける。そして、そのCMを放送コンテンツデータベース73より供給されている放送コンテンツに代えて、放送送信部76に供給し、放送させる。
【0161】
ステップS95において、全てのCMを放送したか否かを判定し、まだ放送していないCMが残っている場合には、ステップS92に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。ステップS95において、全てのCMを放送したと判定された場合、処理は終了される。
【0162】
以上のような処理が行われると、図12に示されるように、予め設定されている所定の時刻t1乃至t4において、それぞれ予めデフォルトとして順番が指定されているCM10乃至CM13が、順次放送される。この場合の放送は、従前より行われている場合と同様の結果となる。
【0163】
これに対して、ステップS92において、その番組を視聴者が選択したと判定された場合、ステップS96に進み、CM挿入部75は、いま、その番組を選択した視聴者のクラスに対応するCMが、挿入すべきCM中に存在するか否かを判定する。そのようなCMが存在しない場合には、ステップS92に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0164】
ステップS96において、いま番組を選択した視聴者のクラスに対応するCMが、挿入すべきCMの中に存在すると判定された場合、ステップS97に進み、CM挿入部75は、視聴者が番組を選択してから、予め設定されている所定の時間Tが経過するまで待機し、所定の時間Tが経過したタイミングにおいて、ステップS94に進み、その視聴者のクラスに対応するCMをCMデータベース74から読み出し、放送させる。
【0165】
その後、ステップS95に進み、全てのCMを放送したか否かが判定され、まだ放送していないCMが残っている場合には、ステップS92に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0166】
以上のような処理の結果、例えば、図13に示すようなCM挿入処理が行われることになる。
【0167】
すなわち、時刻t11において、クラス1の視聴者U1が、番組1の視聴を開始したとすると、時刻t11から時間T1だけ経過した時刻t12において、クラス1の視聴者を主たるターゲットとするCM11が放送される。
【0168】
すなわち、視聴者U1は、クラス1の視聴者であり、CM11はクラス1の視聴者を主たるターゲットとするCMであるから、主たるターゲットとする視聴者に、そのCM11を確実に提示することが可能となる。時間T1は、0乃至5分程度の比較的短い時間である。時刻t11において、視聴者U1が操作をしたということは、その時刻において、視聴者U1が、確実に、その番組1を視聴していることになる。従って、時間T1をそれほど長い時間に設定しなければ、各CMを主たるターゲットとする視聴者に、確実に提示することができる。
【0169】
時間T1は、「0」に設定することも可能であるが、そのようにすると、視聴者が番組を選択した瞬間に、いつもCMが挿入されることになるので、そのような事態を避けるため、時間T1は、「0」以外の値に設定するのが好ましい。また、時間T1を、後述する時間T2,T3,T4と同じ値に設定すると(T1=T2=T3=T4とすると)、チャンネル選択後、一定の時間T(T1=T2=T3=T4)が経過すると、いつもCMが挿入されることになる。そこで、時間T1,T2,T3,T4は、それぞれ異なる値とするのが好ましい。
【0170】
この例においては、さらに、時刻t13において、視聴者U1が番組1から番組3に受信チャンネルを切り換えている。このとき、クラス1の視聴者U1が、番組を視聴中であることが確認できるが、いまCMを挿入対象としている番組は番組1であるので、ここではCMは挿入されない。
【0171】
その後、時刻t14において、クラス3の視聴者U3が、視聴する番組を番組3から番組1に切り換えたとき、時刻t14から時間T2だけ経過した時刻t15において、CM挿入部75は、クラス3の視聴者を主たるターゲットとするCM13を選択し、放送させる。
【0172】
時刻t16において、クラス0の視聴者U0が、番組1から番組5に切り換え、時刻t17において、番組5から番組3に切り換え、時刻t18において、番組3から番組1に切り換えたとすると、時刻t18から時間T3だけ経過した時刻t19において、クラス0の視聴者を主たるターゲットとするCM10が放送される。
【0173】
時刻t20において、クラス2の視聴者U2が、番組1から番組4に受信番組を切り換え、時刻t21において、再び番組4から番組1に受信番組を切り換えたとすると、時刻t21から時間T4だけ経過した時刻t22において、クラス2の視聴者を主たるターゲットとするCM12が放送される。
【0174】
従って、いずれの場合にも、主たるターゲットとするクラスの視聴者に、確実にCMを提供することが可能となる。また、各視聴者は、コマーシャルを見たいと思ったとき、意図的に、受信チャンネルを一旦切り換えた後、再び戻す操作を行うことで、希望するタイミングで、コマーシャルを視聴することができる。
【0175】
なお、チャンネル視聴データベース72は、統計処理に時間がかかる場合には、チャンネル指定情報とクラス情報を、速やかにCM挿入部75に送る。これにより、CMの挿入タイミングを、適切に決定することが可能となる。
【0176】
また、図9のCM選択処理と図11のCM挿入タイミング決定処理は、適宜組み合わせて実行するようにしても良い。
【0177】
各視聴者の個人情報は、クラスという編集された状態で放送受信提示装置5から放送装置1に提供される。従って、各視聴者の個人情報が外部に漏れて悪用されるような恐れが抑制される。
【0178】
図6の説明に戻って、チャンネル視聴データベース72は、ステップS44において、さらに、クラスタリングルールを、その時点における各視聴者の番組嗜好傾向に基づいて作成する。例えば、図7の例においては、番組嗜好のジャンルが、スポーツ、音楽、ニュース、映画、その他の5つに区分されているが、例えば、ドラマなどのジャンルの視聴者が多くなってきて、ニュースのジャンルの視聴者が少なくなってきた場合には、ニュースのジャンルに代えて、ドラマのジャンルを視聴者のクラスを決定するジャンルとして採用することができる。このようにすることで、時々刻々と変化する嗜好に対応したクラス分けが可能となる。
【0179】
ステップS45において、チャンネル視聴データベース72は、視聴統計処理を行って得られた人気チャンネル情報とクラスタリングルールを放送送信部76に供給し、各視聴者に個別情報として放送させる。
【0180】
ステップS25において、放送受信提示装置5の放送受信部53は、人気チャンネル情報とクラスタリングルールとを受信すると、これらを視聴者情報データベース56に供給し、記憶させる。
【0181】
視聴者情報クラス分類部58は、視聴者情報データベース56からクラスタリングルールの供給を受けると、各視聴者のクラスタリング処理を、図8のフローチャートを参照して説明したように実行する。
【0182】
このようにして、各視聴者のクラスは、新たなクラスタリングルールが送信されてくる度に適宜更新される。
【0183】
次に、ステップS27において、ザッピング順序作成部57は、視聴者情報クラス分類部58より供給されるクラス情報に基づいて、ザッピング用チャンネル順位を決定する処理を実行する。この処理の詳細は、図14のフローチャートに示されている。
【0184】
ステップS111において、ザッピング順序作成部57は、現時刻において、各チャンネルで放送されている番組のジャンルを、コンテンツ復号部55が保持するEPGから取得する(各時刻において、各チャンネルで、どのようなジャンルの番組が放送されているかは、EPGから知ることができる)。ステップS112において、ザッピング順序作成部57は、視聴者のクラスに基づいて、その視聴者が好むジャンルの順位を取得する。例えば、、図7に示されるように、クラス0の視聴者が好むジャンルの順位は、音楽、ニュース、スポーツ、映画、その他の順となる。
【0185】
ステップS113において、ザッピング順序作成部57は、視聴者が好む全てのジャンルを選択したか否かを判定し、まだ選択していないジャンルが存在する場合には、ステップS114に進み、視聴者が好むジャンルを上から順番に(好む順番で)1つ選択する。例えば、図7に示されるように、クラス0の視聴者は、音楽のジャンルの番組を最も好むので、音楽のジャンルがここで選択される。
【0186】
次に、ステップS115に進み、ザッピング順序作成部57は、ステップS114の処理で選択したジャンルの番組のタイトルを、ザッピング用チャンネル順位のリストに登録する。
【0187】
その後、ステップS113に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。これにより、視聴者が好むジャンルの順位に従って、ザッピング用チャンネル順位が決定される。
【0188】
例えば、いま各チャンネルで放送されている番組は、チャンネル番号順に表すと、図15に示すようであるとすると、クラス0の視聴者のザッピングチャンネルの順位は、図16に示されるように、音楽のチャンネルが上位にきて、その次にニュースのジャンルがきて、スポーツのジャンルがそれに続く順位となる。
【0189】
これに対して、クラス4のザッピング用チャンネルの順位は、図17に示されるように、スポーツが先頭にきて、ニュース、音楽の各ジャンルがこれに続くことになる。
【0190】
図12に戻って、ステップS113において、視聴者が好む全てのジャンルが選択されたと判定された場合、ステップS116に進み、ザッピング順序作成部57は、人気チャンネルを付加するモードが視聴者により指定されているか否かを判定する。ユーザが人気チャンネルを付加する指令を入力している場合には、ステップS117に進み、ザッピング順序作成部57は、ステップS113乃至ステップS115の処理で作成した順位の先頭に、全てのクラスの視聴者に、最も人気のあるチャンネルを先頭に配置する処理を実行する。
【0191】
例えば、上述したように、クラス4の視聴者のザッピング用チャンネルの順位が、図17に示すように、ステップS113乃至ステップS115の処理で生成された場合において、第100チャンネルの日本のニュースが、全てのクラスにおいて最も人気のあるチャンネルであるとすると、そのチャンネルが先頭に配置され、図17に示す順位は、図18に示すような順位に変更される。
【0192】
これにより、視聴者は、自分の好むジャンルを優先的に選択できるようになるだけでなく、全ての視聴者に最も人気のあるチャンネルの番組にも、注意を払うことが可能となる。
【0193】
ステップS116において、人気チャンネルを先頭に配置することが、視聴者により指令されていないと判定された場合には、ステップS117の処理はスキップされる。
【0194】
以上のようにして、ザッピング用チャンネルの順位が決定されると、図6に戻って、ステップS12において、ユーザ7がチャンネル指定装置6のボタン22Uまたは22Dを操作して、ザッピングを指令すると、ザッピング入力部42が、ボタン22Uまたは22Dに対応する信号を送信部45に出力する。送信部45は、この信号に対応する赤外線信号を赤外線発光ダイオード24から出力させる。
【0195】
放送受信提示装置5のチャンネル指定受信部51は、ステップS28において、チャンネル指定装置6からの信号を受信すると、このザッピング選択信号をザッピング順序作成部57に出力する。また、このとき、チャンネル指定装置6から視聴者特定部43が出力する視聴者特定信号も送信されてくる。ザッピング順序作成部57は、ステップS29において、入力された視聴者特定情報により特定され得る視聴者のクラスのザッピング用チャンネルの順位に基づいて、最上位の順位のチャンネルを指定するチャンネル指定信号をコンテンツ復号部55に供給する。コンテンツ復号部55は、入力されたチャンネル指定信号に基づくチャンネルのコンテンツを、放送受信部53から供給されるコンテンツの中から選択復号し、コンテンツ提示部54に出力する。これにより、ザッピング用チャンネル順位の先頭に配置されたチャンネルの番組が表示される。
【0196】
視聴者が、ボタン22Dを操作すると、ザッピング用チャンネル順位の次の順番のチャンネルのコンテンツが、コンテンツ復号部55で復号され、コンテンツ提示部54に提示される。
【0197】
以下同様に、ボタン22Dが操作される毎に、ザッピング用チャンネル順位の順番で、順位が高いものから低いものへの順番で、提示されるコンテンツ(受信チャンネル)が切り換えられる。なお、ザッピングとは、視聴者の単純なボタン操作(特にチャンネルは指定しない操作)に対応して、所定のチャンネルを受信表示することを意味する。
【0198】
ボタン22Uが操作された場合には逆に、低い順位のものから高い順位のものに、コンテンツ(受信チャンネル)が順次切り換えられる。
【0199】
以上においては、コマーシャルを、個別情報として、放送受信提示装置5に送信するようにしたが、共通情報として送信させることも可能である。この場合には、全ての視聴者からのチャンネル指定信号を統計処理して、放送中の各時刻において、ターゲットとするクラスの視聴者の数が最も多くなったと推測されるタイミングにおいて、あるいは、その数が予め設定された基準値より大きくなったタイミングにおいて、コマーシャルが放送される。また、コマーシャルの内容も、視聴者すべてのクラスの分布に応じて変更される。
【0200】
また、以上においては、放送装置1側でコマーシャルを送信するタイミングを調整するようにしたが、放送受信提示装置5側において、CM挿入タイミングを調整するようにすることも可能である。
【0201】
この場合、放送装置1のCM挿入部75は、図19に示されるように、CM10乃至CM13を、挿入タイミング決定プログラムとともに、挿入すべきコンテンツより、時間的前に挿入し、放送送信部76から送信する。
【0202】
放送受信提示装置5の放送受信部53は、放送装置1から放送されてきたコンテンツとコマーシャルを含む信号をコンテンツ復号部55に供給し、コンテンツ復号部55は、付属する記憶部55Aに、それを一旦記憶する。そして、放送コンテンツは、記憶部55Aから直ちに読み出され、復号されて、コンテンツ提示部54に出力される。
【0203】
これに対して、コンテンツ復号部55に内蔵されている制御部55Bは、放送装置1から送信されてきた挿入タイミング決定プログラムをロードし、それに基づき、上述した図11のフローチャートに示すCM挿入タイミング決定処理を実行する。但し、ステップS91,S94,S95における「放送する」の文字は、「出力する」と読み代えられて処理が行われる。
【0204】
これにより、制御部55Bは、記憶部55Aに記憶されているCM10乃至CM13を所定のタイミングで(例えば、図13に示されるようなタイミングで)読み出し、コンテンツ提示部54に出力する。コンテンツ提示部54にコマーシャルが提示されている期間は、放送コンテンツの提示は中断される。
【0205】
なお、挿入タイミング決定プログラムは、それだけ別にして、個別情報として送信したり、インターネット8を介して配布したり、あるいは、放送受信提示装置5の記憶部55Aに予め記憶させておくようにすることもできる。
【0206】
記憶部55Aは半導体メモリで構成してもよいが、例えばハードディスクなどで構成することもできる。このようにすると、その容量が大きいため、長時間分の放送コンテンツの記憶が可能となる。その結果、放送コンテンツは、記憶された後、直ちに読み出されるのではなく、視聴者が読み出しを指示した任意のタイミングにおいて読み出される。従って、放送側の都合によらず、視聴者側の都合に基づくタイミングで、コマーシャルが視聴者に提示される。
【0207】
なお、チャンネル指定装置6からの出力は、無線または有線で伝送するようにしてもよい。
【0208】
以上においては、番組にコマーシャルを挿入して放送する場合を例としたが、本発明は、この他、各種の情報をネットワークを介して送受信する場合に適用することができる。
【0209】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、放送受信提示装置5は、図20に示されるように構成される。
【0210】
図20において、CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、または記憶部126からRAM(Random Access Memory)123にロードされたプログラムに従って、図3におけるザッピング順序作成部57や、視聴者情報クラス分類部58が実行する処理の他、各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0211】
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インタフェース125も接続されている。
【0212】
入出力インタフェース125には、チャンネル指定受信部51、視聴情報送信部52、放送受信部53、コンテンツ提示部54、コンテンツ復号部55の他、視聴者情報データベース56が内部に形成される、ハードディスクなどよりなる記憶部126が接続されている。
【0213】
入出力インタフェース125にはまた、必要に応じてドライブ127が接続され、磁気ディスク141、光ディスク142、光磁気ディスク143、或いは半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部126にインストールされる。
【0214】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0215】
この記録媒体は、図20に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク141(フロッピディスクを含む)、光ディスク142(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク143(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ144などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM122や、記憶部126に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0216】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0217】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0218】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、情報受信装置のユーザは、自分自身の個人情報を外部に漏らさずに提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放送システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のチャンネル指定装置の外観の構成を示す図である。
【図3】図1の放送装置、放送受信提示装置、およびチャンネル指定装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の放送受信提示装置に対する視聴者の登録処理を説明するフローチャートである。
【図5】図3の視聴者情報データベースに記録される視聴履歴の例を示す図である。
【図6】図3の放送システムの動作を説明するフローチャートである。
【図7】クラスタリングルールの例を示す図である。
【図8】クラスタリング処理を説明するフローチャートである。
【図9】 CM選択処理を説明するフローチャートである。
【図10】 CM選択処理を説明する図である。
【図11】 CM挿入タイミング決定処理を説明するフローチャートである。
【図12】 CM挿入のタイミングの例を示す図である。
【図13】 CM挿入の他のタイミングの例を示す図である。
【図14】ザッピング用チャンネル順位決定処理を説明するフローチャートである。
【図15】チャンネルの並びの例を示す図である。
【図16】ザッピング用チャンネル順位の例を示す図である。
【図17】ザッピング用チャンネル順位の例を示す図である。
【図18】ザッピング用チャンネル順位の例を示す図である。
【図19】コマーシャルと放送コンテンツの送信タイミングの例を示す図である。
【図20】放送受信提示装置の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 放送装置, 3 衛星, 5−1乃至5−3 放送受信提示装置, 6−1乃至6−3 チャンネル指定装置, 21 ボタン, 22U,22D ボタン, 23 登録ボタン, 24 赤外線発光ダイオード, 25 音声入力装置, 31 指紋測定装置, 41 チャンネル指定入力部, 42 ザッピング入力部, 43 視聴者特定部, 44 登録入力部, 45 送信部, 51 チャンネル指定受信部, 52 視聴情報送信部, 53 放送受信部, 54 コンテンツ提示部, 55 コンテンツ復号部, 55A 記憶部, 55B 制御部, 56 視聴者情報データベース, 57 ザッピング順序作成部, 58 視聴者情報クラス分類部, 71 視聴情報受信部, 72 チャンネル視聴データベース, 73 放送コンテンツデータベース, 74 CMデータベース, 75 CM挿入部, 76 放送送信部

Claims (1)

  1. コンテンツを放送する放送装置と、前記放送装置とインターネットを介して接続される放送受信装置と、前記放送受信装置の操作に用いられる指定装置とからなる放送システムにおいて、
    前記指定装置は、
    視聴者により入力された、前記視聴者の識別番号を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記識別番号を前記放送受信装置に送信し、前記視聴者に関する情報を登録するときに操作される登録ボタン、テンキー、および、ザッピングを行うときに操作される、上方向を指定するボタンと下方向を指定するボタンとからなるザッピングボタンに対する操作が前記視聴者により行われたとき、前記視聴者の操作に対応する信号を前記放送受信装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記放送受信装置は、
    前記指定装置から出力された信号を受信する信号受信手段と、
    前記放送装置から放送された、コンテンツを含む情報を受信する放送受信手段と、
    前記登録ボタンが前記指定装置において操作され、視聴者情報の登録が指示された場合、前記視聴者の識別番号と対応付けて、前記視聴者の性別、生年月日、地域を視聴者情報データベースに登録する視聴者情報登録手段と、
    受信すべきチャンネルの番号が前記指定装置において入力され、チャンネルの番号を指定する信号が前記視聴者の識別番号とともに前記指定装置から送信された場合、前記視聴者により指定されたチャンネルで放送されるコンテンツを復号し、コンテンツの映像と音声を出力する復号手段と、
    前記復号手段により復号されたコンテンツのジャンルの情報に基づいて、コンテンツのジャンル毎の視聴回数の情報を、前記視聴者の識別番号と対応付けて前記視聴者データベースに登録する視聴履歴登録手段と、
    前記放送装置から放送されるルールに従って、前記視聴者の性別、生年月日、地域、および、前記視聴者が視聴したコンテンツのジャンル毎の割合に応じた前記視聴者のクラスを、前記ルールが前記放送装置から放送される毎に判定するクラス分類手段と、
    前記視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報を、前記インターネットを介して前記放送装置に送信する送信手段と、
    現時刻において各チャンネルで放送されているコンテンツのジャンルをEPGデータに基づいて特定し、各チャンネルで放送されているコンテンツを、前記視聴者のクラスと同じクラスの視聴者が好む順位として設定されているジャンルの順にリストに登録するとともに、人気チャンネルを付加するモードが前記視聴者により指定されている場合、前記リストの先頭に、前記放送装置から放送された情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルで放送されているコンテンツを登録するコンテンツ登録手段と
    を備え、
    前記復号手段は、上方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより上位に登録されているコンテンツを選択し、下方向を指定するように前記ザッピングボタンが前記指定装置において操作された場合、前記リストにおいてより下位に登録されているコンテンツを選択して、選択したコンテンツを復号し、
    前記放送装置は、
    複数の前記放送受信装置から送信された、それぞれの前記放送受信装置の視聴者により受信することが指定されたチャンネルの番号の情報に基づいて、全クラスにおいて視聴者の数が最も多いチャンネルを決定する決定手段と、
    各チャンネルのコンテンツを放送するとともに、視聴者の各クラスに対して、性別、生年月日、地域、および、コンテンツのジャンル毎の割合を対応付けた前記ルールと、前記決定手段により決定されたチャンネルの情報とを放送する放送手段と
    を備える
    放送システム。
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