JP4477635B2 - ローラ粉砕ミル及びその運転方法並びにセメントの製造方法 - Google Patents

ローラ粉砕ミル及びその運転方法並びにセメントの製造方法 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラ粉砕ミルの構造、ローラ粉砕ミルの運転方法、並びにセメントの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
不揃いの材料を粉砕するためにローラ粉砕ミルを使用することが知られている。独国特許第105099C号明細書は、回転ミリングテーブル上に配置されたミリングローラのリングを有して且つフレームと前記フレーム上にピボット回転可能に搭載されたスタンドとを有するローラ運搬アームを開示している。ミリングローラは、スタンドに弾力的に搭載されて、スタンド及び更にそれに固定された部品と共に外向きに動かされ得る。
【0003】
独国特許第19826324C号明細書はミリングローラを有するボールミルを開示しており、これは、プレスピース、プレスフレームなどによってミリングパン上にプレスされる。各々の場合に、2つのミリングローラが連続的に周状に配置されて、ジョイント、マルチ部品ホルダの上に保持される。
【0004】
独国特許第153958C号明細書はコーンミルを開示しており、ばね圧の下で回転するミリングパンの上に8つのミリングコーンが存在し、これらは前記ミリングパンの外側に搭載される。ミリングコーンは、水平ミリング位置から垂直位置へ、検査、交換、及び同様の目的のために個別にもたらされる。
【0005】
独国特許出願公開19702854A1号明細書は、方法及びローラ粉砕ミルを記述している。破砕動作に対する駆動容量がミリングパンの回転駆動のための駆動モータ及びギアを有する単一の駆動機構によってもたらされる、例えばセメント原材料、セメントクリンカなどのような無機物材料を破砕するためのローラ粉砕ミルの場合とは異なり、ミリングパンの上をローリングするミリングローラは直接に駆動され且つそれら自身の回転ドライブを有し、ミリングローラの個別の回転ドライブの間の稼動上の変動は、ジョイント負荷補償制御によって補償される。3つ又は4つのミリングローラが提供され、一つのミリングローラ又は回転ドライブに対するダメージが生じると、残りの2つ又は3つのミリングローラが動作を続ける一方で、単一のミリングローラがミルケースの外に動かされることができるか、あるいはその回転ドライブが修理又は交換されることができる。
【0006】
独国特許出願公開2166219A号明細書は、ミリングパン及びその上をローリングするピボット回転可能に搭載されたミリングローラのためのミルギアを有するローラ粉砕ミルを開示しており、各ローラは、負荷担持台座の上に個別に搭載されている。ここには、ミリングローラを有するロッキングレバーの迅速で単純なピボット動作のための特に有益な解決策が記述されている。
【0007】
設計及び制御の観点から、並びにエネルギー消費、環境的な振舞い、及び全体的な経済性に関してもまた、ローラ粉砕ミル、特に空気スィープ式(air-swept)ミルは、顕著な効果を提供する。
【0008】
セメント産業において、空気スィープ式ローラ粉砕ミルは、セメントの原料粉末の製造やクリンカ及び石炭の破砕のために使用される。原材料プラントが回転キルン及びか焼(calcining)プラントとの組み合わせで稼動される場合は、熱交換器及びクリンカ冷却器プロセスからのキルン廃棄物ガスは、ミル乾燥のため及び破砕されたセメント原材料又は石炭の圧送のために使用されることができる。
【0009】
原材料混合物のミル乾燥のための垂直空気スィープ式ロエシェ型(Loesche-type)ローラ粉砕ミルとのコンバインドシステムにおけるセメントの製造方法は、独国特許19836323C2号明細書に記述されている。独国特許出願公開DE−AS2361060号明細書は、空気スィープ式ローラ粉砕ミルにおける原料粉末のミル乾燥に加えて、回転キルンの下流の空気掃射ローラ粉砕ミルにおけるセメントクリンカの冷却ミリングを開示している。
【0010】
通常、モジュラーシステムに従って製造された2、3又は4ローラミルが使用される。スラグ及び混合セメントの破砕のために、改変されたロエシェシステムローラミルを使用することも効果的であり、これは、2+2ローラミル又は3+3ローラミルと呼ばれる。このような2+2及び3+3ローラミルの場合、ローラの対が使用され、これはS−ローラ(スレーブローラ)と呼ばれる前成形ローラとM−ローラ(マスタローラ)と呼ばれる破砕ローラとを備える。これより、3+3ローラミルでは、3つの破砕ローラと3つの前成形ローラとがあり、各々の場合に、前成形ローラは破砕ローラに関連している。準備及び計画された一様なミリングベッドフォーメーションの結果として、低振動ミル稼動が達成され、高い比ミリング又は破砕力が可能になり、これは製品の質の改良をもたらす(欧州特許0406644B1号明細書)。
【0011】
対応するミル効率での連続した回転キルンの稼動の場合におけるセメントプラントの必要な稼動上の安全性及び信頼性を確実にするために、様々な安全性概念が知られている。
【0012】
【特許文献1】
独国特許第105099C号明細書
【特許文献2】
独国特許第19826324C号明細書
【特許文献3】
独国特許第153958C号明細書
【特許文献4】
独国特許出願公開19702854A1号明細書
【特許文献5】
独国特許出願公開2166219A号明細書
【特許文献6】
独国特許19836323C2号明細書
【特許文献7】
独国特許出願公開DE−AS2361060号明細書
【特許文献8】
欧州特許0406644B1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
従来の安全性の概念では、高いキルン効率レベルの場合においては、2つの並行なローラ粉砕ミルが、原料粉末の処理のために回転キルンと組み合わされる。資本的支出がローラミル又は原材料破砕プラントとの組み合わせに比べてはるかに高い(約20〜40%)ことは、とりわけ不利益である。
【0014】
原則として、セメント産業におけるローラ粉砕ミルの高い利用可能性は、回転キルンとローラ粉砕ミルとの最も経済的な組み合わせを許容する。ロエシェシステムによるロッキングレバーによって個別に支持されたローラを有する4ローラミルの場合には、適切な高容積流と共に、2ローラ緊急稼動を有することができ、ここでは全負荷製造率の約55〜60%及び対応して低減されたキルン効率が達成される。2又は3ローラミルの場合には、ミリングプラントを停止する必要がある。
【0015】
本発明の目的は、ローラ粉砕ミル、特に空気スィープ式ミルの構造、ローラ粉砕ミル、特に空気スィープ式ミルを運転する方法、及びそのようなローラ粉砕ルに基づいたセメントの製造方法を提供することであり、且つ比較的限定された資本的支出でセメントプラントの高稼動信頼性を確保することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
ローラ粉砕ミルの構造に関して、この目的は請求項1の特徴部によって、ローラ粉砕ミルの運転方法に関しては請求項3の特徴部によって、且つセメント製造方法に関しては請求項の特徴部によって、達成される。適切な且つ好都合な発展形態が、従属請求項と図面に関する記述とに現れている。
【0017】
本発明の基本的な考えは、ローラ粉砕ミルを、全負荷の約80%で必要なミル製造率に達するように設計することである。
【0018】
ローラ粉砕ミルの運転に関していえば、これは、例えば原材料混合物の破砕のために、セメント原材料プラント又は原料粉末ミルが、全負荷の約80%で回転キルンの24時間稼動を確実にするような方法で設計されることを意味する。
【0019】
本発明のローラ粉砕ミル(2)は、回転ミリング表面(5)とその上でローリングするミリングローラ(6a〜6f)とを有するミリングチャンバ(3)を有するローラ粉砕ミル(2)であって、少なくとも4つのミリングローラの連続的な利用可能性のために、6つのミリングローラ(6a,6d;6b,6e;6c,6f)が対をなして対向するよう配置され、ミリングローラ(6a〜6f)は、ミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置にスイングアウトされることができ、ミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)をスイングアウトした、4ローラ稼動で運転でき、2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミリング容量の約80%のミル容量を提供することを特徴とする。本発明では、全ミル容量の約80%が4ローラ稼動において達成され、ミリングローラ側に約100%の冗長性が確保される。
【0021】
本発明のローラ粉砕ミル(2)において、6つのミリングローラ(6a〜6f)はそれぞれ、各台座(9)に回転自在に取り付けられた各ロッキングレバー(10)に取り付けられ、対向している各ミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)のために各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)が取り付けられる、モジュラーシステムに従って配置されていることとしても好適である。
【0022】
本発明のローラ粉砕ミル(2)の運転方法は、ミリングチャンバ(3)にてミリングローラ(6a〜6f)が回転ミリング表面(5)の上をロールするローラ粉砕ミル(2)の運転方法であって、ローラ粉砕ミル(2)は、少なくとも4つのミリングローラの連続的な利用可能性のために、6つのミリングローラ(6a〜6f)が対をなして対向する方法で配置され、その中の2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の80%のミル容量を提供するよう設計され、ローラ粉砕ミル(2)が4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の80%のミル容量を提供することを特徴とする。
【0023】
本発明のローラ粉砕ミル(2)の運転方法において、6つのミリングローラ(6a〜6f)は、対向する3対のミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)であり、ミリングローラ(6a〜6f)、ロッキングレバー(10)、又はばねサスペンションシステム(11)に対する故障又は損傷の場合には、各ミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)の各ミリングローラはミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置にスイングアウトされることとしても好適であるし、ミリングローラ(6a〜6f)、ロッキングレバー(10)、又はばねサスペンションシステム(11)に対する故障又は損傷の場合には、ローラ粉砕ミル(2)が一時的に停止され、それから一つのミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)が修理目的でスイングアウトされ、その後、ローラ粉砕ミル(2)は稼動位置に残っている2つのミリングローラ対(6b、6e;6c、6f又は6a、6d;6c、6f又は6a、6d;6b、6e)の4つのミリングローラでローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の約80%を提供することとしても好適である。
【0024】
本発明に係るローラ粉砕ミルの運転方法は、連続的な方法で、下流装置、例えば回転キルンの全容量又は効率を、対応するローラ粉砕ミル効率の結果として確保する。
【0025】
発明に係るローラ粉砕ミル、及びその運転方法は、極端に経済的で且つ信頼性がある。最大の経済的な効果は、本発明に係るローラ粉砕ミルをコンバインド形態で稼動されるセメントプラントにて使用するときに生じる。しかし、原則的に、これは、全てのミリング及び砕方法にて且つ中央ミリングプラントにおいて、使用され得る。
【0026】
本発明のセメントの製造方法は、セメント原材料(23)が、ローラ粉砕ミル(2)の回転ミリング表面の上でローリングする各ミリングローラ(6a〜6f)の助けで且つ熱いガス、特に熱交換器ユニット(42)と冷却タワー(32)とからの廃棄物ガス(12)の供給を伴って、ミル乾燥を経験し、且つ、サイクロンユニット(27)及び/又はフィルタ(28)における原料粉末−廃棄物ガス混合物(19)からの原料粉末(30)の選別及び分離に引き続いて、熱交換器ユニット(42)を介してか焼化器(41)及び/又は回転キルン(40)への供給が行われるコンバインドプラントにおけるセメントの製造方法であって、ローラ粉砕ミル(2)は、少なくとも4つのミリングローラの連続運転のために、6つのミリングローラ(6a〜6f)がローラ粉砕ミル(2)に対をなして対向するように配置され、ミリングローラ(6a〜6f)は、セメント原材料(23)のミル乾燥のための対向する3対のミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)であり、ミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置への1つのミリングローラ対のスイングアウトの後、2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でその全ミル容量の約80%のミル容量を提供するよう設計され、ローラ粉砕ミル(2)が4ローラ稼動でその全ミル容量の約80%のミル容量を提供することを特徴とする。
【0027】
本発明のセメントの製造方法において、ローラ粉砕ミル(2)は、各台座(9)に回転自在に取り付けられた各ロッキングレバー(10)に取り付けられる各ミリングローラ(6a〜6f)と、対向している各ミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)のための各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)と、を含むモジュラーシステムに従って配置され、各ミリングローラ(6a〜6f)、各ロッキングレバー(10)、又は各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)、又は各ミリングローラ(6a〜6f)の摩耗部品に対する故障又は損傷の場合には、ローラ粉砕ミル(2)が停止され、ミリングローラ対のロッキングレバー−ミリングローラユニット(10、6a、6d)が、各ミリングローラ(6a,6d)がミリングチャンバ(3)内部にある稼動位置から各ミリングローラ(6a,6d)がミリングチャンバ(3)外部にあるサービス位置にスイングアウトされ、ローラ粉砕ミル(2)は、残りの2つのミリングローラ対の4つのミリングローラ(6b、6e;6c、6f)でさらに連続運転されることとしても好適であるし、サービス位置にスイングアウトされたロッキングレバー−ミリングローラユニット(10、6a、6d)が、ローラ粉砕ミル(2)の4ローラ稼動の間に修理されることとしても好適である。
【0028】
本発明に係るローラ粉砕ミル、特に3×2ローラ粉砕ミルは、使用及びミリング/破砕プロセスの全領域で使用されることができ、これは、以下のプロセスのために、例えば石炭ダスト供給などのための石炭破砕においても、明確に規定されたローラ粉砕ミルのミリング容量を必要とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図面を参照して、以下に本発明に係る実施の形態をより詳細に記述する。
【0030】
図1は、ミリングチャンバ3、ミリング表面5とその上でローリングするミリングローラ6a〜6fを有する回転ミリングパン4、選別器7、及び原料粉末−廃棄物ガス排気口8を有する垂直空気スィープ式ロエシェ型ローラ粉砕ミル2をダイアグラムで示した図である。
【0031】
ミリングローラ6a〜6fはモジュラーシステムにしたがって配置されており、各ミリングローラ6a〜6fは、ミラーローラ6a〜6fを支持する台座9及びロッカーアーム又はレバー10、並びにローラ対6a、6d;6b、6e;6c、6fのための液気圧併用ばねローディングシステム11を有しており、3×2ローラ粉砕ミルが形成される。
【0032】
全ミル容量の約80%が4つのミリングローラによって与えられることができるような6つのミリングローラの設置及びローラ粉砕ミル2の設計を通じて、ほぼ100%の冗長性を確保する。
【0033】
前乾燥なしに23%までの初期湿気レベルで供給されることができる、特に図示されていない中央供給機構を通じてローラ粉砕ミル2に供給されることができるセメント原材料又は原材料混合物のミル乾燥のためにローラ粉砕ミル2が使用されるとき、熱いガス、例えばクリンカ冷却器又は熱交換器ユニット42及び/又は冷却器32からの廃棄物ガス12を、原料粉末のための乾燥及び運搬ガスとして使用する(図3参照)。熱交換器ユニット42からの廃棄物ガス12は、供給ダクト(図示せず)から、ガイド羽根リング13又はノズルリングを介してミリングチャンバ3(図1参照)へ流れ、ミリングローラ6a〜6fによって製粉された原料粉末を選別器7へ且つ原料粉末−廃棄物ガス排気口8を介してフィルタ28に運搬する(図3も参照のこと)。
【0034】
スイングアウトされたミリングローラ6aが、図1に点破線表示で示されている。液気圧併用ばねサスペンションシステム11の対をなす関連を通じて、対向するミリングローラ6d(図2参照)もまたスイングアウトされ、4ローラ稼動が維持される。図1に点破線形態で示されたミリングローラ6aのサービス位置で、前記ミリングローラ対の示されていない対向ミリングローラ6d、スイングアウトされたミリングローラが修理されることができ、その間にミリングプロセスは全ミル容量の約80%で実行される。
【0035】
図2は、ミリング表面5を有するミリングパン4の平面図において、4つより多いミリングローラを有するローラ粉砕ミル2を示している。本実施形態では6つのミリングローラ6a〜6fがあり、適切に高い容積流と共にミリング表面5を有するミリングパン4は、6つのミリングローラ6a〜6fの2つのミリングローラ6a、6d又は6b、6e又は6c、6fがスイングアウトしても、全ローラ粉砕ミル容量の約80%に達するミリング容量を許容する。
【0036】
図3は、本発明に係る方法を実行するためのセメントプラントダイアグラムを例示的な方法で示している。ローラ粉砕ミル2は、図1及び図2に従って構成され、ホッパ21から計量ベルト20を介してベルトフィーダ22に供給され且つ水平供給機構15を介してローラ粉砕ミル2に供給される個別の成分の原材料混合物23を破砕するために使用される。
【0037】
ローラ粉砕ミル2にて分離された粗材料16は、少なくとも部分的に、供給機構17によって原材料混合物23と混合され、ローラ粉砕ミル2に再び供給される。
【0038】
原材料混合物23のミル乾燥のために、技術上の機能としてか焼化器41と共に又はなしに回転キルン40の下流に位置する熱交換器ユニット42からの廃棄物ガス12が使用される。熱交換器排気ガス12は、熱交換器ブロワ35の下流に、ローラ粉砕ミル2に供給される。原材料混合物23の供給湿気レベルの関数として、廃棄物ガス12は、直接にローラ粉砕ミル2(図示されず)を通過するか、又は冷却タワー32によってローラ粉砕ミル2によって必要とされる温度まで調節される。熱レベルが不適切であると、冷却器廃棄物ガスにより又はホットガス生成器37の助けを借りて、失われた熱量を利用することができる。
【0039】
原料粉末廃棄物ガスパイプライン19は、ローラ粉砕ミル2からフィルタ28の下流のサイクロンユニット27に続き、フィルタ28にて得られた原料粉末30は、直接に又は限定された容積を有するサイロ(図示されず)及び熱交換器ユニット42及びか焼化器41を介して回転キルン40に通過する。
【0040】
図3は、トラブルフリーのか焼プロセスに関する見解及び回転キルン40の最大利用と共に、必要なミル効率を確保する本発明に係るローラ粉砕ミル2を含むセメントプラントを描いている。この目的のために、ローラ粉砕ミル2は、4つより多くのミリングローラ、特に6つのミリングローラ6a〜6fを、図2に示すように有する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】スイングアウトされたミリングローラを有するローラ粉砕ミルの図である。
【図2】本発明に係るローラ粉砕ルの6つのミリングローラを有するミリングパンの平面図である。
【図3】本発明に係る方法を具現化するためのセメントプラントのダイアグラム図である。

Claims (8)

  1. 回転ミリング表面(5)とその上でローリングするミリングローラ(6a〜6f)とを有するミリングチャンバ(3)を有するローラ粉砕ミル(2)であって、
    少なくとも4つのミリングローラの連続的な利用可能性のために、6つのミリングローラ(6a,6d;6b,6e;6c,6f)が対をなして対向するよう配置され、
    ミリングローラ(6a〜6f)は、ミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置にスイングアウトされることができ、
    ミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)をスイングアウトした、4ローラ稼動で運転でき、
    2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミリング容量の約80%のミル容量を提供するローラ粉砕ミル(2)
  2. 請求項1に記載のローラ粉砕ミル(2)であって、
    6つのミリングローラ(6a〜6f)はそれぞれ、各台座(9)に回転自在に取り付けられた各ロッキングレバー(10)に取り付けられ、
    対向している各ミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)のために各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)が取り付けられる、モジュラーシステムに従って配置されているローラ粉砕ミル(2)。
  3. ミリングチャンバ(3)にてミリングローラ(6a〜6f)が回転ミリング表面(5)の上をロールするローラ粉砕ミル(2)の運転方法であって、
    ローラ粉砕ミル(2)は、少なくとも4つのミリングローラの連続的な利用可能性のために、6つのミリングローラ(6a〜6f)が対をなして対向する方法で配置され、その中の2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の80%のミル容量を提供するよう設計され、
    ローラ粉砕ミル(2)が4ローラ稼動でローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の80%のミル容量を提供するローラ粉砕ミル(2)の運転方法
  4. 請求項3に記載の方法であって、
    6つのミリングローラ(6a〜6f)は、対向する3対のミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)であり、
    ミリングローラ(6a〜6f)、ロッキングレバー(10)、又はばねサスペンションシステム(11)に対する故障又は損傷の場合には、各ミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)の各ミリングローラはミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置にスイングアウトされるローラ粉砕ミル(2)の運転方法。
  5. 請求項3又は4に記載の方法であって、
    ミリングローラ(6a〜6f)、ロッキングレバー(10)、又はばねサスペンションシステム(11)に対する故障又は損傷の場合には、ローラ粉砕ミル(2)が一時的に停止され、それから一つのミリングローラ対(6a、6d又は6b、6e又は6c、6f)が修理目的でスイングアウトされ、その後、ローラ粉砕ミル(2)は稼動位置に残っている2つのミリングローラ対(6b、6e;6c、6f又は6a、6d;6c、6f又は6a、6d;6b、6e)の4つのミリングローラでローラ粉砕ミル(2)の全ミル容量の約80%を提供するローラ粉砕ミル(2)の運転方法。
  6. セメント原材料(23)が、ローラ粉砕ミル(2)の回転ミリング表面の上でローリングする各ミリングローラ(6a〜6f)の助けで且つ熱いガス、特に熱交換器ユニット(42)と冷却タワー(32)とからの廃棄物ガス(12)の供給を伴って、ミル乾燥を経験し、且つ、サイクロンユニット(27)及び/又はフィルタ(28)における原料粉末−廃棄物ガス混合物(19)からの原料粉末(30)の選別及び分離に引き続いて、熱交換器ユニット(42)を介してか焼化器(41)及び/又は回転キルン(40)への供給が行われるコンバインドプラントにおけるセメントの製造方法であって、
    ローラ粉砕ミル(2)は、少なくとも4つのミリングローラの連続運転のために、6つのミリングローラ(6a〜6f)がローラ粉砕ミル(2)に対をなして対向するように配置され、ミリングローラ(6a〜6f)は、セメント原材料(23)のミル乾燥のための対向する3対のミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)であり、ミリングチャンバ(3)内部の稼動位置からミリングチャンバ(3)外部のサービス位置への1つのミリングローラ対のスイングアウトの後、2つのミリングローラ対の4つのミリングローラが稼動する4ローラ稼動でその全ミル容量の約80%のミル容量を提供するよう設計され、
    ローラ粉砕ミル(2)が4ローラ稼動でその全ミル容量の約80%のミル容量を提供するセメントの製造方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    ローラ粉砕ミル(2)は、各台座(9)に回転自在に取り付けられた各ロッキングレバー(10)に取り付けられる各ミリングローラ(6a〜6f)と、対向している各ミリングローラ対(6a、6d;6b、6e;6c、6f)のための各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)と、を含むモジュラーシステムに従って配置され、
    各ミリングローラ(6a〜6f)、各ロッキングレバー(10)、又は各液気圧併用ばねサスペンションシステム(11)、又は各ミリングローラ(6a〜6f)の摩耗部品に対する故障又は損傷の場合には、ローラ粉砕ミル(2)が停止され、
    ミリングローラ対のロッキングレバー−ミリングローラユニット(10、6a、6d)が、各ミリングローラ(6a,6d)がミリングチャンバ(3)内部にある稼動位置から各ミリングローラ(6a,6d)がミリングチャンバ(3)外部にあるサービス位置にスイングアウトされ、
    ローラ粉砕ミル(2)は、残りの2つのミリングローラ対の4つのミリングローラ(6b、6e;6c、6f)でさらに連続運転されるセメントの製造方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    サービス位置にスイングアウトされたロッキングレバー−ミリングローラユニット(10、6a、6d)が、ローラ粉砕ミル(2)の4ローラ稼動の間に修理されるセメントの製造方法。
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