JP4477195B2 - 被加工物交点測定用補助具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物交点測定用補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被加工物(以下、「ワーク」という)交点を求める際に使用されている従来のゲージや測定機器は、X軸とY軸を別々に測定していた。又、測定後、基準となるゲージ外寸法の半分を移動する事で基準としていた。
図2、図3のようにワークがX軸、Y軸、Z軸何れか1つの軸に対し平行にセットされていない場合は、容易に交点を測定するゲージや測定機器がなく、目測により基準点を設定している。
ワイヤーカット放電加工機等は、ワーヤー線を直接ワークに接触感知させ、基準出し測定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては以下の問題があった。
直交するX軸面とY軸面の測定を、個々に行わなければ成らず同じ測定方法を2度繰り返しているため作業時間を多く必要としている。
図2、図3のようにワークがX軸、Y軸、Z軸何れか1つの軸に対し任意な角度にセットされている場合は、容易に交点を測定するゲージや測定機器がなく、目測により設定しているため交点の正確な位置測定が出来ない。
ワイヤーカット放電加工機等は、ワーヤー線を直接ワークに接触感知させ、基準出し測定を行っているため、図6−1のようにワークの厚み寸法が大きい場合、接触面積が多く粉塵がワイヤー線とワークの間に入り接触位置が定まらない。又、ワーク接触面の微細な凹凸も有り測定誤差を生じている。
上記問題を解決することが本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の第1のものは、本体と、この本体表面に直交するX軸、Y軸方向に一定の間隔を持つ2本の円筒突起物をそれぞれの軸線上に設け、直角6平面を有する被加工物の直交する2平面に、各軸に設けられた各2本の円筒突起物側面を接触させた場合に、被加工物の直交する2平面交点を指し示す部分を設け、上記本体表面に直交するX軸、Y軸方向各軸線上に設けられた円筒突起物から同距離に設けられた外側面を、刃形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、被加工物の直交する2平面交点を指し示す部分を円筒形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る補助具をワークにセットした状態を示す平面図と側面図であり、図2は、ワークが平面上で傾けられてセットされた場合を示す平面図であり、図3は、ワークが立面上で傾けられてセットされた場合を示す斜視図であり、図4は、フライス盤を使用しての測定作業方法を示す正面図であり、図5は、上記図3のような場合のフライス盤での測定作業方法を示す正面図であり、図6−2は、ワイヤーカット放電加工において本発明に係る補助具を使用した場合を示す正面図であり、図7は、図3のような場合のワイヤーカット放電加工機での測定作業方法を示す正面図である。
【0006】
本発明においては、本体1と、この本体1表面に直交するX軸、Y軸方向に一定の間隔を持つ2本の円筒突起物1a、1a(以下ピンと言う)をそれぞれの軸線上に設けたものからなり、直角6平面を有する被加工物4(以下ワークという)の直交する2平面に、各軸に設けられた各2本のピン1a、1a側面を接触させた場合に、ワーク4の直交する2平面交点を指し示す部分1bを設けたことを特徴とする被加工物交点測定用補助具を用い、その交点を指し示す部分の位置を測定する。
【0007】
具体的には、図4に示したように、フライス盤の主軸部3に梃子式ダイヤルゲージ2の支持部2bを保持装着し、テーブル部にワーク4と本発明に係る補助具を図1又は、図2のようにセットした後、測定子2c部分を補助具に設けた交点を指し示す部分1b端面に接触させ、フライス盤の主軸部3と同時に梃子式ダイヤルゲージ2を手動にて旋回させ、測定子2cが補助具の交点指示部分1bの周囲を問題無く旋回測定ができ、しかも、ダイヤル目盛部2dの一点にその指針が定まり動きが無くなるまでフライス盤テーブルのX軸とY軸をワークとともに移動する。
【0008】
図3又は、図5のようにワーク4が傾いた状態でセットされた場合は、請求項1において、ワークの直交する2平面交点を指し示す部分1bを円筒形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具を用い、交点を指し示す部分1bの円筒中心を測定する。
具体的には、フライス盤で図3又は、図5のようにワーク4が傾いた状態でセットされた場合は、図5のように2平面交点を指し示す部分1b(ピン)の両端をフライス盤主軸中心に支持部を保持装着された梃子式ダイヤルゲージ2用いア、イの上下方向同位置を測定し、フライス盤テーブルを測定値差の半分量移動させ、交点を指し示す部分の円筒中心とフライス盤主軸中心を一致させる。
また、ワイヤーカット放電加工機で、図3又は、図7のようにワーク4が傾いた状態でセットされた場合は、図7のように2平面交点を指し示す部分1bの両端にワイヤー線を接触感知させ測定を行い、ワイヤーカット放電加工機のテーブルを両測定値差の半分量移動させ、交点を指し示す部分1bの円筒中心とワイヤー線中心を一致させる。
【0009】
請求項1において、この本体1表面に直交するX軸、Y軸方向各軸線上に設けられた各2本のピン1a、1aから同距離に設けられた外側面を、刃形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具を用い、刃形状にした外側面部分の先端を測定する。
具体的には、ワイヤーカット放電加工機の場合は、加工機のテーブルに図1のようにワーク4と本発明に係る補助具をセットした後、図6−2のようにワイヤー線5aを刃形状にした補助具の外側面部分に接触感知させ、X軸とY軸をおのおの単独測定し、図1のA寸法やB寸法にワイヤー線の半径寸法を加算した数値量を、ワイヤーカット放電加工機のテーブルを両軸おのおの移動させ、ワーヤー線中心と直交するワーク4のX軸とY軸の交点を一致させる。
【0010】
【発明の効果】
(請求項1について)本体と、この本体表面に直交するX軸、Y軸方向に一定の間隔を持つ2本の円筒突起物(以下ピンと言う)をそれぞれの軸線上に設け、直角6平面を有する被加工物(以下ワークと言う)の直交する2平面に、各軸に設けられた各2本のピン側面を接触させた場合に、ワークの直交する2平面交点を指し示す部分を設けたことを特徴とする被加工物交点測定用補助具を用いて検出作業を行った結果、一度の測定作業でワークの直交するX軸、Y軸の交点を容易且つ、正確な検出を短時間で行う事が出来る。
【0011】
また、上記本体表面に直交するX軸、Y軸方向各軸線上に設けられた各2本のピンから同距離に設けられた外側面を、刃形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具を用いて、接触感知測定を行った結果、粉塵やワークの凹凸を感知する事無く、正確な測定結果が得られる。
【0012】
(請求項2について)請求項1において、ワークの直交する2平面交点を指し示す突起物を円筒形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具を用いて図3又は、図5のようにワークが傾いた状態でセットされた場合でも測定困難であった直交する2面の交点を容易且つ、正確な検出を短時間で行う事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補助具をワークにセットした状態を示す平面図と側面図である。
【図2】ワークが平面上で傾けられてセットされた場合を示す平面図である。
【図3】ワークが立面上で傾けられてセットされた場合を示す斜視図である。
【図4】フライス盤を使用しての測定作業方法を示す正面図である。
【図5】図3のような場合のフライス盤での測定作業方法を示す正面図である。
【図6−1】ワイヤーカット放電加工機での従来の測定方法を示す正面図である。
【図6−2】本発明に係る補助具を使用した場合の図6−1との比較を示す正面図である。
【図7】図3のような場合のワイヤーカット放電加工機での測定作業方法を示す正面図である。
【図8】フライス盤でのX軸、Y軸の測定が別々に行われ測定後、移動を必要とした従来の測定方法を示した正面図と平面図である。
【符号の説明】
1 被加工物交点測定用補助具の本体
1a 本体1に設けた4本同一の円筒状突起物
1b 本体1に設けた測定用の円筒状の突起物
1c 本体1に埋込み設置された磁石
2 梃子式ダイヤルゲージ
2a 梃子式ダイヤルゲージの支持部とフライス盤の主軸部3と測定用の突起物1bの中心軸
2b 梃子式ダイヤルゲージの支持部
2c 梃子式ダイヤルゲージの測定子
2d 梃子式ダイヤルゲージのダイヤル目盛部
3 フライス盤の主軸部
4 直角6平面の鉄鋼材(ワーク)
5 ワイヤーカット放電加工機の主部
5a ワイヤー線
6 従来の測定用ゲージ
6a 基準線上に移動された従来の測定用ゲージ
Claims (2)
- 本体(1) と、この本体(1) 表面に直交するX軸、Y軸方向に一定の間隔を持つ2本の円筒突起物(1a, 1a)をそれぞれの軸線上に設け、
直角6平面を有する被加工物の直交する2平面に、各軸に設けられた各2本の円筒突起物(1a, 1a)側面を接触させた場合に、被加工物の直交する2平面交点を指し示す部分(1b)を設け、
上記本体(1) 表面に直交するX軸、Y軸方向各軸線上に設けられた円筒突起物(1a, 1a) から同距離に設けられた外側面を、刃形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具。 - 請求項1において、被加工物の直交する2平面交点を指し示す部分(1b)を円筒形状にした事を特徴とする被加工物交点測定用補助具。
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