JP4476978B2 - 変形可能な眼内レンズ挿入システム - Google Patents

変形可能な眼内レンズ挿入システム Download PDF

Info

Publication number
JP4476978B2
JP4476978B2 JP2006210670A JP2006210670A JP4476978B2 JP 4476978 B2 JP4476978 B2 JP 4476978B2 JP 2006210670 A JP2006210670 A JP 2006210670A JP 2006210670 A JP2006210670 A JP 2006210670A JP 4476978 B2 JP4476978 B2 JP 4476978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
cartridge
disposable
lens cartridge
injecting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006210670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006341110A (ja
Inventor
トーマス ジェイ. チャンバーズ,
ブラジミル フェインゴールド,
ダニエル シィ. イーグルス,
Original Assignee
スター サージカル カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スター サージカル カンパニー filed Critical スター サージカル カンパニー
Publication of JP2006341110A publication Critical patent/JP2006341110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4476978B2 publication Critical patent/JP4476978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1662Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
    • A61F2/1664Instruments for inserting intraocular lenses into the eye for manual insertion during surgery, e.g. forceps-like instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

(関連出願)
本発明は、「使い捨て眼内レンズ挿入システム」と題された1994年11月18日出願の米国特許出願第08/345,360号の一部継続出願であり、該出願は、
(1)「眼内レンズ挿入システム」と題された1994年5月10日出願の米国特許出願第08/240,520号と、
(2)「変形可能な眼内レンズ挿入システム」と題された1994年4月1日出願の米国特許出願第08/221,013号と、
(3)「眼内レンズ注入システム」と題された1994年4月1日出願の米国特許出願第08/220,999号と、
(4)「変形可能な眼内レンズカートリッジ」と題された1994年2月17日出願の米国特許出願第08/197,604号と、
(5)「蝶番のない眼内レンズマイクロカートリッジ」と題された1994年2月15日出願の米国特許出願第08/196,855号と、
(6)「眼内レンズ移植方法」と題された1994年2月14日出願の米国特許出願第08/195,717号と、
の一部継続出願であり、このうち(1)は、「眼内レンズ挿入システム」と題され現在放棄されている1992年9月30日出願の米国特許出願第07/953/251号の継続出願であり、(2)−(6)は「眼内レンズ挿入システム」と題され現在放棄されている1992年9月30日出願の米国特許出願第07/953/251号の一部継続出願である。
上で引用した米国特許出願の全てを援用して本文の記載の一部とする。
本発明はレンズ挿入装置及びレンズカートリッジを含む変形可能な眼内レンズ挿入システムであって、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジに装填した後、レンズ注入装置及びレンズカートリッジを互いに連結し固定することのできる変形可能な眼内レンズ挿入システムに関する。さらに、本発明は一つ又はそれ以上の使い捨ての構成部品を有する変形可能な眼内レンズ挿入システム、特に、使い捨てのレンズ注入装置及び使い捨てのレンズカートリッジを含む2つの別々の主構成部品を含む変形可能な眼内レンズ挿入システムに関する。
近年カリフォルニア州のSTAARサージカル・カンパニーにより販売され市場に出されている変形可能な眼内レンズ挿入システムは、変形可能な眼内レンズ移植の分野で幅広く容認されている。現在のシステムは装置を加圧滅菌し何度も再利用できるようにチタン製の注入器を利用している。チタン注入器の構成部品は棒材から現仕様に従う高い精度で機械加工され、次いで構成部品は最終的な注入器装置に組立てられる。材料のコスト、及び機械製造と組立に関わる労働のコストは、より安価な代用物を探す本質的な要因をもたらしている。さらに、手術の合間の注入器装置の洗浄及び加圧滅菌の工程は連続する手術スケジュールを持つ多忙な外科医にとって時間的な負担及び妨害である。加えて、注入器を適切に加圧滅菌して完全な洗浄及び滅菌を確実にし、眼の感染症又は他の感染症を引き起こす病気の繁殖を予防し、体液の伝達を予防し、それによって起こる外科医に対する責任問題を防止しなければならない。これら及び他の動機により本発明が開発されるに至った。
本発明の第1の目的は、改良された変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第2の目的は、互いに連結され固定されることが可能なレンズ注入装置及びレンズカートリッジを含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第3の目的は、回転連結により互いに連結することのできるレンズ注入装置及びレンズカートリッジを含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第4の目的は、回転連結により互いに連結し且つ固定することのできるレンズ注入装置及びレンズカートリッジを含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第5の目的は、一以上の使い捨ての構成部品を含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第6の目的は、使い捨てのレンズ注入装置及び使い捨てのレンズカートリッジを含む完全に使い捨ての変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第7の目的は、変形可能な眼内レンズ挿入システムのための、使い捨てレンズ注入装置を提供することにある。
本発明の第8の目的は、変形可能な眼内レンズ挿入システムのための使い捨てのレンズカートリッジを提供することにある。
本発明の第9の目的は、変形可能な眼内レンズがレンズカートリッジを通過する際にさらにそれを折り曲げるための、下方に向かって先細になった通路を有する使い捨てカートリッジを提供することにある。
本発明の第10の目的は、変形可能な眼内レンズが予め装填されたレンズカートリッジを提供することにある。
本発明の第11の目的は、差込型結合により互いに連結され固定されることが可能なレンズ注入装置及びレンズカートリッジを含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第12の目的は、レンズカートリッジの突起を収容するための細溝を備え、その細溝がレンズカートリッジとレンズ注入装置を互いに連結及び固定させる構造である、レンズ注入装置を含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第13の目的は、レンズカートリッジとレンズ注入装置を互いに連結及び固定するレンズカートリッジの突起を収容するための、横方向の細溝に至る縦方向の細溝を備えたレンズ注入装置を含む変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第14の目的は、貯蔵及び輸送のために予め装填された変形可能な眼内レンズを有する変形可能な眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
本発明の第15の目的は、レンズ注入装置と、貯蔵及び輸送のために予め装填された変形可能な眼内レンズを備えたレンズカートリッジとを含む眼内レンズ挿入システムを提供することにある。
これら及び他の目的は、本発明の様々な具体例によって達成することができる。具体的には、本発明は以下の主な特徴に向けられている。
1)レンズカートリッジをレンズ注入装置に連結するためのレンズカートリッジとレンズ注入装置間の回転式結合、
2)レンズカートリッジをレンズ注入装置に離脱可能に連結して、これらの構成部品を組立て及び分解可能にするための、レンズカートリッジとレンズ注入装置間の回転式結合、
3)レンズカートリッジをレンズ注入装置に永続的に連結して、これらの構成部品が一旦組立て後に分解されることを防止する、レンズカートリッジとレンズ注入装置間の回転式結合、
4)レンズカートリッジをレンズ注入装置に離脱可能に連結し且つ離脱可能に固定してこれらの構成部品を組立て及び分解することを可能にしつつも、意図しない分解を防ぐためにこれらの構成部品を積極的に互いに固定するレンズカートリッジとレンズ注入装置間の回転式結合、
5)変形可能な眼内レンズ挿入システムの一以上の構成部品は使い捨てである。本発明に従う全ての利点を提供するために変形可能な眼内レンズ自体を除くシステム全体が使い捨てであることが好ましく、
6)変形可能な眼内レンズを変形可能な眼内レンズ挿入システムに予め装填すること、及び
7)レンズカートリッジに変形可能な眼内レンズを予め装填すること。
回転式結合の特徴はレンズカートリッジとレンズ注入装置間の迅速で確実な連結を可能にする。レンズカートリッジがレンズ注入装置に連結された際、手術中装置の操作特性を維持するため、レンズカートリッジとレンズ注入装置との相対的な移動、特にレンズ注入装置の縦及び横方向の移動が無いことが重要である。レンズカートリッジとレンズ注入装置とのいずれの分解又は緩みも、レンズの損傷を起こす変形可能な眼内レンズとプランジャ先端の位置ずれを引き起こすことになり、またさらに悪いことには眼に損傷を与える可能性がある。
回転式結合は、ねじ、固定タブ、締まりバネ又はスナップ嵌め連結、及び他の多くの回転機械式結合型を含む多種類の設計によりもたらされることができる。一つの好ましい具体例は差込型連結を利用しており、差込型連結は、レンズカートリッジとレンズ注入装置が相対して縦に移動し次に横に移動することを含む。差込型連結の一つの型は、レンズカートリッジ上のタブ又は突起と協働させるための横細溝に至る縦細溝をレンズ注入装置の一端に設けることで達成可能である。
細溝型結合の好ましい具体例は、レンズカートリッジのタブを積極的に把持又は固定(ロック)する手段を横細溝に設けることを含む。例えば固定タブ(ロックタブ)、締まりバネ連結、スナップ嵌め連結を、横細溝に、横細溝中に、又は横細溝に隣接して配置された機構とレンズカートリッジのタブにもたらすことができる。一つの好ましい具体例はレンズホルダーのタブの幅よりも僅かに狭い寸法の幅の第1横細溝部を有する横細溝を備え、レンズカートリッジのタブが第1横細溝を通って回転する際にある程度の締まり及び抵抗をもたらす。第1横細溝部は第1横細溝部の幅より僅かに広い幅寸法である第2横細溝部まで延びる。この装置は横細溝内に一対の対向する固定(ロック)用タブを提供し、該固定タブは、レンズカートリッジのタブが固定される位置まで完全に回転されたとき、タブスナップが第2横細溝部へ嵌まりレンズ注入装置からレンズカートリッジが意図せず離脱するのを防止するように構成されている。詳細には、レンズホルダーのタブの後縁が横細溝内の固定タブとの干渉により固定される。
この装置は、レンズカートリッジがレンズ注入装置に永続的に連結するように設計できる。その設計は、スナップ嵌め連結を、分解がレンズカートリッジ及びレンズ注入装置の少なくとも一方が破壊又は損傷する場合にのみ起こりうるように、それらを本質的に永続して連結させるように係合することである。しかしこの装置は、所定のレベルの力をそれらの部品に加えた場合に重大な損傷や摩滅を全く起さず分解するように係合するためのスナップ嵌め連結を設計することにより、それらの部品の分解又は分解を可能にするのに特に適する。
本発明による変形可能な眼内レンズ挿入システムの構成部品は実際の利用のために、滅菌処理、特に加圧滅菌に耐えなくてはならない。好ましくは、本発明による眼内レンズ挿入しシステムの構成部品はプラスティック、最も好ましくは、従来の加圧装置で高温及び高圧に耐えうるポリスルホン、ポリカーボネート、ナイロン-66、テフロン(登録商標)及びKYNARのような加圧滅菌可能なプラスティック(すなわち、セ氏約121度を超える融点を有するプラスティック)より製造される。さらに、プラスティックの使用は、射出成形を可能にし、且つチタン又はステンレス鋼材の注入器に比べて組立てコストを著しく削減して、迅速な組立を可能にする。
使い捨ての挿入システムの具体例はレンズ注入装置及びレンズカートリッジを含む2つの別々の主構成部を含む。レンズ注入装置は、折り曲げられた変形可能な眼内レンズを収容するレンズカートリッジを収容するための、レンズカートリッジレシーバを備えた胴部を含む。レンズ注入装置は好ましくは円筒状胴部の一端に配置されたレンズカートリッジレシーバ及び、反対の端に接近可能な移動可能なプランジャを有する円筒状胴部を含む。特に、移動可能なプランジャが取り付けられる端部は移動可能なプランジャを収容するための通路を画定するためのガイドを備える。ガイドは、円筒状胴部の内部の一部として成形されることが好ましいが、しかしあるいは別体品として製造され、後にいくらか好適な方法で円筒状胴部内に組付けることもできる。
ガイドは好ましくは、移動可能なプランジャの円筒状胴部に対する縦方向の滑り移動を可能にする構造であるが、しかし移動可能なプランジャの円筒状胴部に対する回転移動を可能にする構造ではない。例えば、ガイドは相対的な回転を防止するキー溝を備える。一つの好ましい具体例において、ガイドを通る通路は、移動可能なプランジャに合致する断面形状を有して相対的な回転を防止する通路を有する。
レンズカートリッジレシーバは、変形可能な眼内レンズを含むレンズカートリッジを収容するために、好ましくは円筒形のレシーバ内の円筒状胴部の一方の端に設置される。さらに、円筒状胴部は、円筒状胴部の前端開口部内にレンズカートリッジを連結し且つ確実に維持するための回転連結を構成する手段を備える。回転連結に加えて締まりバネ型連結も、円筒状胴部の前端開口部とレンズカートリッジ間にもたらされることができ、レンズカートリッジの開口端部への挿入の際にこれらの部品を互いに確実に連結する。締まりバネ連結は、レンズカートリッジの一部又は全体の外寸を、レンズカートリッジレシーバの開口端部の内寸よりも僅かに大きくすることによりもたらされることができる。さらに、一方又は両方の構成部(レンズカートリッジ及びレンズカートリッジレシーバ)が、先細の外面又は互いに締め合う固定タブを有し、締まりバネ型又はスナップ嵌め型連結をもたらすことが可能である。
プランジャの一方の端は、変形可能な眼内レンズと接触し、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジから押出し、変形可能な眼内レンズを眼の中で操作するための操作先端を備える。プランジャの他方の端には、プランジャを作動させる手段を備える。プランジャの他方端は、ユーザーが十分な圧力をプランジャの端に加え、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジから制御しながら押出することを可能にする、回転が自由な指先把持装置を備える。例えば、指先把持装置は、把持を容易にする溝付きの外表面及び予め決められた寸法の貫通孔を備える。プランジャ部品の端部は、円筒状のタブ端を有する延長部を備え、タブ端は指先把持装置内の貫通孔に押し入れられ且つそこを通ることができる。タブ端は、また、プランジャ部品と把持装置にスナップ連結をもたらし、且つこれらの部品の互いに自由な回転を可能にする。
操作先端は、特別な方法で彫面され、変形可能な眼内レンズを強制的にレンズカートリッジのノズルから押出して眼内へ入れる工程で、変形可能な眼内レンズ特に後方触覚(trailing haptic)を損傷することを防止する。
本発明は変形可能な眼内レンズを変形可能な挿入システム内に予め装填する概念を含む。具体的には、変形可能な眼内レンズの、好ましいであろう製造及び販売方法は貯蔵と輸送のために変形可能な眼内レンズをレンズ注入装置内に予め装填することである。例えば、変形可能な眼内レンズを製造した後、パッケージし顧客に輸送する前にレンズ注入装置又はレンズカートリッジ内(すなわち変形可能な眼内レンズ挿入システム内)に入れることができる。この方法は変形可能な眼内レンズとレンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置の別々のパッケージを必要としないため大量のパッケージングを削減する。さらに、レンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置はパッケージング、輸送及び他の操作過程で変形可能な眼内レンズを保護し、変形可能な眼内レンズを損傷する可能性のある、外科医によるレンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置への装填工程を省く。さらに、レンズを予め装填することで手術中の誤用をなくすことができる。
この方法は、レンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置と、予め装填された変形可能な眼内レンズとを一緒に、変形可能な眼内レンズの挿入前に加圧滅菌することを可能にする。
本発明に従う変形可能な眼内レンズ挿入システムという用語はレンズ注入装置とレンズカートリッジを含む2つの独立した主構成部品を定義するために使用されている。レンズ注入装置はレンズカートリッジを収容するためのレンズカートリッジレシーバを含み、レンズカートリッジは、変形可能な(折り曲げ可能な)眼内レンズを収容する構造である。変形可能な眼内レンズは第1にレンズカートリッジに装填され、次にレンズカートリッジはレンズ注入装置に装填されて、移動手術を行うために用意される変形可能な眼内レンズ挿入システムをもたらす。
本文における使い捨てという用語は、本発明に従う変形可能な眼内レンズ挿入システムの一以上の構成部品が、設計、構造、及び構成部品の材料が安価であるために使用後容易に廃棄できることを示す。使い捨ての構成部品の使用は、様々な好都合な要素、例えば、使い捨てのレンズカートリッジに変形可能な眼内レンズを予め装填すること、改良された操作特性、レンズ注入装置の重量の軽減、及び最も重要であることとして、患者を病気及び合併症の危険から守る高水準の無菌状態を保証することを提供する。
本発明に従う変形可能な眼内レンズ挿入システム10の好ましい具体例は、図1に示されている。変形可能な眼内レンズ挿入システム10は、2つの主構成部品を含み、それらは眼内レンズ注入装置12及びレンズカートリッジアセンブリ14を含む。
レンズ注入装置12は、図2に示したように、その一方の端に設置されているレンズカートリッジレシーバ18を有する円筒状胴部16を含む。円筒状胴部16は、他の好適な断面形を有することが可能であるが、円筒状に形成された胴部はレンズ注入装置12の作製、組立て、及び利用に特に好適である。レンズカートリッジレシーバ18は、レンズカートリッジアセンブリ14を収容し、レンズカートリッジアセンブリはレンズカートリッジレシーバ18に挿入される際に確実にレンズ注入装置12に連結される。例えば、締まりバネ型の連結は、レンズカートリッジアセンブリの外側寸法の内の一つ以上の寸法を、レンズカートリッジレシーバ18の内側寸法の内の一つ以上の寸法より僅かに大きくすることにより、レンズ注入装置12とレンズカートリッジアセンブリ14の間にもたらすことができる。あるいは、又はそれに加えて、はめ込み型の連結をレンズ注入装置12とレンズカートリッジアセンブリ14の間にもたらすことができる。さらに、レンズカートリッジをレンズカートリッジレシーバ18へ挿入後離脱可能又は離脱不可能に、この二つの連結の型のいずれか一方又は両方を作製することができる。変形可能な眼内レンズ挿入システムの操作特性の価値を損ねうる、好ましくは、レンズ注入装置12及びレンズカートリッジアセンブリ14間のいかなる相対的な移動をも防止するため、レンズカートリッジアセンブリ14がレンズカートリッジレシーバ18内で回転できないようにレンズ注入装置12及びレンズカートリッジアセンブリ14が設計される。
円筒状胴部16自体の設計は図3に示されている。円筒状胴部16は、縦方向の折り曲げに対して構造的な強さを提供するために厚壁を有する胴部16aと、レンズカートリッジレシーバ18を画定する薄壁を有する胴部bとを含む。胴部16a及び胴部b間の変遷部にある内部エッジ18aはレンズカートリッジアセンブリ14がレンズカートリッジレシーバ18に挿入される際の止め部を画定する。
レンズ注入装置12はさらに、円筒状胴部16内に配置された移動可能なプランジャ20を含む。具体的には、移動可能なプランジャ20は、円筒状胴部の縦方向(長さ方向)で前後に移動するために円筒状胴部内に移動可能に配置される。変形可能な眼内レンズ挿入システム10において、図2、図5、及び図10に示したように移動可能なプランジャ20は2つの移動可能なプランジャ部20a及び20bを含む。移動可能なプランジャ部20aは、装填されたレンズカートリッジアセンブリ14から変形可能な眼内レンズを押し出すために変形可能な眼内レンズと係合する操作先端22を含む。2つの移動可能なプランジャ部20a及び20bは一体構造を有するか又は、何らかの好適な方法で互いに連結する2つの独立した部品として製造することができる。
移動可能なプランジャ20の移動可能なプランジャ部20aの詳細な設計は図5から図9に示してあり、移動可能なプランジャ20の移動可能なプランジャ部20bの詳細な設計は図10から図13に示してある。
移動可能なプランジャ部20aは、移動可能なプランジャ部20bのコネクター部21b(図10)と連結するための、コネクター部21a(図5)を含む。好ましくは、締まりバネ型連結及び/又ははめ込み型連結が組立てを容易にするためにコネクター部21及び21bによってもたらされる。具体例に示したように、キー溝型連結は、コネクター部21b(図13)の平坦なキー表面21b(図6)と協働するコネクター部21の平坦な表面21a’(図6)によってもたらされる。キー溝型連結は、移動可能なプランジャ20が組立てられた後の、移動可能なプランジャ部20a及び20bの相対的な回転を防止する。
操作先端22の詳細な設計は図9に示されている。操作先端22は変形可能な眼内レンズ挿入システムをレンズカートリッジから及び眼の中で操作するための複数の小面によって画定されている。具体的には、操作先端は湾曲した表面22a、湾曲した表面22b、凹面形の表面22c(図5)、上部突起小面22d及び下部突起小面22eを含む。
変形可能な眼内レンズ挿入システム10の好ましい具体例において、移動可能なプランジャ20は円筒状胴部16内に滑ることができるように配置される。具体的には、プランジャガイド24は、円筒状胴部内に配置され、該プランジャガイド24は、移動可能なプランジャ20を滑り可能に支持するために通路26を備える。具体例に示したように、ガイド装置を提供するために、プランジャガイド24の通路26の内寸は、移動可能なプランジャ20の外寸より僅かに大きい。さらに、通路26の断面形状は、移動可能なプランジャ20の断面形状と同一の形(すなわち互いが合致する形)に作製され、双方間の精密公差の嵌合を高めて滑りの正確さを向上することが望ましい。さらに好ましくは、プランジャガイド24の通路26と移動可能なプランジャ20の断面形状がインターロックして、プランジャガイド24に固定された円筒状胴部16と移動可能なプランジャ20の相対的回転を防止し、又、変形可能な眼内レンズ挿入システム10の操作特性を向上させる。例えば、プランジャガイド24の通路26と移動可能なプランジャ20の断面形を図4に示したように十字形にして、インターロック配置をもたらすことができる。
図2に示した具体例において、プランジャガイド24は円筒状胴部16の一部である。例えば、円筒状胴部16は、プラスティックから射出成形して、プランジャガイド24を一体装置として含ませることができる。あるいは、プランジャガイド24を独立した部分として作製し、次いで円筒状胴部16の内側に組立てることができる。さらに、具体例に示したように、プランジャガイド24は円筒状胴部16の一端に設けられる。しかし、プランジャガイド24は円筒状胴部16内の端部から離れた位置に配置することもできる。
移動可能なプランジャ20は、操作先端22と反対側の端に指先把持装置28を備える。把持装置28は自由に回転するように移動可能なプランジャ20の端部に連結されることが好ましいが、しかしながら非回転型連結もまた利用することができる。
変形可能な眼内レンズ挿入システム10の好ましい具体例において、把持装置28は本質的に円筒形であり、円筒状胴部16の外側の直径より僅かに大きい内側の直径を有し、移動可能なプランジャ20が図1で右方向に移動する際、円筒状胴部16の一端部が把持装置28の内側に収容されることを可能にする。把持装置の外表面には、ユーザーの指先でのグリップ性(把持性)を増すために縦溝をつけることができる。
把持装置28は通路32を有する端部30を備え、通路32は移動可能なプランジャ20の円筒状のタブ35を有する突起34を収容する。具体的には、円筒状のタブ34は、端部30中の通路32より僅かに大きい直径の縁35bを有する円錐状の先細の面35a(図11)を備え、通路32との間にスナップ嵌め連結をもたらす。従って把持装置28は、円筒状のタブを通路32に押し通すことにより移動可能なプランジャ20のに容易に組付けることができる。
把持装置28の詳細な設計は図14から図16に示されている。図14において、把持装置28の端部30内の通路32は、円錐状の先細の面32’を備え、移動可能なプランジャ20の鉤状の端部35が組立中、通路32中に入り且つ通り抜けることを容易にする。図15及び図16に示したように、把持装置28の外側は把持装置28の外周に等しい間隔で配置された複数の縦方向のリブ36を備えることができる。
レンズカートリッジアセンブリ14の好ましい具体例は図17から図28に示してある。レンズカートリッジアセンブリ14は、レンズカートリッジ38及び筒部40を含む、2つの独立した主構成部を含む。レンズカートリッジ38は、図18から図22に示すように、通路45を有する本体部42及び通路48を有するノズル部44によって画成される。
本体部42は、図20に示すように、レンズ受け部50及びレンズ変遷部52によって定義される。レンズ受け部50は一定の断面積と一定の形状の通路45aを有する(図20及び図21)。具体的には、レンズ受け部50はレンズ受け部50の長さ方向に形も寸法も変化しないC型断面の通路を有する。さらに、レンズ変遷部52は、可変性の、すなわち下方に先細になった断面積の通路を有する。本体部を通る通路は長さ44aの開通路45a及び閉通路45bを含む(図20及び図22)。
詳細には、変遷部52は、閉通路45bの開始部の形状を画定するC型断面を有し、それは通路45aの横断面の形と合致するが、その形は、レンズ変遷部52の長さ方向に沿ってC型(すなわち開通路のデザイン)からD型(すなわち閉通路のデザイン)、楕円型(すなわち閉通路のデザイン)へと変化する。
レンズ受け部50及び、断面がC型の通路を有するレンズ変遷部52の初頭部は、通路45aへの開口部56の両側に位置する一対の把持縁突起54を含む。把持縁突起54は、折り曲げられた変形可能な眼内レンズがレンズ受け部50に一旦挿入されるとレンズの外縁を制限する。
ノズル部44は本体部42の一端に設置される。好ましくは、本体部42を含むレンズカートリッジ38とノズル部44は一体構造に成形されている。
通路48を有するノズル部44は楕円型の断面形状を有する。しかし、断面積は本体部42からノズル部44の端部へ下方に小さくなっている(先細形の通路48を参照のこと)。
筒部40の詳細な設計は図24から図29に示されている。筒部40は本質的に円筒形である。具体的には、筒部40の内径はレンズカートリッジ38の円筒状の本体部の外径とほぼ等しい。レンズカートリッジアセンブリ14は、レンズカートリッジ38の本体部42を、筒部40の先端がレンズカートリッジ38の縁58(図19)に接触するまで筒部40に挿入することによって組立てられる。
筒部40は、留め具61を端部に有する片持ちばね60を含む。片持ちばね60は、筒部40の壁内に一対の平行な細長い切り口62をつけることにより形成される。さらに、片持ちばね60は筒部40の壁より厚く且つ筒部40の外側に沿って延在し、図25Aに示すようにレンズカートリッジレシーバ18内で溝64aと協働する突起64を画定して、レンズカートリッジアセンブリ14がレンズ注入装置12内で回転するのを防止するキー溝構造を定める。
筒部40は、筒部40の内表面から本体部42内の通路45の上部へと延びるレンズガイド突起66を備える。レンズガイド突起66は一対の下向きに先細の溝68、68によって画定される。溝68、68(図28及び図29)は横並びに配置され中央突起70を画定する。先細のレンズガイド面66aを有する下方向に先細の複数の溝68も、先細のレンズガイド面66bを有する中央突起70も共に、レンズカートリッジ38を通る開通路45aの断面積を小さくするように先細になっている。
筒部40は、変形可能な眼内レンズを含むレンズカートリッジ38をレンズ注入装置12に挿入する前に、レンズ注入装置12内に取付けられることが好ましい。つまり、組立の完了したレンズ注入装置12は筒部40を含む。筒部40は、例えば粘着性の、及び/又は固定するタブを用いて永続的にレンズ注入装置12へ組入れられることができ、又はレンズカートリッジアセンブリレシーバ18内に、取り外し可能に設置することが可能である。この構造においては、筒部40はレンズカートリッジ38のレンズカートリッジレシーバとして機能する。
あるいはレンズカートリッジ38は、筒部40をレンズ注入装置12へ取付ける前に、筒部40に挿入されることができる。
レンズカートリッジ38の外側の部分は、図30に示すように、溝72内に設置された一対の噛み合い傾斜型留め具74及び76を有する縦溝72を備える。傾斜型留め具74及び76は、筒部40の片持ちばね60の留め具61と協働し、レンズカートリッジ38をレンズ注入装置12内の2つの異なる位置に固定する。
レンズカートリッジ38内のレンズガイド面の詳細な構造を、レンズカートリッジ38を後ろから見た図31に示す。
もう一つのレンズ注入装置110の具体例を図32に示す。この具体例は、図に示すように、装置の操作及び使用を促進するための指先グリップ装置128a及び親指グリップ装置128bを備える。
本発明は、変形可能な眼内レンズを変形可能な眼内レンズ挿入システム又は変形可能な眼内レンズ挿入システムの一部(例えばレンズカートリッジ)に予め装填するという概念を含む。具体的には、変形可能な眼内レンズの好ましいであろう製造及び販売方法は貯蔵と輸送のために変形可能な眼内レンズを変形可能な眼内レンズ挿入システム内に予め装填することである。例えば、変形可能な眼内レンズを製造した後、パッケージング及び顧客への輸送の前にレンズ注入装置又はレンズカートリッジ内に(すなわち、変形可能な眼内レンズ挿入システム内に)入れておくことが可能である。この方法は、変形可能な眼内レンズとレンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置の別々のパッケージを必要としないことにより、大量のパッケージングを削減する。さらにレンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置は変形可能な眼内レンズを、パッケージング、輸送及び他の取扱い過程で保護し、変形可能な眼内レンズに損傷を与える可能性のある、レンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置への装填工程を省く。
この方法は、変形可能な眼内レンズの挿入前に、レンズカートリッジ及び/又はレンズ注入装置と予め装填された変形可能な眼内レンズとを、一緒に加圧滅菌することを可能にする。
(差込型挿入システム)
本発明に従うもう一つの変形可能な眼内レンズ挿入システム210の好ましい具体例を図33に示す。変形可能な眼内レンズ挿入システム210はレンズ注入装置212及びレンズカートリッジアセンブリ214を含む2つの主構成部品を含む。
レンズ注入装置212は、図36に示すようにその一方の端に配置されたレンズカートリッジレシーバ218を有する円筒状胴部216を含む。円筒状胴部216は他の好適な断面形を有することが可能であるが、しかし、円筒形の胴部はレンズ注入装置212の作製、組立て、及び利用のために特に好適である。レンズカートリッジレシーバ218はレンズカートリッジアセンブリ214を収容し、レンズカートリッジアセンブリ214は、レンズカートリッジレシーバ218に挿入され次いで回転されたとき確実にレンズ注入装置212に連結される。この特定の具体例の重要な特徴にはレンズカートリッジアセンブリ214とレンズ注入装置212とを固定(ロック)する装置が含まれ、その固定配置について以下に詳細に議論する。
レンズカートリッジアセンブリ214が一旦完全にレンズ注入装置212に挿入されると、レンズカートリッジアセンブリ214はそれ自体では、レンズカートリッジレシーバ218内で回転できず、変形可能な眼内レンズ挿入システム210の操作特性の価値を低める可能性のあるレンズ注入装置212とのいかなる相対的な動きも防止する。
円筒状胴部216の設計を図36に示す。円筒状胴部216は、以下に詳細を記す装置の移動可能なプランジャ220を収容するためのガイド部216a以外は、均一な円形の断面形状及び長さ方向に渡って均一な壁厚を有する。
レンズ注入装置212はさらに、円筒状胴部216内に配置された移動可能なプランジャ220を含む。移動可能なプランジャ220は、変形可能な眼内レンズをレンズが装填されたレンズカートリッジアセンブリ214から押し出すために変形可能な眼内レンズと係合する操作先端222を含む。変形可能な眼内レンズ挿入システム210において、移動可能なプランジャ220は図36に示すように2つの移動可能なプランジャ部220a及び220bを含む。2つの移動可能なプランジャ部220a及び220bは一体構造を有することができ、又は2つの別々の部品として製造され組立てを容易にする好適な方法で互いに連結されることもできる。
変形可能な眼内レンズ挿入システム210の具体例において、移動可能なプランジャ220は円筒状胴部216内に滑ることができるように配置される。具体的にはプランジャガイド224は円筒状胴部216内に配置され、該プランジャガイド224は移動可能なプランジャ220を滑り可能に支持するために通路226を備える。具体例に示したように、ガイド装置を提供するためにプランジャガイド224の通路226の内寸は移動可能なプランジャ220の外寸より僅かに大きい。さらに、通路226の断面形状は、移動可能なプランジャ220の断面形状と、同一の形(すなわち互いが合致する形)に作製され、双方間の精密公差の嵌合を高めて滑りの正確さを増すことが望ましい。さらに好ましくは、プランジャガイド224の通路226と移動可能なプランジャ220の断面形状がインターロックして、プランジャガイド224に固定された円筒状胴部216と移動可能なプランジャ220の相対的回転を防止し、さらにまた、変形可能な眼内レンズ挿入システム210の操作特性を向上させる。例えば、プランジャガイド224の通路226と移動可能なプランジャ220の断面形状を、図37に示すように十字(+)形にして、インターロック配置をもたらすことができる。移動可能なプランジャ220’及びプランジャガイド224’の別の具体例を図38Aに示す。図38Aにおいて移動可能なプランジャ部220b’及びプランジャガイド224’の横断面形状は改良された(+)を有し、それは一方向にのみの移動を可能にしレンズ注入装置212内での移動可能なプランジャ部220b’の適切な組立てを確実にする。
図36に示す具体例において、プランジャガイド224は円筒状胴部216の一部である。例えば、円筒状胴部216は、プランジャガイド224を一体装置として含むために射出成形されることができる。あるいは、プランジャガイド224を別の部分として作製し、後に円筒状胴部216内部に組立てることができる。さらに、具体例に示したように、プランジャガイド224を円筒状胴部216の一方の端部に配置することができる。しかしながら、プランジャガイド224を円筒状胴部216内に、円筒状胴部216の端部から離れた位置に配置することができる。
移動可能なプランジャ220は、操作先端222と反対側の端に指先把持装置228を備える。把持装置228は自由に回転するように移動可能なプランジャ220の端に連結されることが好ましいが、しかし非回転型連結もまた利用することができる。
変形可能な眼内レンズ挿入システム210の好ましい具体例において、把持装置228は本質的に円筒状の形であり、図36に示すように円筒状胴部の外ねじ228bと協働する内ねじ228aを含む。把持装置の外表面には、ユーザーの指先でのグリップ性(把持性)を増すために縦溝をつけることができる。
把持装置228は、図2に示し且つ上述した変形可能な眼内レンズ挿入装置10の具体例中の把持装置28と同じ構造を有することができる。
レンズ注入装置212とレンズカートリッジアセンブリ214間の固定(ロック)の構造の詳細を説明する。
円筒状胴部216の前端は、図41から図45に示すように固定部230を備える。固定部230は円筒状胴部216とは別体品として示されているが、しかし一体構造もまた好適である。
固定部230は円筒状胴部216の前端内に受容される挿入部230a、及び円錐部230bを含む。挿入部230aは、図39から図41に示すように縦方向のリブ232を備え、該リブ232は円筒状胴部216の前端の溝234内に受容され、固定部230とレンズ注入装置212の円筒状胴部216との相対的な回転を防止する。固定部230は円筒状胴部216に締まりバネ、スナップ連結、接着、音波溶接及び他の好適な結合方法により結合する。
挿入部230aは移動可能なプランジャ220の移動可能なプランジャ前部220aを収容するための通路236、及びレンズカートリッジアセンブリ214を収容するためのレンズ注入装置カートリッジレシーバ238を含む。移動可能なプランジャ220の移動可能なプランジャ前部220aを収容するためのプランジャガイド240は、図41に示すように、通路236とレンズカートリッジレシーバ238間に備えられている。
レンズカートリッジアセンブリ214と固定部230間の固定装置(ロック構造)を図42から図45に示す。
円錐部230bは固定部230の前部縁244から後方へ変形可能な眼内レンズ挿入システム210の縦方向に延びる縦細溝242を備える。細溝242の長さを、図44に示すように長さLG1と示す。横細溝246は縦長の細溝242の後端から延びる。横細溝246の長さは固定部230のレンズカートリッジレシーバ238の内でレンズカートリッジアセンブリ214を約90度(90°)回転させるのに十分な長さである。回転の角度を、図45に示すようにAG2と示す。横細溝246は、図44に示すように第1横細溝部246a及び第2横細溝部246bを含む。レンズカートリッジアセンブリ214のタブを約90度(90°)回転し、固定位置(ロック位置)まで完全に回転されたときに確実に固定されるように、第2横細溝部246bは第1横細溝部246aよりも僅かに幅広である。詳細には、一組の縁部248が横細溝246内で、第1横細溝部246aと第2横細溝部246bの間の変遷部により画定される。該一組の縁部248は、スナップ嵌め連結をもたらす一組の対向する固定(ロック)タブを提供し、第2横細溝部246b内でレンズ注入装置212のタブを離脱可能に固定し、レンズカートリッジアセンブリ214がレンズ注入装置212に対して意図せずに回転するのを効果的に防止する。
レンズカートリッジアセンブリ214の詳細を図46から図49を参照しながら説明する。
レンズカートリッジアセンブリ214は、ノズル部252に連結するレンズ受容部250、及びレンズ受容部250から延びるタブ254を含む。レンズカートリッジアセンブリ214は好ましくはプラスチックを射出成形した一体構造体である。
レンズ受容部250は図46に示すように縦細溝256を備え、縦細溝256の壁を通じてレンズ受容通路258に通じている。
通路258は、一定の断面形状及び寸法の通路部258aにより画定され、図48に示すように、258aは下方に先細になる又は収歛する通路変遷部258bに通じ、258bは下方に先細でノズル部252を通る通路258cに通じる。レンズカートリッジアセンブリ214を通るこの通路部の構造は、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジから操作端により押出すときにさらに折り曲げ、レンズカートリッジアセンブリ214のノズル部252内の、下方に先細の通路258cを通して眼中の小切開部に入れるための構造である。ノズル部252の端部は好ましくは斜端260を備える。
レンズカートリッジアセンブリ214は、レンズカートリッジアセンブリ214を案内し中央に位置づけるための一対のガイド262を、レンズ固定部230のレンズカートリッジレシーバ238内に備えることができる。
(レンズ挿入装置の装填)
初めに変形可能な眼内レンズを縦細溝256上に置くことによってレンズカートリッジアセンブリ214内に変形可能な眼内レンズを装填する。次いで、変形可能な眼内レンズの中央を、例えばプラスティックの合わせ釘又は他の好適な操作器具を用いてレンズが折り曲げられレンズ受容通路258に入るまで下方に押し出す。
変形可能な眼内レンズが完全にレンズカートリッジアセンブリ214に装填されると、次にレンズカートリッジアセンブリ214はレンズ注入装置212の固定部230のレンズカートリッジレシーバ238に装填される。具体的には、レンズカートリッジアセンブリ214の後端部は、固定部230のレンズカートリッジレシーバ238の中にはめ込まれ案内され、レンズカートリッジアセンブリ214のタブ254が縦細溝242内に受容され、レンズカートリッジアセンブリ214のタブ254がそれ以上後方へ動くのを止めるように働く第1横細溝部246aの後壁246aに接触するまで、レンズカートリッジアセンブリ214を後方に進める。その後、レンズカートリッジアセンブリ214のタブ254を、レンズカートリッジアセンブリ214を回転してタブ254が第2横細溝部246bにはめ込まれるまで、回転方向の一方の側を押すことにより回転し、レンズカートリッジアセンブリ214を効果的に固定してレンズ注入装置212に対する回転を防ぐ。さらに、移動可能なプランジャ220を把持装置228により作動して、操作先端222をレンズカートリッジアセンブリ214内に押し込み、次いで、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジアセンブリ214からノズル部を通って眼の中に押し出す。
本発明に従う変形可能な眼内レンズ挿入システムの好ましい具体例の斜視図である。 図1に示した変形可能な眼内レンズ挿入システムの縦側断面図である。 図2に示した変形可能な眼内レンズ挿入システムの円筒状胴部の縦側断面図である。 図2に示したような、移動可能なプランジャ、ガイド及び円筒状胴部の横断面図であり、移動可能なプランジャのガイド装置を図示する。 操作用先端を有するプランジャ部の縦側面図である。 図5に示した方向から見た、プランジャ部の横断面図である。 図5に示した方向から見た、プランジャ部の横断面図である。 図5に示した方向から見た、プランジャ部の横断面図である。 図5に示したプランジャ部の操作用先端の端部立面図である。 図5に示したプランジャ部に連結するプランジャ部の縦側面図である。 図10に示したプランジャ部の端部立面図である。 図10に示した方向から見た、プランジャ部の横断面図である。 図11に示した方向から見た、プランジャ部の横断面図である。 図2に示した、プランジャに連結するように貫通された把持装置の横断面図である。 図14に示した貫通された把持装置の側面図である。 図14に示した方向から見た、貫通された把持装置の端部立面図である。 本発明に従う好ましいレンズカートリッジアセンブリの透視図である。 図17に示した好ましいレンズカートリッジアセンブリのレンズ収容部の透視図である。 図18に示したレンズ収容部の縦側立面図である。 図18に示したレンズ収容部の上面図である。 図19に示した方向から見た、レンズ収容部の横断面図である。 図19に示した方向から見た、レンズ収容部の横断面図である。 図19に示した方向から見た、レンズ収容部の端部の先端の立面図である。 図17に示した好ましいレンズカートリッジアセンブリの筒部の斜視図である。 図17に示した好ましいレンズカートリッジのもう一つの斜視図である。 レンズカートリッジアセンブリの突起がレンズカートリッジレシーバ内の細溝と協働し、双方の相対的回転を防止することを示す横断面図である。 図24に示した筒部の縦断面図である。 筒部の内側に設置された突起のガイド表面の陰影を伴う、図24に示した筒部の縦側面図である。 図27に示した方向から見た、筒部の端部立面図である。 図27に示した筒部の端の一部分解の立面図である。 一対の傾斜した留め具を備え、レンズ収容部壁の縦溝を示したレンズ収容部のもう一つの透視図である。 レンズカートリッジ内のレンズをガイドする表面の詳細な構造を明らかにする、図17に示した好ましいレンズカートリッジの端部立面図である。 本発明に従うレンズ注入装置のもう一つの具体例の縦断面図である。 レンズカートリッジを装置内に装填した変形可能な眼内レンズ挿入システムのもう一つの好ましい具体例の斜視図である。 レンズカートリッジを装置から離脱させた変形可能な眼内レンズ挿入システムの分解斜視図である。 図33に示した変形可能な眼内レンズ挿入システムの側面図である。 図35に示した変形可能な眼内レンズ挿入システムの縦側断面図である。 図35で示した方向から見た、変形可能な眼内レンズ挿入システムの横断面図である。 図35に示した方向から見た、変形可能な眼内レンズ挿入システムの横断面図である。 もう一つの変形可能な眼内レンズ挿入システムの横断面図であって、一方向のみの作用を可能にする構造を有する移動可能なプランジャとプランジャガイドの調和のとれた断面の形を示す。 図35に示した方向から見た、変形可能な眼内レンズ挿入システムの横断面図である。 図35に示した方向から見た、変形可能な眼内レンズ挿入システムの横断面図である。 図36に示した変形可能な眼内レンズ挿入システムの縦側断面図の一部分解組立図である。 レンズ注入装置の固定部に完全に差し込まれたレンズカートリッジの一部斜視図である。 図42に示した固定部の縦側断面図である。 図43に示した固定部の上面図である。 図43に示した固定部の端部立面図である。 図33及び34に示したレンズ注入装置と共に使用するレンズカートリッジの斜視図である。 図46に示したレンズカートリッジの端部立面図である。 図46に示したレンズカートリッジの背部端の立面図である。 図46に示したレンズカートリッジの側面図である。

Claims (21)

  1. 変形可能な眼内レンズを眼中に挿入するための変形可能な眼内レンズ挿入システムであって、
    変形可能な眼内レンズを収容するための使い捨て型レンズカートリッジであって、ノズル部に連結するレンズ受容部を含むことを特徴とする使い捨て型レンズカートリッジと;
    胴部であって、その一端に配置された固定部を有することを特徴とするレンズカートリッジレシーバを有するレンズ注入装置と;
    上記使い捨て型レンズカートリッジを上記レンズ注入装置の上記レンズカートリッジレシーバに着脱可能に連結するための回転連結機構とを含むことを特徴とし、
    前記回転連結機構は、前記固定部内の単一の横細溝に至る単一の縦細溝を含み、前記使い捨て型レンズカートリッジは、該縦細溝と該横細溝と協働して該使い捨て型レンズカートリッジを上記レンズ注入装置のレンズカートリッジレシーバ内に着脱可能にロックできるように外部からアクセス可能な単一のタブを含むことを特徴とする
    変形可能な眼内レンズ挿入システム。
  2. 上記横細溝が、第2横細溝部に至る第1横細溝部により画定され、該第2横細溝部が該第1横細溝部より幅が広く、対向する一対のロック用タブを上記横細溝内に提供し、一旦適所にロックされた上記使い捨て型レンズカートリッジが上記レンズ注入装置に対して意図せぬ回転をするのを防止する請求項に記載のシステム。
  3. 上記固定部が上記胴部と別の構成部品である請求項に記載のシステム。
  4. 上記固定部が円錐部に連結した挿入部を含み、該挿入部が上記胴部の一端内に受容される請求項に記載のシステム。
  5. 挿入部が、上記胴部の内側の縦細溝に受容される縦リブを備え、上記固定部と上記胴部との相対的な回転を防止する請求項に記載のシステム。
  6. 上記ロック機構が、上記固定部の上記円錐部にある横細溝に至る縦細溝と、該縦細及び該横細溝と協働して使い捨て型レンズカートリッジを上記レンズ注入装置の上記レンズカートリッジレシーバ内にロックするためのタブを含む上記使い捨て型レンズカートリッジとにより画成される請求項に記載のシステム。
  7. 上記レンズ注入装置が胴部及び該胴部内に移動可能に設置されたプランジャから構成され、上記固定部がプランジャをスライド可能に支持するためのガイドを備えた通路を有する請求項に記載のシステム。
  8. 上記ロック機構が、上記使い捨て型レンズカートリッジと上記レンズ注入装置とを差込型でロックする機構により構成される請求項1に記載のシステム。
  9. 上記差込型ロック機構が、上記使い捨て型レンズカートリッジ上のタブと協働する、上記レンズ注入装置の上記レシーバ内の細溝により構成される請求項に記載のシステム。
  10. 上記使い捨て型レンズカートリッジのタブが、上記回転連結機構の一部分を構成する請求項1に記載のシステム。
  11. 上記タブが上記使い捨て型レンズカートリッジの上記レンズ保持部から延びる請求項10に記載のシステム。
  12. 上記タブが上記レンズ保持部から垂直に延びる請求項11に記載のシステム
  13. 上記使い捨て型レンズカートリッジが、上記使い捨て型レンズカートリッジをレンズカートリッジレシーバ内に案内しかつ中央に配置するための少なくとも一つのガイドを含む請求項10に記載のシステム。
  14. 上記使い捨て型レンズカートリッジが、固定した寸法及び形の断面を有し且つ眼内レンズを折り曲げるための下方に先細の通路に至るレンズ受容通路を備える請求項10に記載のシステム。
  15. 上記回転連結機構により、上記使い捨て型レンズカートリッジの上記レンズ注入装置に対する相対的な回転を積極的にロックすることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 上記回転連結機構が、上記使い捨て型レンズカートリッジが一旦完全に固定部に位置づけられた後に上記レンズ注入装置から離脱することを可能にする離脱可能な手段である請求項15に記載のシステム
  17. 変形可能な眼内レンズを眼中に挿入するための、使い捨て型レンズカートリッジと共に使用するレンズ注入装置であって、
    レンズカートリッジレシーバを有する胴部と、
    該胴部内に移動可能に配置されたプランジャと、
    前記使い捨て型レンズカートリッジ連結する回転連結機構であって、該使い捨て型レンズカートリッジ、該使い捨て型レンズカートリッジから延びて外部からアクセス可能な単一のタブでもって、該胴部の該レンズカートリッジレシーバ内で回転させることにより該レンズカートリッジレシーバに着脱可能に連結するように構成されたことを特徴とする回転連結機構とを備えるレンズ注入装置。
  18. 上記回転連結機構が、上記胴部の固定部に備えられ且つ上記単一のタブと協働する細溝によって画成され、該細溝は上記使い捨て型レンズカートリッジが上記レンズ注入装置の上記レシーバ内で縦方向に移動し次いで完全にロックする位置まで回転することを可能にするように構成されている請求項17に記載のレンズ注入装置。
  19. 眼内レンズを装填した使い捨て型レンズカートリッジレンズカートリッジレシーバを有するレンズ注入装置に着脱可能に連結する方法であって、
    前記使い捨て型レンズカートリッジをレンズ注入装置のレンズカートリッジレシーバ内に入れる工程であって、該使い捨て型レンズカートリッジは、外部からアクセス出来るように延びる単一のタブであって、該単一のタブを単一の横細溝に至る単一の縦細溝を有する回転連結機構と協働させることで該使い捨て型レンズカートリッジを前記レンズカートリッジレシーバ内に着脱可能にロック出来ることを特徴とする単一のタブを有することを特徴とする工程と、
    前記使い捨て型レンズカートリッジ、前記単一のタブでもって、ロック位置まで回転し使い捨て型レンズカートリッジがレンズ注入装置の縦方向にレンズ注入装置に対して移動することを防止する工程とを含むことを特徴とする方法。
  20. 使い捨て型レンズカートリッジをレンズ注入装置のレンズカートリッジレシーバ内に入れる上記工程は、該使い捨て型レンズカートリッジロック位置まで回転する前に、該使い捨て型レンズカートリッジをレンズ注入装置のレンズカートリッジレシーバ内でレンズ注入装置の縦方向に移動することを含む請求項19に記載の方法。
  21. 使い捨て型レンズカートリッジを完全にロック位置まで回転したときに該使い捨て型レンズカートリッジが積極的にレンズ注入装置にロックされて使い捨て型レンズカートリッジとレンズ注入装置の意図しない相対的移動を防止する請求項19に記載の方法。
JP2006210670A 1995-03-10 2006-08-02 変形可能な眼内レンズ挿入システム Expired - Fee Related JP4476978B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/401,523 US5807400A (en) 1992-09-30 1995-03-10 Deformable intraocular lens insertion system

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8527735A Division JPH11506356A (ja) 1995-03-10 1996-03-07 変形可能な眼内レンズ挿入システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006341110A JP2006341110A (ja) 2006-12-21
JP4476978B2 true JP4476978B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=23588113

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8527735A Pending JPH11506356A (ja) 1995-03-10 1996-03-07 変形可能な眼内レンズ挿入システム
JP2006210670A Expired - Fee Related JP4476978B2 (ja) 1995-03-10 2006-08-02 変形可能な眼内レンズ挿入システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8527735A Pending JPH11506356A (ja) 1995-03-10 1996-03-07 変形可能な眼内レンズ挿入システム

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5807400A (ja)
EP (1) EP0813400B1 (ja)
JP (2) JPH11506356A (ja)
KR (1) KR100443305B1 (ja)
AT (1) ATE283011T1 (ja)
AU (1) AU5359796A (ja)
CA (1) CA2214638A1 (ja)
DE (1) DE69633914T2 (ja)
ES (1) ES2230560T3 (ja)
NZ (1) NZ305567A (ja)
WO (1) WO1996028121A1 (ja)

Families Citing this family (90)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5653715A (en) 1993-03-09 1997-08-05 Chiron Vision Corporation Apparatus for preparing an intraocular lens for insertion
EP0743840B1 (en) * 1994-11-18 2003-07-16 FEINGOLD, Vladimir Disposable intraocular lens insertion system
US5643276A (en) * 1995-10-10 1997-07-01 Allergan Apparatus and method for providing desired rotational orientation to an intraocular lens
WO1999021513A1 (en) 1997-10-24 1999-05-06 Tekia, Inc. Ophthalmologic insertor apparatus and methods of use
US6605093B1 (en) 1997-10-24 2003-08-12 Tekia, Inc. Device and method for use with an ophthalmologic insertor apparatus
US6371960B2 (en) 1998-05-19 2002-04-16 Bausch & Lomb Surgical, Inc. Device for inserting a flexible intraocular lens
WO2000040175A1 (en) * 1999-01-06 2000-07-13 Tekia, Inc. Apparatus for insertion of an intraocular lens
US6159218A (en) * 1999-05-19 2000-12-12 Aramant; Robert B. Retinal tissue implantation tool
JP3728155B2 (ja) * 1999-10-05 2005-12-21 キヤノンスター株式会社 眼内挿入用レンズの挿入システム
US6846326B2 (en) * 2001-01-25 2005-01-25 Visiogen, Inc. Connection geometry for intraocular lens system
US6884261B2 (en) 2001-01-25 2005-04-26 Visiogen, Inc. Method of preparing an intraocular lens for implantation
US20030078657A1 (en) 2001-01-25 2003-04-24 Gholam-Reza Zadno-Azizi Materials for use in accommodating intraocular lens system
FR2833154B1 (fr) * 2001-12-12 2004-11-19 Ioltechnologie Production Cassette et injecteur de lentille intraoculaire souple et procede d'injection de telles lentilles
US7014641B2 (en) * 2002-05-08 2006-03-21 Canon-Staar Co., Inc. Insertion device for intraocular lens
US7468065B2 (en) 2002-09-18 2008-12-23 Allergan, Inc. Apparatus for delivery of ocular implants
AU2003272575B2 (en) * 2002-09-18 2007-11-08 Allergan, Inc. Methods and apparatus for delivery of ocular implants
US6899717B2 (en) * 2002-09-18 2005-05-31 Allergan, Inc. Methods and apparatus for delivery of ocular implants
US20040059343A1 (en) * 2002-09-25 2004-03-25 Kevin Shearer Novel enhanced system for intraocular lens insertion
US20040147938A1 (en) * 2002-09-25 2004-07-29 Microsurgical Technology System for IOL insertion
FR2848182B1 (fr) 2002-12-04 2006-02-03 Eurocrystal Procede et dispositif d'emballage sterile d'une lentille intraoculaire hydrophile souple prete a l'emploi
US7615056B2 (en) * 2003-02-14 2009-11-10 Visiogen, Inc. Method and device for compacting an intraocular lens
US20060293694A1 (en) * 2003-05-27 2006-12-28 Hoya Corporation Injector
GB2405344A (en) * 2003-08-29 2005-03-02 Fulcrum Intraocular lens injector
AU2003274416A1 (en) * 2003-09-26 2005-04-14 Bausch And Lomb Incorporated Preloaded iol injector and method of packaging
US20050149056A1 (en) * 2003-12-22 2005-07-07 Rathert Brian D. IOL injector device and method
US7645300B2 (en) * 2004-02-02 2010-01-12 Visiogen, Inc. Injector for intraocular lens system
WO2005102223A1 (de) * 2004-04-22 2005-11-03 Advanced Vision Science, Inc. Vorrichtung zum einsetzen verformbarer intraocularlinsen
JP4520256B2 (ja) * 2004-09-06 2010-08-04 株式会社ニデック 眼内レンズ挿入器具
JP4520255B2 (ja) * 2004-09-06 2010-08-04 株式会社ニデック 眼内レンズ挿入器具
US8377123B2 (en) 2004-11-10 2013-02-19 Visiogen, Inc. Method of implanting an intraocular lens
JP4969452B2 (ja) 2004-11-30 2012-07-04 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド 眼内レンズ挿入器具用2段階プランジャ
WO2006070628A1 (ja) 2004-12-27 2006-07-06 Hoya Corporation 眼内レンズ移植装置
US20060142781A1 (en) * 2004-12-29 2006-06-29 Joel Pynson Preloaded IOL injector and method
EP1845899B1 (en) * 2004-12-29 2011-06-29 Bausch & Lomb Incorporated Method of preparing a preloaded iol injector
US20060142780A1 (en) * 2004-12-29 2006-06-29 Joel Pynson Preloaded IOL injector and method
WO2006080191A1 (ja) 2005-01-26 2006-08-03 Hoya Corporation 眼内レンズ挿入用器具
US8562674B2 (en) * 2005-02-11 2013-10-22 Abbott Medical Optics Inc. Front loading IOL insertion apparatus and method of using
US8435289B2 (en) * 2005-02-11 2013-05-07 Abbott Medical Optics Inc. Rapid exchange IOL insertion apparatus and methods of using
JP4836046B2 (ja) 2005-02-24 2011-12-14 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
US7892283B2 (en) * 2005-04-08 2011-02-22 Abbott Medical Optics Inc. Methods and apparatus for inserting an intraocular lens into an eye
US7892282B2 (en) * 2005-04-08 2011-02-22 Abbott Medical Optics Inc. Methods and apparatus for inserting an intraocular lens into an eye
US7740636B2 (en) 2005-04-15 2010-06-22 Abbott Medical Optics Inc. Multi-action device for inserting an intraocular lens into an eye
US8574239B2 (en) 2005-09-28 2013-11-05 Hoya Corporation Intraocular lens insertion device
FR2892921B1 (fr) * 2005-11-09 2008-02-01 Sedat Sa Injecteur d'implant ophtalmique.
JP4877643B2 (ja) 2005-12-08 2012-02-15 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入用器具
US20100286704A1 (en) * 2006-01-13 2010-11-11 Hoya Corporation Intraocular lens insertion device
EP1976456B1 (en) * 2006-01-26 2016-05-04 Abbott Medical Optics Inc. Intraocular lens insertion apparatus and lens case
US8668676B2 (en) * 2006-06-19 2014-03-11 Allergan, Inc. Apparatus and methods for implanting particulate ocular implants
US9039761B2 (en) 2006-08-04 2015-05-26 Allergan, Inc. Ocular implant delivery assemblies with distal caps
US8403984B2 (en) 2006-11-29 2013-03-26 Visiogen, Inc. Apparatus and methods for compacting an intraocular lens
US7879090B2 (en) * 2006-12-13 2011-02-01 Bausch & Lomb Incorporated Intraocular lens injector apparatus and methods of use
US20080147082A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Joel Pynson Injector apparatus for use with intraocular lenses and methods of use
US20080154361A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-26 Joel Pynson Intraocular lens injector subassembly
JP2008237274A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hoya Corp 眼内レンズ挿入器具
WO2008149795A1 (ja) 2007-05-30 2008-12-11 Hoya Corporation 眼内レンズ挿入器具
US8475528B2 (en) 2007-05-30 2013-07-02 Hoya Corporation Intraocular lens insertion device
JP5086713B2 (ja) 2007-07-11 2012-11-28 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
JP5301809B2 (ja) * 2007-11-01 2013-09-25 株式会社ニデック 眼内レンズ挿入器具
US9849027B2 (en) 2007-11-08 2017-12-26 Alimera Sciences, Inc. Ocular implantation device
JP5189356B2 (ja) * 2007-12-28 2013-04-24 興和株式会社 眼内レンズの挿入器具
US8425595B2 (en) 2008-03-12 2013-04-23 Visiogen, Inc. Method for inserting an intraocular lens
JP5254669B2 (ja) 2008-06-05 2013-08-07 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具及びカートリッジ
JP5470753B2 (ja) 2008-06-17 2014-04-16 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
US8273122B2 (en) 2008-06-23 2012-09-25 Abbott Medical Optics Inc. Pre-loaded IOL insertion system
JP5323420B2 (ja) 2008-08-21 2013-10-23 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
JP5416379B2 (ja) 2008-09-04 2014-02-12 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
US8801780B2 (en) * 2008-10-13 2014-08-12 Alcon Research, Ltd. Plunger tip coupling device for intraocular lens injector
US20100125278A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-20 Wagner Christopher E Hard and Soft Tip Intraocular Lens Injector System and Method
JP5415452B2 (ja) * 2008-12-01 2014-02-12 興和株式会社 眼内レンズの挿入器具
SG172876A1 (en) 2009-01-07 2011-08-29 Hoya Corp Intraocular lens insertion device
US8545554B2 (en) * 2009-01-16 2013-10-01 Allergan, Inc. Intraocular injector
WO2010093593A1 (en) 2009-02-11 2010-08-19 Alcon Research, Ltd. Automated intraocular lens injector device
EP2555708B1 (en) * 2010-04-08 2015-03-18 Hoya Corporation Ocular implant insertion apparatus
JP5511530B2 (ja) 2010-06-10 2014-06-04 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入装置
WO2012027517A2 (en) 2010-08-24 2012-03-01 Abbott Medical Optics Inc. Protective cap for an insertion device and other insertion device features
EP2567674B1 (en) 2011-09-07 2015-05-06 SDI Surgical Device International GmbH Modular intraocular lens injector
EP2854708B1 (en) 2012-06-04 2016-10-19 Alcon Pharmaceuticals Ltd. Intraocular lens inserter and method for discharging an intraocular lens from a cartridge
BR122020004124B1 (pt) 2012-06-12 2022-04-19 Alcon Inc Conjunto de injetor e misturador de gás portátil e método para misturar gases
JP6276619B2 (ja) * 2014-03-19 2018-02-07 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器および眼内レンズ挿入装置
CA2944513C (en) 2014-04-04 2022-07-05 Jack R. Auld Intraocular lens inserter
US10588780B2 (en) 2015-03-04 2020-03-17 Alcon Inc. Intraocular lens injector
JP6646987B2 (ja) 2015-09-16 2020-02-14 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
KR20180056634A (ko) 2015-09-16 2018-05-29 호야 가부시키가이샤 안내 렌즈 삽입 기구
US10172706B2 (en) 2015-10-31 2019-01-08 Novartis Ag Intraocular lens inserter
WO2018003854A1 (ja) 2016-06-28 2018-01-04 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器
US11000367B2 (en) 2017-01-13 2021-05-11 Alcon Inc. Intraocular lens injector
US10568735B2 (en) 2017-01-13 2020-02-25 Alcon Inc. Intraocular lens injector
US10722346B2 (en) 2017-09-19 2020-07-28 Bausch & Lomb Incorporated Intraocular lens injector assembly having shuttle assembly retaining intraocular lens in storage vial and operably presenting intraocular lens in injector assembly
NL2019922B1 (nl) * 2017-11-16 2019-05-22 Ophtec Bv Injector voor het inbrengen van een capsulaire spanningsring, en samenstel en werkwijze voor een dergelijke injector
US11224537B2 (en) 2018-10-19 2022-01-18 Alcon Inc. Intraocular gas injector

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2495342A (en) * 1948-05-28 1950-01-24 George W Moore Crayon holder
US4919130A (en) * 1986-11-07 1990-04-24 Nestle S.A. Tool for inserting compressible intraocular lenses into the eye and method
US4934363A (en) * 1987-12-15 1990-06-19 Iolab Corporation Lens insertion instrument
US4836201A (en) * 1988-03-24 1989-06-06 Patton Medical Technologies, Inc. "Envelope" apparatus for inserting intra-ocular lens into the eye
US4955889A (en) * 1989-02-06 1990-09-11 Allergan, Inc. Apparatus for inserting a lens into an eye and method for using same
US5499987A (en) * 1992-09-30 1996-03-19 Staar Surgical Company Deformable intraocular lens cartridge
EP0723429B1 (en) * 1992-09-30 2002-04-10 FEINGOLD, Vladimir Intraocular lens insertion system
JP3459664B2 (ja) * 1993-07-15 2003-10-20 キヤノンスター株式会社 変形可能な眼内レンズの挿入器具

Also Published As

Publication number Publication date
CA2214638A1 (en) 1996-09-19
ATE283011T1 (de) 2004-12-15
DE69633914T2 (de) 2005-11-24
WO1996028121A1 (en) 1996-09-19
DE69633914D1 (de) 2004-12-30
US5807400A (en) 1998-09-15
JPH11506356A (ja) 1999-06-08
KR100443305B1 (ko) 2005-06-02
EP0813400A4 (en) 1999-08-25
JP2006341110A (ja) 2006-12-21
AU5359796A (en) 1996-10-02
KR19980702789A (ko) 1998-08-05
ES2230560T3 (es) 2005-05-01
NZ305567A (en) 2000-02-28
EP0813400B1 (en) 2004-11-24
EP0813400A1 (en) 1997-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476978B2 (ja) 変形可能な眼内レンズ挿入システム
US6506195B2 (en) Deformable intraocular lens insertion system
US6406481B2 (en) Method preloading a deformable intraocular lens into injecting apparatus for storage and/or shipment
JP3704154B2 (ja) 眼内レンズ挿入システム
US5728102A (en) Disposable intraocular lens insertion system
JP5246316B2 (ja) 眼内レンズ挿入用器具
AU720114B2 (en) Deformable intraocular lens injecting device
US5800442A (en) Deformable intraocular lens injecting system
JP2006522674A (ja) 眼内レンズ挿入用の新規の改善されたシステム
KR20190021236A (ko) 안내 렌즈 삽입기
CN111328274B (zh) 具有将人工晶状体保持在存储瓶内的穿梭件组件

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091030

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees