JP4476715B2 - クラッチ軸にて油を循環させる磁力弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ - Google Patents

クラッチ軸にて油を循環させる磁力弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP4476715B2
JP4476715B2 JP2004191101A JP2004191101A JP4476715B2 JP 4476715 B2 JP4476715 B2 JP 4476715B2 JP 2004191101 A JP2004191101 A JP 2004191101A JP 2004191101 A JP2004191101 A JP 2004191101A JP 4476715 B2 JP4476715 B2 JP 4476715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
clutch
actuator
clutch shaft
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004191101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005030590A (ja
Inventor
クリスチャン・ティリー
Original Assignee
ボーグワーナー・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ボーグワーナー・インコーポレーテッド filed Critical ボーグワーナー・インコーポレーテッド
Publication of JP2005030590A publication Critical patent/JP2005030590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4476715B2 publication Critical patent/JP4476715B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • F16D35/024Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated electrically, e.g. by an electromagnet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

本発明は、請求項1の前段特徴部分によるクラッチ軸にて油を循環させる電磁弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ、及びかかるアクチュエータを有する粘性クラッチに関する。
粘性クラッチにおいて、回転動力源のトルクは、せん断領域を包み込み、僅かな距離を隔てられ且つ、互いに実質的に平行である円板を介して、回転動力源から駆動すべき要素まで伝達され、例えば、回転する円板の間でせん断領域内に導入されるせん断流体の量が、例えば、10%の小さい限界値と実質的に全量との間でトルクの伝達量を制御する。
例えば、シリコーン油のような、せん断領域内に導入されるせん断流体の量の制御は、アクチュエータによって開き且つ閉じることのできる弁によって行われる。
欧州特許出願第1 248 007号には、クラッチ軸の外側で且つ、クラッチ軸の周りに配置される、かかるアクチュエータが記載されている。かかる設計は、いくらかの利点を有するが、依然として、更に最適化することができる。
アクチュエータは、静止して、クラッチ軸は回転しなければならないから、ドイツ国特許出願によれば、その内径が軸の外径に相応するような相応する寸法としたボール軸受を使用する必要がある。このため、各寸法の軸に対し、適宜なボール軸受を使用し、また、かかるボール軸受を在庫しておく必要がある。
更に、ドイツ国特許出願による解決策は、特定量の絶縁材料を必要とし、このため、絶縁材料を節約するのみならず、絶縁材料無しで完全に制御する解決策が求められている。
極めて一般的に、クラッチの複雑さを軽減することもまた図られている。
このため、本発明の1つの目的は、使用される個々の部品の寸法が実質的に縮小し、粘性クラッチ全体の寸法を縮小させることを許容する、例えば、粘性クラッチ用のせん断流体を循環させるためのアクチュエータを提供することである。
この目的は、本発明に従い、請求項1の特徴部分の特徴によって実現される。
更なる特徴及び有利な効果は、従属請求項から明らかである。
本発明は、例えば、粘性クラッチの油処理量を制御する弁を作動させるアクチュエータであって、例えば、クラッチ軸のような粘性クラッチの回転部分と作用可能に協働し、クラッチ軸又は同様のものの上にて、クラッチ軸又は同様のものに対しアクチュエータが回転することを許容する軸受によって取り付けられる一次アクチュエータを有するアクチュエータにおいて、クラッチ軸又は同様のものが中空の円筒状領域を有し、一次アクチュエータがこの中空の円筒状領域内に配置され、アクチュエータ及びクラッチ軸又は同様のものが一次アクチュエータの制御作用を中空の円筒状領域の内側から外側へ伝達する手段を有することを特徴とするアクチュエータに関する。
一次アクチュエータをクラッチ軸の内側に配置することは、該一次アクチュエータがクラッチ軸の周りに配置される場合よりもアクチュエータを著しく小さく設計することを可能にする。また、クラッチ軸の内側ボアは、その外径に対応して一定に保つことができるから、標準的なサイズのアクチュエータを使用することも可能である。コイル軸とクラッチ軸との間に相対的に位置決めされるボール軸受又はころ軸受は、ボール軸受がクラッチ軸の外側に配置される、ドイツ国特許出願のボール軸受の場合よりも遥かに小さく形成することができる。
1つの実施の形態によれば、一次アクチュエータは、ソレノイドコイルを備えている。このソレノイドコイルにより、磁界を発生させ、この磁界の助けにより機械的構成要素を異なる位置に動かすことができる。これらの異なる位置は、弁に伝達することができ、これにより該弁を開き且つ閉じた状態の間で制御することが可能である。
本発明によるアクチュエータを粘性クラッチ内で使用することにより、アクチュエータにより制御される弁をシリコーン油のようなせん断流体の流量を制御するために使用することができる。
本発明の1つの実施の形態によれば、この可動の構成要素は、スリーブとすることができるが、該スリーブは、クラッチ軸に近接して、クラッチ軸の外側にて摺動することを許容するようにクラッチ軸に取り付けられる。上記スリーブは、一次アクチュエータによって、相応するストッパにより画成された2つの端部位置の間で動かすことができる。
この目的のため、クラッチ軸及び可動スリーブの領域がソレノイドコイルの磁気ループの一部分であるならば、有益である。
本発明の1つの実施の形態によれば、ソレノイドコイルは、静止コイル軸に取り付けることができる。コイル軸の外側輪郭部は、ボール軸受の内側輪郭部を支承し、該ボール軸受は、それ自体の外側輪郭部により中空の円筒状クラッチ軸の内面に当接し、これにより、コイル軸とクラッチ軸との間のその相対的な回転を許容する。
この実施の形態において、クラッチ軸の中空の円筒状領域の壁は、強磁性材料の中空円筒状の主軸と、強磁性材料のカップ状軸の前側部分と、主部分と軸の前側部分との間で軸方向に配置された非磁性の中間部分とから成る。その結果、その軸方向長さの多少なりとも中間に非磁性部分を有する強磁性材料の中空の円筒体となり、上記スリーブは、該スリーブが非磁性部分を越えて伸び、また、1つの端部位置にて、該スリーブが2つの強磁性部分の1つと顕著に重なり合い、また、2つの強磁性部分の他方と殆んど又は全く重なり合わず、他端位置において、該スリーブは、クラッチ軸の強磁性部分の双方と実質的に等しく重なり合うような仕方にてこの中空の円筒体の外側に配置されている。
主軸、中間部分及び軸の前側部分は、互いにねじ止めし又は溶接することができる。
本発明の別の実施の形態によれば、アクチュエータは、可動の構成要素がそのスリーブ状の領域と共にクラッチ軸の円筒状部分を包み込むカップ状の軸前側部分から形成されるような仕方にて設計することができる。
クラッチ軸のカップ状の前側部分は、いわゆる入れ子式にクラッチ軸上で動かすことができ、この変位は、例えば、粘性クラッチの油流動弁動きを制御するものとして利用することができる。
上述した本発明の2つの実施の形態において、可動の構成要素すなわちスリーブは、その2つの端部位置の1つにてばねにより予め張力が加えられ得る。
本発明は、特許請求項の何れかに記載のアクチュエータを有する粘性クラッチに更に関する。
発明の実施の形態
次に、図面を参照しつつ、本発明をより詳細に説明する。
図1には、粘性クラッチの下側ユニットが示してある。粘性クラッチの入力軸1は、ボール軸受又はころ軸受14によって図示しないクラッチハウジング内に取り付けられ、また、クラッチハウジング内で自由に回転することができる(該入力軸が該入力軸に回転可能に接続された図示しないクラッチ円板によって回転されるならば)。
図3に示すように、軸1は、その半径方向外側領域内にラビリンス形態部を有する主円板42に相対回転不能に接続され、該形態部は、対向する同様の形態部と共に、粘性クラッチのいわゆるせん断領域を形成し、該せん断領域内にせん断流体が導入されて、回転を被駆動の主円板からクラッチ円板45(図3において、これは、クラッチカバーである)まで伝達し、せん断流体の量は、被駆動主円板の速度と該円板に沿って支承された被駆動クラッチ円板の速度との比を決定する。この比は、例えば、10%のような予め選択可能な最小値と実質的に100%との間にて変化させることができ、この変化は、クラッチ円板と主円板との間に導入される油の量によって制御可能である。
クラッチ軸1は、主軸1aと、中間部分2と、前側部分3とを有している。主軸1a及び前側部分3は、強磁性材料にて製造される一方、中間部分2は、非磁性である。この理由については、以下に更に説明する。
クラッチ軸の外側には、スリーブ4が配置されており、該スリーブ4は、クラッチ軸上をストッパ6と強磁性リング5との間で軸方向に変位可能である。中空の円筒状クラッチ軸の内側には、コイル軸8が配置されており、該コイル軸8は、ほぼその軸方向中間に、半径方向に拡大した領域8aを有しており、該領域8aの外径は、中空の円筒状クラッチ軸の内径よりも僅かに小さく、このため、その位置に保たれ且つ図示しない手段により回転が阻止されるコイル軸はクラッチ軸が回転するのを許容する。この回転が実質的に摩擦無しで行われるのを可能にするため、その内側輪郭部がコイル軸の外面に当接し、その外側輪郭部が中空の円筒状クラッチ軸の内面に当接するボール軸受13又は同様のものが半径方向に拡張した領域8aに隣接する位置に設けられている。
コイル軸を取り巻くコイル7は、ボール軸受13と反対側のコイル軸8の半径方向拡大部分8aの側部に配置されている。コイル軸は、コイルの側部にてコイルよりも僅かに長く、また、同様の静止磁束リング9を支承し、このため、コイル7は、断面で見たとき、特に、半径方向内側から開始して且つ反時計回り方向(図1で見て)に進んで、コイル軸8、コイル軸8の半径方向伸長領域8a、クラッチ軸1の中間部分2及び磁束リング9によって完全に包囲されている。
これら部分の全ては、中間部分2を除いて、強磁性であり、中間部分2のみが非磁性である。このため、コイルを励起させると、磁界が発生され、該磁界は、コイル軸8から開始して、一方にて、コイル軸の半径方向拡大領域8aを介して主軸1a及びリング5に入り、他方にて、磁束リング9を介してクラッチ軸の前側部分3内に入る。このことは、リング5と、スリーブとの間に軸方向磁気ギャップを生じさせ、磁界により発生された力は、スリーブをリング5の方向に動かそうとする。
例えば、ら旋ばねの形態を有し、図示した位置にてスリーブに予め張力を加える戻し手段(図示せず)が設けられ、次に、上記スリーブは、コイル7の巻線を通じて特定の強さの電流を印加したとき、この位置から戻し装置の力に抗してリング5に隣接するその他の位置に動くことができる。
ボルト10は、該ボルトがコイル7をコイル軸8の半径方向拡大領域8aと磁束リング9との間で軸方向に締結するような仕方にて中空のコイル軸内にねじ込まれる。磁束リング9の周方向面とクラッチ軸の前側部分3の内面との間にて磁束リング9の外周に沿って一定の正確な公差を保証するため、図示するように、第二のボール軸受15を使用することができる。あるゆる振動を防止するため、図示するように、磁束リング9とコイル7との間にベルビルリング11を挿入することができる。
図1の上記の説明は、クラッチ軸1が、電流を印加することにより軸方向に変位可能であるスリーブ4を支承する状態を示す。この軸方向への変位は、図示しない仕方にて弁を制御するために使用することができ、該弁の助けによって、上述した主円板と結合円板との間のトルクの伝達程度を制御し得るようにこれら2つの円板の間のせん断流体の量を調節することができる。
図2には、図1と比較して横方向に反転した状態にある本発明の別の実施の形態が図示されている。中空の円筒状クラッチ軸21は、例えば、粘性クラッチの図示しないハウジング内に2つのボール軸受10aによって取り付けられる。図1と相違して、クラッチ軸21は、2つの部分、すなわち主軸21a及び前側部分21bのみから成っている。
クラッチ軸の双方の部分は、強磁性材料で製造され、前側部分21bはカップ状の設計を有し、その円筒状部分22は、主軸21aに入れ子式に取り付けられ且つ該主軸の上で軸方向に動くことができる。
第一の実施の形態と同様に、クラッチ軸は中空であり且つ2つのボール軸受29によりクラッチ軸に対して回転可能にクラッチ軸内に取り付けられたコイル軸25を保持する。
コイル軸は、ベルビルばね27によりその所要位置にしっかりと保持されたコイル24を支承しており、該コイルは、更に以下に説明する磁気ループを発生させることができる。
クラッチ軸の前側部分21b、すなわち第一の実施の形態に基づいて、スリーブ22は、主軸21を最も長くする一端の位置にてら旋ばね31により締結され、これにより、前側部分21bは、図示しないストッパによって軸から脱落するのが防止される。
実施の形態1の場合と相違して、スリーブ22及びリング23の双方が強磁性軸21a上にあるから、磁気ギャップは、スリーブ22とリング23との間で軸方向に形成されるのではなく、コイル軸を環状に包み込む磁極片26と環状円錐体の形態をした中央スリーブ22bとの間に形成される。該中央スリーブ22bは、前側部分21bの基部分22aと共に単一片から成形され、又は該基部分に少なくとも溶接され且つ静止磁極片に向けて軸方向に伸びている。
このように、コイル24の磁気ループは、コイル軸25から開始して伸びて、コイル軸25の半径方向拡大領域25a、クラッチ軸、スリーブ22、基部分22a、環状円錐体の形態をした中央スリーブ22b、静止磁極片26を通って時計回り方向に連続し、また、コイル軸に戻る。
静止磁極片26と中央スリーブ22bとの間に磁気ギャップが形成され、中央スリーブ22bの薄い縁部は、ギャップが最大程度開いたとき、静止磁極片から極く僅かな半径方向距離だけ(例えば、0.3mm)離れ、また、電流を印加したとき、ばね31の力に抗して前側部分21bをある方向に吸引する力が生じ、この力は、中央スリーブが静止磁極片まで入れ子式に押されたとき、中央スリーブの円錐形の形状のため、ギャップの磁気断面を増大させる。更に、前側部分21bの基部分22aは、静止磁極片26によって吸引される。
この場合、第一の実施の形態にてスリーブ4が動く場合と同様に、スリーブ22又は前側部分21bの動きを使用して、弁を制御し、粘性クラッチのせん断液体の処理量を制御することができる。
説明した本発明の双方の実施の形態に共通することは、コイル7、24を電気ケーブルによって作動させることが可能な点であり、該電気ケーブルは、図示しない仕方にてコイルからコイル軸の中心穴内に直接導かれ且つ上記コイル軸の軸方向に伸び、箇所12(図1)又は箇所28(図2)にてコイル軸の端部でコイル軸から外に出るようにされ、従って取り付け及び取り扱いが極めて容易である。コイル軸8、25は、回転が阻止され、図示しない手段によってその所要位置に固定されている。
図3には、トラックの冷却ファンを制御する粘性クラッチにおける本発明のアクチュエータが図示されている。この場合、アクチュエータは、図2のものと同一であり、参照番号21から31は図2の参照番号と同一である。
クラッチ軸21は、ボール軸受又はころ軸受10aを介して粘性クラッチのハウジング41に回転可能に接続される。更に、クラッチ軸21は、ロータとも称される主円板42にしっかりと接続される。両側部によるその半径方向外側領域において、ロータ42は、ラビリンス状形態部を有しており、該ラビリンス状形態部は、一方にてクラッチカバー45及びハウジング41の相応する同様のラビリンス状形態部と係り合い、又は接近するが、接触しない。例えば、粘性シリコーン油のようなせん断流体をこのラビリンス領域内に導入することにより、ロータ42の回転は一側部にてクラッチカバー45に、及び反対側部にてハウジング41に同時に伝達され、この油の量は、回転の伝達効率にとって重要である。車の放熱器用のファンが、回転するハウジング41に図示しない仕方にて取り付けられる。
図2に相応するように、図3には、クラッチ軸21の前側部分21bが図示されており、本発明によるアクチュエータによって軸方向に変位可能なそのスリーブ22は、弁アーム43の一端に接続され、この弁アームは、その他端に延長部(53)を有し、該延長部の助けにより、弁アームが動いたとき、油出口穴52はより大きく又はより少ない程度開いて、これによりせん断領域内の油の量に影響を与えることができる。
図3の粘性クラッチは、主円板42をクラッチ軸21によって駆動するストッパ51と、前側部分21b、従って弁レバー43に対する停止スリーブ40と、油リザーバ用のカバーとを更に有しており、これらの機能は、自明であり、本明細書にてより詳細に説明する必要はない。
2つの非限定的な実施の形態に関して本発明を説明した。本発明の精神から逸脱せずに多数の変更を加えることが可能である。
このように、例えば、装置配置の全体をクラッチ軸と共に中空の円筒状部分の内部で回転させることができ、また、コイルの電流を供給するため、相応する回転接点を提供することも必要であろう。このことは、クラッチ軸内ころ軸受を使用する必要が全くないという有利な効果を有することになろう。
本発明の第一の実施の形態を示す図である。 本発明の別の実施の形態を示す図である。 本発明によるアクチュエータを有する粘性クラッチを示す図である。
符号の説明
1 クラッチ軸 1a 主軸
2 中間部分 3 前側部分
4 スリーブ 5 強磁性リング
6 ストッパ 7 コイル
8 コイル軸 8a 半径方向拡大領域
9 静止磁束リング 10 ボルト
11 ベルビルリング 12 コイル軸の端部の箇所
13 ボール軸受 14 ころ軸受
15 第二のボール軸受

Claims (8)

  1. 粘性クラッチの油処理量を制御する弁を作動させるアクチュエータであって、クラッチ軸のような粘性クラッチの回転部分(1;21)と作用可能に協働し、クラッチ軸の上にて、クラッチ軸(1;21)に対し一次アクチュエータが回転することを許容する軸受(13;29)によって取り付けられる一次アクチュエータ(7;24)を有するアクチュエータにおいて、クラッチ軸(1;21)、中空の円筒状領域を有し、一次アクチュエータ(7;24)が、該中空の円筒状領域内に配置され、アクチュエータ及びクラッチ軸、一次アクチュエータの制御作用を中空の円筒状領域の内側から外側へ伝達する手段(1a、3、4、5、8、9)を有し、
    前記一次アクチュエータによって動作させることのできる可動の構成要素(4;22)がクラッチ軸(1;21)の外側に配置され、
    前記可動の構成要素が、クラッチ軸の外側にて摺動することを許容するようにクラッチ軸に取り付けられたスリーブ(4;22)である、ことを特徴とする、アクチュエータ。
  2. 一次アクチュエータが、ソレノイドコイル(7;24)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. クラッチ軸(1;3)及び可動スリーブ(4)の領域が、ソレノイドコイル(7)の磁気ループの一部分であることを特徴とする、請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. ソレノイドコイル(7;24)が、静止のコイル軸(8;25)に取り付られ且つコイル軸(8;25)の外側輪郭部が、ボール軸受(13;29)の内側輪郭部を支承し、該ボール軸受は、それ自体の外側輪郭部により中空の円筒状クラッチ軸(1;21)の内面に当接し、これにより、コイル軸とクラッチ軸との間のその相対的な回転を許容することを特徴とする、請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. クラッチ軸(1)が、強磁性材料の中空円筒状の主軸(1)と、強磁性材料のカップ状の軸の前側部分(3)と、主部分と軸の前側部分との間で軸方向に配置された非磁性の中間部分(2)とを備えることを特徴とする、請求項3又は4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記スリーブ(4)は、該スリーブが非磁性部分(2)をおおって伸び、また、その1つの端部位置にて、該スリーブが2つの強磁性部分の1つ(3)と顕著に重なり合い、また、2つの強磁性部分の他方(1a)と殆んど又は全く重なり合わない一方、他端位置において、該スリーブは、クラッチ軸の強磁性部分の双方(3、1a)と実質的に等しく重なり合うような仕方にて、該スリーブが前記中空の円筒体の外側に配置されることを特徴とする、請求項5に記載のアクチュエータ。
  7. 主軸(1a)、中間部分(2)及び軸の前側部分(3)が、互いにねじ止めされ又は溶接されることを特徴とする、請求項5又は6に記載のアクチュエータ。
  8. 請求項1から7の何れかに記載のアクチュエータを有する粘性クラッチ。


JP2004191101A 2003-07-04 2004-06-29 クラッチ軸にて油を循環させる磁力弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ Expired - Fee Related JP4476715B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP03015180A EP1493936B1 (de) 2003-07-04 2003-07-04 Aktuator für Viskosekupplung mit magnetischer Ölumlaufventilansteuerung im Kupplungsschaft

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005030590A JP2005030590A (ja) 2005-02-03
JP4476715B2 true JP4476715B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=33427120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004191101A Expired - Fee Related JP4476715B2 (ja) 2003-07-04 2004-06-29 クラッチ軸にて油を循環させる磁力弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7159702B2 (ja)
EP (1) EP1493936B1 (ja)
JP (1) JP4476715B2 (ja)
KR (1) KR101073046B1 (ja)
CN (1) CN100443759C (ja)
CA (1) CA2470282C (ja)
DE (1) DE50301750D1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4813868B2 (ja) * 2004-11-09 2011-11-09 臼井国際産業株式会社 外部制御式ファン・カップリング装置
JP4813869B2 (ja) * 2004-11-09 2011-11-09 臼井国際産業株式会社 外部制御式ファン・カップリング装置
DE102006060677A1 (de) * 2006-12-21 2008-06-26 Schaeffler Kg Flüssigkeitsreibungskupplung, beispielsweise für Fahrzeuganwendungen
US8887888B2 (en) * 2009-11-17 2014-11-18 Horton, Inc. Integrated viscous clutch
WO2014047430A1 (en) 2012-09-22 2014-03-27 Horton, Inc. Viscous clutch with adjustable pump mechanism and/or return bore through rotor
JP6329241B2 (ja) * 2013-03-14 2018-05-23 ホートン, インコーポレイテッド 粘性クラッチ及び該粘性クラッチを使用する方法
JP6200060B2 (ja) 2013-03-14 2017-09-20 ホートン, インコーポレイテッド 最低出力速度を備えた粘性クラッチ
US9587683B2 (en) 2014-10-19 2017-03-07 Borgwarner Inc. Viscous clutch drive with electromagnetic activation and wiper on clutch disk
US9664238B2 (en) 2014-10-19 2017-05-30 Borgwarner Inc. Bimetal activated viscous clutch with wiper on clutch disk
JP2018532968A (ja) 2015-10-05 2018-11-08 ホートン, インコーポレイテッド 回転軸用の粘性式クラッチ
US9470278B1 (en) 2015-11-10 2016-10-18 Borgwarner Inc. Apparatus employing shear forces to transmit energy having flow altering structures configured to increase heat rejection from a working fluid and related method
KR102607230B1 (ko) 2015-12-03 2023-11-27 호르톤 인코포레이티드 점성 클러치 유체 포착 시스템
CN109854353A (zh) * 2019-03-29 2019-06-07 长春宝成汽车电子有限公司 一种电控硅油风扇离合器
CN114198423B (zh) * 2021-12-11 2023-06-23 苏州睿昕汽车配件有限公司 一种电控硅油风扇离合器的控油机构
CN114439863B (zh) * 2022-02-23 2023-06-16 浙江师范大学 一种高稳定大扭矩磁流变液离合器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2804859C3 (de) * 1978-02-04 1981-08-13 Süddeutsche Kühlerfabrik Julius Fr. Behr GmbH & Co KG, 7000 Stuttgart Flüssigkeitsreibungskupplung, insbesondere für ein Kühlgebläse einer Brennkraftmaschine
US4305491A (en) * 1980-03-17 1981-12-15 Eaton Corporation Remote sensing fan drive
US4633994A (en) * 1983-06-20 1987-01-06 Eaton Corporation Viscous fan drive and axially movable valve element
DE3468264D1 (en) * 1983-06-20 1988-02-04 Eaton Corp Viscous fan drive and axially movable valve element
CN86100249B (zh) * 1986-01-18 1987-10-21 北京工业学院 风扇温控调速离合器
CN2054080U (zh) * 1989-09-07 1990-03-07 四川省万源县机械厂 带旋风系统的硅油风扇离合器
JP3786374B2 (ja) * 1995-11-10 2006-06-14 臼井国際産業株式会社 液体クラッチ
US5893442A (en) * 1997-04-09 1999-04-13 Eaton Corporation Heavy duty viscous fan drive and bracket mounting assembly therefor
DE19742823B4 (de) * 1997-09-27 2004-05-19 Behr Gmbh & Co. Flüssigkeitsreibungskupplung
DE19753725C2 (de) * 1997-12-04 2001-03-08 Behr Gmbh & Co Flüssigkeitsreibungskupplung
US6026943A (en) * 1999-04-16 2000-02-22 Eaton Corporation Segmented reservoir for viscous clutches
GB2358697B (en) * 2000-01-28 2004-03-17 Agco Gmbh & Co Liquid friction clutch
JP4734766B2 (ja) * 2000-07-18 2011-07-27 Smc株式会社 磁石可動型電磁アクチュエータ
EP1248007B1 (de) 2001-04-06 2004-01-14 BorgWarner Inc. Flüssigkeitsreibungskupplung

Also Published As

Publication number Publication date
CN1576633A (zh) 2005-02-09
EP1493936B1 (de) 2005-11-23
CN100443759C (zh) 2008-12-17
KR20050004010A (ko) 2005-01-12
DE50301750D1 (de) 2005-12-29
US7159702B2 (en) 2007-01-09
JP2005030590A (ja) 2005-02-03
US20050045443A1 (en) 2005-03-03
CA2470282C (en) 2011-07-12
EP1493936A1 (de) 2005-01-05
KR101073046B1 (ko) 2011-10-13
CA2470282A1 (en) 2005-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476715B2 (ja) クラッチ軸にて油を循環させる磁力弁を作動させる粘性クラッチ用のアクチュエータ
KR100841272B1 (ko) 유체 마찰식 클러치
US4885489A (en) Permanent magnet motor with hysteresis drag cup coupling
EP3085981B1 (en) Viscous clutch and associated reservoir configuration
WO2012147509A1 (ja) 電磁クラッチ
CN101258336A (zh) 粘性离合器
JPH0210291B2 (ja)
JP2004125126A (ja) 電磁ソレノイドおよびこれを用いた変速機のシフトアクチュエータ
KR101586915B1 (ko) 외부 제어식 팬 클러치 장치
JP2003106447A (ja) 変速機のシフトアクチュエータ
JP4756303B2 (ja) 変速操作装置
US6530462B2 (en) Fluid clutch
US5523636A (en) Electromagnetically controlled gear engagement mechanism integrated with a magnetic hysteresis slip clutch
EP2694844B1 (en) Decouplable pulley for a belt or chain drive
JP4120201B2 (ja) 変速機のシフトアクチュエータ
JP2023526220A (ja) 粘性摩擦クラッチの弁制御システム
JP2017089679A (ja) 電磁連結装置
JP4258982B2 (ja) 変速操作装置
JP3687586B2 (ja) 変速機のシフトアクチュエータ
EP0761034B1 (en) Electromagnetically controlled gear engagement mechanism integrated with a magnetic hysteresis slip clutch
CN114207749B (zh) 螺线管用磁路元件
CN110651132A (zh) 用于车辆的冷却风扇的双电枢运动传递装置的转子
JP4858284B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2007303500A (ja) 自動車用電動ドア開閉装置
MXPA96005814A (en) Mechanism of electrically controlled gear coupling integrated with a magnetic hysteresis sliding underlock

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees