JP4476651B2 - スプレーしわ取り剤組成物 - Google Patents

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本発明は、繊維製品のしわを除去することができ、特にアイロン等の熱処理を行わなくても効果的にしわを除去することができる、スプレーしわ取り剤組成物及びしわ除去方法に関する。
一般にスーツ等のドライクリーニング衣類は家庭での水洗いが困難であり、それらのしわ取り方法については、一般にアイロンがけやスチームプレス等の熱処理を行う方法がある。熱処理を行わずに衣類のしわを伸ばす手段として、特許文献1にヘキシレングリコールやイソプレングリコール等の特定の水溶性溶剤と水を組み合わせた組成物を衣類のしわ部にスプレーした後、放置するだけでしわ部を取り除く方法が開示されている。しかし、この方法では衣類についた軽いしわは取り除けるが、深いしわを完全に除去するのは困難である。また、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5には、布帛のしわ取り剤組成物及び方法が開示されている。これらの方法は、組成物を布帛にスプレー噴霧した後で吊り下げて自然乾燥するか、アイロン掛けを行うことでしわを除去しているが、自然乾燥だけでは十分にしわを除去することができず、またアイロン掛けはしわ取りには非常に効果的であるが、手間がかかる作業である上、風合い回復の上では不十分である。
特開平10−25660号公報 特表平10−508911号公報 国際公開第99/55952号パンフレット 国際公開第99/55953号パンフレット 特開平1−6174号公報
本発明の課題は、アイロンがけやスチームプレス等の熱処理を行わなくても繊維製品のしわを十分に除去することができる、スプレーしわ取り剤組成物及びしわ除去方法を提供することにある。
本発明は、木綿平織り布100重量部に対して、水分50重量部、水溶性高分子化合物1重量部を含有した時の、当該木綿平織り布の剪断ヒステリシス(2HG5)が3.5g/cm以下になる水溶性高分子化合物(以下、(a)成分という)を含有するスプレーしわ取り剤組成物、更に界面活性剤(以下、(b)成分という)を含有するスプレーしわ取り剤組成物、更にシリコーン化合物(以下、(c)成分という)を含有するスプレーしわ取り剤組成物、並びにこれらのスプレーしわ取り剤組成物を繊維製品に付与する、繊維製品のしわ除去方法を提供する。
本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、繊維製品にスプレーするだけで繊維製品のしわを効果的に除去することができ、特にアイロンがけやスチームプレス等の熱処理を行わなくても、繊維製品のしわを効果的に除去することができる。
[(a)成分]
本発明の(a)成分である水溶性高分子化合物は、布に付与することで、湿潤時における繊維間の滑り性を高める性能を発現するものである。繊維間の滑り性を向上できれば、湿潤時での繊維間でのよじれが低減され、しわの発生を抑制できると考えられる。繊維の滑り性を見積もる方法として、布の剪断性が考えられる。剪断性の測定により求められる剪断ヒステリシス幅が低い程、滑り性が高くなる。本発明の水溶性高分子化合物は、木綿平織り布100重量部に対して、水分50重量部、水溶性高分子化合物1重量部を含有した時の、当該木綿平織り布の剪断ヒステリシス(2HG5)が3.5g/cm以下になる水溶性高分子化合物である。なお、本発明において、水溶性高分子化合物とは、25℃純水に対して1.0重量%以上溶解するものをいう。また、本発明において、剪断ヒステリシスは下記の方法で測定する。
<剪断ヒステリシスの測定法>
谷頭商店製の綿平織りブロード布(#60)100重量部に対して、水分50重量部、水溶性高分子化合物1重量部をスプレーにより塗布した後、湿潤状態を維持したまま、布を10cm×10cmに裁断し、カトーテック(株)製のKES−Fシステムを用いて、布の剪断ヒステリシス(2HG5:剪断ずり量5度におけるヒステリシス幅)を測定する。測定における最大剪断ずり量は±tan8°、剪断ずり速度は0.5°/sec、引っ張り張力を10gf/cmとする。また、クランプ部分の試料長さは5cm、試料幅は10cmである。
このような水溶性高分子化合物としては、オキシアルキレン基の平均付加モル数が5〜200のポリオキシアルキレン鎖を有する水溶性高分子化合物が好ましく、下記(a1)及び(a2)から選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子化合物が更に好ましい。
(a1):主鎖がポリスチレンで、枝部にポリオキシアルキレン鎖を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が5〜200である高分子化合物
(a2):下記式(I)で表されるモノマー単位(以下、モノマー単位(I)という)を、全モノマー単位の2〜90重量%有するビニル系高分子化合物
Figure 0004476651
〔式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は水素原子又は炭素数1〜22のアルキル基、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、nはAOの平均付加モル数を示す5〜200の数を示す。〕
(a1)は、主鎖がポリスチレンで、枝部にポリオキシアルキレン鎖を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が5〜200の高分子化合物であるが、ポリオキシアルキレン鎖としては、オキシアルキレン基の炭素数が2〜3のものが好ましく、オキシアルキレン基の平均付加モル数は40〜100が好ましい。(a1)の高分子化合物としては、式(II)で表されるマクロモノマーを連鎖重合して得られる高分子化合物が更に好ましい。
Figure 0004476651
(式中、R3は水素原子又は炭素数1〜22のアルキル基、好ましくは炭素数1〜5のアルキル基を示す。xは1〜12、好ましくは1〜10の数であり、yは平均で5〜200、好ましくは40〜100の数である。)
(a1)の高分子化合物の重量平均分子量(以下Mwと略記、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPCと記載)法、ポリエチレングリコール(以下PEGと記載)換算)は、1,000,000〜30,000,000が好ましく、10,000,000〜25,000,000が更に好ましい。
(a2)のビニル系高分子化合物を構成するモノマー単位(I)において、R2は水素原子又は炭素数1〜22のアルキル基を示すが、水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基が好ましく、水素原子が更に好ましい。AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基を示すが、オキシエチレン基が好ましい。nは5〜200の数を示すが、10〜100が好ましく、20〜100が更に好ましい。
モノマー単位(I)を得るためのモノマーの例としては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル等のポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル、あるいはこれらポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステルのモノアルキルエーテル等が挙げられる。
ここで(メタ)アクリル酸はアクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
(a2)のビニル系高分子化合物を構成するモノマー単位(I)以外のモノマー単位を得るためのモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル;N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、tert−ブチル(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メタ)アクリルアミド;メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;スチレン、スチレンスルホン酸又はその塩等のスチレン誘導体;エチレン、プロピレン等のオレフィン系炭化水素類;ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸等のスルホン酸基含有ビニルモノマー又はそれらの塩等が挙げられる。
塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
(a2)のビニル系高分子化合物は、全モノマー単位に対するモノマー単位(I)の割合が2〜90重量%であり、30〜90重量%が好ましく、50〜90重量%が更に好ましい。
(a2)のビニル系高分子化合物の合成方法は、例えば特開平6−206750号公報に記載されている様な方法が適用できる。具体的には、ラジカル開始剤の存在下に、前記の各モノマーを所定のモル比率で、ラジカル共重合することにより得られる。
(a2)のビニル系高分子化合物のMw(GPC法、PEG換算)は、10,000〜1,000,000が好ましく、30,000〜150,000が更に好ましい。
[(b)成分]
本発明の(b)成分の界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤;モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、トリ長鎖アルキル4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤;アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、オレフインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂防酸塩等の陰イオン界面活性剤;アミンオキサイド、スルホベタイン、カルボベタイン等の両性界面活性剤が挙げられ、HLB(グリフィン法)が4.0〜15.0の非イオン界面活性剤、炭素数10〜16の1価炭化水素基を1〜3個有する陽イオン界面活性剤、炭素数6〜14の1価炭化水素基を有する陰イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
本発明で特に好ましい界面活性剤は、一般式(III)で表される非イオン界面活性剤である。
4−O−(R5O)p−H (III)
〔式中、R4は、炭素数8〜22、好ましくは10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基あるいはアルケニル基であり、R5は炭素数2〜8のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。また、pは平均付加モル数を示す0.5〜30、好ましくは1〜20、特に好ましくは1〜10の数である。〕
一般式(III)で表される化合物としては、例えば式(IV)又は(V)で表される化合物が挙げられる。
6−O−(C24O)r−H (IV)
〔式中、R6は炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、rは平均付加モル数を示す1〜10、好ましくは1〜8の数である。〕
7−O−(C24O)s−(C36O)t−H (V)
〔式中、R7は炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、s及びtはそれぞれ平均付加モル数を示し、sは1〜10、tは1〜10の数である。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドは、ランダム付加でもブロック付加でもよく、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの付加順序は問わない。〕
[(c)成分]
(c)成分のシリコーン化合物としては、特に繊維の潤滑剤として用いることができるものが好ましい。具体的には、ジメチルポリシロキサン(以下、ジメチルシリコーンという)、又はジメチルシリコーンの側鎖もしくは末端のメチル基の一部がヒドロキシ基になっているオルガノポリシロキサン(以下、ヒドロキシシリコーンという)、前記ジメチルシリコーン又はヒドロキシシリコーンのメチル基(好ましくは側鎖のメチル基)の一部がメチル基以外の有機基になっているオルガノポリシロキサン(以下、変性シリコーンという)、ジメチルシロキサン鎖の中に有機基が導入されており末端がメチル基以外の有機基になっているオルガノポリシロキサン(以下、末端変性シリコーンという)等が挙げられる。
変性シリコーンのメチル基以外の有機基としては、アミノ基を含む有機基、4級アンモニウム基を含む有機基、アミド基を含む有機基、ポリエーテル基を含む有機基、エポキシ基を含む有機基、カルボキシ基を含む有機基、アルキル基を含む有機基又はハロゲノアルキル基、ハロゲノアルキレン基もしくはハロゲノアリール基を含む有機基、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)鎖を含む有機基等が挙げられる。
これらのシリコーン化合物の中では、シリコーンオイルと呼ばれる0〜40℃の温度で液状のシリコーン化合物が好ましい。
[スプレーしわ取り剤組成物]
本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、必須成分として(a)成分を含有する。本発明のスプレーしわ取り剤組成物中の(a)成分の含有量は、衣類が湿潤している状態での繊維同士のすべり性を向上させ、繊維間のよじれを低減させ、戻りじわの発生を抑制する観点から、0.1〜10重量%が好ましく、0.1〜5.0重量%が更に好ましく、0.2〜2.0重量%が特に好ましい。
本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、必要に応じ(b)成分及び(c)成分を含有することができるが、(b)成分の含有量は0.01〜2.0重量%が好ましく、0.05〜1.0重量%が更に好ましい。(c)成分の含有量は0.01〜1.0重量%が好ましく、0.05〜0.5重量%が更に好ましい。
本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、上記(a)〜(c)成分以外にメタノール、エタノール、2−プロパノール等の有機溶剤を含有することができる。本発明の組成物中の有機溶剤の含有量は、10重量%以下が好ましく、8重量%以下が更に好ましく、5重量%以下が特に好ましい。
また、本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、更に香料、殺菌剤、防腐剤等を配合することができる。
本発明のスプレーしわ取り剤組成物は、上記各成分を水と混合した水性液の形態で用いるのが好ましい。
[しわ除去方法]
本発明のしわ除去方法は、上記のような本発明のスプレーしわ取り剤組成物を、繊維製品に付与することにより、繊維製品のしわを除去する方法であり、アイロンがけやスチームプレス等の熱処理を行わなくてもしわを除去することができる。また、必要により熱処理を行ってもよい。
本発明のスプレーしわ取り剤組成物を繊維製品に付与する方法としては、スプレー法が好ましく、噴霧装置を具備する容器に本発明のスプレーしわ取り剤組成物を充填し、繊維製品にスプレーすることが好ましい。噴霧装置としてはトリガー式が好ましく、特に実開平4−37554号公報の第1図に示されているような液垂れや噴霧の均一性に優れる蓄圧式トリガーを用いることが良好である。
実施例1〜8及び比較例1〜2
本発明の(a)成分である下記(a−1)〜(a−5)、及び下記(c−1)を用い、下記方法で剪断ヒステリシス(2HG5)を測定した。その結果を表1に示す。
また、下記成分を表2に示す割合で混合し、スプレーしわ取り剤組成物を調製した。得られた組成物について、下記方法でしわ取り性を評価した。結果を表2に示す。
<配合成分>
(a−1):特開2001−64123号公報の表2に記載のポリマクロモノマー(2)[式(VI)
Figure 0004476651
で表されるマクロモノマーを重合して得られた、Mw24,800,000、Mw/Mn=1.4の高分子化合物]
(a−2):特開2001−64123号公報の表2に記載のポリマクロモノマー(3)[前記式(VI)で表されるマクロモノマーを重合して得られた、Mw20,500,000、Mw/Mn=1.6の高分子化合物]
(a−3):特開2003−27088号公報合成例4に記載の方法に従って合成した高分子化合物[ポリエチレングリコール(EO付加モル数90)モノメタクリル酸エステル/メタクリル酸=50/50(重量比)共重合体、Mw=76,000]
(a−4):特開2003−27088号公報合成例4の高分子化合物[ポリエチレングリコール(EO付加モル数23)モノメタクリル酸エステル/メタクリル酸=50/50(重量比)共重合体、Mw=31,000]
(a−5):特開2003−27088号公報合成例8の高分子化合物[ポリエチレングリコール(EO付加モル数120)モノメタクリル酸エステル/メタクリル酸=70/30(質量比)共重合体、Mw=127,000]
(b−1):炭素数10〜14の直鎖第1級アルコールにEOを平均5モル付加した非イオン界面活性剤(HLB10.8)
(c−1):ABN SILWET FZ−2203(日本ユニカー(株)製、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドの共重合体)
<剪断ヒステリシスの測定法>
谷頭商店製の綿平織りブロード布(#60)100重量部に対して、(a−1)〜(a−5)又は(c−1)を1重量部、水を50重量部スプレーで塗布した後、湿潤状態を維持したまま、布を10cm×10cmに裁断し、カトーテック(株)製のKES−Fシステムを用いて、布の剪断ヒステリシス(2HG5:剪断ずり量5度におけるヒステリシス幅)を測定する。尚、測定における最大剪断ずり量は±tan8°、剪断ずり速度は0.5°/sec、引っ張り張力は10gf/cmである。また、クランプ部分の試料長さは5cm、試料幅は10cmである。
<スプレーしわ取り性の評価法>
木綿ブロード#60(染色試材、(株)谷頭商店)及びウール生地(ウールサージ、(株)谷頭商店)からなる試験布20cm×10cmにイオン交換水をスプレー噴霧して湿潤させた後、試験布を2つ折りにして、40℃に設定した恒温室内で折り目部分に2kgの重りを載せ、24時間放置することによってしわをつけ、これをしわ取り評価のモデルじわとした。
これらモデルじわのついた試験布に対し、試験布乾燥時重量に対して50重量%のスプレーしわ取り剤組成物をスプレー容器(キャニヨン製、T−7500)で噴霧した後、25℃/50%RHの恒温室に12時間放置し、自然乾燥させた。乾燥終了後、試験布のしわの取れ具合を判定した。
判定はスプレーしわ取り剤組成物をスプレー処理した布と、処理前の布(対照)とを、5名のパネラーに以下の基準で採点してもらい、その平均値を求めて評価点とした。
・しわ判定基準
5:全くしわがない
4:ほとんどしわがない
3:僅かにしわが残っている
2:相当しわが残っている
1:著しくしわが残っている。
Figure 0004476651
Figure 0004476651

Claims (3)

  1. 木綿平織り布100重量部に対して、水分50重量部、水溶性高分子化合物1重量部を含有した時の、当該木綿平織り布の剪断ヒステリシス(2HG5)が3.5g/cm以下になる下記(a1)及び(a2)から選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子化合物0.1〜10重量%を含有するスプレーしわ取り剤組成物を、繊維製品に付与する、繊維製品のしわ除去方法であって、熱処理を行わないことを特徴とするしわ除去方法
    (a1):主鎖がポリスチレンで、枝部にポリオキシアルキレン鎖を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が5〜200である高分子化合物
    (a2):下記式(I)で表されるモノマー単位(以下、モノマー単位(I)という)を、全モノマー単位の50〜90重量%有するビニル系高分子化合物であって、モノマー単位(I)以外のモノマー単位が不飽和カルボン酸から得られるビニル系高分子化合物
    Figure 0004476651
    〔式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は水素原子又は炭素数1〜22のアルキル基、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、nはAOの平均付加モル数を示す10〜200の数を示す。〕
  2. スプレーしわ取り剤組成物が、更に、界面活性剤0.01〜2.0重量%を含有する請求項1記載のしわ除去方法
  3. スプレーしわ取り剤組成物が、更に、シリコーン化合物を含有する請求項1又は2記載のしわ除去方法
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