JP4475127B2 - 内燃機関の吸気制御用弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気制御用弁装置に関する。
弁軸に固定された弁体を回動させて吸気通路を流れる吸気流量を制御することにより、内燃機関の燃焼室に送り込む吸気量を制御する吸気制御用弁装置が知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
特許文献1に記載の内燃機関用吸気制御装置では、弁軸の一端部に弁体が固定され、他端部にバルブギヤ(回動部材)が固定されている。回動部材には外周突起部が設けられており、弁体の開度が最小になる最小位置で外周突起部がストッパ(規制部材)に当接して回動部材の回動を規制している。特許文献1に記載の内燃機関用吸気制御装置では、回動部材と小径ギヤ(伝達部材)とが噛み合う点が駆動力点である。
特許文献2に記載の吸気制御用弁装置では、部分歯車(回動部材)に設けられている永久磁石が弁体の最小位置で固定側の永久磁石(規制部材)に吸着して回動部材の回動を規制している。特許文献2に記載の吸気制御用弁装置では、回動部材と平歯車(伝達部材)とが噛み合う点が駆動力点である。
特開2002−371866号公報 特開2002−285852号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関用吸気制御装置によると、駆動力点と規制部材との距離は、弁軸の軸線と規制部材との距離より長い。駆動力点と規制部材との距離が弁軸の軸線と規制部材との距離より長いと、弁軸に加わる力は、駆動力点に加わる力より大きくなる。具体的に説明すると、駆動力点を力点、規制部材を支点、軸線を作用点、力点と支点との距離をL1、作用点と支点との距離をL2、力点に加わる力をF1、作用点に加わる力をF2として梃子の原理を適用すると、F2=L1/L2×F1の関係が成り立つ。また、力点と支点との距離L1は、作用点と支点との距離L2より長いので、L1>L2の関係が成り立つ。従って、F2はF1より大きい力であることが判る。すなわち、弁軸には駆動力点に加わる力より大きい力が加わる。弁軸に大きな力が加わると、弁軸が傾き易い。弁軸が傾くと弁体が吸気通路の壁面に圧接し、それにより弁体が回動不能になる所謂食い付きが起きることにより、作動不良が起きる可能性がある。
特許文献2に記載の吸気制御用弁装置も同様であり、駆動力点と規制部材との距離は、弁軸の軸線と規制部材との距離より長いので、食い付きによる作動不良が起きる可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みて創作されたものであって、弁体の食い付きによる作動不良を防止する内燃機関の吸気制御用弁装置を提供することを目的とする。
請求項1〜4に記載の発明によると、規制部材は駆動力点と弁軸の軸線との中間点に設けられるか、または中間点と駆動力点との間に設けられるので、駆動力点と規制部材との距離は、弁軸の軸線と規制部材との距離と等しいかまたはそれより短い。駆動力点と規制部材との距離が、弁軸の軸線と規制部材との距離と等しいかまたはそれより短いと、弁軸に加わる力は、駆動力点に加わる力と等しいかまたはそれより小さくなる。具体的に説明すると、力点と支点との距離L1は、作用点と支点との距離L2と等しいかまたはそれより短くなるので、L1≦L2の関係が成り立つ。従って、前述したF2=L1/L2×F1の関係式から、F2はF1と等しいかまたはそれより小さい力であることが判る。すなわち、弁軸には駆動力点に加わる力と等しいかまたはそれより小さい力が加わる。弁軸に加わる力が駆動力点に加わる力と等しいかまたはそれより小さければ、駆動力点に加わる力より大きい力が加わる場合に比べ、弁軸は傾き難くなる。従って、食い付きによる作動不良を低減できる。
また、請求項1〜4に記載の発明の弁体は、弁体の開度が最小になる最小位置において、弁体の他端と吸気通路の壁面との距離は、一端と吸気通路の壁面との距離より長い。従って、例え弁軸が傾くとしても、他端が吸気通路の壁面に近づく側に傾くようにすれば、一端が吸気通路の壁面に近づく側に傾く場合に比べ、弁体が食い付き難くなる。
ここで、駆動力点と弁軸との間に規制部材があると、弁体が最小位置まで回動されて規制部材に当接したとき、規制部材が支点となり、作用点である弁軸には弁軸と規制部材と駆動力点とを結ぶ直線に対して弁体の開方向に90度ずれた向きの力が作用する。従って、軸線方向から見たとき、軸線を示す中心点を通り流れ方向に垂直な仮想平面を示す直線を中心点で分け、弁体の開度が最小となる最小位置に弁体があるとき弁体の一端が近い方の直線を基準線とすると、駆動力点と中心点とを結ぶ線分と基準線とのなす角度は、弁体の開方向に0度から180度までの角度範囲にあれば、弁軸には当該基準線を基準として弁体の開方向に90度から270度までの角度範囲の力が作用する。すなわち弁軸には、弁体の一端を吸気通路の壁面から離間させる向きの力、あるいは弁体の一端と吸気通路の壁面との距離が維持される向きの力が作用する。逆にいうと、他端が吸気通路の壁面に近づく向きの力が作用する。よって請求項1〜4に記載の発明によると、弁体が食い付く可能性をより低減でき、作動不良をより起き難くできる。
請求項2に記載の発明によると、駆動力点と規制部材とが弁軸の軸線に垂直な同一平面上にある。駆動力点と規制部材とが弁軸の軸線に垂直な同一平面上にないと、弁体の最小位置において規制部材が支点となって弁軸が傾き、食い付きが起きる可能性がある。駆動力点と規制部材とが同一平面上にあると、弁軸の傾きを低減でき、食い付きによる作動不良をより低減できる。
請求項4に記載の発明によると、弁体の最小位置は仮想平面から所定角度ずれているので、最小位置において弁体の一端を吸気通路の壁面から遠ざけることができる。これにより食い付きを更に低減できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の吸気制御用弁装置1を示す模式図である。吸気制御用弁装置1は、アクセル開度、エンジン回転数、エンジン負荷、水温などの内燃機関の運転条件に応じて吸気通路10を流れる吸気流量を調整するものである。
吸気制御用弁装置1は、内燃機関への吸気通路10を形成するスロットルボディ11に回動可能に軸支されている弁軸12、吸気通路10を開閉する弁体13、出力ギヤ19、駆動モータ20、減速機構部21、駆動モータ20や減速機構部21を収容するハウジング15(図4参照)などを備えている。
図3は、スロットルボディ11の断面の模式図である。スロットルボディ11は、吸入空気(以下「吸気」という)を導入する吸気通路10を有している。図3において矢印Aは吸気の流れ方向を示している。吸気通路10の吸気の流れ方向Aに垂直な断面は、図2に示すようにほぼ円形である。
図2に示すように、弁軸12の一端部は吸気通路10を流れる吸気の流れ方向Aに垂直な姿勢で吸気通路10に収容されている。
弁体13は、弁軸12の一端部に相対回転不能に固定されている。弁体13は弁軸12によって回動されることにより吸気通路10を流れる吸気流量を制御し、開度が最小になる最小位置では内燃機関の吸気ポート付近に吸気偏流を生じさせ、燃焼室内にスワール流やタンブル流などの吸気下流を発生させる。図2および図3は開度が最小になる最小位置にある弁体13を示している。
弁体13は、弁軸12を挟んで一方の側13aが半円形状であり、他方の側13bが弁軸12を長軸とする楕円形状である。弁体13の一方の側13aは、弁軸12の軸線に垂直な方向の長さが他方の側13bより長い。すなわち弁体13は、弁軸12の軸線に垂直な方向の長さが弁軸12を挟んで非対称である。以降の説明では長さが長い一方の側13aの先端ことを一端50といい、長さが短い他方の側13bの先端ことを他端51というものとする。図3に示すように、一端50と吸気通路10の壁面との距離は、他端51と吸気通路10の壁面との距離より短い。他端51と吸気通路10の壁面までの距離は、内燃機関の始動時の吸気流量を確保するため、最小位置において吸気通路10の断面の概ね1/4〜1/2程度が開放される程度に離間している。
図2に示すアクチュエータとしての駆動モータ20は、DCモータ等の正転/逆転駆動が可能なモータであり、アクセルセンサ、回転数センサ等の信号によりコンピュータで制御された駆動電流によって回動する。
減速機構部21は、駆動モータ20の出力シャフト22に固定されたウォームギヤ22、ウォームギヤ22に噛み合うヘリカルギヤ23、ヘリカルギヤ23と同軸上に配置されたピニオンギヤ24、シャフト26(図4参照)、ヘリカルギヤ23とピニオンギヤ24との間に配置される衝撃吸収部材25とで構成されており、駆動モータ20からの動力を減速する。
回動部材としての出力ギヤ19は、弁軸12の吸気通路10に収容されていない他端部に弁軸12に対して相対回転不能に固定されている。
次に、出力ギヤ19および減速機構部21の構成について説明する。
図4は、吸気制御用弁装置1の出力ギヤ19および減速機構部21周辺の断面図である。
ヘリカルギヤ23とピニオンギヤ24とは、ウォームギヤ22の軸に垂直に配置されたシャフト26に回動自在に支持されている。ピニオンギヤ24は特許請求の範囲に記載の伝達部材に相当する。衝撃吸収部材25は、ヘリカルギヤ23とピニオンギヤ24との間に、ヘリカルギヤ23およびピニオンギヤ24と一体となって回動可能に配置されている。衝撃吸収部材25は略円筒状である。トルクの伝達が衝撃的に作用してしまう場合、例えば最小位置に弁体13が固定される瞬間において、衝撃吸収部材25が変形する捩れ作用により、ウォームギヤ22に伝達される衝撃荷重を緩和させて、ウォームギヤ22のねじ締め状態が発生することを防止する。弁体13の開閉動作中は、駆動モータ20の回転トルクが衝撃吸収部材25を捩れ作用により撓ませているため、その反力によりギヤのバックラッシュを詰めた状態とすることができる。
出力ギヤ19は部分歯車であり、回動中心に有底の軸穴27が形成されている。出力ギヤ19は軸穴27に弁軸12の他端部が圧入されることによって弁軸12に固定されており、ハウジング15に圧入されたリテーナ28により弁軸12の軸方向の移動が規制されている。図5(A)に示す出力ギヤ19は軸線12a方向から見たときの出力ギヤ19を模式的に示しており、図5(A)に示すように出力ギヤ19は周方向の一部の角度範囲にのみ歯が形成されている。一部の角度範囲とは、具体的には弁体13の最小位置(閉姿勢)と開度が最大になる最大位置(開姿勢)との角度差分またはそれより僅かに広い角度差分に相当する角度範囲である。図4において出力ギヤ19とピニオンギヤ24とが噛み合う位置29は、ピニオンギヤ24から出力ギヤ19に回動駆動力が伝達される駆動力点である。駆動力点29は弁軸12の軸線12aから離間した位置にある。
出力ギヤ19には、軸線12aから離間した位置に、軸線12aに平行な方向に凹む穴30が形成されている。図5(A)に示すように穴30は軸線12aの周方向に長い穴である。
図4に示す規制部材としてのストッパ31は、一端がハウジング15に固定されており、他端側が出力ギヤ19の穴30に収容されている。ストッパ31は、弁体13の最小位置で穴30の閉方向後端側の内壁に当接して出力ギヤ19の閉方向の回動を規制する。なお、ストッパ31は、閉方向の回動の規制に加え、弁体13の最大位置で穴30の開方向後端側の内壁に当接して出力ギヤの開方向の回動を規制するようにしてもよい。
図4に示すように、ストッパ31は、駆動力点29と弁軸12の軸線12aとの中間点と、駆動力点29との間に設けられている。従って、駆動力点29とストッパ31との距離は、弁軸12の軸線12aとストッパ31との距離より短い。この結果、ストッパ31を支点として弁軸12に作用する力は駆動力点29に加わる力より小さくなるので、弁軸12の傾きを低減でき、食い付きが起き難くなる。
図4に示すように、駆動力点29とストッパ31とは、弁軸12の軸線12aに垂直な同一平面上にある。具体的に説明すると、軸線12a方向に延びる穴30の底面は駆動力点29まで達しており、ストッパ31は穴30のほぼ底面まで達している。このため、駆動力点29とストッパ31とはそれぞれ一部が弁軸12の軸線12aに垂直な同一平面32上にある。これにより、弁軸12の傾きをより低減できる。
次に、弁軸12、駆動力点29およびストッパ31の位置について説明する。
図5(A)および図5(B)は、弁軸12の軸線12a方向から見たときの弁軸12、駆動力点29およびストッパ31の位置の一例を示す模式図である。図5(A)および図5(B)は最小位置にある弁体13を示しており、本実施形態では弁体13と吸気通路10の内壁面とのクリアランスを確保するため図示するように最小位置が僅かに開方向Yに傾いている。なお、最小位置は必ずしも傾いている必要はない。駆動力点29は、弁軸12の軸線12aを中心点とし、仮想平面40を0度として、弁体13の開方向であるY方向に0度から180度までの角度範囲に設けられている。
ここで仮想平面40について図3に基づいて説明する。図3において、軸線12aから吸気通路10の壁面まで流れ方向Aに垂直に延びる仮想平面としては、仮想平面40と仮想平面41とがある。弁体13が最小位置になるとき、弁体13の一端50は仮想平面40に近づく。従って仮想平面40は、弁体13が最小位置になるとき弁体13の一端50が近づいてくる方の仮想平面である。
駆動力点29を設ける角度位置は、仮想平面40を0度として弁体13の開方向に0度から180度までの角度範囲内であればどの角度位置であってもよい。例えば図5(B)に示すような位置に駆動力点29が位置するようにピニオンギヤ24やストッパ31を配置してもよい。
ストッパ31は駆動力点29と弁軸12との間に設けられているため、軸線12a方向から見ると、駆動力点29、ストッパ31および軸線12aは図5(A)や図5(B)に示すように一直線上に並ぶ。より具体的にいうと、駆動力点29、ストッパ31の当接面であって穴30の閉方向後端側の壁面に当接する当接面、および軸線12aが一直線上に並ぶ。駆動力点29、ストッパ31の当接面、および弁軸12の軸線12aがこの順で直線上に並んでいると、弁体13が最小位置になったとき、弁軸12には当該直線に対して弁体13の開方向に90度ずれた方向の力が作用する。図5(B)で具体的に説明すると、図5(B)では駆動力点29、ストッパ31の当接面、および弁軸12の軸線12aは直線44上に並んでいる。弁体13を最小位置にするときピニオンギヤ24は図5(B)に示すX方向に回転し、出力ギヤ19はZ方向に回転する。このとき出力ギヤ19は駆動力点29でピニオンギヤ24からP方向の力を受けている。ストッパ31は軸線12aと駆動力点29との間にあるので、弁体13が最小位置になると駆動力点29に加わるP方向の力は、ストッパ31が支点となって弁軸12にR方向の力として作用する。R方向は、図5(B)から明らかなように直線44に対してY方向(開方向)に90度ずれた方向の力である。
次に、弁体13の最小位置において食い付きを防止する作動について説明する。
図1(A)〜図1(C)は、弁体13の最小位置において食い付きを防止する作動を説明するための模式図である。図1(A)〜図1(C)において弁体13は最小位置にあり、矢印Yで示す方向が開方向であるとする。
図1(A)に示すように、仮想平面40を0度として駆動力点29を0度の位置に設けた場合、弁軸12には反時計回りに90度方向の力P1が作用する。90度方向の力P1は吸気の流れ方向Aに平行な力であり、弁体13の一端50と吸気通路10の壁面との距離が維持される方向の力なので、弁体13の一端50は吸気通路10の壁面に近づかない。従って、一端50が吸気通路10の壁面に食い付き難くなり、作動不良を起き難くできる。
図1(B)に示すように、仮想平面40を0度としてY方向に180度の位置に駆動力点29を設けた場合、弁軸12には270度方向の力P2が作用する。270度方向の力P2は吸気の流れ方向Aに平行な力であり、弁体13の一端50と吸気通路10の壁面との距離が維持される方向の力なので、一端50が吸気通路10の壁面に食い付き難くなり、作動不良を起き難くできる。
図1(C)に示すように、0度より大きく180度未満の角度範囲51に駆動力点29を設けた場合、弁軸12には90度より大きく270度未満の角度範囲52の方向の力が作用する。90度より大きく270度未満の角度の力は、弁体13の一端50を吸気通路10の壁面から離間させる向きの力として作用するので、一端50が吸気通路10の壁面に食い付き難くなる。ただし、その力は逆に弁体13の他端51を吸気通路10の壁面に近づける力としても作用する。しかしながら、他端51は吸気通路10の壁面までに距離があるので、他端51が食い付くことはない。従って、作動不良を起き難くできる。
以上説明した本発明の一実施形態に係る吸気制御用弁装置1によると、ストッパ31は駆動力点29と弁軸12の軸線12aとの中間点、または中間点と駆動力点29との間に設けられるので、弁軸12に作用する力を小さくでき、弁体13の食い付きを低減できる。また、弁軸12には弁体13の他端51が吸気通路10の壁面に近づく向きの力が作用する。他端51と吸気通路10との距離は相対的に長いので、他端51が吸気通路10の壁面に近づく向きに力が作用するようにすることにより、弁体13の食い付きをより低減できる。よって吸気制御用弁装置1によると、弁体13の食い付きによる作動不良を防止できる。
また、吸気制御用弁装置1によると、最小位置で出力ギヤ19の捻れが無くなり、出力ギヤ19の信頼性が向上するという効果もある。
なお、本実施形態では回動部材としての出力ギヤ19は部分歯車であり、伝達部材としてのピニオンギヤ24は平歯車であるが、回動部材および伝達部材は例えばローラでもよい。また、例えば回動部材を歯車とし、伝達部材を回動部材と噛み合う直線状のラックとしてもよい。
また、本実施形態では弁体13が弁軸12の軸線12aを挟んで非対称である場合を例に説明したが、弁体は非対称でなくてもよい。その場合は、吸気通路が軸線12aを挟んで非対称であることにより、弁体の一端と吸気通路の壁面までの距離が、弁体の他端と吸気通路の壁面までの距離より短くなる。
本発明の一実施形態に係る駆動力点の位置を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る吸気制御用弁装置の模式図。 本発明の一実施形態に係る弁体の模式図。 本発明の一実施形態に係る吸気制御用弁装置の断面図。 本発明の一実施形態に係る吸気制御用弁装置の模式図。
符号の説明
1 吸気制御用弁装置、12 弁軸、12a 軸線、13 弁体、19 出力ギヤ(回動部材)、20 駆動モータ(アクチュエータ)、24 ピニオンギヤ(伝達部材)、29 駆動力点、31 ストッパ(規制部材)、40 仮想平面、50 一端、51 他端

Claims (4)

  1. 吸気通路を形成するボディに回動可能に軸支され、一端部が前記吸気通路に吸気の流れ方向に垂直な姿勢で収容されている弁軸と、
    前記一端部に固定され前記吸気通路を流れる吸気流量を制御する弁体であって、前記弁体の開度が最小になる最小位置において、前記弁軸の軸線に垂直な方向の前記弁体の一端と前記吸気通路の壁面との距離が、前記弁体の他端と前記吸気通路の壁面との距離より短い弁体と、
    前記弁軸の前記吸気通路に収容されていない他端部に固定される回動部材と、
    前記弁軸から離間した駆動力点で前記回動部材にアクチュエータの回動駆動力を伝達する伝達部材と、
    前記弁体の前記最小位置で前記回動部材に当接して前記回動部材の回動を規制する規制部材とを備え、
    前記規制部材は前記駆動力点と前記軸線との中間点に設けられるか、または前記中間点と前記駆動力点との間に設けられ、
    前記軸線方向から見たとき前記軸線を示す中心点を通り前記流れ方向に垂直な仮想平面を示す直線を前記中心点で分け、前記弁体の開度が最小となる最小位置に前記弁体があるとき前記弁体の前記一端が近い方の前記直線を基準線とすると、前記駆動力点と前記中心点とを結ぶ線分と前記基準線とのなす角度は、前記弁体の開方向に0度から180度までの角度範囲内であることを特徴とする内燃機関の吸気制御用弁装置。
  2. 前記駆動力点と前記規制部材とは前記軸線に垂直な同一平面上にあることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気制御用弁装置。
  3. 前記回動部材および前記伝達部材は歯車であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の吸気制御用弁装置。
  4. 前記弁体は、前記最小位置が前記仮想平面から所定角度ずれていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の内燃機関の吸気制御用弁装置。
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