JP4475013B2 - 半導体装置、液晶表示装置及び検査方法 - Google Patents

半導体装置、液晶表示装置及び検査方法 Download PDF

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本発明は、画素駆動用セルがマトリクス状に配列されるようにして形成される基板の検査方法と、この検査方法を実現する半導体装置と、この検査方法を実現する液晶表示装置とに関するものである。
アクティブマトリクス方式を採用した液晶表示装置が、例えば液晶プロジェクタ装置や、液晶ディスプレイ装置などに広く採用されている。
アクティブマトリクス方式の液晶表示装置は、例えば、反射型液晶表示装置の場合、半導体基板上に対して、画素スイッチと、この画素スイッチに接続される画素容量とを備えた画素セル駆動回路をマトリクス状に配列させるようにして形成している。そして、この半導体基板に対して、共通電極を形成した対向基板を対向させ、これら半導体基板と対向基板との間に液晶を封入するようにした構造を有している。
このような液晶表示装置は、当該液晶表示装置を構成する半導体基板の製造過程において、回路に不良、欠陥が形成されてしまうことがある。具体的には、画素スイッチや画素容量の短絡、ゲート線、データ線の断線若しくは短絡といった不良、欠陥により一部の画素セル駆動回路が正常に動作しなくなってしまう。
このため、液晶表示装置を製造する過程において、半導体基板上の回路に不良、欠陥がないかどうかを検査することが必須となっており、例えば、データ線を介して画素容量に書き込んだ電荷をデータ線に読み出して、データ線の電位変化を検出することで、上記不良、欠陥を検査するといった手法が考案、実施されている。
ところで、液晶表示装置は、当該液晶表示装置を搭載させる、例えば、プロジェクタ装置といった装置本体の小型化に伴う小型化の要請や、解像度を向上させるために単位面積あたりの画素数を増加させるといった要請などがある。
例えば、液晶表示装置のサイズをそのままにし、解像度だけを上げるために画素数を2倍に増やしたり、画素数を変えずにサイズを1/2にしたりすると、どちらの場合にも画素セルのサイズを1/2程度まで縮小させる必要がでてくる。画素セルを正方形とした場合、縦、横のサイズが1/2となり、そのときの画素容量は、1/4となってしまうことになる。
ところが、データ線は、画素セルのサイズが1/2となったことに応じて、1/2に短くなるだけであり、配線幅が変わらないとすれば、データ線の容量は1/2になる。つまり、画素容量が1/4に減少されたのに対して、データ線の容量は1/2に減少したに留まることになる。
また、製造上、画素セル駆動回路が備える画素スイッチを縮小するには限界があり、画素スイッチを最小にした場合に、さらに、画素セル駆動回路のサイズを小さくするには、画素セルのサイズを縮小しなくてはならない。具体的には、上述した液晶表示装置の画素セルのサイズを1/2とした場合において、画素スイッチの縮小限界を考慮すると、画素容量は、1/4以下となってしまうことになる。
したがって、画素セルを小型化すればするほど、画素容量に対するデータ線の容量の比が大きくなり、配線容量が支配的となるため、上述したような検査手法のように、データ線に画素容量から電荷を読み出しても、データ線の電位の変化が小さいため、半導体基板上の回路の不良、欠陥を適切に検査することは大変困難となってしまうといった問題があった。
このような、手法で検査を実施しようとする場合、外部専用検査回路を導入するなど、検査のためだけに新たな設備投資が必要となる上、多大な検査時間とコストが必要となってしまう。また、このような手法で検査を行わない場合には、液晶を封入し、液晶表示装置として完全に組み立てた後に、目視によって不良、欠陥の存在の有無を確認するといった手法しかなく、不良品をわざわざ組み立ててしまうことで、無駄にコストをかけてしまうといった問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、本出願人は、任意の複数画素を同時に読み出すことによるデータ線電位の変化量の微小化を補う手法や、データ線電位を増幅して出力することで、検出電位の微小化を補う手法を考案し、この手法を適用した検査回路を液晶表示装置の半導体基板上に構築することで、液晶表示装置の半導体基板上に形成された回路の不良、欠陥の検査を液晶表示装置を完全に組み立て終える前段で実施することを可能とした(特許文献1参照。)。
特開2003−43945号公報
特許文献1で開示された手法では、データ線自身の電位を検出し増幅したり、またはデータ線の電位レベルの変化を検出し増幅したりするため、検査回路としては、高電圧(例えば、〜15V程度)の電位レベルを増幅/出力する回路となり、高電位を印加可能な高耐圧TR(トランジスタ)で構成する必要がある。この高耐圧TRは、素子サイズが大きいため、このような高耐圧TRを使用する場合、液晶表示装置の画素セル駆動回路の画素セル全ての検査を行うだけの完全な検査回路を半導体基板上に構築することは難しいといった問題がある。
また、近年の映像ソースのフルHD(High Definition)化への対応など、液晶表示装置の高精細化も進んでおり、アクティブマトリクス方式の液晶表示装置が有する画素セルの総数は、200万画素を超え、全画素セルの検査を行うには、専用の外部検査回路を導入した場合でも、非常に多大な時間と、コストが要求されるといった問題がある。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために案出されたものであり、基板に対する所望の検査を実施するにあたり、基板の状態を取得する回路を、高耐圧TRを用いることなく基板上に構成することで、液晶表示装置の小型化要請に対応すると共に、無駄なコストを削減し、簡便で、迅速な検査を実行可能とする半導体装置、液晶表示装置及び検査方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルを半導体基板上にマトリクス状に配置した半導体装置であって、上記画素スイッチを導通状態とする制御信号を、上記マトリクス状に配置された複数の上記画素セルの上記画素スイッチに対して、1列ずつ順次印加して上記画素セルを垂直走査する垂直走査手段と、上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量に書き込む画素データを上記データ線に対して、水平方向に順次印加して上記画素セルを水平走査すると共に、任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にする水平走査手段と、上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記垂直走査手段によって上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅し、任意の基準電圧に加算又は減算して出力する増幅手段とを備える。
また、上述の目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルをマトリクス状に配置した基板と、上記基板に対向して配置される共通電極を有した対向基板と、上記基板と、上記対向基板との間に封入された液晶層とを備える液晶表示装置において、上記基板は、上記画素スイッチを導通状態とする制御信号を、上記マトリクス状に配置された複数の上記画素セルの上記画素スイッチに対して、1列ずつ順次印加して上記画素セルを垂直走査する垂直走査手段と、上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量に書き込む画素データを上記データ線に対して、水平方向に順次印加して上記画素セルを水平走査すると共に、任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にする水平走査手段と、上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記垂直走査手段によって上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅し、任意の基準電圧に加算又は減算して出力する増幅手段とを備える。
さらにまた、上述の目的を達成するために、本発明に係る検査方法は、画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルをマトリクス状に配置した基板の検査方法であって、任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にし、上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅手段によって増幅し、上記増幅手段によって増幅された上記データ線の電位の変化分を、任意の基準電圧に加算又は減算して出力し、出力結果に基づいて当該基板に関する所望の検査を実行する。
本発明は、任意の1つの画素容量への画素データの書き込み終了後、画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にし、データ線がハイインピーダンス状態とされた後、画素スイッチが導通状態となったことに応じて、画素容量から読み出された画素データによるデータ線の電位の変化分のみを増幅手段によって増幅し、増幅手段によって増幅されたデータ線の電位の変化分を、任意の基準電圧に加算又は減算して出力し、出力結果に基づいて基板に関する所望の検査を実行する。
これにより、高耐圧TRなどを用いずに、低耐圧TRのみで上記電位の変化分のみを検出する検出回路を構築できるため、液晶表示装置の画素セルのサイズが縮小された場合に顕著となる、データ線の配線容量に対する画素容量の容量値の小ささを補償すると共に、検出回路を小面積とすることができるため、液晶表示装置のサイズの縮小化や、画素数の増加に対応することを可能とする。
また、本発明は、増幅手段から出力されたアナログ値である出力結果を、デジタル値に変換し、デジタル値に変換された出力結果に基づいて、基板に関する所望の検査を実行することで、検査時間の短縮を可能とする。
さらに、また、本発明は、増幅手段が、データ線の電位の変化分を増幅する増幅率を上げることで、上記任意の基準電圧に加算又は減算して出力する出力結果を2値化する。さらに、画素データが書き込まれた画素容量の電位と、任意の電圧が印加されたデータ線の電位とから、2値化された出力結果の期待値を算出し、算出された期待値と、増幅手段によって出力される2値化された出力結果とを比較することで、基板に関する所望の検査を実行する。これにより、検査時間を、更に大幅に短縮することを可能とする。
したがって、本発明は、外部に設けた大がかりな専用の検査装置を導入して、基板の所望の検査を実行する場合と比較して、大幅な設備投資の削減、検査時間の短縮による検査コスト削減、無駄に不良品を組み立ててしまうことを回避することによるコスト削減といったような、液晶表示装置の基板を検査する際に伴う、あらゆる無駄なコストを削減することを可能とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明をする。なお、本発明は、以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることはいうまでもない。
まず、図1を用いて、本発明が適用されるアクティブマトリクス方式の反射型の液晶表示装置の一般的な構成について説明をする。なお、この液晶表示装置における画素容量値の適正値の確認、画素データ書き込み時間の確認、画素容量の短絡/リーク検査、画素スイッチの機能検査、ゲート線の短絡/断線検査、データ線の短絡/断線検査などといった各種検査を実行するための構成については、第1の実施の形態、第2の実施の形態として後で詳細に説明をするため、ここでは省略をする。
図1に示すようにアクティブマトリクス方式の反射型の液晶表示装置100は、半導体基板上に、マトリクス状に配列された複数の画素セル駆動回路vh(v,hは、それぞれ自然数)と、シフトレジスタを備えた垂直走査回路2及び水平走査回路3とを備えている。
画素セル駆動回路vhは、画素スイッチSvhと、画素容量Cvhと、画素電極Pvhとを備えている。
画素スイッチSvhは、例えば、Nチャンネル型のFET(Field Effect Transistor)が用いられる。画素スイッチSvhのソース(S)は、画素容量Cvhを介して共通電極(又はグランド)と接続されている。また、画素スイッチSvhのソースと画素容量Cvhとの接続点には、画素電極Pvhが接続されている。さらに、画素スイッチSvhのゲート(G)に対しては、垂直走査回路2から引き出されるゲート線Gvが接続され、ドレイン(D)に対しては、水平走査回路3から引き出されるデータ線Dhが接続される。
なお、液晶表示装置100において「画素セル」は、画素電極Pvhごとに対応した液晶層における表示領域のことを指し、これが一つの画素である。
垂直走査回路2は、水平方向に引き出され、画素セル駆動回路vhが備える画素スイッチSvhのゲートに接続されたゲート線G1,G2・・・Gvを順次操作する。また、水平走査回路3は、垂直方向に引き出され、画素セル駆動回路vhが備える画素スイッチSvhのドレインに接続されたデータ線D1,D2,D3・・・Dhを順次走査する。
このようにして形成される半導体基板に対しては、共通電位Vcomが印加される共通電極を有した対向電極を対向させるようにして配置する。そして、このようにして対向する位置関係により配置された半導体基板と対向電極との間に液晶を封入することで液晶層5が形成される。液晶表示装置100全体としてはこのような構成を有することになる。
このような構成の液晶表示装置100は、以下のようにして画素に電荷が書き込まれることになる。まず、垂直走査回路2によってゲート線G1が立ち上がると、1行目の画素スイッチS11〜Svhがオンする。画素スイッチS11〜Svhがオンした後、水平走査回路3によってデータ線D1がドライブされると、画素スイッチS11を介して画素容量C11にデータが書き込まれる。
次に、水平走査回路3は、データ線D1のドライブをストップして、画素スイッチS11をオフにし、さらにデータ線D2をドライブして、画素スイッチS12をオンする。これにより、画素容量C11に書き込まれたデータは保持されて、画素スイッチS12を介して画素容量C12にデータが書き込まれる。これを順次、データ線Dhまで繰り返すことで水平方向の一行目の画素へデータを書き込むことができる。
水平方向の一行目の画素へのデータ書き込みが終了したら、垂直駆動回路2は、ゲート線G1を立ち下げ、ゲート線G2を立ち上げる。水平走査回路3は、ゲート線G2が立ち上がったことに応じて、順次、データ線D1〜Dhをドライブして、上述したように水平方向の画素へのデータ書き込みを実行する。この動作を、ゲート線Gvまで全て繰り返すことで、液晶表示装置100の全ての画素に対するデータの書き込みが実行される。
このような液晶表示装置100の画素へのデータの書き込み動作は、図2に示すようなタイミングチャートに基づいて実行されることになる。
続いて、図2に示すタイミングチャートを用いて、液晶表示装置100が備える画素セル駆動回路hvの駆動動作について説明をする。
図2(a),(b),(c)は、ゲート線G1,G2,G3に印加される電圧の波形を示した図である。図2(d)は、ゲート線G1に電圧が印加された際の立ち上がり前後の時間である時間領域Aを拡大して示した図であり、図2(e),(f),(g)は、時間領域Aにおいて、データ線D1,D2,D3に印加される電圧の波形を示した図であり図2(h),(i),(j)は、そのときに画素容量C11,C12,C13に書き込まれた電荷による電位を示した図である。
垂直走査回路2は、シフトレジスタによって、その出力を1ラインずつシフトさせていく。これにより、図2(a),(b),(c)に示すように、ゲート線G1→G2→G3・・・の順で、垂直方向に沿ってゲート線を線順次的に走査することになる。走査期間においては、ゲート線G1,G2,G3に電源電圧VDDが印加されるが、このとき、そのゲート線に接続された画素スイッチS11〜S1h,S21〜S2h,S31〜S3hは、オン状態となる。また、走査が行われていないときには、グランド電位VSSとなって、画素スイッチS11〜S1h,S21〜S2h,S31〜S3hは、オフ状態となる。
図2(d)に示すようにして、ゲート線G1の走査が開始されると、上述したようにゲート線G1に接続される行に配列されている画素スイッチS11〜S1hは全てオン状態となる。
そして、ゲート線G1が走査されている期間内においては、水平走査回路3は、図2(e)〜(g)に示すようにして、データ線D1→D2→D3・・・の順で水平方向にデータに対応した電圧V1,V2,V3・・・を印加していく。つまり、水平方向における走査を行う。水平走査回路3もシフトレジスタによって、出力を印加すべきデータ線を順次シフトさせていくことで、上述した動作を得るようにされる。
先ず、図2(e)に示すようにしてデータ線D1が走査されると、このときオン状態にある画素スイッチS11を介して電圧V1のレベルに対応する電荷が蓄積されることになる。つまり、1つの画素に対するデータの書き込みが行われる。これによって、画素容量C11には、蓄積された電荷に対応した電位が発生する。ここでは、電圧値V1に対応させて電位V1として示している。
この電位V1は、画素電極P11にも現れることになる。そして、この画素電極P11の電位V1と、これに対向する対向電極の共通電位Vcomとの電位差に応じて、画素電極P11の位置に対応する液晶層5の液晶が励起されることになる。つまり、画素セルが駆動される。
なお、画素容量Cvhに蓄積された電荷、つまりデータは、図2(e)のデータ線D1の走査タイミングと、図2(h)の電荷蓄積タイミングからも分かるように、1つのデータ線に対する走査(データの書き込み)が終了して、次のデータ線の走査に移行した後も、継続して保持されるようになっており、液晶(画素セル)を励起し続けることになる。
このようにして、データ線D1の走査が行われた後は、図2(f)に示すようにしてデータ線D2の走査が行われることになる。そして、同様にして、図2(i)に示されるように、画素スイッチS12を介して画素容量C12に対してデータの書き込みが行われる。
また、この後においては、図2(g)に示すようにして次のデータ線D3の走査が行われ、図2(j)に示すように、画素スイッチS13を介して画素容量C12に対してデータの書き込みが行われることになる。
1行分の水平方向の走査が終了して、これと共に、ゲート線G1に対する走査も終了すると、続いては、図2(b)に示すようにして、次のゲート線G2に対する走査が開始される。そして、このゲート線G2を走査している期間内においても、図2(e)〜図2(j)で説明したように、水平方向における走査、つまりゲート線G2に対応する水平ラインの画素セルへのデータの書き込みが行われる。
そして、この後も、図2(c)に示すようにして、次のゲート線G3を走査した状態で、図2(e)〜図2(j)に示されるタイミングによって、ゲート線G3に対応する水平ラインの画素セルへのデータの書き込みを行う。
以降は、残るゲート線Gvまでを順次走査していくとともに、各ゲート線の走査期間内においては、同様に、そのゲート線に対応する水平ラインの画素セルへのデータ書き込みを行っていく。
このようにして、アクティブマトリクス方式の液晶表示装置100では、垂直走査回路2及び水平走査回路3によって、ゲート線Gvを順次駆動し、1ゲート線Gvの走査期間内において、データ線Dhを順次駆動してデータを書き込み、画素セルを順次駆動していく。
{第1の実施の形態}
このような液晶表示装置100は、画素容量値の適正値の確認、画素データ書き込み時間の確認、画素容量Cvhの短絡/リーク検査、画素スイッチSvhの機能検査、ゲート線Gvhの短絡/断線検査、データ線Dvhの短絡/断線検査などといった各種検査を実行するために、図3に示すような構成の液晶表示装置となる。図3に示す液晶表示装置を液晶表示装置100Aとする。
なお、図3において、図1に示した液晶表示装置100と同一とされる箇所については、同一符号を付して、説明を省略する。また、図3においては、主として、液晶表示装置100Aの半導体基板に形成される回路部を示すものとし、図1で示した液晶層5、共通電位Vcomが印加される対向電極の図示を省略している。さらに、図3では、図1で示した各画素スイッチSvhのソース(S)に対して接続されている画素電極Pvhの図示も省略している。図3に示す液晶表示装置100Aでは、画素容量Cvhの端部は、共通電極ではなく、グランドに対して設置されているが、図1に示した液晶表示装置100と同様に、共通電極に接続するようにしてもよい。
図3に示すように、液晶表示装置100Aは、上述した各種検査を実行するために、半導体基板上に検出回路部10が形成されている。この検出回路部10の出力端子Voutは、検出回路部10で検出された検出値を用いて、上述したような各種検査を実行するための検査装置11に接続されている。
図3を用いて、検出回路部10の構成について説明する。検出回路部10は、演算増幅器Amp1を備えている。この演算増幅器Amp1の反転入力端子(−)には、画素スイッチSvhのドレインに接続された各データ線Dhが、それぞれデータ線選択スイッチSDhを介し、さらに、DC(Direct Current)成分を除去する容量C1を経由して接続されている。一方、演算増幅器Amp1の非反転入力端子(+)には、任意の基準電圧Vrefが印加されている。
この演算増幅器Amp1の出力端子Voutは、演算増幅器Amp1の反転入力端子(−)に、DC成分を除去する容量C2を介して負帰還されている。また、演算増幅器Amp1の出力端子Voutと反転入力端子(−)との間には、容量C2と並列に帰還スイッチング素子SW1が設けられている。
続いて、図4に示すタイミングチャートを用いて、検出回路部10及び検査装置11による検査処理における検出回路部10の処理動作の手順について説明をする。図4(a)は、画素スイッチSvhのオン状態(導通状態)、オフ状態(非導通状態)を示しており、図4(b)は、画素容量Cvhの画素容量電位を示しており、図4(c)は、データ線Dhのデータ線電位を示しており、図4(d)は、演算増幅器Amp1の出力端子Voutの値を示している。なお、VSSは、グランド電位を示している。
この検出回路部10及び検査装置11による検査処理は、例えば、少なくとも図3に示すような回路が半導体基板上に形成された時点、つまり液晶が封入され、液晶表示装置100Aとしての完成品となる前段で実行されることになる。
手順1:まず、上述したように、液晶表示装置100において画素容量Cvhへデータを書き込んだ際と同様にして、垂直走査回路2、水平走査回路3を動作させ、画素スイッチSvhをオン状態にし(図4(a)参照。)、データ線Dn、オン状態となった画素スイッチSvhを介して画素容量Cvhに対して電荷、つまり画素データを書き込み、画素容量電位Vcapを電位Vcとする(図4(b)参照。)。
手順2:次に、画素スイッチSvhをオフ状態(図4(a)参照)とした後、データ線Dnのデータ線電位Vdataを任意の電位Vdとし、ハイインピーダンス状態にする。この時、データ線選択スイッチSDnがオン状態となる。
また、この時点では、帰還スイッチング素子SW1もオン状態となっており、演算増幅器Amp1の反転入力端子(−)と、出力端子Voutとは短絡されている。演算増幅器Amp1は、このように帰還スイッチング素子SW1を介して負帰還されているため、反転入力端子(−)及び出力端子Voutの電位は、非反転入力端子(+)に印加された任意の基準電圧Vrefと同電位となっている(図4(d)参照。)。このように、帰還スイッチング素子SW1がオン状態となっている場合をリセット状態と呼ぶ。
手順3:帰還スイッチング素子SW1をオフ状態にした後、画素スイッチSvhをオン状態とし(図4(a)参照。)、画素容量Cvhから電位Vcを読み出す。データ線Dnのデータ線電位Vdataは、電位Vcが読み出されたことで、電位Vdから電位Vd’へと変化することになる(図4(c)参照。)。データ線Dnのデータ線電位Vdataと、画素容量Cvhの画素容量電位Vcapは、電位Vd’で同電位となる(図4(b)、図4(c)参照。)。
このとき、演算増幅器Amp1の反転入力端子(−)の電位は、手順2において、画素スイッチSvhがオフ状態であった場合の電位Vrefから、データ線Dhのデータ線電位Vdataの変化量であるΔV=(Vd’−Vd)分だけ変化することになる。帰還スイッチング素子SW1は、オフ状態となっているため、演算増幅器Amp1は、容量C2を介して負帰還がかかっている。したがって、反転入力端子(−)における変化分を打ち消すように、出力端子Voutの電位が変化することになる。
具体的には、演算増幅器Amp1の増幅率が理想的に十分大きいとみなせる場合には、出力電圧Voutは、任意の基準電圧Vrefから、データ線電位Vdataの変化量ΔVを、容量C1と容量C2との容量値の比によって増幅した電圧値を、例えば、減算した値、つまり、Vout=(Vref−(C1/C2)×ΔV)のようになる(図4(d)参照。)。ここでは、データ線電位Vdataの変化量ΔVを増幅した値を、基準電圧Vrefから減算する場合について示したが、ΔVによっては、基準電圧Vrefに加算される場合もある。
したがって、検出回路部10の出力端子Voutから出力される電位を、任意の基準電圧Vrefと比較することで、容易にデータ線Dhの電位変化量を検出することができる。垂直走査回路2、水平走査回路3によって垂直方向、水平方向に順次操作しながら、手順1〜手順3までの工程を繰り返すことで、全ての画素に対する検査を実行することができる。
このように、検出回路部10は、画素容量Cvhに書き込んだ電荷を、データ線Dvhに読み出した際の微小な電位変化量のみを取り出して演算増幅器Amp1で増幅し、基準電圧Vrefに加算又は減算した値を検出結果として出力する。したがって、検出回路部10は、高耐圧TRなどを用いて構成しなくとも、低耐圧TRで十分実現可能なため、液晶表示装置100Aの画素セルのサイズが縮小された場合に顕著となる、データ線Dvhの配線容量に対する画素容量Cvhの容量値の小ささを補償するとともに、当該検出回路部10を小面積とすることができる。つまり、液晶表示装置100Aのサイズの縮小化や、画素数の増加に対応することができる。
検出回路部10で検出された電位変化量は、後段の検査装置11に入力される。検査装置11は、この電位変化量から、例えば、画素容量値の適正値の確認、画素データ書き込み時間の確認、画素容量Cvhの短絡/リーク検査、画素スイッチSvhの機能検査、ゲート線Gvhの短絡/断線検査、データ線Dvhの短絡/断線検査などといった各種検査を実行する。
また、図示しないが、検出回路部10は、演算増幅器Amp1の出力端子Voutと接続させ、アナログ値である電位変化量をデジタル値に変換するA/D(Analog to Digital)コンバータを備えていてもよい。このように、検出回路部10に、A/Dコンバータを備えることで、演算増幅器Amp1から得られる検査結果をデジタル値として扱えるため、検査装置11における検査時間の短縮を促進することができる。もちろん、このA/Dコンバータも低耐圧TRで構成することができる。
{第2の実施の形態}
続いて、第1の実施の形態で示した液晶表示装置100Aの検出回路部10、検査装置11による検査処理で要する処理時間を更に短縮する手法について説明をする。検査処理に要する処理時間を短縮するためには、液晶表示装置100Aの検出回路部10を、図5に示すような構成の検出回路部20に代えた液晶表示装置100Bが考えられる。
液晶表示装置100Bは、図3に示した液晶表示装置100Aの検出回路部10を検出回路部20に代えた以外は、液晶表示装置100Aと全く同一の構成であるため、重複する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
図5を用いて、液晶表示装置100Bの半導体基板上に形成された検出回路部20の構成について説明をする。検出回路部20は、反転増幅器INV5、反転増幅器INV6を備えている。
反転増幅器INV5の入力端子Vin5には、画素スイッチSvhのドレインに接続された各データ線Dhが、それぞれデータ線選択スイッチSDhを介し、さらにDC成分を除去する容量C3を経由して接続されている。また、反転増幅器INV5の出力端子Vout5は、DC成分を除去する容量C5を介して、入力端子Vin5に負帰還されている。また、反転増幅器INV5の入力端子Vin5と、出力端子Vout5との間には、容量C5と並列に帰還スイッチング素子SW5が設けられている。反転増幅器INV5は、出力端子Vout5に接続されたDC成分を除去する容量C4を介して、反転増幅器INV6と接続される。
反転増幅器INV6の入力端子Vin6には、上述した容量C4が接続されている。また、反転増幅器INV6の出力端子Vout6は、DC成分を除去する容量C6を介して、入力端子Vin6に負帰還されている。また、反転増幅器INV6の入力端子Vin6と出力端子Vout6との間には、容量C6と並列に帰還スイッチング素子SW6が設けられている。
続いて、図6に示すタイミングチャートを用いて、検出回路部20及び検査装置11による検査処理における検出回路部20の処理動作の手順について説明をする。図6(a)は、画素スイッチSvhのオン状態(導通状態)、オフ状態(非導通状態)を示しており、図6(b)は、画素容量Cvhの画素容量電位を示しており、図6(c)は、データ線Dhのデータ線電位を示しており、図6(d)は、反転増幅器INV6の出力端子Vout6の値を示している。なお、VSSは、グランド電位を示している。
この検出回路部20及び検査装置11による検査処理は、例えば、少なくとも図5に示すような回路が半導体基板上に形成された時点、つまり液晶が封入され、液晶表示装置100Bとしての完成品となる前段で実行されることになる。
手順1:まず、垂直走査回路2、水平走査回路3を動作させ、画素スイッチSvhをオン状態にし(図6(a)参照。)、データ線Dn、オン状態となった画素スイッチSvhを介して画素容量Cvhに対して電荷を書き込み、画素容量電位Vcapを電位Vcとする(図6(b)参照。)。
手順2:次に、画素スイッチSvhをオフ状態(図6(a)参照)とした後、データ線Dnのデータ線電位Vdataを任意の電位Vdとし、ハイインピーダンス状態にする。この時、データ線選択スイッチSDnがオン状態となる。
また、この時点では、帰還スイッチング素子SW5,SW6もオン状態となっており、反転増幅器INV5、反転増幅器INV6は、それぞれ入力端子と、出力端子とが短絡され、出力端子Vout5、Vout6は同電位となって、任意の中間電圧Vrefとなる(図6(d)参照。)。このように、帰還スイッチング素子SW5,SW6がオン状態となっている場合をリセット状態と呼ぶ。
手順3:帰還スイッチング素子SW5,SW6をオフ状態にした後、画素スイッチSvhをオン状態とし(図6(a)参照。)、画素容量Cvhから電位Vcを読み出す。データ線Dnのデータ線電位Vdataは、電位Vcが読み出されたことで、電位Vdから電位Vd’へと変化することになる(図6(c)参照。)。データ線Dnのデータ線電位Vdataと、画素容量Cvhの画素容量電位Vcapは、電位Vd’で同電位となる(図6(b)、図6(c)参照。)。
このとき、反転増幅器INV5の出力端子Vout5の電位は、手順2において、画素スイッチSvhがオフ状態であった場合の電位Vrefから、データ線Dhのデータ線電位Vdataの変化量であるΔV=(Vd’−Vd)分だけ変化することになる。帰還スイッチング素子SW5は、オフ状態となっているため、反転増幅器INV5は、容量C5を介して負帰還がかかっている。したがって、入力端子Vin5における変化分を打ち消すように、出力端子Vout5の電位が変化することになる。
具体的には、反転増幅器INV5の増幅率が理想的に十分大きいとみなせる場合には、出力電圧Vout5は、任意の電圧Vrefから、データ線電位Vdataの変化量ΔVを、容量C3と容量C5との容量値の比によって増幅した電圧値を、例えば、減算した値、つまり、Vout5=(Vref−(C3/C5)×ΔV)のようになる。ここでは、データ線電位Vdataの変化量ΔVを増幅した値を、基準電圧Vrefから減算する場合について示したが、ΔVによっては、基準電圧Vrefに加算される場合もある。
同様に、反転増幅器INV6の出力端子Vout6の電位は、反転増幅器INV5の出力変化分を容量C4,C6の比によって増幅した電圧値をVrefに、例えば、加算した値、つまりVout6=(Vref+(C3/C5)(C4/C6)×ΔV)のようになる(図6(d)参照。)。ここでは、データ線電位Vdataの変化量ΔVを増幅した値を、基準電圧Vrefから加算する場合について示したが、ΔVによっては、基準電圧Vrefに加算される場合もある。
垂直走査回路2、水平走査回路3によって垂直方向、水平方向に順次操作しながら、手順1〜手順3までの工程を繰り返すことで、全ての画素に対する検査を実行することができる。
このように、反転増幅器INV5,INV6の増幅率が十分に大きい場合、Vout6の電位は、反転増幅器INV5,INV6の電源電圧VDD又はグランド電位VSSまでフルスイングする。つまり、検出回路部20は、出力端子Vout6から、データ線Dhの電位変化量を“High”又は“Low”に2値化したデジタル値を出力することになる。
したがって、画素スイッチSvh、画素容量Cvh、データ線Dh、ゲート線Gvに異常がなければ、画素容量Cvhに書き込まれた電位と、データ線Dhにチャージされた電位との高低の関係により、Vout6が“High”となるのか、“Low”となるのかの期待値が決まることになる。
検出回路部20は、このVout6の出力結果と、期待値とを比較した結果を検査装置11に出力すれば、例えば、画素容量値の適正値の確認、画素データ書き込み時間の確認、画素容量Cvhの短絡/リーク検査、画素スイッチSvhの機能検査、ゲート線Gvhの短絡/断線検査、データ線Dvhの短絡/断線検査などといった各種検査を短時間で行うことができる。特に、全画素について検査を行った場合など、検査時間の大幅な短縮を実現することができる。
また、検出回路部20は、液晶表示装置100Aが備える検出回路部10と同様に、高耐圧TRなどを用いて構成しなくとも、低耐圧TRで十分実現可能なため、液晶表示装置100Bの画素セルのサイズが縮小された場合に顕著となる、データ線Dvhの配線容量に対する画素容量Cvhの容量値の小ささを補償するとともに、当該検査回路部20を小面積とすることができる。つまり、液晶表示装置100Bのサイズの縮小化や、画素数の増加に対応することができる。
なお、検出回路部20が備える反転増幅器INV5,INV6は、増幅率を上げるために2段で構成しているが、本発明は、このように反転増幅器の数に限定されるものではなく、検出回路部20によって2値化された出力結果が得られれば、どのような構成であってもかまわない。
また、本発明を実施するための最良の形態として示した液晶表示装置100、100A、100Bは、半導体基板上に画素セル駆動回路vhなどの回路が形成されたアクティブマトリクス方式の反射型の液晶表示装置であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、絶縁基板であるガラス基板上に画素セル駆動回路などが形成されたTFT(Thin Film Transistor)アレー基板や、TFTアレー基板を搭載した透過型のTFT液晶ディスプレイなどにも、適用することができる。この場合も、全く同様に、基板に関する上述したような所望の検査を良好に実行することができる。
本発明を実施するための最良の形態として示す液晶表示装置の一般的構成について説明するための図である。 同液晶表示装置において、画素へのデータ書き込み動作について説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態として示す液晶表示装置について説明するための図である。 同液晶表示装置において、検出回路部の処理動作について説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態として示す液晶表示装置について説明するための図である。 同液晶表示装置において、検出回路部の処理動作について説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10,20 検出回路部、100,100A,100B 液晶表示装置、vh 画素セル駆動回路(v,hは自然数)、Svh 画素スイッチ、Cvh 画素容量、Amp 演算増幅器、INV5,INV6 反転増幅器

Claims (11)

  1. 画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルを半導体基板上にマトリクス状に配置した半導体装置において、
    上記画素スイッチを導通状態とする制御信号を、上記マトリクス状に配置された複数の上記画素セルの上記画素スイッチに対して、1列ずつ順次印加して上記画素セルを垂直走査する垂直走査手段と、
    上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量に書き込む画素データを上記データ線に対して、水平方向に順次印加して上記画素セルを水平走査すると共に、任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にする水平走査手段と、
    上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記垂直走査手段によって上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅し、任意の基準電圧に加算又は減算して出力する増幅手段とを備えること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 上記増幅手段は、上記データ線の電位の変化分を増幅する増幅率を上げることで、上記任意の基準電圧に加算又は減算して出力する出力結果を2値化すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 上記画素データが書き込まれた上記画素容量の電位と、上記任意の電圧が印加された上記データ線の電位とから上記増幅手段によって出力する2値化された上記出力結果の期待値を算出する算出手段と、
    上記算出手段によって算出された上記期待値と、上記増幅手段によって出力される2値化された上記出力結果とを比較する比較手段とを備えること
    を特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 上記増幅手段から出力されたアナログ値である出力結果を、デジタル値に変換するアナログデジタル変換手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルをマトリクス状に配置した基板と、上記基板に対向して配置される共通電極を有した対向基板と、上記基板と、上記対向基板との間に封入された液晶層とを備える液晶表示装置において、
    上記基板は、上記画素スイッチを導通状態とする制御信号を、上記マトリクス状に配置された複数の上記画素セルの上記画素スイッチに対して、1列ずつ順次印加して上記画素セルを垂直走査する垂直走査手段と、
    上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量に書き込む画素データを上記データ線に対して、水平方向に順次印加して上記画素セルを水平走査すると共に、任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にする水平走査手段と、
    上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記垂直走査手段によって上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅し、任意の基準電圧に加算又は減算して出力する増幅手段とを備えること
    を特徴とする液晶表示装置。
  6. 上記増幅手段は、上記データ線の電位の変化分を増幅する増幅率を上げることで、上記任意の基準電圧に加算又は減算して出力する出力結果を2値化すること
    を特徴とする請求項5記載の液晶表示装置。
  7. 上記画素データが書き込まれた上記画素容量の電位と、上記任意の電圧が印加された上記データ線の電位とから上記増幅手段によって出力する2値化された上記出力結果の期待値を算出する算出手段と、
    上記算出手段によって算出された上記期待値と、上記増幅手段によって出力される2値化された上記出力結果とを比較する比較手段とを備えること
    を特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  8. 上記増幅手段から出力されたアナログ値である出力結果を、デジタル値に変換するアナログデジタル変換手段を備えること
    を特徴とする請求項5記載の液晶表示装置。
  9. 画素スイッチと、上記画素スイッチに接続され、データ線を介して書き込まれた画素データを保持する画素容量とからなる複数の画素セルをマトリクス状に配置した基板の検査方法において、
    任意の1つの上記画素容量への上記画素データの書き込み終了後、上記画素スイッチが非導通状態とされたことに応じて、上記データ線に任意の電圧を印加して、ハイインピーダンス状態にし、
    上記データ線がハイインピーダンス状態とされた後、上記画素スイッチが導通状態となったことに応じて、上記画素容量から読み出された画素データによる上記データ線の電位の変化分のみを増幅手段によって増幅し、
    上記増幅手段によって増幅された上記データ線の電位の変化分を、任意の基準電圧に加算又は減算して出力し、
    出力結果に基づいて当該基板に関する所望の検査を実行すること
    を特徴とする検査方法。
  10. 上記増幅手段は、上記データ線の電位の変化分を増幅する増幅率を上げることで、上記任意の基準電圧に加算又は減算して出力する出力結果を2値化し、
    上記画素データが書き込まれた上記画素容量の電位と、上記任意の電圧が印加された上記データ線の電位とから、上記2値化された出力結果の期待値を算出し、
    算出された上記期待値と、上記増幅手段によって出力される2値化された上記出力結果とを比較することで、当該基板に関する所望の検査を実行すること
    を特徴とする請求項9記載の検査方法。
  11. 上記増幅手段から出力されたアナログ値である出力結果を、デジタル値に変換し、
    デジタル値に変換された上記出力結果に基づいて、当該基板に関する所望の検査を実行すること
    を特徴とする請求項9記載の検査方法。
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