JP4474785B2 - 排気ガス還流装置導入部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの吸気管に排気ガスを還流させる排気ガス還流装置に用いられる排気ガス導入部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許公報第2582966号(従来の技術という)には、排気管から樹脂製吸気管内に還流させる排気ガス(EGRガスという)を導く排気還流管が取り付けられる内燃機関の排気還流装置において、前記排気還流管を貫通させる筒型のアウタチューブを前記吸気マニホルドに結合し、アウタチューブの一端を吸気マニホルドの内側で排気還流管に結合し、排気還流管とアウタチューブの間に外部に開放される断熱吸気層を形成した内燃機関の排気還流装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の技術においては、EGRガス導入部はアウタチューブとインナチューブからなる二重管で構成されている。この二重管のうち、アウタチューブは吸気管に結合される部分を構成し、インナチューブはEGRガス還流管と一体に構成されている。従って、従来の技術のEGRガス導入部においては、EGRガス還流管の質量による応力はアウタチューブが吸気管に結合されたところと、インナチューブとアウタチューブとが接合されるところに集中的に加わる。このため、従来の技術においては、応力が集中するアウタチューブの吸気管への結合部と、アウタチューブとインナチューブの接合部とをより強固な構造とすることが求められる。
【0004】
しかしながら、上記した応力が集中する部分の強度を確保するために、例えば、アウタチューブとインナチューブの肉厚を増加させると、インナチューブが受けるEGRガスの熱がより多くアウタチューブに伝導してしまう。アウタチューブは樹脂製の吸気管に取り付けられているので、インナチューブからアウタチューブへの熱伝導量の増加によって、EGRガスの熱量がより多く吸気管に伝導してしまうこととなり、吸気管とアウタチューブとの結合部の温度の上昇を引き起こす。このため、樹脂製の吸気管のさらなる耐熱性を確保する必要が生じてしまい、問題である。
【0005】
また、上記した従来の技術においてはインナチューブとEGRガス還流管とが一体的に構成されている(あるいは一体的に接合されている)ため、排気管からEGRガス還流管を介して伝導する熱も吸気管内の吸入空気に伝導する。このため、吸入空気はEGRガスから受熱する熱だけでなく、EGRガス還流管から伝導する熱も受熱することになり、その温度が過度に上昇するという問題が生じる。
【0006】
それゆえ、本発明は、EGRガスから受熱する熱以外の吸入空気への熱の授受を防止すると共に、インナチューブからアウタチューブへの熱伝導量を増加させることのない軽量かつ強固な構造の排気ガス還流装置の導入部構造を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために請求項1の発明にて講じた技術的手段は、エンジンの排気ガスをその排気管から吸気管へ還流させる排気ガス還流通路と、該排気ガス還流通路に一端側で取り付けられるアウタチューブと、該アウタチューブの他端側で該アウタチューブと接合されると共に、前記還流させる排気ガスを導入する通路を前記吸気管内に形成する前記アウタチューブの内側に配置されたインナチューブと、前記インナチューブと前記アウタチューブとが接合される部分は前記吸気管内に配置されている排気ガス還流装置導入部構造において、前記アウタチューブと前記インナチューブの間にはそれらの径方向に所定のクリアランスが形成され、該クリアランスは前記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画される内部空間内に前記一端側で開口し、前記インナチューブの構成する通路と、前記排気ガス還流通路とがその軸方向において離隔して設けられていることである。
【0008】
上記した手段によれば、前記排気ガス還流通路に対して前記インナチューブの他端側が離隔して設けられていることによって、排気ガス還流通路からインナチューブへの熱の伝導が遮断される。これによって、インナチューブにはその周囲に存在するEGRガスから受熱する熱量だけが伝導することになり、吸入空気へ伝導させるべき熱量が低減する。このため、インナチューブに伝導した熱を吸入空気に伝導させるアウタチューブが備えるべき(吸入空気への熱を伝導する部分の)伝導量(吸入空気への放熱量)が低減できるので、導入部構造を軽量化できる。
【0009】
また、上記した課題を解決するために請求項2の発明にて講じた技術的手段は、請求項1にて講じた技術的手段に加えて、前記アウタチューブに前記吸気管内に開口し、前記空気層内に前記吸気管内の吸入空気を流通させる孔部を設けたことである。
【0010】
上記した手段によれば、前記アウタチューブに前記吸気管内に開口し、前記空気層内に前記吸気管内の吸入空気を流通させる孔部を設けたことによって、前記空気層に吸入空気が流動するので、インナチューブ及びアウタチューブを効率よく冷却することができる。
【0011】
また、上記した課題を解決するために請求項3の発明にて講じた技術的手段は、請求項1または2にて講じた技術的手段に加えて、前記排気ガス還流通路は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取り付けられ、前記導入部構造は前記アウタチューブに設けられた前記第1フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フランジ部にて前記吸気管と取り付けられていることである。
【0012】
上記した手段によれば、前記排気ガス還流管は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取り付けられ、前記アウタチューブに設けられた前記第1フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フランジ部にて前記吸気管と取り付けられていることによって、アウタチューブとインナチューブとの接合部への応力の集中が緩和でき、アウタチューブ及び、インナチューブを軽量に構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に従った第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明の排気ガス還流装置の導入部構造の第1実施形態を示す断面図であり、図2は、その斜視図である。
【0015】
図1、2を用いて本発明の第1実施形態を説明する。
【0016】
図1、2において、導入部構造1は、アウタチューブ2と、インナチューブ3とから構成されている。アウタチューブ2はインナチューブ3の外周を覆い、他端側(図示下方向)でインナチューブ3と接合される接合部2aを有する。図2に示すように、アウタチューブ2はその他端側においてその内径がインナチューブ3の外径に一致するように縮径するテーパ部2bを有し、テーパ部2bよりも一端側には所定の内径を有する円筒状の円筒部2cが形成されている。
【0017】
インナチューブ3は、アウタチューブ2よりも他端側に突出する軸方向長さを有する円筒で構成されている。インナチューブ2は一端、他端の両側が開口し、他端側は吸気管6と、一端側は排気ガス還流管7とそれぞれ連通し、排気ガス還流管7からのEGRガスを吸気管6内に導入する通路3aを構成する。上記したようにインナチューブ3は接合部2aにおいてアウタチューブ2と他端側で接合されているが、アウタチューブ2の円筒部2cとインナチューブ3との間は所定のクリアランスDを有するよう同心に配置されている。インナチューブ3とアウタチューブ2の接合部2aは吸気管6によって画設される内側の空間にその壁面から突出して配置されている。
【0018】
アウタチューブ2の一端側には一体的に第1フランジ部2dが設けられている。図2に示すように、本第1実施形態において、第1フランジ部2dはアウタチューブ2の一端側を折り曲げて、その外径よりも拡径することで設けられている。また、図2に示すように第1フランジ部2dの端面にはネジ孔2eが2ヶ所設けられている。この第1フランジ部2dには、図示しないボルトを介して、図1に示すように排気ガス還流管7のフランジ部7aがシール部材8を介して取り付けられる。
【0019】
図2に示すように、インナチューブ3は一端側の開口とクリアランスDはこの第1フランジ部2dで外方に開口している。これら開口は後述するように排気ガス還流管7が第1フランジ部2dに取り付けられることで、吸気管6と排気ガス還流管7とで画設される内部空間にのみ連通する。
【0020】
また、インナチューブ3の一端側の端部3bは第1フランジ部2dの取付面に対してインナチューブ3の中心軸方向において他端側に向かって所定量離隔して設けられており、インナチューブ3の端部3bはテーパ状に拡径されている。
【0021】
第1フランジ部2dには排気ガス還流管7に設けられたフランジ7aが取り付けられている。このフランジ7aは図2に示すネジ孔2eに螺合される図示しないボルトにより固定される。また、フランジ7aと第1フランジ部2dの間にはシール部材8が配置され、両者の間の気密を確保して取り付けられる。
【0022】
アウタチューブ2には第1フランジ部2dから軸方向に所定量Xだけ一端側に離隔された位置に第2フランジ部10が設けられている。第2フランジ部10はアウタチューブ3との間で、ろう付けなどの両者の間の気密性を確保する工法により、一体的に接合されている。これにより、アウタチューブ2のうち所定量Xの範囲は吸気管6の外側に配置される。
【0023】
吸気管6は、図示しないエンジンの燃焼室に燃焼のための空気を供給する管路である。吸気管6には、導入部構造1を取り付けるための開口部6aとその周囲にフランジ6bが設けられており、その開口6aは挿入部構造1のアウタチューブ2よりも大径で、吸気管6の内側と外側とを連通する。第2フランジ部10は、ガスケット9を介してフランジ6bに図示しないボルトにより取り付けられている。第2フランジ部10とフランジ6bとの間に介装されたガスケット9は断熱効果を有し、かつ、耐熱温度が高い材料で構成され、例えばフェノール樹脂にゴムコートされたものなどが用いられる。これにより、導入部構造1は吸気管6の内側と外側との気密性を確保して取り付けられる。
【0024】
本発明の作用について説明する。
【0025】
図示しない排気管から吸気管6に還流される排気ガス(EGRガスという)は、図示しない排気管に接続された排気ガス還流管7を介して吸気管6内へ導入される。排気ガス還流管7のフランジ部7aは導入部構造1のフランジ部2dに取り付けられ、排気ガス還流装置の管路を形成する。EGRガスは排気ガス還流管7を流れる間、その熱を排気ガス還流管7に伝導させながら導入部構造1へ向かって流れる。EGRガスが導入部構造1に到達すると、EGRガスはインナチューブ3の内周面に形成された通路3aに導入され、吸気管6内へと導かれる。EGRガスがインナチューブ3内の通路3aを通る間、EGRガスはインナチューブ3の壁面にその熱(EGRガスが与える熱という)を与える。このとき、インナチューブ3とアウタチューブ2との間にはクリアランスDにより空気層が形成されている。この空気層によって、インナチューブ3からアウタチューブ2へのこの熱の(クリアランスDを介した)熱伝導は起こりにくい。このため、EGRガスからインナチューブ3に伝導したこの熱はインナチューブ3の他端側(接合部2a)まで伝導してからアウタチューブ2へと伝導する。上記したように接合部2aは吸気管6内に配置されているので、アウタチューブ2の周囲には吸気管6内に導入される温度の低い吸入空気が存在している。そしてインナチューブ3から接合部2aを介してアウタチューブ2へ伝導したこの熱は吸入空気に伝導し、アウタチューブ2は徐々に冷やされる。これにより、アウタチューブ2が吸気管6に取り付けられている第2フランジ部10に伝導するこの熱の熱量は低減する。つまり、アウタチューブ2の軸方向長さや径、接合部2aの位置などを調整することによって第2フランジ部10に伝導するEGRガスが与える熱が所定量(吸気管6の耐久性を損なわない程度の熱量)以下となるように調整できる。
【0026】
また、上記したEGRガスが与える熱のほかに、導入部構造1よりも排気管側(上流側)でEGRガスから排気ガス還流管7に伝導した熱及び、排気管から排気ガス還流管7へ伝導した熱(これらを排気ガス還流管から伝導する熱という)が導入部構造1には伝導する。排気ガス還流管から伝導する熱は排気ガス還流管7のフランジ部7aから第1フランジ部2dを介して導入部構造1に伝導する。このとき、インナチューブ2はフランジ部7aから離隔して設けられている(接続されていない)ので、排気ガス還流管から伝導した熱はインナチューブ3には伝導せず、第1フランジ部2dを介して全てアウタチューブ2へと伝導する。アウタチューブ2の第1フランジ部2dに伝導したこの熱は第2フランジ部10へ伝導する。第1フランジ部2d、アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10は吸気管6の外側に配置されているので排気ガス還流管から伝導した熱はこれらから吸気管6の外側の空気へ伝導する。これにより、吸気管6と第2フランジ部10との間に介装されたガスケット9へ伝導する排気ガス還流管から伝導した熱の熱量は低減される。もし、アウタチューブ2の範囲Xおよび第2フランジ部10から吸気管6の外側の空気に伝導可能な熱量よりも排気ガス還流管7から伝導した熱量の方が多い場合にはこのガスケット9にその差の熱量が加わる。上記したようにガスケット9は耐熱性が高くかつ断熱性に優れた材料で構成されているので、その差の熱量が吸気管6の取付部6aに伝導して取付部6a(および吸気管6)の耐久性を損なうことはない。
【0027】
上記したように吸気管6の内側の空間に配置されているアウタチューブ2の吸入空気への伝導(放熱)能力は、アウタチューブ2を構成する円筒の軸方向長さや、径の大きさ、吸気管6の内側の空間への突出し量などによって設定されている。
【0028】
また、上記した排気ガス還流管7から伝導する熱はインナチューブ3が排気ガス還流管から離隔して設けられていることにより、インナチューブ3には伝導しない。つまり、排気ガス還流管7から伝導する熱はアウタチューブ2の第1フランジ部2dに伝導し、アウタチューブ2に加わる熱量は排気ガス還流管7からインナチューブ3に伝導しなかった分だけ増加する。つまり、第1フランジ部2dの温度が(排気ガス還流管7をインナチューブ3と接続した場合と比較して)高くなる。このため、第1フランジ部2dと接続されているアウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10に伝導する(受熱する)熱も増加し、この部分の温度も高くなる。このため、第1フランジ部2d、アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10の吸気管6の外側の空気への伝導する熱量が増加する。これは、これら部分の熱と吸気管6の外側の空気の温度の間の差が大きくなることにより生じる。これによって、第1フランジ部2d、アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10の吸気管6の外側の空気への伝導する熱量の分だけ、吸気管6の内側に配置されたアウタチューブ吸気管6の内側の空間に配置されたアウタチューブ2の吸入空気への伝導能力は小さくてもよい。このため上記したように(吸気管6の内側の)アウタチューブ2を構成する円筒の軸方向長さや、径の大きさ、吸気管6の内側の空間への突出し量などが小さくできるのでアウタチューブ2を軽量化することができる。
【0029】
また、導入部構造1は、アウタチューブ2の第2フランジ部10を介して吸気管6に取り付けられると共に、アウタチューブ2の第1フランジ部2dには排気ガス還流管7が取り付けられる。これらにより、排気ガス還流管7の振動などによって生じる応力は、アウタチューブ2の第1フランジ部2dと、第2フランジ部10と、両者の間に形成されるアウタチューブ2の範囲Xとに作用する。つまり、これらの強度を向上させることにより導入部構造1の取付強度を向上させることができる。ここで、第1フランジ部2d、第2フランジ部10、アウタチューブ2の範囲Xは吸気管6の外側に配置されている。よって、これらの強度を向上させるためにその肉厚や径などを増加させたとしても、これらは吸気管6の内側の吸入空気に熱を伝導させる径路ではないので吸入空気へ伝導する熱量が増加してしまうことはない。また、これらアウタチューブ2の範囲X、第1フランジ部2d、第2フランジ部10は排気ガス還流管7から吸気管6の外側の空気へ熱を伝導させる経路であるため、その放熱能力は大きいことが望ましい。上記したような取付強度を向上させることは放熱能力の増加となるので逆に好ましい。
【0030】
また、第1フランジ部2d、アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10から吸気管6の外側の空気へ伝導した分の熱量は吸入空気に伝導せず、吸入空気に伝導する熱はEGRガスからインナチューブ3を介して吸気管6の内側の空間に配置されたアウタチューブ2から伝導する熱量(と第1フランジ部2d、アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10から放熱しきれずに吸気管6の内側に伝導した分の熱量)となる。つまり、排気ガス還流通路7から導入部構造1へ伝導した熱の全てが吸入空気に伝導しないので、上記した吸気管6の外側の空気へ放出された熱量の分だけ吸入空気への加熱が抑制できる。
【0031】
図3は本発明の第2実施形態を示す断面図である。なお、第2実施形態はアウタチューブの構造が一部異なるだけであるので第1実施形態と同様の構造、作用を有する構成には第1実施形態の番号符号に100を付した番号符号を付し、説明を省略する。
【0032】
アウタチューブ102には吸気管106と連通する同一の形状の孔部102fがその中心軸に対称に設けられている。これにより、吸気管106内の吸入空気はクリアランスD内に導入され、クリアランスD内を周回した後、軸対称に設けられた孔部102fから排出される。これによって、アウタチューブ2とインナチューブ3の間の空気層の断熱効果が向上すると共に、インナチューブ3及びアウタチューブ2を吸入空気の流動によっての冷却することができる。なお、本第2実施形態において孔部102fは軸対称に設けられているが、これに限定されるものではなく、その配置や、形状などは任意に決めることができることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1の発明によれば、前記アウタチューブと前記インナチューブの間にはそれらの径方向に所定のクリアランスが形成され、該クリアランスは前記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画される内部空間内に前記一端側で開口する空気層を構成し、前記インナチューブの構成する通路と、前記排気ガス還流通路とがその軸方向において離隔して設けられていることによって、排気ガス還流通路からインナチューブへの熱の伝導が遮断される。これによって、インナチューブにはその周囲に存在するEGRガスから受熱する熱量だけが伝導することになり、インナチューブから吸気管の内側に配置されたアウタチューブを介して吸入空気へ伝導する熱量を低減できる。このため、吸気管の内側に配置されたアウタチューブが備えるべき伝導部の熱容量が低減できるので、アウタチューブを軽量化できる。
【0034】
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、前記アウタチューブに前記吸気管内に開口し、前記空気層内に前記吸気管内の吸入空気を流通させる孔部を設けたことよって、前記空気層に吸入空気が流動するので、インナチューブ及びアウタチューブを効率よく冷却させることができる。
【0035】
また、請求項3の発明によれば、請求項1または2にて講じた発明に加えて、前記排気ガス還流管は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取り付けられ、前記アウタチューブに設けられた前記第1フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フランジ部にて前記吸気管と取り付けられていることによって、アウタチューブとインナチューブとの接合部への応力の集中が緩和でき、アウタチューブ及び、アウタチューブとインナチューブの接合部を軽量に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の導入部構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排気ガス還流装置導入部構造
2 アウタチューブ
2a 接合部
3 インナチューブ
3a 通路
5 取付部
6 吸気管
7 排気ガス還流通路
7a フランジ部
8 シール部材
8a 孔部
D クリアランス

Claims (3)

  1. エンジンの排気ガスをその排気管から吸気管へ還流させる排気ガス還流通路と、
    該排気ガス還流通路に一端側で取り付けられるアウタチューブと、
    該アウタチューブの他端側で該アウタチューブと接合されると共に、前記還流させる排気ガスを導入する通路を前記吸気管内に形成する前記アウタチューブの内側に配置されたインナチューブと、
    前記インナチューブと前記アウタチューブとが接合される部分は前記吸気管内に配置されている排気ガス還流装置導入部構造において、
    前記アウタチューブと前記インナチューブの間にはそれらの径方向に所定のクリアランスが形成され、該クリアランスは前記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画される内部空間内に前記一端側で開口し、
    前記インナチューブの構成する通路と、前記排気ガス還流通路とがその軸方向において離隔して設けられていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置導入部構造。
  2. 前記クリアランス内に前記吸気管内の空気を流通させる孔部を前記アウタチューブに設けたこと特徴とする請求項1に記載の排気ガス還流装置導入部構造。
  3. 前記排気ガス還流通路は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取り付けられ、前記アウタチューブに設けられた前記第1フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フランジ部にて前記吸気管と取り付けられることを特徴とした請求項1または2に記載の排気ガス還流装置導入部構造。
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