JP2002295314A - 排気ガス還流装置導入部構造 - Google Patents

排気ガス還流装置導入部構造

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JP2002295314A
JP2002295314A JP2001094394A JP2001094394A JP2002295314A JP 2002295314 A JP2002295314 A JP 2002295314A JP 2001094394 A JP2001094394 A JP 2001094394A JP 2001094394 A JP2001094394 A JP 2001094394A JP 2002295314 A JP2002295314 A JP 2002295314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGRガスから受熱する熱以外の吸入空気へ
の熱の授受を防止すると共に、インナチューブからアウ
タチューブへの熱伝導量を増加させることなく、強固な
構造の排気ガス還流装置の導入部構造を提供すること。 【解決手段】 アウタチューブの一端側の吸気管内で、
アウタチューブと接合されるインナチューブとを備えて
なる排気ガス還流装置導入部構造において、前記アウタ
チューブと前記インナチューブの間にはそれらの径方向
に所定のクリアランスが形成され、該クリアランスは前
記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画される内部
空間内に前記一端側で開口し、前記インナチューブの構
成する通路と、前記排気ガス還流通路とをその軸方向に
おいて離隔して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの吸気管に
排気ガスを還流させる排気ガス還流装置に用いられる排
気ガス導入部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特許公報第2582966号(従来の技
術という)には、排気管から樹脂製吸気管内に還流させ
る排気ガス(EGRガスという)を導く排気還流管が取
り付けられる内燃機関の排気還流装置において、前記排
気還流管を貫通させる筒型のアウタチューブを前記吸気
マニホルドに結合し、アウタチューブの一端を吸気マニ
ホルドの内側で排気還流管に結合し、排気還流管とアウ
タチューブの間に外部に開放される断熱吸気層を形成し
た内燃機関の排気還流装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
においては、EGRガス導入部はアウタチューブとイン
ナチューブからなる二重管で構成されている。この二重
管のうち、アウタチューブは吸気管に結合される部分を
構成し、インナチューブはEGRガス還流管と一体に構
成されている。従って、従来の技術のEGRガス導入部
においては、EGRガス還流管の質量による応力はアウ
タチューブが吸気管に結合されたところと、インナチュ
ーブとアウタチューブとが接合されるところに集中的に
加わる。このため、従来の技術においては、応力が集中
するアウタチューブの吸気管への結合部と、アウタチュ
ーブとインナチューブの接合部とをより強固な構造とす
ることが求められる。
【0004】しかしながら、上記した応力が集中する部
分の強度を確保するために、例えば、アウタチューブと
インナチューブの肉厚を増加させると、インナチューブ
が受けるEGRガスの熱がより多くアウタチューブに伝
導してしまう。アウタチューブは樹脂製の吸気管に取り
付けられているので、インナチューブからアウタチュー
ブへの熱伝導量の増加によって、EGRガスの熱量がよ
り多く吸気管に伝導してしまうこととなり、吸気管とア
ウタチューブとの結合部の温度の上昇を引き起こす。こ
のため、樹脂製の吸気管のさらなる耐熱性を確保する必
要が生じてしまい、問題である。
【0005】また、上記した従来の技術においてはイン
ナチューブとEGRガス還流管とが一体的に構成されて
いる(あるいは一体的に接合されている)ため、排気管
からEGRガス還流管を介して伝導する熱も吸気管内の
吸入空気に伝導する。このため、吸入空気はEGRガス
から受熱する熱だけでなく、EGRガス還流管から伝導
する熱も受熱することになり、その温度が過度に上昇す
るという問題が生じる。
【0006】それゆえ、本発明は、EGRガスから受熱
する熱以外の吸入空気への熱の授受を防止すると共に、
インナチューブからアウタチューブへの熱伝導量を増加
させることのない軽量かつ強固な構造の排気ガス還流装
置の導入部構造を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1の発明にて講じた技術的手段は、エンジ
ンの排気ガスをその排気管から吸気管へ還流させる排気
ガス還流通路と、該排気ガス還流通路に一端側で取り付
けられるアウタチューブと、該アウタチューブの他端側
で該アウタチューブと接合されると共に、前記還流させ
る排気ガスを導入する通路を前記吸気管内に形成する前
記アウタチューブの内側に配置されたインナチューブ
と、前記インナチューブと前記アウタチューブとが接合
される部分は前記吸気管内に配置されている排気ガス還
流装置導入部構造において、前記アウタチューブと前記
インナチューブの間にはそれらの径方向に所定のクリア
ランスが形成され、該クリアランスは前記吸気管及び前
記排気ガス還流通路とで区画される内部空間内に前記一
端側で開口し、前記インナチューブの構成する通路と、
前記排気ガス還流通路とがその軸方向において離隔して
設けられていることである。
【0008】上記した手段によれば、前記排気ガス還流
通路に対して前記インナチューブの他端側が離隔して設
けられていることによって、排気ガス還流通路からイン
ナチューブへの熱の伝導が遮断される。これによって、
インナチューブにはその周囲に存在するEGRガスから
受熱する熱量だけが伝導することになり、吸入空気へ伝
導させるべき熱量が低減する。このため、インナチュー
ブに伝導した熱を吸入空気に伝導させるアウタチューブ
が備えるべき(吸入空気への熱を伝導する部分の)伝導
量(吸入空気への放熱量)が低減できるので、導入部構
造を軽量化できる。
【0009】また、上記した課題を解決するために請求
項2の発明にて講じた技術的手段は、請求項1にて講じ
た技術的手段に加えて、前記アウタチューブに前記吸気
管内に開口し、前記空気層内に前記吸気管内の吸入空気
を流通させる孔部を設けたことである。
【0010】上記した手段によれば、前記アウタチュー
ブに前記吸気管内に開口し、前記空気層内に前記吸気管
内の吸入空気を流通させる孔部を設けたことによって、
前記空気層に吸入空気が流動するので、インナチューブ
及びアウタチューブを効率よく冷却することができる。
【0011】また、上記した課題を解決するために請求
項3の発明にて講じた技術的手段は、請求項1または2
にて講じた技術的手段に加えて、前記排気ガス還流通路
は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取
り付けられ、前記導入部構造は前記アウタチューブに設
けられた前記第1フランジ部とは軸方向に離隔して設け
られた第2フランジ部にて前記吸気管と取り付けられて
いることである。
【0012】上記した手段によれば、前記排気ガス還流
管は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に
取り付けられ、前記アウタチューブに設けられた前記第
1フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フラ
ンジ部にて前記吸気管と取り付けられていることによっ
て、アウタチューブとインナチューブとの接合部への応
力の集中が緩和でき、アウタチューブ及び、インナチュ
ーブを軽量に構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に従った第1実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の排気ガス還流装置の導入部
構造の第1実施形態を示す断面図であり、図2は、その
斜視図である。
【0015】図1、2を用いて本発明の第1実施形態を
説明する。
【0016】図1、2において、導入部構造1は、アウ
タチューブ2と、インナチューブ3とから構成されてい
る。アウタチューブ2はインナチューブ3の外周を覆
い、他端側(図示下方向)でインナチューブ3と接合さ
れる接合部2aを有する。図2に示すように、アウタチ
ューブ2はその他端側においてその内径がインナチュー
ブ3の外径に一致するように縮径するテーパ部2bを有
し、テーパ部2bよりも一端側には所定の内径を有する
円筒状の円筒部2cが形成されている。
【0017】インナチューブ3は、アウタチューブ2よ
りも他端側に突出する軸方向長さを有する円筒で構成さ
れている。インナチューブ2は一端、他端の両側が開口
し、他端側は吸気管6と、一端側は排気ガス還流管7と
それぞれ連通し、排気ガス還流管7からのEGRガスを
吸気管6内に導入する通路3aを構成する。上記したよ
うにインナチューブ3は接合部2aにおいてアウタチュ
ーブ2と他端側で接合されているが、アウタチューブ2
の円筒部2cとインナチューブ3との間は所定のクリア
ランスDを有するよう同心に配置されている。インナチ
ューブ3とアウタチューブ2の接合部2aは吸気管6に
よって画設される内側の空間にその壁面から突出して配
置されている。
【0018】アウタチューブ2の一端側には一体的に第
1フランジ部2dが設けられている。図2に示すよう
に、本第1実施形態において、第1フランジ部2dはア
ウタチューブ2の一端側を折り曲げて、その外径よりも
拡径することで設けられている。また、図2に示すよう
に第1フランジ部2dの端面にはネジ孔2eが2ヶ所設
けられている。この第1フランジ部2dには、図示しな
いボルトを介して、図1に示すように排気ガス還流管7
のフランジ部7aがシール部材8を介して取り付けられ
る。
【0019】図2に示すように、インナチューブ3は一
端側の開口とクリアランスDはこの第1フランジ部2d
で外方に開口している。これら開口は後述するように排
気ガス還流管7が第1フランジ部2dに取り付けられる
ことで、吸気管6と排気ガス還流管7とで画設される内
部空間にのみ連通する。
【0020】また、インナチューブ3の一端側の端部3
bは第1フランジ部2dの取付面に対してインナチュー
ブ3の中心軸方向において他端側に向かって所定量離隔
して設けられており、インナチューブ3の端部3bはテ
ーパ状に拡径されている。
【0021】第1フランジ部2dには排気ガス還流管7
に設けられたフランジ7aが取り付けられている。この
フランジ7aは図2に示すネジ孔2eに螺合される図示
しないボルトにより固定される。また、フランジ7aと
第1フランジ部2dの間にはシール部材8が配置され、
両者の間の気密を確保して取り付けられる。
【0022】アウタチューブ2には第1フランジ部2d
から軸方向に所定量Xだけ一端側に離隔された位置に第
2フランジ部10が設けられている。第2フランジ部1
0はアウタチューブ3との間で、ろう付けなどの両者の
間の気密性を確保する工法により、一体的に接合されて
いる。これにより、アウタチューブ2のうち所定量Xの
範囲は吸気管6の外側に配置される。
【0023】吸気管6は、図示しないエンジンの燃焼室
に燃焼のための空気を供給する管路である。吸気管6に
は、導入部構造1を取り付けるための開口部6aとその
周囲にフランジ6bが設けられており、その開口6aは
挿入部構造1のアウタチューブ2よりも大径で、吸気管
6の内側と外側とを連通する。第2フランジ部10は、
ガスケット9を介してフランジ6bに図示しないボルト
により取り付けられている。第2フランジ部10とフラ
ンジ6bとの間に介装されたガスケット9は断熱効果を
有し、かつ、耐熱温度が高い材料で構成され、例えばフ
ェノール樹脂にゴムコートされたものなどが用いられ
る。これにより、導入部構造1は吸気管6の内側と外側
との気密性を確保して取り付けられる。
【0024】本発明の作用について説明する。
【0025】図示しない排気管から吸気管6に還流され
る排気ガス(EGRガスという)は、図示しない排気管
に接続された排気ガス還流管7を介して吸気管6内へ導
入される。排気ガス還流管7のフランジ部7aは導入部
構造1のフランジ部2dに取り付けられ、排気ガス還流
装置の管路を形成する。EGRガスは排気ガス還流管7
を流れる間、その熱を排気ガス還流管7に伝導させなが
ら導入部構造1へ向かって流れる。EGRガスが導入部
構造1に到達すると、EGRガスはインナチューブ3の
内周面に形成された通路3aに導入され、吸気管6内へ
と導かれる。EGRガスがインナチューブ3内の通路3
aを通る間、EGRガスはインナチューブ3の壁面にそ
の熱(EGRガスが与える熱という)を与える。このと
き、インナチューブ3とアウタチューブ2との間にはク
リアランスDにより空気層が形成されている。この空気
層によって、インナチューブ3からアウタチューブ2へ
のこの熱の(クリアランスDを介した)熱伝導は起こり
にくい。このため、EGRガスからインナチューブ3に
伝導したこの熱はインナチューブ3の他端側(接合部2
a)まで伝導してからアウタチューブ2へと伝導する。
上記したように接合部2aは吸気管6内に配置されてい
るので、アウタチューブ2の周囲には吸気管6内に導入
される温度の低い吸入空気が存在している。そしてイン
ナチューブ3から接合部2aを介してアウタチューブ2
へ伝導したこの熱は吸入空気に伝導し、アウタチューブ
2は徐々に冷やされる。これにより、アウタチューブ2
が吸気管6に取り付けられている第2フランジ部10に
伝導するこの熱の熱量は低減する。つまり、アウタチュ
ーブ2の軸方向長さや径、接合部2aの位置などを調整
することによって第2フランジ部10に伝導するEGR
ガスが与える熱が所定量(吸気管6の耐久性を損なわな
い程度の熱量)以下となるように調整できる。
【0026】また、上記したEGRガスが与える熱のほ
かに、導入部構造1よりも排気管側(上流側)でEGR
ガスから排気ガス還流管7に伝導した熱及び、排気管か
ら排気ガス還流管7へ伝導した熱(これらを排気ガス還
流管から伝導する熱という)が導入部構造1には伝導す
る。排気ガス還流管から伝導する熱は排気ガス還流管7
のフランジ部7aから第1フランジ部2dを介して導入
部構造1に伝導する。このとき、インナチューブ2はフ
ランジ部7aから離隔して設けられている(接続されて
いない)ので、排気ガス還流管から伝導した熱はインナ
チューブ3には伝導せず、第1フランジ部2dを介して
全てアウタチューブ2へと伝導する。アウタチューブ2
の第1フランジ部2dに伝導したこの熱は第2フランジ
部10へ伝導する。第1フランジ部2d、アウタチュー
ブ2の範囲X、第2フランジ部10は吸気管6の外側に
配置されているので排気ガス還流管から伝導した熱はこ
れらから吸気管6の外側の空気へ伝導する。これによ
り、吸気管6と第2フランジ部10との間に介装された
ガスケット9へ伝導する排気ガス還流管から伝導した熱
の熱量は低減される。もし、アウタチューブ2の範囲X
および第2フランジ部10から吸気管6の外側の空気に
伝導可能な熱量よりも排気ガス還流管7から伝導した熱
量の方が多い場合にはこのガスケット9にその差の熱量
が加わる。上記したようにガスケット9は耐熱性が高く
かつ断熱性に優れた材料で構成されているので、その差
の熱量が吸気管6の取付部6aに伝導して取付部6a
(および吸気管6)の耐久性を損なうことはない。
【0027】上記したように吸気管6の内側の空間に配
置されているアウタチューブ2の吸入空気への伝導(放
熱)能力は、アウタチューブ2を構成する円筒の軸方向
長さや、径の大きさ、吸気管6の内側の空間への突出し
量などによって設定されている。
【0028】また、上記した排気ガス還流管7から伝導
する熱はインナチューブ3が排気ガス還流管から離隔し
て設けられていることにより、インナチューブ3には伝
導しない。つまり、排気ガス還流管7から伝導する熱は
アウタチューブ2の第1フランジ部2dに伝導し、アウ
タチューブ2に加わる熱量は排気ガス還流管7からイン
ナチューブ3に伝導しなかった分だけ増加する。つま
り、第1フランジ部2dの温度が(排気ガス還流管7を
インナチューブ3と接続した場合と比較して)高くな
る。このため、第1フランジ部2dと接続されているア
ウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10に伝導す
る(受熱する)熱も増加し、この部分の温度も高くな
る。このため、第1フランジ部2d、アウタチューブ2
の範囲X、第2フランジ部10の吸気管6の外側の空気
への伝導する熱量が増加する。これは、これら部分の熱
と吸気管6の外側の空気の温度の間の差が大きくなるこ
とにより生じる。これによって、第1フランジ部2d、
アウタチューブ2の範囲X、第2フランジ部10の吸気
管6の外側の空気への伝導する熱量の分だけ、吸気管6
の内側に配置されたアウタチューブ吸気管6の内側の空
間に配置されたアウタチューブ2の吸入空気への伝導能
力は小さくてもよい。このため上記したように(吸気管
6の内側の)アウタチューブ2を構成する円筒の軸方向
長さや、径の大きさ、吸気管6の内側の空間への突出し
量などが小さくできるのでアウタチューブ2を軽量化す
ることができる。
【0029】また、導入部構造1は、アウタチューブ2
の第2フランジ部10を介して吸気管6に取り付けられ
ると共に、アウタチューブ2の第1フランジ部2dには
排気ガス還流管7が取り付けられる。これらにより、排
気ガス還流管7の振動などによって生じる応力は、アウ
タチューブ2の第1フランジ部2dと、第2フランジ部
10と、両者の間に形成されるアウタチューブ2の範囲
Xとに作用する。つまり、これらの強度を向上させるこ
とにより導入部構造1の取付強度を向上させることがで
きる。ここで、第1フランジ部2d、第2フランジ部1
0、アウタチューブ2の範囲Xは吸気管6の外側に配置
されている。よって、これらの強度を向上させるために
その肉厚や径などを増加させたとしても、これらは吸気
管6の内側の吸入空気に熱を伝導させる径路ではないの
で吸入空気へ伝導する熱量が増加してしまうことはな
い。また、これらアウタチューブ2の範囲X、第1フラ
ンジ部2d、第2フランジ部10は排気ガス還流管7か
ら吸気管6の外側の空気へ熱を伝導させる経路であるた
め、その放熱能力は大きいことが望ましい。上記したよ
うな取付強度を向上させることは放熱能力の増加となる
ので逆に好ましい。
【0030】また、第1フランジ部2d、アウタチュー
ブ2の範囲X、第2フランジ部10から吸気管6の外側
の空気へ伝導した分の熱量は吸入空気に伝導せず、吸入
空気に伝導する熱はEGRガスからインナチューブ3を
介して吸気管6の内側の空間に配置されたアウタチュー
ブ2から伝導する熱量(と第1フランジ部2d、アウタ
チューブ2の範囲X、第2フランジ部10から放熱しき
れずに吸気管6の内側に伝導した分の熱量)となる。つ
まり、排気ガス還流通路7から導入部構造1へ伝導した
熱の全てが吸入空気に伝導しないので、上記した吸気管
6の外側の空気へ放出された熱量の分だけ吸入空気への
加熱が抑制できる。
【0031】図3は本発明の第2実施形態を示す断面図
である。なお、第2実施形態はアウタチューブの構造が
一部異なるだけであるので第1実施形態と同様の構造、
作用を有する構成には第1実施形態の番号符号に100
を付した番号符号を付し、説明を省略する。
【0032】アウタチューブ102には吸気管106と
連通する同一の形状の孔部102fがその中心軸に対称
に設けられている。これにより、吸気管106内の吸入
空気はクリアランスD内に導入され、クリアランスD内
を周回した後、軸対称に設けられた孔部102fから排
出される。これによって、アウタチューブ2とインナチ
ューブ3の間の空気層の断熱効果が向上すると共に、イ
ンナチューブ3及びアウタチューブ2を吸入空気の流動
によっての冷却することができる。なお、本第2実施形
態において孔部102fは軸対称に設けられているが、
これに限定されるものではなく、その配置や、形状など
は任意に決めることができることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、請求項1の発明によれば、
前記アウタチューブと前記インナチューブの間にはそれ
らの径方向に所定のクリアランスが形成され、該クリア
ランスは前記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画
される内部空間内に前記一端側で開口する空気層を構成
し、前記インナチューブの構成する通路と、前記排気ガ
ス還流通路とがその軸方向において離隔して設けられて
いることによって、排気ガス還流通路からインナチュー
ブへの熱の伝導が遮断される。これによって、インナチ
ューブにはその周囲に存在するEGRガスから受熱する
熱量だけが伝導することになり、インナチューブから吸
気管の内側に配置されたアウタチューブを介して吸入空
気へ伝導する熱量を低減できる。このため、吸気管の内
側に配置されたアウタチューブが備えるべき伝導部の熱
容量が低減できるので、アウタチューブを軽量化でき
る。
【0034】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明に加えて、前記アウタチューブに前記吸気管内に
開口し、前記空気層内に前記吸気管内の吸入空気を流通
させる孔部を設けたことよって、前記空気層に吸入空気
が流動するので、インナチューブ及びアウタチューブを
効率よく冷却させることができる。
【0035】また、請求項3の発明によれば、請求項1
または2にて講じた発明に加えて、前記排気ガス還流管
は前記アウタチューブに設けられた第1フランジ部に取
り付けられ、前記アウタチューブに設けられた前記第1
フランジ部とは軸方向に離隔して設けられた第2フラン
ジ部にて前記吸気管と取り付けられていることによっ
て、アウタチューブとインナチューブとの接合部への応
力の集中が緩和でき、アウタチューブ及び、アウタチュ
ーブとインナチューブの接合部を軽量に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の導入部構造を示す斜視
図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排気ガス還流装置導入部構造 2 アウタチューブ 2a 接合部 3 インナチューブ 3a 通路 5 取付部 6 吸気管 7 排気ガス還流通路 7a フランジ部 8 シール部材 8a 孔部 D クリアランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ガスをその排気管から吸
    気管へ還流させる排気ガス還流通路と、 該排気ガス還流通路に一端側で取り付けられるアウタチ
    ューブと、 該アウタチューブの他端側で該アウタチューブと接合さ
    れると共に、前記還流させる排気ガスを導入する通路を
    前記吸気管内に形成する前記アウタチューブの内側に配
    置されたインナチューブと、 前記インナチューブと前記アウタチューブとが接合され
    る部分は前記吸気管内に配置されている排気ガス還流装
    置導入部構造において、 前記アウタチューブと前記インナチューブの間にはそれ
    らの径方向に所定のクリアランスが形成され、該クリア
    ランスは前記吸気管及び前記排気ガス還流通路とで区画
    される内部空間内に前記一端側で開口し、 前記インナチューブの構成する通路と、前記排気ガス還
    流通路とがその軸方向において離隔して設けられている
    ことを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置導入部構
    造。
  2. 【請求項2】 前記クリアランス内に前記吸気管内の空
    気を流通させる孔部を前記アウタチューブに設けたこと
    特徴とする請求項1に記載の排気ガス還流装置導入部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記排気ガス還流通路は前記アウタチュ
    ーブに設けられた第1フランジ部に取り付けられ、前記
    アウタチューブに設けられた前記第1フランジ部とは軸
    方向に離隔して設けられた第2フランジ部にて前記吸気
    管と取り付けられることを特徴とした請求項1または2
    に記載の排気ガス還流装置導入部構造。
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