JP4474196B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
BET比表面積が220m2/g、DBP吸油量が110ml/100gであるカーボンブラック10gと、p-アミノ安息香酸1.2gを水72gによく混合した後、これに硝酸1.62gを滴下して70℃で攪拌する。数分後ここに5gの水に1.07gの亜硝酸Naを溶かした溶液を加え、さらに1時間攪拌する。得られたスラリーを濾紙(商品名:東洋濾紙No.2:アドヴァンティス社製)で濾過し、濾取した顔料粒子を十分に水洗し、90℃のオーブンで乾燥させ、さらにここに水を添加して顔料濃度10wt%の顔料水溶液を作成する。上記方法により、カーボンブラック表面にp-C6H4COO-なる基が導入される。
・ 顔料分散体1・・・・・・・・・・・・・40g
・ グリセリン・・・・・・・・・・・・・・7g
・ ジエチレングリコール・・・・・・・・・5g
・ ポリエチレングリコール1000・・・・・・5g
・ 1,2ヘキサンジオール・・・・・・・・・1.5g
・ スチレン/アクリル酸表重合体・・・・・1g
(仕込み比68/32、酸価214、重量平均分子量4029、水酸化Naで中和されているもの、式の値=70.7)
・ 残水・・・・・・・・・・・・・・・・・40.5g
その後に、ポアサイズ1.0μmのメンブレンフィルターで濾過し、黒色インクを得る。
・ カーボンブラック(MCF-88;三菱化成社製)・・・・・・・・・30g
・ スチレン−アクリル酸(酸価100、KOHで1.0当量中和)・・・8g
・ イオン交換水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・268g
・ グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5g
・ ジエチレングリコール・・・・・・・・・・・・・・・5g
・ アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製)・・・0.15g
・ イオン交換水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29.85g
(実施例1)
本実施例では1パス記録モードでの記録方法について説明する。
本実施例では、記録ヘッド幅に相当する記録領域を、記録ヘッドが1回走査することによってその領域の記録を完成させる1パス記録における記録動作を説明する。
本変形例によれば、ワイピング動作後に直ちにマルチパス記録へ切り換えるのではなく、ワイピング累積回数に応じて、すなわちフェイス面の状態に応じて、マルチパス記録への切り換えを制御しているため、必要以上のマルチパス動作を行うことがなく、記録速度の低下を最小限にとどめることができる。
本実施例では、ワイピング累積回数を記憶しておき、そのワイピング累積回数に応じて、マルチパスで記録する領域の大きさを変更するものである。なお、1パス記録モードである点は、実施例1と同様である。
なお、ワイピング累積回数に応じて3つの条件で記録する例を挙げて説明してきたが、本発明の目的を達成するのであれば、条件数は3つに限らない。また、マルチパスで記録する領域の大きさも本実施例に限らず、いかなる大きさであってもよい。
実施例1,2では、ワイピング動作後に所定領域をマルチパスで記録する制御としているが、その所定領域を記録するパス数に関しては特に考慮していない。しかしながら、ワイピング累積回数が多くなるほど、フェイス面の撥水性能が低下するので、吐出方向がよれる吐出口の出現頻度も高くなる傾向にある。したがって、本実施例では、ワイピング累積回数が多い場合は、ワイピング後に所定領域を記録するマルチパスのパス数を多くして、ドットの着弾ずれが目立ちにくいようにする。
実施例1の変形例および実施例2、3では、ワイピング累積回数に応じて記録モードを(1パス記録モード/マルチパス記録モード)変更して、所定量の記録を行う形態について説明したが、本実施例では、ワイピング累積回数だけでなく、記録データの種類に応じても記録モード(1パス記録モード/マルチパス記録モード)を変更する形態について説明する。すなわち、高濃度画像など、所定領域に打ち込まれるドット数が多い場合は、多少ドットの着弾位置がずれたとしても、他の隣接するドットと相殺されて、ずれが目立ちにくく、画質劣化につながりにくいが、低、中濃度画像など所定領域に打ち込まれるドット数が少ない場合は、ドットの着弾ずれが高濃度画像の場合に比べて目立ちやすい傾向にある。そこで、本実施例では、このような記録データの種類に応じても、記録モードを切り替えて、より適切な記録動作を行う。
これまでのように、記録ヘッド履歴や記録データに応じて記録モードを変更することによって、ワイピング直後でも品位の高い記録を達成する実施例を述べてきたが、記録ヘッド履歴や記録データの条件を細分化し、さらに、記録モードをこれら条件の複数の組み合わせにしても、本発明の目的を達成することは勿論である。
32 インクタンク
33 駆動モータ
34 駆動ベルト
35 記録媒体
36 給紙搬送機構
37 吸引回復キャップ
38 ワイパーブレード
41 記録チップ
42 封止剤
43 電気コンタクト基板
44 電気接合部材
Claims (8)
- 記録ヘッドのK(Kは1以上の整数)回の走査で記録媒体上の所定領域に対する記録を完成させる第1記録モードと、前記記録ヘッドのL(L>K、且つLは2以上の整数)回の走査で前記所定領域に対する記録を完成させる第2記録モードとを含む複数の記録モードを実行可能なインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドの吐出口面を清掃するワイピング動作を行うためのワイピング手段と、
記録に使用する記録モードを決定する記録モード決定手段と、
を備え、前記記録モード決定手段は、前記ワイピング手段によるワイピング動作が実行された後に前記記録モードを前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更し、前記第2記録モードを用いて所定の記録領域への記録を完成させた後に前記第2記録モードから前記第1記録モードへ変更することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドに対して行われるワイピング動作の累積回数を記憶する記憶手段を備え、前記記録モード決定手段は、前記ワイピング手段によるワイピング動作が実行された後に前記記憶手段に記憶された前記ワイピング動作の累積回数に基づいて前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録モード決定手段は、前記ワイピング動作の累積回数が所定の閾値未満の場合は前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更しないことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録モード決定手段は、前記ワイピング動作の累積回数に基づいて前記第2記録モードを用いて記録を行う前記記録領域の大きさを制御することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インクジェット記録装置は前記記録ヘッドのM(M>L、且つMは3以上の整数)回の走査で前記所定領域に対する記録を完成させる第3記録モードを実行可能であって、
前記記録モード決定手段は、前記ワイピング動作の累積回数が第1の閾値未満の場合は前記第1記録モードから前記第2記録モードまたは前記第3記録モードへ変更せず、前記ワイピング動作の累積回数が前記第1の閾値以上で第2の閾値未満の場合は前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更し、前記ワイピング動作の累積回数が前記第2の閾値以上の場合は前記第1記録モードから前記第3記録モードへ変更することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドで記録すべき記録データの種類について判定する判定手段を備え、前記記録モード決定手段は、前記ワイピング手段によるワイピング動作が実行された後に前記判定手段による判定結果に基づいて前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更するか否かを決定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録モード決定手段は、前記記録データが文字であると判定された場合は前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更しないことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録モード決定手段は、前記記録データが高濃度画像であると判定された場合は前記第1記録モードから前記第2記録モードへ変更しないことを特徴とする請求項6または7に記載のインクジェット記録装置。
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