JP4473995B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整流機能を有する半導体素子の製造方法に関するものであり、特に光起電力素子などの製造工程において表面の一部をライン状に除去する半導体素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、温室効果すなわちCO2の増加による地球の温暖化が問題となっており、CO2を排出しないクリーンなエネルギー源開発への要求がますます高まっている。このようなエネルギー源の1つとして原子力発電が挙げられるが、放射性廃棄物の問題等解決しなければならない問題が多く、より安全性の高いクリーンなエネルギー源が望まれている。
【0003】
そして、将来期待されているクリーンなエネルギー源の中でも、太陽電池(光起電力素子)は、そのクリーンさ、安全性の高さ、取り扱いの容易さという面から非常に注目されている。
【0004】
光起電力素子等の半導体素子の製造においては、基板等の上に薄膜を形成した後、半導体素子の出力電圧を高めるために、同一の基板上に形成された半導体素子の一部をライン状にスクライブすることで複数に分割し、直列接続することによって集積化する集積化半導体素子が知られている。また、シリコンウェハ等の半導体ウェハを用いた半導体素子においても、半導体ウェハの表面の一部をライン状にスクライブ加工する場合がある。
【0005】
このような薄膜及び表面層のスクライブには、従来、化学的エッチングまたはレーザー光等のエネルギービームによるアブレーションが用いられており、特にレーザーを用いて透明導電層や光電変換層を分割する技術、即ちレーザースクライブの技術が検討され、数多く提案されている。
【0006】
例えば特公昭62−14954号公報には、集積型太陽電池の構造が開示されており、このような太陽電池では、非晶質シリコン薄膜、金属薄膜、あるいは透明導電膜等の金属酸化物薄膜等の薄膜がライン状にスクライブ加工されている。
【0007】
特開平5−25173号公報には、概要、基板側薄膜電極と、該薄膜電極上に形成されたpin接合からなる非晶質半導体と、該非晶質半導体層上に形成された裏面薄膜電極とからなる、複数の光電変換体がガラス基板上に配設され、該光電変換体の一部が直列接続されてなる集積型太陽電池モジュールの製造工程において、前記非晶質半導体層の一部を除去する手段としてYAGレーザーを用いる技術が開示されている。
【0008】
また、特開平7−307482号公報には、概要、同一基板上に分離形成された基板側電極上に、第1導電型半導体層、i型半導体層および上記第1導電型半導体層とは反対導電型の第2導電型半導体層を積層した積層半導体層を1層以上形成し、かつ上記積層半導体層を半導体層分割分離溝により分割し、分割された上記半導体層上に背面電極を形成し、隣接する上記積層半導体層の上記基板側電極と上記背面側電極とを接続した集積型太陽電池の製造工程において、レーザースクライブ法により前記分割分離溝の形成を行う技術が開示されている。
【0009】
また、特開平9−8337号公報には、概要、基板上に複数の領域に分割して設けられた第1電極層上に、2つの第1電極層にわたって、一方の第1電極層上に開口した接続用開口部を設けた複数の半導体層が設けられ、半導体層上の接続用開口部を除く領域には導電体層が設けられているとともに、この導電体層上に接続用開口部を介して一方の第1電極層と電気的に接続した状態で第2電極層が設けられることにより、第2電極層と他方の第1電極層とによって挟まれる領域からなる単位素子が複数直列に接続された集積化薄膜太陽電池の製造工程において、レーザースクライブ法により電極層を溶断する技術が開示されている。
【0010】
また、特開平9−36397号公報には、概要、アモルファスシリコン層の両面に第1電極と第2電極とが積層されており、第2電極は絶縁基板に密着して積層されているとともに、隣り合う発電セルの第2電極は絶縁溝で絶縁されており、隣り合う発電セルの第1電極と第2電極はレーザー接続部で連結されており、このレーザー接続部に隣接して設けられているレーザー切断部が隣り合う発電セルの第1電極を切断してなる集積型太陽電池の製造工程においてレーザースクライブ法により電極を切断し、レーザーウエルディンク法により電極を接続する技術が開示されている。
【0011】
また、特開平9−129903号公報及び特開平9−129906号公報には、概要、基板上に第1電極層、第1スタックセル、第2スタックセル及び第2電極層からなる単位素子が複数個形成され、これらの複数の単位素子を直列接続される集積化薄膜タンデム太陽電池の製造工程においてレーザースクライブ法により電極及び/またはセルを溶断して分割する技術が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題を説明するために、まずレーザースクライブ法を使用して集積化した半導体素子(本説明においては太陽電池)の代表的な構造及び製造方法を図13を用いて説明する。
【0013】
図13は従来の半導体素子(薄膜太陽電池)の構造を断面図として表した模式図である。これは従来より一般的に採用されている集積型薄膜太陽電池の構造であり、1321は絶縁性基板、1322は第1電極層、1324は半導体層、1326は第2電極層、1328は単位素子、1323は第1電極層を分割する分割溝、1325は隣接する単位素子の第1電極と第2電極を接続する接続部、1327は隣接する第2電極及び半導体層を分割する分割溝(半導体層の分割は必須ではない)を示している。
【0014】
第1電極層1322とアモルファスシリコン等よりなる半導体層1324と第2電極層1326を順次積層し、半導体層1324に設けられた接続部1325を介して、互いに隣接する単位素子1328間が直列に接続されている。
【0015】
第1電極層1322としては、通常、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電膜が用いられ、また第2電極層1324としてはアルミニウム(Al)、銀(Ag)、クロム(Cr)等の金属膜が用いられる。
【0016】
このような従来の集積化薄膜太陽電池は、およそ次のような方法によって作製される。
【0017】
絶縁基板(例えばガラス基板)1321上に、SnO2、ZnO、ITO等の透明導電膜を第1電極層1322としてスパッタリング法等により堆積し、集積化のためにレーザースクライブ法により第1電極層1322を発電領域に対応して分離する分離溝1323を形成する。そしてレーザースクライブ時に発生した溶断残渣を除去するために洗浄を行い、プラズマCVD法によりp−i−n接合構造を有する非晶質シリコン半導体層(p層及び/又はn層は必要に応じて微結晶とすることもできる)1324を全面にわたって堆積する。続いて第1電極層1322と同様にレーザースクライブ法によって半導体層1324の分離を行い分離溝1325を形成した後、溶断残渣を除去するための洗浄を行う。さらに第2電極層1326としてAl,Ag,Cr等の金属を単層または複層に堆積する。この堆積により分離溝1325は第1電極層と、隣接する単位素子の第2電極層との接続部となり、更に第2電極層1326を第1電極層1322と同様にレーザースクライブ法により分離し分離溝427を形成することで集積化された大面積太陽電池が完成する。
【0018】
しかし、このようなレーザー加工により同一の基板上に形成された半導体素子を分割し、直列接続することによって集積化する場合、以下の問題が存在する。
【0019】
レーザー光照射により非晶質シリコン層の一部が加熱され最表面部が結晶化することによって低抵抗化し、漏れ電流が多くなり、太陽電池の出力が低下する場合がある。レーザースクライブ時にレーザー光照射部分は瞬間的には1000℃程度の高温になるものと考えられる。この熱により半導体層の溶断部の最表面が結晶化(或いは電極層の金属と合金化)することによって電気抵抗が2桁以上小さくなる場合がある。半導体層部分の電気抵抗が小さくなると、上部電極と下部電極の間に電気抵抗が小さくなった半導体層を介して漏れ電流が流れる(ショートする)ことによって発電電力を無駄に消費することになる。この漏れ電流により太陽電池の出力が低下する。また漏れ電流は第1電極層1322と第2電極層1326との間に発生する電圧に比例する。一方、太陽電池は光が弱いときは出力電流は小さいが出力電圧はそれほど低下しないので、光が弱い状態においても漏れ電流はそれほど減少しない。従って光が弱いときは相対的に漏れ電流による電力損失が大きくなるという問題が起こる。
【0020】
またレーザー光を用いて各層をライン状にスクライブ加工するためには、レーザー光を走査しなければならず、大面積をパターニングする場合には、長時間を要するという問題があった。
【0021】
本発明はこれらの問題を解決し、さらに光照射による劣化が実質的にない、或いは極めて小さい半導体素子の表面の一部をライン状に除去する半導体素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述した問題点を解決するために、半導体素子の表面の少なくとも一部をライン状に除去する半導体素子の製造方法において、前記半導体素子の表面に放電隙間を形成してワイヤ型の電極を配し、前記ワイヤ型電極を5mm/秒以上の速度で連続的に送りながら前記隙間に間欠的に電圧パルスを印加し放電を発生させて前記半導体素子表面の一部を除去することを特徴とするものである。
【0023】
上記本発明の半導体素子の製造方法は、さらなる特徴として、
「前記電極の幅、または直径が0.05mm乃至1mmである」こと、
「前記ワイヤ型電極を複数並べる」こと、
「少なくとも放電を発生させる放電隙間が加工液中に浸漬されている」こと、
「少なくとも放電を発生させる放電隙間に反応ガスが充填されている」こと、を含むものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
(半導体素子)
本発明は、絶縁基板上に形成された非晶質半導体素子に好適に適用できるものである。しかし、本発明は、非晶質以外の単結晶半導体素子、多結晶半導体素子、あるいは例えば化合物等の結晶系以外の半導体素子においても適用可能であり、更に絶縁性基板以外に、導電性基板、または例えば半導体ウェハ等の基板を持たない半導体素子にも適用可能である。
【0026】
図10は、本発明を適用可能な半導体素子の一例として光起電力素子の層構成を示す模式図である。また、図11(a)〜(c)は、図10の半導体素子の各製造工程における構造を示している。
【0027】
該半導体素子は、ポリイミドフィルム等の絶縁基板又はステンレス等の金属基板1021上に、Al、Cu、Ag等からなる反射導電層1026、半導体層1024、そしてITO等の透明導電層1022を積層して構成されている。
【0028】
図11(a)は、基板1021の表面に反射導電層1026が堆積され、更に反射導電層1026に複数の分割溝1027が形成された状態を表している。これらの分割溝1027によって、反射導電層1026は電気的に分割される。
【0029】
図11(b)は、反射導電層1026、及び分割溝1027上にわたって半導体層1024を堆積し、更に半導体層1024に複数の分割溝1025が形成された状態を表している。
【0030】
図11(c)は、半導体層1024、及び分割溝1025上にわたって透明導電層1022を堆積し、更に複数の分割溝523によって電気的に分割されることで、隣接する半導体素子が直列に接続された状態を表している。
【0031】
更に、図12は、本発明を適用可能な半導体素子の別の一例として透明基板上に形成された光起電力素子の層構成を示す模式図である。該半導体素子は、ガラス等の透明性基板1021上に、SnO2、ZnO、ITO等の透明導電層1022、光起電力素子等の半導体層1024、そしてAl、Cu、Ag等からなる反射導電層1026から構成されている。
【0032】
以下、本発明を適用可能な半導体素子の各構成要素についてさらに詳細に説明する。
【0033】
・基板
基板1021は半導体素子が非晶質のような薄型の場合に半導体層1024を機械的に支持する部材であり、例えば半導体ウェハのような半導体層自体が十分な機械的強度を有する場合は特に設ける必要はない。基板1021の材料は導電性でも絶縁性でもよいが、基板1021に電極の役割も兼ねさせる場合には、導電性である必要がある。基板1021には電極や半導体層等を設ける際の加熱温度(通常200℃以上)に耐えうる耐熱性が要求される。
【0034】
基板1021を構成する導電性の材料としては、例えばFe、Ni、Cr、Al、Mo、Au、Nb、Ta、V、Ti、Pt、Pb等の金属、又はこれらの合金、例えば真ちゅう、ステンレス鋼等の薄板及びその複合体が挙げられる。
【0035】
基板1021を構成する絶縁性の材料としては、ポリエステル、ポリエチレン、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂フィルム、又はこれらとガラスファイバー、カーボンファイバー、ホウ素ファイバー等との複合体、及び、ガラス、セラミック等、更には導電性基板上にこれらの絶縁層を形成した積層材料等が挙げられる。導電性基板上に形成される絶縁層としては、少なくとも1×1010Ωcm以上、好ましくは1×1012Ωcm以上の比抵抗を持つ必要がある。材料としては、ダイヤモンド膜、シリコン膜、炭化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸化アルミニウム膜、弗化カルシウム膜等が挙げられ、これらの膜はスパッタリング、プラズマCVD、イオンプレーティング等の方法で導電性基板上に堆積させることができる。
【0036】
これらの基板は一定の形状に切断して用いても良いし、長尺のシート状の形態で用いても良い。長尺のシート状の形態で用いた場合にはコイル状に巻くことができるので、連続生産に適しており、保管や輸送も容易になる。基板の表面は鏡面でも良いが、適当な凹凸があってもよい。
【0037】
・反射導電層
反射導電層1026は、半導体層1024を透過した光を反射させ、再び半導体層1024へ入射する反射層であり、且つ/又は発生した電力を取出す為の一方の導電層であり、半導体等に対してはオーミックコンタクトとなるような仕事関数を持つことが要求される。材料としては、例えば、Al、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、Mo、Fe、V、Cr、Cu、SnO2、In2O3、ZnO、CdO、Cd2SnO4、ITO等、或いはこれらの金属を含む合金、及び透明導電酸化物(TCO)等が好適に用いられる。反射導電層1026の表面は平滑であることが望ましいが、光の乱反射を起こさせる場合には、その表面にテクスチャー処理をしても良い。
【0038】
反射電極層の作製方法としては、例えばスパッタリング、メッキ、プラズマCVD、イオンプレーティング等の方法で基板上(導電性基板の場合は導電性基板上に形成された絶縁膜上)に堆積させることができる。
【0039】
また、基板1021が導電性材料である場合は反射導電層1026を設けない場合もある。
【0040】
・半導体層
半導体層1024としては、一般に使用される公知の半導体物質を使用することができる。例えばpin接合非晶質シリコン、pn接合単結晶シリコン、多結晶シリコン、CuInSe2/CdS等の化合物半導体が挙げられる。更に非晶質シリコンの場合、半導体層を構成する各層(p層、i層、n層)の少なくとも1層以上、又は全層が微結晶構造を有していても良い。
【0041】
上記半導体層の作製方法としては、半導体層が非晶質シリコンの場合は、シランガス等の薄膜を形成する原材料ガスを、プラズマ放電を発生させるプラズマCVD等に導入することにより作製することができる。また、半導体層がpn接合多結晶シリコン層の場合は、例えば溶融シリコンから薄膜を形成する方法がある。また、半導体層がCuInSe2/CdSの場合は、電子ビーム蒸着法、スパッタリング法、電析法等の方法で形成される。
【0042】
・透明導電層
透明導電層1022は、半導体層1024で発生した電力を取り出す為の導電層であり、反射導電層1026と対を成すためのものである。透明導電層1022は非晶質シリコンのようにシート抵抗が高い半導体の場合に必要であり、結晶系半導体ではシート抵抗が低いため特に必要としない。透明導電層1022は、光入射側に位置するために透明であることが必要で、太陽や白色蛍光燈等からの光を半導体層内に効率良く吸収させるために光の透過率が85%以上であることが望ましく、更に電気的には光で発生した電流を半導体層に対し横方向に流れるようにするためにシート抵抗値は100Ω/□以下であることが望ましい。このような特性を備えた材料としては、例えばSnO2、In2O3、ZnO、CdO、CdSnO4、ITO(In2O3+SnO2)などの金属酸化物が挙げられる。
【0043】
(半導体素子表面の一部除去)
本発明の、半導体素子表面の一部除去とは、反射導電層、透明導電層、半導体層(p層、n層、i層)の少なくとも1層以上、又は全層に対し、選択的にパターンを形成するものである。例えば特公昭62−14954号公報に開示されている非晶質シリコン薄膜、金属薄膜、あるいは透明導電膜等の金属酸化物薄膜等の薄膜に対するライン状のスクライブ加工、又は特開平5−326989号公報に開示されるようなシリコンウエハの基板表面に埋め込み電極を形成するための溝加工等が挙げられる。
【0044】
(放電加工)
本発明の、放電を発生させ半導体素子の表面の少なくとも一部をライン状に除去する加工方法として、公知の放電加工手段が適用できる。
【0045】
図1は本発明の放電加工方法の一例を示す模式図である。
【0046】
図中101は図示しないチャック機構により固定された被加工物である半導体素子、102は半導体素子101との間に放電を発生させる電極、103は半導体素子101と電極102間に加工エネルギーを供給する電源である。また必要に応じて電極102、又は/及び半導体素子101は図示しないチャック機構によりZ方向に移動可能な移動手段に固定されており、半導体素子101と電極102間の放電隙間を制御可能な機構を有している。更に電極102、又は/及び半導体素子101の図示しないチャック機構は、半導体素子101と電極102間の放電隙間を平行に調整する機構を有し、放電加工を行なった際の、位置による加工ばらつきが最小となるように調整される。また必要に応じてX方向、y方向に移動可能な移動手段を設けることで、連続的な加工が可能となる。
【0047】
(ワイヤ放電加工)
本発明の、放電を発生させ半導体素子の表面の少なくとも一部をライン状に除去するワイヤ放電加工方法としては、前記電極102がワイヤ状の電極であることを特徴とし、公知のワイヤ放電加工手段が好適に適用できる。
【0048】
図2は本発明のワイヤ放電加工方法の一例を示す模式図である。
【0049】
図中101は図示しないチャック機構により固定された被加工物である半導体素子、102はワイヤ電極、103は半導体素子101と電極102間に加工エネルギーを供給する電源である。104はワイヤ電極102をスプールするワイヤボビン、105はワイヤ電極102の走行方向を変更するプーリ、106はワイヤ電極の位置決めをするダイヤモンドダイス、107はワイヤ電極102を走行させる回転ローラであり、図示しないワイヤ電極102に張力を加える張力調整機構を有する。
【0050】
また前記放電加工手段と同様に、必要に応じて例えばワイヤ電極102の位置決め部材であるダイヤモンドダイス106をz方向に移動させる移動手段、又は/及び半導体素子101は、図示しないチャック機構によりz方向に移動可能な移動手段に固定されることで、半導体素子101とワイヤ電極102間の放電隙間を制御することが可能である。更にワイヤ電極102の位置決め部材であるダイヤモンドダイス106、又は/及び半導体素子101の図示しないチャック機構は、半導体素子101とワイヤ電極102間の放電隙間を平行に調整する機構を有し、放電加工を行なった際の、位置による加工ばらつきが最小となるように調整される。
【0051】
・ワイヤ電極
ワイヤ電極102としては、導電材料である例えばCu、Ni、Mg、Mn、Ag、Au、Pt、Ti、Mo等、或いはこれらの金属を含む合金等の公知の導電性ワイヤが使用可能であるが、放電によりワイヤ電極は少なからず傷を受けるため、極細ワイヤを使用した場合など、1〜数回の放電で新しい電極に取り替える必要があり、安価な材料であるCu、Moなどが好適に用いられる。電極に対する電圧パルスの印加による加工が、例えばSF6、CF4、Cl2等の腐食性ガス雰囲気中で行われる場合などは機械的強度が弱いが耐蝕性のあるAlを使うこともでき、更にAl2O3、AlF3、BaF3、CaF2、MgF2等を表面にコーティングすることも可能である。
【0052】
また、ワイヤ電極102の直径は要求される除去ライン幅、及び被加工物の材料により決定されるが、半導体素子の表面をライン状に除去する加工に要求されるライン幅が概ね10μmから300μmで、被加工物材料が前記された半導体素子材料であることから、ワイヤ電極の直径は0.05mmから1mmであることが望ましい。
【0053】
更に、放電によりワイヤ電極は少なからず傷を受けるため、同じ位置で数回の放電を発生させるとワイヤ電極が切断されることがある。よってワイヤ電極102はボビンに巻かれた状態で供給され、5mm/秒以上の速度で送られながら加工を行なうことが望ましい。
【0054】
・加工液
本発明の、ワイヤ電極と半導体素子の表面に設けた放電隙間に電圧パルスを印加し放電を発生させる加工方法において、少なくとも該放電隙間が加工液中に浸漬している場合、加工屑による異常放電や、ワイヤ電極102、半導体素子101の被加工面が粗れたり損傷することを防ぎ、放電を安定的に発生させることが容易となる。
【0055】
加工液の供給方法を図3及び図4を用いて説明する。図3中、108は加工液水槽を示し、ワイヤ電極102の放電加工部、半導体素子101共に、加工液水槽108に浸漬されており、該加工液水槽108中で放電加工が行われる。また図4中、109は加工液を供給するノズルを示し、ノズル109を通じて加工液が供給され、少なくともワイヤ電極102と半導体素子101間の放電隙間が、該加工液により浸漬される。
【0056】
加工液としては、純水、又は油系の加工液が用いられ、更に必要に応じて加工液中に1〜50μm程度の粒径の微粉末を混入させた公知の粉末混入加工液を用いても良い。粉末粒子は多結晶性シリコン等の半導体物質、Al、グラファイト粉末などの導電性物質、或いは無機酸化物、無機炭化物が用いられる。
【0057】
・反応ガス
本発明の、放電隙間を反応ガスにより充填することで、間欠的に電圧パルスを印加した電極102によって発生させた反応ガスに基づく中性ラジカルを半導体素子101の被加工面に供給し、この中性ラジカルと加工面を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し、半導体素子101の表面の一部を除去することができる。
【0058】
反応ガスの供給方法を図5を用いて説明する。図5中、110は処理室を示し、少なくともワイヤ電極102の放電加工部、半導体素子101は、処理室110内に収められており、該処理室110中が反応ガスで充填された状態で電極に電圧パルスが印加されラジカルの発生が行われ、反応後のガスが処理室外に排気ガスとして排気される。ここでは処理室110を特に設けたが、例えばノズルを通じて反応ガスが供給され、少なくともワイヤ電極102と半導体素子101間の隙間が、反応ガスで充填されれば良い。この場合、ノズルにより新鮮な反応ガスが吹き付けされることになるので、排気ガスが該隙間に滞留し難いという効果もある。
【0059】
ここで、ラジカルを発生させる方法としては133Pa以下の真空度で放電により容易に生成できるプラズマを利用することもできるが、発生するラジカルの密度が低く加工速度が遅いことから、1気圧以上の高圧力下で電極に直流又は交流の電圧パルスを印加して不活性ガスに基づく荷電粒子を発生させ、若しくは寿命の長い準安定状態の粒子を発生させ、これらの粒子と反応ガスとの衝突によって、反応ガスに基づく中性ラジカルを生成するのもである。
【0060】
反応ガスとしては、SF6、CF4等のフッ素系ガス、Cl2等の塩素系ガス等の公知の反応ガスが適用可能である。
【0061】
【実施例】
以下、本発明の実施例を示す。
【0062】
(実施例1)
図6乃至図8は本発明の実施例1にかかる模式図であり、図6は半導体素子として光起電力素子の完成後の断面を示す模式図であり、図7(a)〜(c)は各製造工程における光起電力素子の構造を示しており、図8は半導体素子の表面の一部をライン状に除去する手段を説明する模式図である。
【0063】
図6中、621は厚さ2mm、50mm×50mmのガラス基板であり、626はO2雰囲気中でInを抵抗加熱法を用いて蒸着することにより形成された厚さ約700Åの酸化インジウム薄膜からなる透明導電層、624はプラズマCVD法によりp型、i型、n型、p型、i型、n型の各層を順次積層して形成した光起電機能を有する非晶質シリコンからなる半導体層であり、各層の厚さは、100Å、800Å、100Å、100Å、4000Å、150Å程度とした。また、622はスパッタリング法により形成された厚さ2000ÅのAlからなる反射導電層である。
【0064】
図7(a)はガラス基板621上に堆積された透明導電層622に分割溝623が形成された状態を表している。
【0065】
図7(b)は、透明導電層622、及び分割溝623上にわたって半導体層624を堆積し、更に半導体層624に分割溝625が形成された状態を表している。
【0066】
図7(c)は、半導体層624、及び分割溝625上にわたって反射導電層626を堆積し、更に反射導電層626に分割溝627が形成された状態を表している。このように電気的に分割することで、隣接する半導体素子が直列に接続された光起電力素子を作製することができる。
【0067】
分割溝623の形成方法を図8を用いて説明する。図8中、801は基板621上に透明導電層622を堆積した半導体素子、802はφ0.1mmのCu製のワイヤ電極、803はワイヤ電極802に電圧パルスを印加する電源であり、ワイヤ電極802と半導体素子801は、その隙間が平行になるように調整されており、また、図示しないが、ワイヤ電極802はz方向に移動可能な移動手段に固定され、更に半導体素子801はx方向に移動可能なテーブルにチャック機構により固定されている。また、半導体素子801とワイヤ電極802の放電隙間に、ノズル809により純水が供給されている。
【0068】
次に、本加工の一連の動作を説明する。ワイヤ電極802は80mm/秒の速度で送られており、ワイヤ電極802と透明導電層622との間には電源803により30Vの電圧が印加されている。上記の状態でワイヤ電極802はz方向を半導体素子801に向かって放電を開始する距離まで移動する。放電を開始した位置から更にワイヤ電極802をz方向の光起電力素子側に20μm送り込み、透明導電層622の一部を除去し分割溝623を形成する加工が終了する。その後ワイヤ電極802はz方向の所定の位置に前記移動手段により戻され、半導体素子801はx方向に1ステップ送られることで、分割溝の形成が連続的に行われる。
【0069】
一連の加工において作製した半導体素子801の分割溝623を測定したところ、線幅70〜90μmであり、テスタによる測定によって、分割溝623により、透明導電層622は電気的に分割されていることがわかった。
【0070】
本実施例において、1本の分割溝の作製に要する時間は約2秒で終了した。長さ50mmの分割溝、1本の加工では従来の走査型レーザを用いたスクライブに比べ加工時間に優位性が見受けられないが、ワイヤ電極を複数並べた場合、50mm×50mmの半導体素子の加工が、ほぼ同じ時間で終了し、更に分割溝の長さが長くなった場合でもワイヤ電極を長くするだけですみ加工時間が大幅に延びることがなく大面積の半導体素子の加工に適している。
【0071】
尚、分割溝625、627についても同様の形態で加工可能であるが、薄膜の場合、各層に対し選択的に分割溝を形成する必要があり、溝の深さ方向の制御が難しい。更に、ノズル809により純水を供給しない場合、ワイヤ電極が切れやすくなるため送り速度を速める必要がある。送り速度250mm/秒で検討を行なった結果、線幅20〜70μmの分割溝623が形成され、テスタによる測定で、電気的にも分割されているのが確認できた。
【0072】
(実施例2)
図9は本発明の実施例2にかかる模式図であり、半導体素子の表面の一部をライン状に除去する手段を説明する模式図である。
【0073】
本実施例は、放電を発生させる放電隙間に反応ガスを供給した例である。
【0074】
図9中、901は基板上に透明導電層を堆積した半導体素子、902はφ0.3mmのCu製のワイヤ電極、903はワイヤ電極902に電圧パルスを印加する電源であり、ワイヤ電極902と半導体素子901は、その隙間が平行になるように調整されており、また、図示しないが、ワイヤ電極902はz方向に移動可能な移動手段に固定され、更に半導体素子901はx方向に移動可能なテーブルにチャック機構により固定されている。また、半導体素子901とワイヤ電極902は処理室910内に設けられており、ノズル909により反応ガスSF6が半導体素子901とワイヤ電極902の隙間に向かって供給されている。更に反応後のガスは排気ガスとして処理室外に排気され、処理室は2気圧となるように調整されている。
【0075】
半導体素子901は、実施例1と同様、厚さ2mm、50mm×50mmのガラス基板に、O2雰囲気中でInを抵抗加熱法を用いて蒸着することにより形成された厚さ約700Åの酸化インジウム薄膜からなる透明導電層622を堆積したもので、分割溝形成後、プラズマCVD法によりp型、i型、n型、p型、i型、n型の各層を順次積層した光起電機能を有する非晶質シリコンからなる半導体層であり、更にスパッタリング法により形成されたAlからなる反射導電層を形成する。
【0076】
次に、本加工の一連の動作を説明する。ワイヤ電極902はz方向の移動手段により半導体素子901から1mmの距離に配置される。この時ワイヤ電極902は80mm/秒の速度で送られており、ワイヤ電極902と透明導電層622との間には電源903により30Vの電圧が印加される。反応ガス雰囲気中で電極に電圧を印加することで反応ガスに基づく中性ラジカルが発生し、該中性ラジカルと半導体素子901表面に堆積した透明導電層の原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し、透明導電層622の一部を除去する加工が行なわれる。その後半導体素子901はx方向に1ステップ送られることで、分割溝623の形成が連続的に行われる。
【0077】
一連の加工において作製した半導体素子901の分割溝623を測定したところ、線幅70〜90μmであり、テスタによる測定によって、分割溝623により、透明導電層622は電気的に分割されていることがわかった。
【0078】
尚、本実施例では、ワイヤ電極902を80mm/秒の速度で送りながら除去加工を行なったが、ワイヤ電極を送らない場合でも検討を行なった結果、線幅30〜100μmの分割溝623が形成され、テスタによる測定で、電気的にも分割されているのが確認できた。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体素子の表面に放電隙間を形成して電極を配し、該隙間に間欠的に電圧パルスを印加し放電を発生させることで、半導体素子表面の一部を除去することができるので、電極の長さが長くなった場合や、複数の電極を持つ場合でも、ほぼ同様の加工時間で加工できる。即ち例えば光起電力素子等、大面積の半導体素子に対して溝加工を施す場合に、高い生産性を示す。
【0080】
また、本発明の製造方法は、光照射を伴わない加工方法であるので、半導体素子の光劣化の心配がない。
【0081】
また、本発明の、特に反応ガス中での加工方法は熱による半導体層の電気抵抗の低下を心配する必要がない。
【0082】
更に、ワイヤ電極が連続的に送られながら供給されるので、電極の劣化の心配がなく、連続加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電加工方法の一例を示す模式図である。
【図2】本発明のワイヤ放電加工方法の一例を示す模式図である。
【図3】本発明のワイヤ放電加工方法において、加工液の供給方法の一例を示す模式図である。
【図4】本発明のワイヤ放電加工方法において、加工液の供給方法の別の例を示す模式図である。
【図5】本発明のワイヤ放電加工方法において、反応ガスの供給方法の一例を示す模式図である。
【図6】本発明の実施例1にかかる半導体素子として、光起電力素子の完成後の断面を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例1にかかる光起電力素子の各製造工程における構造を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例1における分割溝の加工方法を示す模式図である。
【図9】本発明の実施例2における分割溝の加工方法を示す模式図である。
【図10】本発明を適用可能な半導体素子の一例として、光起電力素子の層構成を示す断面図である。
【図11】図10の光起電力素子の各製造工程における構造を示す断面図である。
【図12】本発明を適用可能な半導体素子の別の一例として、透明基板上に形成された光起電力素子の層構成を示す断面図である。
【図13】従来の半導体素子(薄膜太陽電池)の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
101、801、901 半導体素子
102、802、902 (ワイヤ)電極
103、803、903 電源
104 ワイヤボビン
105 プーリ
106 ダイヤモンドダイス
107 回転ローラ
108 加工液水槽
109、809、909 ノズル
110、910 処理室
621、1021、1321 基板
622、1022、1322 第1電極層(透明導電層)
623、1023、1323 第1電極層の分割溝
624、1024、1324 半導体層
625、1025、1325 半導体層の分割溝
626、1026、1326 第2電極層(反射導電層)
627、1027、1327 第2電極層の分割溝
1328 単位素子
Claims (5)
- 半導体素子の表面の少なくとも一部をライン状に除去する半導体素子の製造方法において、前記半導体素子の表面に放電隙間を形成してワイヤ型の電極を配し、前記ワイヤ型電極を5mm/秒以上の速度で連続的に送りながら前記隙間に間欠的に電圧パルスを印加し放電を発生させて前記半導体素子表面の一部を除去することを特徴とする半導体素子の製造方法。
- 前記ワイヤ型電極の幅、または直径が0.05mm乃至1mmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
- 前記ワイヤ型電極を複数並べることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
- 少なくとも放電を発生させる放電隙間が加工液中に浸漬されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
- 少なくとも放電を発生させる放電隙間に反応ガスが充填されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
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