JP4473965B2 - アンプ台 - Google Patents

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本発明は、ギターアンプ等のスピーカ付きアンプを載置して該アンプの音響特性を高めるためのアンプ台に関する。
前記アンプを床面上に直接設置すると、アンプのスピーカ本体で発生した音波振動が直接空気中に伝播される一方、床等に伝達されてそれらを振動させると共に二次的に空気中に伝播されるため両者が干渉し、それによって前記アンプの音響特性が低下することになる。このような問題を解消するために、通常、前記アンプは、その使用に際して適宜のアンプ台上に載置され、それによってスピーカ本体からの音波振動が直接床に伝達されないようにしている。
前記アンプ台としては、従来、例えば木製の矩形枠体や箱体等が適宜代用され、また専用の「グランマ(GRAMMA)」音響絶縁台(米国アウラレックス・アコースティック社製)等も市販され、これは、アンプ等を床から浮上させて共振を抑制し得るものである。
一方、特開平10−304484号公報には、スピーカボックスと床との機械的振動伝達関係を切り離すことにより変調歪みの改善、床の振動低減を図るために、前記スピーカボックスと床との間にばね鋼等の吸振部材を介在させるようにしたインシュレータが開示されている。また、特開平11−194760号公報にも、床面上に置かれたスピーカに振動の自由度を与えることにより音質への悪影響や音波の振動波形の歪を減少させるために、床面とスピーカとの間に弾性変形可能なばね材製の荷重担持部材を配置するようにした楽器又はスピーカの支持具が開示されている。
特開平10−304484号公報 特開平11−194760号公報
従来の前記アンプ台は、アンプのスピーカ本体からの音波振動が床に直接伝わらないように該アンプと床面との間をばね部材等の制振機構により音響的に絶縁し得るものではあるが、これらのアンプ台には、アンプのスピーカ本体から下方への音波振動を有効且つ積極的に利用して該アンプの音響特性を高めようとする視点や着想が見られない。
本発明の課題は、アンプのスピーカ本体からの音波振動が床に直接伝わらないように該アンプと床面との間をばね部材等の制振機構により音響的に絶縁し得るのみならず、アンプのスピーカ本体から下方への音波振動を有効且つ積極的に利用して該アンプの音響特性を高めることができるアンプ台を提供することにある。
本発明に係るアンプ台は、上面にアンプ載置域を有し、該アンプ載置域内に下面への貫通穴を有する上板と、前記上板の下面に、後端に間隙を残すと共に前方に向かって両側に拡大するように貫通穴を挟んで配置された一対の側板と、前記上板の下方に前記両側板を介して配置され、前記上板及び両側板と協働して前後方向に貫通すると共に前方に向かって両側に拡大する共鳴空洞を形成する下板と、前記下板の下面に配置され、該下板をその上の部材と一体に床面上に安定に設置させる振動吸収性脚部とからなるものである。
前記上板の下面には、貫通穴を全面的又は部分的に覆うように布材が配設されてもよい。また、前記上板と下板とに、共鳴空洞の外側の位置において補強部材が架橋されていてもよい。
前記上板、側板及び下板、さらに補強部材等の材料に特別の限定はなく、例えば金属、木材、パルプを圧縮成形したもの等を好適に使用することができる。また、側板は、通常、平坦面を有するもので足りるが、必要に応じて曲面又はそれと平坦面との複合面を有するものであってもよい。さらに、前記振動吸収性脚部には、例えばばね材や吸振性、制振性、共振防止性物質等を用いた公知の機構を採用することができる。
本発明に係るアンプ台によれば、アンプのスピーカ本体からの音波振動が床に直接伝わらないように該アンプと床面との間をばね部材等の制振機構により音響的に絶縁し得るのみならず、アンプのスピーカ本体から下方への音波振動を有効且つ積極的に利用し、貫通穴を介して共鳴空洞により前方に伝播させて該アンプの音響特性を高めることができる。
また、前記上板の下面には、貫通穴を全面的又は部分的に覆うように布が配設されたものでは、貫通穴の被覆態様や布の吸音特性等に応じた音響特性が得られる。
さらに、前記上板と下板とに、共鳴空洞の外側の位置において補強部材が架橋されたものでは、アンプのより安定した支持が得られる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係るアンプ台の斜視図、図2(A)は図1に示すアンプ台の平面図、図2(B)は図1に示すアンプ台の正面図、図2(C)は図1に示すアンプ台の底面図である。また、図3は、ギターアンプを図1〜2に示すアンプ台に載置して音響状態を測定し、得られた伝送周波数特性を示す周波数スペクトルの一例を示す図表、図4は、図1〜2に示すアンプ台において布材が上板の下面に配設されていないアンプ台を用いた場合についての図3と同様の図表、図5は、ギターアンプを床面上に直接載置した場合の図3と同様の図表である。
[アンプ台の構成]
図1〜2において、アンプ台1は、上板2、一対の側板3、下板4及び振動吸収性脚部5から主として構成され、全体として横630mm、縦340mm、高さ110mm(脚部5を除く)の概略大きさを有している。
前記上板2は、板厚15mmの木製板材からなり、上面にアンプ載置域21を有し、該アンプ載置域21内に下面への直径120mmの貫通穴22を有する。前記一対の側板3は、板厚25mmの木製板材からなり、前記上板2の下面に、後端に20mm幅の間隙31を残すと共に前方に向かって両側に拡大するように貫通穴22を挟んで配置されている。また、前記下板4は、板厚25mmの木製板材からなり、前記上板2の下方に前記両側板3を介して配置され、前記上板2及び両側板3と協働して前後方向に貫通すると共に前方に向かって両側に拡大する共鳴空洞6を形成している。さらに、前記振動吸収性脚部5は、前記下板4の下面に、各側板3の各端部に略対応する三角形の各頂点位置において高さの微調節可能に配置されると共に、幅方向の二個所にはばね材を用いた共振防止機構、残り一個所にゴム材を用いた共振防止機構を各々備え、前記下板4をその上の部材と一体に床面7上に安定に設置させている。
また、布材8が前記上板2の下面に貫通穴22を全面的に覆うように着脱可能に配設され、さらに前記上板2と下板4とには、共鳴空洞6の外側における各側板3が介設されない側の各角部において補強部材9が架橋されている。
[音響特性の比較試験]
スタジオ内に、スピーカ内臓のギターアンプ(米国フェンダー社製フェンダー・ツイン・リバーブ、出力100W)を設置すると共にその前方50cmの位置にマイクロホンを配置し、これらにマランツ製オーディオコンピュータ「AX1000」を接続し、これらの測定機器両側に吸音パネルを配置して各場合の音響特性を測定し、音圧レベル(dB)を縦軸、周波数(Hz)を対数目盛の横軸とする伝送周波数特性を示す周波数スペクトルを得た。図3はギターアンプを図1〜2に示すアンプ台1に載置した場合、図4は図1〜2に示すアンプ台1において布材8が上板2の下面に配設されていないアンプ台1を用いた場合、そして図5はアンプ台1を用いずにギターアンプを床面7上に直接載置した場合における周波数スペクトルを各々示している。
本発明に係るアンプ台1を用いた場合における図3〜4に示す周波数スペクトルと、前記アンプ台1を用いない場合における図5に示す周波数スペクトルとを比較すると、概して、8Hz以下の周波数域及び250Hz以上、特に1KHz以上の周波数域において両者間に大きな変化が認められる。また、本発明に係る、布材8が上板2の下面に配設されたアンプ台1を用いた場合における図3に示す周波数スペクトルと、本発明に係る、布材8が上板2の下面に配設されていないアンプ台1を用いた場合における図4に示す周波数スペクトルとを比較すると、概して、2KHz以上の周波数域において両者間に明確な変化が認められる。
図1は、本発明に係るアンプ台の斜視図である。 図2(A)は図1に示すアンプ台の平面図、図2(B)は図1に示すアンプ台の正面図、図2(C)は図1に示すアンプ台の底面図である。 図3は、ギターアンプを図1〜2に示すアンプ台1に載置して音響状態を測定し、得られた伝送周波数特性を示す周波数スペクトルの一例を示す図表である。 図4は、図1〜2に示すアンプ台において布材が上板の下面に配設されていないアンプ台を用いた場合についての図3と同様の図表である。 図5は、ギターアンプを床面上に直接載置した場合の図3と同様の図表である。
符号の説明
1 アンプ台
2 上板
3 側板
4 下板
5 脚部
6 共鳴空洞
7 床面
21 アンプ載置域
22 貫通穴
31 間隙

Claims (3)

  1. 上面にアンプ載置域を有し、該アンプ載置域内に下面への貫通穴を有する上板と、前記上板の下面に、後端に間隙を残すと共に前方に向かって両側に拡大するように貫通穴を挟んで配置された一対の側板と、前記上板の下方に前記両側板を介して配置され、前記上板及び両側板と協働して前後方向に貫通すると共に前方に向かって両側に拡大する共鳴空洞を形成する下板と、前記下板の下面に配置され、該下板をその上の部材と一体に床面上に安定に設置させる振動吸収性脚部とからなるアンプ台。
  2. 前記上板の下面に貫通穴を全面的又は部分的に覆うように布材が配設された請求項1に記載のアンプ台。
  3. 前記上板と下板とに、共鳴空洞の外側の位置において補強部材が架橋された請求項1に記載のアンプ台。
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