JP4473747B2 - 巻線方法とその巻線装置 - Google Patents

巻線方法とその巻線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4473747B2
JP4473747B2 JP2005043755A JP2005043755A JP4473747B2 JP 4473747 B2 JP4473747 B2 JP 4473747B2 JP 2005043755 A JP2005043755 A JP 2005043755A JP 2005043755 A JP2005043755 A JP 2005043755A JP 4473747 B2 JP4473747 B2 JP 4473747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
jig
winding jig
axis
split core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005043755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006230159A (ja
Inventor
敬 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoku Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nittoku Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittoku Engineering Co Ltd filed Critical Nittoku Engineering Co Ltd
Priority to JP2005043755A priority Critical patent/JP4473747B2/ja
Publication of JP2006230159A publication Critical patent/JP2006230159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4473747B2 publication Critical patent/JP4473747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、分割コアの巻線方法およびその装置に関する。
従来は、分割コアに巻線する場合、これらの分割コアを一列に並べ、分割コアの周囲を回転するノズルから繰り出される線材を、分割コアの巻胴部に巻回することにより巻線を行っていた。
特開平10−136620号公報
この方法は、あらかじめ一体に形成されたステータの内周側に突出した磁極に巻線する場合に比べ、巻線が容易で、磁極の巻胴部に巻回する巻数も増加させることができる。しかしながら、分割コアの周囲にノズルを回転させるため、隣接する分割コアの間隔をある程度確保しないと、ノズルが隣接する分割コアに干渉してしまうため巻線装置が大型化してしまうという問題があった。また、分割コア間の距離を狭くする場合は、ノズルの動きを、レーストラック型にしなくてはならず、ノズルの動作が複雑になるとともに、ノズルの回転速度が遅くなってしまうという問題があった。
したがって、本発明は、隣接する分割コアの距離を狭くして装置の小型化を計るとともに、回転速度を上げて巻線時間を短くでき、さらには作業効率の良い巻線方法及び巻線装置を提供することを目的とする。
本発明に係る巻線装置は、軸中心に回転するスピンドル軸と、線材が巻回される分割コアをそれぞれ支持するとともに、前記スピンドルと一体的に回転する一対の巻治具と、前記一対の巻治具の少なくとも一方をスピンドル軸の軸方向にスライドする軸方向移動手段と、前記軸方向移動手段によってスライドする前記一対の巻治具の相対位置を位置決めする軸方向位置決め手段と、前記一対の巻治具の少なくとも一方をスピンドル軸の直交方向にスライドさせ、前記一対の巻治具の相対位置を調整する軸直交方向移動手段と、前記軸直交方向移動手段によってスライドする前記一対の巻治具の相対位置を位置決めする軸直交方向位置決め手段と、一方の分割コアへの巻回を終えた線材を、他方の分割コアに案内するガイド手段とを備え、前記軸直交方向位置決め手段は、前記一方の巻治具と前記他方の巻治具との間に、前記他方の分割コアの最外周において1巻きされる分の線材を余らせるように前記一対の巻治具の相対位置を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る巻線方法は、スピンドル軸の軸方向及び直交方向に少なくとも一方がスライド可能である一対の分割コアを備え、前記スピンドル軸と一体的に回転する前記分割コアに線材を巻回する巻線方法において、前記分割コアの一方を他方より前記スピンドル軸から離れて位置するようにスピンドル軸の軸方向にスライドさせ、前記スピンドル軸を回転させ前記一方の分割コアに線材を巻回し、前記一方の分割コアへの巻線終了後、他方の分割コアを前記一方の分割コアより前記スピンドル軸から離れて位置するようにスピンドル軸の軸方向にスライドさせ、前記一方の分割コアへの巻回を終えた線材を線材ガイドに這わせ、当該線材ガイドを前記他方の分割コアまで移動させ、前記スピンドル軸を回転させ前記線材ガイドに這わされた線材を前記他方の分割コアに巻回し、前記他方の分割コアへの巻線終了後、線材ガイドを引き抜くとともに前記他方の分割コアをスピンドル軸の直交方向にスライドさせ、前記一対の分割コア間の線材の緩みを防止することを特徴とする。
本発明によれば、分割コアを支持する一対の巻治具のスピンドル軸の軸方向の相対位置を位置決めする軸方向位置決め手段を備えるため、分割コア同士が隣接して接近していても、一対の巻治具のスピンドル軸の軸方向の相対位置をずらすことによって、省スペースで、高速回転が可能な巻線を行うことができる。さらに、巻治具のスピンドル軸の垂直方向の相対位置を位置決めする軸直交方向位置決め手段を備えるため、線材ガイドに這わされ、線材ガイドの高さ分余ってしまう線材の処理作業が容易となり、作業効率の向上に寄与する。
以下に、図面を参照して本発明の巻線装置の実施の形態について説明する。
図1〜図7を参照して本発明の実施の形態である巻線装置1について説明する。図1は、巻線装置1の概略を示す斜視図であり、図2は、第1巻治具、第2巻治具の固定手段を説明する図であり、図3は、第1巻治具、第2巻治具のスピンドル軸の軸方向の位置関係を示す平面図であり、図4は、巻治具のスピンドル軸の軸方向の位置決め機構を説明する機構図であり、図5は、線材保持手段を説明する図であり、図6は、線材ガイドを説明する図であり、図7は、線材の巻線方法を示す模式図である。説明上、X軸、Y軸、Z軸を、X軸は前後方向(=スピンドル軸の軸方向)、Y軸は左右方向(=スピンドル軸の軸方向に対して直交水平方向)、Z軸は上下方向(=スピンドル軸の軸方向に対して直交上下方向)とする。
巻線装置1は、X軸回りに回転するスピンドル軸2を回転自在に支持するスピンドル支持台3を備え、スピンドル支持台3はベース100上に立設し、スピンドル軸2は、その一端に接続されたスピンドルモータ4により回転制御される。
スピンドル軸2の他端には、第1巻治具6を支持する支持板5が接続される。第1巻治具6は、例えば四角柱状に形成され、その長手方向がX軸方向と平行に設置され、その一端面に前述の支持板5が接続される。他端面には線材21が巻回される分割コア7aのヨーク部7cの一方を固定する溝6aが形成され、溝6aはヨーク部7cの外形形状に対応して形成される。具体的には、この溝6aはヨーク部7cの両側の鍔部7dの一方が引っ掛かるように鍔部6fが形成され、ヨーク部7cの鍔部7dの他方は分割コア支持機構8により第1巻治具6に固定される。
分割コア支持機構8は、分割コア7の鍔部7dの一方を第1巻治具6に固定する鍔8aと、第1巻治具6のX−Z平面に平行に形成される一面6bに接してX軸方向に移動可能な平面部8bと、平面部8bから外側に立設する立壁8cと、この立壁8cと第1巻治具の一面6bから外側に突出する立壁6cとの間でX軸方向に平行に設置される第1バネ9と、立壁8cからX方向に伸びる受棒8dとから構成される。ここで、第1バネ9の付勢力は、第1巻治具6の溝6aに設置された分割コア7aの鍔部7dを分割コア支持機構8の鍔8aで第1巻治具6に押しつけるように作用する。
また、立壁8cからX軸方向に延出する受棒8dが設けられる。受棒8dは、別置された第1シリンダ機構10に固定された押板10aに押され、分割コア支持機構8が第1バネ9の付勢力により移動する方向と逆方向に分割コア支持機構8を移動する。この移動に伴い鍔8aも移動し、溝6aと鍔8a間のスペースが大きくなる。このスペースを用いて、第1巻治具6への分割コア7の取り付け、取り外しが可能となる。なお、第1巻治具6と対となる第2巻治具11にも同様の分割コア支持機構8が設けられる。
第1巻治具6と第2巻治具11との間には、第2巻治具11が第1巻治具6に対してスピンドル軸の軸方向(X軸方向)及びスピンドル軸の直交方向(Z軸方向)にそれぞれスライド可能とする中板30が配置される。第1巻治具6の面6bの対面6gには、Z軸方向に蟻溝形状の溝6dが形成され、中板30の第1巻治具6と接する面には、当該溝6dに摺動可能に嵌合する凸状の突起30aが形成される。また、中板30の第2巻治具11と接する面には、X軸方向に蟻溝形状の溝30bが形成され、第2巻治具11の中板30と接する面には、当該溝30bに摺動可能に嵌合する凸状の突起11dが形成される。
したがって、第2巻治具11は、中板30と共に第1巻治具6に対して溝6dに沿ってZ軸方向にスライド可能であり、また、第2巻治具11は、中板30及び第1巻治具6に対して溝30bに沿ってX軸方向にスライド可能な構造となっている。このように、第1巻治具6の溝6dと中板30の突起30aとがスピンドル軸と直交方向の軸直交方向移動手段を構成し、中板30の溝30bと第2巻治具11の突起11dとがスピンドル軸の軸方向の軸方向移動手段を構成する。つまり、第2巻治具11は、中板30を介して第1巻治具6に対してX軸方向及びZ軸方向にスライド可能に配置される。
次に、第2巻治具11を中板30と共に、第1巻治具6に対してZ軸方向、つまりスピンドル軸とは直交方向にスライドさせ、第1、第2巻治具6、11のZ軸方向の相対位置関係を拘束するための軸直交方向位置決め手段について説明する。軸直交方向位置決め手段は、第2巻治具の上下にそれぞれ配置され、軸直交方向移動手段によって第2巻治具11を中板30と共にZ軸方向にスライドさせる軸直交方向駆動手段31と、中板30を第1巻治具6に固定する固定手段32とを備える。
軸直交方向駆動手段31は、第2巻治具11の上部に配置され第2巻治具11をZ軸下方向に移動させる上シリンダ31aと、第2巻治具11の下部に配置され第2巻治具11をZ軸上方向に移動させる下シリンダ31bとからなる。上シリンダ31aは、スピンドル支持台3上に取り付けられたL字型部材31cを介して第2巻治具11の上部に配置にされる。また、下シリンダ31bは、ベース100上に立設される。なお、上シリンダ31a及び下シリンダ31bのピストンは油圧、空気圧等によって駆動する。
固定手段32は、図2に示すように、第1巻治具6に対してスピンドル軸と直交方向(Z軸方向)にスライドする中板30及び第2巻治具11の相対位置を位置決めする位置決め部材としてのボールプランジャ33と、中板30を第1巻治具6に固定する固定部材としての貫通棒34と、この貫通棒34をY軸方向に移動させ中板30と第1巻治具6との固定を解除する固定部材解放機構35とを備える。なお、図2(b)は、図2(a)におけるb部の拡大図である。
以下に、固定手段32による第1巻治具6に対する第2巻治具11のZ軸方向の位置決め機構を詳しく説明する。ボールプランジャ33は、第1巻治具6と中板30との間に配置され、ボール33bと、一端が中板30の第1巻治具6と接する面に設けられた凹部30cに取り付けられ、他端にボール33bが取り付けられたスプリング33aとからなる。また、第1巻治具6の中板30と接する面6gには、ボール33bが嵌合する凹部6hがZ軸方向に二つ形成される。
ボール33bは、スプリング33aによって第1巻治具6側に付勢され、第1巻治具6と第2巻治具11の高さが同一の場合、つまり、第1巻治具6の上面6eと第2巻治具11の上面11eとが同じ高さの場合には、上部の凹部6hに嵌合する(図2に示す状態)。また、この状態から上シリンダ31aの作用によって、第2巻治具11を中板30と共に下方向に移動させた場合には、ボールプランジャ33のボール33bは、スプリング33aが圧縮されることによって上部の凹部6hから出て嵌合が外れる。そして、第2巻治具11は、中板30と共にボール33bが下部の凹部6hに嵌合するまで下方向にスライドする。このように、ボール33bが下部の凹部6hに嵌合することによって、第1巻治具6に対する第2巻治具11のZ軸方向の相対位置が位置決めされる。
ボール33bが下部の凹部6hに嵌合した後、中板30は、第1の巻治具6に貫通棒34によって確実に固定される。第1の巻治具6には、面6bから面6gに貫通する、つまりY軸方向に貫通する貫通孔6iが形成される。また、中板30の第1巻治具6と接する面には、Z軸方向に二つの穴部30dが形成される。ボールプランジャ33のボール33bが上部の凹部6hに嵌合した状態、つまり第1巻治具6の上面6eと第2巻治具11の上面11eとが同じ高さの状態では、貫通孔6iは下部の穴部30dと同軸上に連通する(図2に示す状態)。また、ボールプランジャ33のボール33bが下部の凹部6hに嵌合した状態、つまり、第2巻治具11及び中板30が第1巻治具6よりも下方に位置した状態では、貫通孔6iは上部の穴部30dと同軸上に連通する。
この連通する貫通孔6i及び穴部30dに貫通棒34が挿通することによって、中板30は第1巻治具6に固定される。貫通棒34は、貫通棒34の頭部34a及び第1巻治具6の面6bの双方に取り付けられたスプリング36によって、中板30の方向に付勢される。したがって、スプリング36の作用によって、中板30は第1巻治具6に確実に固定される。
第1巻治具6と中板30との固定の解除、つまり、貫通棒34をスプリング36の付勢力に抗して移動させ中板30の穴部30dから抜き出すには、ベース100上に立設された固定部材解放機構35が用いられる。固定部材解放機構35は、貫通棒34の頭部34aに係合し貫通棒34を貫通棒34の付勢方向とは逆方向に移動させるコの字形の治具35aと、治具35aをZ方向に移動させる第1のシリンダ35bと、治具35aをY方向に移動させる第2のシリンダ35cとを有する。このように、治具35aを第1のシリンダ35b及び第2のシリンダ35cによって移動させ、貫通棒34を付勢方向とは反対方向に移動させ中板30の穴部30dから抜き出すことによって第1巻治具6と中板30との固定の解除が行われる。
次に、第1、第2巻治具6、11のX軸方向、つまりスピンドル軸の軸方向の相対位置関係を拘束するための軸方向位置決め手段12について説明する。軸方向位置決め手段12は、第1、第2巻治具6、11間に渡って設置され、X軸方向に並んで形成された複数の凹状の切り欠き13a〜13cを設けた雌板13とこの切り欠き13a〜13cのいずれかに嵌合する突起14aを備えた雄板14とから構成される。ここで、凹状の切り欠き13a〜13cは、Y軸方向に向けて開口する。巻線装置1では、雌板13は、第1巻治具6の上面6e及び中板30に渡って配置され、第1巻治具6の上面6eに固定される。また、雄板14は第2巻治具11の上面11eに固定される。このように構成され、雌板13の切り欠き13a〜13cの一つと雄板14の突起14aが嵌合することで、第1巻治具6と第2巻治具11のX軸方向の相対移動が規制される。なお、雌板13の凹状の切り欠き13a〜13cにおけるY軸方向の深さは、中板30のY軸方向の板厚とほぼ同一となっている。また、雄版14のZ軸方向の高さは、第2巻治具11が中板30と共に軸直交方向駆動手段31の作用によって第1巻治具6に対して下方向にスライドした場合でも、雄版14の突起14aが雌板13の切り欠き13a〜13cと嵌合状態を維持する高さとなっている。
雄板14は、第2巻治具11に対してZ軸方向にのみ移動可能となるように、第2巻治具11をZ軸方向に貫通する支持棒15に接続される。この支持棒15の端部には受板16が固定され、受板16と第2巻治具11との間には第2バネ17が設置されている。第2バネ17の付勢力は、雄板14を第2巻治具11の上面11eに押し付けるように作用する。
一方、この第2バネ17の付勢力に抗する作用力が受板16に作用する。具体的には受板16の下面には凹状のY軸方向に延びる溝16aが形成される。第1、第2巻治具6、11をX軸回りに90°回転した状態で、この溝16aに嵌合する押板18aを固定した第2シリンダ機構18が別置される。この第2シリンダ機構18が第2バネ17の付勢力による雄板14の移動方向と反対方向に受板16を移動させることで、雄板14は第2巻治具11から離れ、雌板13との嵌合が解除される。さらに、この非嵌合状態から雄板14は、第2巻治具11とともに第2シリンダ機構18の作用により軸方向移動手段によってX方向にスライドし、雄板14の突起14aが所定の他の切り欠き13a〜13cに嵌合される。このようにして、雄板14と雌板13との嵌合位置を切り換え、第1、第2巻治具6、11のX方向の相対位置が設定される。
次に、軸方向位置決め手段12と第1、第2巻治具6、11の相互の位置関係について図3、図4を用いて詳しく説明する。前述したように、第1巻治具6に固定された雌板13と第2巻治具11に設置された雄板14の嵌合位置により、第1、第2巻治具6、11のX方向の相対位置が設定される。つまり、雌板13の形成された切り欠き13a〜13cの内、スピンドル軸2側の切り欠き13aが雄板14の突起14aと嵌合すると、第1巻治具6が第2巻治具11に対してX軸方向(スピンドル軸2から離れる方向)に突出する位置関係(この位置を第1巻治具6前位置という。以下同様。)となる。また、スピンドル軸2から遠い側の切り欠き13cと雄板14の突起14aが嵌合すると、第2巻治具11が第1巻治具6に対して前位置になる(この位置を第2巻治具11前位置という。以下同様。)。また中間の切り欠き13bと雄板14の突起14aが嵌合すると、第1、第2巻治具6、11は同じX軸方向位置(分割コアセット位置)となり、この状態でそれぞれの巻治具に巻線される分割コア7a、7bが設置される。したがって、軸方向位置決め手段12による第1、第2巻治具6、11の位置関係は、第1巻治具6前位置(図3の(b))、第2巻治具前位置(図3の(c))、分割コアセット位置(図3の(a))の3ポジションとなる。なお、分割コアセット位置を省略し、軸方向位置決め手段12を前後の2ポジションとすることも可能である。
そして、スピンドル軸2が回転し、前位置にある第1、第2巻治具6、11の一方、例えば第1巻治具6に固定された分割コア7aには、別置のノズル20から繰り出された線材21が巻回される。このとき、第2巻治具11は、第1巻治具6よりスピンドル軸側に位置しているため、巻回のためのノズル20や線材21等の邪魔になることがなく、迅速に巻線を行うことができる。分割コア7aへの巻線が終了したら、軸方向位置決め手段12の嵌合位置を切り換えて、巻線されていない第2巻治具11を前位置として分割コア11aへの巻回を行う。ただし、第2巻治具11に固定された分割コア7bへの巻回時の回転方向は、分割コア7aの巻回時の回転方向と逆方向とする。
なお、線材21の巻き始めには、図5に示すような第1巻治具6に設けた線材保持治具(保持手段)22に線材21の先端を保持するようにする。その後、ノズル20をトラバースしながらスピンドル軸2を回転させて分割コア7a、7b回りに線材21を巻回する。線材保持治具22は、棒状で、その上端面に線材21が挿入される孔22aが軸方向に形成されるとともに、上端面の半円部分は軸方向に下側に段差をもって形成され、かつ斜め下方向に傾斜する傾斜面22bで形成される。したがって、線材21の先端は、孔22aに挿入された後、傾斜面22bに沿って折り曲げられ、ノズル20の巻回動作によっても外れることがない。
次に、図6を参照して第1巻治具6における巻線終了後の第2巻治具11への移行動作について説明する。第1巻治具6に固定した分割コア7aへの巻線終了後は、第2巻治具11に固定された分割コア7bへの巻線を行う。この場合には、軸方向位置決め手段12によって、第2巻治具11を第1巻治具6に対して前位置に設定する。さらに、軸直交方向駆動手段31によって、第2巻治具11を中板30と共に第1巻治具6に対して下方向へスライドさせ、固定手段32によって中板30を第1巻治具6に固定する。このように、第1巻治具6及び第2巻治具11のX軸方向及びZ軸方向の位置決めが設定された後、分割コア7aへの巻線が終了した線材21は、線材ガイド23にガイドされて分割コア7bに送られる。そして、分割コア7aの巻回方向と逆方向に分割コア7bを回転させて線材21を分割コア7bに巻回する。なお、第2巻治具11及び中板30のZ方向の位置は、第1巻治具6に対して線材ガイド23の高さ分下方に設定される。
図6に示すように、分割コア7aへの巻回を終えた線材を、分割コア7bに案内する線材ガイド(ガイド手段)23は、第2巻治具11の上端面11eにX軸方向に摺動可能に配置され、別置した移動ピン24により摺動を制御される。つまり、分割コア7aの巻線を終了し、次に分割コア7bを巻回する時には、移動ピン24が線材ガイド23を分割コア7b側に移動させる。こうして一方の分割コア7aの巻線終了部から他方の分割コア7bの巻線開始位置に向けて線材が案内されるように分割コア7aの巻線を終えた線材21は、線材ガイド23に沿って移動し、分割コア7bへとガイドされる。したがって、分割コア間に渡る線材21は、分割コア7aと分割コア7bの間に這わされることになり、面倒な線材21の処理が不要になる。
次に本発明の巻線装置を用いた巻線方法について説明する。巻線開始時の初期状態は、第1、第2巻治具6、11のZ軸方向の相対位置は、それぞれの上面6e、11eが同一平面となるように設定され、かつ第1、第2巻治具6、11のX軸方向の相対位置は中間位置(分割コアセット位置)に設定される。
初期状態から、第1シリンダ機構10の押板10aにより分割コア支持機構8の受棒8dがX軸方向に移動する。このため、分割コア支持機構8の鍔8aが第1、第2巻治具6、11から離れる方向へ移動し、溝6a、11aに分割コア7a、7bをセットできる。その後、受棒8dを元の位置まで戻し、第1バネ9の付勢力により分割コア7a、7bを分割コア支持機構8を介して第1、第2巻治具6、11に押しつける。これで、分割コア7a、7bの巻治具6、11へのセットが完了する。
そして、第1、第2巻治具6、11をX軸回りに90°回転させる。次に第2シリンダ機構18を作用させ、その押板18aにより軸方向位置決め手段12の雄板14を第2巻治具11から離れるY軸方向に移動させる。これにより雄板14と雌板13との嵌合が解除される。この非嵌合状態から、軸方向移動手段によって第2巻治具11を第1巻治具6に対して中板30を介してX軸方向の所定の位置までスライドさせ、第1巻治具6が前位置となるように雄板14と雌板13との嵌合状態にセットする。
第1巻治具6を前位置にセットした後、スピンドル軸2をX軸回りに−90°回転させて第1、第2巻治具6、11を元の位置に戻す。そして、線材保持治具22に線材21の先端を挿入、折り曲げて線材21を線材保持治具22に固定する。次いでノズル20をX軸方向にトラバースさせるとともに、スピンドル軸2を所定の回転方向に回転させて第1巻治具6の分割コア7aに巻線する。
分割コア7aの巻線が終了したら、軸方向位置決め手段12の雄板14と雌板13の嵌合位置を第2巻治具11が前位置となるように変更する。さらに、固定部材解放機構35の作用によって、固定部材解放機構35の治具35aを貫通棒34の頭部34aに係合させ、貫通棒34をスプリング36の付勢方向とは反対方向に移動させ中板30の穴部30dから抜き出すことによって第1巻治具6と中板30との固定の解除を行う。この解除状態において、軸直交方向駆動手段31の上シリンダ31aによって第2巻治具11を押し、ボールプランジャ33のボール33bが下部の凹部6hに嵌合するまで第2巻治具11を中板30と共に下方向にスライドさせる。
ボールプランジャ33のボール33bが下部の凹部6hに嵌合した状態で、固定部材解放機構35の作用によって、固定部材解放機構35の治具35aと貫通棒34の頭部34aとの係合を解除し、貫通棒34をスプリング36の付勢力によって中板30の穴部30dに嵌合させ、再度中板30を第1巻治具6に固定する。これにより、第2巻治具11に固定された分割コア7bは、第1巻治具6に固定された分割コア7aに対して下方に配置される。なお、分割コア7bは線材ガイド23の高さ分だけ分割コア7aに対して下方に配置される。
次いで、移動ピン24によって線材ガイド23を移動させ、線材を分割コア7b側に移動させる。線材ガイド23は、線材が這わされた先端部が分割コア7bの一部と重なる位置に配置される。この状態でスピンドルの回転方向を逆にして巻線を開始する。その際、ノズル20をX軸方向にトラバースさせることによって、線材は分割コア7bに整列に巻線される。
ここで、図7を参照して、分割コア7bへの線材の巻線方法を詳細に説明する。図7は、分割コアを正面から見たものであり、分割コア7bへの最初の1巻の部分を示す模式図である。線材は、分割コア7bの先端部に這わされているため、最初の1巻きは、図7(a)に示すように、線材ガイド23上から、分割コア7bの外周に巻き付けられる。そして、2巻き目以降は、線材ガイド23を避けて、分割コア7bの外周に直接巻き付けられる。所定の層数、所定の巻き幅にて分割コア7bに巻線された後、最外周において1巻きを残して巻線を終了する。巻線終了後、線材ガイド23を後退させる。これにより、線材ガイド23に巻かれた最初の1巻き分の線材が余った状態となる(図7(b))。
次に、固定部材解放機構35によって、第1巻治具6と中板30との固定を解除し、軸直交方向駆動手段31の下シリンダ31bによって第2巻治具11を押し、第2巻治具11を中板30と共に上方向にスライドさせ、分割コア7aと分割コア7bの高さを同一にする(図7(c))。これにより、線材ガイド23に這わされ、線材ガイド23の高さ分余っていた線材は、分割コア7bの最外周の1巻き残した部分に巻線され、分割コア7a、7b間の線材の緩みは防止される。
以上のように、第2巻治具11に固定された分割コア7bへの巻線が終了したら、図示しないカッタにより線材21を切断して分割コア7a、7bへの巻線を終了する。そして再び2個の分割リングを第1、第2巻治具6、11にセットして巻線を繰り返す。一方、巻線が終了した分割コアは、図示しないステータリングの溝に順次挿入してステータを完成させる。
本発明の巻線装置1は、軸方向位置決め手段12を備えるため、巻線時に一方の分割コアを他方の分割コアへの巻線を行うノズルの移動に干渉しない位置に待機させることができ、スピンドル軸2を高速で回転させても、他の分割コアに線材21が干渉することはない。したがって、分割コア同士が隣接して接近していても、高速に分割コアを回転させることができ、省スペースで、高速回転が可能な巻線装置とすることができる。さらに、巻線装置1は、巻治具のZ軸方向の移動を可能とする軸直交方向位置決め手段を備えるため、線材ガイド23に這わされ、線材ガイド23の高さ分余ってしまう線材の処理スペースを確保する必要が無く、また、その線材の処理作業が容易となるため、作業効率が向上する。
本発明の他の実施の形態として、図8に示すように、第2巻治具11を予め第1巻治具6に対して線材ガイドの高さの分下側に配置し、段差を付ける構成にしてもよい。この場合には、線材ガイド23を後退させた後、分割コア7a、7bを手作業で第1巻治具6と第2巻治具11から外して、分割コア7a、7bの高さを揃えるようにすることで、線材ガイドの高さ分余ってしまう線材を分割コア7bの外周に巻線させることができる。この実施の形態では、線材ガイド23は、スピンドル軸の軸方向に移動可能に設ける必要はなく、図8に示すように、線材が這わせられる線材ガイド23の先端部が分割コア7bの一部と重なるように、第2巻治具11上に固定して配置してもよい。
次に、図9を参照して本発明の他の実施の形態である巻線装置2について説明する。図9は、巻線装置2の概略を示す斜視図であり、前述した巻線装置1と同様の構成には、同一の符号を付する。巻線装置2における巻線装置1との相違点は、第1巻治具6と中板30との間にベース板25を備え、そのベース板25がスピンドル軸2に固定されている点である。
第1巻治具6にはX軸方向に凸状の突起6jが形成され、ベース板25には当該突起6jが摺動可能に嵌合する蟻溝形状の溝25aが形成され、この突起6jと溝25aとで第1巻治具6とベース板25との軸方向移動手段を構成する。また、第1巻治具6とベース板25とのスピンドル軸方向の位置決めは、巻線装置1と同様に軸方向位置決め手段12によって行われる。
また、第2巻治具11は、中板30を介してベース板25に対してX軸方向及びZ軸方向にスライド可能に配置される。この第2巻治具11をベース板25に対してX軸方向及びZ軸方向に移動可能とする手段は、巻線装置1における軸方向移動手段及び軸直交方向移動手段と同様の構成である。また、第2巻治具11をベース板25に対してX軸方向及びZ軸方向に位置決めする手段は、巻線装置1における軸方向位置決め手段12及び軸直交方向位置決め手段(図示せず)と同様の構成である。
以上のように、巻線装置2は、軸方向位置決め手段12を2組備え、その軸方向位置決め手段12における雌板13は、図9に示すように2の切り欠き13a、13bを有する2ポジションに移動可能な構成となる。なお、2組の軸方向位置決め手段12は、図9に示すように、ベース板25の上下に配置するようにすれば、巻線装置2をコンパクトにすることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、分割コアに高速に巻線する巻線装置に適用できる。
本発明の実施形態を示す巻線装置の斜視図である。 巻治具の固定手段を説明する図である。 巻治具のスピンドル軸の軸方向の位置関係を示す平面図である。 巻治具のスピンドル軸の軸方向の位置決め機構を説明する機構図である。 線材保持手段を説明する図である。 線材ガイドを説明する図である。 線材の巻線方法を示す模式図である。 本発明の他の実施の形態を示す巻線装置の斜視図である。 本発明の他の実施の形態を示す巻線装置の斜視図である。
符号の説明
1 巻線装置
2 スピンドル軸
5 支持板
6 第1巻治具
6a 溝
6d 溝
7a、7b 分割コア
8 分割コア支持機構
9 第1バネ
10 第1シリンダ機構
10a 押板
11 第2巻治具
11a 溝
11d 突起
12 水平位置決め手段
13 雌板
13a〜13c 切り欠き
14 雄板
14a 突起
15 支持棒
16 受板
17 第2バネ
18 第2シリンダ機構
18a 押板
20 ノズル
21 線材
22 線材保持治具
22a 孔
22b 傾斜面
23 線材ガイド
24 移動ピン
25 ベース板
30 中板
30a 突起
30b 溝
30c 凹部
30d 穴部
31 軸直交方向駆動手段
31a 上シリンダ
31b 下シリンダ
32 固定手段
33 ボールプランジャ
34 貫通棒
35 固定部材解放機構
36 スプリング

Claims (11)

  1. 軸中心に回転するスピンドル軸と、
    線材が巻回される分割コアをそれぞれ支持するとともに、前記スピンドルと一体的に回転する一対の巻治具と、
    前記一対の巻治具の少なくとも一方をスピンドル軸の軸方向にスライドする軸方向移動手段と、
    前記軸方向移動手段によってスライドする前記一対の巻治具の相対位置を位置決めする軸方向位置決め手段と、
    前記一対の巻治具の少なくとも一方をスピンドル軸の直交方向にスライドさせ、前記一対の巻治具の相対位置を調整する軸直交方向移動手段と、
    前記軸直交方向移動手段によってスライドする前記一対の巻治具の相対位置を位置決めする軸直交方向位置決め手段と、
    一方の分割コアへの巻回を終えた線材を、他方の分割コアに案内するガイド手段とを備え
    前記軸直交方向位置決め手段は、前記一方の巻治具と前記他方の巻治具との間に、前記他方の分割コアの最外周において1巻きされる分の線材を余らせるように前記一対の巻治具の相対位置を設定することを特徴とする巻線装置。
  2. 前記一対の巻治具の一方は前記スピンドル軸に固定され、
    他方は、前記軸方向移動手段によって前記一方の巻治具に対して前記スピンドル軸の軸方向にスライドし、かつ前記軸直交方向移動手段によって前記一方の巻治具に対して前記スピンドル軸の直交方向にスライドすることを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記一対の巻治具の間には、前記他方の巻治具が前記一方の巻治具に対してスピンドル軸の軸方向及び直交方向のそれぞれにスライド可能とする中板が配置されることを特徴とする請求項2に記載の巻線装置。
  4. 前記軸方向移動手段は、前記中板のスピンドル軸の軸方向に形成された溝と、当該溝に摺動可能に嵌合し前記他方の巻治具に形成された突起とからなることを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
  5. 前記軸直交方向移動手段は、前記一方の巻治具のスピンドル軸の直交方向に形成された溝と、当該溝に摺動可能に嵌合し前記中板に形成された突起とからなることを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
  6. 前記軸直交方向位置決め手段は、前記他方の巻治具を前記中板と共にスピンドル軸と直行方向にスライドさせる軸直交方向駆動手段と、前記中板を前記一方の巻治具に固定する固定手段とを備えることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載の巻線装置。
  7. 前記固定手段は、前記一方の巻治具に対する前記他方の巻治具のスピンドル軸と直交方向の相対位置を位置決めする位置決め部材と、前記中板を前記一方の巻治具に固定する固定部材と、当該固定部材を移動させ前記中板と前記一方の巻治具の固定を解除する固定部材解放機構とを備えることを特徴とする請求項6に記載の巻線装置。
  8. 前記位置決め部材は、前記一方の巻治具に形成された凹部に嵌合するボールと、一端が前記中板に形成された凹部に取り付けられ、他端に前記ボールが取り付けられたスプリングとを有するボールプランジャであり、
    前記固定部材は、前記一方の巻治具を貫通する貫通孔と、前記中板に形成され前記貫通孔に連通する穴とに挿通される貫通棒であり、
    当該貫通棒と前記一方の巻治具との双方に取り付けられたスプリングの付勢力によって前記中板を前記一方の巻治具に固定することを特徴とする請求項7に記載の巻線装置。
  9. 前記スピンドル軸に固定されたベース板を備え、 前記一対の巻治具の一方は前記軸方向移動手段によって前記ベース板に対して前記スピンドル軸の軸方向にスライドし、
    他方は、前記軸方向移動手段によって前記ベース板に対して前記スピンドル軸の軸方向にスライドし、かつ前記軸直交方向移動手段によってベース板に対して前記スピンドル軸の直交方向にスライドすることを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  10. 前記軸方向位置決め手段は、前記スピンドル軸の軸方向に並ぶ複数の凹部を備えた雌板と、この雌板の凹部に嵌合する凸部を備えた雄板とからなり、前記複数の凹部と前記凸部の嵌合位置を前記軸方向移動手段により変更することで、前記一対の巻治具の相対位置を位置決めすることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載の巻線装置。
  11. スピンドル軸の軸方向及び直交方向に少なくとも一方がスライド可能である一対の分割コアを備え、前記スピンドル軸と一体的に回転する前記分割コアに線材を巻回する巻線方法において、
    前記分割コアの一方を他方より前記スピンドル軸から離れて位置するようにスピンドル軸の軸方向にスライドさせ、
    前記スピンドル軸を回転させ前記一方の分割コアに線材を巻回し、
    前記一方の分割コアへの巻線終了後、他方の分割コアを前記一方の分割コアより前記スピンドル軸から離れて位置するようにスピンドル軸の軸方向にスライドさせ、
    前記一方の分割コアへの巻回を終えた線材を線材ガイドに這わせ、当該線材ガイドを前記他方の分割コアまで移動させ、
    前記スピンドル軸を回転させ前記線材ガイドに這わされた線材を前記他方の分割コアに巻回し、
    前記他方の分割コアへの巻線終了後、線材ガイドを引き抜くとともに前記他方の分割コアをスピンドル軸の直交方向にスライドさせ、前記一対の分割コア間の線材の緩みを防止することを特徴とする巻線方法。
JP2005043755A 2005-02-21 2005-02-21 巻線方法とその巻線装置 Active JP4473747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043755A JP4473747B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 巻線方法とその巻線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043755A JP4473747B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 巻線方法とその巻線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006230159A JP2006230159A (ja) 2006-08-31
JP4473747B2 true JP4473747B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=36990993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005043755A Active JP4473747B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 巻線方法とその巻線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4473747B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727632B2 (ja) * 2007-09-04 2011-07-20 本田技研工業株式会社 コア把持装置
JP5294791B2 (ja) * 2008-07-02 2013-09-18 日特エンジニアリング株式会社 連結コイル巻線方法および連結コイル巻線装置
CN107591976B (zh) * 2017-10-09 2019-06-04 中特科技工业(青岛)有限公司 四头内绕绕线机
CN109159331A (zh) * 2018-09-29 2019-01-08 海宏科技(东莞)有限公司 一种颈绳或线材类包胶成型辅助拉铁钢丝治具
CN109319580A (zh) * 2018-12-06 2019-02-12 杭州星冠机械科技有限公司 一种全自动高速层绕机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006230159A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473747B2 (ja) 巻線方法とその巻線装置
CN105706344B (zh) 导线成形装置以及方法
TWI385900B (zh) 繞線裝置
JP5075429B2 (ja) 多極電機子の巻線装置及び巻線方法
JP5782566B2 (ja) ステータ製造装置及びステータ製造方法
JP4741415B2 (ja) コイル巻線装置及びコイル巻線方法
JP5196895B2 (ja) 巻線方法及び巻線装置
KR20010049283A (ko) 권선 장치
US20130206893A1 (en) Multiple winding apparatus and multiple winding method for coil
JP4918141B2 (ja) コイル巻線装置及びコイル巻線方法
CN101615508A (zh) 扁立线圈绕线方法及绕线装置
CA1091431A (en) Method for drawing in of windings in grooves of stator packages and armatures in electro motors and an apparatus for the carrying out of the method
JP2006210757A (ja) コイル巻線方法およびその装置
JP2001238414A (ja) 固定子巻線のコイルインサータ
JP2007043801A (ja) コイル巻落とし方法及び装置
JP5508147B2 (ja) 巻線機及び巻線方法
GB1588650A (en) Machine tool
JP2005116657A (ja) コイル巻線機
JP2014018842A (ja) ワイヤ曲げ方法および装置
JP4411167B2 (ja) 巻線方法とその巻線装置
JP5147056B2 (ja) コイルの取出しと成形に係る方法又は装置
JP2009177942A (ja) コイル挿入装置
US4197638A (en) Method of inserting electronic components to a printed circuit board and an apparatus therefor
JP5248308B2 (ja) 電機子巻線機
DE3630024A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum bewickeln von elektrischen wickelkoerpern mit mehreren spulenwickelachsen

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4473747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250