JP4473360B2 - 静止誘導機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却性能の向上および小形化を図った静止誘導機器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、静止誘導機器例えば変圧器においては、変圧器本体及びこの変圧器本体を絶縁且つ冷却する冷却媒体(絶縁媒体)をタンクの内部に収容して構成されている。ここで、冷却性能の向上を図るためには、巻線の電流密度を下げたり、冷却媒体の量を増やしたりする等の対策が必要となるが、この場合は、機器の大形化、重量増加を招くという問題があった。特に、近年では変圧器を設置するスペース上の制約から、小形化及び軽量化が最優先の課題であり、そのために、変圧器の冷却性改善が望まれている。
【0003】
また、ガス絶縁変圧器は油入変圧器に比べて冷却性が低下するが、信頼性の点から可燃性の鉱物油に代えて不燃性のSF6ガスが冷却媒体として多く用いられてきている。そのため、ガス絶縁変圧器においては、冷却性能のより一層の改善が強く望まれている。
【0004】
このような課題に対して、従来よりヒートパイプを用いて冷却性能の向上を図った提案がなされている。例えば、図14は、ヒートパイプを用いた油入変圧器の構成を示している。この図14において、タンク1の内部には、変圧器本体2及び絶縁油3が収容されている。また、前記タンク1には、当該タンク1を貫通するようにヒートパイプ4が配設されている。前記ヒートパイプ4のうち前記タンク1内の絶縁油3内に位置する下端部には、集熱板5が取付けられ、一方、前記タンク1の外部に位置する上端部には、放熱フィン6が設けられている。尚、前記放熱フィン6には、冷却ファン7からの風が吹き付けられるように構成されている。
【0005】
上記構成において、変圧器本体2で発生した熱は、絶縁油3を介して集熱板5に伝達される。この結果、ヒートパイプ4内の作動液が蒸発・凝縮することによって、ヒートパイプ4の下端部から上端部に向かって熱が伝達され、放熱フィン6から外部に放出される。
【0006】
ところが、上記構成においては、ヒートパイプ4の上端部がタンク1の外部に突出して設けられている分、変圧器の構成が大きくなり、十分に小形化を図ることができなかった。また、前記タンク1の外部に突出する前記ヒートパイプ4に放熱フィン6を設け、冷却ファン7により冷却するという構成であるため、構成が複雑化するという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、構成を複雑化することなく冷却性能を向上させて小形化を図ることができる静止誘導機器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
プレートヒートパイプは、例えば特開平8−219665号公報に記載されているように、中空状プレートの内部に作動液を封入して構成したもので、作動液の核沸騰による蒸発・凝縮により発生する作動液の振動によって集熱部から放熱部に向かって熱を伝達するものである。この場合、前記プレートヒートパイプは、冷却パイプに比べてその厚み寸法を小さくすることができることがわかっている。本発明は、このようなプレートヒートパイプを用いて静止誘導機器本体の熱を前記容器を介して外部に伝達するように構成したものである。
【0009】
即ち、本発明の請求項1の静止誘導機器は、「1)矩形皿状の底箱と、この底箱の四隅部のそれぞれに設けられた柱部材と、これら柱部材の上端に配設された矩形箱状の上蓋部からなるものであって、4つの側面部を有するとともにこれら4つの側面部のそれぞれに2本の該柱部材と該底箱と該上蓋部との相互間に位置して開口部を有する容器本体」および「2)前記容器本体の底箱と柱部材と上蓋部のそれぞれの材質に比べて熱伝導率が高く剛性が低い材質からなるものであって、前記容器本体の4つの開口部のそれぞれを塞ぐ板状の部分および該部分に設けられた複数のフィンからなる放熱体」からなる中空状をなすものであって内部に冷却媒体が収容された容器と、三脚鉄心および三脚鉄心の各脚に導体を同心状に巻付けてなる巻線を有するものであって当該巻線の軸心線が上下方向へ指向する縦置き状態で前記容器の内部に収容された静止誘導機器本体と、中空状プレートの内部に作動液を封入することから構成されたものであって前記巻線の内部に挿入された縦長な集熱部と前記集熱部に比べて高所に配置され前記容器の前記板状の部分の内面に接触する縦長な放熱部と前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分を有すると共に前記巻線で発生した熱を前記作動液の核沸騰による蒸発および凝縮によって前記集熱部から前記放熱部に向って輸送するプレートヒートパイプとを具備し、前記プレートヒートパイプのうち前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分と前記集熱部の上端部との間・前記プレートヒートパイプのうち前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分と前記放熱部の下端部との間のそれぞれには前記容器の放熱体の板状の部分と前記巻線との間の熱膨張寸法の差に基づいて前記集熱部および前記放熱部が相互に接近する方向へ移動したときに円弧半径が小さくなるように弾性変形し且つ前記集熱部および前記放熱部が相互に離れる方向へ移動したときに円弧半径が大きくなるように弾性変形する略円弧状の折曲部が設けられているところに特徴を有する。
【0010】
上記構成によれば、プレートヒートパイプの集熱部を静止誘導機器本体の内部に配置したため、集熱部と静止誘導機器本体との間に十分な接触面積を得ることができ、前記静止誘導機器本体から前記集熱部へ熱を伝わり易くできる。また、前記プレートヒートパイプは厚み寸法が小さいため、静止誘導機器本体の内部に挿入することによる前記静止誘導機器本体の大形化も極力抑えることができる。更に、前記プレートヒートパイプの放熱部を容器の内面部に密着させたため、前記放熱部から容器へ効率良く熱を伝達することができる。従って、プレートヒートパイプを容器の内部に収容した構成としながら冷却効率が十分に向上し、静止誘導機器全体の小形化を図ることができる。更に、上記構成によれば、前記プレートヒートパイプの集熱部を静止誘導機器本体の内部に配置し、他端部を容器の内面部に密着させるだけであるから、構成が複雑化することもない。
【0011】
更にまた、前記プレートヒートパイプを2個の折曲部を有するクランク状に構成したため、静止誘導機器本体と容器との間に熱膨張寸法の差が生じた場合であっても、その差を前記プレートヒートパイプの変形によって吸収することができる。しかも、前記折曲部を略円弧状となるように構成したため、前記プレートヒートパイプが変形しても局所的な応力集中がなく、プレートヒートパイプの破損を極力防止することができる。しかも、容器を剛性を有する材質からなり側面部に開口部を有する容器本体と開口部を塞ぐように容器本体に設けられ多数のフィンを有する放熱体とから構成したので、容器の強度を確保しつつ冷却性能を向上することができる。
【0014】
ところで、プレートヒートパイプが、集熱部側よりも放熱部側の方が下方に位置するように配置されていると、放熱部で放熱して凝縮した作動液が、重力に反して集熱部に戻るいわゆるトップヒートモードとなるため、熱輸送特性が低下する。換言すると、前記プレートヒートパイプは、集熱部側よりも放熱部側の方が上方に位置するように配置したり(ボトムヒートモード)、或いは、集熱部から放熱部にかけて略水平になるように配置した方が(水平ヒードモード)、熱輸送特性が優れる。
【0015】
そのため、容器内に静止誘導機器本体を縦置き状態で収容した場合は、優れた熱輸送特性を得るためには、静止誘導機器本体の内部に集熱部が配置されたプレートヒートパイプを静止誘導機器本体の上端部から外方に突出させ、容器の側面の内面部のうち静止誘導機器本体の上端部よりも上方の部分にプレートヒートパイプの放熱部を密着させることが望ましい。
【0016】
また、上記静止誘導機器においては、前記プレートヒートパイプの放熱部を押え板によって前記容器の内面部に密着するように構成すると(請求項2の発明)、前記放熱部が前記容器の内面部から離間することを防止できる。この場合、前記プレートヒートパイプの放熱部と前記押え板との間に、弾性部材を介在させると(請求項3の発明)、前記容器の内面部に対する前記放熱部の密着性が向上する。特に、静止誘導機器の各部が温度上昇によって熱膨張し、押え板と容器との間に挟持されているプレートヒートパイプがずれ動き、プレートヒートパイプや押え板、容器が摩耗しても、前記弾性部材によって放熱部を容器の内面部に押しつけることができるため、密着性の低下を極力防止することができる。
【0018】
この場合、前記放熱体の板状の部分を、弾性を有するシール部材を介して前記容器本体に取り付けると、前記容器を容器本体と放熱体とから構成した場合であっても容器の気密性の低下を極力抑えることができる(請求項4の発明)。しかも、前記シール部材は弾性を有するため、容器本体と放熱体との間に熱膨張寸法に差があっても、その差を吸収することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を変圧器に適用したいくつかの実施例を説明する。まず、図1ないし図7は、本発明の第1の実施例(請求項1及び3に対応)を示しており、図1は変圧器の縦断面図である。この図1において、変圧器は、例えば三相用の変圧器本体11(静止誘導機器本体に相当)及びこの変圧器本体11を冷却及び絶縁するための冷却媒体たるSF6ガス12が容器たるタンク13内に収容して構成されている。このとき、前記変圧器本体11は、縦置き状態で前記タンク13内に配置されている。また、前記タンク13は例えば直方体状をなしており、剛性を有する例えば炭素鋼板から形成されている。
【0020】
前記タンク13の4つの側面部には、上部開口部13a及び下部開口部13bが設けられている。また、前記タンク13の各側面部の外面部には、前記上下部開口部13a及び13bによって前記タンク13内に連通する熱交換部14が取付けられている。前記熱交換部14は、例えばアルミニウム製で、複数のフィン14aを備えて構成されている。更に、前記タンク13の上部には、ブッシング15が配設されている。
【0021】
前記変圧器本体11は、例えば積層鋼板からなる三脚鉄心16の各脚に巻線17が巻装されて構成されている(尚、図1では変圧器本体11は簡略化して示している。)。前記巻線17は、例えばアルミニウム製の導体(図示せず)を前記鉄心16に同心円状に巻付けることにより構成されている。また、前記巻線17のうち高圧層と低圧層との層間には、絶縁紙を介してスペーサ(いずれも図示せず)が挿入されており、これにより前記層間に所定のギャップが設けられている。そして、前記層間のギャップ内には、プレートヒートパイプ18の一端部たる集熱部18aが挿入されている。このとき、前記プレートヒートパイプ18は、絶縁紙を介して前記巻線17に密着するように前記巻線17の高圧層と低圧層との層間内に挿入されている。
【0022】
前記プレートヒートパイプ18は、幅寸法に比べて厚み寸法が非常に小さい例えばアルミニウム製の中空状プレートの内部に作動液が封入されて構成されている。前記プレートヒートパイプ18は、成形型を用いて任意の形状に形成することができるものであり、本実施例においては2個の折曲部18cを有する略クランク状をなし且つ前記折曲部18cが略円弧状となるように構成されている。
【0023】
また、前記プレートヒートパイプ18のうち集熱部18aを除く部分は、巻線17の上端部から上方に突出されている。そして、前記プレートヒートパイプ18の他端部たる放熱部18bは、前記タンク13のうち前記熱交換部14が設けられた部分の内面部に密着するように押え板19で押し当てられている。前記押え板19は、剛性を有する例えば炭素鋼板から構成されている。前記押え板19は、図2に示すように、プレートヒートパイプ18の延びる方向と直交する方向に延びており、前記プレートヒートパイプ18と重ならない部分が前記タンク13の内面部に例えば溶接により取り付けられている。尚、図示はしないが、前記プレートヒートパイプ18の他端部と前記タンク13の内面部との間には、熱伝導率の高い材料から形成された絶縁部材が介在されている。
【0024】
さて、前記プレートヒートパイプ18は、内部の作動液の核沸騰による蒸発・凝縮により発生する作動液の軸方向振動によって一定方向、即ち集熱部18aから放熱部18bに向かって熱を伝達するものである。この場合、集熱部18aと放熱部18bとの温度差が数10℃あれば、数10cmの幅で数100Wの熱量を伝達できることが判っている。本実施例の変圧器においては、巻線17とタンク13との温度差は数10℃以上あることが判っており、従って、巻線17で発生した熱はプレートヒートパイプ18の集熱部18aに伝達された後、作動液の軸方向振動によって放熱部18bに向かって輸送される。
【0025】
特に、前記プレートヒートパイプ18はプレート状をなしており、集熱部22bを巻線17の内部に挿入したとき、巻線17との間に十分な接触面積を得ることができる。そのため、集熱部18aにおいて巻線17の熱が効率良く伝達されるようになる。
【0026】
また、プレートヒートパイプ18の放熱部18bに輸送された熱は、タンク13に伝達された後、外部に放熱される。このとき、前記プレートヒートパイプ18の放熱部18bは、タンク13のうち前記熱交換部14に対応する部分の内面部に密着しているため、タンク13に伝達された熱は熱交換部14における放熱作用によって効率良く外部に放熱される。
【0027】
ところで、前記放熱部18bをタンク13の内面部に単に押し当てて密着させても、前記プレートヒートパイプ18や前記タンク13の熱膨張率の違いによって両者の間に隙間が生じる場合がある。このような隙間が生じると、放熱部22に輸送された熱は隙間、即ちSF6ガス12を介してタンク13に伝達されることになり、熱伝達効率が低下する。これに対して、本実施例においては、前記プレートヒートパイプ18の放熱部18bを押え板19によってタンク13の内面部に押さえ付けて密着させたため、プレートヒートパイプ18の放熱部18bとタンク13との間に隙間が生じることを極力防止することができる。従って、放熱部18bからタンク13へ効率良く熱を伝達することができ、その結果、集熱部18a、つまりは巻線17の温度上昇を低く抑えることができる。
【0028】
図7に、プレートヒートパイプ18の放熱部18bとタンク13の内面部との間に隙間が無い場合(実線)及び有る場合(二点鎖線)における、集熱部18aから放熱部18bまでのプレートヒートパイプ18の温度及びタンク13の温度を示した。図7の下部に示すグラフにおいて、横軸は集熱部18aからの距離を、縦軸は温度を示しており、原点が集熱部18aの温度、点Aが放熱部18bの温度、点Bから点Cまでがタンク13の温度を示している。
【0029】
図7に示すように、放熱部18bとタンク13の内面部との間に隙間が無い場合に比べて隙間が有る場合の方が熱伝達効率が低い分、放熱部18bとタンク13との間の温度差が大きくなる。そのため、集熱部18aの温度が高くなり、巻線17の温度が上昇する。
【0030】
また、巻線17で発熱すると、その熱により変圧器の各部が温度上昇する。このとき、巻線17、鉄心16、タンク13、プレートヒートパイプ18の材料が異なるため、また、発熱の程度が異なるため、熱膨張寸法に差が生じる。特に、両端部が巻線17及びタンク13に密着されているプレートヒートパイプ18は、前記巻線17及びタンク13の熱膨張寸法の差の影響を受ける。ところが、本実施例においては、前記プレートヒートパイプ18を2個の折曲部18cを有するクランク状にしたため、前記巻線17及びタンク13の熱膨張寸法の差を、前記折曲部18cの変形によって吸収することができる。
【0031】
ところで、クランク状をなすプレートヒートパイプは、巻線17とタンク13の熱膨張寸法の差によって次のように変形する。即ち、図3及び図4は本実施例に係るプレートヒートパイプ18の変形の様子を示しており、図3は、巻線17及びタンク13の垂直方向の熱膨張寸法差によって生じる変形を、図4は水平方向の熱膨張寸法差によって生じる変形を示している。一方、図5及び図6は折曲部を略直角状に構成した場合のプレートヒートパイプ20の変形の様子を示しており、図5は巻線17及びタンク13の垂直方向の熱膨張寸法差によって生じる変形を、図6は水平方向の熱膨張寸法差によって生じる変形を示している。尚、図3ないし図6では、変形前のプレートヒートパイプ18及び20を実線で、変形後のプレートヒートパイプ18及び20を二点鎖線で示している。
【0032】
巻線17及びタンク13の熱膨張寸法差によって垂直方向或いは水平方向に縮められると、プレートヒートパイプ18は、図3(a)及び図4(a)に示すように折曲部18cの円弧半径が小さくなるように変形する。これに対して、プレートヒートパイプ20は、図5(a)及び図6(a)に示すように折曲部20aが折り曲げ変形する。そのため、プレートヒートパイプ20のうち折曲部20aの外側部分に大きな引張応力が生じる。
【0033】
一方、巻線17及びタンク13の熱膨張寸法差によってプレートヒートパイプ18,20が垂直方向或いは水平方向に引き伸ばされると、プレートヒートパイプ18は、図3(b)及び図4(b)に示すように折曲部18cの円弧半径が大きくなるように変形する。これに対して、プレートヒートパイプ20は、図5(b)及び図6(b)に示すように、折曲部20aが引き伸ばし変形する。そのため、プレートヒートパイプ20のうち折曲部20aの内側部分に大きな引張応力が生じる。
【0034】
従って、折曲部20aが略直角状をなすプレートヒートパイプ20の場合は、変形によって引張応力が局所的に生じるため破損するおそれがある。これに対して、本実施例のプレートヒートパイプ18は前記折曲部18cを略円弧状にしたため、変形しても局所的に応力が集中することがなく、変形により破損することを極力防止することができる。
【0035】
特に、タンク13を小形化すると、巻線17とタンク13の熱膨張寸法の差によるプレートヒートパイプ18の変形が大きくなり、その結果、プレートヒートパイプ18に生じる応力も大きくなるという問題がある。しかしながら、本実施例においては、プレートヒートパイプ18が大きく変形しても局所的に応力が集中することがなく、破損を極力防止することができるため、タンク13の一層の小形化を図ることができる。
【0036】
また、上記構成によれば、前記プレートヒートパイプ18がタンク13を貫通しないため、タンク13を貫通するようにヒートパイプを設けていた従来の変圧器において必要であった特別なシール部材を不要とすることができる。
【0037】
更に、本実施例においては、タンク13内にSF6ガス12を収容した。そのため、変圧器本体11で生じた熱により温められたSF6ガス12は、自然対流の作用によって上部開口部13aから熱交換部14に流入して冷却された後、下部開口部13bからタンク13内に流入するという動作を繰り返すことによって変圧器本体11を冷却する。従って、プレートヒートパイプ18単独で変圧器本体11を冷却する場合に比べて冷却性能が向上する。
【0038】
更にまた、本実施例においては、前記プレートヒートパイプ18の放熱部18bを集熱部18aよりも上方に配置した。そのため、集熱部18aにて蒸発した作動液は、放熱部18bにて凝縮し、重力作用により下方へ流下して再び集熱部18aに戻るいわゆる「ボトムヒートモード」となる。そのため、熱輸送特性を向上させることができ、ひいては、全体の構成を小形化することができる。
【0039】
また、巻線17の層間19に、内部に冷媒が封入された冷却ダクトの集熱部を配設して、巻線17を冷却することが従来より行われている。しかし、前記冷却ダクトの場合は、厚み寸法を10mm程度にしなければ十分な熱伝達特性は期待できないという事情がある。これに対して、上記プレートヒートパイプ18は、2mm程度の厚み寸法で十分な熱伝達特性を得ることができるため、この点からも小形化を図ることができる。
【0040】
図8は本発明の第2の実施例(請求項4に対応)を示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第2の実施例では、プレートヒートパイプ18の放熱部18bと押え板19との間に弾性部材例えばゴム製のシート21を介在させている。
【0041】
上述したように、変圧器のタンク13及び巻線17が温度が上昇して熱膨張すると、その熱膨張寸法の差によってプレートヒートパイプ18が変形する。このとき、前記プレートヒートパイプ18の放熱部18bは押え板19とタンク13との間に挟持されているため、前記放熱部18bが水平方向に移動してタンク13の内面部から離間することはないが、放熱部18bが上下方向にずれ動くことが考えられる。このように前記放熱部18bが上下にずれ動くと、プレートヒートパイプ18や押え板19、タンク13が摩耗し、放熱部18bとタンク13との間に隙間が生じるおそれがある。このように放熱部18bとタンク13との間に隙間が生じると、冷却性能が低下する。
【0042】
これに対して、本実施例では、押え板19とプレートヒートパイプ18との間にゴム製のシート21を介在させ、このシート21の弾性力によってプレートヒートパイプ18の放熱部18bがタンク13の内面部に圧着されるように構成した。そのため、放熱部18bが上下方向にずれ動くことを極力防止できる。また、放熱部18bが上下方向にずれ動いてプレートヒートパイプ18等が摩耗した場合でも、前記シート21の弾性力によって放熱部18はタンク13の内面部に圧着されるため、前記放熱部18bとタンク13との間に隙間が生じることを防止できる。
【0043】
図9及び図10は本発明の第3の実施例(請求項2に対応)を示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。図9は、本実施例に係る変圧器の内部構成を模式的に示した図であり、図10は、図9のX−X線に沿う横断面図である。
【0044】
これら図9及び図10に示すように、本実施例では、変圧器本体11が横置き状態でタンク13内に収容されている。このとき、変圧器本体11の鉄心16を、タンク13の底部に固定された一対の支持部材31によって支持することにより前記変圧器本体11がタンク13内に配設されている。以上の構成により、前記鉄心16の両端部は水平方向に対向しており、前記鉄心16に対して巻線17が同心円状に巻き付けられている。
【0045】
そして、前記巻線17の高圧層と低圧層との層間のギャップ内には、複数のプレートヒートパイプ18の集熱部18aが挿入されている。このとき、一部のプレートヒートパイプ18は前記巻線17の一方の端面部17aから外方に突出され、残りのプレートヒートパイプ18は巻線17の他方の端面部17bから外方に突出され、放熱部18bがタンク13の側面部の内面部に密着されている。
【0046】
そして、巻線17内のうち上部に挿入されたプレートヒートパイプ18は、略L字状に成形されており、放熱部18bが集熱部18aよりも上方に位置している。また、巻線17内の側部に挿入されたプレートヒートパイプ18は、略コ字状或いは略L字状に成形されて、放熱部18bと集熱部18aとが略同じ高さに位置している。
【0047】
プレートヒートパイプ18の集熱部18aは、巻線17の層間のギャップ内に挿入されるため、前記ギャップの延びる方向によって前記プレートヒートパイプ18の集熱部18aを配置する向きが決まる。従って、変圧器本体11を縦置きした場合は、前記ギャップが上下方向に延びるため、前記プレートヒートパイプ18の集熱部18aも上下方向に配置される。この場合、熱輸送特性を考慮すると、ボトムヒートモード或いは水平ヒートモードとなるようにプレートヒートパイプ18を配置する必要があり、従って、上記構成においては、巻線17の上端面部からプレートヒートパイプ18を突出させて、タンク13の側面部のうち巻線17よりも上方に位置する部分に放熱部18bを密着させる必要がある。即ち、タンク13の側面部のうち放熱部18bを密着させることができる範囲が巻線17よりも上方の部分に限定される。
【0048】
これに対して、本実施例のように変圧器本体11を横置きすると、層間のギャップが水平方向(図9及び図10では左右方向)に延びる。そのため、プレートヒートパイプ18を巻線17の両端面部から突出させ、タンク13の側面部のうち変圧器本体11よりも上方に位置する部分及び側方に位置する部分に放熱部18bを密着させることができる。従って、タンク13の側面部にプレートヒートパイプ18の放熱部18bからの熱を伝達するためのスペースを十分確保することができ、冷却性能の一層の向上を図ることができる。また、変圧器本体11を縦置き状態でタンク13内に収容した場合に比べて、タンク13の側面部を有効に利用できるため、タンク13の小形化、ひいては変圧器の小形化を図ることができる。
【0049】
図11ないし図13は本発明の第4の実施例(請求項5及び6に対応)を示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第4の実施例では、容器たるタンク41を、剛性を有する例えば炭素鋼板からなる容器本体としてのタンク本体42と、このタンク本体42の側面部に設けられた放熱体43とから構成している。
【0050】
前記タンク本体42は剛性を有する例えば炭素鋼板からなり、図13に示すように、矩形皿状の底箱44と、矩形箱状の上蓋部45と、前記タンク本体42の四隅部に配設された断面L字状の柱部材46とから構成されている。前記柱部材46の上下両端部は、例えば溶接により前記底箱44の隅部及び上蓋部45の隅部に固定されている。以上の構成により、前記タンク本体42の4個の側面部にはそれぞれ矩形状の開口部47が形成される。
【0051】
一方、前記放熱体43は、図11及び図12に示すように、例えばアルミニウム製で複数のフィン43aを備えている。そして、前記放熱体43は、前記フィン43aが外方に突出するように前記タンク本体42の開口部47の周縁部にシール部材48を介して取り付けられている。この場合、前記シール部材48とタンク本体42との接合及び前記シール部材48と放熱体43との接合は、例えば接着により行われている。また、前記シール部材48は弾性を有するゴム等の合成樹脂から構成されている。
【0052】
従って、前記タンク41の側面部のうち周縁部を除く部分は放熱体43から構成されており、プレートヒートパイプ18の放熱部18bは、前記放熱体43に密着されている。尚、本実施例では、前記放熱部18bは、押え板を介することなく放熱体43に押し当てられて密着されている。
【0053】
一般に、変圧器のタンクは、十分な強度を確保するために炭素鋼で形成されているが、炭素鋼は熱伝導率が小さいという事情がある。これに対して、熱伝導率の大きい例えばアルミニウム材は剛性が小さく、タンク全体をアルミニウム材から構成した場合には、十分な強度を確保できない。
【0054】
そこで、本実施例においては、タンク41を炭素鋼からなるタンク本体42及びアルミニウム材からなる放熱体43から構成した。即ち、タンク41の上下部分及び側面部の周縁部を剛性を有する炭素鋼から構成し、タンク41の側面部のうち周縁部を除く部分を熱伝導率の大きいアルミニウム材から構成した。そして、プレートヒートパイプ18の放熱部18bを前記放熱体43に密着させるように構成した。従って、タンク41の強度を確保しつつ、プレートヒートパイプ18の放熱部18bから効率良く放熱することができる。また、タンク41の内面部に放熱体43が露出しているため、タンク41内のSF6ガスを効率良く冷却することができ、この点からも冷却性能が向上する。
【0055】
また、炭素鋼からなるタンク本体42とアルミニウム材からなる放熱体43とでは、熱膨張率が異なる。しかし、本実施例では、タンク本体42と放熱体43との間に弾性を有するシール部材48を設けたため、シール部材48によってタンク本体42と放熱体43との熱膨張寸法差を吸収することができ、タンク41のシール性が低下することを極力防止することができる。
【0056】
尚、本実施例は、タンク41内に変圧器本体11を横置き状態で収容する構成にも適用できる。また、タンク本体42は一体に構成しても良い。さらに、放熱体43はねじ止めによりタンク本体42に取り付けても良い。更にまた、タンク本体42と放熱体43の熱膨張寸法の差を考慮する必要がなければ、シール部材48は弾性を有していなくても良く、また、シール部材48を省略することも可能である。
【0057】
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
プレートヒートパイプの集熱部は巻線の内部に配置する他、鉄心の内部に配置しても良い。
【0058】
タンク13の内部に、SF6ガス12を強制的に循環させるファンを設けても良い。この場合、SF6ガス12の循環がより一層効率良く行われるため、冷却性能が一層向上する。
冷却媒体としてはSF6ガスに限定されるものではない。即ち、空気を冷却媒体として用いる乾式変圧器や、油入変圧器にも適用できる。更に、リアクトル等、変圧器以外の静止誘導機器にも適用しても良い。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の請求項1の静止誘導機器によれば、容器内に縦置き状態で収容された静止誘導機器本体の内部にプレートヒートパイプの集熱部を配置すると共に放熱部を前記容器の側面部の内面部に密着させたので、静止誘導機器本体で発生した熱を、前記プレートヒートパイプの集熱部に効率良く伝達した後、放熱部から容器に伝達して外部に放熱することができる。従って、前記プレートヒートパイプを容器の内部に収容した構成としながら冷却性能が十分に向上し、静止誘導機器全体の小形化を図ることができる。また、前記プレートヒートパイプをクランク状とし且つ折曲部が略円弧状をなすように構成したので、静止誘導機器本体及び容器の間に熱膨張寸法差が生じた場合であっても、その差をプレートヒートパイプの変形によって吸収することができ、しかも、変形による応力の集中が生じないためプレートヒートパイプが破損することを極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、容器を断面して示す変圧器の正面図
【図2】プレートヒートパイプの放熱部周辺部分を拡大して示す斜視図
【図3】折曲部が円弧状をなすプレートヒートパイプの変形を説明するための図であり、(a)は水平方向に縮められた場合、(b)は水平方向に引き伸ばされた場合を示す。
【図4】折曲部が円弧状をなすプレートヒートパイプの変形を説明するための図であり、(a)は垂直方向に縮められた場合、(b)は垂直方向に引き伸ばされた場合を示す。
【図5】折曲部が直角状をなすプレートヒートパイプの変形を説明するための図であり、(a)は水平方向に縮められた場合、(b)は水平方向に引き伸ばされた場合を示す。
【図6】折曲部が直角状をなすプレートヒートパイプの変形を説明するための図であり、(a)は垂直方向に縮められた場合、(b)は垂直方向に引き伸ばされた場合を示す。
【図7】プレートヒートパイプの放熱部及びタンクの内面部の密着性と各部の温度との関係を示す図
【図8】本発明の第2の実施例を示すものであり、プレートヒートパイプの放熱部周辺部分の拡大縦断面図
【図9】本発明の第3の実施例を示すものであり、変圧器本体及びプレートヒートパイプの配置を模式的に示す正面図
【図10】変圧器本体及びプレートヒートパイプの配置を模式的に示す上面図
【図11】本発明の第4の実施例を示す変圧器の正面図
【図12】図1相当図
【図13】タンク本体の斜視図
【図14】従来構成を示す変圧器の縦断側面図
【符号の説明】
図中、11は変圧器本体(静止誘導機器本体)、13,41はタンク(容器)、18はプレートヒートパイプ、18aは集熱部、18bは放熱部、18cは折曲部、19は押え板、21はシート(弾性部材)、42はタンク本体(容器本体)、43は放熱体、47は開口部、48はシール部材を示す。
Claims (4)
- 次の1)容器本体および2)放熱体からなる中空状をなすものであって、内部に冷却媒体が収容された容器と、
1)矩形皿状の底箱と、この底箱の四隅部のそれぞれに設けられた柱部材と、これら柱部材の上端に配設された矩形箱状の上蓋部からなるものであって、4つの側面部を有するとともにこれら4つの側面部のそれぞれに2本の該柱部材と該底箱と該上蓋部との相互間に位置して開口部を有する容器本体
2)前記容器本体の底箱と柱部材と上蓋部のそれぞれの材質に比べて熱伝導率が高く剛性が低い材質からなるものであって、前記容器本体の4つの開口部のそれぞれを塞ぐ板状の部分および該部分に設けられた複数のフィンからなる放熱体
三脚鉄心および三脚鉄心の各脚に導体を同心状に巻付けてなる巻線を有するものであって、当該巻線の軸心線が上下方向へ指向する縦置き状態で前記容器の内部に収容された静止誘導機器本体と、
中空状プレートの内部に作動液を封入することから構成されたものであって、前記巻線の内部に挿入された縦長な集熱部と前記集熱部に比べて高所に配置され前記容器の前記板状の部分の内面に接触する縦長な放熱部と前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分を有すると共に前記巻線で発生した熱を前記作動液の核沸騰による蒸発および凝縮によって前記集熱部から前記放熱部に向って輸送するプレートヒートパイプとを具備し、
前記プレートヒートパイプのうち前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分と前記集熱部の上端部との間・前記プレートヒートパイプのうち前記集熱部の上端部および前記放熱部の下端部を相互に繋ぐ部分と前記放熱部の下端部との間のそれぞれには、前記容器の放熱体の板状の部分と前記巻線との間の熱膨張寸法の差に基づいて前記集熱部および前記放熱部が相互に接近する方向へ移動したときに円弧半径が小さくなるように弾性変形し且つ前記集熱部および前記放熱部が相互に離れる方向へ移動したときに円弧半径が大きくなるように弾性変形する略円弧状の折曲部が設けられていることを特徴とする静止誘導機器。 - 前記プレートヒートパイプの放熱部は、押え板によって前記容器の内面部に密着されていることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導機器。
- 前記プレートヒートパイプの放熱部と前記押え板との間には弾性部材が介在されていることを特徴とする請求項2に記載の静止誘導機器。
- 前記放熱体の板状の部分は、弾性を有するシール部材を介して前記容器本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の静止誘導機器。
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